26日の紙面から

●ワカサギの氷上穴釣り始まる
 三種町鹿渡の八郎潟東部承水路で、ワカサギの氷上穴釣りを楽しむ人の姿が見られ始めている。「釣果はいまいち」との声が聞かれるが、湖面の氷はしっかりと張っており、愛好者が心待ちにしていたシーズンが到来した。ワカサギの氷上穴釣りは厳寒期ならでは光景。東部承水路では現在、岸側の氷は薄いというが、それ以外は氷結がしっかりしており氷の厚さは30㌢ほどで、釣り人が足を運んでいる。

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厚い氷に穴を掘り、ワカサギ釣りを楽しむ愛好者たち(三種町鹿渡の八郎潟東部承水路で)

●プラごみリサイクルへ実証試験
 県は、能代市と大館市を対象地域に、家庭から排出されるプラスチックごみの材料リサイクル化などに関する実証試験事業を進めている。事業対象のプラスチックごみは、現状では可燃ごみとして扱われているバケツや籠、ハンガーなどの「製品プラスチック」(製品プラ)で、能代市内ではホームセンター2カ所に回収ボックスを設置し、市民に協力を呼び掛けている。回収物からリサイクル製品の原料を作る試験や、回収からリサイクルに至るまでの採算性調査などに取り組み、年度内に報告書を作成する。

●琴丘勢が男女ともV/県綱引選手権
 第34回県綱引選手権大会(県綱引連盟など主催)は25日、秋田市の県立体育館で開かれ、能代山本勢は、小学生男子の部で琴丘ブルースカイ(三種町)が初優勝、同女子の部で琴丘DSホップ(同)が2連覇を果たし、男女アベックVを飾った。また、全日本ジュニア選手権(8月・東京都)には、小学生ジュニア女子の部に唯一参加した琴丘DSステップが推薦される。

●能代凧作り体験教室がスタート
 地域振興に取り組む能代市の若者グループ・マナノサト(落合康友代表)は24日、能代凧(だこ)作り体験教室をスタートさせた。伝統の能代凧の魅力を、若者をはじめ多くの人に知ってもらおうと初めて計画。約10人が参加し、自分の凧が大空を舞う姿を思い浮かべながら下書きや墨入れを楽しんだ。体験教室は2月末まで6回程度開いて1人1枚を仕上げ、4月の能代凧揚げ大会で揚げる。

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興味津々に凧作りに取り組む参加者

●鶴形そば試食会、3種類を食べ比べ
 能代市の鶴形そば製造加工(小林吉郎代表取締役)は25日、同市東部公民館でそばの試食会を開き、訪れた人たちが3種類のそばを食べ比べた。試食会は、消費者の意見を集めて鶴形そばにさらなる改良を加えたり、新メニュー開発の参考などにしようと企画。つなぎに豆乳を使った通常のものと、もろみを加えて打ったそば、白神山地由来の乳酸菌「作々楽(ささら)」を入れた二八そばの3種類を150食ずつ用意した。

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3種類のそばを食べ比べた試食会(能代市東部公民館で)

●4項目決議し要望/二ツ井町商工会
 二ツ井町商工会の第38回会員大会・新春の集いは24日、能代市二ツ井町三千苅の割烹不二で開かれた。優良従業員、共済事業協力者を表彰した後、きみまち阪公園・道の駅ふたつい周辺の整備など4項目を決議し、新春の集いの席で県、市、議会側に要望書を手渡した。会員、来賓など約110人余が出席した。

●じゅんさい丼を家庭でもと料理教室
 三種町じゅんさい料理推進協議会(桜田澄子会長)の「プロのおもてなし じゅんさい料理教室」は25日、同町琴丘地域拠点センターで開かれた。教室では協議会加盟飲食店のみで販売されている三種じゅんさい丼のレシピを初めて公開し、参加者は町の新しい名物料理の作り方のこつを覚えようと楽しみながらも真剣に取り組んでいた。

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「じゅんさいパフェ」の作り方とともに三種じゅんさい丼の調理方法も伝えた料理教室

●熱帯の植物色鮮やかに、写生作品展
 能代エナジアムパークの第22回熱帯植物園写生コンクールの作品展は能代市大森山の同パークで開かれており、会場は親子連れなどでにぎわい、小学生が冬休みに描いた作品の鑑賞を楽しんでいた。会場には、入賞作品を含む全108作品を展示。会期は2月1日まで。時間は午前9時30分〜午後4時30分。26日休館。

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児童の力作108点が並ぶ写生コンクールの作品展(能代エナジアムパークで)

27日の紙面から

●文化財を火災から守ろうと訓練
 能代山本の各消防署は「文化財防火デー」の26日、4カ所で火災を想定した消火訓練を実施した。このうち、能代消防署は能代市柳町の国登録有形文化財・旧料亭金勇で行い、地域の貴重な財産を守るため、消防署員と従業員が迅速な消火訓練を展開し、有事に備えた。このほか、二ツ井消防署が同市二ツ井町小繋の七座神社で放水訓練、八峰署は八峰町八森の松源院で実設訓練、三種署が三種町指定文化財の武者絵がある同町森岳のホテル森山館を会場に消火訓練を行った。

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国登録有形文化財の金勇で行われた消火訓練(能代市柳町で)

●七夕展示施設のたたき台へ意見募る
 能代市は26日、大型七夕を展示する観光拠点施設整備基本計画のたたき台を公表し、市民からの意見募集を開始した。基本計画を検討するため22日に発足した検討委員会の提案で実施することになった。たたき台によると、施設は大型七夕3基、通常の七夕1基を収容する8階建て相当の建物で、市庁舎整備後の第4庁舎敷地を建設候補地としている。検討委は、市民から寄せられた意見を参考にしながら施設整備の是非を含めた本格的な検討に入る。

●鶴形小がESDの実践発表
 教育やNPO、行政関係者などを対象にした環境省主催のESD(持続可能な開発のための教育)セミナーが25日、東京都中央区のベルサール八重洲で開かれ、能代市鶴形小の皆川雅仁校長が事例発表した。同校は昨年11月に仙台市で開催された東北地方ESDプログラムチャレンジプロジェクト2014(同省主催)で優秀賞を受賞、皆川校長は地域に根差した児童の活動ぶりなどを紹介した。

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セミナーで児童の活動を紹介する鶴形小の皆川校長(東京都中央区で)

●県当初予算6012億円前後に/知事
 佐竹知事は26日、定例記者会見に臨んだ。27年度当初予算について、県政運営指針「第2期ふるさと秋田元気創造プラン」に基づく重点事業を着実に推進するとともに、政府の掲げる「地方創生」の推進に向けた「積極型予算」と説明、予算規模は26年度当初予算とほぼ同額の「6012億円前後」との見通しを示した。

●高校入試、あす一斉に前期選抜
 27年度県公立高校入試前期選抜は、あす28日に県内すべての公立高校で実施される。能代市内の全日制5校は、前期募集枠149人に対して129人が出願、平均倍率は0・87倍で、3年ぶりに1倍を下回った。前期選抜試験を目前に控え、能代山本の各中学校では、受験生が一足早い春を迎えるために学力試験や面接の対策を練っている。前期の学力テストは午前8時50分に始まる国語を皮切りに、数学、英語の3教科を行い、昼食後、面接などを行う。合格発表は2月4日午後4時から各校で行われる。

●平和の大切さ実感、広島研修を発表
 のしろ日本語学習会(北川裕子代表)の「広島・平和と日本文化の研修旅行」発表会は25日、能代市中央公民館で開かれ、外国出身者や外国人の親を持つ小中学生4人が、昨秋の研修旅行で原爆資料館や原爆ドームを訪れたり、中国新聞社のジュニアライターとの交流から感じたことや学んだことを発表した。異文化をルーツに持ち、同学習会で日本語や文化を学ぶ子どもたちに、真の平和を見極める目を持ってもらうことなどを目的とし、能代市と藤里町の小中学生の男女4人が参加した。

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広島で学んだ戦争の歴史や平和についての意見を生徒たちが発表

●地鶏の解体を体験、食の技術継承
 三種町の田舎ぐらし大学みたねが主催する一般参加型事業「地鶏の解体体験」は25日、町山本農村環境改善センターで開かれ、地鶏を丸ごと1羽さばいて精肉にする手順を本職の畜産業者から学んだ。参加者は骨から肉をきれいに取り外す技術に感心しながら、さばいた精肉は鍋にして会食し、昔は多くの家庭で継承していた食の技術を学んだ。

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地鶏を丸ごと解体、精肉にする技術を学んだ体験講習

●能代の小学校がインフルで学級閉鎖
 能代市第四小は26日、インフルエンザの感染拡大のため、1年生1学級を28日まで学級閉鎖することを決めた。市教委や同校によると、26日現在で同校の1年生1学級29人中15人が欠席。欠席者のうち14人のインフルエンザ罹患(りかん)が確認された。能代山本の小学校での閉鎖措置は今季初めて。

28日の紙面から

●より高品質なナシにと剪定講習
 能代山本の果樹農家を対象にしたナシの合同整枝・剪定(せんてい)講習会は26日、三種町森岳字横沢岱の吉田果樹園で開かれ、高品質なナシを育てようと適切な枝の切り方を学んだ。JA秋田やまもと果樹部会(安藤晃一部会長)の主催で、三種、八峰両町と能代市の生産者約30人が参加。県果樹試験場天王分場の長澤正士主任研究員が県のオリジナル品種「秋泉」や主力品種「幸水」などで実演した。

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ナシの剪定技術を学ぶ生産者(三種町森岳で)

●病児保育 利用広がる/能代市内
 子どもが急な発熱や感染症などの病気にかかり、保育所や学校に登校・登園できなくなった時に、一時的に子どもを預けられる病児保育室。能代市では緑町のジェイコー秋田病院(石岡隆院長)、日吉町の平野医院(平野善憲院長)、花園町の藤原こども医院(藤原正宏院長)の3医療機関に設置され、親が仕事と育児を両立するための一助として利用も広がっている。

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仕事と育児を両立したい親たちを支える病児保育室(能代市日吉町の平野医院で)

●大館能代空港、2年連続利用者増
 県大館能代空港管理事務所がまとめた26年の同空港利用状況によると、定期便の東京便利用者は11万9263人で、前年に比べ8402人、7・6%増加した。対前年比増は2年連続。航空会社など関係機関は、大都市圏を中心とした景気回復で特にレジャー客が伸びたのが要因の一つとみている。一方、搭乗率は48・6%で前年より1・5㌽伸びたものの、採算ラインとされる60%には依然遠く、さらなる利用客の掘り起こしが課題だ。

●空き店舗の利用へ実態調査を
 能代商工会議所の「街の元気づくり委員会」(委員長・広幡信悦会頭)は27日、能代商工会館で開かれた。中心市街地活性化の提言づくりに向けて意見交換し、このうちシャッターを閉めたままの店舗が目立つ畠町通りについては、空き店舗の貸し借りをスムーズに進めるための本格的な実態調査や、解体を促進するため固定資産税の減免を市に求めていくべきとの意見が出された。

●来月「はっぽううまし」協議会設立
 八峰町は、はっぽううましブランド協議会を2月に設立する。24年度から町内の菓子や水産加工品、地酒を題材に共通ブランド「はっぽううまし」を立ち上げ、事業所間のワークショップで新商品を開発してきたが、同協議会では販売促進に重点を置き、視察研修や商談会スキルアップセミナーなどに取り組む。約10の団体や事業所に参加してもらう考え。

●松陽が女子組手東北3位/空手道
 第28回東北高校空手道選抜大会は24、25の両日、山形県天童市の県総合運動公園総合体育館で開かれ、能代勢は女子団体組手で能代松陽、女子個人形で同校の松森杏菜(1年)がそれぞれ3位入賞し、全国選抜大会(3月25〜27日・東京体育館)への出場を決めた。

●人口減少対策探りセミナー/八峰町
 八峰町の人口減少対策セミナーは27日、同町八森のファガスで開かれた。ふるさと回帰総合政策研究所(東京都)代表取締役社長の玉田樹氏が講演。移住促進でネックになる働く場をつくるため、条例を定めて町独自に起業家を支援することや、シイタケやアワビなどを生かした関連産業の創出、空き家の賃貸など移住を支援する組織づくりの必要性を強調。「失敗を恐れない思い切った施策展開」を求めた。

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人口減少対策について講演を聴いたセミナー

●藤里の菊池さん「エイボン女性賞」
 社会のために有意義な活動を続け、めざましい功績を上げている女性に贈られるエイボン・プロダクツ(所在地・横浜市)の2014女性年度賞とエイボン復興支援賞表彰式は23日、リッツカールトン東京(東京都港区)で行われた。福祉の拠点・こみっとを立ち上げ、引きこもり者等を支援、若者に働く場所を提供している藤里町社会福祉協議会の常務理事兼上席事務局長の菊池まゆみさんが、女性年度賞を受賞した。

29日の紙面から

●一足早い「春」目指し高校前期選抜
 27年度公立高校入試前期選抜は28日、県内の公立高校で一斉に行われた。能代市内の全日制5校と定時制の能代工では出願した131人が一足早い「春」を目指して学力検査や面接に臨んだ。試験を終え、晴れやかな表情を浮かべた受験生の姿が多く見られた。合格発表は、2月4日午後4時から各校で行われる。

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高校入試前期選抜の学力検査に臨む受験生たち(能代松陽高で)

●能代火発3号機建設へ、きょう入札
 能代火力発電所(能代市大森山)の発電機増設を想定し東北電力(本店仙台市)が実施した26年度電力卸入札は、きょう29日にも落札者が決定する。東北電を落札候補者と定めた評価報告書案を審査する経済産業省の中立的機関「火力電源入札ワーキンググループ」(火力電源入札WG)が同日午前、同省内で開催予定。入札の最終手続きとなるWGでの審議で報告書案が了承されれば、地域の長年の悲願だった能代火力3号機の建設が確定する。

●道の駅ふたつい施設配置を意見集約
 第6回能代市道の駅ふたつい整備検討委員会(菊池豊委員長)は28日、市二ツ井町庁舎で開かれた。「山河美くし『きみまちの郷』の魅力を発信し、交流が生まれる道の駅」を基本理念に掲げた同整備事業基本計画素案が示された。前回の検討委で示された施設配置のレイアウト3案のうち、建物を米代川に一直線に配置した第1案が望ましいとして意見集約した。管理運営形態に関して事務局は、今後設置予定の管理運営体制検討委員会(仮称)で検討し決定したいとした。次回は最後の検討委で2月下旬を予定、この日の意見などを踏まえた素案が示される見込み。

●掘削必要と判断せず、旧能代産廃
 能代市浅内の旧能代産業廃棄物処理センターの環境保全対策部会(部会長・菅原拓男秋田大名誉教授)は28日、県庁で開かれ、昨年9月に第2処分場で実施した追加ボーリング調査結果を報告した。廃油入りドラム缶の痕跡とみられる油状物質が確認されたものの、油状物質の存在は極小的なものとして「大量のドラム缶がまとまって存在する状況は確認されなかった」と判断、住民が求めている掘削を必要とする意見は出なかった。その上で、地下水の汲み上げ処理を継続して処分場の浄化を図りながら、地下水の水質監視を強化する必要があるとの見解を改めて示した。

●市営松山町住宅の建設現場を見学
 能代市末広町で建設中の市営松山町住宅で27日、能代山本建築士会と市による工事現場見学会が開かれた。同住宅は「木都能代」をPRする「市外に発信できる魅力ある住宅」をコンセプトに、スギ材や地元業者の製品を積極的に構造や内外装に採用しているのが特徴。この日は同会会員20人余が参加。住宅や公共建築物への木材利用の促進を図る市は、「住宅の建築、設計の参考にしてほしい。地元の製品の普及につながれば」と期待した。

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「斜格子パネル」などを熱心に見る参加者(能代市末広町で)

●小・中学校統合へ協議会/八峰町
 八峰町小学校・中学校統合協議会(工藤哲弥会長)は28日、同町八森のファガスで開かれた。学校教育課は新設校のスクールバスについて八峰中は八森中全学区、峰浜小は一部地区を除く塙川小学区で通年運行する案を学校教育課が説明。出席者は地域性や安全面、利便性などを踏まえて柔軟に検討するよう求めた。また、町議会に示された校舎改修の内容について「協議会での検討が必要だった」という苦言も出された。町は28年4月に八森・峰浜中を統合し八峰中、水沢・塙川小を統合し峰浜小を新設する。

●能代高で選挙啓発出前講座
 県選挙管理委員会(竹田勝美委員長)と県明るい選挙推進協議会(藤盛節子会長)は26日、能代高で選挙啓発出前講座を開いた。政治的無関心に伴う若者の選挙離れが深刻化している中、同校の生徒たちは模擬投票などを通して選挙に対する関心を高め、将来の有権者としての責任を学んだ。高校生の政治や選挙に対する関心を高めようと県教委の協力を得て実施。この日は進路が決まった同校普通科の3年生33人が参加し、県選管と市選管から各2人が訪れた。

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実際の投票形式で模擬投票に臨み、一票の重みに理解を深めた生徒たち(能代高で)

●人材、働く場求め総合就職面接会
 ハローワーク能代(職安)と能代市が主催する総合就職面接会inのしろは28日、同市柳町のプラザ都で開かれ、良質な労働力と働く機会を求めて来場した人たちが話し合いを重ねた。管内の労働市場は有効求人倍率が高い水準で推移しているが、これまで同様に業種によっては需給バランスに偏りがみられており、求人側、求職者側が互いの条件を提示しながら双方の希望に合致した職と人材探しに努めていた。

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人材を求める側、仕事を求める人が積極的に面談した総合就職面接会(能代市柳町のプラザ都で)

 

30日の紙面から

●能代火力3号機建設、正式に決定
 東北電力(本店仙台市)が実施した26年度電力卸供給入札の実施結果を審査する経済産業省の中立的機関「火力電源入札ワーキンググループ」(火力電源入札WG、座長・山内弘隆一橋大学大学院教授)が29日、同省で開かれ、募集した2電源の落札者をいずれも東北電とすることを決定した。東北電は同日、2電源のうち一つを能代火力発電所(能代市大森山)の3号機(出力60万㌔㍗)として設置、28年1月に着工、32年6月に供給を開始すると発表した。同発電所での発電機増設は6年10月運転開始の2号機(60万㌔㍗)以来。

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3号機が新たに建設される東北電力能代火力発電所

●〝吉報〟に能代山本から喜びの声
 当初計画した昭和63年着工から延期を繰り返し、事実上凍結されていた能代火力発電所3号機の建設がようやく決まった。立地する能代市をはじめ周辺3町や経済界は、建設と完成後の施設点検に伴う地元業者の受注増や交流人口増で冷え込んだ地域経済への波及効果、雇用創出に期待を寄せた。29日午後に東北電力が事業の落札者に正式に決まったとの連絡を受けた斉藤能代市長は「行政、市民、経済界、議会にとって積年の夢だった。紆余曲折あったがこの日を迎えられてホッとしている。固定資産税増の効果や人の出入り、モノの動きが活性化する。市財政や地域経済への波及効果は非常に大きい」と喜んだ。

●八峰町、地域防災計画見直しへ審議
 八峰町防災会議の初会合は29日、町役場で開かれた。東日本大震災を教訓に見直した町地域防災計画の素案を審議する会議で、概要を町が説明。津波災害対策の編を新設して避難を中心としたソフト対策を実施することや、大規模停電に備えて定期的な停電対応訓練を行うことなどを盛り込んでいるとし、質疑、意見交換した。3月までもう2回会議を開き、同計画を作成する。計画は20年7月に作成したが、甚大な津波被害が発生した23年の大震災を踏まえて見直しに着手、素案を作成した。

●直売活動の魅力再発見へ研修会
 能代山本の農産物直売所会員を対象にした研修会「直売ネットワーキングin白神」は28日、能代市海詠坂の能代山本広域交流センターで開かれ、講演や意見交換を通して直売所の魅力やニーズの高い加工品の製造・販売強化に理解を深めた。

●八峰町の柱状節理、県天然記念物に
 県文化財保護審議会は29日、県庁で開かれ、八峰町八森椿海岸の「柱状節理群」を天然記念物に指定することが適当と答申した。3月上旬に正式決定される見通し。赤土色の「岩の柱」が密集する柱状節理群は、海底火山の溶岩が海の中で冷却される時にできたもので、八峰白神ジオパーク内にある代表的な観察ポイント。同町では初の県指定天然記念物になる。

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海に突き出る形の八森椿海岸柱状節理群(写真中央部)

●旬のマダラ、特養2施設に寄贈
 八峰町のはちもり観光市組合(山口敬市組合長)は29日、同町八森の特別養護老人ホーム・海光苑を訪れ、八森漁港で水揚げされたマダラ7匹を寄贈し、利用者らを喜ばせた。同施設と同町峰浜水沢の特養ホーム・松波苑などで昼食にタラ汁として振る舞われ、利用者たちは旬の味を堪能した。

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はちもり観光市組合が旬のマダラ7匹を寄贈

●能代市と藤里町で集団食中毒発生
 県生活衛生課は29日、能代市柳町のプラザ都と藤里町のホテルゆとりあ藤里で食中毒が発生したと発表した。このため能代保健所はプラザ都の飲食店を29日から31日まで、ホテルゆとりあ藤里を29日から2月1日まで営業停止処分とした。

●豪風関が小中学校や福祉施設で交流
 大相撲幕内力士の豪風関(35)=本名・成田旭、北秋田市出身、尾車部屋=が29日、能代市内の福祉施設や小中学校を訪問し、利用者や児童生徒らと交流を楽しみ、来場所の活躍を誓った。豪風関は父親が同市二ツ井町出身。先の初場所では9勝6敗と勝ち越し、ベテラン健在をアピールした。この日は、二ツ井地域の豪風後援会「くつろぎ友の会」(秋林敏雄会長)の会員とともに、同市中川原のサービス付き高齢者向け住宅「あかつきの芽」と同市二ツ井町飛根のグループホーム「あぜみち」、崇徳小、東雲中の4カ所を訪れた。

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児童から花束を受け取る豪風関(能代市崇徳小で)

 

31日の紙面から

●雪見らんちが人気、能代市の金勇
 能代市柳町の旧料亭金勇で、周辺の飲食店の特製弁当を各部屋で味わう「雪見らんち」が今冬も行われ、人気となっている。冬の金勇の魅力をアピールし、能代の周遊観光も楽しんでもらおうと初年度の昨冬は546個の弁当の注文が入った人気の企画で、今冬も予約で部屋がいっぱいになる日もあるなど、県内外の観光客や住民から高い関心を集めている。

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観光客らから好評を得ている旧料亭金勇の「雪見らんち」

●生活排水汚泥を県北で一括処理へ
 県は30日、米代川流域下水道大館処理センター(大館市川口)敷地内への設置を計画している「県北地区広域汚泥処理施設」について、2月5日に大館市役所で同施設の建設に関する協定締結式を行うと発表した。人口減少に伴う生活排水処理事業の集約化に向けて、県と能代山本を含む3市3町1組合が計画しているもので、県によると、3市にまたがる広域行政圏での事業展開は全国で初めて。32年度の供用開始を目指す。

●洋上風力発電、経済効果は2100億
 本県沖での洋上風力の事業化について調査・検討を行ってきた県の「あきた沖合洋上風力発電導入検討委員会」は29日、秋田市文化会館で開かれた。能代、秋田両港湾と沖合で5㍋㍗級の風車80基(総出力40万㌔㍗)を導入し、県内企業が関連産業に参入した場合、施設建設に伴う県内経済効果は年間約2100億円で、年間約2万人の雇用創出効果があるとの試算を示した。来年度はこれら波及効果の実現を目指し、関連産業の振興に向けた業界横断的な連携組織の設立や、県内企業向けの研修などに取り組む方針。

●秋田杉でおもちゃ、3種完成
 秋田杉製品の販売を手掛ける能代市西通町のAAREA(小林孝生代表)は、秋田杉のおもちゃの商品化に取り組んでいる。秋田杉をもっと身近に感じてもらおうと、秋田市の親子サークルとタッグを組み、ドミノ倒しや絵合わせ(神経衰弱)などのサンプルを完成。イベントや親子の集いの場で来場者にアンケートを取りながら販売につなげる考えで、小林さん(36)は「秋田杉は軟らかく、温かみがある。おもちゃとして可能性がある」と話している。

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ドミノ倒しなどのおもちゃを製作している小林さん

●二ツ井地域の放課後クラブを統合へ
 二ツ井地域協議会(吉岡正雄会長)は28日、能代市二ツ井町庁舎で開かれた。市は、二ツ井地域の二ツ井、富根、切石の放課後児童クラブを今年4月から二ツ井児童クラブ(下野家後の二ツ井児童館内)に統合することを報告した。また、同クラブを「現二ツ井小の敷地内かそばにつくることを検討している」とした。委員からは「放課後、何もないのは困るのでないか。一人でも(利用児童が)いたら対応を」などの意見が出た。 

●白神山地遺産地域の巡視員会議
 白神山地世界遺産地域巡視員会議は30日、藤里町総合開発センターで開かれ、本県側の遺産地域入山規制緩和に関して、白神山地世界遺産地域連絡会議は「結論が出ていない」と引き続き検討課題とした。深刻な食害を引き起こすニホンジカの雌が昨年6〜7月に鹿角市、横手市、大仙市で3頭目撃されたことが報告され、「被害報告のない本県でもシカが繁殖している可能性が高い」と危機感を示した。

●県飲酒運転追放競争で藤里町1位
 県の県民生活課は29日、26年飲酒運転追放等競争の結果を公表した。能代山本関係は、藤里町が前年17位から大きくランクアップし、全県トップとなった一方、前年3位の八峰町が全県ワーストに転落、三種町も前年22位からワースト2位の24位に後退した。飲酒運転の摘発件数は前年より減少したが、事故件数は増加しており、飲酒運転撲滅に向けた一層の取り組みが求められている。

●「福は内」、節分商戦活発に
 2月3日の節分を前に、能代山本の大型店やスーパーなどで節分商戦が始まっている。落花生や豆菓子を店頭に並べ、鬼のお面なども掲げて商戦をアピールしており、今年も家族で豆まきを楽しんで穏やかな1年を願う光景が見られそうだ。節分は季節の分け目を意味し、2月4日の立春の前日。定番の豆まきのほか、ヒイラギの枝に差したイワシの頭を戸口に供えて災厄を払う習わしなどもある。今年も家々から「鬼は外、福は内」というにぎやかな声が響きそうだ。

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節分に向けて落花生がずらりと並ぶコーナー(能代市柳町の大型店で)

 

 


 

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