26日の紙面から

●「白砂青松」目指し枝葉を一掃
 能代市の市民グループ「風の松原に守られる人々の会」(安井昭彦会長)は25日、同市河戸川字西山下の松原(県保安林)で松葉かきを行った。クロマツにとって良好な生育環境で生えるとされるキノコ「ショウロ(松露)」が見つかり、同会は「順調に白砂青松が進んでいる」と保全に手応えを感じている。

z25p01松原で林床改良作業

松葉を集める参加者

(能代市河戸川の県保安林で)

●シイタケ実践研修施設が具体化
 八峰町が県市町村未来づくり協働プログラムを活用して取り組んでいる「おがる八峰しいたけプロジェクト」(28〜31年度)のプロジェクトチーム会議が25日、町役場で開かれ、県と町の担当課職員が事業の進捗(しんちょく)状況を確認し合った。特産・菌床シイタケの増産による雇用拡大を目指すプロジェクトで、町は12月定例議会に菌床シイタケ実践研修施設の土地取得案を提出する見通しとなるなど、初年度の取り組みが順調に進んでいることが報告された。

●種苗交換会へ自慢の農産物出品
 29日に湯沢市で開幕する第139回種苗交換会(JA秋田中央会主催)に出品する農産物の受け付けが25日、あきた白神と秋田やまもと両JAで行われ、能代山本の生産者から180点の農産物が持ち込まれた。出品物は26日に湯沢市総合体育館に搬入され、27日に審査が始まる。

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種苗交換会への出品農産物が運び込まれたJAあきた白神能代営農センター

●ニホンジカ捕獲へ囲いわな設置
 白神山地の世界遺産地域への侵入に危機感が高まるニホンジカ対策として、東北森林管理局は25日、能代市二ツ井町麻生の国有林で小型囲いわなによる捕獲を始めた。囲いわなによる捕獲は管内では初めての試みで、青森県深浦町にも1台設置。同管理局は試験的捕獲を通じて、捕獲に向けた体制づくりを進めるとともに、ニホンジカの生態解明に向けたデータ収集や捕獲効果の検証などを行う方針だ。

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ニホンジカ対策として、新たに小型囲いわなによる捕獲を開始(能代市二ツ井町麻生で)

●ゆめろん入館者前年比11%増
 三種町大口の温泉施設・ゆめろん(代表取締役・三浦町長)の取締役会は24日、ゆめろんで開かれ、今年度上期(4~9月)の実績を報告した。リニューアル効果で、入館者数は前年比11・1%増の7万8436人となった。

●板清水スキー場崩落対策まとまる
 藤里町は、27年7月の大雨で斜面の一部が崩れた町営板清水スキー場(同町藤琴字板清水)の対策工事の概要をまとめた。暗きょ・明きょを枝状に配置するほか客土吹き付けや土砂流出防止シート設置などで、斜面を安定化させる。併せてスキーハウス周辺の私有地(水田)を取得して整地に伴い生じる土砂を敷きならして処理、工事費節減と管理の適正化を図る方針だ。年度内に土地を買収し、29年度に着工する計画で、今年度は現状の斜面のまま使用する。

●三種町営住宅の全戸完成に遅れ懸念
 三種町が進めている町営住宅の大町住宅(森岳)と千刈田住宅(鹿渡)の建て替えで、今年度分の建設工事が始まった。老朽化が進む中、今年度は大町3戸、千刈田2戸の計5戸を整備し、幅広い世代が快適に利用できるようにする。一方、当初は32年度ごろまでの全戸建て替えに向け、今年度は4戸ずつの計8戸を整備する計画だったが、国の交付金が要望額を下回ったため、町は「全戸の完成が2年ほど遅れる可能性がある」としている。

●ダンスでシニア世代が生き生きと
 若者たちに人気のあるダンスに、60歳以上の高年齢者が取り組むことで、シニア世代の活性化につなげようという「NSD101プロジェクト」が、11月に始動する。能代市スポーツ推進委員の大瀧賢一さん(58)と妻の幸さん(58)が立ち上げた。チアダンスを主体としたパフォーマンスを通して、健康づくりを実践し、元気で若々しいシニア世代のロールモデルをつくることを目指す。現在メンバーを募集しており、11月から週1回のレッスンを行っていく。

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シニア世代の活性化を目指して「NSD101プロジェクト」を立ち上げた大瀧さん夫妻

 

27日の紙面から

●「鍋の季節」に岩川地鶏をどうぞ
 三種町上岩川地区の住民らでつくる房住里の会(岡正英会長)は、30日から今年の「岩川地鶏」を販売する。地区の民家の庭先や同会の鶏舎で放し飼いにされ、伸び伸びと育った地鶏は脂の質が良く、町内外で人気を集めている。飼育日数が長いため、同会は“完熟成長”した地鶏としてアピールしており、「ぜひ味わってほしい」と話している。

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鶏舎で伸び伸びと育っている「岩川地鶏」

(三種町上岩川地区で)

●檜山城館跡調査整備委が初会合
 史跡檜山安東氏城館跡調査整備委員会の初会合が26日、能代市の桧山崇徳館で開かれた。事務局(市教委)が今年度初めて行った城跡の発掘調査結果の概要と来年度の調査、環境整備案について説明。来年度の発掘調査では、初年度に続いて「通称三の丸」の平場を中心にトレンチ調査を行い、同所にどんな建物があったかなど性格の把握につながる成果を目指すことを確認した。

●商議所会頭選 立候補は広幡氏だけ
 能代商工会議所(広幡信悦会頭)の常議員会は26日、能代商工会館で開かれ、今月末で任期満了となり3年に1度の改選期を迎えた三役などの人事案や、能代七夕「天空の不夜城」の城郭灯籠「愛季」(24・1㍍)の有名ミュージシャンのコンサート出演に伴う経費3122万円余を追加した今年度特別会計補正予算案を承認した。人事案は正副会頭、専務理事、常議員、監事などで、来月1日の臨時議員総会に提出される。24日に行われた会頭選挙の立候補届け出の結果報告があり、能代商議所選挙委員会の大塚勝栄委員長は「受け付けしたところ、広幡会頭のみだったので、選挙を行わないことにした」とした。

●三種町で県進路指導研究大会
 第5回県小・中学校進路指導研究大会能代山本大会は26日、三種町の琴丘中と琴丘総合体育館で開かれた。県内各地の小中学校の教員約200人が参加。公開授業では、児童生徒が将来の夢や身近な進路の目標を発表し、参加者は真剣に将来について考え、意見を発表する姿に関心を寄せていたほか、分科会や記念講演を通し、より充実した進路指導の在り方を考えた。

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県内の教員が参加し、進路指導の在り方を考えた研究大会

●ハピネッツの水野社長意気込み
 プロバスケットボールBリーグ1部の秋田ノーザンハピネッツを運営する秋田プロバスケットボールクラブの水野勇気社長が26日、能代市役所を訪れ、29、30の両日に能代市総合体育館で行われる栃木ブレックス戦へ意気込みを語った。

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斉藤市長に抱負を語る秋田プロバスケットボールクラブの水野社長

●死亡事故ゼロ続けよう/藤里町
 第36回藤里町交通安全町民大会は24日、町総合開発センターで開かれた。交通安全功労者や交通安全作品コンクール入賞者を表彰したほか、交通ルール順守や飲酒運転根絶を盛り込んだ大会宣言を採択し、交通事故のないまちづくり、死亡事故ゼロ記録のさらなる更新に決意を新たにした。

●種梅川で訓練、油流出へ万全期す
 米代川水系水質汚濁対策連絡協議会(会長・畠山愼一東北地方整備局河川部長)主催の水質事故対応講習会・オイルフェンス設置訓練は26日、能代市二ツ井町種の旧種梅小と種梅川で行われ、消防士らが灯油漏れなどの水質事故が増加傾向になる冬期に備え、実技を通して対策を学んだ。

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オイルフェンス設置の実践訓練に取り組む消防士ら(能代市二ツ井町種で)

●ナラ枯れ、能代、三種でも確認
 県は26日、今年度のナラ枯れ被害調査(9月1~30日)の結果を発表した。新たに能代市、三種町でも確認され、被害木は来春までに全て伐倒駆除するとしている。県森林整備課によると、今年度の県内民有林(県有、市町村有含む)における被害量は約4万6600本。これまで県南を中心に11市町村で発生していたが、今年度新たに能代市、三種町のほか、仙北市、美郷町でも確認された。被害本数は、能代市43本、三種町16本など4市町合わせて87本。

 

28日の紙面から

●リンゴ収穫はいよいよ最盛期へ
 能代山本の果樹園でリンゴの収穫が行われている。秋田オリジナル品種「秋田紅あかり」の収穫も間もなく本格化、さらに主力品種の「ふじ」と続き、収穫はいよいよ最盛期を迎える。

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色づき具合を確かめながら「秋田紅あかり」を収穫する安藤さん(三種町で)

●国道101号竹生バイパス事業着手
 県山本地域振興局は今年度、能代市竹生地区で国道101号竹生バイパス整備事業に着手した。同市と八峰町の境にある見通しの悪い急カーブを回避し、現道東側の水田地帯を通過する延長約1㌔の道路を新設する。9月に事業説明会を開いて地元住民にルートを示しており、初年度は路線測量や地質調査、道路の詳細設計といった業務を進める。来年度から一部用地買収に入り、工事を経て33年度の完成を目指す。総事業費は約11億円の見込み。事業完成により、平常時や緊急輸送時などの安全性向上が期待されている。

●公取委東北、商工業者と懇談会
 公正取引委員会東北事務所主催の「能代市における有識者との懇談会」が26日、同市元町の能代商工会館で開かれ、商工業者らが独占禁止法や下請法に理解を深めた。公取委が有識者らの意見を聞いて地域経済・社会の実情に認識を深め、的確な法運用に役立てる目的で主に商工会議所単位で開いている。同市で開かれるのは21年以来7年ぶりで、東北事務所の高居良平所長、大原照雄総務係長が能代商議所役員ら約20人に説明した。

●二ツ井で市長と市民が意見交換
 斉藤市長と市民が意見交換する能代市主催の「市民の皆さんとミーティング」は26日、市二ツ井町庁舎で開かれた。二ツ井地域はこの日が初回で、市民10人が参加し、市長の市政報告を聞いた後、高齢化が進む中での民生児童委員の確保や、道の駅の移転整備事業など地域課題について実情や要望、意見を出し合った。次回は28日でブナの森ふれあい伝承館(富根地区)で開催。11月は8日に田代生活改善センター、11日は小繋会館、15日は種公民館、18日は杉ホールひびき(仁鮒地区)で開かれる。いずれも午後7時から。

●能代市議会が新庁舎を視察
 能代市議会総務企画常任委員会(安岡明雄委員長)は27日、本体工事が先月で終了した市役所新庁舎を視察し、年明けに供用開始となる新たな市民サービスの拠点をチェックした。市議会の新庁舎視察は来月9日に産業建設委、同下旬には文教民生委が行う予定。

●作文コン最優秀賞は中村さん
 三種町鯉川の橋本五郎文庫運営委員会(小玉陽三会長)は27日、「母への手紙 父への手紙」をテーマにした作文コンクールの審査結果を発表した。一般の部888通の中から、最優秀賞に中村実千代さん(61)=栃木県小山市=の「三文字の名前を」を選んだ。コンクールには6歳~96歳まで、全国46都道府県と海外から計1071通が寄せられた。11月に同町内で表彰式を行う。

●Bリーグ秋田─栃木戦、30日にPV
 プロバスケットボールBリーグ1部の秋田ノーザンハピネッツを運営する秋田プロバスケットボールクラブは、30日に能代市総合体育館前の広場で栃木ブレックス戦のパブリックビューイング(PV)を実施する。大型ビジョンを使い、同体育館内で行われている試合を放映するほか、出店では鶴形そばやきりたんぽなどを販売し、秋田のホームゲームを盛り上げる。当日は午前11時開場、午後2時試合開始。

●能代一中で二期会合唱団が公演
 能代市の能代一中(畠修校長)で26日、文化庁主催の「文化芸術による子供の育成事業」として声楽家団体・二期会合唱団の40人が訪れ、世界各地の民謡や季節、自然を題材とした歌を次々と繰り広げたほか、オペラ「カルメン」ハイライトを上演し、美しい歌声を響かせた。生徒たちも練習してきた全校合唱を披露し、歌の魅力に触れていた。

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二期会合唱団が児童生徒の前で合唱やオペラ「カルメン」を披露(能代一中で)

29日の紙面から

●Bリーグ、バスケの街で2連戦
 プロバスケットボールBリーグ1部の秋田ノーザンハピネッツは、29、30の両日、能代市総合体育館で栃木ブレックスとの2連戦に臨む。能代工高出身の長谷川誠ヘッドコーチ率いるハピネッツと、同校出身の田臥勇太がキャプテンを務める栃木との一戦に、「バスケの街・能代」のファンたちの注目が集まっている。28日には同体育館で公式練習が行われ、選手たちはフォーメーションを確認したり、シュート練習などで調整を図っていた。試合開始は29日が午後6時、30日が午後2時

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栃木戦の2連勝に向けて最終調整を行ったハピネッツの選手たち(能代市総合体育館で)

●小野喬氏、文化功労者に
 政府は28日、今年度の文化勲章受章者6人および文化功労者15人を発表した。能代市出身で「体操王国ニッポン」の一時代を築いた小野喬氏(85)=東京都=が文化功労者に選ばれた。能代山本関係者の受賞は昭和61年度の故・日沼頼夫氏(京大名誉教授)=旧八森町出身=以来2人目。小野氏は「体操界の皆さんのおかげ」などと喜びを語っている。

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文化功労者に選ばれた小野氏

●「能代の誇り」と祝福
 能代市出身で体操ニッポンの礎を築いた小野喬氏が、今年度の文化功労者に選ばれたことに郷里の後輩や関係者からは「誇らしい」「おめでたい」などと祝福の声が上がった。能代市体操協会の中村栄喜会長(66)は、能代高体操部の後輩。受賞は、同じ体操人として、能代市民として、後輩として、大変誇らしい」と語り、能代北高出身で、同校体操部監督を長年務めた柳谷和子さん(84)は「まさに、ふさわしく、良かったという思い。おめでたい」と喜ぶ。

●能代に東北の中核拠点完成
 日立パワーソリューションズ(茨城県日立市)が能代市河戸川の能代木材工業団地に開設する風力発電施設の保守サービス拠点「能代サービスセンター」と研修施設「能代トレーニングセンター」が28日、完成した。風車の大型部品倉庫を有した東北地区の中核拠点となる施設で、11月1日に運用開始する。研修施設は年内にトレーニング設備を設置し、来年1月に供用する。 

●「農民の祭典」きょう開幕
 県内最大の農業イベント「第139回県種苗交換会」はきょう29日から11月4日まで7日間、湯沢市総合体育館をメイン会場に開かれる。生産者が丹精込めて育てた農作物2千点が出品される予定で、優れた栽培技術を競う。30日の談話会ではコメ偏重からの脱却と収益性の高い複合型生産構造への転換の加速に向け、取り組みが重要視される花き振興をテーマに討論する。

●28年産米、作況指数104に
 農林水産省東北農政局秋田県拠点は28日、10月15日現在の28年産水稲の作柄概況を発表した。県北地域は作況指数104の「やや良」で、10㌃当たりの予想収量は573㌔。9月15日時点の作況指数(103)より1㌽上昇し、予想収量は2㌔増えた。全県の作況指数も104。

●31日に大船渡の仮設住宅で交流
 二ツ井町赤十字奉仕団(斉藤正子委員長)は、31日に東日本大震災の被災地・岩手県大船渡市の長洞応急仮設住宅を訪問し、「ふれあい交流会」を開く。同奉仕団の被災地訪問活動は初めてで、だまこ鍋を振る舞ったり、一緒に歌ったり体操を楽しみ、リフレッシュする「ひととき」を提供するとともに、発災から5年7カ月余を経過した被災地の現状を学び、「『また、応援に来たい』という気持ちは伝えてきたい」と話している。

●非常用持ち出し袋配布
 自主防災組織をつくる能代市の松長自治会(加藤実会長)は、住民の防災意識を高めようと、LED(発光ダイオード)ライトや保温シートなどがセットになった非常用持ち出し袋を同自治会の全100世帯に配布している。加藤会長(68)は「最低限のものしか用意できなかったが、住民の防災意識が少しでも高まってくれたらうれしい」と期待している。

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非常用持ち出し袋を全戸配布している能代市の松長自治会の加藤会長(左)ら

 

30日の紙面から

●〝凱旋〟田臥に熱視線/Bリーグ
 プロバスケットボールBリーグ1部(B1)東地区の秋田ノーザンハピネッツは29日、能代市総合体育館で能代工高出身の田臥勇太擁する栃木ブレックスと対戦、61—68で敗れた。日本を代表するプレーヤーとなった田臥が、高校時代を過ごした能代で公式な場のコートに立つのは18年ぶり。「バスケの街能代」で行われたハピネッツのホームゲームは、満員の観客の熱気に包まれた。30日も行われる。

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ハピネッツが能代工高出身の田臥擁する栃木と激突。「バスケの街」が熱気に包まれた

(能代市総合体育館で)

●農家の汗の結晶そろえ
 第139回県種苗交換会(JA秋田中央会主催)は29日、湯沢市で開幕した。主会場の市総合体育館では生産者が丹精込めて育てた農作物や加工品など1824点が展示され、優れた栽培技術が来場者の関心を集めた。能代山本からは181点が出品され、5点が県知事賞(1等賞)に輝いた。きょう30日はメイン行事の談話会が行われ、コメ偏重からの脱却と収益性の高い複合型生産構造へ転換する上で重要視されている花き振興をテーマに議論する。会期は11月4日まで。

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第139回県種苗交換会が開幕し、生産者自慢の農作物が並ぶ湯沢市総合体育館

●火力石炭船、「能代丸」3代目
 海運大手の日本郵船(本店・東京都千代田区、内藤忠顕社長)が運航する能代市船籍の石炭専用船「能代丸」の3代目が新造され、11月1日に同市大森山の東北電力能代火力発電所に初入港する。現行の2代目は同市二ツ井町の七座山にちなみ「七座」と船名を変えて、引き続き能代火力向けの専用船として運航する。4日に船上見学会や記念式典を行う。

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能代火力発電所に初入港する石炭専用船「能代丸」の3代目(日本郵船提供)

●藤里で町民祭にぎわう
 藤里町の町民祭「白神のふるさとまつり」は29日、町民体育館など3会場で始まった。大勢の町民が来場し、実りの秋、文化の秋を彩る催しを楽しんだり、地域に根を張る事業所や団体・機関の活動に触れた。最終日の30日は各種展示・出店は正午までで、「らんちゅう展」や男鹿水族館の「海の生物展」、超神ネイガーショーも行われる。第38回町民芸能発表会は午後0時30分から町総合開発センターで開かれる。

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実りと文化の秋を彩る多彩な催しに多くの住民が来場

●9月の有効求人倍率1.32倍に
 ハローワーク(職安)能代が28日発表した9月の管内労働市場動向によると、常用(一般とパート合計)の有効求人倍率は1・32倍で前月より0・03㌽高かった。上昇は5カ月連続。フルタイムの1・20倍に対し、パート1・61倍で、パートの倍率の高さが全体を押し上げている。

●高校バスケ、能代工が順当に4強
 第47回全国高校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)県予選会は2日目の29日、大館市樹海体育館で男子の3回戦と女子の2回戦、男女の準々決勝が行われ、ともに4強が出そろった。能代勢は男子の能代工が順当に勝ち上がり準決勝に進んだ。男子の能代西は準々決勝、女子の能代松陽は2回戦で敗れた。最終日のきょう30日は男女の準決勝と決勝が行われる。47連覇を目指す能代工は午前10時30分から秋田工と準決勝で対戦し、勝ち上がれば午後2時からの決勝に臨む。

●男子能代ブルー、女子藤里V
 第44回能代市山本郡秋季ミニバスケットボール大会は最終日の29日、能代市落合のアリナスで開かれ、男女の決勝リーグ各4試合を行った。男子は能代ブルーインズ、女子は藤里が優勝した。全県大会(来年1月3~5日、秋田市立体育館)には優勝した両チームのほか、男子の八竜、女子の第五と峰浜も出場する

●能代支援学校祭「拓く」
 能代支援学校(糸屋賢校長)の学校祭「拓(ひら)く」は29日、同校で開かれた。児童生徒によるステージ発表や作業学習製品の販売、作品展示など趣向を凝らした催しが行われ、訪れた保護者や地域住民らを楽しませた。学校祭は、昨年度までは「能養祭」という名称だったが、校名の変更に伴い開校以来掲げている教育目標「拓く」を新たな名称に決めた。

大勢の客でにぎわいを見せた販売コーナー

(能代支援学校で)

 

31日の紙面から

●総勢600人で秋の演奏会
 能代山本地区吹奏楽連盟主催の秋の演奏会は30日、能代市文化会館大ホールで開かれ、学校の枠を越えて小学生から高校生が合同演奏で息の合った音色を響かせたほか、合唱団と「大いなる秋田」を披露し、重厚感のある歌声と迫力の演奏に、来場者が盛大な拍手を送っていた。今年は吹奏楽団として能代山本の4小学校、12中学校、4高校、能代吹奏楽団が参加。合唱団では、2小学校、12中学校、2高校、一般有志が参加し、総勢約600人によるステージを繰り広げた。

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小学生から一般までが出演し、演奏や歌声を響かせた秋の演奏会

●松くい虫被害収まらず/能代市
 能代市は、松枯れの原因となる松くい虫による被害拡大を防ぐため、今年度も被害木の伐採、健全なマツへの薬剤散布といった対策事業を進めている。市林業木材振興課によると、平成8年に同市で松くい虫被害が確認されて以来、昨年度までに対策に費やした公費は約5億8800万円に上り、3700万円余を予算化している今年度で6億円を超える見通し。それでもなお被害の拡大は続いており、市は終わりの見えない「戦い」に苦慮している。

●能代市で原発ゼロウオーク
 能代市平和委員会など6団体でつくる実行委員会主催の「10・30原発ゼロウオーク」が30日、栄町児童公園を発着する市中心部で行われた。約30人が歩きながら「原発はいらない」「再稼働するな」とシュプレヒコールを上げ、反原発を訴えた。

●ハピネッツ善戦及ばず栃木に連敗
 プロバスケットボールBリーグ1部東地区の秋田ノーザンハピネッツは30日、能代市総合体育館で栃木ブレックスと対戦、後半に突き放され、73─87で敗れた。同市で初めてのホーム戦を2連敗し、通算2勝10敗となった。能代工高出身の田臥勇太擁する栃木との対戦に、会場は2648人(主催者発表)の観客で埋まり、熱気に包まれた。

●野呂田氏 健在な弁舌で国政解説
 能代市出身で元衆院議員の野呂田芳成氏(87)=横浜市=を「囲む会」が30日、能代市元町のキャッスルホテル能代で開かれた。能代山本の政財界関係者ら約170人を前に講話した野呂田氏は、今年3月に施行された安全保障関連法について「すなわち戦争法で、徴兵制度ができるというのは全くの誤り」と指摘。また国会で憶測が出ている年明けの解散総選挙は「客観情勢としてあり得ることだ」と述べた。

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「囲む会」で講話する野呂田芳成元衆院議員

(能代市で)

●ハロウィーン楽しく、ALTと交流
 能代市の小学校外国語活動支援員や県内の外国語指導助手(ALT)らでつくる「エムズテラス・イングリッシュクラブ」(石崎美由紀代表)のハロウィーンイベントは29日、同市万町のとらいあんぐるで開かれ、子どもたちがALTとの交流や催しを通してハロウィーンの由来に触れ、英語を楽しく学んだ。

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ALTと交流し、英語力を高めながらハロウィーンを満喫

●バスケ能代工 連覇止まる
 第47回全国高校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)県予選は最終日の30日、大館市樹海体育館で男女の準決勝と決勝が行われた。男子の能代工は準決勝で秋田工に67─76で惜敗し、47連覇を阻まれ、ウインターカップ出場権を逃した。

 ▽男子準決勝
秋田工76─67能代工
   21─10
   19─12
   19─22
   17─23

●愛着ある人形700体に別れ
 古くなり使われなくなった人形に別れを告げる「人形供養祭」が30日、能代市臥竜山の虹のホールクオーレのしろで開かれた。思い出の詰まった大小さまざまな約700体が持ち寄られ、市内外の約170人が感謝を込めて手を合わせた。

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大事にされてきた約700体の人形が供養された

(クオーレのしろで)

 


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