16日の紙面から

●ビッグバンドが図書館で演奏会
 能代市立図書館(大友立館長)で14日夜、地元のビッグバンド・能代超新星ポップスオーケストラによる「バレンタイン・ナイトコンサート」が開かれた。館内スペースを活用したコンサートは初の試みで聴衆は演奏に耳を傾け、バレンタインデーの一夜を楽しんだ。

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大勢の聴衆が酔いしれた「バレンタイン・ナイトコンサート」(能代市立図書館で)

●「あかつき」で宇宙の魅力知る
 JAXA(宇宙航空研究開発機構)能代ロケット実験場長で、宇宙科学研究所宇宙飛翔工学研究系の石井信明教授(56)による特別講演会が14日、能代市子ども館で開かれた。石井教授は、自身がチーフエンジニアとして13年から携わってきた日本初の金星探査機「あかつき」プロジェクトのミッション概要や苦闘などを説明し、聴衆に宇宙の魅力を伝えた。

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県内各地から約80人が来場した石井教授の特別講演会(能代市子ども館で)

●二ツ井町で初のちょい飲み歩き
 能代市二ツ井町の居酒屋ではしご酒を楽しむ第1回恋文商店街ちょい飲み歩きは13日夜、市内外の老若男女32人が参加して行われた。二ツ井駅通り商店会や通称「宝来町(ほうらいちょう)」に店を構える居酒屋、すし店3軒を巡る企画で、あいにくの雨も気にせず夜の町をにぎやかに飲み歩き、「月1回やってほしいね」の声も聞かれた。

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好みのドリンクで乾杯、にぎやかに「はしご酒」を満喫する参加者たち

●地元の杉を「木育」に有効活用
 天然秋田杉で木工品を製作する八峰町八森の木肌のぬくもり社(須藤奈津子代表)は、手作りの木工品を使って木育を進めようと動き出した。12日には同町八森の特別養護老人ホーム海光苑を訪れ、利用者と一緒に木工品に紙やすりをかけて形を整える作業に励んだ。完成した木工品は16日に同町の八森子ども園に寄贈される。

e12p02木肌ぬくもり杉のおもちゃづくり

木肌のぬくもり社と高齢者が秋田杉の木工品を製作(八峰町の海光苑で)

●第2次総合振興計画案を答申/八峰
 第2次八峰町総合振興計画審議会の森田新一郎会長が15日、町役場を訪れ、完成した同計画案を加藤町長に答申した。森田会長は「さまざまな人の意見を取り入れながら計画をまとめることができた」と述べ、加藤町長は「これからの10年の計画ができた」とねぎらった。町は同計画の基本構想部分を3月定例議会に提案する。総合振興計画は、28年度から10年間の町政運営の指針となる最上位計画との位置付け。3月で町村合併から10周年を迎えるのに合わせ、第1次計画(19~28年度)の見直しを1年前倒しした。

●能代の未来づくり事業に意見相次ぐ
 県議会予算特別委員会のあきた未来づくり交付金事業分科会は15日開かれ、新たにプロジェクトチームを設置した能代市の事業概要が示された。市と県によるプロジェクトチームは今月8日に設置。「道の駅を核とした地域活性化プロジェクト(仮称)」と題し、30年度に移転を予定している道の駅「ふたつい」の機能強化と整備を通じて、県立自然公園のきみまち阪など周辺地域資源への集客力の向上を図ることなどを狙いとしている。事業期間は28~31年度。総事業費は約4億円を見込む。道の駅「ふたつい」は現在地から国道7号を挟んで米代川沿いに移転する計画で、委員からは米代川が氾濫した「19年水害」などを踏まえ、防災面を懸念する意見が相次いだ。

●攻めて逃げてとドッジに奮戦
 第15回能代市ドッジボール大会は14日、市総合体育館で行われ、小学生から大人までの参加者が気持ちを一つにして、白熱した攻防を繰り広げた。一般の部はTeam☆S、小学生の部は常盤チャンポンがそれぞれ優勝した。市体育協会(福田幸一会長)の主催。冬場の室内イベントとして13年から毎年開催している。今年は一般の部に12、小学生の部に15の計27チーム、総勢500人余が参加した

e14p02能代市ドッジボール大会

チームワークを発揮し、熱戦を繰り広げた大会

(能代市総合体育館で)

●高校一般選抜、出願始まる
 28年度県公立高校入試一般選抜の願書受け付けは15日、県内の各高校で一斉に始まった。能代市内の5校では、午前から中学教諭が願書の提出に訪れ、生徒たちの健闘を祈りながら手続きを済ませた。県内全ての公立高校で前期と一般の2回の選抜を実施。市内の全日制5校の総募集定員は前年度比15人減の760人、定時制の能代工普通は前年度と同数の35人。一般選抜では、前期合格者が募集人数に満たない場合はその分も加え、全日制5校が639人、定時制の能代工普通が35人の計674人を募集する。願書受け付けの絞め切りは17日正午。志願先変更は18日から22日正午まで。3月8日に試験が行われ、合格発表は同16日。

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生徒の合格を祈りながら中学教諭が願書を提出

(能代西高で)

17日の紙面から

●法大生がお年寄りと交流/藤里
 法政大の高齢者ボランティアサークル「ごまちゃん」が15日、藤里町での活動をスタートした。初日はひとり暮らし高齢者宅を訪れ、玄関先の雪を片付けたり、昔語りや近況話に耳を傾けながら交流を楽しんだ。普段は静かな部屋の中に大学生の快活な笑い声が響き、お年寄りも楽しみにしていた「孫」の訪問に自然と笑顔を見せていた。一行は19日まで滞在する。

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今年も「孫」が高齢者宅を訪問、和やかに午後のひとときを楽しんだ(藤里町で)

●暖冬で除雪費大助かり
 今冬の記録的な少雪で、能代山本4市町の除雪に要する経費が抑えられている。各市町によると、1月末時点の除雪費は能代市が4172万円、三種町が2687万円、八峰町が2600万円、藤里町が1665万円。前年同期をいずれも下回り、前年比87%の藤里を除くと、軒並み2〜4割程度の執行率となっている。2月も半ばを過ぎ、降雪時期はあとわずか。各市町とも予算を多く残したまま、春を迎える可能性が高まっている。

●空き家物件登録ようやく1件
 空き家の利活用につなげようと能代市が昨年9月に市のホームページ上に開設した「空き家バンク」に先月、第1号物件が登録された。昭南町地内にある木造一部2階建ての住宅で、築33年。所有者は売却を希望している。一方、制度開始から5カ月で物件登録はこの1件、購入・借用希望の利用登録もわずか2人にとどまっており、市総合政策課は「まずは需要に合う物件を豊富に確保していくことが大事。制度周知に改めて力を入れていきたい」としている。

●所得税の確定申告始まる
 27年分所得税の確定申告の受け付けが16日始まり、能代税務署も初日から多くの納税者が訪れ、申告書を提出した。確定申告は自営業など個人事業者、不動産所得があった人、2カ所以上から給与を受けているサラリーマンなどが対象で、期間中、同署管内では約1万5千人が申告すると予想されている。

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所得税確定申告が開始、納税者で混み合った(能代税務署で)

●銀河フェス9月3、4日予定
 能代市ののしろ銀河フェスティバル実行委員会(会長・斉藤市長)は15日、同市浅内のJAXA(宇宙航空研究開発機構)能代ロケット実験場で開かれた。来年度の銀河フェスを9月3、4の両日に開催する方向で調整を進めるとしたほか、新規に「ペットボトルロケット定点着地競技会」を実施することを確認した。

●能代市が地産地消レシピ集発刊
 能代市は、地場農産物の消費拡大を目的に「じっぱり、け 能代市地産地消レシピ集」を発刊した。能代で収穫される四季折々の野菜、山菜、果樹などを使った料理50種を掲載。父親が二ツ井町出身の大相撲幕内力士・豪風関と斉藤市長との「食」に関する対談も収録した。「能代の農産物をどんどん使い、アピールしてほしい」として、行政機関や市内の教育施設、飲食店などに順次発送する。

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能代市が発刊した地場農産物のレシピ集「じっぱり、け」

●能代養護ショップにぎわう
 能代養護学校(志渡裕校長)高等部の生徒たちが16日、能代市内のスーパーや病院で手作り製品を販売する「能養ショップ」を開いた。自慢の布小物や木工品、食器、果物の加工食品、コーヒーなどが並び、次々と訪れる買い物客に、作業行程や素材を紹介しながら接客した。

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生徒たちが作った作業製品をPRした「能養ショップ」(能代市寺向で)

●石油製品値下がり続く
 能代市市民活力推進課が行った石油製品調査によると、今月10日現在の市内の灯油(宅配18㍑)の平均価格は1054円で、前月に比べ43円値下がりした。下落は7カ月連続。前年同月より289円安い。最高値は1206円、最安値は972円で、価格差は234円。ガソリン(現金1㍑)の平均価格は111円で、前月より3円安く、7カ月連続の値下がり。前年同月比で19円安。最高値は115円、最安値は104円で、価格差は11円。

18日の紙面から

●メバル漁が春告げる/八峰町
 八峰町の八森、岩館両漁港で、メバル(テリ)の刺し網漁が本格化した。今月1日の漁解禁後もしけで出漁できない日が続いたが、17日にようやく約1㌧のまとまった水揚げがあり、漁業者は「これからが本番」と期待を寄せている。同漁港の荷さばき所にはメバル入りの発泡スチロールが積み上がり、入札では1㌔1500円前後の高値で落札された。メバルの漁期は6月末まで。

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春を告げるメバルの水揚げが本格化した(八森漁港で)

●おなごりフェスをクルーズ客が観覧
 第29回おなごりフェスティバルin能代2016の第1回実行委員会(能登信一委員長)は16日夜、能代市総合体育館で開かれ、9月10日の開催に向けた事業計画案を協議した。フェス当日、能代港に停泊する豪華客船「ぱしふぃっくびいなす」の乗客約450人の観覧が見込まれていると報告。能登委員長は「おなごりの魅力を全国に発信する絶好の機会。能代を訪れる『リピーター』獲得につなげたい」としている。

●能代市新庁舎の6月末完成が微妙に
 能代市が進めている庁舎整備事業の新庁舎建設工事に、6~7週間の遅れが発生していることが17日、分かった。昨年12月の段階では4~5週間の遅れだったが、さらに遅延が生じた形。工期は約4カ月後の6月末となっており、市は現在、施工業者側に対し、遅れを取り戻し工期内完成が可能かどうか、確認している。同日開かれた市議会庁舎特別委員会で市当局が説明した。

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当初の工程より6~7週間程度の遅れが生じている新庁舎建設工事

●28年産米転作率は42・3%/藤里町
 藤里町農業再生協議会(会長・成田陽悦副町長)の臨時総会は17日、町三世代交流館で開かれ、28年産米の生産数量目標の配分方針を協議し、転作率は前年より0・7㌽増の42・3%で飯米農家を含む全農家に一律配分することを決めた。また、地域内とも補償で、転作を依頼する側が支払う委託料単価は5千円引き下げ10㌃当たり1万3千円とした。

●じゅんさいの館、純利益331万円
 三種町森岳の産直施設・じゅんさいの館を運営する町産物利用促進組合(池内桂組合長)の通常総会はこのほど、森岳温泉ホテルで開かれ、28年事業計画などを決めた。27年の売り上げは1億6809万6614円で、331万4052円の当期純利益を計上。28年の売り上げ目標1億8500万円とした。

●能代5高校の志願倍率は平均0・85倍
 28年度県公立高校入試一般選抜の願書受け付けは17日正午に締め切られた。能代市内の全日制5校は募集人員639人に対して544人が出願し、平均倍率は0・85倍。学科別では、能代工機械が最も高い1・11倍で、このほかに1倍を超えたのは能代松陽情報ビジネスの1・08倍のみとなり、5校7学科で定員割れした。定時制の能代工普通は0・09倍だった。志願先変更期間は18日から22日正午まで。

●生涯現役目指すシステム案に賛意
 藤里町社会福祉協議会(菊池まゆみ会長)の「町民全てが生涯現役を目指せるシステムづくり推進会議」は16日、町総合開発センターで開かれ、社福協側が28年度に稼働させるシステム案を説明した。人づくり、仕事づくり、若者支援の3本柱で、仕事づくりではクズやワラビの根から粉を生産する「根っこビジネス」の立ち上げと伝統的な田舎料理の特産品化を目指す方向性に推進員らの賛意を得た。

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生涯現役を目指せるシステム案が説明された推進会議(藤里町総合開発センターで)

●雪崩で生き埋め想定し捜索訓練
 能代山本広域市町村圏組合消防本部の特別救助隊による雪山捜索救助訓練は17日、能代市二ツ井町切石の切石ファミリーゲレンデで行われた。隊員らが雪山で雪崩の埋没者の捜索訓練を通し、迅速・正確な救助方法を確認し、有事に備えた。積雪量の増加に伴い、雪崩や落雪による埋没者の捜索手順や保温措置、搬送方法などを確認し、知識と技術を習得しようと毎年実施。雪山での訓練は今年で3回目。管内4消防署の特別救助隊員17人と、その養成隊員20人など計50人が訓練に参加。

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要救助者の雪上搬送などに取り組む特別救助隊(能代市二ツ井町の切石ファミリーゲレンデで)

19日の紙面から

●国内最大級の大型蓄電池設置進む
 12月の稼働を目指して能代市河戸川、浅内に風車17基を建設中の「風の松原自然エネルギー」(大森三四郎社長)は、能代木材工業団地に大型蓄電池を設置する工事を進めている。総出力1万500㌔㍗で風力発電の蓄電池としては国内最大規模。風で出力が変わる弱点を補い、安定的な電気を供給する目的。非常時の代替電源として使用することもできる。蓄電池併設型の風力発電所は、秋田市の秋田国見山第2風力発電所に次いで県内2例目。

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風力発電で国内最大規模の蓄電池

(能代木材工業団地で)

●介護施設の運営事業者決まる
 能代市は18日、29年度までの開業を予定する二つの介護施設の運営事業者を決めた。定員29人以下の特別養護老人ホーム(小規模特養)に「しらかみ長寿会」(広幡信悦理事長)、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)にJAあきた白神(佐藤謙悦組合長)を選定。いずれも向能代地域に開設する予定で、特養は5カ所目、サ高住は10カ所目となる。JA白神によるサ高住は「特定施設入居者生活介護」の指定を受けて運営する計画で、入居者に介護も提供する。

●能代市国保、当初予算は前年比減
 能代市国民健康保険運営協議会(船山捷治会長)は17日、市役所で開かれ、28年度国保特別会計当初予算案と27年度同会計補正予算案を承認した。当初予算案は総額73億7678万円で、前年度比5億4758万円(6・9%減)。被保険者の減少が見込まれることや、今年度に拡大された保険財政共同安定化事業の実績を踏まえた減額が主な要因。歳入の国保税、歳出の保険給付費ともに27年度当初比減を見込んでいる。

●広がる地域の支え合い/能代市
 能代市老人クラブ連合会(桂田鶴蔵会長)の会員が一人暮らしや病弱な住民を気遣い、安否確認を兼ねて定期的に自宅を訪ねる「地域支え合い友愛訪問活動」が広がりを見せている。今年度は加盟40団体のうち、28団体が取り組んでおり、住み慣れた地域での暮らしを同世代で互いに支え合っている。同連合会は「友愛訪問活動は思いやりの形。活動は浸透してきている」と話している。

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能代市内で広がる市老連の友愛訪問活動

●県北観光の「連携」を探る
 第4回県北地域の今後の地域展開に関する意見交換会は18日、能代市二ツ井町庁舎で開かれ、能代、大館、北秋田の各市長や経済団体関係者らが観光面で地域間の連携を具体化させた事例や、今後の日本海沿岸東北自動車道の整備を踏まえた取り組みなどを報告、意見を交わした。

●ノシロック、出演バンドが決定
 能代市民有志の音楽イベント「ノシロックフェスティバル2016 The対バン」(3月13日、市文化会館)の出演者が決まった。公募を中心に市内外のバンドなど7組が出演するほか、2組のゲストバンドを迎え、ロックやジャズなど幅広い音楽を響かせる。ゲストには、25年の国民文化祭あきたのテーマソングを歌ったAKITA smile─face(ha─j、藤田ゆうみん、渡部絢也)、歌手の一青窈さんの「ハナミズキ」や「もらい泣き」などをはじめ多くのアーティストに楽曲提供をしているマシコタツロウさん率いるWAZOCK(マシコタツロウ、三浦〝ジャイ〟剛、臼井博朗)を迎える。

●三種町に日本最速のアスリート犬
 三種町芦崎に、「日本最速」の称号を持つ犬がいる。同地区の農業、伊東日四郎さん(55)が飼っているウィペットの2歳の雄WINGO(ウインゴ)だ。俊足でアスリート犬として知られる犬種で、今年度は2度にわたって全国大会で優勝を飾っている。速さは血統に大きく左右されるが、愛情を込めてトレーニングや食事を調整。伊東さんは「最高速度に達したときの躍動感が魅力。うまく育てていく過程も楽しい」とやりがいを実感している。

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全国大会で優勝したウインゴと伊東さん

●沼口さんが英語弁論で最優秀賞
 高校生を対象とした第34回国際理解・国際協力のための英語弁論大会県代表選考会の審査結果が発表され、能代松陽の沼口直美さん(1年)が最優秀賞を受賞し、東北地区選考会(7月・宮城県)の出場権を得た。沼口さんは「評価されたことで自信が付いた。東北も勝ち抜きたい」と意欲を見せている。

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貧困をテーマに英語で主張し、最優秀賞に選ばれた沼口さん

 

20日の紙面から

●「CLT」の耐久性確認/木高研
 能代市海詠坂の県立大木材高度加工研究所(木高研)は19日、従来の木材より高い強度を持つ新建材「直交集成板(CLT)」の曲げ試験を公開した。秋田杉のひき板(ラミナ)を交互に5枚重ね合わせた大型CLTに加重してたわみ具合を検証、耐久性を確認した。公共施設などへの木材利用で注目されるCLT普及の法整備に向けて昨年度からデータを集めており、今年秋にも基準強度が告示される見込み。

z19p01CLTの曲げ試験

秋田杉の大型CLTで行った曲げ試験。下部に割れが確認できる(能代市の木高研で)

●月額1万500円以上賃上げを
 連合秋田能代地域協議会(鎌田守議長)の2016年春闘討論集会が18日夜、能代市西通町のシャトー赤坂で開かれ、賃金引き上げと労働条件改善に向けて意思統一を図ることを確認した。労組関係者約40人が出席し、連合秋田の佐藤成樹副事務局長が今春闘について話した。連合秋田は10日、賃金を底上げするベースアップ(ベア)を含む月額1万500円以上の賃上げを求める春闘方針を決定。要求額の内訳はベア分4600円、定期昇給相当分4500円、大手と中小企業の格差是正分1400円とした。

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2016年の春闘方針を確認した春闘討論集会

●特養もりたけ、新たに個室40床
 三種町森岳の特別養護老人ホームもりたけを経営する社会福祉法人・双山会(島田薫理事長)は、28年度に同ホームの増床を計画している。現在の施設南側に増築して個室40床を確保し計90床にするもので、特養待機者の解消につなげる。5月ごろに着工し年明けの完成を目指す。介護や看護など20人以上を新たに雇用する。

●高卒就職、1月末で内定97.1%
 ハローワーク(職安)能代がまとめた今春高校卒業予定者を対象とした管内の就職紹介状況(1月末現在)によると、内定率は前月と変わらず97・1%で、前年同期比では0・7㌽高くなっている。未内定者は7人で、同職安は学校と連携し、3月中に内定を取り付けられるようサポートするとしている。

●青梅マラソンで二ツ井に感謝状
 東京都青梅市で21日に行われる第50回青梅マラソンに、能代市のきみまちの里フェスティバル実行委員会の役員や派遣ランナーら7人が訪問、このうち斉藤市長ら4人は10㌔または30㌔に参加し全国から集まる市民ランナーと交流する。50回記念として、長年にわたる交流に対し感謝状が贈呈される。また、昨秋のきみまち二ツ井マラソンに参加、特別賞で出場資格を得た男性4人がエントリーしている。

●三種町芦崎で二つの農業法人設立
 三種町の芦崎地区で、県営の圃場(ほじょう)整備事業を機に二つの農業法人が設立された。農事組合法人アグリ崎(三浦広正代表理事)と、株式会社スーパーソニックファーム(伊東日四郎代表取締役)で、担い手の核となり農地の集約と後継者育成に期待がかかる。いずれも面積拡大に意欲を見せ、アグリ崎は「地域の農地を残し、後継者を育成したい」、スーパーソニックは「若い人を雇用できるようにしたい」と意気込んでいる。

●27日に長信田太鼓卒業ライブ
 三種町森岳の長信田の森心療クリニック(児玉隆治院長)に通う若者たちの「長信田太鼓卒業ライブ」は、27日午後1時から町山本公民館で開かれる。メンバー11人のうち5人が就職などで今春〝卒業〟することに合わせて計画。メンバーは「太鼓を通じた成長を実感できるライブにしたい」と意気込み、本番に向けて猛練習を重ねている。

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卒業ライブに向けて猛練習するメンバー(三種町の長信田の森クリニックで)

●割り箸を筆代わりに絵画
 割り箸を筆代わりに散文詩や絵を描く活動に取り組む、さいとうみつこさん(57)=本名・斉藤光子、秋田市=の個展「命の華~さくらさく~」が19日、能代市上町の能代ふれあいプラザ・サンピノで始まり、「命」をテーマに掲げた作品が来場者の関心を集めている。きょう20日は、同所で自殺対策基本法施行10周年の記念講演会が開かれる。個展は21日まで。

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個性豊かな書画や詩が並ぶ個展(能代市上町のサンピノで)

 


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