2016年4月

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1日の紙面から

●7月運行へ新型「橅」の車両製作
 JR五能線で7月上旬からの運行を予定する新型リゾートしらかみ「橅(ぶな)」編成の車両製作現場が31日、公開された。新型の橅編成は、内装に秋田杉や青森ヒバを取り入れるなど秋田、青森両県の地域性を打ち出しているほか、沿線の飲食が楽しめるフードカウンターも設置されるのが特徴。秋田市土崎のJR東日本秋田総合車両センターなどで車両の製作が着々と進んでいる。

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7月上旬の運行開始に向け製作が進む新型リゾートしらかみ「橅」編成(JR秋田総合車両センターで)

●旧議事堂耐震補強工事が完了
 能代市の国登録有形文化財「旧議事堂」(上町)の耐震補強工事が完了した。基礎・構造躯体の補強のため、減築工事のほか議事堂内の廊下や壁、議場の床の一部を一時取り壊す大改修だったが、耐震基準を満たした上で外観・内装ともに工事前とほぼ同じ状況に復元された。今後は市民にも開放する大会議室となり、現在工事が進められている新庁舎と同時に供用される。

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耐震補強工事が完了した能代市の国登録有形文化財「旧議事堂」

 

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基礎の増強のため一部抜かれた議場内の床も工事前に近い形で復元された

●2月の有効求人倍率は1・08倍
 ハローワーク能代(職安)が3月29日発表した2月の管内労働市場動向によると、管内は有効求職者数、有効求人数ともに前年同月と比較して増加、有効求人倍率は前月と同じ1・08倍だった。同職安は、「近く人員の整理を伴う大型倒産が発生するなどの兆候はなく、比較的安定した状況が続くのでは」とみている。

●野党4者、特定の人と交渉進める
 今夏の参院選秋田選挙区(改選数1)で統一候補の擁立を目指している民進、社民、共産の野党3党と市民団体の安保法制廃止・立憲主義の回復を求める秋田ネット(あきた立憲ネット)は31日、秋田市のルポールみずほで4者協議を開き、あきた立憲ネットが統一候補の擁立に向けて特定の人と交渉していることを報告した。

●八峰町内でタクシー営業再開
 八峰町内で、1日から二ツ井観光タクシー(中嶋日吉社長)によるタクシー営業が約1年半ぶりに再開される。再開を求める住民要望を受けて、町が国の交付金を活用しながら運行を補助する。登下校の時間帯は、今月開校の峰浜小に通う一部地区の児童を送迎するスクールタクシーとして利用される。

●県北洋上風力、環境アセス縦覧開始
 ゼネコン大手の大林組(東京)が、能代市浅内沖、三種町八竜沖、男鹿市若美沖の海域で建設を検討している県北部洋上風力発電事業の「計画段階環境配慮書」(環境アセス)の縦覧が先月31日、能代市役所第1庁舎と能代山本広域交流センターで始まった。最大で出力5千㌔㍗の大型風車を91基設置し、合計出力45万5千㌔㍗は国内最大規模。32年度の着工、35年度の運転開始を目指す。

●ピアノ調律師世代交代/能代市
 50年前に能代市で最初のピアノ調律師となった京直義さん(72)=同市豊祥岱=が引退する。演奏家の信頼が厚く、調律を直接指名されることも多い京さんが後継者と認めるのが、市内最年少の調律師、高砂勇さん(48)=同市宮ノ前。ピアノ奏者を陰で支える調律師の世代交代が進む。

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音楽の話で盛り上がる京さん(右)と高砂さん

●幻の貨幣「銅山通宝」を入手
 約150年前の江戸末期に能代市二ツ井町の加護山鋳銭(ちゅうせん)所で造られた銅銭「銅山通宝」が由利本荘市で見つかり、能代市河戸川の古銭家、村上英太郎さん(81)=秋田貨幣研究会顧問=がネットオークションで手に入れた。試鋳貨(しちゅうか)と呼ばれる珍品で、希少性の高さから研究家の間で「幻の貨幣」と呼ばれていた。村上さんは「藩の資料にも残っていない相当珍しいもの。収集歴50年の中でも三本指に入る大発見」と大喜びしている。

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幻の貨幣「銅山通宝」を手にする村上さん

日の紙面から

●サクラマス釣りが解禁
 県内河川のサクラマス釣りが1日、解禁となった。好ポイントとして全国に知られる米代川には、この日を待ちわびていた県内外の太公望が訪れ、青空の下で竿(さお)を振る姿が見られた。本県のサクラマス釣りは、米代川、雄物川、子吉川の各水系ごとに共同漁業権が設定され、期間は4月1日から8月31日まで。昨年から解禁が2カ月早まった。釣るには遊漁券が必要で、米代川水系は手釣り・竿釣りとも1日券3500円、1年券1万5千円。

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サクラマス釣りが解禁。好天に恵まれ、多くの釣りファンが繰り出した

(能代市二ツ井町の米代川で)

●風の松原内は車両進入禁止
 米代西部森林管理署(相澤肇署長)は1日、常態化した駐車による環境悪化を防ごうと、能代市の砂防林「風の松原」の道路を車両進入禁止にした。市道萩の台線入り口の鳥居脇から大森稲荷神社に至るこの道路は本来車両通行を想定していない「維持管理用道路」だが、クロマツ周辺の草地がタイヤに踏みつぶされて裸地化が進み、境保全の点から問題視されていた。利用頻度の高い道路の閉鎖で代替駐車場の確保が求められており、市は対応を検討している。

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車止めが設置された風の松原の入り口

(能代市日和山下で)

●官公庁で新年度スタート
 28年度がスタートした1日、能代山本の4市町など官公庁では年度始め式や定期事異動、新規採用に伴う辞令交付式が行われ、各首長や所属長が地域の発展に向け職員らを激励、奮起を促した。能代市役所の辞令交付式では、斉藤市長が「これからが能代にとって本当の勝負。私が責任を取れる2年間は死に物狂いで先頭に立つので、この覚悟を共有してほしい」と訓示した

●能代地区土地改良区が誕生
 能代地区、能代北部、東雲原、榊の4土地改良区が合併した「能代地区土地改良区」が1日、誕生した。能代市御指南町の県山本地域振興局で合併認可書交付式が行われ、能代山本最大規模の組織が本格始動する。組合員の高齢化などに伴う財政基盤や組織の脆弱化を背景に、4土改区は土地改良施設の維持管理の一元化や経費節減、経営・財政基盤の強化を目的に合併協議を開始し、昨年6月に合併予備契約に調印、今年3月、県に合併認可申請していた。

●巡回バス愛称「しののめ号」に
 公共交通空白地帯の解消などを目的にした能代市の市内循環型バス「向能代・落合地区巡回バス」の愛称が「しののめ号」に決定した。1日からは新たなラッピングを施したバスが市民にお披露目された。同バスは、市からの委託で秋北バス能代営業所が25年10月に試験運行を開始、26年10月本格運行に移行した。能代バスステーション発着で停留所は地区内に21カ所、中心市街地に9カ所あり、能代駅前で「はまなす号」との乗り換えが可能。

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「しののめ号」の愛称を得て、新デザインの車両がお目見えした向能代・落合地区巡回バス

●稲作準備スタート/能代山本
 能代山本地方で今年の稲作準備が始まった。JAあきた白神の施設では、種もみを水に浸して発芽を促す浸種作業が始まり、袋に入った種もみが水槽に漬かる光景が見られている。8日から播種(はしゅ)作業に入る予定。同JA能代営農センターでは、先月29日に作業を開始。能代地域の農家の注文分として、育苗箱1万7千枚に相当する約3㌧を発芽させる。品種は全てあきたこまち。水温14~15度に保たれた水槽に種もみの入ったネット袋(5㌔入り)を入れ、1週間から10日浸す。その後、30度に設定された発芽室に丸1日置き、発芽を促す。

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水稲の浸種作業が行われている(JAあきた白神能代営農センターで)

●チャレンジデー目標は70%
 八峰町チャレンジデー実行委員会(会長・加藤町長)は先月28日、町役場で開かれ、5月25日に行われる「チャレンジデー2016」の事業計画を決めた。参加率70%を目標に掲げ、全町一斉ラジオ体操や参加率の高い自治会の表彰といった取り組みを継続する。新たな取り組みとして、対戦相手の新得町(北海道)生まれのニュースポーツ「フロアカーリング」の体験会を企画している。

●「値上げの春」家計直撃
 28年度がスタートした1日、食卓塩やアイスキャンディーなど、身近な食料品は原材料と人件費の高騰から値上げが相次いだ。能代市では、15年ぶりに下水道使用料が値上げされる。期待を胸に新たな環境での生活を始めた人も多いが、家計には厳しい春といえそうだ。

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「食卓塩」など、生活に欠かせない食料品が値上げ。消費者にとって負担増の春となっている

(能代市のスーパーで)

日の紙面から

●好天、子どもら外遊び満喫
 能代山本地方は2日、高気圧に覆われ、朝から爽やかな青空が広がり、穏やかな一日となった。各地の公園などでは春の陽気に誘われた家族連れが多く繰り出し、にぎわいを見せた。能代市川反町の能代河畔公園では、市内外から多くの人々が足を運んだ。ローラー式の滑り台やロープでできたジャングルジムなど、さまざまな遊具を前に子どもたちは目を輝かせ、歓声を上げながらはしゃぎ回っていた。

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穏やかな陽気の中、滑り台で遊ぶ子どもたち(能代市川反町の能代河畔公園で)

●雪割草 春を告げる
 能代山草会(石川行雄代表)の雪割草展示会は2日、能代市中央公民館で始まった。会員が手塩にかけて育てた色とりどりの雪割草が来場者を魅了し、春の訪れを告げている。同会は能代山本の愛好者8人でつくり、春の雪割草展と山野草展、秋の公民館祭への出展と年3回の展示会を開催。今回の展示会には264鉢を出品した。また、能代白神山草会(平川充郎会長)の第13回雪割草展も2日、能代市大森山の能代エナジアムパークで始まり、春を告げるかれんな花が訪れた人の目を楽しませている。会期はともに3日まで。

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春の訪れを告げている能代山草会の

雪割草展示会(能代市中央公民館で)

●立憲主義の重要さ解説
 能代市の市民グループ「能代まちなか九条の会」は2日、「立憲主義とは何か」をテーマにした学習講座を市中央公民館で開いた。市民ら約10人が参加。秋田九条の会事務局員の児玉金友さん(同市松美町)が講演し、「国家権力を制限し、国民の自由を侵害させないようにすることを求めているのが立憲主義。民主主義、平和主義、基本的人権の3原則は先進国の近代憲法に共通するものであり、法治国家の鉄則・土台」と解説した。

●市民活動のガイドブック完成
 能代市市民活動支援センターは、市内に拠点を置き趣味などに取り組む団体を紹介するガイドブックを作製した。新たな活動を考えている個人を後押ししたり、団体同士のつながりを深めたりする目的で、同センターは「市民活動に興味を持つ人が増え、団体同士の交流が深まることで、能代に活気が生まれたらうれしい」と期待している。

●総合支所の職員削減/三種町
 三種町は28年度を迎え、事務事業や組織の各種見直しを行った。総合支所の職員配置人数を減らし、上下水道課を山本総合支所に移転し、その他の一部課の場所も変更。変更後の業務は4日からスタートさせる予定だ。総合支所の職員数はこれまで計16人だったが、地域整備係を地域振興係に統合することで4人減の12人とした。一方、本庁2階にあった上下水道課は、山本総合支所に移転。老朽化が進んでいる森岳温泉の送湯管更新をはじめ、今後の温泉事業などへの体制強化を図った。

●有償運送事業を開始/八峰町
 八峰町社会福祉協議会(森田新一郎会長)は、1日から峰浜地域の大信田、塙、仲村、横内の4地区住民を対象にした有償運送事業を開始した。路線バスや電車が通らない公共交通空白地の解消を図る取り組みで、買い物やレジャーなど目的を問わず、予約を受けてワゴン車で町内あるいは能代市の指定場所(3カ所限定)までの間を送迎する。

●高齢者の安心生活を支え
 県警の高齢者安全・安心アドバイザー辞令交付式が1日、能代署で行われ、委嘱された能代市内の女性3人が、高齢者が安心して暮らせるまちづくりを目指して活動に尽力することを誓った。高齢者が当事者・被害者となる交通事故、振り込め詐欺など特殊詐欺が後を絶たない中、同アドバイザーは、地域の高齢者宅を訪問したり、会合で啓発の寸劇を披露したりし、事故や詐欺被害に遭わないように注意を喚起する。

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湊署長が高齢者安全・安心アドバイザーの辞令

を交付(能代署で)

●ファクスで防火啓発
 きょう3日からの春の火災予防運動を前に、能代消防署は2日、能代市能代地域に暮らす言語・聴覚障害者10人にファクスを使って火災予防の広報活動を行い、火の取り扱いに注意を呼び掛けた。送信用紙には、「いのちを守る七つのポイント」と記され、▽寝たばこは絶対やめる▽ストーブは燃えやすいものから離れた位置で使用する▽ガスコンロなどのそばを離れるときは必ず火を消す──の三つの注意事項を記載。

 

4日の紙面から

●火災予防へ住民一丸/能代山本
 「無防備な 心に火災が かくれんぼ」を統一標語に掲げた春の火災予防運動が3日、全県一斉に始まった。能代山本では、住民や消防団が参加して消火訓練を行ったり、消防署員らが地域をパレードしたりと、住民の防火意識の高揚を図った。運動は9日まで。

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住民らがバケツリレーで初期消火(能代市須田で)

●第5期実施計画を変更/能代市
 能代市は、27年3月策定の市総合計画第5期実施計画を変更した。先月策定された「市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に合わせて関係事業を点検、見直しを行った。低所得世帯を対象にした保育料の軽減拡大や地域資源活用可能性調査事業など新たに17事業を追加。また、不妊治療費の助成拡充や再生可能エネルギー導入促進事業に水素エネルギーに関する研究を取り入れるなど38事業を変更している。

●能代市で檜山茶手揉み体験
 「北限の茶」として知られる檜山茶の手揉(も)み体験が3日、能代市桧山の桧山崇徳館で行われた。今季最後の体験には秋田市と三種町から男女5人が参加し、檜山茶の歴史や手揉みの魅力に理解を深めた。檜山茶保存会と檜山地域まちづくり協議会の主催で、今季は12月を皮切りに年4回開催。最終回のこの日は、昨年7月に摘んだ茶葉約2㌔を蒸して冷凍保存したものを使用し、「下揉み」作業を中心に体験した。

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檜山茶の手揉み体験で「下揉み」作業に精を出す参加者(檜山崇徳館で)

●がん検診・人間ドック4割受診せず
 能代市は昨年9月に行った市民健康意識調査の結果を公表した。26年度のがん検診や人間ドックなどの受診状況では、約4割が「受診しなかった」と回答した。市健康づくり課は「早期発見・治療による重症化防止の重要性が十分に理解されていない」と分析。28年度は、がん検診無料クーポン券の対象年齢拡大や医療機関の協力による受診勧奨を新たに実施する。

●二ツ井で自転車無料貸し出し開始
 能代市は1日、同市二ツ井町地域で観光用自転車の無料貸し出しを開始した。JR二ツ井駅前と道の駅ふたつい内の二ツ井町観光協会に計7台配置している。11月末まで。この自転車は、合併前の旧二ツ井町時代の10年度から二酸化炭素削減を目的に継続してきた共用自転車「チャリンジャー」を〝再利用〟したもの。市はチャリンジャーの運用を26年度で終了し、27年度に「いつでも誰でも乗れる自転車」から観光客向けに転換した。

●三種の大黒さん、亡き兄の著書復刻
 亡き兄の足跡を後世へ──。三種町森岳字小中野の大黒和子さん(86)はこのほど、昭和17年に24歳の若さで死去した兄、江坂哲夫さん(能代市生まれ)の遺著「宗教的思慕」を出版した。焼け残った一冊から約70年ぶりに復刻したもので、「能代にもこういう人がいたことを、多くの人に知ってほしい」と話している。

●小友沼周辺で桜の剪定作業
 能代市の「小友の堤の桜を守る会」(佐々木満会長)は3日、同市小友沼周辺に植えられている桜の剪定作業を行った。テングス病にかかった枝などを切り落として処分し、今年も美しく咲くことを願った。同会は16年に発足。機織地区の老人クラブや自治会、おとも自然の会など地元有志で構成し、桜並木の手入れを通じて景観保全に努めている。

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開花を前に剪定作業に汗を流した(能代市の小友沼堤防で)

●釈迦の誕生日、像に甘茶かけ祝う
 能代市の奥羽教務所(篠岡誓法教務所長)主催の日曜学校「お寺で遊ぼう」は3日、同市鳳凰岱の西光寺(和田大輔住職)で開かれ、参加した子どもたちが釈迦の像に甘茶をかけて誕生日を祝ったほか、ビンゴゲームなどを楽しんだ。同教務所は京都の東本願寺を本山とする真宗大谷派の教務所。昨年8月から月1回のペースで日曜学校を開催し、読経やゲームを行うなどして子どもたちに寺院に親しむ機会を提供している。4月8日が釈迦の誕生日とされていることから、今回はそれを祝おうと仏教行事の花まつりを企画し、子どもや保護者約30人が参加した。

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釈迦の像に甘茶をかけて誕生日を祝う子どもたち(能代市鳳凰岱の西光寺で)

5日の紙面から

●吉田松陰が歩いた道たどる
 幕末の思想家、吉田松陰(1830─1859年)が歩いた道をたどるイベント「松陰の道を歩く」は4日、能代市二ツ井町で行われた。あいにくの雨に見舞われたが、市内の男女10人が加護山製錬所跡地からきみまち阪公園を抜け、道の駅ふたついに至る約1時間30分の〝歴史散歩〟を楽しんだ。

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幕末に思いをはせ「松陰の道」をテクテク

●既存企業の支援強化/能代市
 能代市は、市内に立地する製造業関連工場などが行う照明器具のLED(発光ダイオード)器具への買い換えや、建物の改修を支援する補助制度を創設した。企業誘致の実現が依然難しい状況にある中で、既存企業に対するフォローアップ強化が狙い。補助額の上限はLED照明の導入、工場改修ともに200万円。市商工港湾課は「新制度を通じて既存企業の負担軽減を図りながら、市内で安定的に操業してもらえるようサポートしていきたい」としている。

●「不夜城」募金グランプリ開始
 能代七夕「天空の不夜城」協議会(広幡信悦会長)は、8月3、4日の天空の不夜城運行に向けた機運を高めようと「募金グランプリ」を開始した。市内を中心に約120の飲食店などに募金箱を設置して運行経費への協力を呼び掛け、募金額の多かった店舗を表彰する。企画した同協議会財政委員会(清水靖委員長)は「善意を寄せてもらうことで、多くの人たちと共につくり上げ、地域に根付いたイベントに育てたい」と話している。

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「天空の不夜城を共につくり上げよう」と、飲食店に募金箱を設置(能代市畠町の尾張屋で)

●桑原木材がオール秋田杉で工場棟
 能代市外堤の桑原木材能代工場(平川友司工場長)は、日曜大工で使うDIY商品を製造する加工場を増設した。県産の秋田杉をふんだんに活用した純木造の2階建てで、強度と耐久性に優れた高齢杉の赤身材(芯持ち材)を土台に使い、木目に凹凸を付ける伝統技術「うづくり加工」を外壁に施した。「オール秋田杉」の建物は近年では珍しく、関係者の関心を集めている。

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外装を下見板で仕上げた桑原木材能代工場の新加工場(能代市外堤)

 

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内装にも県産秋田杉をふんだんに活用

●能代商議所に県内初の女性事務局長
 能代商工会議所(広幡信悦会頭)の事務局長に女性で初めて平川善子さん(51)=能代市万町=が就任した。過去最年少での抜てきともなった。県商工会議所連合会(事務局・秋田商工会議所)によると、県内6商議所で事務局長に女性が起用されたのは初めて。平川さんは東京・目白の川村短大(現川村学園女子大)を卒業後、昭和62年度に能代商議所に採用された。平成21年度に女性初の経営指導員になり、26年度に東北で唯一の女性の中小企業相談所長になった。

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能代商工会議所事務局長に就任した平川さん

●八峰の暮らし体感して/移住ツアー
 八峰町は、6月3~5日に2回目の「お試し移住ツアー」を実施する。先月行われた1回目のツアーには県外から7組9人が参加し、海と山の自然豊かな町の魅力を体感。終了後、町営住宅の入居申込書の送付を希望した人もいるなど、具体的な成果も出始めているという。2回目は古民家でのかやぶき屋根のふき替え作業体験やきりたんぽ作りなどを楽しんでもらう予定。ツアーに関する問い合わせは町企画財政課(☎018576・4603)へ。

●八峰町で今年の生薬栽培が始動
 八峰町が産地化を目指している生薬の今年の栽培がスタートした。農家の圃場(ほじょう)での栽培が本格化して2年目の今年は、10戸の農家がカミツレやキキョウのいずれかや両方を栽培し、全量を製薬会社の龍角散(本社・東京都)に供給する予定。4日は同町峰浜田中のふれあい農園にカミツレを栽培する5戸の農家が集まって播種(はしゅ)作業が行われ、技術交換をしながら今年も栽培に励むことを誓い合った。

●峰浜小と八峰中、あす開校式
 八峰町の統合新設校の峰浜小と八峰中は、ともに6日に開校式を行い、新たな校史のスタートを刻む。両校では春休み中に机や椅子などの備品の〝引っ越し〟も終わり、新校舎の玄関や体育館などには新たな校章も設置。児童や生徒を迎える準備が整った。

 


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