16日の紙面から

●保坂福祉学園に183人入学
 能代市老人クラブ連合会(桂田鶴蔵会長)が高齢者の社会参加促進をと開設する「保坂福祉学園」の入学式は15日、同市海詠坂の能代山本広域交流センターで行われた。今年度は新入生79人を含む183人が入学。入学者を代表して藤田貞逸さんが同学園の学びの五ケ条を読み上げて学習活動に励むことを誓った後、各教室の講師らが紹介されたほか、1人ひとりの名前を点呼。最後は学園歌を斉唱し、心新たに学園生活をスタートさせた。

保坂福祉学園の入学式が行われ、学園生活がスタート(能代山本広域交流センターで)

●ふるさと納税が大幅増加
 能代山本4市町に寄せられた27年度のふるさと納税の寄付額は、件数で1万1千件、金額で1億6千万円を超えた。返礼品として贈っている特産品の充実を背景に件数、金額ともに前年度比で大幅に増加した。寄付額は、トップの三種町が1億円を突破し、前年度の54倍。能代市も9倍の3600万円余、八峰町は1200万円を超えた。4市町とも、地場産品の魅力を発信する好機と捉え、返礼品の種類をさらに増やす方針。

●空き家 利活用3戸/三種町
 三種町は、27年度に始めた空き家利活用推進事業の実績をまとめた。県外からの移住者のため空き家を改修し、移住・定住の促進を図る事業。初年度は町内の3戸の空き家で実施、計436万円余を費やしてトイレや居室などを改修し、東京や千葉からの移住者に貸し出した。当初の見込み以上の費用が掛かったり、良好な物件ながら所有者の同意が得られなかったりしたこともあったが、移住者には好評を得ている。町は「条件の良い空き家はたくさんある」として今後も利活用を進めていく方針。

●伝統の踊り継承、披露へ
 能代市二ツ井町の小掛地区で、「小掛子供会」が活動を再開する。少子化で休止状態が続いていたが、子供会活動を満喫し大きくなった20代のOB・OGが中心となり、「もう1回、小掛を盛り上げてみよう」と地域に呼び掛けた。小掛山神社例大祭の5月3日に「お祭り」を開く計画で、地区に受け継がれてきた踊りを継承、披露しようと練習に励んでいる。

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小掛子供会が活動を再開、「お祭り」に向けて踊りの特訓

●清宮擁する早実高招待
 能代市野球協会(後藤健会長)は15日、能代球場(山田久志サブマリンスタジアム)のリニューアルオープン記念事業として5月3〜5日に開催する高校野球招待試合の日程などを発表した。昨夏の甲子園大会ベスト4進出校で、「怪物スラッガー」として話題の清宮幸太郎選手(2年)を擁する早稲田実(東京)を招待。4日に地元の能代、能代松陽とそれぞれ対戦する。また3日の「開幕試合」では、能代松陽と春のセンバツに出場した八戸学院光星(青森)が顔を合わせる。入場無料。

●洋剣、伊藤がアジア8位
 中国江蘇省無錫市で開かれているフェンシングのアジア選手権は2日目の14日、男子個人エペが行われ、能代市二ツ井町出身の伊藤心(26)=二ツ井町フェンシング連盟=が8位に入った。同選手権への伊藤の出場は2年ぶり。男子エペには、20カ国から76人の代表選手が出場した。

●課税ミスの損害補填を
 三種町が729万円の固定資産税を過大徴収し、利息相当分224万円を含めて納税者に返還した問題で、同町上岩川字羽立の無職、加藤昌晴さん(70)が15日までに、住民監査請求を行った。利息相当分は町長や職員の過失で生じた損害だとし、補填措置を講ずるよう町長に勧告することを求めている。

●銘板や看板6枚損壊
 能代市の米代川左岸堤防にある河川管理施設の銘板や看板計6枚が壊されているのが見つかり、施設を管理する国交省能代河川国道事務所は15日までに、能代署に被害届を出した。同事務所は巡視を強化しており「不審者を発見した場合は連絡を」と市民に協力を呼び掛けている。

17日の紙面から

●さくらまつりが開幕
 能代山本の各地で16日、さくらまつりが一斉に開幕した。主役の桜は、八峰町では咲き始めが見られたものの、能代市はほとんどつぼみ。これから膨らみが増し、今月23、24日に見頃を迎えるとみられる。露店が出たり、イベントデーがあったりと、これから各所は観桜客でにぎわいそうだ。八峰町ではスタンプラリー企画を開始、観光客が町内の加盟店を回って楽しんだ。

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開花までもう少しといった状況の能代公園

●高齢化で組織の存続協議
 能代市の「風の松原に守られる人々の会」(安井昭彦会長)の総会は15日、市中央公民館で20人余が出席して開かれ、県保安林で松葉かきする林床改良作業を事業計画に盛り込んだ。また、会員の高齢化に伴い活動が縮小する現状を踏まえ、今年度末まで組織の存続を協議することを確認した。守られる会は13年3月発足で会員は県内外の100人。

●ラジオ体操通し健康増進
 能代市の「北高跡地deラジオ体操会」は16日、同市追分町の旧能代北高跡地で始まり、約90人の市民がラジオ体操を通して健康づくりを図った。市民に運動する機会を提供して健康増進や交流などにつなげるとともに、同所で毎月6の付く日にちに開催されている朝市「6の市」のにぎわい創出も兼ねて昨年度から企画。今後、10月16日までの6が付く土・日曜日に計4回開催する。

ラジオ体操会が始まり、健康づくりに励む市民ら

(旧能代北高跡地で)

●地域経済活性化を応援
 能代市は、起業、新商品開発、新規分野参入、販路開拓、地域産業資源を活用した商品化を支援する補助金の申請を受け付けている。対象経費に対する補助率は昨年度、国の地方創生先行型交付金を活用し2分の1から10分の10に引き上げられたが、今年度も一般財源を使って100%助成を維持、引き続き地域経済の活性化に資するさまざまなチャレンジを応援する。募集は5月13日まで。問い合わせは商工港湾課商工労働係(☎0185・89・2186)へ。

●総合型SCのしろ設立
 能代市中心部の総合型地域スポーツクラブ「スポーツクラブのしろ」の設立総会は15日、市総合体育館で開かれ、28年度事業計画や収支予算を承認したほか、委員長にNPO法人能代市体育協会理事の斉藤憲身さんを選出した。今年度は市体協の主導で会員を募集しながら、計17のスポーツ教室やイベントを実施し、さまざまな世代がスポーツを楽しみながら地域コミュニティーの推進を図ることを確認した。

●「大空高く」思い描き
 24日に能代市の能代港中島ふ頭で開かれる「第51回能代凧(たこ)揚げ大会」を前に、市内の愛好者や地域住民団体が凧作りに励んでいる。各作業場では、連日絵付けや墨入れ、骨組みなどが行われ、作業がピークを迎えている。このうち、会員10人でつくる昇平岱凧の会(田村金美会長)は、2月から凧の制作に取り組んできた。作業場の昇平岱自治会館には午後7時ごろから仕事を終えた会員が続々と集まり、1日2時間程度の作業を進めている。

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能代凧揚げ大会を前に凧作りも大詰め

(能代市の昇平岱自治会館で)

●カフェで〝花より団子〟
 能代市二ツ井町のきみまち阪県立自然公園で16日、桜まつりが開幕した。肝心の桜はつぼみで、公園に足を運ぶ人は多くなかったが、散策したり、きみ恋カフェやきみまち恋文ギャラリーに立ち寄る人の姿が見られた。桜まつりは5月5日までで、期間中は無休。カフェとギャラリーの営業時間は午前10時~午後3時。

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桜まつり開幕とともにきみ恋カフェもオープン

●熊本の地震被災者に支援
 地震で甚大な被害が発生している熊本県の被災者にできることをしようと、能代山本でも募金の動きが始まっている。三種町大口の温泉宿泊施設・ゆめろんでは、16日にフロントに募金箱を設置。職員や入浴客などが協力している。

 

18日の紙面から

●きものフェス準女王に吉田さん
 公益社団法人・全日本きものコンサルタント協会主催の日本の心と美の祭典「2016年全日本きもの装いコンテストきものフェスティバル世界大会」がこのほど、東京都のNHKホールで開かれた。能代市景林町の「池田礼法きもの学院」(池田貴美子学院長)の門下生で、同市二ツ井町の吉田優女さん(秋田北鷹高3年)が、女性の部最高賞の「きもの装いの女王」に次ぐ振り袖の部準女王に選ばれた。能代松陽高に勤務する外国語指導助手(ALT)のアレクサンドリア・キンテロさん(28)=米国出身=が外国人の部第1位に輝いた。

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振り袖の部で準女王に選ばれた吉田さん(右)と、外国人の部第1位のキンテロさん

●市町合併後8201人減少
 能代市は、27年度末(3月31日)現在の人口と世帯数をまとめた。人口は5万5784人。前年度同期に比べ808人(1・4%)減少し、市町合併直後で10年前の17年度末からは8201人(16・7%)減った。出生が死亡を下回る657人の自然減、転入が転出を下回る151人の社会減だった。世帯数は2万4618で、48の減。世帯数減は2年ぶり。

●桧山ガイドの態勢充実
 能代市ののしろ桧山周辺歴史ガイドの会(小杉山久義会長)は、5月から10月まで毎月第2・4日曜日に飛び込みのガイド依頼に対応できる態勢を整える。事前の申し込みに応じていたガイド事業の充実を図るもので、活動拠点の桧山崇徳館に会員が待機し、要請があれば名所を案内する。国史跡の「桧山安東氏城館跡」で発掘調査が始まることもあり、同会は「桧山への注目度が高まるはず。反応を見て来年度以降の日数を増やすかどうかを考えたい」としている。

b15p04桧山ガイド旗

桧山崇徳館に会員を定期的に待機させる「のしろ桧山周辺歴史ガイドの会」

●市民プール今季営業開始
 能代市の市民プールは16日、今シーズンの営業を開始し、小学生らが初泳ぎを満喫した。オープン初日は、好天で市民の足が屋外に向いたためか利用者数は伸びなかったものの、昼すぎには小学生数人が来場。水温、室温ともに30度設定の“常夏”の中で、子どもたちは元気いっぱいに水しぶきを上げたり、ビート板で体を浮かせたりと思い思いに初泳ぎを楽しんだ。

b16p05市民プール開き

市民プールがオープンし、初泳ぎを楽しむ小学生たち

●ヨガで集中力高め、お絵かき
 能代市中央公民館の親子わくわく教室「色でおはなししよう─子どもを導く水彩画─」が16日、同公民館で開かれ、市内の親子連れなどがヨガやお絵描きを楽しみながら和気あいあいと楽しいひとときを過ごした。同教室は親子の絆を深め、子どもに豊かな創造性を育む機会を提供しようとさまざまなテーマで開講。この日は市内の3~5歳の子どもたちと保護者10組が参加し、同市で美術英語教室「森のおと」を主宰する浅野壽里さんが講師を務めた。

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ヨガを体験する親子(能代市中央公民館で)

●「きみまちのお菓子」開発
 能代市二ツ井農産物直売所運営管理組合「大地の会」(佐藤敏彦会長)は、大地の会ブランド第1号となる「桜まんじゅう」と「山うどまんじゅう」を商品化した。同市二ツ井町小繋の同直売所・きみまち杉ちょくんでゴールデンウイークまでの土・日曜日や祝日に販売する。16日に発売。佐藤会長によると、今後は同直売所内の加工施設で会員が製造し、5月上旬までの週末や祝日に販売する。価格は1個100円、3個入り280円。

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大地の会ブランド第1号のまんじゅう2種が発売

●月亭方正さん古典落語軽妙に
 能代仏教会(会長・柳谷悦麿敬正寺住職)の花まつり寄席は16日夜、能代市柳町の旧料亭金勇で開かれた。落語家でお笑いタレントの月亭方正さんが出演し、軽妙な語り口で古典落語2席を披露、詰め掛けた約270人の来場者を魅了した。

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軽妙な語り口で落語を披露した方正さん(能代市柳町の旧料亭金勇で)

●強風、車庫倒壊しけが人
 能代山本地方は17日、午後から風が強まり、夜には車庫や屋根が吹き飛ぶ被害が相次いだ。能代市緑町では吹き飛んだ車庫のトタンが女性に当たり、軽傷を負った。気象庁の調べでは、この日の最大瞬間風速は、能代市能代地域で26・0㍍(午後5時9分)、八峰町八森で24・7㍍(同2時27分)を観測した。同市緑町では車庫が吹き飛んだ。近所の住民によると、午後6時ごろ、飛ばされそうになった車庫を支えていた60代女性に、吹き飛んだ車庫のトタンが女性の額に当たった。救急車で市内の病院に搬送された。

 

19日の紙面から

●洋剣の伊藤がアジア選手権Vに貢献
 中国江蘇省無錫市で開かれているフェンシングのアジア選手権は5日目の17日、男子エペ団体戦が行われ、能代市二ツ井町出身の伊藤心(26)=二ツ井町フェンシング連盟=がメンバー入りする日本が優勝を飾り、アジアの頂点に立った。今大会日本選手団初の金メダルで伊藤にとっては海外の大会で初めての優勝。同団体戦には18カ国が出場た。

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金メダルを首に掛け、喜びをかみしめる伊藤(右)ら日本チーム

●商店街景観改修5件/能代市
 中心市街地のイメージアップのため、商店街の通り沿いの老朽店舗や住家の外観改修工事に最大50万円を助成する能代市の「街なか商店街景観改修事業」で、昨年度新たに5件の建物で外壁の塗装や看板の木質化改修などが行われた。同事業は24年度に始まり、これまでの4年間で計49件の改修実績が生まれた。市商工港湾課中心市街地活性化室は「事業をきっかけに壊れたりさび付いたりしていたシャッターなどはだいぶ少なくなった。さらなる景観向上へ引き続き事業を推進していきたい」としている。

●温もり補助金、地場産材の消費へ
 能代市は、地場産スギ製品を使った住宅の新築、増改築、リフォームを推進する「木のまちづくり推進事業」秋田スギの温(ぬく)もり補助金の申請受け付けを25日に開始する。補助件数を大きく伸ばした前年度の実績を踏まえ、当初予算の事業費を200万円多い700万円に拡大した。市林業木材振興課は「地場産材を使った家づくりを応援することで、引き続き能代の木材業の振興を後押ししたい」として、利用を呼び掛けている。

●売上、採算とも悪化/景況調査
 能代商工会議所が行った1~3月の中小企業景況調査によると、前年同期(27年1~3月)と比較した全業種平均のDI値は、「売上」がマイナス39・3、「採算」が同36・4だった。前期(27年10~12月)より「売上」が17・6㌽、「採算」が8・9㌽それぞれ悪化。「来期の見通し」は前期よりやや改善を見込むが、需要の停滞などを背景に厳しい情勢が続いている。

●袴田さん(藤里町)に正力松太郎賞
 公益財団法人全国青少年教化協議会(東京都中央区)は第40回正力松太郎賞の受賞者を発表、藤里町の月宗寺住職の袴田俊英さん(57)が選ばれた。心といのちを考える会会長として、長年にわたり地域に根差した自殺予防活動に取り組んでいることが評価されたもので、「自死予防活動に取り組む人たちの代表として評価されたと考えている」と喜びを語った。

●秋田林業大学校に能代山本から初
 秋田市河辺の秋田林業大学校(県林業トップランナー養成研修)に今月、能代市町後の小林穣さん(18)が入校した。県が昨年度設置した2年制の研修機関で、即戦力となる林業技術者を育成するのが目的。能代山本で初の研修生となった小林さんは「来年度までにいろんな資格を取って山の仕事に就きたい」と知識の習得や技術の研さんに励んでいる。

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秋田林業大学校の能代山本第1号の研修生となった小林さん

●建物被害は22件に/能代山本
 能代山本で17日午後を中心に吹いた強風により、屋根のトタンの剝離や車庫の倒壊など22件の被害が出たことが18日、分かった。能代市内一部の770戸で停電も発生したが、17日夜に復旧した。

●三種町琴丘で早朝運動スタート
 三種町琴丘地域の「おはようジョギング体操」が18日、各地区で始まった。今年で36年目を迎えた息の長い活動で、住民は防災行政無線の放送を合図にウオーキングやジョギングを楽しんだほか、指定の体操広場でラジオ体操をし、爽やかな1日をスタートさせた。同体操は琴丘地域スポーツクラブ連盟(柴田正臣会長)の主催。住民の健康づくりを推進しようと昭和56年に始まり、今年は32地区で実施する。

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朝から体を動かす住民ら(三種町鹿渡で)

 

20日の紙面から

●田んぼの耕起各地で/能代山本
 能代山本地方の田んぼで耕起作業が本格化している。農業用トラクターがエンジン音を響かせながら往来し、5月の田植えに備えている。稲作農家では今月に入って播種(はしゅ)作業が始まり、育苗が本格化。圃場(ほじょう)への肥料散布や田起こしも始まり、春の農作業は日に日に慌ただしさを増している。

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田んぼでは耕起作業が本格化(能代市常盤で)

●ジオ、4年に一度の勝負の年
 八峰白神ジオパーク推進協議会の総会は19日、八峰町役場で開かれ、今年度事業計画・収支予算を決めた。日本ジオパーク委員会による4年に1度の再認定審査を今秋に控えており、課題解消への取り組みが最大のテーマとなる。7月には同町で東北ジオパークフォーラムが開催、各地域の成果発表などが行われる。役員改選では会長に辻正英さん(NPO法人白神ネイチャー協会会長)を再選した。

●能代火力2号機定期点検へ
 東北電力は、能代火力発電所2号機(能代市大森山、出力60万㌔㍗)の定期点検を、6月21日から行う計画を立てている。ボイラーと蒸気タービンの両施設が対象で、98日まで80日間かけて実施する予定。電機、建設、運輸など市内外の約100社が請け負い、通常の2.5倍に当たる1日最大約1千人が構内で働く。日ごと作業員が増える3号機建設とも重なり、近年にない作業規模となる。

●庄内製材所が自己破産申請準備
 木都能代の一般製材業の老舗である能代市向能代字上野の庄内製材所(林章弘代表、資本金1千万円)が19日に事業停止し、自己破産申請の準備に入った。負債総額は約2億4千万円。帝国データバンク秋田支店と東京商工リサーチ秋田支店によると、同社は昭和4年に創業し、23年に法人改組。秋田杉の一般製材業者として、壁材や床材などを製造し、関東や北陸など県外の木材、建材問屋、卸売市場へ販売してきた。

●アルビオン、藤里で施設拡充
 藤里町で化粧品の原料になる植物の栽培や研究などを行っている高級化粧品メーカー・アルビオン(本社東京都中央区、小林章一代表取締役社長)は今年度、同町米田地区のパイロットファームと白神研究所を大幅に拡充する。現場を管理する圃場(ほじょう)長の下、新たに採用された20歳以下の4人が配置され、植物の生産量アップと安心・安全な商品づくりに向け、目下研修に励んでいる。

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新規採用した若手社員の農作業研修も始まり、圃場で土づくりに取り組む

●全国学テ 小6、中3全員臨む
 全国の小学6年生と中学3年生を対象とした文科省の「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」は19日、全国一斉に行われた。能代山本では、33小中学校合わせて1248人が対象となり、各校で児童生徒たちが国語と算数・数学のテストに臨んだ。

●熊本地震 避難所へ救援物資を
 能代市のNPO法人メリーゴーランド(佐々木久美子理事長)は、熊本地震で被害を受けた熊本県内の3市町の避難所へ救援物資を送ることになり、運営する同市臥龍山のつばめの森保育園で19日から「レトルトの離乳食」「ミルク」「紙おむつ」「生理用品」「ウェットティッシュ」の子育て用、女性用の5品目の寄贈を受け付けている。21日まで。問い合わせは同園(☎0185・55・2533)へ。

s19p02つばめの森で熊本の支援物資受け付け

NPO法人メリーゴーランドが熊本への救援物資を受け付け

●春風受け、こいのぼり悠々と
 能代山本地方は19日、低気圧の影響で曇りがちな天気となり、時折小雨がちらつく一日だった。春らしさが増していく中で、民家の庭先では爽やかな風に吹かれながら悠々と泳ぐこいのぼりが見られている。きょう20日は田畑の準備が整い、春雨が降り始める頃とされる二十四節気の一つ「穀雨」。

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春風を吸い込み悠々と泳ぐこいのぼり(能代市桧山で)

 


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