16日の紙面から

●小学校の運動会ピーク
 能代山本の小学校の運動会シーズンは15日に始まり、計13校で行われた。早くもピークを迎え、五月晴れの中でさまざまな種目を展開、児童らが元気いっぱいに徒競走や綱引きなどに奮闘した。各会場には大勢の保護者や地域住民が訪れ、各種目に取り組む児童らに声援を送り、にぎわいを見せた。このうち、創立10年を迎えた能代市渟南小(石戸世津子校長、全校児童296人)では、「もえろ!進め!南っ子 笑顔でかざる10周年」をテーマに掲げた。全校児童が4組に分かれ、定番の徒競走や綱引き、リレー、学年別種目などが次々に行われた。

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児童らが奮闘した運動会(能代市渟南小で)

●認定農業者1341経営体に
 能代山本の認定農業者数は3月末現在で1341経営体(うち法人数41)となり、前年同期より158経営体(同6)増加、過去10年間で最高水準となったことが県山本地域振興局のまとめで分かった。27年度から経営所得安定対策(ゲタ・ナラシ対策)の交付対象が認定農業者などの担い手に限定し、認定要件を緩和したことで申請が進んだ。農地集積が進められる中、県や各市町では、法人経営のさらなる掘り起こしにも力を入れていきたい考えだ。

●能代と松陽が決勝進出
 春季県北地区高校野球大会は3日目の14日、大館市の田代球場で準決勝、八峰町の峰浜球場で代表決定戦1回戦を行った。能代勢は準決勝で能代が大館鳳鳴を3─2で下し、能代松陽が大館国際に7─3で快勝した。代表決定戦トーナメントに回った能代工が能代西に6─4で勝利。最終日の16日は田代球場で代表決定戦と決勝が行われる。

 ▽準決勝(田代球場)
大館鳳鳴000100100 2
能  代00001020X 3

 ▽準決勝(田代球場)
能代松陽004000021 7
大館国際000100110 3

 ▽第5代表決定戦1回戦(峰浜球場)
能代西000400000 4
能代工00000240X  6

●ソフト、能代合同チーム優勝
 県中学校春季大会は15日、県内各地で4競技を行った。能代山本勢はソフトボールの東雲・能代二・能代東の合同チームが優勝し、バスケットボール女子は山本が準優勝を飾った。バレーボール女子の東雲は準々決勝で敗退した。

●ハピネッツ最終シーズン3位
 プロバスケットボールbjリーグの秋田ノーザンハピネッツは15日、東京都の有明コロシアムでファイナルズの3位決定戦に臨み、京都ハンナリーズを122─74と48点の大差で下した。悲願の頂点は果たせなかったが、大勢のブースターに後押しされ、リーグの締めくくりとなる試合で全力を出し切った。

●新緑の七座山登る
 秋田白神ガイド協会(斎藤栄作美会長)の白神山地の1年を巡るツアー(第2回)は15日、能代市二ツ井町の七座山(287㍍)で行われ、県内各地から参加した20人が新緑にもえる里山の風景や植生を楽しんだ。同ツアーは、新人ガイドの研修を兼ね、藤里町の補助を受けて初開催。4月の十二湖(青森県深浦町)を皮切りに、来年3月まで県内外で11回計画している。

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新緑の七座山を歩く参加者(能代市二ツ井町で)

●きみまち阪公園もツツジ見頃
 能代市二ツ井町の景勝地・きみまち阪公園でつつじまつりが開かれており、オレンジ色や赤、淡い紫色と色とりどりに咲くツツジが新緑あふれる公園内を彩り始めている。鮮やかに咲くツツジを観賞、桜からツツジへ〝主役〟が交代する公園内を散策する人の姿が見られている。ツツジはつぼみの木も多く、これから色鮮やかに公園を染める。

f14p02つつじまつり1

色鮮やかツツジが園内を彩る(能代市二ツ井町のきみまち阪公園で)

●自転車安全モデル校に/能代工高
 能代工高(山田浩充校長)は今年度、能代署の自転車安全利用モデル校に指定され、街頭指導などに力を入れていく。同署の湊信署長らが13日、同校を訪れ、指定書を交付。生徒たちは自転車事故に遭わないことを誓った。モデル校の指定は、自転車の安全利用を推進し、生徒をはじめ地域の交通安全意識の高揚を図ろうと県内15署で実施。今年度、能代署管内では能代一中も指定を受けている。期間は1年間。

17日の紙面から

●早くもフジの花見頃
 能代山本の各地で、フジの花が咲き始めた。棚に薄紫色が広がる光景は街に爽やかさを醸し、近隣住民や道行く人たちの目を引いている。フジは、マメ科フジ属のつる性落葉木本。能代市後谷地の元中学校教諭、納谷晋一さん(89)宅の庭ではすでに見頃となっている。同じ場所にはツツジも咲き誇っており、春らんまんの景色が近隣住民や教え子らの目を楽しませている。

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フジとツツジの競演が目を楽しませている(能代市後谷地の納谷さん宅で)

●住宅投資冷え込む/能代山本
 県建築住宅課がまとめた27年度の新設住宅着工動向によると、能代山本の着工戸数は213戸で前年度と比べ20戸、8・6%減少した。2年連続で前年を下回り、住宅投資が冷え込んだ現状をうかがわせている。全県の着工戸数は3809戸で、同比142戸、3・6%減少した。同課は「26年度に伸びた貸家の着工が27年度は元に戻った形。全体としては大きな変化はなかったのではないか」とみている。

●出水期前に揚水機場など点検
 米代川の取水施設管理者と国交省能代河川国道事務所の合同点検が16日、能代市内の揚水機場など16カ所で行われ、出水期に備えて揚水ポンプや取水口などの作動状況や安全性、非常時の連絡態勢などを確認した。本格的な出水に備え、災害の未然防止や軽減を図ることを目的に毎年実施。この日と18日に二ツ井出張所管内、19日に鷹巣出張所管内(北秋田市から上流部)の施設を点検する。

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出水期を前に取水施設などに異常がないか点検した(能代市扇田で)

●松陽が能代下し県北優勝 
 春季県北地区高校野球大会は最終日の16日、大館市の田代球場で決勝が行われ、能代勢同士の対決は能代松陽が能代に3─2で競り勝ち、3年連続の優勝を飾った。また、第5代表決定戦は能代工が大館桂桜に1─4で敗れ、県大会の出場権を逃した。県大会は26日に秋田市で開幕、能代勢は能代松陽と能代が出場する。

 ▽決勝(田代球場)
能代松陽200001000 3
能  代000000101 2

 ▽第5代表決定戦(田代球場)
能 代 工000001000
 1
大館桂桜00001201X
 4

●地元就職希望は11.8%だけ
 能代山本雇用開発協会(相原文人会長)は、来春に高校を卒業予定の生徒を対象に行った「進路に関するアンケート」の結果をまとめた。大学などへの進学後も含めた将来の就職先に能代山本を希望したのは57人で全体の11・8%にとどまり、前年より3・6㌽低下した。同協会は「希望する業種や職種の求人が少ないと考える生徒が多いとみられる」と分析している。

●ニホンジカの監視カメラ設置
 白神山地世界遺産地域周辺でニホンジカの生息状況を把握するため、林野庁東北森林管理局は16日、監視センサーカメラの設置作業を能代市二ツ井町の梅内林道で行った。今年度の皮切りとなる作業で、林道沿いに2台を設置した。6月までかけて本県側に26台を設置・稼働させる予定で、環境省や本県、青森県が設置する分を含めると、27年度より24台多い計99台でニホンジカを監視する。

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今年度もニホンジカ監視センサーカメラの設置を開始した(能代市二ツ井町の梅内林道で)

●来月20日「飛鳥Ⅱ」能代港へ
 日本最大の豪華客船「飛鳥Ⅱ」(約5万㌧)が、来月20日に能代港に入港する。約670人の旅行客を乗せた日本一周クルーズの中で立ち寄るもので、能代への入港は23年10月以来4年8カ月ぶり、3回目。当日は4万㌧岸壁で歓迎セレモニーなどが行われるほか、市民らを対象に船内見学会も開かれる。見学の申し込みは同6日まで。

●踏切事故に備え訓練
 JR秋田支社県北地区センターは16日、能代市の東能代駅構内で踏切事故防止に向けた訓練を行った。車が踏切内に閉じ込められたと想定し、参加者が有事の対応を確認した。今年2月6日、同市の仁井田踏切で、脱線した軽乗用者と特急つがるが衝突しかけたことを受け、東能代駅構内の模擬踏切で実施。同センターや能代山本地区交通安全協会、能代署などから42人が参加した。

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車が踏切内に閉じ込められた場合を想定した脱出訓練(能代市のJR東能代駅構内で)

18日の紙面から

●能代火力3号機工事着々と
 東北電力秋田支店は17日、能代市大森山の能代火力発電所で報道機関対象の見学会を開いた。同発電所では現在、3号機建設に向けた地盤改良工事などが本格化しており、同社は本体を含めた工事のピークを30年9月ごろと説明。同発電所の千葉秀樹所長「1・2号機とも、これまで電力の安定供給に努めてきた。3号機は工事が進むにつれ、地元の注目も増してくると思う。節目節目に情報提供していきたい」と話した。

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くい打ちなどが進む能代火力3号機建設現場

●〝高齢者の足〟を確保
 能代市は、高齢者の外出支援を目的とした「元気・交流200円バス事業」を今年度も実施している。満65歳以上の市民が市内路線バスを利用する際、市交付の乗車証と介護保険被保険証を提示すると、どこまで乗っても運賃は上限200円となる。市長寿いきがい課によると4月末現在の乗車証保有者は4249人。「買い物や通院、行楽地へのお出掛けなどにも活用し、元気に過ごしてもらいたい」と利用を呼び掛けている。

●ごみ収集量は増加見込み
 能代市環境審議会(小泉亮会長)は17日、市中央公民館で開かれ、今年度一般廃棄物処理実施計画案を承認した。ごみの計画収集量は、生活系と事業系合わせて2万974㌧で、前年度実績比184㌧(0.9%)の増。来年4月に予定される消費税の10%への引き上げを前に、ごみの「駆け込み廃棄」があると見込んだ。

●搭乗者13万人目標に
 大館能代空港利用促進協議会(会長・福原淳嗣大館市長)の総会は17日、北秋田市のホテルで開かれた。28年度は搭乗者数目標を13万人とし、企業ファンクラブの入会勧誘のほか、部活動やセミナー活動などで空港を利用する圏域の学校への助成事業、秋田犬による出迎えプロジェクトを行うなどとした事業計画を決めた。

●「雑誌スポンサー」広がる
 企業や団体が公立図書館の雑誌の年間購入費を負担する代わりに、雑誌の最新号に広告を掲示できる「雑誌スポンサー制度」。約80誌の配架雑誌をそろえている能代市立図書館は26年度に導入し、現在は市内の15事業所が計18誌のスポンサーになっている。図書館は経費の減少分で雑誌の種類を充実させ、スポンサーにとっても宣伝効果があり、互いにメリットを得るウィンウィンの関係を築けるという。同図書館は「年間の負担金はそれほど大きくないので、気軽に申し込んでいただければ」と随時応募を受け付けている。

●〝決戦の水曜日〟まで1週間
 住民参加型のスポーツイベント「チャレンジデー2016」は、1週間後の25日に行われる。能代山本全4市町が参加し、当日午前0時から午後9時まで15分以上運動した人の参加率を対戦自治体と競い合う。昨年は全市町が勝利し、「4戦全勝」の好成績を収めた。参加率を上げるため〝メニュー〟を企画する各市町は、庁舎にのぼり旗を設置するなどして住民に積極的な参加と「報告」を呼び掛けている。

●奄美市と互いに健闘を誓う
 25日に行われる「チャレンジデー2016」を前に、能代市の斉藤市長は17日、対戦する鹿児島県奄美市の朝山毅市長とテレビ電話でエールを交換した。互いに地域の魅力を紹介し、健闘を誓い合った。斉藤市長は「能代市には三つの日本一がある」とし、高校バスケで全国大会優勝58回を誇る能代工と高さ24.1㍍の七夕灯籠「天空の不夜城」、二ツ井町仁鮒にある高さ58㍍の天然秋田杉を挙げた。対する朝山市長は、特別天然記念物のアマミノクロウサギに触れ、公式キャラクターの「コクトくん」と「ロビンちゃん」を紹介した。

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チャレンジデーに向け、エールを交換する斉藤市長

(能代市役所で)

●親子でよい歯10組表彰
 県の28年度親子よい歯のコンクール能代山本地区審査会は17日、能代市御指南町の県山本地域振興局庁舎で開かれ、親子10組を表彰し、このうち八峰町峰浜畑谷の今井美嘉さん(28)と次女の彩遊ちゃん(4)親子を県中央審査会(6月5日・秋田市)に推薦することを決めた。

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「親子よい歯のコンクール」で今井さん親子(前列左から3番目)を含む10組を表彰

19日の紙面から

●小中学校で地震、津波想定し訓練
 日本海中部地震(昭和58年5月26日)の発生に合わせて制定された「県民防災の日」にちなみ、能代山本の各小中学校では地震や津波を想定した避難訓練や災害時の対応を学ぶ防災教室を開いている。能代一中では18日、地域住民と合同で避難訓練と避難所開設訓練を実施し有事の備えを確認した。

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校外活動中の生徒が避難訓練で住民を学校へ誘導

●ハタハタ加工品をアジア市場に
 八峰町八森の鈴木水産(鈴木勇社長)は、タイの首都バンコクで開かれるアジア最大級の国際食品見本市「タイフェックス」(25~27日)に加工食品の「ハタハタキャビア」と「ハタハタオイル漬け」を初出展する。人口減で国内需要が先細りする中、販路拡大に向け同社初となる輸出の足掛かりにしたい考え。3月に参加した国際見本市で海外バイヤーの目に留まり、反響があったことも海外出展を後押しした。同社は「少子高齢化が進み、限られたパイを奪い合う状況下で事業を続けるには海外進出は避けられない。タイフェックスはその第一歩」とする。

●正副議長を改選へ/能代市議会
 能代市議会は、議員任期の折り返しを迎えた議会構成の協議で、正副議長の任期については今回も従来通り2年交代の慣例を踏襲することを18日、各会派で申し合わせた。来月7日開会予定の6月定例会初日に、正副議長選挙が行われる見通しとなった。

●「市長への手紙」27年度は67件
 能代市が、より開かれた市政を目指し市民から要望、提言などを受け付ける「市長への手紙」事業に、昨年度は67件の「手紙」が寄せられた。内容は道路環境の改善、観光振興、子育て施策の充実など多岐にわたった。今年度も5月10日号の「広報のしろ」に切手不要の専用用紙を折り込んでおり、市は「日々の暮らしで考えていることなどを気軽に寄せてほしい」と呼び掛けている。

●ゆめろん当期純利益144万円余
 三種町大口の温泉宿泊施設ゆめろん(代表取締役・三浦町長)の株主総会は16日、同施設で開かれ、27年度決算を承認した。入館者数、売り上げともに減少したが、当期純利益は144万9千円で2期連続の黒字となった。約20人が出席。三浦代表取締役は「人口減少の影響か、入館者数が減少しており、営業努力で賄っていきたい」などとあいさつした。

●ハピネッツ 最終シーズン3位報告
 プロバスケットボール・bjリーグの秋田ノーザンハピネッツの選手たちが18日、県庁を訪れ、佐竹知事に3位で終えた2015─16シーズンの終了報告を行った。bjリーグは今秋、ナショナルリーグ(NBL)と統合するため、新たな船出となる。チーム関係者はさらなる飛躍を誓った。

a18p01bjハピネッツ知事訪問1

秋田ノーザンハピネッツの選手たちがbjリーグ最終シーズンの終了を報告(県庁で)

●豊作願って田植え/能代支援学校
 能代支援学校(糸屋賢校長)は18日、能代市真壁地の同校実習田で「全校田植え」を行い、児童生徒93人が秋の豊作を願いながらあきたこまちの苗を植えた。今年は実習田23㌃のうち約10㌃を使い、高等部の農園芸班の生徒や民生児童委員が事前に田んぼへ目印のひもを張るなどの準備を行った。この日は全校生徒や職員、保護者のほか、民生児童委員、小規模作業所・ワークしののめの利用者合わせて約140人が参加した。

おいしく育つように願いながら田植えに取り組む能代支援学校の児童生徒

●生保変更、県が一部加算を認定
 生活保護を受給する三種町の女性(68)が、特別養護老人ホームへの義母(95)の入居に伴う「介護施設入所者加算」を削除されたのは不服とし、県に保護変更処分の取り消しを求め審査請求していた問題で、県は裁決で一部処分を取り消し、一定期間の加算を認める方針を示した。女性を支援する県生活と健康を守る会連合会(鈴木正和会長)が18日、明らかにした。

20日の紙面から

●マイヅルソウかれんに/風の松原
 能代市の風の松原で、絨毯(じゅうたん)を敷いたように広がるマイヅルソウが一斉にかれんな花を咲かせている。マイヅルソウはユリ科の多年草。葉の形が、ツルが羽を広げて舞っているように見えることからマイヅルソウと呼ばれ、5月ごろから花を咲かせ、秋には赤い実を付ける。針葉樹林に多く群生する。

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マイヅルソウが一斉に花を咲かせている

(風の松原で)

●洋上風力141基で売電1182億
 風力発電事業を手掛ける風の王国プロジェクトの代表ら県内有志でつくる「地域に根差した洋上風力ビジョン研究会」がまとめた洋上風力発電の事業化へ向けた提言書によると、八峰町、能代市、三種町の沖合に出力7千㌔㍗(7㍋㍗)の洋上風力計141基を設置した場合、売電収入は年間約1182億円になると試算した。地域経済に好循環を生み出すには地元の住民や漁協、行政なども巻き込み、大手企業などの事業者だけでなく地域全体が事業主体になって取り組むことが不可欠と提案している。

●「南蛮べっちょ」商品化
 八峰町の「はっぽううまし」ブランド推進協議会の総会は19日、町役場で開かれ、今年度事業計画を決めた。特産の菌床シイタケを使った「南蛮べっちょ」の商品化に向けたモニター調査や、新商品開発などを盛り込んだ。役員改選を行い、鈴木勇さん(鈴木水産)を会長に再選した。同町は、特産品を全国に売り込もうと24年度から「八峰白神ブランド戦略事業」を本格化。27年2月に発足した協議会には食品製造・加工業者、農産物直売所など12団体が加盟し、商品開発に取り組んでいる。

●JA新人職員が農作業体験
 JA秋田やまもと(阿部隆一組合長)は、採用1、2年目の職員を対象に、組合員宅で農作業を体験する新人研修を行っている。職員は農家の仕事や思いに理解を深めながら、田植えなどの農作業に精力的に取り組んでいる。農家の苦労や喜びを理解するとともに、組合員との結び付きを深めてもらおうと、今年度初めて実施。組合員の協力を得て、入組1年目の4人は2週間、2年目の6人は1週間の研修を16日から順次行っている。

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新人研修で田植え作業に積極的に取り組む高田さん(右から2番目)

●着地型旅行商品販売へ
 能代山本地区観光連盟(広幡信悦会長)の代議員会は18日、藤里町のホテルゆとりあ藤里で開かれ、今年度事業計画を決めた。新規で企画する「着地型旅行商品」は、早ければ7月末の販売開始を目指す。NPO法人能代観光協会が主体となり、能代山本の周遊コースを売り込みたい考え。昨年度に続いてスタンプラリーも実施する。

●保育所見直しへ説明会/能代市
 能代市は、26日から市内4会場で「市立保育所の今後の方針に関する説明会」を開く。第一、第四、二ツ井、きみまちの4市立保育所は当初、民間移管を進める考えだったが、市内の保育環境の変化や入所児童数の推移などから方針を転換し、第四保育所は34年度末で廃止、また他の3保育所も廃止を含める形で、方針の見直しに向けた検討に入っている。市子育て支援課は「見直しの方針は、保護者らの意見も聞きながら今年度中に決定したい」としている。

●園児に自然体験伸び伸びと
 三種町鵜川の八竜幼稚園(見上岳也園長)が今春、「森のようちえん全国ネットワーク」の団体会員となった。子どもたちに自然体験の機会を提供しようと活動する幼稚園や保育園で構成する団体で、県北の会員は同幼稚園が初めて。園児の父親が協力して木の遊具や散策路を整備する計画で、豊かな自然の中で遊ぶ環境づくりを夏までに完了させる。

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父親たちが斜面につけたロープで遊ぶ園児たち

(三種町八竜幼稚園で)

●特殊詐欺被害防止を重点に
 能代市防犯協会(相川億里会長)の総会は19日、同市柳町のプラザ都で開かれ、振り込め詐欺など特殊詐欺被害防止対策などを重点に掲げた今年度の事業計画を決めた。相川会長は「安全で安心して生活できる地域社会の実現に向け、一歩一歩着実に歩みを進めたい」とあいさつした。

 

 


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