26日の紙面から

●日吉神社祭典幕開け/能代市
 能代市御指南町の日吉神社(平賀優子宮司)の祭典は25日、当番町祭で幕を開けた。今年の当番町を務める後町組などが関係町内で伝統の丁山を運行、男衆の「わっしょい、わっしょい」という威勢のよい掛け声とともに木車のきしむ音を街に響かせ、住民に夏祭りシーズンの到来を告げた。

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威勢よく運行し、住民に祭りの夏到来を告げた丁山(能代市内で)

●能代市議会再編進み「4会派」に
 能代市議会で25日までに、5会派が関係する異動があった。「よねしろ会」(伊藤洋文会長、2人)が解散し、「希望」(安井和則会長、3人)に合流。また市民の声(藤田克美会長、2人)、共産党(菊地時子団長、2人)、改革のしろ(安岡明雄会長、1人)の3会派は、新たに「改革ネットワーク(市民の声、共産党、改革のしろ)」(藤田代表、5人)を結成した。この異動で市議会会派は7から4に減り、全会派が議会運営委員会に委員が出せる「交渉会派」となった。

●地域おこしの方策とヒント探る
 能代市中央公民館主催の地域づくりセミナーは23日、市文化会館中ホールで開かれた。参加者は「地域資源を生かしたまちづくり」をテーマに掲げた講演に耳を傾け、地域おこしの方策を考えた。同セミナーは、年6回ほど開催。今回は県立大経営システム工学科の嶋崎真仁准教授が講師を務めた。

●八竜は1回戦敗退/全県少年野球
 第82回全県少年野球大会は25日開幕し、秋田市の八橋球場と潟上市の長沼球場で1回戦5試合を行った。能代山本勢は、山本代表の八竜が初戦で男鹿東(男鹿)に0─4で敗れた。26日は八橋球場とこまちスタジアムで2回戦8試合が行われ、能代代表の二ツ井が同スタジアムの第4試合で下川沿(大館北秋田1区)と対戦する。
 ▽1回戦(八橋球場)
八 竜 0000000 0
男鹿東 200200X 4

●全中洋剣女子エペ、千葉が5位
 第2回全国中学生フェンシング選手権大会は23~25日の3日間、東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場で開かれ、二ツ井ジュニアフェンシングチームは女子エペの千葉圭(能代二3年)が5位に入る活躍を見せた。

●柏子所の鎮守八幡神社で遷座祭
 能代市柏子所の鎮守八幡神社で24日、新築した末社に、近くにある古四王(こしおう)神社の御霊代(みたましろ)を移す「遷座祭」が行われた。神主もめったに執り行うことのない重要神事で、氏子らの手によりご神体が無事運び出された。

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ご神体を移す前の古四王神社の社(やしろ)

(能代市柏子所で)

●白神体験センター受け入れピーク
 八峰町八森のあきた白神体験センターは、県内各地からの学校の宿泊体験の受け入れがピークを迎えている。7月に受け入れるのは、小学校を中心に能代山本内外の20校。児童生徒が同センターに宿泊しながら、海や山での活動に歓声を響かせる姿が連日のように見られている。自然体験や思い出づくりの場として好評を得ている一方、児童生徒数の減少に伴い利用は減少傾向にあり、一般利用を含めた需要の掘り起こしが課題となっている。

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八峰町に宿泊体験に訪れ、シーカヤックを楽しむ児童たち

●役七夕本番4若そろい打ち
 能代の伝統の役七夕が8月6、7日に運行されるのを前に、今年の当番を務める大町組が24日、能代市総合体育館前で4若によるそろい打ちの練習を行った。当日は20年ぶりに太鼓の打ち手が乗るステージを設置してそろい打ちを行う予定で、互いの距離や配置を確かめながら笛や太鼓の音色を合わせた。

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ステージを使ったそろい打ちの復活に向け、大町組の4若が練習

27日の紙面から

●柳町通りに露店と浴衣、祭りの光景
 能代市御指南町の日吉神社祭典宵祭の26日、歩行者天国となった柳町通りには、恒例の夜店がずらりと並んだ。金魚すくいや射的など定番の遊びのほか、焼きそば、綿あめといった露店は、大勢の住民でにぎわった。夕暮れが近づくに連れ、浴衣姿で行き交う人の姿も見られ、夏ならではの風情を堪能した。

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歩行者天国の柳町通りに露店がずらりと並び、大勢の人でにぎわった(能代市柳町で)

●JA白神が農業版職業紹介を計画
 JAあきた白神(佐藤謙悦組合長)は、主要品目のネギやキャベツといった園芸作物等での農作業の労働力確保を目指し、生産現場と就労を希望する組合員とをつなぐ「無料職業紹介所」の開設に向けて準備を進めている。県内15JAでは初めての取り組みで、生産現場の労働力不足解消に向けたモデルケースとして期待されている。今年度は管内の需給バランスを把握するため、全組合員を対象にしたアンケート調査や先進地の視察研修などを実施。29年度の開設を目指している。

●二ツ井ベスト8入り/全県少年野球
 第82回全県少年野球大会は2日目の26日、秋田市の八橋球場とこまちスタジアムで2回戦8試合を行った。能代市代表の二ツ井は下川沿(大館北秋田1区)を4─2で下し、準々決勝に駒を進めた。3日目の27日は準々決勝4試合が行われ、二ツ井は八橋球場で正午から秋田北(秋田4区)と対戦する。
 

 ▽2回戦(こまちスタジアム)
下川沿0000011 2
二ツ井100003X 4

●高校生が憧れの白衣を着て奮闘
 県看護協会能代山本地区支部(佐々木冷子地区支部長)の「一日看護学生実習」が26日、能代市内3病院で行われ、白衣姿の高校生が医療現場や看護の心得を学んだ。保健婦助産婦看護婦法制定(昭和23年7月30日)を記念し、看護への理解とサービスの普及を図る目的で毎年実施。能代厚生医療センター、ジェイコー秋田病院、能代山本医師会病院の3病院で市内の高校1年生30人が看護体験を行った。

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医療現場で臨床看護を体験する高校生

(能代厚生医療センターで)

●二ツ井公民館、貸し出し再開10月
 能代市の二ツ井公民館講堂の耐震補強工事が再開した。昨年12月に存在が発覚したアスベスト(石綿)の対策工事の施工に伴い3カ月余の間、中断していた。工期は8月末までだが、引き続きトイレの改修工事を行うため、もう1カ月ほど休館は続き、10月8日の二ツ井地区文化祭発表部門で〝リニューアルオープン〟する。安全性と快適さを整えて、昨年11月中旬の貸し出し停止以来、約11カ月ぶりに市民の利用が再開される見通しだ。

●三種町でおれんじカフェがスタート
 認知症に対する理解を広げることなどを狙いとした認知症カフェ「おれんじカフェ」が20日、三種町琴丘地域拠点センターで初めて開かれ、認知症を患う人や家族、高齢者らが情報交換したり、ゲームなどを通して交流を深め合った。

●400歳野球、赤沼球場に会場変更
 第76回400歳野球大会を主催する北羽新報社は、30、31両日に行われる同大会準決勝と決勝の会場を、能代市の市民球場から赤沼球場に変更することを決めた。市民球場のカウントシグナル(BSO)が故障し使用できないためで、良好な試合環境を保つためには球場変更が必要と判断した。

●役七夕、城郭灯籠の製作大詰め
 能代の夏を彩る伝統行事「役七夕」(8月6、7日)に向け、今年の当番を務める大町組の灯籠製作が大詰めを迎えた。作業所では城郭灯籠に設置されるシャチが色鮮やかな姿を見せている。6日は灯籠4基の運行に引き手、太鼓、笛、田楽など総勢1千人が参加して市内を練り歩く。役七夕は、中心市街地の五町組(大町組、上町組、万町組、清助町組、柳町組)が担い、5年に1度当番が回ってくる。大町組は、大若、下川反若、冨若、冨新若で組織。今年の運行を取り仕切る親丁(当番若)は、冨若が務める。

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色鮮やかな城郭灯籠の製作もいよいよ大詰め

(能代市落合の作業所で)

28日の紙面から

●丁山従え「みこし渡御」/能代市
 能代市御指南町の日吉神社(平賀優子宮司)祭典は本祭りの27日、重厚なみこしが5基の丁山を従えて市内を練り歩く「みこしの渡御」が行われた。男衆が威勢のいい掛け声を上げながらみこしを担ぎ、沿道の見物客も祭りの熱気に触れた。日が暮れ、みこしの蔵入れで盛り上がりは最高潮に達した。

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日吉神社祭典本祭り。男衆が血気盛んに担いだみこしの渡御(能代市清助町で)

●木高研が秋田杉丸太で地盤強化
 能代市の県立大木材高度加工研究所(木高研)は27日、秋田杉の丸太を軟弱地盤に打ち込み、粘土質の土密度を高めて地盤を強化する実証実験を大潟村で公開した。住宅基礎工事の液状化対策として砂地盤で実用化されている工法を粘土質の土壌で調べる。丸太を使って二酸化炭素(CO2)を土の中に封じ込めるほか、新たな分野で木材需要を創出する狙いもある。

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軟弱地盤に丸太を打ち込む実証実験(大潟村で)

●二ツ井4強ならず/全県少年野球
 第82回全県少年野球大会は3日目の27日、秋田市の八橋球場とこまちスタジアムで準々決勝4試合を行った。能代山本勢で唯一ベスト8に進出した能代市代表の二ツ井は秋田北(秋田4区)と対戦、好機を生かせず0─2で惜敗した。
 ▽準々決勝(八橋球場)
秋田北1000010 2
二ツ井0000000 0

●洋上風力に大森、秋木含む14社出資
 大手商社の丸紅(本社・東京都千代田区)は27日、能代市の能代港と秋田市の秋田港の両港湾区域(約730㌶)で計画している洋上風力発電事業に大森建設と秋木製鋼の能代市内2社を含む14社が出資参画すると発表した。同日付で出資に関する株主間協定を締結した。

●能代市で県学校給食研究協議大会
 第59回県学校給食研究協議大会能代山本大会は27日、能代市文化会館大ホールで開かれ、学校給食の充実・発展に尽力した調理員らを表彰したほか、参加者が講演や事例紹介などを通じて地域の特色を生かした学校給食の在り方を学び合った。県教委、県学校給食会など主催、能代市山本郡学校給食協議会主管。県内の幼稚園・小中学校・高校の教員、栄養教諭、学校栄養職員、調理員、PTA関係者、来賓ら約370人が参加した。

●県北パネルが「木のノート」開発
 階段やカウンターの材料を製造販売している能代市二ツ井町麻生の県北パネル(簾内匡社長)は、「木のノート」を開発した。秋田杉や世界の銘木を表紙に使った高級感あふれる帳面で、木肌の美しさや木の香りが味わえる。立ったままでも書きやすく、利便性の高さから首都圏で働くビジネスマンらに人気だ。個性的な木製雑貨として市内関係者の間でも話題となり、飲食店のメニューブックなどに応用されている。A5サイズで価格は3500円(税別)。問い合わせは同社(☎0185・73・2732)へ。

 

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銘木特有の味わい深い木肌が目を引く「木のノート」と考案した倉持さん

●こども七夕の灯籠作りが大詰め
 NPO法人青年クラブのしろ(加賀次朗理事長)が8月2日に開催する第54回こども七夕に向け、参加する町内会などの灯籠製作が大詰めを迎えている。少子化や担い手の不足といった課題に直面しながらも、「能代の夏を盛り上げたい」と、住民が力を合わせて人気アニメのキャラクターを題材にした灯籠作りに励んでいる。市中心部の国道101号(市役所第4庁舎前交差点~通町交差点)の約600㍍を会場に、昨年より2基多い25基の灯籠が練り歩く。“能代の七夕ウイーク”の幕開けを告げる。

i23p02こども七夕製作

8月2日の運行に向け、灯籠の製作が大詰め(能代市の養蚕地区で)

●ASEAN政府関係者ら金勇を見学
 東南アジア諸国連合(ASEAN)の政府関係者約40人が27日、能代市柳町の旧料亭金勇を訪問した。秋田市で26日に開かれた国際会議「日ASEAN次官級交通政策会合」のため来県しており、金勇の訪問は県内視察の一環。天然秋田杉をふんだんに使った意匠を興味深そうに眺める姿が見られた。

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ASEANの政府関係者が旧料亭金勇を視察

 

29日の紙面から

●サンドクラフト 砂の芸術ずらりと
 三種町の「サンドクラフト2016inみたね」は、30、31日に釜谷浜海水浴場でオープニングイベントが開かれる。今年で20回の節目となる夏イベント。個性豊かな砂像が砂浜を彩るほか、水着コンテストやライブ、海上花火ショーなどを多彩に実施。メイン砂像や特別砂像がほぼ完成したほか、28日には高校生による砂像甲子園の制作もスタートした。

d28p02サンドクラフト前1

実行委による巨大なメイン砂像製作も大詰め(三種町釜谷浜海水浴場で)

●30日に五能線80周年記念イベント
 JR五能線の全線開通80周年記念イベントは、開通日の30日午前9時から能代駅前で行われる。社会経済情勢の移り変わりから廃線を危ぶまれながらも、沿線住民の暮らしを支える生活路線に加えて観光路線としての機能を高めて「日本一乗りたいローカル路線」にまで成長した五能線。当日はミニSLの乗車体験と鉄道模型やプラレールなどの展示を通して鉄道の魅力を発信するほか、能代山本のグルメを販売するブースや郷土芸能の発表など多彩な催しで全線開通の節目を祝う。

●能代市議会、ネット中継でたたき台
 能代市議会の議会中継懇談会(菊地時子座長)は28日、市二ツ井町庁舎で開かれた。他自治体で行われている議会中継の取り組みを踏まえ、会派「希望」はこの日、インターネット環境があればどこでも生中継で本会議の様子を見られるようにする「ライブ配信」と、編集した録画映像をネットで常時閲覧可能な状態にしておく「アーカイブ配信」の2本立てで議会中継を行うとする議論のたたき台を提案。今後各会派で検討し、次回に結果を持ち寄ることにした。

●高校生がブース回り求人情報収集
 来春高校卒業予定者を対象とした求人情報説明会は28日、能代市柳町のプラザ都で開かれ、高校生78人と能代山本を中心とする35企業が参加して面談した。生徒は各企業のブースを回って事業内容に理解を深め、企業側は求める人材像などを説明した。ハローワーク(職安)能代と能代山本雇用開発協会の主催。生徒と企業が相互に情報交換することで、地元就職につなげることを狙いに毎年開いている。

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地元就職を希望する生徒と企業担当者が面談(能代市のプラザ都で)

●JA白神管内で夏ネギ収穫盛んに
 JAあきた白神管内で夏ネギの収穫が行われている。夏空の下、各農家は専用の機械でネギを掘り起こし、皮むきや箱詰めといった出荷作業に汗を流している。収穫は9月まで続く。同JA管内のネギは「白神ねぎ」の名称で商品登録している特産で、27年度販売額は11億700万円と目標の10億円を突破。「10億円産地」の維持拡大を目指し、今年度は152人が約130㌶で作付けする。

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夏ネギの収穫が本格化し、収穫作業に汗を流す農業者(能代市河戸川で)

●大館市の小学生が農作業体験し民泊
 能代市の鶴形と二ツ井、外荒巻の3地区の農家に28日、大館市上川沿小の5年生31人が民泊した。同市の能代いなか体験推進協議会(会長・斉藤市長)が受け入れたもので、児童らは農作業体験や食事づくりなどを通じて住民と交流を深めた。

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ソバの種まきを体験する大館市の児童(能代市鶴形で)

●夏の花ヒマワリが見頃/能代山本
 能代山本の民家などで、夏の花を代表するヒマワリが見頃を迎えている。黄色い大輪の花があちこちで見られ、住民に夏本番を告げている。能代市向能代字平影野の大工、加藤秀夫さん(64)は、自宅から徒歩約10分の市終末処理場裏手にある土地の一画(約5㌃)で栽培。先月末に咲き始めたという100本以上のヒマワリは、陽光をたっぷり浴びて約160㌢に成長。雨の日を除き毎朝午前5時30分から1時間、草取りなど花の世話に汗を流し、加藤さんは「満開のヒマワリを見ているだけで元気がもらえる。見たい人がいれば見てもらいたい」と話している

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見頃を迎え、夏本番を告げているヒマワリ(能代市向能代字平影野で)

●ゆめろんがグランドオープンへ
 三種町大口のゆめろんは、町の大規模改修を終えて30日にグランドオープンする。6月に大浴場やクアオルト浴室の営業を開始しているが、30日からは広々とした多目的ホールや、中高年も無理なく運動できるクアオルト運動室などの2階部分をオープンさせ、健康づくりの拠点として来館者を出迎える。

30日の紙面から

●梅雨明け、暑さ本番/能代山本地方
 仙台管区気象台は29日、能代山本地方を含む東北北部が梅雨明けしたとみられると発表した。東北北部の梅雨明けは平年より1日遅く、昨年と同じだった。能代山本地方はこの日、朝から青空が広がり、気温がグングン上昇。秋田地方気象台によると、能代市能代地域の最高気温は33・1度(午後0時35分)、八峰町八森は29・4度(午前10時52分)でいずれも今年最高を観測した。

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能代山本地方も梅雨明けし、海で遊ぶ子どもたち

(八峰町で)

●中小企業庁が能代商議会の計画認定
 従業員20人以下の小規模事業者を支援するため、能代商工会議所(広幡信悦会頭)が策定した「経営発達支援計画」が中小企業庁から認定を受けた。事業者に寄り添った伴走型支援を推進するもので、県内で認定された商議所、商工会は5件、県北では初めて。支援計画認定により関係機関の補助事業が活用しやすくなり、需要動向を調べて事業者と消費者のマッチングを進め、女性経営者の創業支援を強化する。

●灰捨て場拡張で消波ブロックを撤去
 東北電力能代火力発電所から排出された石炭灰を埋める能代市大森山の最終処分場(灰捨て場)で、護岸用の消波ブロックを仮撤去する工事が始まった。5600個に上る巨大なブロックを台船とトレーラーを駆使して陸海輸送し、能代港の埠頭用地に分散して仮置きする。処分場の拡張工事で護岸が移動するのに合わせて再設置するための大掛かりな工事で、再設置は仮撤去し終えた今秋から31年度まで続く。

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起重機船で海中から消波ブロックを引き上げる

(最終処分場の護岸で)

●バスケの街「節目の年」盛り上げへ
 能代市バスケの街づくり推進委員会は28日夜、同市畠町の能代バスケミュージアムで開かれた。市バスケの街づくり推進計画(24~33年度)の推進と実施状況の点検を市と協働で行う組織で、新たな委員体制となって最初の会議。10年計画の折り返しとなる今期(28、29年度)は、来年度に第30回能代カップ、能代工高バスケ部全国初優勝から50年目という“メモリアルイヤー”を控えており、市民と一体となった取り組みの企画立案に議論を積み重ねていくことを確認した。

●三種町でプレミアム付き商品券
 三種町商工会(嶋田博光会長)のプレミアム付き商品券は、8月1日から発売される。プレミアム率は10%で、1セット(1万1千円分)を1万円で販売する。利便性を高めるため、町内の郵便局でも取り扱う。同商品券は地元消費の喚起などが目的。昨年は国の交付金を基にプレミアム率を従来の10%から20%とし、発行額は2億8200万円だった。

●ハンマー投げの桂田は予選落ち
 中国地方を会場にした全国高校総体は29日、岡山県などで7競技を行った。能代勢は陸上の男子ハンマー投げに桂田瑞貴(能代松陽3年)が出場し、予選通過はならなかった。ソフトテニス女子個人に臨んだ能代二中出身の武田彩花(秋田西2年)は1回戦を突破したが、2回戦で敗退。ボクシング男子フライ級に出場した能代南中出身の伊藤英吾(金足農同)は1回戦で敗れた。30日は12競技が行われる。

●天空の不夜城、4年目の運行迫る
 8月3、4日に運行する能代七夕「天空の不夜城」の大型灯籠組み立ては、能代市上町の市役所第4庁舎裏で行われている。29日は、高さ5丈8尺(約17・6㍍)の「嘉六(かろく)」の作業に着手。色鮮やかな灯籠が組み上がり、迫力満点の姿を現した。30日には、動く灯籠として高さ日本一(24・1㍍)の「愛季(ちかすえ)」の組み立ても始まり、2基ともに1日までに完成する予定。

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8月の運行に向け、大型灯籠「嘉六」の組み立てが始まった

(能代市役所第4庁舎裏で)

●土用の丑、うなぎで夏バテ防止
 きょう30日は「土用の丑(うし)」。能代山本地方のウナギを扱う料理店やスーパーでは、かば焼きを“夏のスタミナ源”としてアピールしている。同地方でも暑さが本格化。各店は、夏バテ防止にと、栄養豊富なうなぎ料理を求める人でにぎわいを見せている。

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うな重の準備に追われる調理場には、食欲をそそる香りが漂う

(能代市のプラザ都で)

31日の紙面から

●五能線全線開通80周年を祝う
 東能代駅(能代市)から川部駅(青森県田舎館村)を結ぶJR五能線が全線開通80周年を迎えた30日、能代駅で記念イベントが行われた。ミニSLの乗車体験や地域の特産品販売、伝統芸能発表など多彩な催しで廃線の危機から人気の観光路線へと生まれ変わったローカル線の節目を祝った。記念イベントはJR秋田支社と沿線の能代、八峰両市町、観光団体などでつくる実行委員会(広幡信悦委員長)の主催。能代駅前の式典で、JR秋田支社の菊地正支社長は「生活路線として存亡の危機にあったが、諸先輩が何とか残そうと観光路線になった。さらにこの沿線を活性化させたい」と述べた。

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くす玉割りで五能線の全線開通80周年を祝った

(JR能代駅前で)

●能代港振興考え勉強会
 能代市主催の能代港港湾振興勉強会が29日、同市柳町のプラザ都で開かれた。基調講演した講師は、石炭以外の貨物取扱量が少なくリサイクルポートとしての機能を十分に発揮できていないことを問題視したほか、石炭船が安全に停泊できるよう湾内の静穏度を確保する必要があると指摘。湾内で計画中の洋上風力発電に関しては、能代同港が大型風車を組み立てる建設基地に成り得るとした。

●有効求人倍率1・08倍
 ハローワーク(職安)能代が29日発表した6月の管内労働市場動向によると、常用(一般とパート合計)の有効求人倍率は1・08倍(前月比0・05㌽増)で、11カ月連続で1倍を超えた。年度を挟んだ企業側の人材確保に向けた動きと、求職活動がともに落ち着いたことが倍率上昇の一因と分析している。

●軟式能代、「明石」へ近づく
 第61回全国高校軟式野球選手権北東北大会は30日、能代市の能代球場で開幕し、1回戦2試合を行った。本県代表の能代は五所川原一(青森)に10─0の5回コールドで圧勝、決勝へ駒を進めた。決勝は、きょう31日午前10時から。3連覇を狙う能代は、全国大会(8月24日~29日、兵庫県明石市ほか)の切符を懸けて秋田工と対戦する。

▽1回戦(能代球場)
 五所川原一00000 0
 能   代1441X 10
    (5回コールド)

●旬の味並べて直売フェスタ
 能代山本地区直売活動連絡会(三浦久美子会長)が主催するILOVE秋田産白神街道「直売フェスタ」は30日に始まり、初日は能代、三種、八峰3市町の直売所4店が買い物客に山菜や果物、野菜のプレゼントなどを行い、にぎわいを見せた。直売フェスタは、地域の旬の食材を広く発信しようと14年から毎年開いている。能代山本のふれあい朝市、ねぎっこ村、みょうが館、きみまち杉ちょくん(能代市)、おらほの館、ぶりこ(八峰町)、ドラゴンフレッシュセンター、じゅんさいの館、グリーンぴあ(三種町)、白神街道ふじさと(藤里町)の10店舗・団体が参加。

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買い物客に山菜をプレゼントし、地場産の食材をアピール(八峰町のぶりこで)

●能代JCが地域の魅力たからいち
 能代青年会議所(JC、佐々木暁理事長)の創立65周年記念事業「け!~地域の魅力たからいち~」は30日、能代市の河畔公園芝生広場で行われ、ご当地グルメや手作り体験といった多彩なブースが設けられたほか、ダンスや竿燈などのパフォーマンスも披露され、大勢の家族連れが足を運んでにぎわいを見せた。

さまざまなご当地グルメが販売された「け!~地域の魅力たからいち~」

●決勝は河戸川VS市役所
 第76回400歳野球大会(北羽新報社主催)は30日、能代市の赤沼球場で準決勝を行った。〝ホームグラウンド〟での近隣対決となった中浅内クラブ─河戸川クラブは、河戸川が好機を着実にものにして加点し、5─1で勝利。峰夢Run─能代市役所OBは、峰夢が序盤先行したものの、終盤に追い付いた市役所がサヨナラ勝ちを収めた。決勝は31日午前10時から赤沼球場で行われ、河戸川は7年ぶり2度目、市役所は13年ぶり4度目の優勝を目指す。栄光の老獅子旗はどちらの手に。

●海を背に砂像40基/釜谷浜
 三種町の「サンドクラフト2016inみたね」は30日、釜谷浜海水浴場で開幕し、オープニングイベントが始まった。20回目の節目で、実行委員会や国内外の彫刻家が制作したハイレベルな作品など40基の砂像が砂浜を彩り、県内外から大勢の人々が来場。ライブや海上花火ショー、ご当地グルメの販売など多彩な催しを楽しみ、夏の活気は最高潮に達した。

d30p02サンドクラフト開幕

多くの来場者でにぎわいを見せたサンドクラフト

(三種町の釜谷浜で)

 


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