1日の紙面から

●エネルギーのまち 動き活発
 能代山本でエネルギーの開発や導入の動きが活発化している。国内屈指の風況の良さを誇る能代市の海岸林では昨年12月から高さ119㍍の巨大な風車が17基稼働し、砂防林の風景は一変した。沖合では世界最大規模の洋上風力発電所の建設が計画されているほか、二酸化炭素(CO2)を回収して海底の下に貯留する新技術「CCS」の適地調査も行われている。「エネルギーのまち」を掲げる能代市は水素研究でもリードしようと勉強会を重ね、年度内にシンポジウムを開く。昨年2月に着工した東北電力能代火力発電所3号機(同市大森山)は3月から本体の据え付け工事に入り、建設現場の光景が立体感を帯びてくる。

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礎工事が終盤を迎えた能代火力3号機の建設地。右の敷地にボイラー棟、左にタービン建屋を建てる

●今年の選挙、4月に知事選
 29年の選挙は、春に本県のかじ取り役を決める知事選がある。また時期は未定ながら、衆院選の解散・総選挙は「常在戦場」で年内にも行われる可能性があり、政局の行方が注目されている。任期満了に伴う知事選は、3月23日告示、4月9日投開票の日程で行われる。現在2期目の現職、佐竹敬久氏(69)は昨年12月の県議会で一般質問に答え3選を目指し出馬することを表明した。これに対し民進党県連、共産党県委員会は、2期連続の無投票を阻止すべくそれぞれ対抗馬擁立に向けた準備を進めており、今後具体的な動きが出てくるものとみられる。

●特産ジュンサイを台湾へ
 JA秋田やまもと(阿部隆一組合長)は、生産量日本一を誇る三種町の特産・ジュンサイの台湾への輸出に取り組んでいる。現地での商談会に2度参加し、飲食店などにアピールしたほか、なじみの無い食材を口に運んでもらおうと、解凍後はそのまま食べられるようにする冷凍方法も始めた。量はわずかながら、昨秋には台北市の飲食店に対して初の輸出が実現。高い輸送費や加工所の態勢づくりなど課題は多いが、同JAは「飲食店などの反応は良い。先行事例を参考にしながら、台湾でジュンサイを広げていきたい」と話している。

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台湾での商談会に参加し、ジュンサイをアピール

(昨年8月)

●あきた白神駅が開業20周年
 八峰町八森御所の台にあるJR五能線・あきた白神駅が10月に開業20周年を迎える。温泉施設のハタハタ館や山村広場などのレジャー機能が集まる「御所の台ゾーン」への集客の期待を背負って誕生した観光駅で、開業以来、着実に利用実績を残してきたものの、鉄路での観光客の取り込みに向けて課題も少なくない。町は駅の開業日に合わせて記念事業を検討しており、「駅周辺でどういうことが体験できるのかを改めてアピールする機会にしたい」と意気込んでいる。

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今秋、開業から20周年の節目を迎えるJR五能線のあきた白神駅。八峰町は記念事業の実施を計画している

●道の駅ふたつい 進む移転整備
 米代川沿いに移転整備される能代市二ツ井町小繋の道の駅ふたついは、「30年度中」の供用開始を目指し、寒風を突いて国による造成工事が進められている。市は今月に建物建設に係る入札手続きを開始し、29年度末に完成の予定だ。開業時期は来年の夏とも秋ともいわれる。

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「道の駅ふたつい」の移転用地は面積約2万平方㍍余。国交省が28、29年度の2カ年で造成する

●木都の象徴「金勇」80年の節目
 天然秋田杉をふんだんに使い、木都能代の栄華を今に伝える能代市柳町の旧料亭「金勇」。現在の建物は昭和12年に建設され、今年で80年目を迎える。多くの要人や住民でにぎわいを見せた料亭時代を経て、現在は指定管理者の柳町商店街振興組合が運営、能代の観光拠点として住民や全国の観光客に親しまれている。運営スタッフは「80年の節目に金勇を多くの人に知ってもらいたい」としている。

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現在の金勇。民間のアイデアを生かしながら観光施設として活用されている

●二ツ井出身伊藤さん総理大臣表彰
 地域の未来に向けた社会貢献活動で功績があった若者を内閣府がたたえる「未来をつくる若者・オブ・ザ・イヤー」の今年度内閣総理大臣表彰に、能代市二ツ井町出身の伊藤晴樹さん(25)=秋田市=が選ばれた。学生を主体とした地域貢献団体の創設や、独自のネットワークを用いた地域活性化活動などが評価されたもので、「多くの人たちに支えられての表彰。これを励みに今後も秋田に根差した活動を続けたい」と喜んでいる。

●熱帯植物園で写生コンクール
 能代市大森山の能代エナジアムパークの「熱帯植物園写生コンクール」は、7日から同パークで開かれる。対象は能代山本の小学生。1~3年生はクレヨン、色鉛筆、水彩絵の具など、4~6年生は水彩絵の具と鉛筆を使うこと。会期は9日まで。問い合わせは同パーク(☎0185・52・2955)へ。

日の紙面から

●穏やかな天候の下、初詣
 2017年が幕開けした1日、能代山本地方は雪がほとんどなく、穏やかな天候の下での年越しとなった。神社や寺院には大勢の住民が初詣に訪れ、酉(とり)年の今年が〝飛躍〟の年になるようにと願いを込め、家族や友人らと一緒に手を合わせていた。

新年への希望を込めながら参拝する初詣客

(能代市御指南町の日吉神社で)

●能代市新庁舎あす開庁
 能代市上町に完成した市役所新庁舎があす4日に開庁する。地上4階建て、延べ床面積約7千平方㍍。昭和15年の市制施行以降、3代目の庁舎となる。引き続き第1庁舎、大会議室となる旧議事堂も活用しながら、住民自治の中枢、災害時も機能する防災の拠点、そして能代の新たな「顔」として、歴史を刻み始める。4日は午前8時10分から1階総合案内前で業務開始式を実施。斉藤市長のあいさつ、来賓祝辞に続いてテープカットが行われる。

●初売り、福袋や安価求めにぎわい
 新年を迎え、能代山本の大型店やスーパーなどは元日から初売りを行った。福袋や縁起物を求めて大勢の買い物客が訪れ、新年早々にぎわいを見せた。2日から営業を開始した家電量販店や商店街の各店舗も特価商品を豊富にそろえ、1年のスタートを切った。

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元日から多くの買い物客でにぎわった初売り

(能代市寺向の大型店で)

●七座山元旦登山に64人/二ツ井町
 能代市二ツ井町の七座山(287・4㍍)で1日、恒例の元旦登山が行われた。ほとんど風のない穏やかな天候に恵まれ、帰省客を含む市内外の64人が頂上を目指した。山頂では、しつらえられた祭壇に玉串をささげ、新しい年の誓いや願い事を胸に手を合わせていた。

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七座山山頂に到着。今年1年の山の安全、それぞれの新年の目標や願い事を胸に神事に臨む

●ナゴメハギ家々回る/能代市浅内
 能代市浅内地区に伝わる奇祭「ナゴメハギ」が大みそかの31日夜に行われ、地元の青年らでつくる浅内ナゴメハギ保存会(保坂智之会長)の会員が地域の約100世帯の家々を回り、住民の1年間の厄をはらった。ナゴメハギは、男鹿のナマハゲと同じく大みそかに行われる来訪神の行事で、「怠け者をなくす」「元寇(げんこう)の恐ろしさを伝える」などの由来がある。昭和56年には当時の文部省から記録選択無形民俗文化財の指定を受けている。

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地区の家々を回り厄を払ったナゴメハギ

(能代市浅内で)

●能代べらぼう太鼓が奉納初響
 能代べらぼう太鼓(本多直哉会長)の新年奉納太鼓初響は1日、能代市御指南町の日吉神社で行われ、会員たちが境内に威勢の良い太鼓の音を響かせ、参拝客に元気を届けた。5歳から60代まで30人が出演し、神社境内の長床から、本殿前に列をつくる参拝客に向かって演奏。「祝励(しゅくれい)」でオープニングを飾り、続いて「勢(はずみ)」「駆(かける)」の2曲を次々と披露し、最後は「松風」で締めくくった。

迫力のある太鼓演奏を披露した能代べらぼう太鼓(能代市御指南町の日吉神社で)

●年賀状配達の出発式
 年賀はがきの配達が1日、全国で一斉に開始され、能代山本でも各地から寄せられた新年の便りを手にした配達員たちがバイクや自転車に乗り、各家庭へと届けた。能代市上町の能代郵便局では朝8時から出発式が行われ、緑川忠局長が「地域の皆さんがもらってうれしい年賀状を明るく配達してほしい。くれぐれも交通事故には注意して、安全な業務を」と激励した。

●招福をと獅子舞巡回/三種町浜田
 三種町浜田地区で1日、浜田獅子舞愛好会(清水秀男会長)による新春恒例の獅子舞が施設や各家々を回り、家内安全や無病息災などを願いながら、囃子(はやし)に乗せて舞を披露した。三種町浜田地区で1日、浜田獅子舞愛好会(清水秀男会長)による新春恒例の獅子舞が施設や各家々を回り、家内安全や無病息災などを願いながら、囃子に乗せて舞を披露した。

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無病息災などを願い、獅子が頭をがぶり

(三種町浜田のショートステイさみどりで)

4日の紙面から

●Uターンラッシュがピークに
 年末年始を古里で過ごした人たちのUターンラッシュが3日、ピークを迎えた。能代山本の駅などでは、午前中から大きな荷物を手にした帰省客で混雑し、見送りの家族や友人らと別れを惜しみながら古里を後にする光景が広がった。ピークは4日も続く。

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年末年始を古里で過ごした人たちのUターンラッシュがピークを迎えた(JR東能代駅で)

●結婚支援センター入会助成に伸び
 能代市が少子化対策の一環で実施している「あきた結婚支援センター」の入会登録料助成事業の利用が伸びている。今年度は昨年11月末現在で20人分の登録料を助成、昨年度1年間の実績(19人)を超えた。市子育て支援課は「潜在的な需要はまだあると思っている。引き続き利用を呼び掛けていきたい」と話している。

●空き店舗にギャラリー
 能代市柳町に、ギャラリー「ル・ボヌール」がオープンした。高校生を対象に不定期で映画の無料上映会を開催しているグループ「シネマシャンテ」(高橋真理会長)が立ち上げた。空き店舗を活用し、絵画や陶器、古美術品、手作り家具など、日本全国をはじめ海外から取り寄せた商品を常設で展示販売している。夜にはステンドグラスのランプの灯がともり、商店街を明るく彩っている。高橋会長は「幅広い世代が立ち寄ってくれる場所になれば」と話している。

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シネマシャンテが運営するギャラリー「ル・ボヌール」がオープン(能代市柳町で)

●能代山本勢3チーム初戦突破
 第45回県ミニバスケットボール交歓大会兼第39回県スポーツ少年団大会は3日、秋田市立体育館で開幕、初日は男女の1回戦を行った。能代山本勢は男子の能代ブルーインズ、女子の峰浜BBCと第五ドリームズの3チームが臨み、いずれも2回戦進出を決めた。きょう4日は2回戦5試合に能代山本勢が登場し、勝ち進めば準々決勝に進む。
 関係分の結果は次の通り。
 ▽男子1回戦
能 代50─48旭 南(秋田)
 ▽女子1回戦
峰 浜52─12八幡平(鹿角)
第 五36─14日 新(秋田)

●8日にロックイベント
 能代市内のアマチュアバンドが出演する「ノシロメガロックボンバー2017」が、8日午後1時30分から市文化会館中ホールで開かれる。市勤労青少年ホームに登録しているバンドを中心に、ダンスやDJなどのパフォーマンスも行われ、総勢10バンド・団体が出演する。入場無料。問い合わせは、事務局(☎080・6039・7589)へ。

●能代工高バスケ部が新年始動
 能代工高バスケットボール部は3日、同校体育館でボール始めを行い、今年の練習を本格始動させた。1、2年生の新チームが3年生やOBとゲームを繰り広げ、多くのバスケファンが見守った。昨年、全国大会に出場できなかった悔しさをかみしめ、「復活」に向けて気持ちを新たにスタートした。

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新チーム(白)が3年生の胸を借りてゲームに臨んだ(能代工高体育館で)

●正月休みに厄ばらい式/藤里町
 藤里町藤琴地区の厄ばらい式は3日、同町藤琴の浅間神社(広沢洋宮司)で行われ、節目の年を迎えた出席者は神事で厄を落とし、今年1年を健康で過ごせるよう祈願した。厄ばらいは、能代山本のほとんどの市町は2月1日前後に行われているが、同町では、数え42歳と62歳の男性、数え33歳の女性を対象に、正月休み中に各地区で行っている。

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人形に厄を移して焚き上げ、無病息災を祈願

●初詣兼ね3㌔歩く
 能代歩こう会(戸松春雄会長)の新年恒例行事「初詣・初歩こう会」が3日行われ、会員らが同市御指南町の日吉神社と柳町の八幡神社を参拝して1年の健康などを願いながら、新春の街を歩いた。

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新年を迎え軽快に「初詣・初歩こう会」

(能代市日吉町で)

5日の紙面から

●新庁舎での業務開始/能代市
 能代市役所の新庁舎が4日開庁した。午前8時30分の業務開始直後から早速市民が各種手続きのために来庁。防災上の要、市民の交流拠点にもと期待される能代の新たな“顔”が産声を上げた。業務開始式は同8時10分から1階正面玄関付近で市議、市役所周辺の自治会関係者ら30人余と多くの職員が見守る中で行われ、市民歌斉唱に続き、斉藤市長があいさつ。倉部明彦県山本地域振興局長、武田正広市議会議長の祝辞の後、テープカットを行い、新庁舎の門出を祝った。

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新庁舎が開庁。業務開始直後から続々と市民が訪れ、手続きを行った

●斉藤市長「イオン問題に結論を」
 能代市の斉藤市長は4日、市役所で年頭の記者会見を行った。29年は市長にとって今任期の4年目に入り、実質的な最終年となる。任期中に解決すべき課題や道筋を付けたい事業として、イオン問題とエネルギーのまちづくりのさらなる進展を挙げた。斉藤市長は18年4月に能代市の初代市長に就任。「当時からあった課題はおかげさまで解決できたと思っているが、ただ一つイオンの問題だけが残っている。昨年暮れにイオン側から説明があった通り、少しずつ事態が動き出している。出店が是か非かは別にして、動き出した時に結論を出さないとならない」と述べた。

●官公庁で仕事始め式
 能代山本4市町と県、国の出先機関は4日、2017年の仕事始めとなり、首長や機関長らが年頭に当たり職員を前に訓示し、気持ちも新たに業務を再スタートさせた。能代市では午前10時に大会議室(旧議事堂)に約120人の職員が集まり、仕事始め式が行われた。斉藤市長は、新庁舎での業務もこの日初日を迎えたことに触れながら、「12月議会でも言われたように『仏作って魂入れず』では困る。新庁舎にふさわしい職員であってほしい」と期待した。

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斉藤市長が職員を前に年頭のあいさつ(市役所大会議室で)

●雪で街白く、きょう「小寒」
 能代山本地方は4日、気圧の谷が通過した影響で一時的に雪が降った。きょう5日は二十四節気の一つ「小寒」。寒の入りを迎え、冬の厳しさはいよいよ本格化する。秋田地方気象台によると、同市能代地域の最低気温は氷点下0・7度(午前7時18分)で3月中旬並み、最高気温は3・6度(午後0時28分)で前日より1・2度低かった。県建設部によると、午後3時の積雪深は同市二ツ井地域で2㌢、藤里町素波里で10㌢を観測した。

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雪が降る中、車はライトをつけ走行(4日、能代市西大瀬で)

●県ミニバス、女子藤里4強
 第45回県ミニバスケットボール交歓大会兼第39回県スポーツ少年団大会は2日目の4日、秋田市立体育館で男女の2回戦と準々決勝を行い、能代山本勢は女子の藤里クラブが準々決勝に勝利しベスト4に勝ち残った。男子の八竜MBCは準々決勝で敗れ、そのほかの3チームは2回戦で涙をのんだ。最終日の5日は男女の準決勝と決勝を行う。
 関係分の結果は次の通り。
 ▽男子2回戦
八 竜62─57 泉
四ツ屋41─38能 代
 ▽同準々決勝
広 面47─34八 竜
 ▽女子2回戦
藤 里56─23 桜
千 畑44─39峰 浜
四ツ屋45─37第 五
 ▽同準々決勝
藤 里57─42六 郷

●ラスパイレス指数、能代95・8
 県は、県内市町村の職員給与水準(ラスパイレス指数、国家公務員=100)を発表した。28年4月1日現在の市町村平均は96・5で、前年同期から1・1㌽高まった。能代山本は、能代市が95・8(前年同期比0・6㌽増)、藤里町94・5(0・4㌽増)、三種町94・5(2・7㌽増)、八峰町94・1(1・2㌽増)だった。能代市は25市町村の中で9番目の高さ。

●消防出初め式始まる
 新春恒例の消防出初め式が4日、三種町と藤里町で行われた。消防車両パレードや分列行進を披露し、町長らの観閲を受けた団員たちは、無火災と地域防災力向上に気を引き締めた。きょう5日は能代市の能代、二ツ井両地域と八峰町で行われる。三種町では、琴丘総合体育館に消防団員337人が集結した。観閲式や式典を通じ、地域の無火災や住民の命と財産を守る決意を新たにした。

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消防活動に尽力した団員を表彰(三種町琴丘総合体育館で)

●交通死亡事故ゼロ続けて/藤里町
 藤里町交通指導隊(松岡俊男隊長)の出隊式は4日、町役場前で行われ、隊員らは交通死亡事故ゼロ記録の更新、無事故のまち実現を誓い合った。新年恒例の出隊式には隊長を含め隊員6人が出席。佐々木町長は「関係機関や団体の協力も得ながら、事故のない安心・安全な町を構築してほしい。当面の目標は来年予定される交通死亡事故ゼロ6千日を目指すこと。無事故無違反で、1年が穏やかに過ごせることを祈念する」などと訓示した。

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交通事故のない町づくりを誓い合った出隊式(藤里町で)

 


 

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