2017年2月

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1日の紙面から

●高校前期選抜、能代市内123人挑む
 29年度県公立高校入試の前期選抜は31日、各高校で一斉に行われた。能代市内の全日制4校では123人が一足早い春を目指して学力検査や面接に臨んだ。県内の全ての公立高校では、前期選抜と一般選抜の募集枠を設けて入試を実施。市内の全日制5校は募集枠156人。二ツ井に志願者はなく、平均倍率は0・79倍で前年度に続いて1倍を割り込んだ。各校では試験中のトラブルなどはなく、無事に終了した。合格発表は8日午後4時から各校で行われる。

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緊張の中、一足早い春を目指し前期選抜試験に臨んだ受験生たち(能代松陽高で)

●アキモク鉄工が自衛隊に洗浄装置
 橋梁(きょうりょう)や産業機械を製造する能代市扇田の「アキモク鉄工」(花下智之社長)が開発した洗浄装置が、3月に陸上自衛隊に納品されることが決まった。目に見えないほど超微細な気泡「ファインバブル」を活用して腐食の原因になる車体の塩分を除去する装置で、沿岸部に配備される自衛隊車両で試験的に使われる予定。これまで生産してきた航空機用を改良した。同社は「国防をつかさどる自衛隊への納品は相当なインパクト。会社の信頼にもつながる」と受注増に期待する。

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ファインバブルを発生させる洗浄装置。3月に自衛隊に納品する(写真は試作品)

●八峰町に風力発電所4月着工
 準大手ゼネコンの前田建設工業(東京)など2社が出資する特別目的会社(SPC)「八峰風力開発(永尾眞代表取締役)」は、八峰町峰浜沼田の海岸に「八峰風力発電所」を建設する。出力3200㌔㍗の大型風車を7基設置し、出力合計は1万9950㌔㍗を見込む。同町で大型風車が建設されるのは初めて。4月に着工し、31年2月の運転開始を目指す。

●昨年12月の有効求人は1.50倍
 ハローワーク(職安)能代が31日発表した管内労働市場動向(昨年12月時点)によると、常用(フルタイムとパート合計)の有効求人倍率は1・50倍だった。前月より0・02㌽下がったが、2カ月連続で過去にない高水準。倍率は職種によって大きな差があり、専門技術職など極端に高い職種が全体を押し上げている。同職安は「求職が多い事務職をはじめ、雇用情勢の厳しさは変わっていない」としている。

●早取りネギ、越冬育苗すくすくと
 「白神ねぎ」の売り込みを図るJAあきた白神は、7月の収穫を目指す早取りネギの育苗に取り組んでいる。4月の定植に向けて年をまたいで苗を成長させる越冬育苗で、温度管理に気を配りながら生育が停滞しないよう努めている。早取りネギは、8月に収穫が始まる夏ネギよりも収穫期を1カ月ほど前倒しし、他産地の端境期に出荷することで産地間競争で優位に立てるのが強みとされる。越冬育苗の取り組みは、同JAが掲げる10億円産地の形成を後押ししており、今冬はハウス8棟で育苗箱約8千枚分を育てている。

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越冬育苗で生育している早取りネギの苗

(JA白神の野菜育苗施設で)

●フジサトレック公開審査3日に
 藤里町が主催する映像プロジェクト「FujisatoREC(フジサトレック)」のコンペティション参加作品の公開審査会は、3日午後6時から町総合開発センターで開かれる。1次審査を通過した15作品程度を上映し、空き家の使用権を賞品にしたグランプリをはじめとする各賞を決定する。今後、町は投稿作品を使った〝まとめ映像〟を制作し、町の情報発信に活用する予定だ。

●三種町が公共施設管理計画素案
 三種町は、公共施設等総合管理計画素案をまとめた。公共施設の総合的かつ計画的な管理を推進し、将来の更新費用の削減を図るための計画。築31年以上が経過した施設が全体の約23%に達した現状や、全施設を更新した場合に今後40年間で555億円を要するという試算を踏まえ、計画の基本方針を「新規整備は原則として行わない」、「需要が見込めない施設は統廃合などを検討」とした。2日まで住民から意見を受け付け、3月中に策定。来年度に施設ごとの個別計画を策定し、廃止や維持など具体的な方針を打ち出す。

●11日に「のしろまち灯り」冬編
 11日に能代市役所新庁舎で開かれる「のしろまち灯(あか)り」の準備会議が先月30日、同市上町の能代ふれあいプラザ・サンピノで開かれ、各種イベント内容を最終確認した。メイン会場のさくら庭(屋根付き駐車場)には屋台村、大会議室(旧議事堂)では木を使った遊びのコーナーなどを設置し、当日は会場周辺に500個以上のろうそくがともされる計画。

2日の紙面から

●厄落とし還暦祝う/能代山本
 能代山本の各地で1日、厄年祓い祭や還暦祝祭が行われた。時折ふぶくあいにくの天気となったが、数え42歳の男性、33歳の女性、還暦の男女が出席して地域の神社や公民館に集まり、神前に玉串をささげて健康や安全を祈願した。能代山本では1日に行われることが多かったが、近年はその前後の土・日曜日に実施される例も増え、今年は先月28日から今月5日にかけて行われる。

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滝の前で記念写真に納まる女性たち

(八峰町八森の白瀑神社で)

●県当初予算案、未来総合戦略に重点
 県は1日、29年度一般会計当初予算案を発表した。知事選(3月23日告示、4月9日投開票)を控えていることから、義務的経費が中心の「骨格予算」とし、総額は5635億5800万円で、前年度当初比370億円(6・2%)の減となっている。人口減少対策などを盛り込んだ「あきた未来総合戦略」に基づく継続事業、生活環境を支える基盤づくりなどに重点的に配分した。能代山本関連では、園芸拠点整備事業としてネギの圃場(ほじょう)整備、白神山地の保全推進事業などが計上されている。

●能代観光協会 企画委は3部門設け
 NPO法人能代観光協会(広幡信悦会長)の理事会は1日、能代市元町の能代商工会館で開かれた。事務局主導の運営からの脱却を目指し、今年度立ち上げた企画委員会について「事業・イベント」「受け入れ・おもてなし宣伝PR」「営業」の3部門を設ける方針を確認した。同協会には約200の団体・個人が加盟。会員個々の意見を事業に反映させ、活発化を図ろうと昨年10月に企画委を立ち上げた。宿泊や飲食、食品製造、卸・小売、印刷、ウェブ制作など多業種の代表者ら36人で構成している。

●能代市教委が小規模校統合の方針
 能代市教育委員会は、市内の複式学級を有する小規模小学校の在り方に関する基本方針を策定した。学識経験者や小規模小学校のPTA役員らでつくる在り方協議会からの提言を受け、全校児童数が30人以下の小学校は「統合を進める」と決定。朴瀬、竹生は向能代を、崇徳、鶴形は第五をそれぞれ「統合先候補校」に位置付けた。統合目標は2年後の31年4月1日。常盤については「全校児童数が30人以下で続くと判断した時期」に統合するとし、この機会での統合は見送る。基本方針は9日から対象5地区で開く小規模小学校地域懇談会でも説明する。

●白神山地の入山者 4年ぶり3万人台
 環境省東北地方環境事務所の調査によると、28年度の白神山地への入山者数は3万2224人だった。赤外線式センサーによる自動計測で、前年度から計測箇所を変更した所もあるため、単純比較はできないが、27年度の2万5200人から7千人余増加した。本県側では二ツ森が2393人、岳岱自然観察教育林が1342人だった。

●節分に「がぶり」と恵方巻き
 能代市二ツ井公民館の市民学校「プロが教える恵方巻き講座」は先月31日、同館で開かれた。二ツ井地域の女性ら9人が参加、節分に手作りの太巻きを食べ災厄をはらおうとプロのこつを学んだ。

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プロのすし職人の手ほどきを受けながら恵方巻きに挑戦

●今月から車検制度が一部変更
 自動車検査登録制度(車検)が今月から一部変わり、車内のメーターパネルの警告灯に異常がある車の審査が受けられなくなった。シートベルトとエアバッグ、ブレーキの警告灯が点灯し続けたり点滅した場合は審査を通過しなかったが、対象をアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)と原動機(エンジン)に広げた。能代山本の民間車検場などでは車検前の十分な整備を呼び掛ける一方、修理費の増額や修理期間の長期化といったドライバーへの負担を懸念している。

●接客体験はつらつ、売り切れも
 能代支援学校(糸屋賢校長)の中学部の生徒たちは1日、能代市柳町のイオン能代店と同市寺向のいとく能代ショッピングセンターで、手作りの木工品やハーブ製品などを販売する「能代支援ショップ」を開き、買い物客と交流しながら接客を体験した。

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生徒たちが手作りの製品を販売した「能代支援ショップ」(イオン能代店で)

3日の紙面から

●大荒れ、9日ぶりの真冬日
 能代山本地方は2日、強い冬型の気圧配置の影響で厳しい冷え込みに見舞われ、9日ぶりの真冬日を観測した。視界が真っ白になるほどふぶく時間帯も多く、ライトを点灯して走る車や厚手の防寒着をまとって出歩く住民の姿が目立った。午後2時までの最高気温は、能代市能代地域が前日より7・3度低い氷点下2・1度(午後1時33分)、八峰町八森は同2・1度(同0時53分)で、ともに先月24日以来の真冬日となった。

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厳しい寒さとなり、道路沿いの温度計は終日氷点下を表示

(能代市芝童森で)

●能代市がふるさと納税基金を新設
 能代市は、ふるさと納税で受け入れた寄付金を積み立てる「基金」の創設準備を進めている。市に届く寄付金額が増加しているのを踏まえ、受け入れた寄付金の使途の明確化や、寄付者の意向をより市政に反映しやすくすることなどが狙い。年度内の設置に向け、市議会3月定例会に関係条例案や基金積立金を計上する一般会計補正予算案および新年度当初予算案を提出する方針だ。

●最後の転作43.9%で/能代市
 能代市農業再生協議会(会長・野呂田成功市環境産業部長)の総会は2日、同市扇田の能代工業団地交流会館で開かれ、転作率を43・9%とする29年産米の生産数量目標配分案を承認した。転作率は前年に比べ0・4㌽アップする。国は30年産米から生産調整(減反)を廃止する方針を固めており、市町村別の配分も今回が最後となる。23日に開く市農業協同班長会議を経て各農家に配分される。

●特別職報酬審「据え置き」と答申
 能代市特別職報酬等審議会(船山捷治会長、委員7人)は2日、市庁舎で開かれ、4月以降の市長、副市長の給料額と議会議員の報酬額について、いずれも現行から「据え置き」とした斉藤市長からの諮問案を妥当と認め、同日市長に答申した。据え置きの決定は25年度から5年連続。同市の特別職2役の給料(月額)および議会議員の報酬(同)は市長84万4400円、副市長69万5千円、議長41万7千円、副議長37万1千円、議員35万4千円。手当等を含む年収(28年度)は、市長1311万5760円、副市長1080万300円、議長648万180円、副議長576万5340円、議員550万1160円。

●商品の見せ方で消費喚起して
 能代商工会議所主催の「繁盛店づくり~売れる仕組みづくりVS継続しない努力~」は最終日の2日、能代市中心部の商店街で公開型の店舗指導を行い、中小企業診断士が消費意欲を喚起するための商品の見せ方など実務的なアドバイスをした。全国商店街支援センター(東京)の常設専門家で中小企業診断士の春名芳郎さん(さいたま市)が畠町の「ランマン屋」と上町の「平山はかり店」で店主らに個別指導。公開形式で市内の商店主ら5人も参加した。

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春名さん(右)のアドバイスを受けるランマン屋店主の伊藤さん(中央)

●入浴事故に注意呼び掛け
 入浴中に意識を失うなど冬場の入浴事故が後を絶たない。温度差により血圧が急変動する「ヒートショック」が主な原因とされ、能代山本広域市町村圏組合消防本部によると、今冬(11月1日~1月31日現在)の入浴事故は14件発生し、3人が亡くなり、10人が救急搬送されて手当てを受けた。昨年の2月は1カ月で8件の入浴事故が起きたことから厳冬期の注意が求められる。関係機関は、入浴前に脱衣所を暖めたり、入浴前の水分補給など事故予防を呼び掛けている。

●能代山本にインフル警報発令
 県感染症情報センターが2日発表した県感染症発生情報(1月23日~29日)によると、能代保健所管内の1定点医療機関当たりのインフルエンザは36・50人で前週の17・25人から倍増し、大きな流行の発生が疑われるとして警報が出された。能代保健所管内でのインフルエンザは前週まで注意報だったが、警報に引き上げられた。県内で最も高い発生規模となっている。

●12日に環白神地域フォーラム
 環白神エコツーリズム推進協議会主催の第6回環白神地域フォーラムは、12日午後1時30分から能代市柳町の旧料亭金勇で開かれる。青森、秋田、新潟、長野で活躍する4人の女性プロガイドが活動紹介などを通じて、登山や白神山地の魅力などについて語り合う。フォーラムは「山女ガイドが語る 山・森・地域の魅力~そして、白神山地へ」と題して開催。定員100人。問い合わせ・申し込みは能代市元町の秋田白神コミュニケーションセンター(☎・FAX018588・8220、Eメールinfo@shirakamicc.com)へ。午後1時開場。入場無料。

4日の紙面から

●節分恒例「水ごり」冷水ざぶり
 能代市赤沼の日蓮宗・報恩院(竹島孝法住職)で3日、恒例の荒行「水ごり」が行われた。雪が舞う中、下帯姿の竹島住職(59)が頭から冷水をかぶり身を清め、社会の浄化や信者の招福を願った。水ごりは、招福や開運祈願のために行う大黒天神祭の祈とうの前に、僧侶が身を清めるための荒行。同寺院では節分に合わせて毎年行われ、今年で55回を数えた。

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信者が見守る中、一心不乱に荒行「水ごり」に

臨む住職(能代市赤沼の報恩院で)

●能代市議会、改革へ検討会始動
 能代市議会の第1回議会改革に関する検討会は3日、市庁舎で開かれた。住民に対し議会や議員の活動原則や責任などを示す「議会基本条例」の制定や必要とする議会改革の内容について、会派を超えて協議することを目的に設置。初回のこの日は検討会を代表する座長に安岡明雄氏(改革ネットワーク)を選出したほか、今後の議論の進め方などを確認した。

●能代山本「税の季節」が本格化
 能代市の市・県民税申告相談が3日、桧山地区を皮切りに始まり、住民らが持参した書類を担当職員に提示しながら申告手続きを進めている。能代山本各市町では翌年度分の個人市町民税・県民税を適正に決定するため、毎年この時期に申告相談を開設。今年度は藤里町が1日から行っており、三種町は7日、八峰町は14日から計画している。

●秋三銘木が樹齢600年の霧島杉入手
 能代市河戸川の「秋三銘木」(三熊新一社長)が、熊本県の原木市で競り落とした「ご神木」が話題を呼んでいる。普段伐採されることのない珍しい霧島杉の天然巨木で、推定樹齢600年。昨年11月末に約500万円で高額落札した。希少価値の高い銘木製品に仕上げて3月にも販売し、高級住宅や数寄屋造りなどに使われるという。

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 熊本市の原木市で競り落とした巨大なご神木。

 推定樹齢600年(能代市河戸川の秋三銘木で)

●八峰町でネット回線使い合同授業
 八峰町の峰浜小と八森小で3日、インターネット回線を通した「つなぐ授業」が行われた。同町が文部科学省の指定を受けて昨年度から取り組んでいるICT(情報通信技術)教育推進事業の一環で、両校の6年生がそれぞれの教室にいながら大阪府にいる講師から地球環境問題について授業を受けた。

●藤里社福協の菊池会長が著書出版
 藤里町社会福祉協議会会長の菊池まゆみさん(61)=同町矢坂=は、著書「地域福祉の弱みと強み─『藤里方式』が強みに変える─」を全国社会福祉協議会から出版した。同町社福協の意識改革や人材育成、組織づくりなど、「弱者支援」や「救済」の領域から踏み出す実践の歩みをリーダーの視点から綴(つづ)り、地域福祉に職務として携わる社福協や職員の在り方、地域福祉の本質は何かを問う一冊となっている。

●「鬼は外」「福は内」と豆まき
 節分の3日、能代山本の幼稚園や保育所では節分祭や豆まき集会などが行われ、子どもたちが鬼は外」「福は内」と元気な声で豆をまきながら心の中の“悪い鬼”を追い払った。このうち、能代市中関の東能代幼稚園(武田正広園長)では、ホールに3~5歳の園児73人が集合。鬼役とステージから豆をまく役に分かれて豆まきを行い、歓声が響いた。

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元気いっぱいに豆まきを楽しむ子どもたち

(東能代幼稚園で)

●中学生がテーブルマナー知る
 三種町の3中学校の3年生を対象にしたテーブルマナー教室が3日、大潟村のホテルサンルーラル大潟で開かれた。就職後マナーを知らず気後れした経験がある同町鹿渡の近藤久規さん(68)が、「後輩に同じ思いをさせたくない」と、生徒約130人にコース料理を無料で提供。生徒はナイフやフォークの使い方などを学び、おいしい料理を存分に味わった。

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料理の味を楽しみながらマナーを学ぶ生徒たち

5日の紙面から

●歌声響かせ「鳥追い」
 三種町上岩川勝平地区に伝わる伝統行事「鳥追い」が4日夜、勝平農村公園を中心に行われた。地域住民をはじめ、琴丘小の児童も参加。巨大なかがり火の周りを回った後、昔から伝わる鳥追い唄を歌いながら集落を練り歩き、五穀豊穣(ほうじょう)や子どもたちの健やかな成長を願った。鳥追いは、江戸時代初期が起源とされる小正月の伝統行事。農家が丹精込めて育てた稲などの農作物を食い荒らす害鳥を追い払うという意味があり、勝平自治会(工藤清勝会長)が毎年この時期に行っている。

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鳥追い唄を響かせながらかがり火の周りを歩く参加者(三種町の勝平農村公園で)

●「風の松原風力」通電式
 県内9社と能代市が出資した「風の松原自然エネルギー」(大森三四郎社長)が同市河戸川、浅内の海岸部に開設した「風の松原風力発電所」の通電式(竣工式)が4日、近くの能代木材工業団地にある蓄電池建屋で行われた。施工業者、行政、議員ら約170人が出席し、昨年12月に運転開始した大型風車17基の安定的な稼働を願った。

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大森社長(右端)らがスイッチを押した通電式

(能代市河戸川の蓄電池建屋で)

●風物詩、ワカサギ氷上穴釣り
 三種町鹿渡の八郎潟東部承水路で、ワカサギの氷上穴釣りを楽しむ人の姿が見られている。愛好者は寒風が吹きつける雪の釣り場にテントを張り、繊細なアタリを見極めながらワカサギとの駆け引きを楽しんでいる。ワカサギの氷上穴釣りは、東部・西部承水路で厳寒期の風物詩ともいえる光景。毎年水面が凍ると、多くの太公望たちが足を運んでカラフルなテントを張り、冬ならではの彩りを演出する。

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繊細なアタリに合わせてワカサギを釣り上げる

(三種町の八郎潟東部承水路で)

●14日にインバウンド観光講演会
 能代山本でのインバウンド(訪日外国人旅行者)受け入れについて考える講演会は、14日午後2時から能代市御指南町の県山本地域振興局福祉環境部で開かれる。各市町の観光協会や行政で組織する「能代山本のインバウンド観光を考える会」の主催。海外との貿易やインバウンドに詳しい同市出身者2人が講師を務める。観光業の関係者をはじめ、関心のある個人・事業者に参加を呼び掛けている。申し込みは、10日までに同会事務局(☎0185・55・8004、県山本地域振興局地域企画課内)へ。

●能代工は決勝Tに届かず
 第27回東北高校男女新人バスケットボール選手権大会は4日、福島市のあづま総合体育館を主会場に男女の予選リーグを行った。男子の能代工は予選リーグBブロックで一関工(岩手1位)を92─54で下したが、聖和学園(宮城2位)に57─75で敗れ、1勝1敗で2位。5日の決勝トーナメント進出を逃した。

 ▽男子予選リーグBブロック
聖和学園75─57能代工
能代工92─54一関工
 ②能代工1勝1敗=予選敗退

●三種勢メンバー北鷹V/高校弓道
 東日本高校弓道大会予選・第5回県冬季弓道大会は4日、秋田市の県立武道館で開かれ、女子団体で山本中出身の石川美帆(2年)、八竜中出身の播磨めい(同)、梅田凜子(同)がメンバー入りしている秋田北鷹が優勝した。同校は男女とも優勝を果たし、東日本大会(3月18~20日、埼玉県上尾市)の出場権を得た。

●ナゴメハギ絶やさず
 能代市浅内地区に伝わる来訪神行事「ナゴメハギ」の保存に携わっている保坂智之さん(26)=同市浅内=が4日、市中央公民館で「聞いて!触れて!ナゴメハギ!」と題して講演した。少子高齢化による担い手不足に直面する中、「地域をつくってきた大切な伝統を途絶えさせたくない。多くの人に知ってもらい、能代全体で守っていく機運を高めたい」と継承に懸ける思いを語った。

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ナゴメハギの継承へ熱い思いを語る保坂さん(能代市中央公民館で)

●酒造りの工程じっくり
 能代市万町の喜久水酒造(平沢喜三郎社長)は4日、酒蔵を一般公開した。県内外の日本酒愛飲家ら約100人が訪れ、芳醇な香りが漂う場内を巡りながら酒ができるまでの工程を見学したり、搾りたての新酒を味わったりし、日本酒の奥深さに触れた。県酒造協同組合が「酒造開放キャンペーン」と銘打ち、4月まで県内18蔵元で行われる。

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もろみを発酵させているタンクを見学する来場者

(能代市万町の喜久水酒造で)

 


 

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