11日の紙面から

能代の海岸部に〝千手観音
 海岸部に巨大な千手観音菩薩が出現──。能代市の「風の松原自然エネルギー」が同市河戸川、浅内に設置した大型風車17基が昨年12月に運転を開始し、海岸部の景観が変貌した。北風が強い日に能代港側から見ると、南北一直線に連なった風車の羽根(ブレード)がまるで千手観音像の無数の手のようで、〝ありがたい光景〟となっている。

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羽根がそろって北側を向き、千手観音の手のように見える風車。奥にも無数並ぶ

(県能代港湾事務所近くの大森橋から)

●通行量 過去最少3579人に
 能代市が昨年11月4日に実施した28年歩行者・自転車通行量調査によると、6調査地点の総通行量は3579人で、前年より9・8%(388人)減った。年代別では高校生以下と高齢者、通行手段別では自転車、地点別ではJR能代駅前ロータリーなどの減少が目立った。3500人台の通行量は20年度の調査開始以来最も少なく、30年目標(5218人、25年実績値)とは31・4%(1639人)の開きがある。市は来街者数の回復に向け、街のにぎわい創出につながる施策を引き続き推進していく考えだ。

●小規模小学校統合に理解を
 能代市教育委員会の小規模小学校地域懇談会は9日夜、朴瀬とともに向能代を統合先候補校とする竹生小で開かれた。複式学級を有する市内の5校のうち、竹生、朴瀬は向能代、崇徳、鶴形は第五を統合先候補校と位置付けられ、統合目標は2年後の31年4月1日。地域懇はこの機会の統合を見送る常盤を含め、16日まで各校で開催する。皮切りとなった竹生小学区の児童の保護者や地域住民からは、統合への慎重意見や校舎活用への要望が出された。

●ジオ再認定へ行動計画案
 八峰白神ジオパーク推進協議会は、29年度から2カ年のアクションプラン案をまとめた。30年度に行われる再認定審査を見据えたジオパーク運営の最上位計画との位置付けで、「テーマとストーリーの明確化」「ジオサイトの見直しと再編」など12の課題解決に向けた手順を示している。ガイドのスキルアップに向けたマニュアル作成、学校教員向け研修会の開催なども盛り込んでいる。

●医療費無料18歳まで/藤里
 藤里町は、29年度から福祉医療制度(マル福)の対象者を町独自に18歳まで拡大し、保護者の所得にかかわらず、医療機関を受診した際に支払う医療費の窓口負担を無料化する。子育て世代の経済的負担を軽減し、子育て環境の充実を図る狙いで、町は新たに約60人が対象になると見込んでいる。三種町と八峰町は昨年8月に18歳まで拡充済みで、新年度から山本郡は3町とも無料化されることになる。

●県漁協北部で「船霊祭
 八峰町八森の県漁協北部総括支所で10日、船霊(ふなだま)祭が行われ、漁業者が今年1年の豊漁と操業の安全を祈願した。八森、岩館両漁港に係留された漁船には豊漁の願いを込めた大小の大漁旗が掲げられ、風雪にはためいていた。船霊は、漁業者が信仰する海の守護神。かつては旧暦1月11日に各家庭や地区ごとに神事を行っていたが、現在は同支所での祈願祭に集約されている。

●出会い楽しみ はしご酒
 第4回のしろ飲み歩きフェスは9日夜、能代市柳町周辺の繁華街で開かれた。居酒屋やバーなど参加37店舗のうち5店舗を巡る企画で、市内外の老若男女約360人が参集。他の参加者との交流や、初めて入る店の雰囲気を気軽に楽しみながら繁華街を歩き、能代の夜の街はにぎやかさに包まれた。

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笑顔で乾杯する参加者たち

●三浦、KO勝利土産に母校へ
 三種町出身で世界ボクシング評議会(WBC)の元スーパーフェザー級王者、同級1位の三浦隆司(32)=帝拳=は10日、母校の浜口小を訪れ、米国で先月行われた同級王座挑戦者決定戦の勝利を報告した。児童から贈られた千羽鶴について「本当に力になった」と感謝し、「必ず世界チャンピオンに返り咲く」と力強く誓った。

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応援への感謝を込め、児童にボクシンググローブ型のキーホルダーを贈る三浦(浜口小で)

12日の紙面から

●のしろまち灯り幻想的に
 能代市役所のさくら庭で11日、「のしろまち灯り」(のしろ白神ネットワーク主催)が開かれた。新庁舎の完成を記念し、これまでの中心市街地から会場を変更して開催。秋田杉の間伐材で作ったスタンドに市民が廃食用油を利用して手作りしたろうそくなどをともし、500個以上のさまざまな灯りが会場を照らした。柔らかな灯りに誘われるように多くの家族連れなどが訪れ、屋台村や旧議事堂で行われた木を使ったワークショップなどを楽しんだ。

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新庁舎を背景に、エコ柔らかな灯りが会場を照らした(能代市役所さくら庭で)

●じゅんさいの館売り上げ最高
 三種町森岳の産直施設・じゅんさいの館を運営する町産物利用促進組合(池内桂組合長)の通常総会は10日、森岳のホテル森山館で開かれた。28年の売り上げは1億9185万円で、加工所の好調さやジュンサイの売り上げ増加で前年を2376万円上回り、過去最高を記録。また、早ければ今春にも菓子の加工所を整え、旬の農産物を使った菓子をインターネットなどで販売することを方向付けたほか、年4回重点イベントを開き、さらに売り上げを伸ばしていくことを確認した。

●裸参り、川で清め 走り参拝
 能代市二ツ井町荷上場地区の鎮守・高岩神社に伝わる小正月行事「裸参り」は旧暦1月15日の11日、同地区で行われた。若衆らが、藤琴川の冷たい水を頭からざぶりとかぶって身を清め、高岩山の山頂近くにある同神社まで走って参拝し無病息災や家内安全などを祈願、地域住民ら約50人が荒行の様子を見守った。

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身を切るように冷たい川の水をかぶり、身を清める裸参り参加者(能代市二ツ井町荷上場の藤琴川で)

●峨瓏の滝をライトアップ
 藤里町の観光名所「峨瓏(がろう)の滝」で11日、恒例のライトアップが始まった。期間は19日までで、初日は周辺でミニかまくらが点灯されるなど、この時期ならではの幻想的な光景が見物客を魅了した。点灯時間は午後5時〜9時。森のえきも19日まで営業。時間は午前9時〜午後5時(食堂は午前11時〜午後2時)。

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幻想的な光でライトアップされた峨瓏の滝

●能代工高卒業展に関心
 能代工高(山田浩充校長)の第24回卒業展は11日、能代市柳町のイオン能代店3階・イオンホールで始まり、各科の生徒たちが3年間の集大成として製作したロボットや木製家具といった作品や研究成果を披露し、来場者の関心を集めている。12日まで。時間は午前10時~午後4時まで。入場無料。

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多彩な課題研究の成果を披露している卒業展(イオン能代店で)

●バレンタイン商戦ピーク
 14日のバレンタインデーを前に、能代山本の大型店やスーパーはチョコレートの特設コーナーを開設し、品定めする買い物客でにぎわいを見せている。洋菓子店もこの時期ならではのチョコレートケーキなどをPRし、急ピッチで製造作業に当たる。女性同士で交換し合う「友チョコ」、家族へのプレゼントや自分自身へのご褒美など、多彩なニーズに対応しながら商戦を繰り広げている。各店とも12日の日曜日が売れ行きのピークと見込んでいるが、ここ数年の傾向から駆け込み需要も多いとみている。

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バレンタインデーが迫り、洋菓子店はチョコ製品作りに追われている

●恋文雪っこまつり歓声響く
 能代市二ツ井町三千苅の北都銀行二ツ井支店隣空き地(旧スーパーいとく跡地)で11日、第8回「恋文雪っこまつり」が開かれた。雪像やそり遊び用の雪山が設けられた会場には親子連れなど約300人が来場し、バレンタインデー(14日)にちなんだ「チョコレートまき」に歓声が上がったほか、真っ白な雪の上で各種ゲームが繰り広げられ、にぎわいに満ちた。

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寒さを吹き飛ばす熱戦となった雪上障害フラッグ

●小屋の下敷き男性死亡
 11日午後2時ごろ、八峰町八森字ノケソリの無職、小沢鐵三郎さん(81)が自宅敷地内の小屋の解体作業中、倒壊した小屋の下敷きになった。能代市内の病院に搬送されたが、約1時間20分後に死亡が確認された。

14日の紙面から

●能代で“山女ガイド”語り合う
 環白神エコツーリズム推進協議会(会長・加藤八峰町長)の第6回環白神地域フォーラムは12日、能代市柳町の旧料亭金勇で開かれた。青森・秋田・新潟・長野県で活躍する4人の女性プロガイドがそれぞれのフィールドの魅力や白神山地への思いなどを語り合い、貴重な自然環境と生態系が残存する白神山地の偉大さを再確認した。

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女性ガイドが白神山地の魅力などを語り合ったフォーラム(旧料亭金勇で)

●県議補選に能登氏が立候補表明
 県議選能代市山本郡選挙区選出の能登祐一県議の死去に伴い行われる同選挙区補欠選挙(被選挙数1)に、能登氏の長女、能登孝子氏(46)=同市御指南町、会社員=が13日、立候補することを正式表明した。自民党が公認予定。能登氏は「県北には女性県議が1人もいない。女性の声を県政に届け、男性にとっても女性にとっても住みやすい環境づくりを行うための窓口役になりたい」と立候補の決意を語った。

●能代市議会 報告会規則案まとめる
 能代市議会の第6回議会報告会に関する検討会(菅原隆文座長)は13日、市庁舎で開かれ、市議会全体での議会報告会開催に向けた規則案の内容を最終確認した。菅原座長は同日、検討会の報告書を小野立議会運営委員長に提出。議会報告会に関する協議は今後、議会運営委に場を移して進められる。この日確認した規則案は、▽議会報告会の開催は原則年1回とし、3班編成で同日に3会場で実施▽議運委で必要と認める場合は随時開催▽報告内容は議会の活動状況、予算・決算等の審議状況などとし、議員は原則自己の意見は述べない▽議会報告会実施報告書に要点を記録し、報告書は市議会のホームページで公表する──などとするもの。希望、改革ネットワーク、議会改革を推進する諸派の会の3会派が共同で作成した。

●三種町の29年産米転作率43.5%に
 三種町農業再生協議会(会長・三浦町長)の臨時総会は13日、町農政庁舎で開かれ、29年産米の生産数量目標や水稲作付面積目標の配分方針を決めた。配分率は56・5%、転作率は前年比0・5㌽アップの43・5%で、全農家に一律配分する。27日から各地区で集落座談会を開き、配分方針などを説明する。

●男性係長を戒告処分/能代市
 能代市は13日、市民から寄せられた「市長への手紙」に対して回答を行う事務処理を滞らせていたとして、担当する企画部地域情報課広報広聴係の男性係長を戒告の懲戒処分にしたと発表した。また管理監督責任を問い、地域情報課長を訓告、企画部長を厳重注意とした。

●高校入試あすから願書受け付け
 29年度県公立高校入試一般選抜の願書受け付けは、15日から各校で一斉に行われる。能代市内の全日制5校の募集人員は650人、定時制の能代工普通は35人。受け付けは17日正午まで。願書提出締め切り後の志願先変更は20日から22日正午まで。3月7日に試験を行い、合格発表は同15日。

●おらほの館が来客200万人達成
 八峰町峰浜沼田の農産物直売所・おらほの館の買い物客が12日、200万人に達した。開業から18年2カ月での大台。200万人目となった能代市不老岱の小林とし子さん(68)に記念品として、加藤町長が花束とコメや野菜、干し餅などの詰め合わせを手渡した。館は、道の駅みねはまの中核施設として10年12月にオープン。20年9月には入館100万人を達成している。

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買い物客200万人目となった小林さん(右)に記念品を贈呈

●恋文商店街をちょい飲み歩き
 左党が夜の二ツ井を満喫するイベント「第2回恋文商店街ちょい飲み歩き」は11日、能代市二ツ井町で行われた。39人(定員40人)が参加し、居酒屋やスナックなどをはしご酒して、ドリンクと自慢のつまみを楽しんだ。恋文商店街は、二ツ井駅通り、本町通り両商店会の愛称。「ちょい飲み歩き」は二ツ井町商工会が運営する「恋文すぽっと きみまち」が昨年初めて開催。今年は居酒屋やすし店11店舗、スナック11店舗と昨年(9店舗)の倍以上に拡大した。前回は3軒のはしごだったが、今回は5軒と増やした。

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二ツ井の夜を楽しんだ「ちょい飲み歩き」

15日の紙面から

●10年越し、洋菓子店の夢を実現
 三種町鵜川の田森明美さん(50)が、自宅に洋菓子店「ボナー・エー・タモリ」(Bonheur A.Tamori)をオープンさせた。子育てが一段落したタイミングで、10年前から抱いていた夢を実現。国産原料などにこだわったパンや菓子で、じわりと人気を集めている。店は三種町役場の北東の住宅街にある。

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小さな洋菓子店をオープンさせた田森さん

●能代市がデータヘルス計画案
 能代市は、レセプト(診療報酬明細書)や特定健康診査(特定健診)などの電子データを活用して効果的な保健事業の実施・評価を行っていくための「市国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)」(計画期間28~29年度)案をまとめ、公表した。市民の健康寿命が国・県の平均より低く、健診の未受診者なども一定数存在するといった分析結果から、健康管理意識の向上、生活習慣病の発症・重症化予防、医療費の適正化に関する事業を強化する方針を示している。計画案は年度内に成案化する。

●学校統合方針に反対相次ぐ
 能代市教育委員会の小規模小学校地域懇談会は13日夜、朴瀬小で開かれた。市教委の基本方針では、同校が竹生とともに向能代を統合先候補とし、2年後の統合目標年度が示されていることに対し、参加者は「小規模校のデメリットは感じていない」「少人数でも、どういうことができるかに焦点を当てるべき」などと反対、現状維持を望む意見が相次いだ。また、「保護者にはアンケートを1回行っただけ。話し合いの経過も分からず結果を出された」「改めてアンケートをやり直してほしい」などと市教委の進め方に対する疑問の声も上がった。

●商議所に障害者雇用拡大を要請
 県山本地域振興局、ハローワーク(職安)能代、能代市は14日、能代商工会議所(広幡信悦会頭)に対し、障害者の雇用拡大を要請した。この日は倉部明彦県山本地域振興局長、川口一正能代職安所長、斉藤市長らが能代商工会議所を訪れ、障害者の採用職域の拡大と求人提出について、傘下企業に対して周知などを求める連名の要請文を広幡会頭に手渡した。広幡会頭は障害者の雇用拡大の重要性に理解を示しながら「会報などを通じて会員に就労環境の確保を周知していきたい」と応じた。

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県山本地域振興局や能代職安、市が能代商工会議所に障害者の雇用拡大を要請

●山本観光物産センター廃止へ
 三種町は、同町森岳の山本観光物産センターを3月末で廃止し、倉庫とする方針を固めている。利用者が少なく、赤字運営が続いていることを踏まえての対応で、3月定例議会に関係議案を提案する予定。ただ、利用者が納得しているとは言い難い状況で、「町にいくらお願いしても駄目。一方的な廃止」、「廃止を考える前に、どうすれば有効に利用できるかを話し合うべき」などといった声が聞かれている。

●「俳句の学校」伝統継ぐ/峰浜小
 今年度NHK全国短歌・俳句大会の受賞者が発表され、俳句のジュニアの部で八峰町峰浜小(佐藤克校長)が学校大賞に選ばれた。個人でも大賞に次ぐ特賞に今井綾乃さん(4年)が選ばれたほか16人が入選した。長年「俳句の学校」として歴史を刻んできた塙川小と、活発な取り組みをしていた水沢小が統合し昨春誕生した峰浜小。佐藤校長は「1人ひとりの頑張りがあって選ばれた賞。開校1年目に花を添えてくれた」とたたえた。

●きれいな桜の花をとウソ食害対策
 能代市や八峰町は、冬場の桜の剪定(せんてい)作業とともに、花芽を食べる鳥・ウソの食害対策に取り組んでいる。同町八森の御所の台ふれあいパークでは食害が目立っており、作業員がロケット花火などを使っての追い上げを実施。三種町では石倉山公園などでテングス病の被害拡大に悩まされており、昨年のうちに被害木を伐採した。開花への影響を懸念しつつ、少しでもきれいな桜を地元住民や観光客に楽しんでもらおうと、どの自治体も地道な管理作業を続けている。

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花火を使用しウソの追い上げを行う作業員

(八峰町八森の御所の台ふれあいパークで)

●雪景色の岩肌に〝クマゲラ〟1羽
 藤里町の素波里ダム湖のほとりに町の鳥、〝クマゲラ〟が1羽。米田集落側から森林基幹道米代線の素波里トンネルを抜け200㍍ほど先、対岸の岩肌に身の丈15㍍はあろうかという姿を現した。横向きの鳥が少し羽を膨らませている姿が、たくましい足元までくっきり。発見した秋田白神ガイド協会に所属する大森豊さん(64)=同町藤琴字草刈野=は、「あっ、これはクマゲラだ、とぴんときた」。昨年、白神山地世界遺産センター藤里館活動協議会の写真展「秋田白神ガイドが見た白神」に出品しようかとカメラを持って歩いている際に気付いたという。

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素波里ダム湖畔に姿を見せたクマゲラ岩


 

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