26日の紙面から

●能代の祭り幕開け
 能代市御指南町の日吉神社(平賀優子宮司)の祭典は25日、当番町祭で幕を開けた。今年の当番町の大町組(祭神・三番叟さんばそう)などが関係町内で伝統の丁山を運行し、男衆の「わっしょい、わっしょい」という威勢のいい掛け声とともに木車のきしむ音を街に響かせ、住民に夏祭りシーズンの到来を告げた。

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威勢よく運行し、住民に祭りの夏到来を告げた丁山(能代市内で)

●放置林40㌶よみがえる
 間伐の条件が悪く放置された能代市二ツ井町小掛字山内のスギ人工林(民有林)を適な状態に誘導する白神森林組合の事業が終了した。岩盤質で急峻(きゅうしゅん)な困難地に森林作業道を整備し、成育が変化する複数の間伐手法を用いた。100人を超す所有者が混在する森林の境界も画定した。白神森組は「荒れた山を正常な状態に戻す過去にない事業だった。今後も調査を続けポスト天杉の山を目指す」としている。

●能代にナガハマコーヒー
 県内で展開するコーヒーチェーン「ナガハマコーヒー」(大仙市)は28日、能代市寿域長根に「ナガハマコーヒー能代店」を開店する。世界生産量5%といわれる極上の豆を使った「スペシャルティコーヒー」を提供する専門店で、秋田市以外にカフェを出店するのは初めて。

●二ツ井が初戦突破/少年野球
 第83回全県少年野球大会は25日開幕、秋田市の八橋球場と潟上市の長沼球場で1回戦5試合が行われ、能代山本勢では二ツ井(能代)が本荘東(本荘由利2区)を1─0で下した。26日は2回戦8試合が行われ、秋田市のこまちスタジアムで午前8時30分から八竜(山本)が中仙(大曲仙北3区)と、同10時30分から二ツ井が泉(秋田3区)と顔を合わせる。

 ▽1回戦(八橋球場)
本荘東0000000 0
二ツ井000010X 1

●伝統の「小掛七夕」復活へ
 能代市二ツ井町小掛地区の若者ら有志でつくる小掛子供会(佐藤彩佳会長)は、28日夜、10年ぶりに夏の行事「七夕」を復活させる。ろうそくの火をともした大小の灯籠を地区の「玄関」に当たる小掛橋に飾り付け、高さ約3・5㍍の城郭型灯籠を引いて地区内を練り歩く計画で、にぎやかにお囃子(はやし)と「たなばた、どっこい、よーいどっこい」の掛け声が響く一夜になりそうだ。

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「小掛七夕」復活へ、準備はラストスパート(能代市二ツ井町で)

●古里三種の農産物はいかが
 三種町の田舎ぐらし大学みたね(柴田千津子会長)は今夏、同町森岳の直売施設・じゅんさいの館と共同し、産直野菜詰め合わせセットの販売を開始した。「ベジフル玉手箱」として、旬を迎えている野菜や果物、漬物などを多彩に箱に詰め込んで各地に発送する。同大学は「町の農産物を都市部に売り込みたい」、じゅんさいの館は「『母さんの味』も発信したい」と話している。

●能代西高が移動販売
 能代西高(石井潔校長)のチャレンジショップ「西輝屋」は25日、能代市役所や市子ども館、学校などを回る移動販売を行い、同校で栽培した野菜や花、生徒考案の梅ジャムパンをはじめオリジナル商品のほか、同市内外から取り寄せた商品をそろえ、地域住民らを相手に接客に挑戦している。26日まで。

s25p02西高チャレンジショップ

チャレンジショップ「西輝屋」で接客に挑戦する生徒たち(能代市役所で)

●城郭灯籠 制作大詰め
 能代市の伝統行事「役七夕」(8月6、7日)に向け、今夏の当番を務める上町組の城郭灯籠制作が大詰めを迎えている。運行を取りまとめる大丁・畠新若の作業場では、迫力に満ちたシャチが姿を現した。6日は、城郭灯籠4基が市内を練り歩く。

s25p02西高チャレンジショップ

鮮やかに色付けされた畠新若のシャチ灯籠

(能代市南元町の作業場で)

27日の紙面から

●夏祭り、ホコ天に夜店ずらり
 能代市御指南町の日吉神社祭典宵祭の26日、歩行者天国となった同市の柳町通りには恒例の夜店がずらりと並んだ。金魚すくいや射的といった定番の遊びのほか、焼きそばや綿あめなどの露店もあり、大勢の住民でにぎわった。夕暮れが近づくに連れて浴衣姿で行き交う人の姿も多く見られ、夏ならではの風情を堪能していた。

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露店が所狭しと並び、大勢の人でにぎわう柳町通り

●9月初旬に掘削着手/旧能代産廃
 能代市浅内の旧能代産業廃棄物処理センターの環境保全対策に関し県・市・住民団体が意見を交わす同センター環境対策協議会(委員長・田中昌子県生活環境部長)は26日、浅内自治会館で開かれ、県側が今年度実施する支障物(廃油入りドラム缶)掘削撤去工事の詳細を説明した。事業費は工事用道路の設置、水質・土壌分析経費などを含めて約6千万円で、掘削工事は9月初旬に開始予定。県費を投入するが、県は元経営者に「全額請求する」とした。

●能代港から大型鉄骨部材を輸送
 東北電力が建設を進める能代火力発電所3号機(能代市大森山)のボイラー設備の鉄骨部材が26日、近くの能代港4万㌧岸壁から火力構内に運び込まれた。長さ24㍍、重さ122㌧に及ぶ超大型の梁(はり)で、約100個のタイヤを付けた巨大な特殊車両で運搬。車の交通量が少ない夜明けを待って敢行した。

z26p01大型鉄骨が公道走る1

夜明けを待って、能代火力3号機の建設で使う超大型鉄骨を特殊車両で輸送(能代市大森山で)

●八竜、二ツ井8強入り
 第83回全県少年野球大会は2日目の26日、秋田市の八橋球場とこまちスタジアムで2回戦8試合が行われ、山本郡代表の八竜が中仙(大曲仙北3区)に1─0、能代市代表の二ツ井が泉(秋田3区)に1─0で勝利し、ともに8強入りした。きょう27日は八橋で準々決勝4試合が行われ、八竜と二ツ井がベスト4を懸けて第3試合(午後0時30分)で激突する。

 ▽2回戦(こまちスタジアム)
中 仙0000000 0
八 竜000100X 1
 

二ツ井1000000 1
 泉 0000000 0

●佐竹知事、〝虚偽説明〟を訂正
 県内が22日から23日にかけて記録的な大雨に見舞われた中で、佐竹知事が宮城県内でゴルフや飲酒をしていた問題で、佐竹知事は26日、記者会見を開き、同行者の中に県の現職部長2人が含まれていたことを明らかにした。佐竹知事は当初、同行者については「県庁OBら友人3人」と説明しており、虚偽の説明をした形だ。また、行動を共にした人数についても佐竹知事を含めて4人から、7人に訂正。正確性を欠いた一連の言動に、佐竹知事は「うそをつくことはトップリーダーとして失格」と釈明した。

●新源泉を産業振興に/八峰町
 八峰町議会全員協議会は25日、町役場議場で開かれ、町当局が同町八森御所の台のハタハタ館敷地内で確保した新源泉の利活用について庁内で検討した内容を改めて報告した。加藤町長は「可能性があるものを絞り込んで実行に移したい」と述べ、来月に民間を含めた利活用検討委員会を設置する見通しとなった。

●観光バスの全席シートベルト徹底
 能代市二ツ井町字海道上の第一観光バス(中嶋日吉代表取締役社長)が能代署の全席シートベルト着用推進モデル事業所の指定を受け、同署の佐藤利広署長らが26日、同社を訪れて中嶋社長に指定書を交付した。同社は今後、乗客への呼び掛けを強化するなどして着用を促していく。

●宿泊体験受け入れピーク
 八峰町八森のあきた白神体験センターは、学校の宿泊体験の受け入れがピークを迎えている。7月の受け入れは小学校を中心に20校に上り、能代山本はじめ県内各地から訪れ、海や山での体験活動に有意義な時間を過ごしている。24日は大館市内の小学生たちが能代市の能代港から遊漁船に乗って八森漁港に到着、体験センターに〝チェックイン〟した後、海水浴や磯遊びに歓声を響かせていた。

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八峰町に宿泊体験に訪れ、海での活動を満喫する児童たち

28日の紙面から

●夏の街を「みこしの渡御」
 能代市御指南町の日吉神社(平賀優子宮司)祭典は本祭の27日、重厚なみこしが5基の丁山を従えて市内を練り歩く「みこしの渡御」が行われた。太鼓の音や男衆の掛け声が響き、沿道には多くの地域住民らが集まり、夏の街は祭りの熱気に包まれた。

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日吉神社祭典本祭。みこしが街を練り歩いた

(能代市清助町で)

●市民アンケ結果を報告
 能代市環境のまちづくり市民懇談会(座長・渡辺千明県立大木材高度加工研究所准教授)の第2回会議は25日、市庁舎で開かれた。市の第2次環境基本計画(30~39年度)の策定に当たって市民2千人を対象に実施したアンケート結果が報告され、市は集計結果から少子高齢化への対応、家庭におけるごみの減量・リサイクルの取り組み強化など4項目を、計画策定において配慮すべき点にしたいと説明した。

●二ツ井が八竜下し4強進出
 第83回全県少年野球大会は3日目の27日、秋田市の八橋球場で準々決勝4試合を行い、能代市代表の二ツ井が山本郡代表の八竜を2─0で下し、4強入りした。きょう28日は八橋で準決勝2試合が行われ、二ツ井は38年ぶりの決勝進出と東北大会出場(上位2校)を懸けて第2試合(正午)で横手南(横手1区)と対戦する。

 ▽準々決勝(八橋球場)
八 竜0000000 0
二ツ井000110X 2

●工藤君 JAXAスクールに
 8月1日から2泊3日の日程で宮城県角田市の角田宇宙センターを会場に開かれる宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「エアロスペーススクール」に、能代工高の工藤裕太朗君(理数工学科3年)が参加する。工藤君は「ロケットエンジンの基礎を学んで将来に向けてモチベーションを上げていきたい」と意気込んでいる。

●バスケ能代工きょう初戦
 南東北3県を会場にした全国高校総体(南東北インターハイ)は、28日に開幕、バスケットボールは福島市内で男女の1回戦が行われる。本県男子代表で2年ぶりに出場する能代工は、1回戦で正智深谷(埼玉)と対戦する。

●「第九」の合唱磨き掛け
 能代オペラ音楽祭第6回公演「ベートーヴェン作曲交響曲第9番とオペラ名曲コンサート」(8月27日・能代市文化会館大ホール)を間近に控え、市民有志らでつくる同音楽祭合唱団(関口美奈子代表)の稽古が大詰めを迎えている。本番まで残り1カ月に迫った22日は、同市海詠坂の能代山本広域交流センターで芸術監督や指揮者らを招いた合同練習が行われ、団員が表現力に一層の磨きを掛けた。

b22p04能代オペラ稽古

本番まで1カ月となり、熱のこもった稽古に励む能代オペラ音楽祭合唱団

●砂像甲子園の制作開始
 サンドクラフト2017inみたねの砂像甲子園制作コンテストに向けた作品づくりが27日、三種町の釜谷浜海水浴場で始まった。本県の能代松陽、能代、明桜、宮城県の伊具、工業、蔵王の6高校が参加。優勝を目指し、チームワークを発揮しながら制作を進めている。

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砂像甲子園で制作を進める高校生ら

(三種町釜谷浜海水浴場で)

●「びいなす」あす能代港に
 豪華客船「ぱしふぃっくびいなす」(約2万6千㌧)が、29日午前8時に能代港に寄港する。同日午後7時までの停泊中は4万㌧岸壁が開放され、船体を間近に見られるほか、事前募集を行った船内見学会が開かれる。

29日の紙面から

●大型灯籠を組み立て「嘉六」完成
 5年目の運行を迎える能代七夕「天空の不夜城」(8月3、4日)に向け、能代市役所旧第4庁舎裏で大型灯籠の組み立てが始まった。28日は高さ5丈8尺(約17・6㍍)の「嘉六(かろく)」が完成し、色鮮やかな姿が市民の目を引いている。29日は、高さ日本一(24・1㍍)の「愛季(ちかすえ)」の作業に着手し、30日までに完成させる予定。

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運行が迫り、大型灯籠「嘉六」が完成(能代市役所旧第4庁舎裏で)

●乗合タクシー利用低調/能代市
 能代市は、公共交通の空白地域解消を目的とした「デマンド型(予約制)乗合タクシー」事業の28年度実績をまとめた。能代地域の東雲、桧山西部、二ツ井地域の富田・外面、濁川の4地区合計の乗車人数は825人で、前年度に比べ92人(10・0%)減った。東雲地区は前年度並みの利用だったが、他の3地区が大きく減少。市商工港湾課は「利用者の新規開拓や、より利用しやすい仕組みづくりが課題」とし、30年度以降に予定する市公共交通戦略の見直しに合わせ、事業の在り方を検討していく考えだ。

●能代山本の人口7万9619人
 県調査統計課がまとめた7月1日現在の人口と世帯数によると、能代山本の人口は7万9619人で前月から154人減少した。対前月比減は146カ月連続。世帯数は3万2139で43減少した。

●エナジアム来館者250万人達成
 能代市大森山の能代エナジアムパーク(若狭勉館長)の来館者数が28日、250万人を達成し、記念セレモニーが行われた。幸運の250万人目となった秋田市の主婦・笠原麻奈美さん(31)の家族4人に記念品と花束が手渡された。

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能代エナジアムパークが入館者数250万人を達成

●二ツ井が横手南に惜敗/少年野球
 第83回全県少年野球大会は4日目の28日、秋田市の八橋球場で準決勝が行われ、能代市代表の二ツ井は横手南(横手1区)に0─1で惜敗した。38年ぶりの決勝進出と東北大会出場はならなかった。

 ▽準決勝(八橋球場)
二ツ井0000000 0
横手南000100X 1

●能代工バスケ、初戦で敗れる
 全国高校総体(南東北インターハイ2017)は28日、バスケットボールや自転車など3競技が始まった。能代山本勢は、バスケットボール男子で2年ぶりに出場した能代工が1回戦で正智深谷(埼玉)と対戦、終始ゲームの主導権を奪えず63─86で敗れた。

●有効求人倍率1・52倍に
 ハローワーク(職安)能代が28日発表した6月の有効求人倍率は、常用(フルタイムとパート合計)で1・52倍と前月より0・06㌽上昇し、昨年11月と並び過去最高となった。管内の有効求人倍率は高水準で推移しているが、求人と求職のミスマッチから職種によって極端な差があり、同職安は「雇用情勢が改善しているとは言い難い」と話している。

●「常盤小も統合」へ転換
 能代市内の複式学級を有する5小学校の統合問題に関する小規模小学校地域懇談会は27日夜、5校目となる常盤小で行われた。同校は市教委の基本方針で当面は統合を見送るとしていたが、2月の地域懇談会やその後のアンケートで他4校と同時期の統合を望む保護者の声が多いとして、出席した保護者の意思を改めて確認した上で、朴瀬、竹生とともに向能代に統合する方針を示した。

30日の紙面から

●サンドクラフト開幕/三種町
 サンドクラフト2017inみたねは29日、三種町の釜谷浜海水浴場で開幕した。初の共通テーマ「世界のおとぎ話」を基に国内外の砂像彫刻家や高校生らが制作した砂像が砂浜を彩り、県内外から大勢の人々が来場。ライブや海上花火ショー、ご当地グルメの販売など多彩な催しを楽しみ、夏の活気は最高潮に達した。イベントは30日までで、砂像展示は8月31日まで。

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県内外からの来場者でにぎわいを見せた三種町のサンドクラフト

●ボクシング三浦が現役引退
 三種町出身で世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフェザー級元王者、三浦隆司(33)は、29日までに現役引退を表明した。自身のツイッターで明らかにした。同町有志で組織する後援会の複数の関係者にも引退の意向を伝えており、「これまで精いっぱいやってこられた。悔いはない」と語ったという。今月、米国で王座奪還を目指してタイトル戦に臨んだが、判定負けを喫していた。

●ぱしふぃっくびいなす寄港
 大型客船「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594㌧)が29日、380人の乗客を乗せて能代市の能代港に寄港した。4万㌧岸壁が開放され、多くの市民が全長180㍍を超える巨大な船体を間近に楽しんだ。市民らを対象にした船内見学会もあり、80人が「洋上の楽園」気分を味わった。

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ぱしふぃっくびいなす入港記念セレモニーを行って乗客、乗員らを歓迎

 

●太良鉱山の往時しのび慰霊供養
 藤里町の太良鉱山共同墓地の清掃と慰霊供養は28日、現地で行われ、同町や能代市から参加した15人が旧盆を前に墓地周辺の草刈りに汗を流し、手を合わせた。太良鉱山は江戸時代から明治、大正にかけて栄え、第2次世界大戦後も亜鉛を産出したが、昭和33年の水害で鉱石を運ぶ森林軌道が壊滅的な被害を受け、同年10月閉山した。その後、共同墓地は荒れ放題だったが、元従業員の鎌田孝一さん(87)=同町藤琴=らが発起人、同町藤琴の宝昌寺が世話人となり昭和57年に清掃と慰霊供養を始めた。通行止めで2年間休止し、昨年3年ぶりに再開、今年で34回目。

●決勝は中浅内─河戸川
 第77回400歳野球大会(北羽新報社主催)は29日、能代市の赤沼球場で準決勝を行った。中浅内クラブ─山本OBは中浅内が粘りを見せて6─5で逆転勝ち。河戸川クラブ─メンズクラブは、河戸川が中盤に畳み掛けて13─3の6回コールドでメンズを退け、前回王者の貫禄を見せた。赤沼を〝ホームグラウンド〟とする近隣対決となる決勝は、30日午前10時から赤沼球場で行われる。中浅内は悲願の初優勝、河戸川は2年連続3回目の優勝を目指す。

●能代市内の高校で体験入学
 夏休みになり、各高校で中学生の進路決定の一助にしてもらおうと体験入学が行われている。28日は能代高(京久夫校長)で開かれた。能代山本内外の24中学校から参加した334人が全体集会で学校の様子を知ったり、授業を体験したりしながら高校生活を思い描いた。能代市内の他の高校では、能代西が8月1日、能代工は17日、能代松陽が18日、二ツ井は9月5日に行う予定。

●市役所「さくら庭」で夏まつり
 能代市役所駐車場の屋根の上に整備されたイベント・憩いの広場「さくら庭」で29日、能代観光協会主催の「さくら庭夏まつり」が初めて開かれた。昼は地域自慢の飲食をPRする屋台に家族連れなどが訪れ、夜は1日限りのビアガーデンでにぎわった。近くに展示された大型七夕「天空の不夜城」の見学客も多く訪れた。

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初のさくら庭夏まつり。ビアガーデンでにぎやかに乾杯する市民

●小掛の七夕10年ぶり復活
 「七夕、どっこい!」「よーい、どっこい、よーい、どっこいなー」──能代市二ツ井町の小掛地区で28日夜、子供会行事の「七夕」が10年ぶりに復活、子どもたちが城郭型灯籠を引いて地区内を練り歩き、元気な掛け声を響かせた。20代の若者たちが約1カ月かけて準備してきた夏祭りで、住民たちは「大したもんだ」と復活を成し遂げた若者たちに感服し、〝お花〟を手に沿道に出てにぎやかな道行きをうれしそうに見守っていた。

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「七夕」が復活、10年ぶりに灯籠が練り、子どもたちの掛け声が響いた(能代市二ツ井町小掛地区で)

31日の紙面から

●中浅内クラブ初優勝/400歳野球
 第77回400歳野球大会(北羽新報社主催)は30日、能代市の赤沼球場で中浅内クラブ─河戸川クラブの決勝が行われ、中浅内が10─5で前回覇者の河戸川を下し、初優勝を飾った。6月24日から約1カ月間にわたった実年球児の大会にふさわしく、終盤まで勝敗がもつれる熱戦で幕を下ろした。決勝は、青空がのぞく野球日和の中で実施。初優勝を狙う中浅内と連覇を目指す河戸川の一戦は、〝ご近所対決〟ともなり、両チームとも100人近い応援団が双方のスタンドに足を運んだ。個人賞は、最高殊勲選手賞が中浅内の佐藤幸喜選手(53)、敢闘賞は河戸川の大塚広己選手(46)、優秀選手賞は中浅内の岩渕栄選手(54)に贈られた。

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初優勝を飾り、胴上げで喜びを爆発させる中浅内クラブ

(能代市の赤沼球場で)

●不夜城「愛季」「嘉六」2基そろう
 能代七夕「天空の不夜城」の運行(8月3、4日)に向け、大型灯籠「愛季(ちかすえ)」(24・1㍍)と「嘉六(かろく)」(5丈8尺=約17・6㍍)の組み立てが30日までに完了した。能代市役所旧第4庁舎裏には、色鮮やかな2基の灯籠がそろい踏み。5年目の運行を迎え、能代の夏を彩るイベントの知名度は高まっており、市内外から見物に訪れる姿も見られている。

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8月3、4日の運行に向け、大型灯籠「愛季」と「嘉六」が完成

(能代市役所旧第4庁舎裏で)

●古里能代の産業振興へ提言
能代市産業振興アドバイザー会議はこのほど、東京都千代田区のホテルモントレ半蔵門で開かれ、首都圏在住の能代出身者で第一線で活躍するアドバイザーと斉藤市長が「ふるさとの産業振興」に向けて意見交換したほか、市内の高校生を対象にした講演会の開催など、市とアドバイザーとの協働事業を今後新たに展開していくことを確認した。

●ARDF、能代が見事に〝3冠〟
 第14回全国高校ARDF(アマチュア無線方向探索)競技大会は29、30の両日、新潟県阿賀野市で開かれた。能代無線部がクラシック部門の団体を制したほか、同部門の男子個人で安保広君(2年)、女子個人で佐藤美那子さん(3年)が優勝した。

●能代ドルフィンズブロック優勝
 第9回ミズノカップ東日本小学生女子ソフトボール大会は29、30の両日、岩手県一関市の唐梅館総合公園多目的グラウンドなどで開かれた。能代山本からは能代ドルフィンズと琴丘ドリームシャインが出場し、能代ドルフィンズがAブロックで優勝した。

●砂像背景にイベント多彩
 サンドクラフト2017inみたねは最終日の30日、三種町の釜谷浜海水浴場で水着コンテストやアウトドア綱引選手権大会などさまざまな催しが繰り広げられ、県内外からの来場者でにぎわいを見せた。砂像は8月末まで展示される。

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県内外の11人がアピールし合った水着コンテスト

●白神の自然にどっぷり
 白神ジュニアレンジャーキャンプ「水のキャンプ」は29日から1泊2日の日程で藤里町を会場に行われ、秋田、青森両県の小学生が藤琴川での川遊びやテント泊など、白神山地の麓の自然にどっぷり漬かる夏休みを楽しんだ。

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藤琴川で川遊びに興じる子どもたち

●白神街道直売フェスタ始まる
 能代山本の直売所が参加する白神街道「直売フェスタ」が30日始まり、初日は八峰町峰浜沼田のおらほの館と三種町森岳のじゅんさいの館で行われた。各店では買い物客らに取れたての農産物をプレゼントし、安心・安全の地場産品をPRした。フェスタは能代山本地区直売活動連絡会が地域の旬の食材を広く発信しようと毎年開催している。

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旬の地場農産物をアピールし直売フェスタ

(八峰町のおらほの館で)

 

 


 

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