12日の紙面から

 ●秋空の下、シニアの祭典
 60歳以上を対象とするスポーツと文化の祭典「第30回全国健康福祉祭あきた大会」(ねんりんピック秋田2017)は10、11の両日、能代山本4市町の各会場で軟式野球、マレットゴルフ、囲碁の3競技が行われ、全国から集まった選手たちがはつらつと競技に臨み、交流を深めた。本県で初めて開催されたねんりんピックは、9日に秋田市雄和の県立中央公園陸上競技場で総合開会式が行われ、10日に各競技がスタート。11日にかけて、県内17市町村を会場にスポーツ分野22競技、文化分野4競技の交流大会が実施された。能代山本では3競技に約650人が参加した。

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能代山本でマレットゴルフなど3競技が行われ、シニア世代がプレーを通じて交流の輪を広げた(三種町マレットゴルフ広場で)

 

●三種勢アベック優勝
 ねんりんピック秋田のマレットゴルフは、男性の部が三種町鹿渡の近藤義征さん(73)、女性の部は同町鹿渡の近藤京子さん(76)が頂点に立ち、三種勢がアベック優勝を飾った。ともに初めての全国大会で、義征さんは「仲間や先輩のおかげ」、京子さんは「夢にも思わず、うれしいの一言」と喜びを語った。義征さんは6年ほど前からマレットゴルフを愛好。早朝練習が日課で、「じっくり反省点と向き合っている」と話す。一方、京子さんは65歳ごろに始め、今大会は「できれば3位以内に入りたい」と練習量を増やして臨んだ。

●味と心でおもてなし
 能代山本で3競技が行われたねんりんピック秋田。各試合会場や周辺では、地域食材を使ったメニューの振る舞い、特産品の販売、観光ツアーなどが展開された。多くのボランティアや関係者が支え、全国の選手を笑顔でおもてなししながら、地域の魅力のアピールに努めた。軟式野球の試合会場となった八峰町峰浜野球場では、能代高吹奏楽部や同部OB・OG、一般の奏者のボランティアが集まり、バックネット裏から各チームの攻撃で応援ソングを演奏する「おもてなし応援」を行い、試合を活気づけて選手たちを喜ばせた。

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能代高吹奏楽部やOBらが攻撃の場面で「おもてなし応援」を展開(峰浜野球場で)

 

●イオンの農地転用「妥当」と判断
 能代市農業委員会(佐藤信孝会長)の総会は11日、市二ツ井町庁舎で開かれ、イオンモール(本社千葉市)からの仮称・イオン新能代ショッピングセンター出店予定地に関する農地転用許可申請案件について審議し、農地転用を許可することは「妥当」との意見を取りまとめた。市農委としてイオン出店を容認した格好で、この日まとめた意見を添付した許可申請書を今後、県に対し送達する。

●松陽が快勝でV/県北高校野球
 秋季県北地区高校野球大会は最終日の10日、大館市の田代球場で決勝と第5代表決定戦が行われた。決勝は能代松陽が大館鳳鳴に5─0で圧勝し、2年連続4度目の優勝を飾った。全県大会は16日に横手市で開幕し、能代勢は第1代表の能代松陽と第3代表の能代が出場する。
 ▽決勝(田代球場)
大館鳳鳴000000000 0
能代松陽00022100x 5

●加藤さんが県文化功労者に
 県は11日、今年の県文化功労者を発表した。能代山本からは、スポーツの振興・発展に功績があったとして元能代工高バスケットボール部監督の加藤広志さん(80)=能代市松美町=が選ばれた。本県を「バスケ王国・秋田」として築き上げた長年の取り組みが評価された。

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県文化功労者に選ばれた加藤さん

 

●八峰町の民家敷地にクマ
 10日から11日にかけ、八峰町八森地域でクマの目撃が3件あった。うち2件は民家の敷地内に出没し、複数の地域住民が目撃。3件とも同じ個体とみられ、現場では町や能代署、地元猟友会が周辺を警戒したほか、町は防災無線で地域住民に注意を呼び掛けた。

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クマが出没した八峰町八森字岩館の民家敷地

 

●当選者55人決める/能代PC
 能代ポイントカード事業協同組合(関戸實理事長)は11日、能代市柳町の同組合事務所でダンクカード会員を対象としたプレゼント抽選会を行った。会員への感謝を示すとともに、組合店舗の利用拡大につなげようと毎年企画し、1千ポイント以上を保有する会員が対象。昨年までは商品券を贈っていたが、利便性を考えて今年はダンクポイントを抽選でプレゼントする。

13日の紙面から

●ねんりんピックの4日間総括
 60歳以上が対象のスポーツと文化の祭典「第30回全国健康福祉祭あきた大会」(ねんりんピック秋田2017)は12日、県内17市町村で4日間にわたった計26競技を終え、閉幕した。能代山本4市町では、軟式野球とマレットゴルフ、囲碁の3競技に全国から約650人の選手が集い、はつらつとしたプレーが地域に元気を発信した。多くの住民もボランティアとして参加、地場食材を使った料理のもてなしが選手たちを喜ばせた一方、企画した物販や観光ツアーなどは参加者が限られた面もあった。全国規模の集客イベントを地域の魅力発信につなげるPR方法に課題も浮かんだ。

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住民ボランティアが振る舞う豚汁に笑顔を見せる県外選手(藤里町の清水岱公園野球場で)

 

●決勝は雨天中止/軟式野球
 ねんりんピック秋田は最終日の12日、能代、藤里、八峰の3市町の計4球場で軟式野球の決勝を行う予定だったが、雨のため中止した。球場ごとに選手による抽選で優勝チームを決め、地元の二ツ井OBは植野クラブ(高知県)に4─5で敗れ、準優勝だった。

●華やかに祭典フィナーレ
 ねんりんピック秋田の閉会式は12日、秋田市の県民会館で行われ、佐竹知事から次期開催地である富山県の山崎康至副知事に大会旗を引き継いだ。アトラクションでは西馬音内盆踊りや富山県立南砺平高校の生徒らによる越中五箇山民謡、劇団わらび座による成田為三を主役にしたミュージカルが行われ、「浜辺の歌」の合唱で大会は幕を閉じた。

●イオン新能代SC出店の影響は
 能代市東能代地区に「イオン新能代ショッピングセンター」(仮称、新能代SC)の出店を計画しているイオンモール(本社千葉市)が、先月末までに工事着手に向けた開発行為、農地転用の許可申請手続きをそれぞれ行った。現段階で法的に出店を妨げるものはなく、市もそれを容認する姿勢だが、市民の間には地元商業界の経営圧迫、中心市街地のさらなる衰退などを懸念する声や、当初計画から10年間棚上げされたイオン出店が、「地域のメリットなのか」との指摘も根強い。出店計画案と市が作成した影響予測(シミュレーション)によると、地元商店の販売額への影響は5〜10%、影響を受ける既存の商業従事者150〜300人としている。

●合併延期に理解を/JAやまもと
 JA秋田やまもと(米森萬壽美組合長)の集落座談会は、8日から始まった。30年4月をめどとしていたJAあきた白神との合併は「当初目標を延期し、引き続き協議・検討する」として、参加した組合員に改めて理解を求めた。また、生産数量目標の配分が今年産で廃止されることを受け、30年産以降の水稲の作付方針なども説明した。

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合併期日の延期などを説明した集落座談会

(三種町下岩川の長面会館で)

●米代川でカヌーを満喫
 NPO法人二ツ井町観光協会(成田正文会長)主催の米代川カヌーイベントは10日、北秋田市前山から能代市二ツ井町小繋の米代川で行われた。今年度最終回で、県内外から23人が参加。途中で通り雨に降られたものの、秋の気配を感じさせる日の光と川風を浴び、雄大な景色を眺めながら約8・5㌔のツーリングを楽しんだ。

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米代川でのカヌークルージングを満喫した参加者(能代市二ツ井町小繋で)

 

●今年度のジュンサイ摘み782人
 三種町観光協会は、今年度のジュンサイ摘み取り体験の実績をまとめた。道の駅ことおか内にある観光情報センターを経由した分として、県内をはじめ関東や九州など全国各地の782人が体験。害虫の被害や週末の雨の影響を受け、前年度に比べて290人(27%)減少したものの、同協会は「摘み取り体験の人気が落ちた訳ではない。体験者と受け入れ農家を増やすよう今後も取り組んでいく」と話している。

●ミサイル想定し避難訓練
 能代市内の小中学校で北朝鮮の弾道ミサイル発射を想定した初の避難訓練が行われている。児童生徒は全国瞬時警報システム(Jアラート)の音声や緊急放送に注意深く耳を傾け、窓のない安全な場所に逃げ込むなど、有事の際の対応を確認している。弾道ミサイルを想定した避難訓練は、市教育委員会が実施を呼び掛けており、8日に向能代小、11日には常盤小中と渟西小で行われた。北朝鮮のミサイル発射は今年13回を数え、先月29日に発射された弾道ミサイルは北海道上空を通過した。

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ミサイル発射を想定した避難訓練を実施。トイレに駆け込む子どもたち(能代市常盤小中で)

14日の紙面から

●感性キラリ、県北高校写真展
 第32回県高文連写真部会県北支部展は13日、能代市柳町のイオン能代店・イオンホールで始まった。季節感を感じさせる花や風景、祭りのほか、家族や友人らの何気ない日常を切り取ったものなど、高校生の感性が光る力作が並んでいる。展示は15日まで。時間は午前9時〜午後5時、最終日は午前10時〜午後2時30分。県北地区の9校から87点が出品された。

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高校生の個性が光る力作が並ぶ写真展

●イオン出店問題で論戦
 能代市の9月定例議会は13日、本会議を再開して一般質問を行った。東能代地区に計画されている仮称・イオン新能代ショッピングセンターの出店問題で、斉藤市長は議会などから要望が上がっている「住民説明会」について「開かないと言っているわけではない」とし、開催の意向があることを説明した。しかし開催時期は、散会後の取材に「議会開催中は日程的に無理」と述べ、イオン出店関連予算案の採決が済んだ9月議会終了後を想定していることを明らかにした。                        

●能代港ビジョン懇談会が発足
 能代港の機能強化に向けて、具体的な動きが出てきた。国、県、能代市と県北の自治体、経済界が一丸となって同港の利活用を検討する「能代港ビジョン懇談会」が12日発足し、港湾整備の前提となる「港湾計画」の変更を目指すことになった。年度内に「能代港ビジョン」を策定し、県の港湾計画に整備構想を反映させる方針だ。

●奨学金返還に助成/三種町
 三種町9月定例議会は13日、本会議を再開し2氏が一般質問を行った。鎌田義人教育長は奨学金制度の拡充について問われ、返還額の一部を助成する制度を30年度に始めると説明。町内在住で就労などの各種要件を満たした人を対象に、30年度から10年間、最大90万円を助成する内容で、「町内の若者の人材育成に大いに役割を果たすと考えている」と述べた。

●旧塙川小活用に反応薄く/八峰町
 八峰町の9月定例議会は13日、本会議を再開し、一般質問に5氏が登壇した。旧塙川小の校舎やグラウンドの利活用について、利用者公募への反応や加藤町長による〝トップセールス〟の進捗(しんちょく)状況が取り上げられ、町長は「1社から問い合わせがあったものの具体的な動きはまだない。東京生薬協会を直接訪問し校舎活用を打診したが、活用予定はないとの回答を受けている」などと報告し、もうしばらく町内外からの活用希望が具体化するのを待ちたいとの考えを示した。

●共同購入能代センターが完成
 生活協同組合コープあきた(秋田市)が運営する「共同購入能代センター」が能代市臥竜山に完成した。食品や日用品を毎週届ける共同購入・個人宅配の配送拠点となる施設で県内7カ所目。高齢者の一人暮らしや高齢夫婦世帯などの利用増加を受けて、手薄だった能代山本地域の充実化を図る。25日から稼働し、能代山本の利用者3600人を初年度で4千人まで増やす計画。

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25日に稼働する生協の「共同購入能代センター」(能代市臥竜山)

●松陽、能代2回戦から/高校野球
 来春のセンバツ甲子園の第2関門となる第69回秋季東北地区高校野球県大会の組み合わせ抽選が13日行われ、出場20校の対戦相手が決まった。能代勢の能代松陽、能代はいずれも2回戦から登場。県北大会優勝の能代松陽は17日午前10時からグリーンスタジアムよこてで湯沢(県南第6代表)─五城目(中央第7代表)の勝者と、県北第3代表の能代は18日午後0時20分から同スタジアムで由利(中央第2代表)と顔を合わせる。

●学校緑化、知事賞に常盤小・中
 県教委は13日、今年度の県学校関係緑化コンクールの受賞校を発表した。能代山本関係は、学校林等活動の部で常盤小・中が知事賞に選ばれ全国に推薦された。また、学校環境緑化の部で4校が受賞した。同コンクールは校内の緑化活動や緑化教育の推進に取り組んでいる学校の功績をたたえて表彰するもので、今年度は「学校林等活動の部」に小学校1校、小・中学校1校の計2校、「学校環境緑化の部」には小学校11校、中学校6校、特別支援学校5校の計22校が参加した。

 

15日の紙面から

●コスモス秋風に揺れ
 能代山本地方ではコスモスが見頃を迎え、白やピンク、紫などのかれんな花びらが風に揺れ、地域住民たちに秋の訪れを感じさせている。能代市扇田字東扇田では、扇田自治会の役員が昨年6月に休耕田約8㌃にコスモスの種を植えた。今年は、昨年のこぼれ種が成長して色とりどりのコスモスが咲き誇り、役員たちが草刈りを行って景観を整えている。

かれんな花を咲かせているコスモス

(能代市扇田で)

 

●イオン問題で論戦続く/市議会
 能代市の9月定例議会は14日、本会議を再開して一般質問を続行した。斉藤市長は、仮称・イオン新能代ショッピングセンターの出店にかかる影響予測シミュレーションに掲げる各項目について「基本的に単年を単位として行っている」「長期的視点でのメリットの試算は不確かな部分が多く、困難」などと述べ、今回のシミュレーションは長期的影響までを考慮して作成したものではないと説明した。また20年2月に行った農業振興地域整備計画の変更(農振除外)は「適切と考えている」と答弁した。

●こまち1等1万3千円/JA白神
 JAあきた白神(佐藤謙悦組合長)は14日、能代市富町の同JA本店で理事会を開き、29年産米の概算金を決定した。あきたこまち1等米(60㌔)は前年同期比1400円増の1万3千円。30年産からのコメ政策の見直しを受け、来年度以降も農家が安心して米作りができるように現段階で最大限の価格を設定した。概算金の引き上げは3年連続となった。

●JA白神の秋季座談会始まる
 JAあきた白神(佐藤謙悦組合長)の秋季座談会は13日夜、能代市扇田の東部公民館で開かれた。JA秋田やまもととの合併については、30年4月をめどとしていた合併期日を延期することを改めて説明し、「信頼と希望の持てるJAを目指し、今後も精力的に議論を重ねていく」と組合員に理解を求めた。座談会は稲刈り前に毎年開いており、今年は12日の藤里を皮切りに、15日までに各支店単位の4会場で開催。のしろ東支店管内を対象としたこの日の座談会には、組合員47人が出席した。

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組合員に合併期日の延期などを説明した座談会

(能代市東部公民館で)

 

●9競技で熱戦期待/郡市中学総体
 第46回能代市、第49回山本郡中学校新人総合体育大会は、16、17の両日に郡市内の各会場で9競技が行われる。2年生主体で挑む最初の公式戦で、選手たちが全県大会出場を目指して練習の成果を発揮する。ソフトボールは、能代市が能代二、東雲、能代東の3校合同、山本郡は琴丘が部員不足のため開催を見送り、市の体操は部員がいないため実施しない。参加校の少ない柔道は郡市同一会場で行う。

●17日に伝統芸能の祭典/三種町
 三種町の「伝統芸能の祭典inみたね」は、17日に同町山本地域で開かれる。昼の部は町内外の番楽や踊り、ささら、歌舞伎などが出演し、伝統芸能の魅力を多彩に発信する。夜は森岳歌舞伎の公演が行われ、保存会のメンバーが演目「義経千本桜伏見稲荷鳥居の場」を披露する。本番に向け、森岳小の歌舞伎クラブが練習を重ねている。昼と夜の2回にわたって登場する男児たちが細やかな部分まで気を配りながら演技に磨きを掛けている。

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本番に向けて練習を重ねている森岳小の児童たち

 

●白神山地の核心地域にニホンジカ
 世界自然遺産・白神山地の青森県側の核心地域内で、ニホンジカが初めて確認された。国や秋田、青森両県などで構成する白神山地世界遺産地域連絡会議が明らかにした。核心地域は人為的な影響をほぼ受けておらず原生的な自然環境が残るが、食害を引き起こすニホンジカの侵入が確認されたことで、生態系への影響が懸念される。地元ガイドは被害の未然防止対策の強化を求め、関係機関は捕獲に向けた構えを強めようとしている。

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世界自然遺産・白神山地の核心地域(青森県側)で初めて姿が確認されたニホンジカ

(8月6日撮影、東北森林管理局提供)

●突風で車庫1棟倒壊/八峰町
 14日午後6時ごろ、八峰町八森字磯村地内で突風が発生、事業所の車庫1棟が倒壊した。けが人はなかった。秋田地方気象台は、発達した積乱雲が通過して大気の状態が不安定になった影響とみている。現場は、八峰消防署から北西に約200㍍の地点。事業所敷地内の車庫のトタン屋根が飛ばされ倒壊した。


 

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