26日の紙面から

●能代で木育を推進する会セミナー
 市民有志でつくる「能代で木育を推進する会」(佐々木久美子会長)主催の「おもちゃのセミナー」は25日、能代市上町のサンピノで開かれた。親子連れを中心に約40人が参加し、木製のコマや積み木、魚釣りなどのおもちゃ遊びを通し、子どもの発想や想像力を伸ばすような遊び方のヒントを持ち帰った。

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木のおもちゃで遊びながら、楽しさや遊び方の広げ方を体験したセミナー

●カレンダー印刷業者は対応に苦慮
 今年も残すところ1カ月余りとなり、書店などには来年のカレンダーが並び始めた。天皇陛下の退位と皇太子さまの新天皇即位を控え、能代市内の印刷業者では「平成最後」のカレンダー製造が大詰めを迎えている。新元号が不明なため西暦のみの表記となり、「即位の日」の来年5月1日など新たに設定される祝日の記載や「10連休」への対応も困難な状況だ。

●コールWings30周年コンサート
 三種町の混声合唱団「コールWings」の30周年記念コンサートは25日、八竜農村環境改善センターで開かれ、メンバーが唱歌や歌謡曲、アニメの主題歌など多彩な選曲で熱唱を繰り広げ、訪れた人たちが情感豊かな歌声に聴き入った。同合唱団は、旧八竜町が元年に開講した女声コーラスセミナーの受講者で結成。当初は「コールなぎさ」の名で活動し、12年に男声が加わり混声となったのを機に「コールWings」に改名した。能代市山本郡合唱祭、八郎湖合唱祭、八竜ミュージカルなどに出演する一方、施設のクリスマス会などで歌声を披露してきた。メンバーは50~70代の22人。

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ステージで熱唱を披露する「コールWings」のメンバー(三種町八竜農村環境改善センターで)

●能代山本の人口7万7610人
 県調査統計課がまとめた11月1日現在の人口と世帯数によると、能代山本の人口は7万7610人で前月から139人減少した。対前月比減は162カ月連続。世帯数は3万1942で37減少した。能代市の人口は5万1744人で前月より82人減。山本郡は2万5866人で57人減。藤里町は3093人で6人減、三種町は1万5957人で43人減、八峰町は6816人で8人減。三種町は1万6千人台を割り込んだ。

●能代工高OB関口さんバスケ指導
 バスケットボール元日本代表選手らが子どもたちにバスケの楽しさを伝える「バスケキッズフェスティバル」が25日、能代市第四小体育館で開かれた。能代工高バスケ部OBの関口聡史さん(47)=名古屋市=が能代市内のスポーツ少年団の団員たちの指導に当たり、子どもたちは楽しみながら体を動かしてスキルアップを図った。

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スポ少団員のシュートをブロックする関口さん

●北羽美術展最終日も大勢が鑑賞
 能代市文化会館中ホールで開かれていた第51回北羽美術展(北羽新報社主催)は、最終日の25日も地域住民や児童ら450人が足を運び、にぎわいを見せた。会期中の来場者数は4日間で1720人に上り、盛況のうちに幕を閉じた。3連休最後のこの日は、日曜日ということもあって午前中からひっきりなしに家族連れなどが来場。伸びやかに書かれた習字や、1人ひとりの個性あふれる絵画をじっくりと眺めていた。会場には入賞作品661点が展示された。

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最終日もにぎわい、盛況のうちに閉幕した北羽美術展(能代市文化会館中ホールで)

●季節ハタハタ漁が解禁
 県漁協北部総括支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁が25日、解禁された。八峰町の八森漁港周辺では網が入れられ、ハタハタの接岸を待つばかりとなった。この日の日中は比較的穏やかな天気で、八森漁港周辺では解禁時間の正午に合わせて漁師が網入れを行い、目印となるブイが海面に浮かんだ。60代の男性漁師は「今後、海がしけた後、今月末から12月に入って早々にハタハタが接岸することを願うばかり」と話した。県水産振興センターは、個体の成熟度から今季の初漁日を12月2日ごろ(前後3日間)と推定している。

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季節ハタハタ漁が解禁。網の位置を示すブイが浮かぶ(八峰町の八森漁港で)

●木造船漂着に住民不安/八峰町
 八峰町峰浜沼田の海岸に漂着した木造船について、秋田海上保安部は25日、波が高かったため船内などを詳しく調査することができなかった。県内では朝鮮半島のものとみられる木造船の漂着が相次いでおり、同保安部などは同様に流れ着いた可能性も視野に入れ、26日以降に海上の状況を見て調査を行う方針という。

消波ブロック付近まで流された木造船

(八峰町峰浜沼田で)

27日の紙面から

●「雪中ネギ」の準備に精出す
 ネギ産地として知られる能代市河戸川地区で、ネギの植え替え作業が盛んに行われている。冬期間に「雪中ネギ」を出荷するための準備で、多くの農家やパートが圃場(ほじょう)で慌ただしく作業。「河戸川の農家は今が正念場」との声も聞かれ、この時期ならではの活気を生み出している。

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ネギの掘り取り作業に汗を流す農家ら

(能代市河戸川で)

●桧山川運河 今年度は築堤80㍍
 能代市の桧山川運河河川改修事業は今年度、中川原・明治町地内の延長80㍍で築堤護岸工事を進める。浸水被害の防止を目的に平成5年度に開始した長期事業で、今回の工事で築堤区間は1785㍍に延び、計画延長1907㍍に対する整備率は9割を超える。2021年度の完工を目指す。

●能代で核のごみ最終処分場説明会
 経済産業省と原子力発電環境整備機構(NUMO)は26日夜、能代市柳町のプラザ都で原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場を巡る対話型全国説明会を開いた。国が公表した最終処分場の候補地となり得る地域を示す「科学的特性マップ」で、能代山本は輸送に適した立地のある地域に含まれる。参加者からは「能代山本が適地なのか」「隆起、侵食の影響はないのか」「処分施設が水没する危険性は」など安全性を疑問視する声が上がった。

●歴史の里の魅力感じウオーキング
 能代市の桧山地域まちづくり協議会(安部隆昭会長)主催の「桧山周遊ウオーキング」は25日、同市桧山崇徳館を発着点とするコースで行われ、参加者は秋色に染まった街なかを歩いたり、趣深い寺院を巡るなどして歴史の里の魅力を味わった。貴重な歴史文化を今に伝える桧山の名所を多くの人に知ってもらおうと20年から年に1、2回のペースで開催。15回目の今回は、同市や八峰町、北秋田市から24人が参加し、のしろ桧山周辺歴史ガイドの会の会員10人が同行した。

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参加者が歴史の里に理解を深めた桧山周遊ウオーキング

●スポ少指導者らが医科学研修
 NPO法人能代市体育協会主催の第23回スポーツ医科学研修講座は25日、市総合体育館で開かれ、スポーツ少年団の指導者や団員の保護者らが講演と実技を通じて、けがの予防や競技力向上につながるウオーミングアップについて科学的な視点から学び、成長期の子どもに適したメニューを探った。

●日本白神水産が「ふれあい市場」
 八峰町八森字古屋敷の旧八森小校舎でアワビの陸上養殖を行う日本白神水産(菅原一美代表取締役社長)は、同所の国道101号沿いに建つ旧白神カルチャールームを町から借りて水産加工施設として活用し、商品開発に取り組んでいる。加工品の生産拠点とするだけでなく、町内外の人が集い、海産物や農産物などを購入できる場にしようと、来月1、2両日に「八峰白神ふれあい市場」を開催する。

●大高さん 鶴形小に絵を寄贈
 学校統合により能代市鶴形小(小玉リツ子校長)が今年度末で閉校することを受け、同市若松町の会社員大高康夫さん(41)が全教職員10人を描いた絵を寄贈した。市内の文具店に勤める大高さんは、絵を描くのが趣味。渟南小PTA会長を務めていた時、退職する校長に似顔絵を送って喜ばれたことをきっかけに、これまでに開校10年となった同校や母校の能代一中、創立70周年を迎えた能代二中にも全教職員が勢ぞろいしている絵を贈っている。

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大高さん(左)が鶴形小の教職員を描いた絵を寄贈

●消防水利位置の把握へ旗設置
 能代山本広域市町村圏組合消防本部は積雪期に備え、管内の消防水利(消火栓や防火水槽)の位置を把握できるように消防水利標示旗の取り付けを進めている。作業は今月中に終える予定で、同本部では消防水利の周辺に雪寄せなどをしないよう呼び掛けている。

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積雪期を前に消火栓に消防水利標示旗を取り付ける消防署員(能代市鰄渕で)

28日の紙面から

●公選法に準じ「一票」/二ツ井高
 二ツ井高(工藤隆博校長)で27日、実際の投票箱や記載台を使用した生徒会役員の選挙が行われた。公職選挙法に準じた投票を体験する「実践投票」で、全校生徒は一票の重さを実感しながら、有権者としての責任と権利に理解を深めた。同校のキャリア教育の一環。有権者になることの意義と公式な投票方法を学ぶことで、主権者としての自覚に基づいて主体的に社会に参画する態度を育成するのが目的。選挙権年齢が18歳に引き下げられたのに合わせ、27年度から取り組んでいる。

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有権者が持つ権利や責任を実感しながら一票を投じる生徒(二ツ井高で)

●博物館、財政考慮し検討
 能代市の斉藤市長は27日の記者会見で、市内2団体から新設に向けた検討機関の設置要望が出されている博物館について「議会でも陳情が採択されているので、検討しなければならない」と述べた。保管機能が整った施設がないため散逸・消失が憂慮される個人所有の文化財的遺物の扱いに関しては、空き校舎の活用を想定すると「保存機能をきちんと持たせた建物にしなければならない」と改修が必要との考えを示した。

●12月市議会、4日に招集
 能代市は27日、12月定例議会を4日招集すると告示した。上程するのは今年度一般・特別会計補正予算案6件、来年2月の市立二ツ井図書館の開設に伴う図書館条例改正案、市職員、特別職、市議などの給与、議員報酬に関する条例改正案、ふるさと人材育成・定住促進奨学金貸与条例改正案など単行議案10件の計16件。

●JA白神が今年産米食味コン
 JAあきた白神稲作部会(鎌田文尋部会長)の「食味コンテスト」は27日、能代市富町の同JA本店で開かれた。食味に優れ、1次審査を突破した同JA管内のあきたこまち5点がエントリー。行政やJA関係者が実際に食べて香りや味、粘りを審査し、能代市浅内字黒岡の渡辺俊市さん(80)が1位に輝いた。上位3点は12月中旬に同市中関の農産物直売所・みょうが館で販売される。

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今年産のあきたこまちの食味を審査する審査員

(JAあきた白神本店で)

●白神の動植物を理解
 あきた白神ガイド連絡協議会は25日、八峰町のあきた白神体験センターで講演会を開き、今年で世界自然遺産登録25周年を迎える白神山地の植物やツキノワグマの生態などに理解を深めた。同協議会は、八峰町白神ガイドの会(辻正英会長)、秋田白神ガイド協会(斎藤栄作美会長)で構成。この日はガイド約40人が参加し、県立大生物資源科学部生物環境科学科から蒔田明史教授、星崎和彦准教授を講師として招いた。

●年末調整の変更点学ぶ
 能代法人会(中嶋日吉会長)の年末調整説明会は27日、能代市元町の能代商工会館で開かれた。能代山本の事業所から経理担当者ら47人が参加し、30年分手続きで従来から変更される点などに理解を深めた。

●三種三十六景フォトブックに
 三種町観光協会(畠山慶午会長)は、「三種三十六景フォトコンテスト」の入賞作品をまとめたフォトブックを発売した。四季折々の美しい風景や伝統芸能など、町の魅力や人々の営みを切り取ったアマチュアカメラマンの力作を収めている。フォトブックはA4判、43㌻、フルカラー。1500円(税込み)。問い合わせは同協会(☎0185・88・8020)へ。

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三種三十六景フォトブックを刊行

●三種町でのロケ映画、関心高く
 三種町や鹿角市などで撮影が行われた映画「デイアンドナイト」の同町での先行上映時間が決まった。山本ふるさと文化館で来年1月19~25日に行われ、初日は1日2回、2日目以降は3回上映される。初日に琴丘総合体育館で行われるスペシャルゲストの舞台あいさつは午後5時20分からの予定で、舞台あいさつ観覧者向けの無料シャトルバスを運行する計画だ。前売り券の販売枚数は約950枚に達し、実行委事務局の町は「まずまずの売れ行き」と受け止めている。

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三種町役場内にある映画公開日までのカウントダウンボード

29日の紙面から

●和物手芸780点集め作品展
 能代山本内外の手芸愛好者らでつくる和物手芸グループ(藤盛テツ代表)の作品展は28日、能代市文化会館中ホールで始まり、会員が丁寧に作り込んだ作品の数々が訪れた人たちの目を楽しませている。同グループは、平成20年4月に同市や八峰町、三種町、北秋田市などの手芸愛好者らでつくられ、現在は60~80代の会員25人が在籍。同展はグループが今年で10周年の節目を迎えたのに合わせて、これまでの活動の成果を披露しようと開催され、780点が出展された。会期は30日まで。時間は午前9時30分~午後6時(最終日は3時まで)。入場料200円。

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会員が丁寧に作り込んだ780点が並ぶ作品展

(能代市文化会館で)

●太陽光、風力 過半数が評価
 能代市が実施した再生可能エネルギーに関するアンケート結果によると、「積極的に導入してほしい」「導入はやむを得ない」を合わせた肯定的な受け止め方は、大規模な太陽光発電(メガソーラー)が62・4%、陸上風力発電が57・5%、洋上風力発電が52・2%といずれも半数を超えた。一方、再エネの普及により市民が「何を期待するか」では▽地球環境の保全17・3%▽安全安心なエネルギーの確保16・0%▽災害時の非常用電源の利用14・4%──が上位を占め、市が強調する▽地元雇用の拡大10・6%▽市内企業の参入5・9%▽関連産業の立地5・2%──と産業振興への期待感はいまひとつだった。

●県内1JA化構想を決議
 JA秋田中央会の第30回県JA大会は28日、秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれ、2024年度をめどに県内14JAを一本化する議案を決議した。組合員数減少などでJAの経営環境が厳しさを増す中、JAグループの経営資源や機能を結集してスケールメリットを最大限生かす「大改革」に挑むとした。同中央会は来年4月に県内JAの役職員で組織を立ち上げ、「県1JA」に関する協議を進めたい考え。

●連合地協、生活者が安心の社会を
 連合秋田能代地域協議会(安田真人議長)の第13回委員会は27日、能代市中央公民館で開かれた。労働者と生活者が安心して暮らせる社会の実現に向けた運動強化を確認するとともに、来年の統一地方選・参院選では推薦候補者の当選に団結することを誓った。

●結核予防婦人会連合会が交流会
 能代地区結核予防婦人会連合会(大山陽子会長)の会員交流研修会は28日、三種町八竜農村環境改善センターで開かれ、出席者が最近の結核の動向について理解を深めた。今年の能代保健所管内の新たな登録患者は9人で、ここ数年は横ばいで推移している。

●ニホンジカを二ツ森で確認
 世界自然遺産・白神山地の緩衝地域に位置する二ツ森(標高1086㍍)で今月3日、雄のニホンジカ1頭が確認された。白神山地世界遺産地域連絡会議が28日に発表した。環境省によると、本県側の遺産地域でニホンジカが撮影されたのは初めてで、食害を引き起こすニホンジカの遺産地域への侵入を受け、地元のガイド関係者は対策の強化を求めている。

●支援学校、能代のPRしっかりと
 能代支援学校(佐藤淳校長)の中学部3年生たちは、来月11日に予定する「地域のみなさんに感謝する会」に向けて能代をPRするパンフレットの制作やプレゼンテーションの準備活動に励んでいる。27日は、能代市内の商店主らでつくる能代逸品会(工藤誠記会長)の小冊子「まちっぽ」の編集長・平山はるみさんとデザインを担当した藤田明美さんが同校を訪れ、生徒たちに読者や聞き手の関心を引き付けるデザインをアドバイスした。

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読者や聞き手を意識して、学校や能代市のPRに挑戦した生徒たち(能代支援学校で)

●崇徳小で収穫感謝の会
 能代市崇徳小(大高幸美校長)で27日、収穫感謝の会が開かれた。全校児童が野菜やコメを使った料理をお世話になっている地域の人たちに振る舞い、これまでの感謝の気持ちを伝えた。来年3月の閉校に当たり〝最後の〟収穫感謝の会となったこの日は、アグリ檜山、同協議会、同校同窓会など体験学習で児童と交流がある団体の代表者や登下校の見守り活動などに取り組む地域住民ら10人余りを招待した。

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地域の人たちへの感謝の気持ちがこもった料理が振る舞われた(崇徳小で)

 

30日の紙面から

●活ハタハタの販路を検討
 八峰町八森字古屋敷の旧八森小校舎でアワビの陸上養殖を行う日本白神水産(菅原一美代表取締役社長)は、この秋から施設の水槽で活魚としてハタハタを管理している。地元の底引き船・玄辰但馬丸(山本太志船長)が沖合で獲ったハタハタを水槽に入れ、生きたまま運び込んでおり、活魚によって付加価値を高めるなど新たな販路を検討していきたい考えだ。

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漁船に活魚水槽を取り付けた山本さん

●41項目「順調」創生総合戦略
 産学官などでつくる能代市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議(委員長・山内繁県立大木材高度加工研究所教授)が29日、市役所で開かれ、国の地方創生に対応した人口減少対策「総合戦略」(27〜31年度)に盛り込んだ重要業績評価指標(KPI)の29年度の達成状況が報告された。70項目のうち41項目が「順調」とされた一方、木材製品の出荷額、観光客の入り込み数、転出・転入増減数、路線バス等の利用者数など7項目が「不調」と評価され達成状況に遅れが出た。

●リサイクルポート4港が勉強会
 国のリサイクルポートに指定されている能代港をはじめ酒田(山形県)、姫川(新潟県)、境(鳥取・島根両県)の4港合同の勉強会が28日、能代市柳町のプラザ都で開かれた。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)の開始で急速に普及した太陽光パネルが寿命を迎える2040年ごろに大量廃棄が懸念される問題で、市は能代港について「廃パネルの移入ルート構築を視野に入れてリサイクルポートの可能性を探る」とし、廃パネルの移出が可能な他港との連携を呼び掛けた。29日は能代港、旧料亭金勇などを見学した。

●一茶俳句、峰浜小が学校賞
 今年度の一茶まつり全国小中学生俳句大会で、能代山本から児童14人が入賞した。八峰町の峰浜小は最優秀校として「学校賞」を受賞。全校児童116人が出品し、12人が入賞したことが評価された。同校3年の芦崎絢音さんは最高賞の特選に選ばれた。

●テレビ放送4K・8K時代へ
 テレビのBSやCSの「新4K8K衛星放送」実用放送は、あす1日午前10時に始まる。対応するテレビなどがあれば、現行の放送を上回る超高精細な映像の番組を視聴できる。能代山本の家電量販店や電器店でも問い合わせが増えており、一定の関心がうかがわれる一方、各家庭のテレビ使用環境によっては、関連機材の整備が必要となる場合があり、「普及にはもう少し時間がかかるのではないか」という声も聞かれている。

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4K対応テレビなどが並ぶ家電量販店

(能代市内で)

●全国ダンスコンで伊藤さん優勝
 第71回全国中学校高校ダンスコンクールは23日、東京都港区の芝公園メルパルクホールTOKYOで開かれ、能代高1年の伊藤颯希さん(たなはしあゆこバレエスクール)が高校の部ソロ・デュエット部門で優勝した。伊藤さんは「まさか優勝できるとは思わず、驚きの方が大きかった。今後も技術向上のために練習を積み重ねたい」と話している。

p28p02全国中高ダンスコン・伊藤さん1(提供)

全国優勝した伊藤さんの踊り

●能代市と能代署が災害時協定
 能代市と能代署は29日、「災害時における協力に関する協定」を締結した。地震や津波などの大規模災害が発生して同署の機能維持が困難となった場合に市二ツ井町庁舎を代替施設とするもので、災害警備活動の機能維持を図る。

●檜山舞保存会の小杉山さん表彰
 県民俗芸能功労者表彰式は29日、県庁で行われ、檜山舞保存会会長の小杉山久義さん(73)=能代市母体=を含む3人を表彰した。小杉山さんは昭和37年に同保存会に入会。舞手や囃子(はやし)手として活躍したほか、檜山舞を紹介する小冊子や映像記録の作製を通して後継者の育成に力を注いだ。平成27年から3年間、同民俗芸能連合会会長も務め、民俗芸能の伝承に尽力した。

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県民俗芸能功労者として表彰を受ける小杉山さん(県庁で)


 

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