16日の紙面から

●モリアオガエルじっくり観察
 能代市鶴形小(小玉リツ子校長)の4、5年生4人を対象とした「モリアオガエル観察会」は15日、同市鶴形の金比羅神社で開かれた。児童らは木や葉に付いている白い卵塊に触って堅さを確かめたり、おたまじゃくしにふ化する様子をじっくり観察するなどして、地域の豊かな自然へ理解を深めた。

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モリアオガエルの生態を通じて地域の環境を考えた児童ら(能代市鶴形で)

●ナラ枯れ拡大 対策難航
 能代山本地域で急速に被害が拡大しているナラ枯れ対策が難航している。県山本地域振興局は、森林所有者に原因となる広葉樹の伐採を呼び掛けるが、能代山本は県南などと違ってスギ以外の木を切る習慣が薄く、抵抗感が強いという。県が推奨する30年伐期で切り出しても成長が不十分なため幹が細く、建材向けに高値で売れないことなどから伐採を敬遠するケースが多いようだ。地域性と採算性が密接に絡む問題に、県は頭を悩ませている。

●31年度使用教科書展始まる
 県教委の31年度使用教科書展示会は15日、能代市子ども館で始まった。小中学校、高校の各教科のほか、来年度から中学校で使われる「特別の教科 道徳」の教科書の見本も並び、来場者の関心を集めている。会期は7月1日まで(18、22、25日は休館)。時間は午前9時~午後5時。問い合わせは県北教育事務所山本出張所(☎0185・52・3369)へ。

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各出版社の教科書がずらりと並ぶ展示会

(能代市子ども館で)

●白神森組が「働き方改革」導入
 白神森林組合(金野忠徳組合長)は今年度から間伐や植林などの現業を担う「労務班」の名称を「技能職員」に変え、事務職員とともに勤務日だった祝祭日を仕事を休む本来の休日にした。技能職員の給与形態も見直し、働いた日当分を毎月まとめてもらう従来の「日給月給」から「月給制」に移行し、人手の足りない林業のイメージアップと技能職員の意識向上を図る。県内12森組で現場の作業員に月給制を導入したのは本荘由利に次いで2例目。

●能代市の人口5万3699人に
 能代市が住民基本台帳に基づきまとめた5月末の人口は5万3699人で、前年同月に比べ991人減った。前月からは55人減り、70カ月連続で減少した。世帯数は2万4474で、前年同月から133、前月から13それぞれ減少した。

●高校生の地元就職推進へ意見交換
 能代市内の高校長らと企業担当者の懇談会が15日、同市柳町のプラザ都で開かれ、来春高校卒業予定者の地元就職推進に意見を交わした。人手不足が深刻化する企業側は、生徒と保護者に対して仕事のやりがいや技術力をアピールする機会の充実を求め、高校側からも必要性に理解を示す声が聞かれた。

●旧料亭金勇の見学者が増加
 能代市柳町の旧料亭金勇への見学客が増加している。29年度は計8520人で前年度比985人(13%)増え、9割が市外からの見学者だった。外国人の見学は、台湾を中心に266人で同比109人(69%)増。天然秋田杉をふんだんに使った建物は「木都能代」を象徴する観光スポットとして認知度が高まりを見せており、管理運営する柳町商店街振興組合は「誘客の効果を街に波及させる方策を考えていきたい」としている。

●国道7号を花で色鮮やかに
 能代山本国道7号ふれあいロード連絡会(岩城あや子会長)は15日、能代市鰄渕の国交省能代国道維持出張所で、花の苗約1万100本を加盟団体に配布した。3月の種まきから心を込めて育ててきた花苗で、各団体で国道7号沿いの花壇やプランターに植栽して開花させ、ドライバーや付近住民の目を楽しませる。同連絡会は9年に設立し、事業所や学校、老人クラブなど52団体・個人が加盟。道路の美化や通行人の癒やしにつなげようと、能代市二ツ井町小繋から三種町鯉川まで国道7号沿線で花壇の植栽活動に取り組んでいる。

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花苗の配布作業を行う参加者

(国交省能代国道維持出張所で)

17日の紙面から

●白神山地と地域の明日考える
 藤里町で行われている白神山地の世界自然遺産登録25周年を記念した「春の白神ウイーク」は16日、同町の白神山地世界遺産センター藤里館前やホテルゆとりあ藤里で基調講演やシンポジウム、音楽ライブなどが行われた。能代山本の食を集めたフードコーナーなども設けられ、参加者は五感を通して白神の恵みや自然の豊かさに触れた。

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白神山地の魅力を伝えるために必要なことなどについて考えたシンポジウム(ホテルゆとりあ藤里で)

●400歳野球開会式、健闘誓う
 第78回400歳野球大会(北羽新報社主催)の開会式は16日、能代市柳町のプラザ都で行われ、参加54チームの監督や主将、選手たちが大会(23日開幕)での健闘を誓い合った。選手宣誓は、ことおかOBの近藤正紀さん(52)がユーモアを交えて行い、会場を沸かせた。組み合わせも決まり、栄光の老獅子旗を懸けた「真夏の球宴」がいよいよ始まる。

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ユーモアを交え選手宣誓することおかOBの近藤さん(能代市柳町のプラザ都で)

●暮らしや風景写真100点に関心
 能代市大手町のアマチュアカメラマン、佐々木昭夫さん(77)による初めての個展が16日、市文化会館中ホールで始まった。昭和30年代から50年以上にわたり、地域の暮らしや伝統文化、風景を撮影し続けた作品約100点が並ぶ。「故郷の貴重な記録」が来場者の関心を集めている。17日まで。

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50年以上にわたる撮影の「集大成」として個展を開いた佐々木さん

●郡市中学校夏季総体始まる
 第67回能代市、第72回山本郡中学校夏季総体は16日開幕し、郡市内の各会場で7競技を行った。市は、卓球の男子団体で能代南が13年ぶりに頂点に立ち、女子団体は能代一が制した。ソフトテニス団体は二ツ井が男女で栄光を手にした。郡は、バスケットボール男子で琴丘、卓球男子団体で八竜が優勝し、ソフトテニス女子団体は琴丘が栄冠に輝いた。17日は9競技が行われる。

●重量挙げ 後藤が東北制す
 東北高校選手権大会は16日までに各地で12競技を行った。能代勢は、ウエートリフティングの女子63㌔級で後藤叶(能代工2年)が2連覇を達成。陸上競技の男子砲丸投げは小松魁人(能代松陽3年)が2位と健闘した。

●軟式野球、能代が仙台工下し4強
 第12回春季東北地区高校軟式野球大会は16日、大館市の大館樹海ドームで開幕し、1回戦3試合を行った。本県代表の能代は仙台工(宮城第2代表)と対戦、2─1で競り勝ち、準決勝に駒を進めた。きょう17日は決勝進出を懸け、能代は第2試合(午後0時30分)で専大北上(岩手)と対戦する。

●二ツ井高で伝統の強歩大会
 二ツ井高(工藤隆博校長)の第51回強歩大会は16日、能代市二ツ井町五千苅の同校を発着点とする16㌔のコースで行われ、生徒たちは沿道の住民らの声援を受けながら思い思いのペースでゴールを目指した。

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16㌔のコースへ勢いよく飛び出す生徒たち

(二ツ井高で)

●旬のジュンサイ発送ピーク
 ジュンサイの摘み取りが盛んに行われている三種町。森岳の直売施設・じゅんさいの館では、地方発送の繁忙期に突入した。県外に住む親戚や出身者などに旬の味を食べてもらおうと、町内外から連日多くの買い物客が訪れて発送の手続きをし、多い日では数百件に上る。スタッフは対応に大忙しで、ジュンサイフィーバーの様相を見せている。

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ジュンサイの地方発送が繁忙期に突入。箱詰め前のジュンサイを入れた籠が店内に広がる

 

18日の紙面から

●新緑のブナに包まれて
 白神山地世界自然遺産登録25周年を記念した県主催のトレッキングツアーが17日、藤里町の岳岱自然観察教育林で行われた。参加者たちは秋田白神ガイド協会会長の斎藤栄作美さん(同町)と国際山岳ガイドの角谷道弘さん(神戸市)と共に白神の自然を体験したほか、新緑のブナ林が広がる森歩きを楽しんだ。

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新緑のブナの原生林を散策したトレッキングツアー(藤里町の岳岱自然観察教育林で)

●三種町でじゅんさい旬まつり
 三種町森岳じゅんさいの里活性化協議会(会長・田川町長)のじゅんさい旬まつりは17日、同町森岳のじゅんさいの館で開かれた。来場者が流しジュンサイの体験やじゅんさい音頭の発表などを通じて、生産量日本一のジュンサイの魅力に触れた。

ジュンサイの魅力を発信したじゅんさい旬まつり(じゅんさいの館で)

●ブナの森マラソン 164人が疾走
 藤里町内の森林基幹道米代線を走る第5回白神山地ブナの森マラソンは17日に行われ、県内外の164人が全長17・1㌔、最大高低差250㍍のアップダウンの激しい難コースに挑んだ。白神山地の世界自然遺産登録25周年を記念した「春の白神ウイーク」のトリを飾るイベントで、ランナーたちはあふれるほどの緑と応援をエネルギーに変え、白神の麓で健脚を競い合った。能代山本関係では、女子の鈴木絵里さん(能代市、能代市山本郡陸上競技協会所属)が2連覇した。

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最大高低差250㍍の難コースへと一斉に走り出すランナーたち

●郡市中学総体 最終日も熱戦
 第67回能代市、第72回山本郡中学校夏季総体は最終日の17日、郡市内の各会場で9競技を行った。市は、バスケットボールと剣道団体で能代二が男女ともに優勝を飾り、バレーボール女子は二ツ井が2連覇を達成。柔道男子団体は能代二が頂点に立った。ソフトボール女子は東雲が能代二・能代東合同との一騎打ちを制した。郡は、バスケットボール女子で山本が4連覇を果たした。

●軟式野球、能代が決勝進出
 第12回春季東北地区高校軟式野球大会は2日目の17日、大館市の大館樹海ドームで準決勝を行った。本県代表の能代は専大北上(岩手)と対戦、投打のかみ合った試合運びで5─0で完封勝ちした。きょう18日は午前10時から決勝が行われ、能代と仙台商(宮城第1代表)が初優勝を懸けて対戦する。
 ▽準決勝
専大北上000000000 0
能  代10000103X 5

●初の「マルシェ」通りに笑顔
 能代市のNPO法人常盤ときめき隊(小林甚一理事長)主催の「ときめきマルシェ」が17日、同市上町地内で開かれた。歩行者天国の路上などに新鮮野菜をはじめ肉、菓子、ドライフルーツ、コーヒー、手作り雑貨などの屋台・店舗が出展して「小商い」をしたほか、子どもたちが元気いっぱいによさこいを披露するなど、中心市街地の一角に市民と生産者・商業者が交流できるにぎわいの場が誕生した。マルシェは11月まで、毎月第3日曜日に継続開催される。

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買い物客と出展者が笑顔で交流した初めての「ときめきマルシェ」(能代市上町で)

●風力発電に理解深める
 風力発電にちなんだイベント「グローバル・ウインドデイ」が17日、能代市大森山の能代港大森緑地広場で開かれ、市内外の親子連れなどが普段見ることのできない大型風車のタワー内部の見学やタワーに絵を描くコンテスト、宝探しなどを楽しんだ。

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大勢の親子連れらでにぎわったグローバル・ウインドデイ(能代港大森緑地広場)

●檜山茶フェス「手もみ」体験
 「北限の茶」として知られる特産・檜山茶の魅力を発信する「檜山茶フェスティバル」は17日、能代市の桧山崇徳館で開かれ、市内外から参加した20人が昔ながらの「手もみ」体験や、おいしいお茶のいれ方を学んだ。

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茶の「手もみ」を体験する参加者たち

(能代市の桧山崇徳館で)

19日の紙面から

●ラベンダー、紫色の花爽やか
 八峰町峰浜沼田のポンポコ山公園でラベンダーの早咲き品種が見頃を迎え、訪れる人たちの目を楽しませている。有料の刈り取り体験も始まっており、家族連れなどが爽やかな香りに包まれながら刈り取りを楽しむ姿が見られている。同公園には約5千株のラベンダーが植栽されており、毎年6月から7月にかけて紫色の花と爽やかな香りを楽しむ人たちでにぎわう。

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ラベンダーが見頃を迎え訪れる人たちに癒やしを与えている(八峰町峰浜沼田で)

●乗合タクシー試験運行へ
 能代市の6月定例議会は18日、本会議を再開し一般質問を行った。斉藤市長は、利用者数が減少傾向にあるデマンド型乗合タクシー事業について、「より利便性の高い仕組みを構築した上で、31年度から試験運行を実施したい」と述べた。市は今年度、同タクシーの在り方を抜本的に見直す作業を進める方針。また来年および再来年の学校統合で廃止となる小規模小中学校校舎の利活用については「今後早い時期に地元住民の意見を聞き、全庁的に検討し方向付けしていく」とした。 

●高校生の地元就職へ企業実習
 高校生が地元企業で実習に臨む「能代デュアルシステム事業」は、7、8月にかけて行われる。昨年度は、参加した生徒の35%に当たる27人が実習先に就職。能代市と商工団体などで組織する運営委員会は、生徒に仕事内容や職場の雰囲気に理解を深めてもらい、若い世代の地元定着につなげようと、企業に実習受け入れの協力を求めている。

●特殊詐欺に注意呼び掛け
 特殊詐欺被害の未然防止に向け、能代署は15日、能代市柳町の秋田銀行能代支店でキャンペーンを行い、署員らが利用者にチラシなどを手渡しながら注意を呼び掛けた。県内で特殊詐欺目的とみられる不審電話が後を絶たない中、詐欺の未然防止に向けて県警と秋田銀行が合同でキャンペーンを実施。年金支給日の15日に県内15署管内で展開した。

●軟式能代、春の東北初V
 第12回春季東北地区高校軟式野球大会は最終日の18日、大館市の大館樹海ドームで決勝が行われた。2年連続3回目の決勝進出となった本県代表の能代は、仙台商(宮城第1代表)の終盤の追撃を振り切り3─1で勝利、初優勝を飾った。

 ▽決勝
能 代 000120000 3
仙台商 000000001 1

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春の東北を初めて制した能代

●23日から学童野球県大会
 高円宮賜杯第38回全日本学童軟式野球県大会は、23日から潟上市の長沼、元木山両球場で開かれる。能代市の第四と八峰町の八森はともに初日の1回戦から登場し、第四は大森(横手)、八森は飯島南(秋田)とそれぞれ対戦する。県大会には地区大会を勝ち抜いた22チームが出場。優勝チームには全国大会(8月19~24日・東京都の神宮球場など)、準優勝チームには東北大会(8月4、5日・青森県十和田市)の出場権が与えられる。

●畠町新拠点の利用減少
 能代市がまとめた「畠町新拠点」の29年度利用者数は延べ5390人で、前年度に比べ636人(10・6%)減少した。新拠点を会場にした体験型講座(カルチャーセンター機能調査事業)への参加者も、前年度比434人(22・3%)減の1511人に落ち込んだ。市商工港湾課中心市街地活性化室は「建物の老朽化で昨年9月以降、開放できるスペースが減り、それが利用状況にも響いた」とみている。

●五空と「俳星」を解説
 俳壇屈指の誌歴を有する「俳星」を明治33年に創刊した島田五空(明治8年─昭和3年)をテーマにした元俳星主幹・石田冲秋(おきあき)さん(秋田市)の講演が16日、能代市中央公民館で行われた。石田さんは、当時の俳壇革新をけん引した俳誌がなぜ能代で誕生したのかを、五空の経歴を振り返りながら解説、「港町という全国に向かって窓が開かれた能代の地が関係しているのではないか」と述べた。

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島田五空と「俳星」について講演する石田さん

20日の紙面から

●八峰町でカミツレの収穫ピーク
 八峰町が産地拡大を目指している生薬の一種、カミツレの収穫がピークを迎えている。農家の圃場(ほじょう)での栽培が本格化して4年目となる今年は6戸の農家が24㌃で栽培しており、白くかれんな花が太陽にまぶしく、農家は爽やかな香りに包まれながら花を摘み取る作業に汗を流している。収穫は今月いっぱい続く。

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八峰町で生薬の一種、カミツレの収穫がピークを迎えている(八峰町峰浜で)

●北前船フォーラム誘致へ活動
 能代市の6月定例議会は19日、本会議を再開し一般質問を続行した。斉藤市長は、新たな子育て支援策として、市民税所得割非課税世帯の中学生までを対象に医療費を無料としてきた取り組みを、来年4月から高校生世代まで拡充させることを明らかにした。また、文化庁が認定する日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の構成自治体に同市が追加されたことにも関連し、現在2020年以降に開かれる「北前船寄港地フォーラム」の誘致に向けて活動していると報告した。

●議会報告会8月29日に3会場で
 能代市議会運営委員会(針金勝彦委員長)は19日開かれ、市議会主催の今年度の議会報告会を8月29日に向能代、常盤、二ツ井の3会場で開くことを決めた。改選前議会に設置されていた議会改革に関する検討会から、改選後の議会に提案されていた9月議会の会期内での決算特別委員会開催については、来年度からの実施を目指すことで全会派が合意した。

●三種町民祭 10月20、21日に
 三種町町民祭の今年度第1回実行委員会(会長・田川町長)は18日、町役場で開かれた。今年の町民祭は10月20、21日に琴丘総合体育館で開くことにし、内容や予算、今後のスケジュールを確認。手品師でタレントのマギー司郎さんによる消費者行政講演会や、自作の絵がスクリーンで動くコーナーなどを予定している。

●「能代の教育」をじっくりと
 能代市と教育連携協定を結んでいる東京都豊島区の小中学校教諭3人が、18日から5日間の日程で同市の教育現場を視察に訪れている。19日は向能代小で理科や算数、国語といった授業を参観し、児童たちが自ら進んで考える様子や発表する姿勢、教員の指導方法などを間近に見て「能代の教育」に関心を寄せた。

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東京都豊島区の小中学校教諭が向能代小の授業を視察

●二ツ井小児童らが枝打ち体験
 能代市二ツ井小(簾内正子校長)の3年生42人が19日、同市二ツ井町梅内の杉林で枝打ち作業を体験した。森林資源を生かして地域活性化を図る住民活動「二ツ井宝の森林(やま)プロジェクト」の協力による古里教育の一環。児童たちはノコギリを手に枝を切り落とし、地域の森を守る住民の思いに触れた。

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スギの枝打ちに挑戦する児童たち

(能代市二ツ井町梅内で)

●初の座禅に「ベリーナイス」
 能代松陽高に留学中の米国イリノイ州のオーク・パーク・アンド・リバー・フォレスト(OPRF)高の生徒29人が19日、能代市豊祥岱の善光寺(吉方清彦住職)で座禅に挑戦し、心を落ち着かせた。日本の伝統文化を学びたいと留学を決めた3年生のジェイコブ・ワイス君(17)は、初めての座禅に「ベリーナイス」と笑顔を浮かべ、「何も考えずに座ることでリフレッシュできる。座禅は非常に興味深い」と話した。留学生らは、21日に市内の小学校を訪問、23日は同市柳町の旧料亭金勇でお別れ会を開き、24日に帰路に就く。

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能代松陽高に留学中の米国高校生29人が座禅を体験(能代市豊祥岱の善光寺で)

●帰国時の土産に押し絵を
 能代市の手芸愛好家の塚本良子さん(83)と相澤恵子さん(69)はこのほど、能代山本で外国出身者の日本語指導に携わるのしろ日本語学習会の北川裕子代表(68)に押し絵約40点を寄贈した。押し絵は、教室に通う生徒が母国に帰る際に日本文化を紹介する土産として渡す予定だという。

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塚本さん制作の押し絵約40点が相澤さん(右)から北川代表に贈られた


 

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