21日の紙面から

●通知表を手にニッコリ
 能代山本の小中学校、高校で20日、1学期の終業式や夏休み前の集会が一斉に行われた。児童生徒は交通事故やけがに気を付けることを約束し、教室で通知表を受け取ると、待ちに待った夏休みに胸を膨らませた。能代市常盤小(八代英樹校長)では、全校児童35人が体育館に集まり、終業式を実施。1、3、5年生の代表児童が1学期の振り返りや夏休み中の目標を発表した。

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夏休みを前に初めての通知表を受け取る1年生

(能代市の常盤小で)

●熱中症に一層の注意を
 日に日に暑さが増し、夏本番が感じられるようになってきた能代山本地方。今年は20日午後6時現在で10人が熱中症とみられる症状で救急搬送されており、同地方を含む東北北部が梅雨明けしたことで今後も気温の高まりが予想され、熱中症に一層の注意が求められる。医療機関や能代山本広域市町村圏組合消防本部は、予防対策の徹底や、体調不良を感じた場合は病院での早期受診、救急車の要請を呼び掛けている。

●東北北部平年より早い梅雨明け
 仙台管区気象台は20日、能代山本を含む東北北部が梅雨明けしたとみられると発表した。東北北部の梅雨明けは平年より8日早く、昨年は梅雨明け時期を特定していない。同気象台によると、同地方はこの日、高気圧に覆われておおむね晴れた。能代市能代地域の最高気温は、平年より2・0度高い28・9度(午後1時15分)と8月上旬並みで、八峰町八森地域は26・1度(同1時31分)で平年より0・2度高かった。

●能代松陽 秋田に競り勝ち4強
 第100回全国高校野球選手権記念秋田大会は7日目の20日、秋田市のこまちスタジアムで準々決勝2試合を行った。能代勢は、第7シードの能代松陽が秋田と対戦。能代松陽は同点の8回に勝ち越しに成功、最終回に突き放して6─4で競り勝ち、3年ぶりのベスト4進出を決めた。能代松陽は23日の準決勝で、明桜─大館鳳鳴の勝者と4年ぶりの決勝進出を懸けて対戦する。

 ▽準々決勝(こまちスタジアム)
能代松陽 001300011 6
秋  田 100003000 4

●銘青会まつり 厚板に高値
 県銘木青年会(瀬川貴志会長)の第34回銘青会まつりは20日、能代市河戸川の県銘木センターで開幕した。能代山本を中心とした製材業者が厚板や天井板などの製品約7250点を出品、全国各地から訪れた買い方と競りを展開した。厚板を中心に高値の取引もあり、熱気に包まれた。21日まで。

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高品質な厚板の競りは、買い付け業者の熱気に包まれた(能代市の県銘木センターで)

●旧能代産廃第2処分場で再調査
 旧能代産業廃棄物処理センター(能代市浅内)の環境保全対策の技術上の方向付けを行うため県が設置する「同センターにかかる環境保全対策部会」(部会長・及川洋秋田大名誉教授)が20日、県庁で開かれた。県は、29年度に廃油入りドラム缶の掘削・撤去事業を実施した第2処分場で、来年度にも残存するドラム缶の「総撤去」を視野に入れたボーリング調査を新たに実施する方針を明らかにした。委員から異論はなく、方向性を大筋で了承した。

●プラネタリウム新型投映機に
 能代市子ども館(木藤久照館長)にデジタル式プラネタリウム投映機が設置され、21日に市民へのお披露目となるリニューアルイベントが行われる。昭和62年の開館以来、31年間運用された光学式プラネタリウムの老朽化に伴う設備更新で、最先端の映像技術を用いた投映機は、従来より多くの星や星団、天体の動きなど映し出し、よりスケールの大きい宇宙空間を浮かび上がらせる。

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新しく導入されたデジタル式プラネタリウム投映機(能代市子ども館)

●きょう港まつり能代の花火
 第16回港まつり能代の花火は、きょう21日に能代港下浜ふ頭で開催される。秋田地方気象台によると、能代市の天気は午後から曇る予報だが、まずまずの花火日和となりそうで、屋台の売り上げなど経済効果も期待されるところだ。花火の打ち上げは午後7時30分からで、3尺玉や速射連発花火(スターマイン)などが夏の夜空を彩る。

 

22日の紙面から

●夜空彩り1万5千発/能代の花火
 第16回港まつり能代の花火は21日、能代港下浜ふ頭を観覧会場に開かれ、1万5千発の花火が夏の夜空を華々しく彩った。約1時間30分にわたる25の演目では、3尺玉が直径600㍍の光の大輪を咲かせたほか、速射連発花火(スターマイン)が色とりどりの光を放ち、市内外から訪れた大勢の観覧者を魅了した。 

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光の大輪が夏の夜空を華々しく彩った能代の花火(能代港下浜ふ頭で)

●町村議員らが藤里で研修会
 県北地区町村議会議員研修会・スポーツ交流会が20日、藤里町で開かれ、参加した議員らが和牛や綿羊、リンドウといった同町の農業や産業について理解を深めた。山本郡議会連絡協議会(会長・菊池博悦藤里町議長)が議員の情報共有や資質向上を目的に毎年開催。今年は藤里町が当番となり、三種町、八峰町、小坂町、上小阿仁村の5町村の議員43人と職員11人が参加した。

●新調プラネタリウム観賞
 能代市子ども館(木藤久照館長)で21日、5月末で運用を終えた光学式プラネタリウムからデジタル式プラネタリウムに更新され、リニューアルセレモニーが開かれた。訪れた人たちは、ドームに映し出された満天の星空やCG(コンピューターグラフィックス)映像を観賞し、宇宙への関心を高めていた。

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デジタル式プラネタリウムの投映が始まったリニューアルイベント(能代市子ども館で)

●最終日も競り活発/銘青会まつり
 県銘木青年会(瀬川貴志会長)の第34回銘青会まつりは最終日の21日、能代市河戸川の県銘木センターで前日に引き続き製品の競り売りが行われた。厚板や天井板を中心に高値が付く製品があり、2日間で計約4700万円を販売した。販売額は、前年比8%(約400万円)減だったが、製品が並ぶ倉庫には、競り人と買い方の威勢のいい声が響き渡った。

●強制連行朝鮮人の慰霊式/八峰町
 戦時中に八峰町の旧発盛製錬所で強制労働に従事させられた朝鮮人の墓とされる墓石がある同町八森字泊台地内で21日、県朝鮮人強制連行真相調査団による慰霊式が行われ、参列者約20人が犠牲者の冥福を祈った。同所での調査と慰霊活動を続け、今年4月8日に亡くなった能代市鳥小屋の野添憲治さん(享年83歳)の遺志を受け継ぎ、慰霊と平和活動を行っていくことを誓っていた。

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旧発盛製錬所で働かされていた朝鮮人犠牲者の冥福を祈った慰霊式(八峰町八森字泊台で)

●400歳野球、決勝は東能代─山本
 第78回400歳野球大会(北羽新報社主催)は21日、能代市の赤沼球場で準決勝2試合を行った。二ツ井BC─東能代イースターズ戦は、東能代が二ツ井の守備の乱れを突いて5─1で勝利。能代市役所─山本OB戦は、山本打線が序盤から爆発し14─7で快勝した。決勝の東能代─山本戦は、きょう22日午前10時から赤沼球場で行われ、東能代は11年ぶり、山本は4年ぶりの栄冠を目指して臨む。

●自殺予防へネット会議
 山本地域自殺予防「しらかみふれあいネット」のネットワーク会議は18日、能代市御指南町の県山本地域振興局で開かれ、能代山本管内の自殺の動向、県自殺対策計画(30年度から5カ年)の概要について説明を聞いた後、各団体・機関の取り組みや考え方、課題を出し合い、意見を交わした。

●18日ぶり「真夏日」に
 能代山本地方は21日、高気圧に覆われた影響で気温が急上昇し、能代市では18日ぶりに最高気温が30度を上回る「真夏日」となり、プールは水しぶきを上げてはしゃぐ子どもたちでにぎわった。気象庁によると、この日の能代市能代地域の最高気温は30・9度(午後1時39分)で、平年より3・8度高かった。

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屋外プールで水遊びを楽しむ子どもたち(能代市万町の市民プールで)

23日の紙面から

●400歳野球 山本が4年ぶり優勝
 第78回400歳野球大会(北羽新報社主催)は22日、能代市の赤沼球場で東能代イースターズ─山本OBの決勝が行われ、山本が18─0で東能代を下し、4年ぶり2回目の優勝を飾った。6月23日から約1カ月間にわたった「実年の球宴」が幕を閉じた。

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4年ぶり2回目の優勝で山本OBが歓喜の胴上げ(能代市の赤沼球場で)

●能代港の原木輸出に関心高まる
 能代市の能代港から中国への原木輸出が関係者の注目を集めている。県内4森林組合の組合長が20日、同港を訪れ、1万5千㌧岸壁に山積みされた秋田杉丸太を視察した。梱包(こんぽう)せずに積み込んで輸送するばら積み船にも乗船し、「これほど大掛かりな作業だと思わなかった」「国内消費が減る中、輸出にも目を向けなければ」と関心を示した。

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各地から集まる原木の山を見て回る県内各地の森林組合長たち

●JA白神管内 夏ネギの収穫に汗
 JAあきた白神管内で、夏ネギの収穫が始まった。年々規模を拡大しブランド構築が図られている「白神ねぎ」。生産者は暑さの中で収穫や皮むき、箱詰めなどの作業に汗を流している。同JAは商標登録した「白神ねぎ」をブランド化するとともに、管内を一大ネギ産地にしようと、25年度から販売額10億円を目標に掲げたプロジェクトチームを組織。27年度の販売額11億700万円を皮切りに、28年度に13億2100万円、29年度は14億2300万円と、販売額を伸ばしながら3年連続で10億円を達成、今後は15億円を目指している。

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夏ネギの収穫が始まり、作業に励む生産者(能代市轟で)

●少年野球 能代南、山本の活躍期待
 第84回県少年野球大会・第67回県中学総体軟式野球大会は、25日から29日までの5日間、秋田市の八橋球場、こまちスタジアムで開かれる。各地区予選を勝ち抜いた20校で熱戦を展開。能代山本からは能代市代表で7年ぶり7回目の能代南と、山本郡代表で21年ぶり4回目の山本が出場する。大会は27日の準々決勝まで両球場で行われ、28日の準決勝からは八橋球場で。能代南は初日のこまちスタジアムの1回戦第1試合(午前11時30分)で北陽(大館北秋田2区)と対戦。2回戦から登場の山本は、26日に八橋球場の第3試合(午後0時30分)で秋田北(秋田1区)─八郎潟(男鹿潟上南秋1区)の勝者と対戦する。

●高校野球 決勝懸けて松陽が明桜と
 第100回全国高校野球選手権記念秋田大会は9日目のきょう23日に再開、秋田市のこまちスタジアムで準決勝を行う。能代勢で唯一勝ち残っている第7シードの能代松陽は、4年ぶりの決勝進出を懸けて第2試合(午後0時30分)で第3シードの明桜と対戦する。

●元世界王者・三浦さん高校生指導
 県ボクシング連盟の合宿が22日、能代市落合のアリナスで始まり、秋田市の2高校から参加したボクシング部員がミット打ちなどに励んだ。世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフェザー級元王者で県体育協会テクニカルアドバイザーの三浦隆司さん(34)=三種町=が引退後、能代山本で初めて指導に当たった。部員らは同施設に宿泊しながら24日まで合宿を行う。

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県ボクシング連盟合宿で三浦さんが熱心に高校生を指導(能代市のアリナスで)

●祭りの季節到来 ポシェットを
 能代支援学校高等部の縫製クラフト班の生徒たちが、祭り用のポシェット商品を製作した。昨年の秋に八峰町のぶなっこランド周辺で拾ったブナの葉を染色の材料にしており、緑がかったグレーの落ち着いた色合いが特徴。生徒たちが19日、販売に協力する能代市上町の平山はかり店と村上呉服店を訪れて納品し、「お祭りだけでなくいろんな人に使ってほしい」と期待を寄せた。

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能代支援学校の生徒が手掛けた祭り用ポシェットを納品(能代市上町の平山はかり店で)

●能代東中近くでクマを目撃
 22日午前10時10分ごろ、能代市扇田字東扇田地内で体長約70㌢のクマ1頭が目撃された。 能代署などによると、能代東中野球部の生徒の保護者の40代男性が同校野球場で草刈り中、約150㍍北東の山林付近にいたクマが県道を横切り、南西方向に向かって行くのを目撃した。同校は夏休み中で、草刈りをしていた保護者や部活動中のソフトテニス部の部員ら10人余りが屋外の敷地内にいたが、被害はなかった。同部は安全を考慮して練習を早めに切り上げ、部員たちを帰宅させた。

24日の紙面から

●夏休みに高校生が職場実習
 就職希望の高校生が地元企業で実習する「能代デュアルシステム事業」が23日、始まった。夏休みの間、能代市内4高校と能代支援学校高等部の3年生中心の42人を24事業所が受け入れる。市と参加校、商工団体などで組織する運営委員会(委員長・広幡信悦能代商工会議所会頭)は、仕事のやりがいや職場の雰囲気を生徒に肌で感じてもらい、地元就職の促進を目指す。

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建具の加工作業を体験する高校生(能代市で)

●能代観光協会 9月に事務所移転
 NPO法人能代観光協会(広幡信悦会長)の臨時総会は23日、能代市元町の能代商工会館で開かれ、観光案内所を併設する同協会事務所をJR能代駅構内の旧びゅうプラザ跡地へ移転することを承認した。JR側が改良工事を進めており、9月1日に移転開業する。

●甲子園予選、松陽 準決勝で惜敗
 第100回全国高校野球選手権記念秋田大会は9日目の23日、秋田市のこまちスタジアムで準決勝を行った。能代勢で唯一、4強入りした能代松陽は、連覇を狙う明桜と終盤までもつれる接戦を展開したが、9─11で惜敗し、4年ぶりの決勝進出はならなかった。
 ▽準決勝(こまちスタジアム)
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松陽は6─6で迎えた6回、2死満塁から適時内野安打で7─6と勝ち越したが…

●驚異の粘りに声からし応援
 終盤までもつれる大激戦となった夏の甲子園予選秋田大会準決勝の能代松陽─明桜戦。秋田市のこまちスタジアム三塁側の能代松陽応援席は、昨年の覇者・明桜に突き放されては追い付く選手たちの驚異の粘りに沸き返り、声をからして声援を送った。また、地元では、テレビ中継で市民が祈るように試合の行方を見守った。

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驚異の粘りを見せる選手たちに声援を送る能代松陽応援席(秋田市のこまちスタジアムで)

●新人ガイド養成へ初の講座
 能代市二ツ井町で活動するきみまち観光ガイドの会(工藤憲会長)の新人ガイド養成講座が22日始まり、初回は仁鮒水沢スギ希少個体群保護林で基本のガイドコースや天然秋田杉に関する基礎知識などを学んだ。講座は、道の駅ふたついの移転整備を機に交流人口の増が見込まれる中、会員増強やスキル向上を図ることを目的に実施。同会が11年10月にガイド養成講座の受講生で発足して以来、初めての試みとなる。

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ガイド案内のポイントなどを学んだ新人養成講座(仁鮒水沢スギ希少個体群保護林で)

●洋上風力期成同盟会加入に賛否
 能代市議会運営委員会は23日、8月28日の設立を目指す「能代港洋上風力発電拠点化期成同盟会(仮称)」への市議会の加入について協議し、3会派中2会派が加入すべき、1会派が見送るべきと意見が分かれ、結論を持ち越した。 

●ホコ天で遊びや体験楽しく
 第4回東部地区こどもまつりは22日、能代市機織轌ノ目の東能代駅前交差点から同市一本木の同駅入口交差点までの県道を通行止めにして行われ、子どもたちが屋台や大型遊具などを楽しんだほか、こども七夕(8月2日)に参加する七夕灯籠もお披露目された。

子どもたちが多彩な催しを楽しんだ東部地区こどもまつり

●あすから日吉神社の御神幸祭
 能代市御指南町の日吉神社(平賀優子宮司)の御神幸祭は、25日から3日間にわたり行われる。27日はみこしや丁山が市内を練り歩くほか、26、27の両日は柳町通りに夜店が軒を連ね、能代に「祭りの夏」到来を告げる。御神幸祭は、同市御指南町にある同神社から御神体がみこしに担がれ、かつて祭神が祭られていた同市清助町の御旅所に里帰りする行事で、350年もの歴史がある伝統行事。

 

25日の紙面から

●杉製の幼児用椅子が反響呼ぶ
 能代支援学校(佐藤淳校長)の高等部木工班が製作している秋田杉製の幼児用椅子が好評だ。昨年11月に能代市のふるさと納税の返礼品に登録され、これまでに全国各地から18脚の注文があったほか、能代市内の保育所などへ20脚を納品済み。ヒノキ製の初代モデルと合わせると70脚近くに上り、生徒たちは遠方からの引き合いに喜びを感じ、地元分は直接納品することで喜ばれることを体験、作業学習や働くことへの意欲喚起につながっている。

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秋田杉製の幼児用椅子を納品する生徒たち

●県医療連携ネットに医師会も
 能代山本医師会病院(高橋貞二院長)は、医療機関同士で患者の診療情報を共有する「県医療連携ネットワークシステム」(あきたハートフルネット)に参画した。能代市山本郡医師会に所属するかかりつけ診療所(医院)も参加を始めており、「病診連携」の強化を図る。患者にとっては、検査や投薬の重複防止につながるほか、手術後に転院する場合や退院後に在宅医療を受ける場合もきめ細かい医療の継続が期待される。能代山本管内では初めての取り組みで、10施設以上の診療所の参画を目指す。

●能代山本の人口7万8071人
 県調査統計課がまとめた7月1日現在の人口と世帯数によると、能代山本の人口は7万8071人で前月より103人減少した。対前月比減は158カ月連続。世帯数は3万2011で3増加した。能代市の人口は5万2019人で前月から71人減。山本郡は2万6052人で32人減。藤里町は3116人で5人減、三種町は1万6089人で33人減、八峰町は6847人で6人増。八峰町の対前月比増は、7カ月ぶり。

●高校生に地元企業をアピール
 来春高校卒業予定者を対象とした地元企業説明会は24日、能代市柳町のプラザ都で開かれた。地元就職を希望する生徒75人が企業のブースを回り、事業内容などに理解を深めた。参加企業は能代山本を中心とする46社で、過去最多。主催したハローワーク(職安)能代は「企業側の採用意欲は高まっている」と指摘、人手不足の深刻さが改めて浮き彫りとなった。

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企業担当者の説明に真剣な表情で耳を傾ける生徒たち(能代市柳町のプラザ都で)

●市文化会館 来年ホールを改修
 能代市文化会館運営協議会は24日、市勤労青少年ホームで開かれ、今年度の主催事業について協議し、会長に加賀義章さん(学識経験者)を再任した。また、9月中旬に大ホールロビーの階段の5カ所に手すりを設置する工事を行うとしたほか、老朽化した音響機器・照明設備の改修工事に伴い、大ホールを来年1〜3月、中ホールを4〜5月に使用中止とすることを承認。このため、年明けから年度末に行っているイベントは前倒しする。

●ゆめろん 入館者450万人達成
 三種町大口の砂丘温泉ゆめろんの入館者数が23日、450万人を達成した。幸運の450万人目となった入館者に記念品を贈呈し、節目をにぎやかに祝い合った。ゆめろんは平成7年7月にオープン。27年8月30日に入館者400万人に達し、3年足らずで50万人を上積みした。節目の450万人目となったのは、ほぼ毎日ゆめろんに通っている常連で能代市中川原の会社員、丹信夫さん(69)。ゆめろん代表取締役の田川町長と一緒にくす玉を割った後、記念品を受け取った。

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幸運の入館者450万人目となった能代市の丹さん(左)

●いなか体験推進 内容充実を
 能代いなか体験推進協議会(会長・斉藤能代市長)の総会は24日、市役所で開かれ、受け入れ農家の確保と体制強化、体験内容の充実、教育旅行の誘致活動を盛り込んだ事業計画を決めた。

●郷土芸能 奉納演舞華々しく
 能代市二ツ井町富根地区の鎮守・愛宕神社の例大祭は24日、本祭りが行われた。同地区に伝わる四つの郷土芸能とみこしが地域や神社を練り歩き、地域住民らを楽しませた。前日の23日が宵祭り。この日の本祭りでは同神社で神事を執り行い、安寧や無病息災、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願。羽立大神楽(県指定無形民俗文化財)を先頭に、駒形獅子踊り(市指定無形民俗文化財)、下部通り音頭、富根報徳番楽(県指定無形民俗文化財)、みこしの順で奉納し、総勢約150人の行列が地区内を練り歩いた。

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羽立大神楽などの郷土芸能が奉納され、住民を楽しませた愛宕神社例大祭(能代市二ツ井町富根地区で)

 


 

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