26日の紙面から

●ボクシング三浦さんが一日警察署長
 秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせ、プロボクシング元世界王者で県体育協会テクニカルアドバイザーの三浦隆司さん(34)=三種町=が25日、能代署の一日警察署長に委嘱され、同町鵜川の成田建設と鵜川保育園を訪問して交通安全を呼び掛けた。保育園では2~5歳児50人に寸劇を披露。園庭で署員扮(ふん)する飲酒運転怪人とあおり運転怪人を三浦さんがやっつけ、交通ルールを守ることの大切さをアピールした。

三浦さんが園児たちに反射材のストラップをプレゼント(三種町の鵜川保育園で)

●秋銘展に天然秋田杉6年ぶり出品
 能代市河戸川の県銘木センターの「県銘木展示大会」(秋銘展、10月4~6日)に天然秋田杉(天杉)が出展される。樹齢150~200年超の木目の美しい天杉44立方㍍が5日正午の競り売りに掛けられる。資源量の減少を理由に24年度末に国有林からの天杉の供給が停止されて以来、東北森林管理局が天杉の名称で市場向けに販売するのは初めて。銘木センターは「天杉ブランドが市場に与えるインパクトは大きい」と競りの活気に期待している。

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24年度末の供給停止以来、初めて販売される天然秋田杉

●高校生ら直売所の名物商品を提案
 能代市主催の6次産業化セミナー「直売所の名物商品を作ってみよう」が市役所で開かれ、マンネリ打破の一環で地元高校生のアイデアを取り入れた直売所向けの新メニューの試作品を完成させた。地場野菜を使った焼きドーナツやブルーベリーの赤ずしなどユニークな食べ物で、今月中に商品名を決め、市内直売所での販売を目指す。

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野菜を使った焼きドーナツの試作品

●洋上風力に弁護士会が意見書
 秋田弁護士会は25日、能代市、八峰町の一般海域で洋上風力発電事業を計画する「ジャパン・リニューアブル・エナジー」(東京、JRE)が実施した環境影響評価(アセスメント)の方法書に対する意見書を同社に提出した。低周波音の発生、魚・鳥類への被害、景観の変容などの環境影響は、周辺海域で複数計画されている他の風力発電事業と複合的、累積的に増大することを危惧し、適切な調査、予測、評価を求めている。

●大正琴とオカリナが音の共演
 能代市文化会館のロビーコンサート「大正琴とオカリナ」は23日、同会館大ホールホワイエで開かれ、観客は優しい音色で演奏される懐かしい曲の数々にじっくりと聞き入った。同市の「岡田琴千流大正琴秋田支部」(石川早苗代表)から15人、「オカリナグループ・トトロ」(藤嶋民子代表)から4人が出演。以前、市内の福祉施設で合同演奏したことをきっかけに交流が深まり、今回初めて同会館でコンサートを開いた。

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約80人の観客を楽しませた大正琴とオカリナの演奏

●藤里町営スキー場リフト料金改める
 藤里町は、町営板清水スキー場のリフト使用料金を一部改正する。新たに「こども(中学生まで)」「シニア(60歳以上)」の区分を設けるほか、午前券、午後券の代わりに「3時間券」を新設して利便性の向上を図る。料金の見直しは、スキー場がオープンした昭和63年以来初めて。10月1日から新料金となる。

●福井国体・障害者大会での活躍誓う
 第73回国体「福井しあわせ元気国体」(29日〜10月9日)、第18回全国障害者スポーツ大会(10月13〜15日)に出場する能代市の選手壮行会は25日、市総合体育館で開かれ、出場選手らが大舞台での活躍を誓った。同市からは国体に50人、障害者大会に3人が選手や監督などとして出場。壮行会には、能代工高バスケットボール部や能代高軟式野球部など34人が出席した。

●三種町鵜川の古民家でコンサート
 三種町鵜川地区の明治時代の名士で、湖北小の開設に尽力した児玉高致(1847~1899年)の生家とされる古民家で23日、利活用第1弾となるイベントが行われ、町内外から集まった人たちが屋内でコンサートや会食を楽しむにぎやかなひとときを過ごした。来月には古民家で俳句大会の吟行会が予定されている。

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古民家でコンサートを楽しむ参加者

(三種町鵜川で)

27日の紙面から

●今年最後の早起き歩こう運動
 能代歩こう会(戸松春雄会長)の第49回早起き歩こう運動は26日朝、能代市役所さくら庭を発着点に行われ、今年の日程を終了した。参加者は秋風を感じながら街なかを巡り、歩き納めを楽しんだ。同運動は、歩くことを通して体力や健康を維持・増進するとともに、交流を深める機会にしようと、同会が毎年開催。今年度は4月4日から毎週水曜日、全26回の日程で行われ、最終日を含めて約100㌔を歩いた。

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今年最後の早起き歩こう運動を楽しむ参加者たち(能代富町で)

●CLT研究加速へ施設増築
 県は今年度、新しい木質材料「CLT」(直交集成板)を橋の床版など土木分野で利用するための研究開発促進に向け、能代市海詠坂の県立大木材高度加工研究所の材料加工棟を増築し、CLT床版の耐久性などを評価する試験機を導入する方針だ。県あきた未来戦略課高等教育支援室は「木高研が進めるCLTの研究をさらに加速させたい。成果は県内企業に還元し、木材産業の元気も取り戻せれば」としている。

●温泉配湯管の更新継続
 三種町の森岳温泉施設改良事業は2年目の今年度、森岳地内で配湯管の更新工事を継続している。老朽化した管から湯が漏れ、供給をストップしながら補修に追われるケースが頻発しているため全ての管を更新する計画で、今年度分の工事は延長435㍍。同事業は6年間で約6億4千万円を投じ、配管更新のほか受湯槽の新設、監視システム導入などを行うことで、湯の安定供給を図る。

●荷上場バイパス早期完成を要望
 県道西目屋二ツ井線早期改良整備期成同盟会(会長・佐々木藤里町長)は26日、県山本地域振興局を訪れ、建設中の荷上場バイパスの早期完成を要望した。当初計画した2021年度の完成が「非常に厳しい状況」(同振興局)となっており、同盟会は早期完成に向けた一層の支援、配慮を強く要望した。

●木産連合が「木の勉強会」立ち上げ
 能代木材産業連合会(工藤隆夫会長)は、会員同士や産学官の連携強化を目指す「木の勉強会」を立ち上げた。25日夜に能代市河戸川の木の学校で初開催し、県立大木材高度加工研究所の林知行所長の講演を聴いた。今後、月1回の勉強会を継続する方針で、事務局は「情報収集や人脈づくりに役立て、会員それぞれの経営力強化につなげたい」としている。

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産学官の連携強化による木材産業の振興を目指し、勉強会を初開催(能代市木の学校で)

●「地域に生きる意義」考える
 藤里町で自殺予防活動に取り組んでいる心といのちを考える会(袴田俊英会長)の「心といのちを考えるフォーラム」が25日、町三世代交流館で開かれた。講演やテーブルトークを通じて、地域に生きる意義について改めて考えたほか、女性のパワーが地域の活力になっていることにも理解を深めた。岩手県の花巻市コミュニティアドバイザーで、粕毛地区のまちづくりパートナーも務めている役重眞喜子さん(51)が「地域に生きるということ~女性の元気はまちの元気~」と題して講演。青森県を含む町内外から80人余りが参加した。

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役重さんによる講演「地域に生きるということ」を聴講した心といのちを考えるフォーラム

●国体綱引き、三種女子V
 第73回国体「福井しあわせ元気国体」公開競技の綱引き競技は22、23の両日、福井県の勝山市体育館で開かれ、少年女子に出場した三種町の高校生10人でつくる本県チームは決勝で福井を下し、28年の第71回国体以来2年ぶりの優勝を果たした。

●ニホンジカ出没相次ぐ
 白神山地世界遺産地域連絡会議は26日、8月下旬までの約1カ月間に藤里町と八峰町の世界自然遺産・白神山地周辺で、ニホンジカの確認が6件あったと発表した。このうち、藤里町粕毛と八峰町峰浜水沢では緩衝地域から約1㌔の地点で雄の個体を自動撮影装置が捉えた。食害を引き起こすニホンジカが本県側の遺産地域に侵入している可能性が高まっている。

 

28日の紙面から

●おもしろ映画祭りが開幕
 能代市内外の映画愛好者らでつくる実行委員会など主催の第2回「能代おもしろ映画祭り」が27日、開幕した。初日は能代市立図書館で目や耳の不自由な人も観賞できるバリアフリー映画が上映され、障害の有無に関係なく市民約60人が日本の青春映画を楽しんだ。祭りのメインとなるきょう28日は市文化会館中ホールで午前10時に「隠し砦の三悪人」、午後1時15分に「嵐を呼ぶ男」、3時15分に「悪名」を上映。最終日の29日は図書館で午後2時に「アルジャーノンに花束を」を上映する。28日の3本立ての入場券は500円。29日の観賞は無料。

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バリアフリー上映会では青春映画「くちびるに歌を」を観賞(能代市立図書館で)

●地元のナラでほだ製造
 県山本地域振興局と八峰町は、地元のナラのオガ粉で菌床ブロック(ほだ)を製造し、シイタケを発生させる栽培実証試験を峰浜培養(同町峰浜目名潟)で行っている。従来は岩手県産のオガ粉を使っていたが、ほだの増産体制が整ったことを踏まえ、地元産のオガ粉を安定供給するとともに、ナラを計画的に伐採しナラ枯れ予防につなげることを目指す。昨冬に初めて試験を行い岩手県産と遜色のないシイタケが取れ、現在も試験を実施中。今後はオガ粉を製造する事業者の掘り起こしや、伐採・運搬費用を含めた収支の試算を進める考え。

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八峰町のナラを使った菌床ブロック。現在は1次培養中(峰浜培養で)

●中活推進協が全体戦略分科会
 能代市中心市街地活性化推進協議会(福田幸一会長)の全体戦略分科会が26日夜、市役所で開かれ、第2期中心市街地活性化計画の策定に向け、商工関係者らで意見交換した。委員からは少子高齢化や人口減を背景に衰退する商店街の将来を見据えたまちづくりに対する提言が出された。

●おなごりフェス 今夏を総括
 第31回おなごりフェスティバルin能代2018の反省会は26日、能代市元町のキャッスルホテル能代で開かれ、今年のフェスの反省点を報告し合った。来年については、11月に予定する能代地域活性化協議会の総会で開催するかどうかを決める方針。この日の反省会には約50人が出席。同協議会の塚本真木夫会長は「新体制で臨んだおなごりだった。今まで培ってきたノウハウの蓄積もあり、大きな事故もなくいろんなトラブルを乗り越えることができた」とあいさつした。

●能代の花火 来年は7月20日に
 港まつり能代の花火実行委員会(広幡信悦会長)は27日、能代市元町の能代商工会館で開かれ、7月に行った16回目の打ち上げの反省点を協議した。初めて設けた有料の立ち見エリアは「屋台が支障になって花火が見えにくい」といった声があり、改善策を検討する。来年は7月20日の開催を予定している。

●のしろであいのコンサート30日
 障害の有無にかかわらず、音楽を楽しむことを通して触れ合い、交流を深める第36回のしろであいのコンサートは、30日午後1時30分から能代市文化会館大ホールで開かれる。「つなぐ」をテーマに、オリジナル曲を披露するほか、能代山本内外の7施設・学校が歌や寸劇、踊りなどのステージを繰り広げる。当日は午後1時開場。入場料は大人500円、子ども200円。

●藤駒登山道に新ルート整備
 白神山地の藤里駒ケ岳(標高1158㍍)で、県は新たな登山コースの整備を進めている。素波里湖側にある樺岱登山口に、登り始めから緩やかな傾斜でブナ林を味わえる「樺岱ブナ平コース」を設定するもので、工事は終盤を迎えており、白神山地世界遺産登録25周年記念事業「秋の白神ウイーク」の中で来月8日に登山者に披露される。白神山地が世界自然遺産に登録されて25周年の節目を迎える年に、新しい登山道が整備され、ガイド関係者は「ブナの原生林を満喫して」と白神の森への誘客に期待を寄せる。

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新設の樺岱ブナ平コースはブナの原生林を縫うように歩いていく

●教育林、遊歩道周回できず
 今月上旬の台風21号の強風によって藤里町の岳岱自然観察教育林内で、倒木が多数発生して一部立ち入りが規制されているため、遊歩道が周回できなくなっている。町は、10月7日から白神山地世界遺産登録25周年記念事業「秋の白神ウイーク」として各種催しを行うことにしており、岳岱自然観察教育林を管理する米代西部森林管理署は「今月中に倒木を処理して遊歩道を周回できるようにしたい」と話している。

29日の紙面から

●能代西高生が先駆的農業学ぶ
 県山本地域振興局のアグリセミナーは28日、能代市と八峰町の農業法人などで開かれた。就職の選択肢の一つとして農業を考えてもらおうと、能代西高生徒を対象に初めて企画し、7月から計3回実施。最終日の今回はネギや肉用牛の管理作業などを体験するとともに、農産物の販売に込めた思いや地域と連携した営農などを関係者から聞き、理解を深めた。

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朝場畜産で牛に稲わらを与える能代西高の生徒たち

●能代市は財政4指標 全て良好
 能代市は29年度決算に基づく健全化判断比率をまとめた。同市の一般会計の赤字の大きさを示す「実質赤字比率」、特別会計も含めた赤字を示す「連結実質赤字比率」は黒字のため算出されなかった。一般財源に占める借金返済額(公債費)の割合を示す「実質公債費比率」は6・3%で前年度と同率。将来返済すべき実質的な負債額の割合を示す「将来負担比率」は36・7%で9・5㌽悪化した。4指標の比率はいずれも早期健全化基準を大幅に下回り、市財政の健全さを表わしている。

●8月の有効求人倍率1.76倍に
 ハローワーク(職安)能代が28日発表した8月の有効求人倍率は、常用(フルタイムとパート合計)で1・76倍だった。前月より0・02㌽下がったが、過去4番目の高さ。採用に至らないまま積み重なっている求人が増えていることが影響した。

●30年産米 県北は「やや不良」
 東北農政局県拠点は28日、15日現在の30年産水稲の作柄概況を発表した。県北地域の作況指数は98で「やや不良」となり、「平年並み」としていた前回発表(8月15日現在)から判断を下げた。全県の作況指数も98で、県計の指数が「平年並み」未満となるのは、作況指数93の「不良」だった22年以来8年ぶり。

●小学生が理科研究の成果披露
 第68回能代市山本郡児童生徒理科研究発表会は27日、能代一中で開かれ、小学1~6年生70人が学校の授業や普段の生活の中で疑問に感じたことなどをテーマに研究した成果を発表し合った。能代山本教育研究会理科部会(部会長・工藤真弘藤里小校長)の主催。理科に対する興味や関心を育もうと毎年開催しており、今年は個人やグループで研究した63題を発表した。全県の発表会へ出場を希望する研究については、この日の発表のほか、後日の審査を経て6題を代表に選出する。

児童たちがさまざまなテーマで研究した成果を発表

(能代一中で)

●秋田杉の里まつり入場 大幅増
 能代市二ツ井町小繋の道の駅ふたついで8月4、5日に開催された「第31回秋田杉の里二ツ井まつり」の入場者数は1万3500人で、前年に比べ6465人(91・9%)と大幅に増加した。道の駅ふたついのオープンに伴う相乗効果が図られた格好で、東北夏祭りを巡るツアーバス、マイカー客ともに前年を大きく上回り、マイカー客は全体の7割を占めた。

●LLアドバイザーが防災教室
 能代山本地区ロングライフアドバイザー連絡協議会(柴田テツ子代表)の学習会「防災教室~災害に遭ったら」は28日、能代市上町の健康館で開かれ、参加者は自らの命や大切な人などを守る心構えを学んだ。同協議会は県長寿社会振興財団(LL財団)の能代山本の修了生ら約30人で組織。広く一般教養を身に付けて地域に貢献しようと、毎月さまざまなテーマの学習会を開催している。

●深浦町でシカの越冬を初確認
 白神山地世界遺産地域科学委員会は28日、青森県弘前市の弘前文化会館で開かれた。食害により生態系に悪影響を及ぼすとして白神山地への侵入・生息が懸念されているニホンジカについて、今年3月に深浦町で行った越冬地調査で糞(ふん)や食痕などが初めて確認されたことが報告された。学識経験者からは、越冬のために積雪が多い山間部から沿岸部に下りて来るニホンジカの習性を踏まえ、捕獲圧の強化を求める意見が上がった。

30日の紙面から

●稲刈り コンバイン行き交う
 能代山本で稲刈りが本格化してきた。土曜日の29日は、午前を中心に晴れ間がのぞく天気となり、各地の圃場(ほじょう)ではコンバインが往来。30日は台風24号の北上で雨が見込まれていることもあり、少しでも多く刈り取っておこうと、家族、親戚総出で作業に励む光景が広がった。

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能代山本で稲刈りが本格化している

(能代市朴瀬で)

●介護事業者が種別超え「懇談会」
 能代市内で介護保険サービスを提供する事業者による「能代地域介護サービス事業者懇談会」が発足した。サービスの種別を超えた事業者組織は初めてで、事業者間の連携・情報共有を図り、サービスの質向上や人材育成、働くスタッフの処遇改善に取り組むとともに、行政に対し「現場の声」を届けることが目的。設立総会は28日、同市柳町のプラザ都で開かれ、初代会長に社会福祉法人しらかみ長寿会理事長の広幡信悦さんを互選した。設立は10月1日付。

●〝自然舞茸〟の収穫ピーク
 藤里町で、「自然舞茸」としてアピールしているマイタケの収穫がピークを迎えた。同町のまいたけセンターで使用した菌床ブロックを再利用する人気商品で、遮光ハウスの中でマイタケがぐんぐんと育ち、心地よい香りを放っている。収穫期は短いが、JAを通じて各市場に出荷され、人気を集めている。

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ボリューム感たっぷりに育っている「自然舞茸」(藤里町粕毛で)

●文学と読書のつどい10月27日に
 「県民読書の日」の記念イベント「ふるさとの文学と読書のつどい2018in能代」は、10月27日午後1時30分から能代市二ツ井公民館で開かれる。「第5回ふるさと秋田文学賞」の表彰式や、タレントの光浦靖子さんらを招いたトークショーなどが行われる。事前の申し込みが必要で、入場整理券は市教育委員会や二ツ井公民館などで配布している。配布期間は10月19日まで。定員350人になり次第、受け付けを終了する。入場無料。問い合わせは県総合政策課(☎018・860・1216)、市教委生涯学習・スポーツ振興課(☎0185・73・5285)へ。

●台風24号 「またか」と収穫急ぐ
 大型で非常に強い台風24号の接近に備え、能代山本では29日、果樹農家が落果被害を少しでも減らそうと、急ピッチで収穫作業を行う姿が広がった。今月4日の台風21号で被害に遭ったばかりとあり、農家は「またか」とうなだれながら少しでもそれるよう願っていた。秋田地方気象台によると、本県には10月1日未明に暴風域を伴って最接近する見込みで、暴風や土砂災害、河川の氾濫などに警戒を呼び掛けている。

●故日沼氏の功績を古里で振り返る
 八峰町出身で、人間の病原ウイルス研究の権威として知られる故日沼賴夫氏の功績を振り返る「がん・ウイルス研究会」が29日、同町八森のファガスで開かれた。日沼氏の指導を受けた研究者ら約20人が来町し、恩師の教えを基盤に続けている研究の成果を発表し合った。日沼氏の研究についても解説、参加した町民約30人は、郷土が生んだ偉大な研究者の功績に改めて理解を深めた。

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日沼氏の教え子の研究者が参集した研究会

(八峰町のファガスで)

●作業歌を響かせ実りの秋を喜ぶ
 田植え唄などの伝承歌(作業歌)を楽しみながら稲刈りをするイベントが29日、三種町鵜川字夕日沢地内の水田で開かれた。「住民が元気に暮らすために大事だったはずの伝承歌を再評価したい」と、同町浜田の森山大輔さん(44)が中心となって進めているプロジェクトの一環。県内外の約20人が参加し、「ヨンヤセー」と素朴な歌を田園に響かせるとともに、かつての農村の光景を思い浮かべながら手刈りを楽しんだ。

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稲刈りと歌を楽しむ参加者(三種町鵜川で)

●市教委が体力・運動能力調査
 能代市教委の体力・運動能力調査は28日夜、市総合体育館で行われ、参加した市民は握力や上体起こしなど6種目に挑戦した。国民の体力・運動能力の現状を明らかにし、今後の体育やスポーツの指導などに活用しようとスポーツ庁が主催し、本県では能代市を含む13市町村で実施。同市では市教委が高齢者に運動の機会を提供する「シルバースポーツの日」(毎月第2、4火曜日)に合わせて行う。

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6種目の体力テストに一生懸命取り組んだ参加者たち(能代市総合体育館で)

 


 

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