6日の紙面から

●台風21号 各所に爪痕
 台風21号は4日夜から5日未明にかけて本県沖を北上し、能代山本地方は暴風と激しい雨に見舞われた。住家など屋根のトタンが剝がれたり、塀の倒壊などが相次ぎ、収穫が始まったばかりの果樹園では落果などの被害が広がった。秋田地方気象台によると、台風21号は4日午後11時から5日午前0時までに本県に最も接近。沿岸部を暴風域に巻き込みながら北上した。暴風が吹き荒れ、能代山本地方では八峰町八森地域で最大瞬間風速37・7㍍(午後11時21分)、能代市能代地域で28・8㍍(同11時27分)を観測。八森では最大瞬間風速の観測記録を更新した。このうち、能代市柳町の旧料亭金勇では、庭園東側に設置する秋田杉製の板塀(高さ約2㍍、長さ約20㍍)が倒壊した。

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庭園と駐車場を隔てる板塀が強風にあおられ倒壊(能代市柳町の旧料亭金勇で)

●29年度は新規就農者30人
 県山本地域振興局によると、能代山本の29年度の新規就農者数は30人だった。平成に入って最多だった28年度の41人より減少したものの3番目の実績で、県内8地域では4番目に位置。市町別で最も多かったのは能代市の20人で、就農区分別で見ると農家生まれの人が他産業からのUターン就農が20人で、3分の2を占めた。一方、新規就農者が手取り足取り教えてくれる農家に出会えなかったり、選別や出荷を担う人の確保に悩んだりするケースもあり、同振興局は「就農の入り口対策は充実しているものの、独立までのサポート体制が不足している」と課題を挙げる。

●おなごりフェス、運行の最終調整
 第31回おなごりフェスティバルin能代2018(8日・能代市畠町通りなど)の実行委員会は3日、市総合体育館で開かれ、運行の最終調整を図った。今年のおなごりでは、「八戸三社大祭」や「盛岡さんさ」「浅草サンバカーニバル」など9団体が通りを練る。日中イベントは市役所さくら庭での踊りの発表、旧料亭金勇での高校生の呈茶会、能代超新星ポップスオーケストラの演奏会が展開される。

●30日に熱気球搭乗体験/藤里町
 藤里町の有志でつくる「まちづくりHo!人(ほうじん)アイドサット」(中嶋智哉代表)は、30日に藤里中グラウンドで熱気球の搭乗体験イベント「気球にのろう!」を行う。地上約20㍍の高さから古里を眺め、空中散歩を楽しむほか、各種催しも企画されている。当日は熱気球愛好者団体の秋田BC簾架緯(すかい・秋田市)の協力を得て、午前7時30分〜9時30分までの間に30分刻みの4班に分けて合計20回のフライトを実施する予定(1回当たり約4人の搭乗)。問い合わせは中嶋代表(☎090・2549・3404)へ。

●八峰町の9月議会開会
 八峰町の9月定例議会は5日開会し、会期を14日までの10日間と決め、森田町長が行政報告を行った。また、今年度一般会計補正予算など議案9件を可決。決算特別委員会(水木寿保委員長、委員11人)を設置し、29年度一般・各特別会計決算認定案を付託して散会した。

●市議会一般質問に10人通告
 能代市議会は5日、9月定例議会の一般質問の通告を締め切った。10人が通告し、エネルギーのまちづくり、洋上風力発電の課題、地域活性化につながる能代港整備、旧東能代中学校跡地の利用、空き家バンクの利用促進、熱中症対策、イオン新能代ショッピングセンターの進捗(しんちょく)などをただす。質問は10、11日に行い5人ずつ登壇する。

●サンマ豊漁で値頃感
 能代山本のスーパーや鮮魚店の店頭に秋を代表する魚・サンマが並び始めた。不漁だった昨年に比べ、価格が3分の1程度まで安くなり、季節の味を求める姿が見られている。今年のサンマは大型が少なく、各店では中型のものを中心に売り込みを図っている。

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秋の味覚・サンマが各地のスーパーや鮮魚店に並んだ(能代市下内崎で)

●ユニーク「お寺で婚活
 三種町鹿渡の松庵寺副住職の渡辺英心さん(33)による婚活イベント「お寺DE婚活」が、9日午後3時から松庵寺で行われる。修行体験やバーベキューを通じて交流を深めてもらおうとの企画で、独身男女の参加者を募っている。参加費は男性2千円、女性1千円。希望者は住所、名前、生年月日、電話番号を添えてメール(shoantemple@gmail.com)かファクス(0185・87・2088)で申し込む。

7日の紙面から

●おなごりフェスティバルあす
 県内外の祭りが集う第31回おなごりフェスティバルin能代は、あす8日に能代市畠町通りで開催される。夜のパレードは畠町通りが会場で、午後5時30分のオープニングセレモニーに続き、八戸三社大祭や浅草サンバカーニバル、青森ねぶた、盛岡さんさ、秋田竿燈、花輪ばやし、秋田おなごり音頭、能代七夕(一中若、二中若)の9団体が能代の去りゆく夏を惜しみながら練り歩く。9時からは花火が打ち上がる。

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おなごりフェスティバルに向けて運行へ準備が進む青森ねぶた

●JA合併難航、時期示せず
 JAあきた白神(佐藤謙悦組合長)とJA秋田やまもと(米森萬壽美組合長)は、それぞれ各地域で座談会を開催している。両JAは合併に向け協議を重ねているが、新JAの財務状況が主な課題として浮かび、組合員に合併の時期などを示せない状況が続いている。座談会では両JAともに協議の進捗(しんちょく)状況や合併への思いなどを出席者に報告し、意見を交わしている。

●能代法人会、軽減税率制度知る
 来年10月の消費税率引き上げに合わせて導入される「軽減税率制度」の説明会が3日、能代市柳町のプラザ都で開かれた。能代税務署の担当者が対象品目や経理事務への影響などを解説。主催した能代法人会の会員企業などから65人が参加し、制度に理解を深めた。

●県北高校野球、能代が決勝進出
 秋季県北地区高校野球大会は5日目の6日、能代市の能代球場で準決勝を行った。能代勢は能代が花輪を6─0で下し、県大会(15~18日、22、23日・秋田市のこまちスタジアム、八橋球場)の出場権を得た。能代工は大館鳳鳴に0─6で敗れた。7日は試合がなく、8日に大館市田代球場で県大会の最後の切符を懸けた第3、4代表決定戦を行い、能代工が大館桂桜と、能代松陽が花輪と対戦する。
 ▽準決勝(能代球場)
能 代 001120002 6
花 輪 000000000 0

能 代 工 000000000 0
大館鳳鳴 00000150X 6

●来春閉校の崇徳小がメッセージ看板
 学校統合により今年度末で閉校する能代市崇徳小(大高幸美校長)は、学校敷地前の県道沿いに地域への感謝を表す幅約9㍍のメッセージ看板を掲示している。「ラストだぞ 感謝を込めて パワー全開!」の言葉を全校児童17人が1文字ずつ塗った看板が地域住民やドライバーの関心を集めている。今年度の児童数は、2年生5人、3年生1人、4・5年生各4人、6年生3人。児童数の減少に歯止めがかからず、来年度に鶴形小とともに第五小へ統合される。

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閉校を控えた崇徳小の児童が1文字ずつ塗料で仕上げたメッセージ看板(能代市桧山で)

●市民ミュージカル本番間近
 能代市民ミュージカル実行委員会(今立善子実行委員長)の公演「市民ミュージカル能代物語国営開拓パイロット事業『明日にかける3300町歩物語』」は、9日午後1時30分から市文化会館大ホールで行われる。昭和43~59年頃の常盤・東雲地区を舞台に、減反政策や国営パイロット事業の計画変更に翻弄(ほんろう)されながらも、古里の農業のために奮闘する住民たちの姿を描く。5日夜には同ホールのステージを使った通し稽古が初めて行われ、出演者たちは本番を意識しながらせりふや動きを確認していた。

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通し稽古を通して、本番の動きなどを確認した能代市民ミュージカルの出演者(市文化会館大ホールで)

●台風21号 建物被害さらに確認
 4日夜から5日未明にかけて本県に接近した台風21号による強風の影響で、能代山本では建物や農作物への被害が多数確認された。能代山本広域市町村圏組合消防本部や各市町によると、6日午後5時30分現在で空き家や倉庫の倒壊、学校の施設の破損などの被害は計59件に上り、今後も調査が進むにつれて増える可能性がある。

●北海道大地震、修学旅行に影響
 6日午前3時8分ごろ、北海道胆振地方中東部を震源とする地震が発生し、厚真町で震度7の強い揺れを観測。能代山本でも最大震度2の揺れがあった。地震の影響で、函館市への修学旅行を予定していた能代山本の小学校では延期を決めたり、行き先の変更を検討したりする動きが見られている。このうち、三種町の下岩川、金岡、森岳、湖北の4校は6日から1泊2日の日程で函館への旅行を計画(下岩川、金岡、森岳は合同)。町教委によると、ライフラインや交通機関が断絶し、余震の恐れもあることから6日午前5時30分ごろに取りやめを決定、各校を通じて保護者に連絡した。

8日の紙面から

●唐辛子 収穫・乾燥始まる
 オール秋田産の豆板醤(とうばんじゃん)を作るJA秋田やまもとのプロジェクトの一環で、原料となる唐辛子の収穫・乾燥作業が三種町内で始まっている。横浜市のトゥーランドット游仙境(ゆうせんきょう)総料理長で、著名な中国料理シェフとして知られる脇屋友詞氏に納品する「脇屋ブランド」として計画。同JAそら豆部会の約10人が今年度から唐辛子「朝天」を栽培しており、関係者は三種町の豆板醤を全国に広めようと真剣な表情で作業に臨んでいる。

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唐辛子「朝天」の乾燥作業をするそら豆部会のメンバーら(三種町鹿渡で)

●公共交通利用者減る/能代市
 能代市を中心に走るバス、デマンド型乗合タクシーの4公共交通を利用した人は昨年度36万4722人で、前年度より1560人(0・4%)減少した。運営の不足分を補う市の補助金、委託料は合わせて9410万円で49万1千円(0・5%)減った。全体で見ると利用者は減少しているが、巡回バスだけは安価に乗り継ぎできる仕組みが利用者の間に浸透し増加している。赤字路線の運営費を支援する補助金は増えた一方、委託料は減った。

●八峰町が生薬産地化へ検討会
 八峰町が産地化を目指している生薬の栽培検討会が6、7の両日、町内で行われた。生薬の専門家が町の試験栽培圃場(ほじょう)や農家の圃場を視察し、生育状況を確認するとともに、今後の栽培の在り方を探った。同町は休耕農地を解消する狙いで生薬に着目し、24年に漢方薬メーカーなどでつくる東京生薬協会と「生薬の栽培の促進に関する連携協定」を結び、協会の指導を受けながら試験栽培に着手した。27年度から農家の圃場でカミツレとキキョウの栽培が本格化し、製薬会社・龍角散(本社・東京都)に全量出荷している。今年度は延べ12戸の農家が76㌃で栽培に取り組んでいる。

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東京生薬協会の関係者が圃場を訪れ、栽培について意見交換(八峰町峰浜田中で)

●秋本番、ススキの穂風に揺れ
 きょう8日は二十四節気の一つ「白露」。大気が冷えて霧ができ、秋の気配が漂い始める頃とされる。前日7日の能代山本地方は曇りで断続的に雨が降る天気となったが、各地では風に揺れるススキが住民に秋の到来を告げていた。

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ススキの穂が風に揺れ住民たちに秋の到来を告げているススキ(能代市落合で)

●能代市教委3項目で目標下回る
 能代市教育委員会は、29年度に実施した教育行政、学校教育、社会教育などの事業効果を検証した事務点検・評価報告書をまとめた。5分野の計29項目のうち、26項目で「目標を上回る」「ほぼ目標どおり」とした一方、3項目は「目標をやや下回る」だった。「目標を大幅に下回る」と評価した項目はなかった。

●献血目標達成率87.3%に
 能代保健所がまとめた29年度の献血(全血)実績によると、能代山本4市町で400㍉㍑献血に協力した人は1606人で、目標人数に対する達成率は87・3%だった。200㍉㍑献血の市町別目標設定がなくなり、400㍉㍑献血に上乗せされた格好で、協力者数は前年度比24人増えたが、達成率は5・6㌽下回った。目標をクリアしたのは八峰町のみで、達成率は4市町とも低下した。また、主に高校生が対象の200㍉㍑献血は、50人が協力した。

●きょうおなごりフェスティバル
 第31回おなごりフェスティバルin能代2018は、きょう8日に能代市畠町通りで開かれる。県内外から集う9団体が躍動し、能代の夏をにぎやかに締めくくる。市役所さくら庭と同市柳町の旧料亭金勇では日中イベントを開催。畠町や上町では「おなごり市場」と銘打ち、各種団体・企業がブースを設ける。7日は午後から断続的に雨が降る中、本番に向けて会場の準備が進められた。

●北海道地震被災地に照明車派遣
 6日発生した北海道胆振(いぶり)東部地震を受け、国土交通省能代河川国道事務所(増竜郎所長)は、被災地に照明車を派遣することになり、能代市二ツ井町小繋の米代川二ツ井地区河川防災ステーションで7日、出発式を行った。照明車を運転・操作する同市御指南町の鈴木土建(鈴木健文代表取締役)の社員2人を送り出す。出発はきょう8日。

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北海道胆振東部地震の被災地に派遣される鈴木土建の社員と照明車(能代市二ツ井町小繋で)

 

9日の紙面から

●おなごりフェス にぎやかに
 「第31回おなごりフェスティバルin能代2018」は8日、能代市の畠町通りで開かれた。県内外から参集した9団体がにぎやかに通りを練り歩き、能代の夏を盛大に締めくくった。豪華絢爛(けんらん)な山車が観衆を楽しませた招へい団体の八戸三社大祭(青森)をはじめ、浅草サンバカーニバル(東京)や青森ねぶた、盛岡さんさなど常連組も躍動。31年目の今年も全国各地から大勢の観客が訪れ、さまざまな祭りの〝競演〟に熱い視線を送った。また、日中イベントも多彩に行われ盛況だった。

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11年ぶりに出演した青森県八戸市の八戸三社大祭。迫力たっぷりの山車が観衆を楽しませた

(能代市の畠町通りで)

●日中イベントも盛況を博す
 第31回おなごりフェスティバルin能代2018の日中イベントと「おなごり市場」は8日、市役所さくら庭や上町、畠町などで行われた。幼稚園児の鼓笛隊演奏や遊戯、高校生のよさこい踊りといったステージ、市民団体や地元企業によるブース出店、バンド演奏など多彩な催しが繰り広げられ、夜のパレードにも負けないほどのにぎわいを見せた。

踊りや遊戯などが観客を楽しませた日中イベント

(能代市役所さくら庭で)

●能代港 海難事故防止へ連携
 能代港航行安全連絡協議会の総会は6日、能代市元町のキャッスルホテル能代で開かれ、大型船舶の入出港時の安全対策、海難防止を盛り込んだ今年度事業計画を決めた。役員改選では與語忠道会長(能代運輸社長)を再任した。

●洋上風力 漁業への不安など指摘
 八峰町と能代市の沖合で計画されている「八峰能代沖洋上風力発電事業」の住民説明会が8日、同市の能代山本広域交流センターであり、事業を手掛けるジャパン・リニューアブル・エナジー(東京、JRE)が環境影響評価(アセスメント)の調査方法を説明した。午前と午後の説明会に計11人が参加し、海域の生態系や周辺環境に与える影響を懸念する声のほか、地元が恩恵を受ける電力供給の要望、事業者が強調する関連産業誘致の実現性を疑問視する意見が出た。

●伝統の藤琴豊作踊り勇壮に
 藤里町藤琴地区の鎮守・浅間神社の例大祭は8日行われ、県無形民俗文化財の藤琴豊作踊りが勇壮に繰り広げられた。みこしが安置された町総合開発センター前では、若衆らが獅子踊りや駒踊り、奴(やっこ)踊りなど伝統の踊りを披露し、大勢の見物客を楽しませた。

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浅間神社例大祭が行われ、男衆が勇壮で躍動感あふれる駒踊りを披露(藤里町藤琴で)

●桧山神社で例大祭、湯立ても
 能代市桧山字越王下の桧山鎮守「桧山神社」(大高翔宮司)で8日、例大祭があり、釜の熱湯をかき混ぜる「湯立て神事」を行い、子どもらが引くみこしが地区を練り歩いた。桧山神社は大正6年に越王(古四王)、愛宕両神社が合祀(ごうし)され、越王神社に創建。昨年合祀100年を迎え、修繕した鳥居で「通り初め」を行った。社殿の横には推定樹齢1300年、樹高15㍍超の「古四王神社の千年杉」(市指定文化財)があり、根元から湧き出る「亀井の水」は眼病に効くとされる。

●認知症に理解呼び掛けリレー
 認知症への理解を呼び掛けながら走り、たすきをつなぐイベント「RUN伴(らんとも)」が8日、能代市内で行われた。高齢者介護に携わる人や小学生ランナー延べ9人がシンボルカラーのオレンジ色のTシャツを着て走り、誰もが暮らしやすい地域づくりを訴えた。

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認知症になっても暮らしやすい地域づくりを呼び掛け、スタートするランナーたち

●手作り作家3人小物190点目引く
 能代市上町の夢工房咲く・咲くで8日、市内の手作り作家による展示販売会「秋に花咲く小物たち」が始まり和布を使った日傘や洋服、ステンドグラス雑貨などが来場者の目を引いている。9日まで。時間は午前10時~午後4時。

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手作り愛好者の作品が並ぶ展示販売会


 

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