6日の紙面から

●期待に胸膨らませ入学式
 能代山本の小中学校で5日、入学式が一斉に行われた。あいにくの天候となったが、小学校では真新しいランドセルを背負った1年生が保護者に手を引かれて登校。少し大きめの制服を着た中学1年生も新たな学校生活への期待に胸を膨らませ、晴れやかな表情で式に臨んだ。このうち、能代市渟西小(藤田卓也校長)では新入生48人(男子30人、女子18人)が心待ちにしていた小学校生活の第一歩を踏み出した。来春の統合に伴って今年度末で閉校する能代市の竹生、朴瀬、常盤の3小学校は最後の入学式となった。

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上級生や保護者らに祝福され、48人が入学

(渟西小で)

●激しい攻防きょう1日/県議選
 統一地方選の前半戦で行われている県議選は、きょう6日で9日間の選挙運動期間を終える。能代市山本郡選挙区(定数4)では、届け出順に自民新人の後藤健氏(62)=能代市常盤=、自民現職の佐藤信喜氏(44)=三種町鵜川=、無所属現職の吉方清彦氏(48)=同市豊祥岱=、無所属現職の薄井司氏(58)=同市鶴形=、自民現職の高橋武浩氏(57)=同市二ツ井町=の計5人が激しい攻防を繰り広げてきたが、1日を残すだけとなった。各候補者は地元や大票田の同市能代地域を重点的に遊説し、午後8時の運動終了まで「最後のお願い」に声をからし支持を求める。7日に投票が行われ、即日開票される。

●投票率の行方はいかに
 県議選能代市山本郡選挙区は、現職と新人合わせて5人が、当選圏入りをめぐる最後の激しい攻防を展開している。各陣営の熱さとは裏腹に、投票率は過去最低を更新し続けており、県議会・県政のなじみの薄さや高齢化、「人の出方」などから60%程度と前回(27年、63・68%)よりやや低下すると予想。一方、少数派だが「上がる」との見方もある。

●学校再編へ開設準備室を設置
 2021年度に控える能代地区の高校再編に向け、県教育庁は5日、能代工高内に開設準備室を設置した。教職員2人が常駐し、能代工高と能代西高による「能代地区専門系統合校」の開校、二ツ井高定時制課程(昼間部)と能代工高定時制課程(夜間部)を「能代高定時制課程(昼間部)」とする対応に当たる。今春、能代工・能代西、二ツ井への入学予定者は統合校や能代高定時制課程の1期生となる。

●米代川でカヌー体験を
 NPO法人二ツ井町観光協会(成田正文会長)は、今年度の米代川カヌー体験の日程を決めた。新たに6月から9月まで午前・午後の各2回、ドライブ休憩などを利用してカヌー体験ができる「道の駅ふたついプチカヌー」を計画。従来の日帰りの体験イベント「米代川カヌーツーリング」(6~9月、全4回)や体験希望に随時応じる「気軽にカヌー」(5~10月)も実施し、豊富なメニューで体験者を受け入れる。

●8日にロケットモーター燃焼試験
 JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙科学研究所は、8日に能代市浅内の能代ロケット実験場で汎用(はんよう)材料を用いた低コスト固体ロケットモーターの大気燃焼試験を行う。開発にはキャノン電子(本社・東京都)、日本カーリット(同)が携わっており、燃焼特性や推進性能に係るデータを測定する。

●能代で南こうせつコンサート
 フォークシンガー、南こうせつのコンサートは4日夜、能代市文化会館大ホールで開かれた。アコースティックギターを手にした南が登場すると、聴衆は〝こうせつコール〟で熱烈に歓迎。ステージは古里の温かさを歌う「おかえりの唄」で幕開けし県内外から集まったファンが懐かしの名曲の数々に酔いしれた。

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南こうせつが6年ぶりに能代のステージに

(市文化会館大ホールで)

●新入行員がウオーキング体験
 秋田銀行の新入行員67人が4日、三種町鹿渡のことおか中央公園内でクアオルト健康ウオーキングを体験した。1泊2日の日程で開かれた研修会の一環で、5日は森岳温泉街活性化をテーマにしたワークショップも行った。クアオルト事業を健康経営充実に生かし、地域活性化に結び付けることを目的に、同行と町は1月に「三種型クアオルト活用包括的連携に関する協定」を締結している。

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秋田銀行の新入行員がクアオルト健康ウオーキングを体験(三種町鹿渡で)

7日の紙面から

●「濤安の乙女像」台座を新調
 昭和58年5月26日に発生した日本海中部地震の犠牲者を追悼するために八峰町八森字木戸沢の高台に建立されている祈念像「濤安(とあ)の乙女」の台座の改修工事が終了した。台座は地震で崖から崩れ落ちた岩を活用していたが、亀裂が生じるなど劣化していたため、町は昨年11月から工事を進め、コンクリート製の台座に改めた。

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祈念像「濤安の乙女」の台座がコンクリート製に新調

●県議選きょう有権者の審判
 県議選は、きょう7日に投開票され、有権者の審判が下る。能代市山本郡選挙区(定数4)に立候補した自民党新人の後藤健氏(62)=能代市常盤=、自民党現職の佐藤信喜氏(44)=三種町鵜川=、無所属現職の吉方清彦氏(48)=同市豊祥岱=、無所属現職の薄井司氏(58)=同市鶴形=、自民党現職の高橋武浩氏(57)=同市二ツ井町=の5人は選挙戦最終日の6日、地盤や市街地などで遊説し、票の上積みに向け「最後の訴え」を繰り広げ、支持者が集まる選挙事務所前などでフィナーレを迎えた。投票は7日午前7時から4市町の計94カ所で行われる。開票は午後8時に4市町の体育館などで始まり、午後9時30分ごろに大勢が判明する見込み。

●期日前投票率23・77%に
 県選挙管理委員会が6日発表した県議選の期日前投票の中間状況(選挙期日2日前)によると、5日現在、能代市山本郡の投票率は23・77%で、前回発表(3日現在)より9・12㌽上昇した。4年前の前回県議選の同期と比較すると、5・91㌽高く、すでに前回最終の23・71%を上回った。

●あとは有権者を待つだけ
 県議選が7日に投開票されるのを前に、能代山本の学校や集会所などで6日、投票所の設営作業が行われた。投票は能代市内58カ所、山本郡内36カ所で行われ、投票時間は午前7時~午後7時(一部繰り上げ)。

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投票所を設営する能代市職員(市シルバー人材センターで)

●能代市が公共施設解体に基金
 能代市は今年度、老朽化に伴う公共施設の解体・撤去に要する経費の財源に充てる「公共施設解体基金」を創設した。翌年度と2年間で総額1億円を積み立てる計画。有利な財源である過疎対策事業債(過疎債)の限度額に達しなかった分を基金に積み立てて、今後増える見込みの解体・撤去に備えるのが狙い。第1弾として、2020年度に解体が始まる北秋田市周辺衛生施設(北秋田市脇神)の負担金を基金から充当する。

●色とりどり雪割草200鉢展示
 能代白神山草会(畠満会長)の雪割草展が6日、能代市大森山の能代エナジアムパークはまなす館で始まり、色とりどりの花が市内外から訪れる人たちを楽しませている。同会は、同市をはじめ、男鹿市や青森県の愛好者11人が所属。毎年この時期に合わせて雪割草の展示会を開いており、今回は会員たちが丹精込めて育てた200鉢余りを展示した。 会期は7日までで、時間は展示が午前9時30分〜午後4時。講習会は同1時から開かれる。入場無料。

多彩な雪割草が並ぶ能代白神山草会の展示会(能代エナジアムパークはまなす館で)

●伊藤選手が洋剣の動きを伝授
 フェンシング男子エペ日本代表で能代市二ツ井町出身の伊藤心選手(29)=自衛隊体育学校=が5日夜、同市落合のアリナスで能代バドミントンスポーツ少年団(栗田高志団長)の選手たちを指導した。子どもたちは、フェンシングの姿勢や動作の練習を通してバドミントンに生かせる技術を学んだ。

p06p03伊藤心がバドスポ少に指導1

伊藤心選手(右)がフェンシングのフットワークを伝授(能代市落合のアリナスで)

●能代工高 トップ切り入学式
 能代市内の5高校の入学式は6日、能代工(小松弘樹校長)を皮切りに始まり、新入生が高校生活への期待に胸を膨らませた。新入生代表の菊地柊汰君は「本校生徒としての誇りを持ち、校則に従い、校訓を守り、学業に精励することを誓います」と決意を表した。同校以外の4校は、8日に行われる。

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憧れの高校生活をスタートさせた新入生(能代工高で)

8日の紙面から

●県議選、現職4人が全員当選
 県議選は7日投開票され、現職4人と新人1人の計5人が立候補した能代市山本郡選挙区(定数4)は、いずれも現職が再選を飾った。トップ当選は、無所属の吉方清彦氏(48)=能代市豊祥岱=で1万776票を獲得した。自民の高橋武浩氏(57)=同市二ツ井町=が8941票で2位、自民の佐藤信喜氏(44)=三種町鵜川=が8444票で3位、無所属の薄井司氏(58)=同市鶴形=が8123票で4位で当選した。7期務めた能代市議を辞して初挑戦した自民新人の後藤健氏(62)=同市常盤=は6538票にとどまり、涙をのんだ。能代山本の投票率は61・41%で前回27年を2・27㌽下回った。

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トップ当選を飾り、晴れやかな笑顔で万歳する吉方氏(能代市豊祥岱の事務所で)

●能代山本の投票率は61.41%
 能代市山本郡選挙区の投票率は61・41%で、前回(27年)を2・27㌽下回った。4市町とも前回比でダウンした。前回(27年)まで唯一7割台を維持してきた藤里町だが、3・00㌽減で70%ラインを割り込んだ。同選挙区の投票率は、23年に65・91%と6割台に急落。東日本大震災直後で自粛ムードの中で行われたこともあり、27年は挽回するとの見方もあったものの、63・68%と2・23㌽減だった。今回は、さらに低下し、過去最低を更新した。

●「期日前」が31.33%に上昇
 県選挙管理委員会は7日、県議選の期日前投票の最終状況を発表した。先月30日から6日までに能代市山本郡選挙区で投票した有権者は2万2332人で、投票率は31・33%。4年前の前回県議選(27年)に比べ7・62㌽上昇した。藤里町は40%を超え、5人に2人以上が投票日より前に投票した。

●農業にナノバブル活用を
 県ファインバブル協議会(三浦利通会長)のセミナーは6日、三種町大口のゆめろんで開かれ、参加者がナノバブルの可能性や農業現場での実践に理解を深めた。同協議会は、超微細な気泡が溶け込んだナノバブル水を活用して農業振興を図ろうと、能代山本をはじめ県内の農業や漁業、製造業関係者らで構成。ナノバブル水の発生装置は、能代市河戸川のベイクルーズが開発・製造している。

●伊藤選手、東京五輪出場に意欲
 能代市二ツ井町出身でフェンシング男子エペ日本代表の伊藤心(いのち)選手(29)=自衛隊体育学校=の激励会が6日、市二ツ井公民館で開かれた。2020年東京五輪出場を目指している伊藤選手は、地元の応援に感謝の意を示しながら「何が何でも出場権を獲得できるように頑張っていく」と決意を語った。

●秋田しらかみ看護学院で入学式
 秋田しらかみ看護学院(田口牧子学院長)の入学式は7日、能代市落合の同学院で行われ、22期生39人(男子7人、女子32人)が看護の道への希望を胸に、新たな一歩を踏み出した。入学を許可した田口学院長は「この学院で学び、達成感を得られる幸せを感じてほしい。未来の看護を担う皆さんに出会えたことを大変うれしく思う」と式辞を述べた。

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新入生39人が看護の道へ新たな一歩を踏み出した入学式(秋田しらかみ看護学院で)

●14日に檜山城跡の見学会
 のしろ檜山周辺歴史ガイドの会(小杉山久義会長)は、14日午前9時から能代市の檜山城跡で見学会を開く。市役所駐車場に集合し、マイクロバスで檜山城跡へ出発する。城跡周辺を散策しながら歴史に理解を深める。同会は「草木が芽吹く前なので、遺構を見学しやすい。母体地区の眺望も期待できる」とし、参加を呼び掛けている。定員25人。参加希望者には山歩きができる服装を呼び掛けている。参加無料。申し込みは12日までに同会事務局長の加藤勝男さん(☎080・1834・2266)へ。

●春の火災予防運動がスタート
 「忘れてない? サイフにスマホに 火の確認」を統一標語に掲げた春の火災予防運動が7日、始まった。能代山本では住民らが消火訓練を行ったり、消防署員や消防団員による防火パレード、関係機関の警戒広報などが各地で展開され、地域の火災予防に向けて意識を新たにした。運動期間は13日まで。

住民が協力し、バケツリレーで初期消火

(能代市朴瀬字築法師で)

9日の紙面から

●二ツ井高定時制 1期生が第一歩
 今春、定時制課程昼間部が新たに設置された二ツ井高(工藤隆博校長)で8日、入学式が行われた。1期生となる男子11人、女子1人の計12人が「二高生」の仲間入りし、希望を胸に新たな一歩を踏み出した。同校は来年度末まで全日制と定時制の両課程の生徒が共に通うことになる。1期生が3年生になる2021年4月には、能代高定時制課程(昼間部)へ転学する。

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引き締まった表情で入学式に臨む定時制昼間部の1期生12人(二ツ井高で)

●能代支援学校で入学式
 能代支援学校(佐藤淳校長)の入学式は8日、能代市真壁地の同校で行われ、新入生37人が在校生や保護者らの祝福を受けて迎えられ、それぞれの目標に向かって学んでいくことを誓った。今年度の新入生は小学部6人(男子4人、女子2人)、中学部11人(男子9人、女子2人)、高等部20人(男子12人、女子8人)。入学式の会場となった同校体育館では、在校生や保護者、教職員らが見守る中、新入生が入場。1人ひとり名前を呼ばれると元気よく返事した。

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新しい学校生活に一歩を踏み出した新入生たち

(能代支援学校で)

●能代市の人口5万2819人
 能代市が住民基本台帳に基づきまとめた3月末の人口は5万2819人で前年同期より989人減少した。前月から302人減り、80カ月連続で減少した。世帯数は2万4367で前年同月比77減、前月比54減となった。性別は男2万4418人(前年同月比481人減)、女2万8401人(同508人減)。前月比は男164人減、女138人減。出生は18人(男9人、女9人)、死亡は72人(男29人、女43人)で54人の自然減。社会動態は転入211人、転出459人で248人の社会減だった。

●市植樹祭5月29日 二ツ井中で
 能代市国土緑化推進委員会は8日、市役所で開かれ、第62回市植樹祭を5月29日に二ツ井中で開催することを盛り込んだ31年度事業計画を決めた。役員選任では、委員長に小野正博副市長を新任した。市植樹祭では「豊かで美しい」を花言葉とするオオベニウツギ40本を植樹する。樹種は緑に触れ合い、共に育ってほしいという願いを込めて選定した。学校跡地を除く学校で植樹を行うのは初めてで、中学生や教諭、議員らが参加を予定している。

●農業産出額、能代市が県内9位
 東北農政局が公表した29年市町村別農業産出額(推計)で、県内上位10位以内に能代山本から能代市(9位、前年10位)と三種町(10位、前年9位)が入った。産出額は能代市が80億8千万円、三種町が79億2千万円だった。県内上位10市町村は、①横手市285億9千万円②大仙市227億5千万円③大潟村129億6千万円④由利本荘市126億2千万円⑤大館市112億6千万円⑥鹿角市93億4千万円⑦秋田市89億9千万円⑧湯沢市84億6千万円⑨能代市80億8千万円⑩三種町79億2千万円。八峰町は17億4千万円で19位、藤里町は6億2千万円で23位だった。

●五能線の旅 写真、動画投稿を
 JR秋田支社と五能線沿線自治体でつくる五能線沿線連絡協議会は、写真共有アプリのインスタグラムに開設する公式アカウント「五能線の旅」に写真や動画を投稿した人に沿線の特産品を贈る「五能線の旅インスタグラムキャンペーン」を実施している。6月30日までに、公式アカウント「五能線の旅(gonosen_no_tabi)」をフォローの上、五能線沿線で撮影した写真や動画を「♯五能線の旅」および「♯五能線の旅インスタグラムキャンペーン」の二つのハッシュタグを付けて投稿すると、応募完了となる。特産品は、投稿者の中から抽選で10人にプレゼント。キャンペーンの詳細は、JR秋田支社ホームページからアクセスできる「五能線インスタグラムキャンペーン」のサイトに掲載している。

●ラスパイレス能代市は96・6
 県は、30年4月1日現在の県内市町村のラスパイレス指数(一般行政職)を発表した。市町村平均は96・5で、前年同期より0・1㌽減。能代山本では能代市の96・6が最高で、25市町村中7番目だった。山本郡は藤里町95・6(0・2㌽増)、三種町96・2(0・9㌽増)、八峰町94・3(0・4㌽増)だった。

●市老連若手委が清掃活動
 能代市老人クラブ連合会の若手委員会(若松道英委員長)は8日、能代市追分町の保坂福祉会館の環境美化活動に取り組み、屋内外の清掃を行って心地よい汗を流した。市老連が高齢者の生きがいや健康、仲間づくりの場を提供し、社会参加につなげようと27年度から開設している「保坂福祉学園」の活動が5月から本格的に始まることを受け、拠点となる同施設の環境を事前に整えようと同委員会で環境美化活動を行うことにした。

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保坂福祉会館の環境美化に汗を流す能代市老連若手委員

10日の紙面から

●二ツ井の街に「レトロバス」
 第一観光バス(能代市二ツ井町中嶋日吉社長)は、全国でも珍しいレトロバスを2台同時に導入した。きみまち阪桜まつり期間中の21、27、28日に、きみまち阪と二ツ井市街地をつなぐシャトルバスとして「ハイカラバス」を走らせるほか、二ツ井地域の路線バスとしても使用することにしている。9日、市二ツ井町庁舎前で車両が披露された。

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全国でも珍しいハイカラバス。木目調の車体が「木都・能代」もPRしている

●公共交通再編へ住民説明会
 三種町は、10月から町内の公共交通再編を実施するに当たり、22日の浜口地区を皮切りに町内8会場で住民説明会を開く。路線バスは能代─八竜間に集約する一方、町内の主要地点を巡回するワゴン車と、町内を旧小学校区の八つに分けたエリアごとにワゴン車を走らせることで公共交通空白地の解消を目指す計画で、説明会で再編の目的や事業スケジュールを示す。6月をめどに作成する運行コースの参考にするため、町内全戸を対象に公共交通の利用状況に関するアンケート調査を進めている。

●農業にICTを導入
 能代山本で、ICT(情報通信技術)を活用した農業が実践され始めている。経験が乏しくても自動操舵で直進をキープできるGPS(全地球測位システム)搭載の田植え機や、パソコンやスマートフォンで作業の進捗(しんちょく)を把握できるシステムを導入するなど、農業経営に先端技術を取り入れようという意識が出始めた。全体から見るとごく一部の動きではあるものの、各メーカーでは農家の高齢化や大規模化に対応できる技術としてアピールしている。

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農機販売店はICTを活用した農機をアピール(能代市河戸川で)

●東能代桜並木フェス21日
 能代市の東能代地域まちづくり協議会(武田孝一会長)が主催する第10回東能代桜並木フェスティバルは、21日午前10時から同市扇田の能代工業団地交流会館前で開かれる。地元の子どもたちや住民らが歌や踊りなどのステージを繰り広げるほか、飲食の屋台が出店する。

●仏教会が花まつりコンサート
 能代市内の12寺院でつくる能代仏教会(会長・柳谷悦麿敬正寺住職)の花まつりコンサートは8日、能代市役所大会議室で開かれた。能代市出身のソプラノ歌手、阿部千津子さん(71)と阿部さんが指導するコーラスグループの生徒たちが美しい歌声を響かせ、聴衆を楽しませた。

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約190人の聴衆を楽しませた花まつりコンサート(能代市役所で)

●赤沼公園多目的広場改修進む
 能代市は、サッカーの練習などに使われている赤沼公園(浅内字赤沼)の多目的広場の大規模改修工事を進めている。でこぼこが多く土ぼこりが舞うなど利用者から改善を要望されていたグラウンドは表土を入れ替えて平らにし、外周の園路を改修し、駐車場を整備している。工事開始3年目に当たる今年度が事業の最終年度で、残りの園路改修と駐車場整備のほか、障害者対応のトイレ改修を行う。

●能代図書館に「俳句ポスト」
 能代市立能代図書館(大友立館長)は、10日から同図書館内に「図書館俳句ポスト」を設置する。幅広い年代の市民が気軽に俳句作りに取り組めるようにと初めて企画した。担当者は「趣味としている人もこれから始めようと考えている人も気軽に投函(とうかん)してほしい」と呼び掛けている。

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能代市立能代図書館に「図書館俳句ポスト」が設置

●成長願いサケ放流/八峰町
 八峰町の真瀬川水産教室は9日、同町を流れる真瀬川で行われ、町内の小学4年生がサケの稚魚約2万5千匹を放流した。児童たちはサケが再び真瀬川に戻って来ることを願いながら、清流の中に稚魚を優しく放流し、地域の環境保全に関心を寄せた。

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サケの稚魚を放流する児童たち(八峰町真瀬川で)

 


 

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