11日の紙面から

●八峰町でブナの苗木植樹
 NPO法人白神ネイチャー協会(山崎典康会長)は10日、八峰町八森字真瀬沢の町有地で植樹活動を行った。例年は毎年秋に植樹祭を実施しているが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために中止し、代替事業として今回の活動を計画。会員約20人が120本の苗木を植え、豊かな森に育つように願いながら作業に汗を流した。

豊かな森になるように願いを込めて植樹(八峰町八森で)

●学童野球、八森が決勝へ
 新型コロナウイルスの感染拡大で中止された高円宮賜杯第40回記念全日本学童軟式野球県大会の代替大会は10日、潟上市の長沼球場と八郎潟町の弁天球場で準々決勝と準決勝が行われた。山本郡代表の八森ブルーウェーブは準々決勝で大曲南(大仙美郷第二)に5─4で逆転勝ちし、準決勝は八郎潟町スポーツ少年団に12─2の5回コールド勝ちした。11日午前9時から長沼球場で決勝が行われ、八森が山内スポ少(横手市)が対戦する。

 ▽準々決勝(弁天球場)
八 森0100022 5
大曲南0112000 4

 ▽準決勝(弁天球場)
八郎潟00200 2
八 森3630X 12
(5回コールド)

●県北卓球、松陽男子優勝
 県北高校新人大会は10日、大館市で卓球と剣道の2競技、北秋田市でバドミントンが行われた。能代勢は卓球男子団体で能代松陽が優勝、バドミントン個人複では男子1部で對馬侑羽・白鳥光組、女子1部で渡部ゆずき・一ノ関李香組、同2部で杉沢ゆあ・三浦莉子組と能代松陽勢が頂点に立ち、剣道女子個人は木榑優里(能代)が制した。11日は卓球とバドミントンで、ともに男女個人単の決勝までを行う。

●三種バスルートなど変更
 三種町が住民共助組織などに委託して8地区で運行している「ふれあいバス」と、町内の主要施設を結ぶ「巡回バス」は、12日に運行ルートと時刻表が改訂される。ふれあいバス、巡回バスとも昨年10月の運行開始から1年が経過。利用者の要望などを踏まえて改訂しており、今回は買い物や通院などのために午前の便を利用する人が目立つことから時刻の見直しなどを図った。

●放送大学秋田17日講演会
 放送大学秋田学習センター(西田眞所長)の講演会「タウンミーティングin能代」は、17日午後1時30分から能代市中央公民館で開かれる。同センター客員教授で、秋田大大学院医学系研究科教授の若狭正彦氏が「アフターコロナに備えて─スキマ時間の活用法─」と題して講演する。入場は無料。問い合わせ、申し込みは市民活動支援センター(☎0185・52・0355)へ。

●拉致問題への認識深める
 「北朝鮮人権シネマフォーラムin能代」は10日、能代市海詠坂の能代山本広域交流センターで開かれた。一般市民ら約70人が参加し、映画と講演を通して、北朝鮮による拉致問題、帰国を待ちわびる拉致被害者や特定失踪者の家族の切実な思いに改めて認識を深めた。

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北朝鮮による拉致問題の深刻さについて改めて認識を深めた北朝鮮人権シネマフォーラムin能代

●能代市民芸術文化祭開幕
 第56回能代市民芸術文化祭(芸文祭)は10日、市文化会館中ホールでの小原流能代支部(工藤豊真支部長)の「華道展」を皮切りに開幕した。訪れた人たちが支部員が季節の草花を使って生けた作品をじっくりと眺める光景が広がった。今年度の展示部門は11月5日まで。11月15日には県芸術文化協会と共催し、県芸能フェスティバル2020を大ホールで開催する。華道展の会期はきょう11日まで。時間は午前9時30分~午後4時。入場無料。

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秋らしい花材を使った力作がお目見えした華道展(能代市文化会館中ホールで)

●ハロウィーン企画楽しむ
 能代市大森山の能代エナジアムパークで10日、ハロウィーン企画「Happy Halloween!」が始まり、ハロウィーンにちなんだ装飾を楽しみながらクイズラリーに取り組む親子連れの姿が見られた。31日まで。

p10p05エナパ・ハロウィン企画

ハロウィーンにまつわるクイズを解く親子連れ

13日の紙面から

●八峰中生、白神ジオ理解
 八峰町の八峰中(菊地天校長)の生徒たちが、八峰白神ジオパークの体験活動に取り組んでいる。12日には2年生43人が参加し、同町八森の滝の間海岸や濤安の乙女像、御所の台などのジオサイト(見どころ)を巡りながら、地域の自然環境や大地と暮らしのつながりに理解を深めた。

e12p01八峰中ジオ体験活動1

滝の間海岸で「白神スフィンクス」を観察

(八峰町で)

●市防災・減災へ地域計画
 能代市は、大規模災害を想定して防災・減災対策を定める「市国土強靭化地域計画」を策定した。計画期間は今年度から6年度まで5年間。行政機能やライフラインの確保、医療活動の迅速化、機能不全に陥らせない経済活動などの目標値を設定した。大規模災害時における業務継続計画や災害ボランティアセンターの設置・運営マニュアルの策定も明記した。

●砂浜や松林爽快ウオーク
 三種町と町クアオルト研究会主催の「秋のクアオルト健康ウオーキング」は11日、釜谷浜海水浴場周辺で行われ、約50人の参加者が海風を浴びながら砂浜や松林を歩き、有意義な時間を過ごした。

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釜谷浜海水浴場周辺で秋のクアオルト健康ウオーキングを実施(三種町で)

●特産ミョウガ記録的減収
 能代市特産のミョウガが今夏、記録的な収量減に見舞われた。JAあきた白神によると、9月末現在の販売額は7161万円で、平成27年度以来5年ぶりに1億円を下回り、昭和57年度以降の販売実績で最低となった。7月の日照不足や8月下旬以降の猛暑が生育に影響を及ぼしたほか、盆すぎまで他産地が潤沢で単価が下がったことなども背景にあり、農家の間にショックが広がっている。

●県中学ソフト琴丘が頂点
 第25回県中学校秋季ソフトボール大会は最終日の11日、秋田市の向浜野球広場で準決勝と決勝が行われた。決勝は琴丘─東雲の能代山本勢対決となり、琴丘が7─0で東雲を下して優勝した。関係分の結果。

 ▽準決勝
琴丘 11─1 能代二・能代東
(4回コールド)
東雲 7─0 本荘北・矢島・象潟

 ▽決勝
琴丘0120103 7
東雲0000000 0

●学童野球、八森は準優勝
 高円宮賜杯第40回記念全日本学童軟式野球県大会の代替大会は11日、潟上市の長沼球場で八森ブルーウェーブ(山本)─山内スポーツ少年団(横手)の決勝が行われた。3回に3点の先制を許した八森は、打線が散発2安打と振るわず無得点に終わり、0─4で敗れた。

 ▽決勝(長沼球場)
山内0030010 4
八森0000000 0

●中学野球、能代山本初V
 中学軟式野球の全日本大会県予選を兼ねた県郡市選抜強化大会は11日、男鹿市男鹿東中グラウンドで能代山本─男鹿潟上南秋の決勝が行われた。能代山本が4─1で男鹿潟上南秋を下して初優勝を果たし、全日本大会(来年3月・静岡県)の出場権を得た。

 ▽決勝(男鹿東中グラウンド)
男鹿潟上南秋1000000 1
能代山本  210010X 4

●能代の民宿でノロ食中毒
 県は12日、能代市の民宿でノロウイルスによる食中毒が発生したと発表した。13日まで2日間、営業停止の処分を下した。県生活衛生課によると、原因となったのは7日に提供された食事とみられる。飲食した17人のうち、20代から60代の男性5人に9日、下痢や嘔吐(おうと)、発熱などの症状が出た。便からノロウイルスが検出された。

 

14日の紙面から

●能代公園立体造形展あす開幕
 アートで能代市の能代公園ににぎわいを生み出そうと、市民有志らによる立体造形展が、15日から同公園で開かれる。園内の遊歩道沿いには木彫や石ころアート、園内の桜の木を使った立ち木アートなど約30点の展示を予定している。会期は18日まで。

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市民有志らが手掛けた「立ち木アート」をはじめ、作品約30点が能代公園内にお目見えする

●一・二中若「不夜城」参加検討
 能代市の斉藤市長は13日、昨年9月の開催が最後となったおなごりフェスティバルに参加してきた「一中若」と「二中若」が、来年8月に運行する「能代七夕天空の不夜城」に参加する方向で検討していることを明らかにした。実現すれば一中、二中若の天空の不夜城参加は初めてとなる。定例会見で記者の質問に答えた。

●遺族支援コーナーあす開設
 能代市はあす15日、市民が亡くなった際に遺族の事務手続きを支援する専用窓口「ご遺族支援コーナー」を市役所1階の市民保健課6番窓口に開設する。保険や福祉関連など市役所各課を回る現状を改善し、手続きを一括化する。遺族の負担を軽くするとともに、手続き漏れを防ぐのが狙い。市によると、遺族向けの専用窓口設置は県内で初めて。

●義務教育学校開校へ着工
 5年春の開校を予定している藤里町の義務教育学校の第1期工事が始まった。藤里小校舎を改築し、教室のほか、校長室と職員室、多目的スペースを増築するのが主な工事内容で、工期は来年3月25日。

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5年春の義務教育学校開校を目指し、本格的な校舎改築工事が行われている藤里小校舎

●定住化促進住宅の内覧会
 藤里町が若い世代の町内回帰や町外からの移住定住者向けに整備した定住化促進住宅の内覧会が11日、同町藤琴の現地で開かれた。見学者は、テレビドアホンや電子ロックなどのセキュリティー、生活音を低減する建築仕様を確かめながら、真新しい住宅を見学していた。

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1棟4世帯が入居可能の定住化促進住宅

●ミュージカル本番へ稽古に熱
 能代支援学校(佐藤玉緒校長)高等部の生徒たちによるミュージカル第25回公演「桃太郎 発(た)つ!」は、23日午後1時45分から能代市文化会館大ホールで上演される。新型コロナウイルスの感染対策で、今年度は一般公開せず保護者のみ観覧できる。本番を2週間後に控えた9日、生徒たちは初めての通し稽古に臨み、舞台を成功させようと一生懸命練習に打ち込んだ。

●毒キノコの食中毒に注意を
 秋の味覚の収穫が本格化している能代山本地方。キノコ採りもシーズンを迎えているが、毒キノコによる食中毒には十分な注意が必要となる。能代山本では過去10年間で食中毒の事例は報告されていないが、県内ではすでに仙北市と鹿角市で発生。能代保健所は「確実に判別できないものは絶対に採らないことが大切。十分に気を付けてほしい」と呼び掛けている。

●市芸文祭詩展・写真展始まる
 第56回能代市民芸術文化祭の「詩展・写真展」は13日、市文化会館中ホールで始まった。母の詩の会(齊藤宣子会長)と能代フォトグループ(佐々木孝一会長)の会員が手掛けた心温まる詩、美しい花火や自然風景などを切り取った写真の数々が訪れた市民らの目を楽しませている。会期は15日まで。

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会員の感性が光る力作が並ぶ「詩展・写真展」(能代市文化会館中ホールで)

15日の紙面から

●八竜中生が及位ヤエ物語観劇
 三種町八竜中(多賀谷雅人校長、生徒111人)の全校生徒が14日、仙北市のわらび劇場で、同町出身の女性パイロット、及位ヤエ(1916─2005)にスポットを当てたミュージカル「空!空!!空!!!」を観劇した。生徒たちは古里が生んだ先人の偉業に触れ、諦めずに夢を追い続ける姿勢を学んだ。

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ミュージカルを通して、古里の先輩の偉業を学んだ八竜中の生徒たち(仙北市で)

●八峰町、道の駅移転を構想
 八峰町は、同町八森字乙の水の「道の駅はちもり」について、同町八森字御所の台の八森いさりび温泉ハタハタ館の敷地への移転整備を構想し、関係機関と協議を進めている。近年、多様化する観光客のニーズに応えるように様変わりしている「道の駅」のイメージに対応し、「時代に合った道の駅の在り方を考えたい」として、移転に向けて必要な整備を進めていく方針だ。

●能代市人口9月末5万1560人
 能代市がまとめた9月末の人口は5万1560人で前年同期より891人減少した。前月から14人減り、98カ月連続で減少。世帯数は2万4293で前年同月比22減、前月比12増だった。

●オンラインで移住定住相談
 能代市は、自宅や遠方に居ながら対面形式で話すことができるオンラインによる移住定住相談を開始する。新型コロナウイルス感染拡大で東京など都市部で相談会を開催できなくなったことを受け、ウェブによる相談体制を強化する。コロナ禍で地方移住への関心が高まる中、新たな移住のニーズに対応する狙いもある。22日から月1回ペースで開き、コロナ禍で有効なツールとしての定着を目指す。

●能代、3人制バスケチーム設立
 東京五輪の正式種目・3人制バスケットボール「スリー・エックス・スリー(3x3)」の男子チーム「能代スティーラーズ」が設立され、「バスケの街・能代」を拠点に来季のプロリーグ参入を目指している。代表の亀山星華さん(25)=にかほ市=は「外者だけれどスリー・エックス・スリーをバスケの街に浸透させ、能代を盛り上げたい」と話す。プロリーグ参入に向け、クラウドファンディングで23日まで資金を集めている。問い合わせは亀山さん(☎080・5733・4257、メールnoshiro3x3@gmail.com)へ。

●来春高卒就職試験あす解禁
 来春卒業予定の高校生の採用活動が、16日に全国一斉に解禁され、能代山本の就職戦線も本格化する。ハローワーク(職安)能代のまとめによると、県内の民間企業への就職希望者86人に対し8月末までに受理した求人数は290人。生徒1人に3人以上の求人が集まっている状況で、「コロナ禍」にあっても企業間の人材確保競争は激しくなりそうだ。

●西高生が地域へ感謝の作品
 これまでお世話になった地域の人へ感謝の気持ちを伝えようと、能代西高の2年生が授業内で製作したマスクやタペストリー、キャンドル、木製プランターを能代市内の幼稚園や福祉施設などに贈っている。インターンシップに代わる地域貢献活動の一環で、生徒たちは来春で閉校する同校が市民らの記憶に残ることを願いながら作品を手掛けた。

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感謝の気持ちを込めて、木製プランターやタペストリーなどを贈呈(能代市柳町で)

●能工高で犯罪被害防止啓発
 今年度の犯罪被害防止モデル校に指定されている能代市の能代工高(荒川正明校長)で14日、啓発キャンペーンが展開された。生徒や能代署員、能代地区少年保護育成委員が昇降口前に立ち、自転車の盗難やインターネットを介した犯罪被害を防ぐための合言葉を掲載した横断幕を掲げるとともに、生徒会執行部がスピーカーを通じてマイクで呼び掛けを行い、登校して来た生徒に被害の未然防止を訴えた。

n14p02能代工で防犯啓発

自転車盗難やネット犯罪の被害防止を呼び掛けたキャンペーン(能代工高で)

 

 


 

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