16日の紙面から

●好天の下、家族で七五三参り
 「七五三」の15日、能代山本の神社には家族連れが参拝に訪れ、晴れ着姿の子どもたちが千歳飴(あめ)を手に笑顔を見せ、保護者はわが子の成長を願った。

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両親と一緒に七五三の参拝に訪れた晴れ着姿の子どもたち(能代市柳町の八幡神社で)

●能代市の市税収入1.3%減
 能代市の令和元年度決算に基づく市税収入状況によると、現年課税分と過年度の滞納繰越分を合わせた収入済み額は61億824万3千円で前年度比8205万4千円(1・3%)減となった。能代火力発電所のメンテナンスに伴う償却資産の増加で固定資産税が増えた半面、平成30年産米の不作による農業所得の減少や米中貿易摩擦に端を発した誘致企業の不調などで市民税は個人、法人ともに減った。収入率は93・3%で、徴収強化により0・1㌽増え過去最高を更新した。

●24団体出演し芸能フェス
 「県芸能フェスティバル2020in能代&第56回能代市民芸術文化祭文化フェスティバル」が15日、市文化会館大ホールで開かれた。市内外の24団体・約320人が出演し、日本舞踊やバレエなどの演舞や大正琴、吹奏楽演奏など多彩な演目を繰り広げ、詰め掛けた観衆を楽しませた。

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活動の成果を披露した県芸能フェスティバル

(市文化会館大ホールで)

●藤里町当初予算編成方針
 藤里町は、3年度当初予算編成方針をまとめ、各課に通知した。「まちづくり計画基本構想」を基本に、より効果的・効率的な各種事業展開を図るための厳正、適正な予算編成とするよう求めた。

●三種町でモニターツアー
 県山本地域振興局による「ローカルな生活」をテーマにしたモニターツアーが先月下旬に1泊2日の日程で三種町を会場に行われた。県内の大学で学ぶ留学生などが地元住民と交流しながら、そば打ちや農作物の収穫を体験。ツアーはインバウンド(訪日外国人旅行者)の需要を見据えて企画し、9月に続いて2回目で、同振興局は参加者の意見を関係者で共有するために年内に勉強会を開くことにしている。

●フェイスブックファン1万人に
 一般社団法人・あきた白神ツーリズムが開設している海外向けフェイスブック(FB)のページに対するファンが1万人を突破した。英語と繁体字で能代山本の観光情報を発信しており、外国語で本県の観光情報を紹介している県内のFBページではトップクラスのファン数という。あきた白神ツーリズムは「FBページのファンが1万人を超えたことは能代山本を広く知ってもらうために取り組んできた成果の一つと言える」とし、引き続き地域の魅力を伝える構えを示している。

●「三種ゴスペル」オンラインで
 三種町民などで構成する「三種ゴスペル」は15日、同町農村環境改善センターでワークショップを開いた。新型コロナウイルス感染防止対策の観点から春以降、メンバーが集まって歌う機会を控えてきたため、顔を合わせるのは9カ月ぶり。指導に当たる能代市二ツ井町出身で東京都在住のソウル歌手、塚本タカセさんもオンラインで参加し、歌う喜びを分かち合った。

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三種ゴスペルのメンバーが9カ月ぶりに集まってワークショップ(三種町農村環境改善センターで)

●コロナ禍の避難所運営を訓練
 能代市の能代第一自主防災協議会(大塚康央代表)は8日、同市上町の能代ふれあいプラザ・サンピノで新型コロナウイルス感染症対策に配慮した避難所運営訓練を行った。「3密」を回避するために避難者同士の間隔を2㍍程度確保するなどの対応が求められているが、訓練では避難スペースが限られる現状が浮かび上がった。

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2㍍四方のビニールひもを使って避難スペースを調べる能代第一自主防災協議会の関係者

17日の紙面から

●能代一吹奏楽部が全国最優秀
 日本音楽教育文化振興会が主催する第26回日本管楽合奏コンテスト全国大会の中学校A部門(16~35人)が14日、動画審査形式で行われ、初出場の能代市能代一中吹奏楽部が最優秀賞に輝いた。部員たちはうれしい結果に抱き合って喜び合い、これまでの練習を頑張った努力をたたえ合った。

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初出場での最優秀賞受賞に喜びをはじけさせる能代一中吹奏楽部員

●竹生バイパス完成延びる
 県山本地域振興局が能代市竹生地区で進めている国道101号竹生バイパス整備事業の完成が、当初予定した3年度ではなく4年度に延びることになった。用地の取得手続きに時間を要し、工事の進捗(しんちょく)に遅れが出たことが要因としている。円滑かつ安全な交通の確保のため、早期完成を待ち望んでいる地元からは残念がる声が聞かれており、同振興局は「完成が4年度のいつかはまだはっきりしないが、早期供用に向けて取り組む」と話している。

●地域の課題解決へ座談会
 人口減少や少子高齢化が進む中、複数の集落が一体となって日常生活の維持に向けて課題解決を図る県の「コミュニティ生活圏形成事業」のモデル地区に選定されている三種町鹿渡地区で12日、住民による座談会が開かれ、地区の強みや弱みについて意見を交わした。

●農作業アルバイト295人
 JAあきた白神は、1日単位で農作業のアルバイトを確保できるスマホアプリ「daywork(デイワーク)」の活用を進めている。10月末現在の実績によると、求職者延べ295人が能代市内の農家とマッチングし、ネギの調製などに汗を流した。登録者の半数以上は10~30代と若く、農家からは「かなり戦力になっている」との声が聞かれる。一方、アプリが浸透し切れていないことなどから、求職者、生産者ともに登録者数の伸び悩みが見られ、同JAは情報発信を強めていきたい考えだ。

●風力発電の問題点で意見交換
 市民グループ「能代山本洋上風力発電を考える会」と市議会の最大会派「改革ネットワーク」の懇談会が16日、市中央公民館で開かれ、能代山本の海陸両方で計画される大規模な風力発電事業が抱える問題点などについて意見交換した。

●図書館で「母と息子の絵対談」
 能代市の「のしろ日本語学習会」に通う盧南玉(ロナンオク)さん(48)=同市大瀬侭下=と息子の板倉慶宗(けいしゅう)君(渟西小6年)による絵画展が、市立能代図書館で開かれており、盧さんの温かな色彩の絵や、慶宗君の個性あふれる作品の数々が来館者を楽しませている。展示は29日まで。

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能代図書館で絵画を展示している盧さん(左)と慶宗君

●小学生球児、硬式球体験
 少年硬式野球・リトルシニア能代の練習体験会はこのほど、能代高の室内練習場で開かれ、能代山本の小学6年生が硬式球での基礎練習を体験し、中学硬式野球への関心を高めた。

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硬式球でバッティングを体験する参加者

●感染対策に悩む神社仏閣
 今年も残すところ1カ月半ほど。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、寺院や神社では年末年始に向けて感染対策に頭を悩ませている。初詣に合わせ鈴を鳴らすための「鈴の緒」を巻き上げるなどして触れられないようにしたり、住民らの手指消毒を徹底した上で鐘突きを行ったりと、さまざまな対策を考えており、例年と比べて新年の幸せを願う光景は様変わりしそうだ。

18日の紙面から

●秋田米新品種「サキホコレ」
 県は17日、4年度の市場デビューを目指す秋田米新品種・秋系821の名称を「サキホコレ」に決定したと発表した。名称は、公募に国内外から寄せられた25万件以上の中から佐竹知事が選考。東京都内で開いたイベントに出席して明らかにした。県は、高級ブランド米として県内外にアピールする方針で、名称を周知するイベントを展開していく。

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新品種の名称を「サキホコレ」と発表する佐々木さん(東京都内で)

●「サキホコレ」に反応さまざま
 県オリジナル新品種米の名称が17日、「サキホコレ」に決まり、能代山本の住民や農家からは「カタカナの名前が新鮮」「かわいらしさがある」といった声が上がり、「料理に使ってみたい」「いつか作付けしてみたい」という願いが聞かれた。一方、県北全体が作付け推奨地域から外れたことを踏まえ、名称決定を冷ややかに見詰める農家もいた。

●ネギ使用の能代ビール発売
 能代市特産のネギを原料に活用したクラフトビール「能代ビール『は』ねぎ」が完成した。能代山本の女性を中心につくる団体「能代いろは」(能登祐子代表)が企画したオリジナルビールの第3弾で、ネギの香りと甘みがほんのり感じられるという。17日に市内飲食店などで販売を開始し、能登代表らは同日、市役所を訪問し斉藤市長に完成を報告したほか、夜には試飲会を開いて出来栄えを確認した。

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特産のネギを使った能代ならではのクラフトビール

●八峰・能代沖法定協が初会合
 国が指定する洋上風力発電の「促進区域」に有望視される「八峰町・能代市沖」について、地元自治体や漁業者、学識者らが話し合う法定協議会の初会合が17日、同市柳町のプラザ都で開かれた。委員は国内で先例がない大型事業に対し住民が抱く不安を払拭し、地域経済活性化と漁業振興につながるよう要望した。計3回ほど会合を開いて関係者の利害調整や公募の留意点を協議し、来年の促進区域指定を目指す。

●八峰町でコロナ対策会議
 八峰町は17日、新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・森田町長)の会議を町役場で開いた。全国で新型コロナウイルスの感染者が増え、感染拡大の「第3波」が懸念されることを受け、引き続き感染防止対策の徹底を呼び掛けるとともに、職員らに要請している県外移動届の提出の対象地域に北海道を加え、9都道府県とすることを決めた。

●能代市、個別施設計画策定へ
 能代市は今年度、公共施設等総合管理計画に基づく「個別施設計画」を策定し、スポーツ・文化施設や学校、高齢者福祉施設、公営住宅など公共施設の存廃や縮減を盛り込んだ具体的計画をまとめる。人口減少で税収減が見込まれる中、限られた財源で公共施設サービスを提供するため、今後30年間の公共施設の在り方を検討する。

●斎藤、王座決定戦へ闘志
 総合格闘技のプロフェッショナル修斗(シュート)の第10代世界フェザー級王者で能代市花園町出身の斎藤裕(33)=東京都江戸川区・パラエストラ小岩所属=が、21日に大阪市の大阪城ホールで開かれる総合格闘技イベント「RIZIN(ライジン).25」に出場し、RIZIN初代フェザー級タイトルに挑む。

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RIZIN初代フェザー級タイトルマッチに挑む能代市出身の斎藤

●ハピネッツ、能代でホーム戦
 プロバスケットボールBリーグ1部(B1)東地区の秋田ノーザンハピネッツは、12月5、6の両日に能代市総合体育館で西地区の広島ドラゴンフライズと対戦する。今シーズン唯一の「バスケの街・能代」でのホーム戦を前に、チーム関係者が17日、同体育館を訪れ、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策などを話し合った。

19日の紙面から

●スープメニューの東北コンへ
 食品メーカーの東洋水産(本社・東京都)が主催する東北地区の高校生を対象としたスープメニューのアイデアコンテスト「スマイル〝フード〟プロジェクトin東北2020」決勝大会が、21日に仙台市の仙台国際ホテルで開かれる。県代表として能代松陽家庭クラブの植村菜那さん、小栗杏月さん、藤島未来さんいずれも2年が出場する。3人は秋田の食材のおいしさを多くの人に伝えようと日々プレゼンテーションの練習に励んでいる。

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「スマイル〝フード〟プロジェクトin東北」の秋田県代表として出場する能代松陽高の藤島さん、植村さん、小栗さん(左から)

●次期共生ビジョン策定へ協議
 能代山本定住自立圏共生ビジョン懇談会(竹嶋高明会長)が18日、能代市役所で開かれ、次期共生ビジョン(3~7年度)に新たに盛り込む基本目標と重要業績評価指標(KPI)の設定案が市から示された。ビジョンの素案はパブリックコメント(意見募集)を経て、来年3月までの成案化を目指す。

●三種町が予算編成方針通知
 三種町は18日、来年度当初予算編成方針を各課に通知した。田川町長は、新型コロナウイルス感染症への継続的な対応をはじめ、地域経済活性化対策、暮らしに関わる安全・安心対策を重点事業に掲げるとともに、地方交付税や税収の減少が見込まれるとして「事業を厳しく見直し、さらなる選択と集中」を職員に求めた。

●県内の協力隊員が研修会
 県内各地の地域おこし協力隊員が参加する研修会が18日、藤里町で開かれた。参加者はローカルメディアの編集やフードカーの運営など同町独自の協力隊の活動を聴いたほか、活動拠点となるかもや堂の整備や利用状況などを直接確かめ、各地の協力隊員の活動の充実や行政側のサポート体制の在り方などを考えた。

●西高生徒がドローン操作体験
 県山本地域振興局と能代山本建設業協会は17日、能代西高の生徒を対象に現場見学会を開いた。ICT(情報通信技術)を活用した能代市二ツ井町の県道西目屋二ツ井線荷上場バイパスの工事現場を見学したほか、同校でドローン(小型無人機)の操作を体験するなど、最新の施工技術について学んだ。

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ドローンの操作を体験する能代西高の生徒

●ハピネッツ大浦選手が夢教室
 プロバスケットボールBリーグ1部(B1)の秋田ノーザンハピネッツが選手らを小学校に派遣して講演などを行う「ドリームスクール」が18日、三種町琴丘小で開かれた。今年入団した大浦颯太選手(22)が訪れ、児童たちに努力や挑戦の大切さを訴えた。

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ハピネッツの大浦選手が児童たちに努力や挑戦することの大切さを訴えた(三種町琴丘小で)

●交通安全秋田弁かるた完成
 能代山本地区交通安全協会女性部(戸松郁子部長)は、「交通安全秋田弁かるた」を作った。B5サイズであおり運転や飲酒運転の防止、シートベルトの着用徹底などを親しみやすい秋田弁で訴える内容となっており、今後、交通安全教室などで活用し、参加者と交流を深めながら交通事故の未然防止に向けて啓発していく。

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能代山本地区交通安全協会女性部が「交通安全秋田弁かるた」を制作

●降雪に備えタイヤ交換盛ん
 冬が近づいてきた能代山本地方。タイヤ販売店や自動車用品店では冬用タイヤへの交換作業が盛んに行われている。各店では住民らが降雪期に備えようと次々に足を運び、従業員が対応に追われている。

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タイヤの交換作業に追われる従業員(能代市河戸川で)

 

20日の紙面から

●11月の観測史上最高23・5度
 能代山本地方は19日、南から暖かい空気を含んだ風が吹き込んだ影響で、能代市能代地域で最高気温23・5度(午後1時41分)を記録するなど、各地で11月の観測史上1位を更新する季節外れの陽気となった。

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20度を超える陽気の中で元気に遊ぶ児童たち(能代市渟西小で)

●地域振興へ5億円拠出を表明
 風力発電と農業の共生を目指し能代市が設置した「市農山村地域再生可能エネルギー共生協議会」(座長・長濱健一郎県立大生物資源科学部教授)の第3回会議が19日、市役所で開かれた。同市の農地で風力発電の建設を計画する白神ウインド合同会社(代表社員・大森建設)は、風力発電の事業期間に当たる20年間で総額5億円を拠出し、このうち2億円で基金を創設して農業振興策に充て、残り3億円を周辺自治会向けと地域活性化のために役立てる意向を示した。

●オンラインで三種の魅力PR
 県主催のオンラインイベント「関係人口会議」が15日に行われた。人口減少や高齢化が進む本県の現状を踏まえ、地域振興に関わる新たな担い手を見いだそうと、三種町と男鹿市の関係者が関東や関西などの参加者に地域の魅力などを発信した。

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三種町の特産をオンラインでアピール

●地域生活支援拠点等整備盛る
 能代市地域総合支援協議会(楊国隆会長)が18日、同市万町の在宅障害者支援施設「とらいあんぐる」で開かれ、市が年度内に策定する「第6期障がい福祉計画」「第2期障がい児福祉計画」の素案を審議した。障害者の重度化・高齢化や「親亡き後」を見据え、地域全体で支えるサービス提供体制を構築する「地域生活支援拠点等の整備」を素案に盛り込み、整備手法や時期など方向性を確認した。基幹相談支援センターも設置し、既存の制度や法律で解決できない「制度のはざま」といった地域課題に対応する。

●10の校名候補へ投票求める
 5年4月開校に向けた藤里町の義務教育学校準備委員会は19日、町総合開発センターで開かれ、制服、校名の選定について協議した。児童の保護者らを対象に再度実施した制服に関するアンケート結果を示したほか、町内全戸を対象に10の候補校名の中から校名にふさわしい一つを選んでもらうことにした。

●浜田獅子舞、どんど焼き中止
 三種町浜田地区の新春恒例行事・獅子舞を〝巡業〟している「浜田獅子舞愛好会」(清水秀男会長)は18日、地区内で役員会を開き、来年1月1日の対応を協議した。帰省シーズンに重なり、新型コロナウイルスの感染リスクは避けられないとして、昭和59年の開始以来初めての中止を決めた。また、同愛好会主催の小正月行事・大どんど焼きの自粛も決定した。

●北羽美術展きょう開幕
 第53回北羽美術展(北羽新報社主催)は、きょう20日に能代市文化会館中ホールで開幕する。会期は23日までの4日間で、能代山本の27小中学校の児童生徒から寄せられた絵画や習字の入賞作品計635点を展示する。時間は午前9時~午後5時。入場無料。

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能代山本の児童生徒の力作が並ぶ北羽美術展がきょう開幕(能代市文化会館中ホールで)

●ボージョレ解禁、店頭に
 フランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が19日、全国で一斉に解禁となり、能代山本の酒店や大型店などでは特設コーナーを用意して各種ボトルを並べてPRしている。

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ボージョレ・ヌーボーが解禁となり、各店はさまざまな銘柄を売り込み(ランマン屋で)


 

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