26日の紙面から

●三種産ドジョウが食べ頃
 三種町で、住民グループが養殖しているドジョウが「旬」を迎えた。ビニールハウスを建てて安定出荷を図るなど、住民が協力し工夫を凝らして養殖しており、夏を迎えて太さが増している。「ドジョウは今が食べ頃。夏バテ防止に味わってほしい」と話している。

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ビニールハウス内で安定出荷に努めている「ザ下岩川」

●イージス配備撤回を報告
 地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(地上イージス)をめぐり、河野太郎防衛大臣は25日、本県と山口県への配備計画を撤回することを明らかにした。佐竹知事は同日朝に県庁で報道陣の取材に応じた。河野大臣から電話で連絡があり、「国内のどこにも配備することはないという話だった」と述べ、配備適否の検討に向けて防衛省が再調査を行っている風の松原(能代市)などの国有地についても「地上イージスとは関係なくなると捉えている」とした。

●JAやまもと剰余金1億1100万
 JA秋田やまもと(米森萬壽美組合長)の第22回通常総代会は25日、三種町琴丘総合体育館で開かれ、昨年度決算を承認した。昨年度の当期剰余金は1億1100万円で、園芸メガ団地に取り組む生産者への助成措置を講じたことなどから、前年に比べて7696万円(40・9%)減少した。また、今期で退任する米森組合長は県1JA化からの離脱について「単独で頑張る方が良いと決意したことを理解してもらいたい」などと述べた。

●JA白神本店を移転建設へ
 JAあきた白神(佐藤謙悦組合長)の第22回通常総代会は25日、能代市文化会館で開かれ、本店建設に向けた固定資産取得案や昨年度の剰余金処分案などを承認した。本店の建設場所は能代農機センター敷地内(同市一本木)とし、取得予定金額は7億9940万円、完成は4年3月。昨年度の当期剰余金は1億4856万円を計上し、前年対比5913万円(66・1%)の増となった。

●受託事業2年ぶりに1億円台
 能代市シルバー人材センター(保坂敏道理事長)の定時総会はこのほど、同市柳町のプラザ都で開かれ、昨年度事業報告・決算を承認した。昨年度の受託事業の契約金額は、目標には届かなかったものの、1億313万2千円で2年ぶりに1億円台に回復した。今年度は会員数430人以上、受託事業の契約金額は1億1900万円以上を目標に掲げている。

●バド日本代表の合宿中止
 日本バドミントン協会は25日、能代市で7月1~12日に予定していた女子日本代表合宿を中止すると発表した。新型コロナウイルスの影響で半数以上の選手から欠席するとの回答があったため。世界選手権で女子ダブルス2連覇の永原和可那・松本麻佑組(北都銀行)などがいるA代表が市総合体育館で実施予定だった。

●二ツ井小児童が枝打ち体験
 能代市二ツ井小の3年生が25日、同市二ツ井町梅内の杉林で枝打ち作業を体験した。太く、真っすぐに木が育つには長い時間と、枝打ちなど定期的な手入れが欠かせないことを学び、森づくりや林業、環境を守ることの大切さに理解を深めた。

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のこぎりを手に、秋田杉の枝打ちに挑戦する児童(能代市二ツ井町梅内で)

●「無事故の日」で注意喚起
 能代署と能代山本地区交通安全協会の5支部は25日、能代市浅内字浅内堤下の国道7号沿いで交通事故抑止キャンペーンを実施した。同署は今年の交通事故発生件数などが昨年よりも増加傾向にあることから6月25日を「無事故(625)の日」に設定。ドライバーにチラシとポケットティッシュを配布しながら安全運転を呼び掛けた。

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ドライバーに交通事故防止を呼び掛け(能代市浅内で)

 

27日の紙面から

●藤里のクラフトビール完成
 藤里町が、白神山水と白神こだま酵母、白神山地ワインにも使われているヤマソービニオンを原料に試験醸造したクラフトビール「ウィステリア」3種類が完成した。ブドウやブラックベリーを原料としている「フルーツビール」だけに豊かな果実味のワイン寄りの味に仕上がっており、ラガーなどなじみのあるビールとは一線を画す味わい。町は「藤里町の素材で造れるビールがあることを知ってもらい、醸造に参入する事業者が現れれば」と話している。

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藤里町が開発したフルーツビール「ウィステリア」3種類

●クマ被害防止へ忌避杭開発
 県立大木材高度加工研究所(能代市海詠坂)の野田龍准教授と横手市の第三セクター・ウッディさんないが、クマが嫌がる匂いと味を備えた「忌避杭(くい)」を開発した。トウガラシの成分を染み込ませた木栓を打ち込んだ杉の杭で、自然公園の標柱・標識、田畑や果樹園への侵入防止柵などへの活用が期待される。26日に県庁で記者発表を行い、野田准教授は「忌避杭の匂いがする場所は危ない場所だとクマに思わせ、子に受け継いでもらう。人とクマの生活圏のすみ分けをし、共存できる社会をつくりたい」と語った。

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野田准教授(右)とウッディさんないが開発した忌避杭

●三種町、リンドウ生産拡大へ
 三種町は、中山間地域でリンドウの生産を広げようと、実証圃(ほ)の設置に取り組んでいる。平成30年度に上岩川地区、昨年度に下岩川地区、今年度は天瀬川の市野地区に設置し定植を実施。収穫は2年目からで、上岩川地区は昨年度に初収穫を行って上々の生育だったほか、女性たちがやりがいを持って生産しているといい、町は「中山間地域での複合経営につなげたい。ノウハウを農家や住民グループに広げていきたい」としている。

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8月にはリンドウの初収穫を迎える三種町下岩川地区の実証圃

●開業プロジェクトに支援の輪
 能代市元町のJR能代駅前の空き店舗を活用して、プラネタリウムとヨガを同時に楽しむスタジオを開業するプロジェクトを実現するため、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングで目標額を上回る約130万円が集まった。次の目標(ネクストゴール)を150万円に設定して、今月末まで支援金を募集する。問い合わせは市地域おこし協力隊の八巻さん(☎090・4263・1232)へ。

●県高校野球組み合わせ決定
 新型コロナウイルスの感染拡大により中止された第102回全国高校野球選手権秋田大会に代わり、県高校野球連盟が主催する「2020県高校野球大会」(7月9~20日・秋田市のこまちスタジアムほか)の組み合わせが26日、決まった。46校・44チームが参加し、県北、中央、県南3地区で1~3回戦が行われ、能代市の能代球場は7月9日に秋田北鷹─能代工の試合で開幕。昨年秋の県大会を制した第1シードの能代松陽は、同10日の2回戦で昨年の秋田大会ベスト4の能代と初戦を行う。合同チームで臨む能代西・二ツ井・男鹿海洋は10日の2回戦で十和田と対戦する。

●技術継承し役七夕の太鼓製作
 秋田杉の桶樽(おけたる)作りの職人で平成28年に亡くなった能代市住吉町の五十嵐修さん(享年66)の仕事を支えていた妻祐子さん(64)と、修さんの技術の継承に当たっている愛知県岡崎市の和太鼓職人、三浦和也さん(40)=三浦太鼓店・六代目彌市(やいち)=が、役七夕・柳若組の構成若の一つである「住若」に使ってもらうための太鼓作りに取り組んでいる。22~24日は祐子さんが愛知の三浦さんの工房に出向き、仕上げの工程をサポート、26日には能代で支援者に太鼓の出来栄えを披露した。祐子さんは「素晴らしい出来。来年の運行が楽しみ」と胸を高鳴らせている。

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「住若」に使ってもらう太鼓を作っている五十嵐祐子さん(右)と三浦和也さん

●宇宙イベント開催の方向
 宇宙工学を学ぶ学生らが全国から集い、自作ロケットの打ち上げなどに挑む「第16回能代宇宙イベント」の実行委員会(前田恵介実行委員長)は26日、能代市中央公民館で開かれ、今年は新型コロナウイルス感染を防ぐために規模を縮小するとともに、感染対策を徹底しながら開催する方向で検討していくことに決定した。前田実行委員長は「地元の方々の意向を踏まえ、少しでも不安を無くせるように対策を取り、地域の経済に少しでも貢献したい」と話した。

●プログラム多彩に「松陽祭」
 能代松陽高の学校祭「松陽祭」は26日、同校で開かれた。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一般公開は中止となったが、生徒たちは工夫を凝らして準備を進めてきたホームルーム(HR)デコやステージ発表などを繰り広げ、クラスメートらと高校生活の思い出をつくった。

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「繋笑(けいしょう)」をテーマに多彩なプログラムが繰り広げられた松陽祭

28日の紙面から

●葉タバコ暑さの中で収穫
 三種町八竜地域で、葉タバコの収穫が始まった。暑さの中での作業だが、農家は安心・安全で高品質な葉タバコを生産しようと、圃場(ほじょう)で汗を流している。同地域での葉タバコ栽培は昭和30年代後半に始まり、稲作と作業がかち合わない品目として振興された。町葉たばこ振興会の会員は現在17戸で、日本たばこ産業(JT)と栽培契約を結んで約15㌶で作付けしている。

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暑さの中で葉タバコの収穫に励む農家(三種町で)

●白神ウインド農業振興策
 風力発電と農業の共生を目指す「能代市農山村地域再生可能エネルギー共生協議会」の第2回会議は25日、同市柳町のプラザ都で開かれた。同市の農地で風力発電の建設を計画する「白神ウインド合同会社」(同市)は、農業施設への電力供給や地元農産物の学校給食利用といった農業振興策を提案し、風力発電の事業期間に当たる20年間で総額2億円を拠出可能とした。この拠出額とは別に地域に利益還元する考えも示した。

●生徒考案の献立が給食に
 八峰町八峰中(菊地天校長)の生徒が考案した学校給食の献立が、町内の小中学校で提供されている。食育の一環で、栄養のバランスを考慮したり、地元の食材を取り入れたりした人気の献立が提供され、生徒たちは自分たちが考えたオリジナルの“ランチ”に舌鼓を打っている。

e27p01八峰中生が考えた給食2入れ直し

「もりもり食べよう」をコンセプトに提供されたメニュー

 

●「三種合宿」が動き出す
 三種町のスポーツ文化合宿等誘致推進事業が4カ月ぶりに動き出した。合宿や大会などを目的に来町し、町内の施設に泊まる関係者の宿泊費の一部を補助する事業だが、新型コロナウイルスの影響で2月下旬以降、申請がなかった。これまで制限されていた県外との往来が緩和されたこともあり、27日は青森県内の高校バスケットボール部が町内の体育館で汗を流した。宿泊施設は新型コロナにより客足が落ち込んでいただけに、歓迎の声が聞かれた。

●ごちそうさまの笑顔咲く
 向能代子ども食堂(腰山郁子代表)は27日、能代市向能代公民館で開かれた。会食スタイルでの子ども食堂は4カ月ぶりで、地域の子どもたちや高齢者らがテーブルを囲んで昼食に舌鼓を打ちながらおしゃべりを楽しむひとときを過ごし、「ごちそうさま」の笑顔を咲かせた。

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4カ月ぶりにテーブルを囲む会食形式で「開店」した向能代子ども食堂

●役立つ話題を日々紹介
 兵庫県出身で1月に能代市に移住した金沢佑紀さん(28)、実華さん(28)夫妻=同市出戸本町=が、能代山本の情報発信サイト「能代ポータル」を運営している。住民が毎日チェックするサイトになるようにと、飲食店やイベント、行政の情報など多彩な話題を日々紹介。サイトを通じて人のつながりが生まれ、紹介したイベントや店が活性化することを目指す。

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「地域の人の情報提供が欲しい」と話す金沢さん夫妻

●学生らスタジオ改修作業
 「プラネタリウムヨガスタジオ」として改修工事が進められている能代市元町の空き店舗で27日、青森市の青森公立大経営経済学部地域みらい学科の学生が、フィールドワークの一環として改修作業を体験した。学生たちは工事関係者の指導を受けながら作業を進め、地域活性化に向けた取り組みの一端に触れた。

改修工事を体験する青森公立大経営経済学部地域みらい学科の学生たち(能代市元町で)

●新芽をソフトにトッピング
 三種町鹿渡のJA(ジャ)ンビニANN・ANの「じゅんさいソフト」がリニューアルした。ゆでた生ジュンサイの新芽一つをトッピングし、食感と甘さのハーモニーを楽しめる。税込300円。

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旬のジュンサイをソフトクリームにトッピング

29日の紙面から

●アカショウビン見つけた!
 能代市子ども館の自然観察会は28日、青森県深浦町の十二湖周辺で開かれ、参加者たちは豊かな自然を満喫しながら、アカショウビンなどの鳥類や、植物を観察した。同観察会は今年度、4回計画。2回目のこの日は「十二湖たんけん!~赤い鳥を探しに行こう!~」がテーマ。おとも自然の会前会長の寺内征夫さん(79)=同市彩霞長根=を講師に迎え、親子7組14人が参加した。

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十二湖周辺の自然をじっくり観察した参加者

(青森県深浦町で)

●能代山本人口7万4852人
 県調査統計課がまとめた6月1日現在の人口と世帯数によると、能代山本の人口は7万4852人で前月から105人減少した。対前月比減は181カ月連続となった。能代市は5万165人で前月比49人減、山本郡は2万4687人で同比56人減。藤里町は8人減の2941人、三種町は36人減の1万5213人、八峰町は12人減の6533人だった。世帯数は3万1634で前月より18減った。

●アルビオンが藤里でワイン
 高級化粧品メーカーのアルビオン(本社・東京都中央区、小林章一代表取締役社長)は今秋、藤里町粕毛清水岱地内にワイナリー(ワイン醸造所)を開設する。現在基礎工事が行われ、11月初旬には完成する見込み。将来的に町内で6㌧以上のブドウ収穫、2㌧以上のワイン製造を計画しており、同社は「ワイン製造を通じて少しでも地域に貢献したい」と話している。

●新たな柳町マップが完成
 能代市柳町商店街振興組合(塚本正理事長)は、組合加盟の58カ店を網羅した商店街マップの今年度版を作製した。部数は2500で、能代バスケミュージアム、旧料亭金勇、NPO法人能代観光協会(JR能代駅舎内)に備え付けているほか、加盟各店でも配布している。

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振興組合加盟店をポップなイラストで紹介する今年度版「やなぎまち商店街マップ」

●能代建具組合連絡協が解散
 能代市建具組合連絡協議会(大久保健三会長)はこのほど、同市落合の湯らくの宿のしろで今年度通常総会を開き、同協議会の解散を決定した。同協議会の発足は昭和53年4月。業界の連絡と協調を図ることなどを目的に組織された。事務局の能代商工会議所によると、協議会発足当初、市内には建具関係だけで10の組合が存在し、傘下には78の業者がいたという。しかし、職人の高齢化、後継者の不在、受注の減少などから廃業が相次ぎ、今年度の会員数は15社まで減少した。組合も数年前にすべて解散に至っていた。

●アユ釣り 7月1日に解禁
 米代川水系を含む県内各河川のアユ釣りは、7月1日に解禁される。能代山本の河川でも魚信を求める釣り人たちの姿が見られそうだ。県内水面漁業協同組合連合会によると、今季の解禁日は多くの漁協が日に設定しており、能代山本では粕毛漁協が管轄する米代川、藤琴川、粕毛川、内川解禁。遊漁料は日券1千円、現場売り1500円、年券6千円。一方、八峰町真瀬川漁協は今月30日に開かれる総会を経て、解禁日を正式に決定するが、今シーズンは7月5日の解禁を予定。日券1500円、現場売り2千円、年券8千円。事務局の担当者は「今年は例年通りアユが順調に遡上(そじょう)してきているようだ」としている。

●中学野球、山本と藤里V
 第2回能代山本中学校夏季総体野球競技は最終日の28日、藤里町の清水岱公園野球場で1、2区の決勝が行われた。1区は山本が琴丘を6─2で下して2連覇を達成し、2区は藤里が能代一に5─1の快勝で初優勝を飾った。

 ▽1区決勝
山本0132000 6
琴丘0002000 2

 ▽2区決勝
藤 里0410000 5
能代一0000100 1

●「あおり運転」厳罰化
 車間距離を必要以上に詰めたり、クラクションをしつこく鳴らすといった行為で交通を妨害する「あおり運転」が厳罰化される改正道路交通法は、30日に施行される。あおり運転をした場合は3年以下の懲役または50万円以下の罰金、著しい交通の危険を生じさせた場合は5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられ、いずれも1回で免許取り消しとなる。また、自転車の妨害運転も摘発対象となり、自転車運転者講習制度によって14歳以上の運転者が3年以内に2回摘発された場合は安全講習の受講が義務付けられる。

30日の紙面から

●「茅の輪」くぐり身を清め
 能代市柳町の八幡神社(渟城英夫宮司)で29日、神事「夏越(なごし)の大祓(おおばらえ)」が行われた。参列者は、「茅(ち)の輪」をくぐって身を清めた。

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茅の輪をくぐり、身を清める参列者たち(能代市柳町の八幡神社で)

●ポイント還元制きょうで終了
 昨年10月の消費税10%への引き上げと同時にスタートしたキャッシュレス決済時のポイント還元制度が、きょう30日で終了する。能代山本では472店が加盟し、「集客や売り上げのアップにつながった」と効果を実感する店も多い。一方、制度期間の後半は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休業を余儀なくされたり客足が減ってしまったりと、せっかくのブームに水を差されたほか、7月以降は手数料の負担が増すとみられることから、「キャッシュスレス決済を続けるかどうか悩む」との声も聞かれる。

●高速バスの運行通常体制に
 秋北バス(本社大館市)は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で減便していた高速バス「能代・秋田線」を、7月1日から1日6往復の通常運行体制にする。同じく新型ウイルスの影響で運休していた夜行高速バス「ジュピター号」は、今月18日から運行を再開しており、同社の高速バスは4月8日以来、約3カ月ぶりに完全な形に戻る。

●政務活動費使用率9割超
 能代市議会の昨年度の「政務活動費」は、19人の議員のうち18人が調査研究費や研修費などで計195万7122円を使用したことが公表された。使用率(実施率)は90・6%で、9割を超えたのは平成19年度以来12年ぶり。13人が交付額12万円を全額使用、5人が一部返還し、1人が申請を辞退した。第2会派の平政・公明党と第3会派の希望が交付された分をすべて使い切り、最大会派の改革ネットワークは83・4%の使用率だった。

●三種町内の宿泊料を補助
 三種町は、7月1日から町内の宿泊施設を利用した人を対象に「宿泊助成事業」を実施する。食事付きは1泊当たり4千円、素泊まりの場合は同2千円を町が補助する。県が発行するプレミアム宿泊券との併用も可能となっており、町は新型コロナウイルスの影響で利用が落ち込んだ宿泊施設を支えていきたい考えだ。事業期間は来年3月末まで。

●白神山地周辺の哺乳類調査
 林野庁東北森林管理局藤里森林生態系保全センターは、昨年度の「白神山地周辺地域(秋田県側)における中・大型哺乳類調査業務」の報告書をまとめた。30地点に自動撮影カメラを設置して動物を撮影した結果、近年分布拡大が懸念されているニホンジカが7頭確認された。同センターは「性別不明の1頭以外はすべて雄で、侵入初期の段階と推察されるが、将来的な個体数増加に備える必要がある」としている。また、ハクビシンが急増していることから白神山地の森林生態系への影響を懸念している。

●能代アパレル3人展開催へ
 洋服や布小物などのデザイン、制作を手掛けている能代市と三種町の若者3人が、7月18、19日に「能代アパレル3人展」を同市上町の夢工房咲く・咲くで初めて開く。それぞれ丈夫さや機能性、素材にこだわりを持ちながらインターネットなどで販売し、自分の商品や技術が評価されることにやりがいを感じている。展示会に向け、「興味を持ってくれる人が増えたらうれしい」と期待を高めている。時間は両日とも午前10時~午後5時。

d28p01アパレル3人展前1

初の展示会に向けて準備を進める3人

●eスポーツテーマに勉強会
 能代市元町の市民プラザで28日、コンピューターゲームをスポーツ・競技として捉える「eスポーツ」の勉強会が開かれ、市民ら9人がeスポーツをめぐる県内の現状と地域づくりに対する今後の可能性などに理解を深めた。市民プラザを運営するNPO法人eナビステーションりあん(越後康一理事長)企画した

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「eスポーツ」の可能性などを学んだ勉強会

(能代市元町の市民プラザで)


 

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