11日の紙面から

●秋彼岸向けリンドウ収穫盛ん
 三種町上岩川地区で、秋彼岸需要に合わせたリンドウの収穫が行われている。町の実証圃(ほ)設置をきっかけに生産が始まり、収穫は2年目。地域の女性たちがやりがいを持って作業に励んでおり、紫色の花が美しさを演出している。

d10p02上岩川リンドウ

リンドウ栽培に取り組んでいる上岩川の女性たち

●小中学校エアコン設置前倒し
 能代市の9月定例議会は10日、総務企画、文教民生、産業建設の3常任委員会審査が行われた。文教民生では、市教委が市内の小中学校で進めているエアコンの設置について、来年6月をめどに全校で完了させる方針を明らかにした。中学校への設置に掛かる費用は来年度当初予算に盛り込む方針だったが、子どもたちが快適に学習できる環境を早期につくりたいとして、計画を前倒す。今議会に提出している補正予算案に、関連費用3億2589万9千円を計上している。

●投票所の一部統合方針示す
 能代市9月定例議会の総務企画委員会では、市選管事務局が衆院解散・総選挙を想定した投票所の統合方針を示した。閉校した竹生小と鳥形自治会館、比八田集会所の3投票所を統合して竹生自治会館を新たな投票所とし、旧福田保育所と浅内自治会館の両投票所を統合して浅内小を新投票所とする。能代工高の投票所を渟西小に編入する案も示された。

●藤里町9月定例議会が開会
 藤里町9月定例議会は10日開会、会期を18日までの9日間と決めた後、佐々木町長が行政報告と提案理由説明を行った。行政報告の中で佐々木町長は、町第三セクターのあり方検討委員会を設置して検討した結果がまとまったことを報告した。

●三種町が外出支援事業を継続
 三種町地域公共交通会議はこのほど、町役場で開かれ、歩行困難などの理由で移動が難しい人の通院を支える「外出支援サービス事業」を継続するため、国土交通省東北運輸局秋田運輸支局に更新登録を行うことを承認した。外出支援サービス事業は町による福祉有償運送で、新たな登録期間は10月1日から5年9月30日までの3年間となる見通し。

●県家の光体験発表で最高賞に
 秋田市で8日に行われた県家の光大会記事活用体験発表コンクールで、三種町鹿渡の伊藤ユウ子さん(71)が最高賞の優秀賞を受賞した。仲間と共にソラマメの豆板醤(とうばんじゃん)作りに挑戦し、6次産業化を進めた歩みや思いを発表。4年2月の全国大会への出場も決め、「内容を磨き上げていきたい」と話している。

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県家の光大会記事活用体験発表コンクールで最高賞に輝いた伊藤さん

●市芸文協70周年記念号を発行
 NPO法人能代市芸術文化協会(池田貴美子会長)は、創立70周年を記念した「芸文のしろ」第47号を発行した。昭和25年から今年度までの歴史を振り返ることができるほか、加盟する各団体の取り組みなどをピックアップ。同協会は1千部を作成、市役所や市内の社会教育施設などにも配布を予定している。

●科技校章デザインは年内決定
 県教育委員会会議は10日、県庁で開かれ、能代工高と能代西高が統合して来年4月に開校する「能代科学技術高」の校章デザインと校歌歌詞の応募状況について報告した。校章デザインは年内に決定する見通しで、校歌は歌詞が決まった後に作曲し、来年3月の完成を目指す。

12日の紙面から

●「一中若」威勢良く練り歩く
 能代市能代一中(金野尚人校長、202人)の学校行事「一中若」は11日夕、同校グラウンドで行われた。平成11年から「おなごりフェスティバル」に参加し運行してきたが、新型コロナウイルスの影響で同フェスの中止・終了を受け、今年は独自行事として企画。生徒たちは息の合った囃子(はやし)を響かせ、ミニシャチ灯籠を担いでグラウンドを威勢良く練り歩き、訪れた保護者や地域住民らに〝覇気魂〟を披露した。

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生徒たちが覇気ある囃子を披露した「一中若」

(能代市能代一中で)

●1人1万円分の振興券交付へ
 藤里町は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、町民に1人1万円分の振興券を交付する「地域応援振興券事業」を実施する。町内限定で使用できる振興券で地域経済の活性化を図り、住民の生活を支援する。このほか新型ウイルス対策事業に関連する補正予算案を、18日の9月定例議会最終日に追加提案する。

●田舎生活の体験拠点構想
 ふじさと粕毛まちづくり協議会(小森久博会長)は、今年度から3年間で県の魅力ある里づくりモデル事業を実践する。粕毛地区にある6軒の農家民宿に加えて、改装した空き家を「貸し田舎」と名付けて提供して長期滞在を可能にするほか、食や体験メニューを開発することで、町外から多くの人が藤里町を訪れ、楽しむことができる環境を整えて関係人口の拡大につなげる。

●高校野球、能代と松陽全県に
 県北地区高校野球大会は6日目の11日、能代市の能代球場で県大会出場を懸けた代表決定戦2試合が行われた。能代が花輪に20─2の5回コールドで大勝し、能代松陽は秋田北鷹を13─6で下し、能代勢2チームが県大会(19~22、26、27日・秋田市のこまちスタジアム、八橋球場)の出場権を得た。今年の地区大会は県大会出場チームを決める大会とし、決勝は実施しない。12日は試合がなく、最終日の13日に敗者復活の県大会代表決定戦2試合が行われる。県大会の組み合わせは、15日に決まる。

 ▽代表決定戦(能代球場)
花 輪00002 2
能 代12044X 20
   (5回コールド)

 ▽代表決定戦(能代球場)
能代松陽205000204 13
秋田北鷹000010230 6

●二ツ井高生徒がブナ植樹に汗
 二ツ井高(成田耕治校長、54人)の1、3年生が11日、藤里町粕毛地内の山林でスギやブナの植林作業に取り組んだ。「二高白神プロジェクト」の一環で、生徒たちは地域の豊かな自然を体感しながら環境保全の大切さを学んだ。

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植林を通して環境保全などへの理解を深めた生徒たち(藤里町粕毛で)

●こまち概算金6年ぶり減額
 JA全農あきたは11日、県内各JAに支払う2年産米の概算金(JA概算金、1等米・60㌔)を決めた。主力品種のあきたこまちは前年(1万3300円)より700円低い1万2600円。前年から引き下げられるのは6年ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大などによるコメ消費量の減少で、需給緩和が想定されることが影響した。

●応援クーポン券の配布終了
 能代市内の生活衛生同業組合5支部が今月1日から実施していた「飲食宿オールのしろ がんばるのしろ応援クーポン券2千円分ゲットキャンペーン」は、11日までに準備したクーポン券1200枚の配布が終了した。クーポン券は11月末まで支部加盟の126店舗で使用できる。

●街なかに中高生の作品展示
 能代市畠町商店街周辺できょう12日から26日まで開かれる「のしろアートストリート」に向け、能代一中美術部の2年生が旧テラタ上町店でウインドーアート制作に励んでいる。

d11p01ウインドーアート2

かわいらしい魔法使いなどがお目見え

13日の紙面から

●のしろアートストリート開幕
 能代市畠町商店街周辺で12日、地元の学生たちの作品を街なかに展示する「のしろアートストリート」が開幕した。能代一中、能代松陽高、能代支援学校の美術部や書道部の作品約40点が、中心市街地の25店舗に展示され、住民らが街歩きを楽しみながら作品を鑑賞。生徒たちのエネルギーや個性を感じ取り、それぞれの夢を応援した。会期は26日まで。

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生徒たちの作品が街なかに展示されている

●能代火力2号機が定期点検
 能代市大森山の東北電力能代火力発電所で、電気事業法に基づく2号機(出力60万㌗)の「定期点検」が始まった。2年おきに行うボイラー設備と、4年ごとの蒸気タービンの両施設が対象。期間は今月1日から12月29日まで120日間の予定。電機、建設、運輸など市内外の約100社が請け負い、1号機・3号機関連も含め通常の3倍に当たる1日最大1千人超が構内を出入りする。従事者には毎日の検温・体調チェックを求めるなど、新型コロナウイルスの感染防止対策も徹底しながらの作業となっている。

●国勢調査に協力呼び掛け
 全世帯を対象に5年に1度行われる国勢調査が14日に始まる。能代山本では4市町が計460人の調査員を確保して各家に調査票を配る。新型コロナウイルス対策で調査員ができるだけ住人と対面しないよう、インターネットを活用したオンライン回答や郵送を勧めている。能代市では戸別訪問することに感染リスクを感じる人もおり、調査員の確保に苦労した。

●農福連携拡大目指し視察研修
 県山本地域振興局は11日、障害者が農作業を担う「農福連携」の実践事例視察研修を、能代市桧山地区にあるネギのサテライト団地の作業舎で行った。農福連携に関心を持つ能代山本の経営体や関係機関が参加。指定障害福祉サービス事業所の利用者がネギの調製作業に励む様子を視察し、連携に理解を深めた。同振興局は今年度、障害者が農家の下で作業を試行する機会を設けるとともに、その工賃などを同振興局が受け持つことにしており、連携を管内で広げることを目指す。

●おらほの館で秋の大感謝祭
 八峰町峰浜沼田の農産物直売施設「おらほの館」できょう13日に「秋の大感謝祭」が開催される。前日の12日はキッチンカーが並び、ラーメンやピザ、タピオカドリンクなどを販売し、買い物客に売り込むとともに、感謝祭の盛り上げに一役買った。

●子ども園統合前最後の運動会
 能代山本の幼稚園などで運動会シーズンを迎えた。このうち来月統合を控えている八峰町の沢目、塙川の両子ども園では最後の運動会となった。新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、実施種目を少なくしたり、参観する保護者の人数を制限するなど、規模を縮小して行われたが、園児たちはかけっこや遊戯、親子種目などを楽しみ、歓声を響かせた。

e12p01沢目塙川子ども園運動会2

笑顔で遊戯を披露する園児たち(沢目子ども園で)

●学童野球、五小と峰浜が快勝
 第18回東北学童軟式野球新人県大会は12日、横手市の平鹿野球場、スタジアム大雄で開幕、1回戦8試合が行われた。能代市代表の五小フェニックス、山本郡代表の峰浜スピリッツはともに5回コールド勝ちで初戦を突破し、13日の2回戦に駒を進めた。

 ▽1回戦
長城00000 0
五小4440X 12
(5回コールド)
尾去沢00120 3
峰 浜10144x 10
(5回コールド)


●交安運動期間の取り組み確認
 秋の全国交通安全運動(21~30日)に向けた能代山本地区交通安全協会(大塚和行会長)の支部長会は11日、能代市落合の能代山本交通センターで開かれ、交通事故の撲滅に向けて各種街頭活動などに取り組むことを確認した。

15日の紙面から

●能代駅前イベントに人出
 能代市の能代駅前商店会(小野浩悦会長)によるにぎわい創出イベント「第0回のしろいち」は13日、同市元町の能代駅前周辺で行われた。新型コロナウイルスの感染予防対策を施しながら、市内外業者による出店や加盟店を巡るスタンプラリー、ミニコンサートなどを企画。強風が吹き荒れるあいにくの天候にも会場には大勢の市民が繰り出し、能代の「駅前」が久々に活気づいた。

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あいにくの天気にも大勢の市民らが来場した「第0回のしろいち」(能代市元町で)

●ジュンサイ集荷量が激減
 三種町で今夏、生産量日本一を誇る特産・ジュンサイの集荷量が激減した。昨年は少雨・高温の影響で例年にない少なさだったが、今年は春の低温で生育が停滞したため、さらに減少。JAや各加工業者から「過去最低だ」と嘆く声が聞かれている。集荷量の低調さの背景には、天候不順に加えて農家の高齢化や後継者不足もあり、新規栽培者や摘み手の確保、沼の造成・再生を進める方策が求められている。

●強風で果樹園のナシに被害
 12日から13日にかけて強風が吹いた影響で、能代山本の果樹園では果実が落下する被害があった。八峰町峰浜地区では、収穫期を迎えたナシが強風で落下し、農家が落ちた実や防風ネットの後片付けに追われた。農家からは「台風並みの被害」という声が聞かれた。

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強風の影響で収穫前のナシが落下。農家が後片付けに追われた(八峰町峰浜水沢で)

●水稲、ネギの出来栄え競う
 能代市の河戸川農事連絡協議会(大塚忠之会長)と河戸川野菜出荷組合(同)は14日、水稲の収量を競う競作会と、ネギの生育や管理を競う立毛(たちげ)品評会を地区で開いた。農家や関係機関が各圃場(ほじょう)を回って生育状況を確認。水稲の坪刈りでは昨年を大幅に上回る収量が見込まれ、高品質な農産物の生産に意欲を高め合った。

●わたしの主張県大会へ出場
 「わたしの主張2020」県大会(第42回少年の主張県大会)は、16日午後1時30分から秋田市城東中で開かれる。能代山本からは八竜中3年の金子月奏さんが「コロナ禍を生きるために」と題して発表する。金子さんは「1人でも多くの人に自分の考えが伝わるように、聞く人の顔をしっかり見て発表したい」と意気込む。

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「わたしの主張2020」県大会に出場する八竜中の金子さん

●学童野球、峰浜が4強入り
 第18回東北学童軟式野球新人県大会は2日目の13日、横手市の平鹿野球場、スタジアム大雄で2回戦4試合と準決勝が行われた。山本郡代表の峰浜スピリッツは2回戦を突破したが、準決勝でKSKスラッガーズスポーツ少年団(横手)に2─10の5回コールド負けを喫した。能代市代表の五小フェニックスは、2回戦で沼館レッドソックススポ少(開催地)に0─7の6回コールドで敗れた。

 ▽2回戦
沼館101014 7
五小000000 0
(6回コールド)

八郎潟0281114 17
峰 浜1603323x 18

 ▽準決勝
峰浜00002 2
KSK1063X 10
(5回コールド)

●3年生最後のコンサート
 能代市能代二中吹奏楽部の「3年生ファイナルコンサート」は12日、市文化会館大ホールで開かれた。この日で部活動を引退する3年生4人をはじめ部員が一丸となって美しいハーモニーを奏で、訪れた保護者らに活動の成果を披露した。

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部員32人が息の合った演奏を繰り広げた能代二中のコンサート(能代市文化会館大ホールで)

●建築労組能代支部が住宅デー
 秋田建築労働組合能代支部(小沢悟支部長)は13日、八峰町峰浜沼田の道の駅みねはまで第29回住宅デーを開いた。包丁研ぎや子ども向けの木工体験のほか、修繕相談にも応じた。


 

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