11日の紙面から

●八峰町さくらまつり見頃に
 八峰町観光協会主催のさくらまつりは10日、同町八森の御所の台ふれあいパークで開幕した。咲き始めたソメイヨシノが園内をピンクに染め、訪れた住民らがゆっくりと花見を楽しんだ。町内の加盟店で使える割引券の使用も始まった。まつりは5月10日まで。

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八峰町さくらまつりが開幕

(御所の台ふれあいパークで)

●能代公園春まつりが開幕
 NPO法人・能代観光協会主催の能代公園春まつり(さくら)は10日、能代市の同公園で始まった。桜の木のほとんどは〝開花待ち〟の状況だが、ごく一部の木では花を咲かせていた。同協会は満開を15日ごろとみている。会期は5月2日まで。

●森岳温泉活性化へ検討委設置
 三種町の森岳温泉活性化事業計画検討委員会は5日夜、山本地域拠点センターで初会合を開いた。検討委は町が設置、地域住民から選ばれた委員16人が森岳温泉街への誘客などについて意見を交わし、8月を目標に計画をまとめる。

●ジェイコーで自費PCR検査
 能代市緑町のジェイコー秋田病院(大塚博徳院長)は、新型コロナウイルスへの感染の有無を調べるPCR検査の自費検査を実施している。無症状者が対象で、子どもの進学・就職、仕事の出張などで東京や仙台市など感染が拡大している地域へ出掛けた人などが不安を軽減する「一つの方法」として提供し、滞在先でのマスク着用の徹底など感染リスクを減らす行動を呼び掛けている。

●藤里町が住警器再支給へ
 藤里町は、新築住宅・既存住宅ともに設置が義務化されたことを受けて町内全世帯に支給していた住宅火災警報器(住警器)を再支給する。更新時期を迎えていることに対応するもので、再支給は65歳以上世帯および65歳未満の非課税世帯を対象とする。

●春のガーデニング商戦本番
 春本番が近づき、能代山本の種苗店やホームセンターなどではガーデニング商戦が展開されている。例年に比べて暖かくなるのが早いことから開花も早まっており、各店は店頭に色とりどりの花を並べ、住民たちが品定めをする光景が見られる。

色鮮やかな花をずらりと並べて売り込み

(能代市河戸川で)

●原木シイタケの収穫体験人気
 原木シイタケを栽培する三種町崎字大谷地のはたけやま椎茸園(畠山勝巳代表)の「第12回椎茸祭り」は10日、同園ホダ場で始まり、町内外から訪れた人たちが収穫体験を楽しんでいる。11日まで。

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原木シイタケの収穫体験を楽しむ人たち

●能代市のご当地婚姻届が完成
 能代七夕「天空の不夜城」や宇宙ロケット、風車など能代市の特色をデザインしたご当地婚姻届が完成した。同市の地域おこし協力隊でヨガインストラクターの佐藤香蓮さん(29)=秋田市出身=が、かわいらしいイラストをあしらったオリジナル婚姻届で、人生の門出に彩りを添えようと9種類作製した。佐藤さんらによる婚姻届制作プロジェクト実行委員会の公式ホームページ(HP)から無料でダウンロードでき、全国の市区町村に提出できる。市のHPからもアクセスできる。

z04p01市でご当地婚姻届

能代市の特産や地域性をモチーフにしたご当地婚姻届

13日の紙面から

●名物イカの天日干し始まる
 八峰町八森地域から青森県境にかけての国道101号沿いで、名物のイカの天日干しが見られるようになった。穏やかな日差しを浴びて、浜風に揺られる様子はイカの〝カーテン〟のようで、道行くドライバーらに本格的な春の到来を告げている。

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国道101号沿いで見られる名物・イカの天日干し(八峰町で)

●農業研修生、技術習得に汗
 能代市農業技術センターで、今年度も研修生4人が農業技術の習得に汗を流し始めている。農作業経験が乏しい人もいるが、農家としての独立や農業法人への就職を志し、ネギやスナップエンドウなどの管理作業を意欲的に学んでいる。

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スナップエンドウの定植作業に励む研修生

(能代市農業技術センターで)

●中小企業の景況3期ぶり悪化
 能代商工会議所が行った1~3月期の中小企業景況調査の集計によると、前年同期(2年1~3月期)と比較した全業種平均のDI(「好転・増加」と答えた企業割合から「悪化・縮小」と答えた企業割合を引いた数値)は、「売上」がマイナス44・9、「採算」がマイナス39・8、「採算の来期見通し」がマイナス42・7だった。3項目のうち売上と採算は前期(前年10~12月)に比べマイナス幅が拡大、3期ぶりに景況が悪化した。

●熊本の小学校へ木工キット
 平成28年4月の熊本地震で被災した子どもたちを励まそうと、父親の出身地の熊本県甲佐町の乙女小に秋田杉製品を贈り続けている傾聴の会「ひとやすみ」副会長の山崎将さん(43)=能代市中川原、自営業=は、今年も木製のティッシュケース製作キットを贈る。山崎さんは、「子どもたちが外で遊べないなど社会様式が変わった中、木製品を作ることがストレス解消にもなったと思う」と話し、秋田杉の製品が九州の子どもたちに親しまれていることを喜んでいる。

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乙女小の児童たちから届いた礼状を喜び、今年も秋田杉製品を贈る山崎さん(左)と七尾さん

●特殊詐欺未然防止に感謝状
 能代署は12日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、能代市のコンビニ店・ローソン能代扇田店(藤田彩店長)に対し署長感謝状を贈呈した。

●中学建設候補地再考求め動き
 三種町の学校再編整備計画をめぐり、八竜地域の住民が「未来の学校を考える会」を立ち上げた。現在ある3中学校を統合し新たな中学校の校舎建設候補地として森岳地区の山本中グラウンドを選定した計画に対し、遠距離通学や送迎の負担増、道路交通の安全性などを懸念して町や町教委に建設候補地の再考とともに、改めて住民を交えた協議の場を求めている。

●米代川河口にカモシカ出現
 能代市の能代橋や能代大橋の周辺で12日朝、国の特別天然記念物に指定されているニホンカモシカが姿を現し、住民らを驚かせた。同市出戸本町の会社役員、大谷泰彦さん(44)が撮影。「米代川で野鳥は撮るが、カモシカは初めて。良いものが見れた」と話している。

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能代大橋付近で姿を現したニホンカモシカ

(大谷さん撮影)

●春の地域安全運動スタート
 春の地域安全運動が12日に始まり、能代山本各地に啓発用ののぼり旗が掲揚された。能代市防犯協会駅前支部(船山捷治会長)は運動開始に合わせて市役所やホームセンターなどで街頭活動を展開し、特殊詐欺や自転車の盗難といった犯罪被害に遭わないように注意を呼び掛けた。

14日の紙面から

●風の松原でカモシカ目撃
 能代市の風の松原で、10、11日と続けてニホンカモシカが姿を現し、住民を驚かせた。12日には米代川河口周辺でも姿が確認され、「同じ個体ではないか」との声も聞かれている。

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市内の女性が松原で11日に撮影したカモシカ

●能代港岸壁強化工事進む
 能代港の大森地区で洋上風力発電設備を組み立てたり、保守点検したりする基地港湾(拠点港湾)にするため、岸壁を強化する国土交通省の2年度工事が終了した。3年度は護岸として使われている旧防波堤の残りを撤去し、新たな岸壁となる部分に長大な鋼管を200本近く打ち込む。4年度から埠頭ふとう)で資材の重さに耐えられるようにする改良工事を行い、5年度の完成を目指す。

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旧防波堤を撤去する2年度工事が終了した能代港の大森地区(国交省秋田港湾事務所提供)

●能代市の人口5万1003人
 能代市が住民基本台帳に基づきまとめた3月末の人口は5万1003人で前年同期より891人減少した。前月から230人減り、104カ月連続で減少した。世帯数は2万4238で前年同月比18減、前月比16増だった。

●県民割キャンペーンが好評
 県の「旅して応援!あきた県民割キャンペーン」が今月始まった。新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ観光消費の拡大を図るため、県内を目的地とする宿泊や日帰り旅行商品の代金を、最大5千円割り引きする。対象者は県内在住者、期間は5月31日までで、能代山本では21施設が登録。市町村独自の宿泊助成や県プレミアム宿泊券との併用も可能で、破格の料金で宿泊できる。宿泊者が大幅に増えている施設もあり、県は「予防対策を講じながら県内を旅し、県内の魅力を再発見してほしい」としている。

●教育研究会会長に保坂氏
 能代山本教育研究会の総会は8日、能代市海詠坂の能代山本広域交流センターで開かれ、今年度事業計画・予算案などを承認した。役員改選では新会長に保坂公咲氏(東雲中校長)を選任した。

●ジュンサイ収穫体験5月開始
 三種町観光協会は、町特産・ジュンサイの収穫体験を5月から受け入れる。ただ、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、体験者の対象は県内在住者に限定する。同協会は「新型コロナ感染防止対策を講じながら、三種ならではの体験を楽しんでほしい」と呼び掛け、予約を受け付けている。

●2年ぶりに春季総体開催へ
 能代山本中学校体育連盟の総会は13日、能代市能代二中で開かれ、春季、夏季、秋季それぞれの能代山本総体の開催などを盛り込んだ今年度事業計画を決めた。役員改選で新会長に能代一の佐藤克校長を選出した。昨年度は新型コロナウイルスの影響で中止し、2年ぶりの春季総体は選手の体調管理や用具の消毒などを徹底し、試合観戦は原則、選手の家族に限定し、観戦者にもマスク着用や消毒を求める。

●日本語指導ボラ養成講座開講
 能代市主催の日本語指導ボランティア養成講座が11日、市中央公民館で開講した。講座は今年度で20年目。受講者は「海外から訪れた人に日本語を教えるのに当たって良い方法を探していきたい」などと意欲を見せ、外国出身者らの生活を支える日本語指導者の一歩を踏み出した。

15日の紙面から

●二ツ井小児童 南極の氷で実験
 昨年秋から今春にかけて第62次南極地域観測隊に参加した能代市二ツ井町出身の成田枝里香さん(37)=海上自衛隊=が、今年も母校の二ツ井小に南極から持ち帰った氷をプレゼントした。児童たちはさっそく理科の授業で南極の氷を使ってさまざまな観察や実験をして、南極はどんなところか、氷がどうやってできるのかなどを学び想像力と知識を広げている。

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南極の氷を水の中に入れ、気泡が溶け出す様子を確かめる子どもたち(二ツ井小で)

●飼料用米への作付け転換加速
 能代山本地域の稲作農家で、主食用米の生産から飼料用米へ転換する動きが見られ始めている。新型コロナウイルスなどの影響で主食用米の需要が低迷し、民間在庫量が適正水準を超えて膨らむ中、行政は助成制度を充実させて転換を推進。県は3、4年産限定で飼料用米の作付け拡大に緊急助成を実施するほか、藤里町も3年度から助成制度を始め、飼料用米の作付面積を2倍以上に増やそうとしている。能代市も助成を継続する。同地域の農家は米価の下落を予測し、リスク管理や経営安定のために飼料用米に取り組もうとしている。

●「わかりやすい予算書」発行
 能代市は、今年度予算の概要や主要事業を紹介する広報のしろ別冊「わかりやすい予算書~〝わ〟のまち能代をめざして~」を発行した。一般会計予算を家計に例え、親の援助や貯金の取り崩しなどでやり繰りする市の台所事情を説明している。

●JA白神、青果物販売額21億円
 JAあきた白神(佐藤謙悦組合長)は、2年度の青果物の販売額をまとめた。21億4799万円で、ミョウガやアスパラガスなどの収量減が響き、目標の22億8440万円に届かなかった。ただ、ネギは単価が高水準だったことや生産拡大を背景に過去最高の17億7531万円。また、コロナ禍の中でも家庭内需要をつかみ、全般的に安定した単価を確保した。今年度の目標は24億3881万円で、「販売を強化し達成を目指す」としている。

●県をまたぐ移動自粛呼び掛け
 能代市は14日、全国的な新型コロナウイルス感染拡大を受けて、「都道府県をまたぐ移動は入学や仕事、試験、冠婚葬祭等を除き、避けるようお願いする」との市民向けメッセージを発表した。家族・親類などの県外からの訪問についても「できる限り控えてもらうよう適切なアドバイスを」としている。

●伊徳の唐揚げ商品が最高金賞
 日本唐揚協会主催の第12回からあげグランプリの北日本スーパー総菜部門で、伊徳(本社・大館市)が出品した「若鶏 旨塩唐揚げ」が最高金賞に輝いた。

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からあげグランプリで北日本スーパー総菜部門最高金賞に輝いた伊徳の「旨塩唐揚げ」(写真は伊徳提供)

●MOA児童作品展で藤原さん入賞
 静岡県熱海市のMOA美術館は、主催する「児童作品展2020特別企画展」の入賞者を発表した。三種町森岳小の藤原菫(すみれ)さん(4年)が書写の部で銅賞に輝いた。初めての入賞に「まさか私の作品が選ばれるとは思わなかった。すごくうれしい」と喜びを語った。

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MOA美術館の「特別企画展」で銅賞に輝いた藤原さん

●浅内小で秋北バス交通安全教室
 秋北バス(本社・大館市、小畑保彦代表取締役社長)の交通安全教室は14日、能代市浅内小(矢田部瑞穂校長)で開かれ、1、2年生がバスの正しい乗り方や内輪差などの危険に理解を深め、交通事故に遭わないように気を付けることを誓った。

p14p03秋北バス交通安全教室1

バスの運転席に座って死角の多さを体感(能代市浅内小で)

 


 

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