2022年5月

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1日の紙面から

●藤里駒ケ岳に「馬」くっきり
 藤里町の藤里駒ケ岳(1158㍍)に、この季節ならではの「駒(馬)」が姿を見せている。黒い山肌に鞍の形の雪が残って駒形がくっきりと見られ、駒ケ岳の麓で暮らす人たちに春の訪れを告げている。

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急峻(きゅうしゅん)な山肌に「駒」が姿を見せている藤里駒ケ岳

●参院選に現職と新人3氏起意
 参院選は、7月10日投開票(公示予定6月22日)の日程で行われることが有力視されている。秋田選挙区(改選数1)には現時点で、自民党現職の石井浩郎氏(57)=八郎潟町=、元衆院議員で無所属新人の村岡敏英氏(61)=由利本荘市=、共産党県委員会常任委員で新人の藤本友里氏(42)=北秋田市=、NPO法人代表理事で無所属新人の佐々百合子氏(46)=秋田市=の4人が立候補を表明。自民現職と野党統一候補の事実上の一騎打ちとなった3年前の前回と異なり、公示まで2カ月を切った段階でも構図は流動的な状況。各候補予定者が支持拡大を図る中、保守分裂の影響や、野党間の候補者調整の行方が注目される。

●夏祭り出店など事業計画承認
 二ツ井町商工会青年部(安井大誠部長)の通常総会は先月27日、能代市二ツ井町小繋の壱ノ座で開かれ、もっくん夏祭りへの出店やきみまちの里フェスティバルへの協力などを盛り込んだ今年度事業計画と予算案を原案通り承認した。

●市民プラザ移転し営業再開
 能代市の市民プラザは30日、同市元町で営業を再開した。〝常連〟の住民らが足を運び、街なかでのひとときを思い思いに過ごした。同プラザはNPO法人eナビステーションりあん(越後康一理事長)が運営を担っている。3月末まで入居していた大栄百貨店ビルの老朽化などを踏まえ、向かいの建物(旧赤玉薬局駅前店)へ移転。引っ越し作業を進め、この日オープンを迎えた。

●きょうから5月 風薫る季節
 きょうから5月。桜の季節から風薫る新緑の季節へとリレーされる。新型コロナウイルスの感染拡大で2年連続で中止していた高校バスケットボールの「能代カップ」が3年ぶりに開かれる。全国の強豪4校と能代科学技術が参加、今年の全国大会の行方を占うハイレベルな戦いを展開する。能代市の日吉神社「嫁見まつり」も3年ぶりに開催。今春の能代山本地方選を締めくくる三種町の町長選・町議選は10日告示。ゴールデンウイーク真っただ中だが、依然コロナ禍にあり、行楽や旅行、買い物、スポーツ観戦などの際は万全な感染防止対策が必要だ。

●能代管内新たに17人感染確認
 県は30日、能代保健所管内で新たに17人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。このうち14人は、すでに判明している陽性者の濃厚接触者と公表済みクラスター(感染者集団)関係。県と秋田市によると、能代管内を含む全県の新規感染者は179人(みなし陽性者3人を含む)で、重症者はいない。新規クラスターは3件発生した。県内の感染者は累計2万4877人となった。

●のしろ子どもまつり中止
 のしろ子どもまつり実行委員会(今野清孝委員長)は、29日に能代市子ども館前や能代河畔公園で開催を計画した同まつりの中止を決めた。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえての対応で、中止は3年連続となる。

●能代カップ成功へ最終確認
 第35回能代カップ高校選抜バスケットボール大会(3~5日・能代市総合体育館)に向けた市バスケットボール協会など関係者の全体会は先月29日、同体育館で開かれた。3年ぶりの開催となる大会の成功に向け、各委員会の準備状況を共有、スケジュールなどを最終確認した。

 

2日の紙面から

●鶴形に地域拠点施設開所
 能代市が大規模改修した旧鶴形小校舎に鶴形地域センター、鶴形公民館、鶴形診療所を移転させた「鶴形地域拠点施設」の開所式が1日行われ、地域の資源や文化を生かした新たな拠点の完成を関係者で祝った。これまで市内の飲食店でも食べられなかった地域特産の鶴形そばを製造する様子を見学・体験し、提供する設備を新設したのが特徴。内覧会も企画し、訪れた住民は「平成31年3月に閉校した鶴形小が使われて良かった」「鶴形そばが食べられる施設が前から欲しかった」と喜びの声が上がった。

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特産の鶴形そばが食べられる「そばホール」を地元住民が見学

●3年ぶり能代カップあす開幕
 第35回能代カップ高校選抜バスケットボール大会は、あす3日に能代市総合体育館で開幕する。インターハイ、国体、ウインターカップに次ぐ「第4の全国大会」として広く知られる能代カップ。3年ぶりの開催となり、今年も日本一を目指す全国の強豪4チームを招待し、地元・能代科学技術をホスト校に3日間のリーグ戦を行う。「バスケの街・能代」での熱戦を前に、会場の準備が着々と進められている。

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スティックバルーンを配布する花下さん

●応援用バルーン手に観戦を
 能代市地域おこし協力隊の花下哲さん(63)が、あす開幕する第35回能代カップ高校選抜バスケットボール大会の会場(能代市総合体育館)で、来場者に応援用のスティックバルーンを配布する。3日の開場時間の午前8時から配り始め、なくなり次第終了。

●来年本県でYEG全国大会
 能代商工会議所青年部(能代YEG、加藤裕介会長)の総会は先月25日、能代市柳町のプラザ都で開かれ、来年2月に本県で開催される日本商工会議所青年部全国大会の企画・運営、のしろみなと祭りの開催などを盛り込んだ今年度事業計画を決めた。

●グリーンぴあ山菜まつり好評
 能代山本で山菜が盛りを迎え、産地直売所では多くの消費者が旬の味を買い求めている。三種町鹿渡のグリーンぴあでは1日、山菜まつりを開催。シドケやワラビなど多彩な山菜を豊富にそろえたほか、買い物客へのプレゼント企画も行い、にぎわいを見せた。

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山菜まつりが買い物客の関心を集めた

(グリーンぴあで)

●メーデー能代集会で特別決議
 労働者の祭典「メーデー」の1日、第93回メーデー能代集会が能代市上町のけやき公園で開かれ、労働者の地位や労働条件の向上などを社会に向けて発信したほか、ロシアのウクライナへの軍事侵攻に抗議する特別決議を採択した。

●園庭に手作りこいのぼり泳ぐ
 能代市清助町の愛慈幼稚園(相澤孝子園長)は先月28日、園児が家族と作ったこいのぼりを園庭に掲げた。かわいらしい数々のこいのぼりが風に泳ぎ、元気いっぱいな園児の姿とともに春らしさを感じさせている。

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園庭に掲げられた園児の手作りこいのぼり

(愛慈幼稚園で)

●能代管内新たに35人感染
 県は1日、能代保健所管内で新たに35人(県外在住の滞在者1人含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。このうち10人は公表された陽性者の濃厚接触者。県と秋田市によると、能代を含む全県の新規感染者は230人(みなし陽性者5人含む)で、重症者はいない。県は4月29日発表のうち1件を「欠番」とし、県内の感染者は累計で2万5106人となった。

3日の紙面から

●八十八夜に檜山茶剪定作業
 「北限の茶」として知られる檜山茶の剪定(せんてい)が八十八夜の2日、能代市桧山の元祖檜山茶大髙園(大髙翔園主)で行われた。大髙さんと家族、友人ら7人が専用のはさみで「ジャキ、ジャキ」と余分な枝葉を取り除き、今月下旬から始まる茶摘みに向けて準備を進めた。

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八十八夜の2日、檜山茶の剪定作業に取り組んだ参加者ら(能代市桧山で)

●三種町長選、無投票の公算大
 任期満了に伴う三種町長選と町議選(定数15)は、10日の告示まで1週間となった。町長選に立候補を予定しているのは、現職で再選を目指す田川政幸氏(50)=豊岡金田字金光寺=のみ。他に立候補に向けた動きはなく、無投票当選となる可能性が高くなっている。一方、町議選に出馬を予定しているのは現職11人、新人7人の合わせて18人で、定数3オーバーの激戦が予想される。投開票は15日。

●市議会委員会定数を確認
 能代市議会の会派世話人会は2日、市役所で開かれ、3常任委員会、議会運営委員会の定数と会派別割り当てなどを確認した。改選前に解散した「議会改革調査特別委員会」の調査の在り方については今後、議運委で決めることにした。

●八峰町地域おこし協力隊募る
 八峰町は、地域おこし協力隊を募集している。募集人数は若干名で、農業振興に関する地域活動や情報収集、町外在住の就農希望者の移住・定住の相談業務に当たる「農業推進コンシェルジュ」として勤務してもらう予定。問い合わせ先は町企画財政課(☎0185・76・4603)。

●伝統の一・二中野球定期戦
 能代市野球協会(後藤健会長)主催の能代一中と能代二中による野球定期戦は2日、同市の能代球場で行われた。両校の選手たちがはつらつとプレーし、8─0で能代一中が優勝を飾った。今年で71回を迎えた伝統の一戦。一昨年は新型コロナウイルスの影響で中止し、昨年は感染拡大防止のため全校応援は取りやめたが、今年は全校応援を実施した。

両校の選手たちがはつらつプレー(能代球場で)

●運行25周年で感謝イベント
 五能線を走行する観光列車、リゾートしらかみの運行25周年を記念したイベント「リゾートしらかみ2525(ニコニコ)感謝デー」が、4日に能代市のJR能代、東能代両駅で開かれる。JR秋田支社のキャラクター「リゾートしらかみ3兄弟」による〝おもてなし〟や能代七夕正流会による囃子(はやし)の演奏などさまざまな催しで乗客らを楽しませる。

●能代カップ 熱戦きょう幕開け
 第35回能代カップ高校選抜バスケットボール大会は、きょう3日に能代市総合体育館で開幕する。招待校4校が1日から2日にかけて能代入りし、練習会場の同体育館や同市落合のアリナスで最終調整に汗を流した。高校バスケ界の実力校が集結し、「バスケの街能代」で行われる3日間の熱戦が幕を開ける。

3日開幕の能代カップを前に、招待校が能代に到着して最終調整に励んだ(アリナスで)

●能代管内さらに10人感染確認
 県は2日、能代保健所管内で新たに10人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。このうち6人は感染経路不明・調査中としている。県と秋田市によると、能代管内を含む全県の新規感染者は114人(みなし陽性者3人を含む)で、重症者はいない。新規クラスター(感染者集団)の公表はなかった。県内の感染者は累計2万5220人となった。

4日の紙面から

●3年ぶり「能代カップ」開幕
 第35回能代カップ高校選抜バスケットボール大会が3日、能代市総合体育館で開幕した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、過去2年間は中止したため、3年ぶりの開催。地元・能代科学技術が全国の強豪4チームを迎え、「バスケの街・能代」で総当たりの熱戦を展開する。5日まで。

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3年ぶりの開催となった能代カップ。能代科学技術などが「バスケの街・能代」で熱戦を展開(能代市総合体育館で)

●能代管内過去最多49人感染
 県は3日、能代保健所管内で新たに49人(県外在住の滞在者1人を含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。1日当たりの発表人数としては過去最多を更新し、新規クラスター(感染者集団)は2件発生した。県と秋田市によると、能代管内を含む全県の新規感染者は310人(みなし陽性者8人を含む)で、重症者はいない。新規クラスターは6件発生した。県内の感染者は累計2万5530人。

●中学選抜バスケで女子琴丘V
 第36回東日本中学校選抜バスケットボール琴丘大会は3日、三種町琴丘総合体育館で開かれた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に続き今年も県内チームのみ参加。女子は地元の琴丘が10大会ぶり5回目の優勝を決めた。

●ジオパークの見どころPR
 八峰町の「八峰白神ジオパークガイドの会」(西出静会長)は3日、同町八森の鹿の浦展望台で、貴重な地形や地質が残る自然公園「日本ジオパーク」として認定された町内の見どころ「ジオサイト」を観光客らにPRした。

●手づくり作品約400点ずらり
 三種町浜田の加藤倫子さん(71)と同町川尻の及位専蔵さん(72)の「手づくり二人展」が3日、同町森岳の交流施設「リエゾン」で始まった。着物リメーク作品やクルミの木の皮で編んだ手提げバッグなど丁寧に作り込まれた力作約400点を展示し、訪れた地域住民らを楽しませている。会期は5日まで。

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ぬくもりあふれる手づくり作品約400点が展示

(三種町森岳で)

●海蔵寺で生け花三人展開催
 「いけばな嵯峨御流三人展」は3日、能代市鶴形の海蔵寺で始まった。同寺の庵主・伊藤貞順さん(66)と、伊藤さん主宰の海蔵寺生け花教室に通う生徒2人の作品10点余りを展示し、住民らがゆっくりと観賞している。会期は5日まで。

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嵯峨御流の作品十数点が展示されている三人展

(能代市鶴形の海蔵寺で)

●水田で代かき作業始まる
 能代山本の水田で代かき作業が始まった。田植えに向けた最後の準備作業で、農家がトラクターを操作しながら圃場(ほじょう)を往来、周辺に機械音が響いている。今年の稲作は春先の播種(はしゅ)作業でスタート、先月半ばには圃場の耕起作業が進み、早い農家は先月中に代かきに取り掛かった。

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田植えに向け、代かき作業が盛んに行われている(能代市荷八田で)

 

5日の紙面から

●「みどりの日」に新緑散策へ
 白神山地世界遺産センター藤里館活動協議会主催の自然観察会「第22回みどりの日の集い」は4日、藤里町で開かれた。時折雨が降り、強めの風が肌寒く感じる天気で山頂からの見晴らしにも恵まれなかったものの、参加者たちは「高山の新緑散策」をテーマに途中、峨瓏(がろう)大滝に立ち寄りながら高山(388㍍)に登り、山野草が咲き、広葉樹が芽吹き出す季節を楽しんだ。

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新芽が鮮やかな木々の間を歩いて山頂を目指す登山者

●熱戦、能代カップきょう最終日
 第35回能代カップ高校選抜バスケットボール大会は2日目の4日、能代市総合体育館で4試合を行った。地元・能代科学技術は開志国際(新潟)と中部大一(愛知)と対戦、いずれも長身留学生を擁するチームで高さに苦しみ、連敗を喫した。通算成績は3敗。能代科学技術は最終日の5日、最終第3試合(午後0時40分開始予定)で洛南(京都)と対戦する。

●横断幕で「バスケの街」PR
 第35回能代カップ高校選抜バスケットボール大会が開催されている能代市総合体育館に、「バスケの街・能代」をPRする横断幕が掲げられている。市地域おこし協力隊の花下哲さん(63)が令和元年に製作し、能代カップでようやくお披露目された。花下さんは「能代カップで飾ってもらい、本当にうれしい」と話している。

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能代市地域おこし協力隊の花下さんが製作した横断幕

●25周年イベントに鉄道ファン
 能代市のJR能代、東能代の両駅で4日、五能線を走る観光列車「リゾートしらかみ」の運行25周年を記念したイベントが開かれた。両駅でJR秋田支社の公式キャラクター「リゾートしらかみ3兄弟」が乗客を出迎えたほか、能代駅では鉄道保線設備の展示や能代七夕正流会による囃子の演奏も行われ、多くの乗客や鉄道ファンでにぎわいを見せた。

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多くの乗客や鉄道ファンでにぎわった記念イベント(JR能代駅で)

●能代管内さらに16人感染確認
 県は4日、能代保健所管内で新たに16人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。すでに判明している陽性者の濃厚接触者とクラスター(感染者集団)関係が計10人で、新規クラスターは1件発生した。県と秋田市によると、能代管内を含む全県の新規感染者は173人(みなし陽性者1人を含む)で、重症者はいない。新規クラスターは能代管内の1件を含め3件発生した。県内の感染者数は累計2万5703人となった。

●家族の似顔絵展示会開催中
 能代市内の幼稚園・保育園の園児が描いた家族の似顔絵を紹介する展示会が能代市鰔渕のイオンタウン能代で開かれている。17施設の1~6歳児516人が家族の似顔絵を寄せた。6月19日まで。

●志戸橋のこいのぼり悠々と
 三種町志戸橋地区に4日、群を成して大空を泳ぐこいのぼりが登場し、子どもたちの健やかな成長を願う地域住民やドライバーらの目を楽しませている。6日夕方まで掲げられる。

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春風をはらみ、群を成して泳ぐこいのぼり

●医師会病院あすから通常通り
 新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)が発生し外来診療などを停止している能代山本医師会病院(加藤裕治郎院長)は、6日に外来診療、新規入院の受け入れ、手術、救急診療を再開する方針を決めた。3日には先行してかかりつけ患者の救急対応を始め、加藤院長は「これを教訓に、感染対策を徹底した病院になっていくという決意」と話した。


 

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