26日の紙面から

●あでやか、嫁見まつり
 能代市御指南町の日吉神社(平賀優子宮司)で25日、伝統行事の「嫁見まつり」が行われ、婚礼衣装に身を包んだ14人の女性が参道を静々と歩いた。美しい花嫁行列が、県内外から訪れた大勢の見物客を魅了した。天文2(1533)年、同神社の神様が奉(まつ)られたことを祝う「中の申(さる)祭」に合わせた奉祝行事。古くに初嫁が良縁に感謝し、正装で参拝した習わしが起源とされる。現在は良縁を願う女性も花嫁姿で参加している。

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美しい花嫁行列が見る人を魅了した(能代市の日吉神社で)

●チャレンジデー、住民一丸
 住民参加型のスポーツイベント「チャレンジデー2016」が25日、全国一斉に行われた。能代山本4市町は3年連続のフル参戦で、子どもからお年寄りまでがさまざまな運動に取り組み、楽しみながら参加率アップに貢献した。主催する笹川スポーツ財団(東京都)によると、同日午後5時現在の参加率は能代19・9%、三種25・1%、八峰34・8%、藤里47・8%。能代と三種が対戦相手をリードしている。

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チャレンジデーに合わせ、生き生きと体を動かす市民ら(能代市総合体育館で)

●タニタ食堂で伊藤さんの定食
 県内の高校生が対象の「おいしく減塩・野菜もとれるレシピコンクール」(27年度、県主催)おにぎり部門で最優秀賞を受賞した当時能代高3年で現在は郡山女子大1年生の伊藤水葉さんの「五味の味わい」定食がこの秋、ヘルシーメニューで知られる「あきたタニタ食堂」(秋田市)で限定販売されることが決まった。県庁で25日、商品化される同コンクール入賞作の試食会が開かれ、野菜やキノコ、豆類を豊富に取り入れ、甘味や酸味など五つの味を堪能できる伊藤さんのアイデアレシピが関心を集めた。

a25p01高校生減塩野菜レシピコン2

伊藤水葉さん考案の「五味の味わい定食」

●本因坊戦に向けて菓子開発
 能代市柳町の菓子店「松雲堂」は、来月2、3日に同市で開かれる囲碁の第71期本因坊戦にちなんだ新作を開発した。カップケーキとマカロンの2種類で、いずれも白黒の色使いで碁石をイメージ。2年前の本因坊戦で好評だった「碁石大福」と合わせ、27日から来月5日まで期間限定で販売する。

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囲碁をイメージした菓子を商品化した松雲堂の塚本代表

●みなと祭り、新企画加え
 能代港のにぎわい創出イベント「みなと祭り」の第1回実行委員会が24日夜、能代商工会館で開かれ、今年は7月17日に能代港中島5千㌧岸壁で開催することを決めた。恒例の巡視船一般公開のほか、新規に大勢の人が同時におむすびを握ってギネス世界記録に挑戦するイベントや女子大学生のチアリーディング、子ども体験などを企画している。

●能代観光協会が通常総会
 NPO法人能代観光協会(広幡信悦会長)の通常総会は24日、能代市の能代商工会館で開かれ、27年度事業報告と決算を承認した。収支は44万3千円余の黒字で、今年度予算に繰り越す。議案審議に先立ち、広幡会長は「地域の資源を掘り起こし、発信する思いをもう一度確認し、観光振興に努めていこう」とあいさつした。

●県高校軟式野球組み合わせ
 第61回県高校軟式野球春季大会は6月4日から3日間、秋田市のこまちスタジアムで行われる。初戦で能代は秋田工、能代工は秋田とそれぞれ対戦する。大会には6校が参加。初日の4日に1回戦2試合、2日目の5日に準決勝、決勝は最終日の6日に行われる。

●ハイブリッドロケット挑戦15団体
 宇宙工学を学ぶ学生が全国から集い、自作ロケットの打ち上げなどに挑む「第12回能代宇宙イベント」の実行委員会(堤明正実行委員長)は25日、能代市浅内のJAXA(宇宙航空研究開発機構)能代ロケット実験場で開かれ、イベントの日程や会場整備などについて意見を交わした。今年の日程は8月18日から26日までで、現在の学生の申し込み状況(24日現在)は、ハイブリッドロケットの打ち上げが15団体、缶サット競技が42団体で500人を超える参加が見込まれている。

27日の紙面から

●あの日忘れず、中部地震から33年
 「県民防災の日」の26日、能代市と三種町で防災訓練が行われた。昭和58年5月26日に発生した日本海中部地震を教訓に、参加した住民や関係機関がさまざまな訓練で有事の際の対応を学びながら、「自助・共助」の重要性などを再確認し、防災意識の高揚を図った。

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バケツリレーで消火活動に取り組む小学生と地域住民(能代市二ツ井町で)

●津波犠牲者の冥福祈る/能代市
 日本海中部地震の津波で36人が亡くなった能代市の能代港で26日、市主催の献花式が行われた。斉藤市長や遺族らが慰霊碑に花束をささげ、東北電力能代火力発電所の工事中に犠牲となった作業員らの冥福を祈った。

●「アミパネル」の強度を実証
 構造用集成材を製造する能代市河戸川の相澤銘木(網幸太社長)は、杉板を格子状に3層に組んだ「アミパネル」を使い、簡易住宅に見立てた巨大な立方体を製作した。強度をアピールするため26日、立方体にサイコロの目を入れて転がすユニークな実演を行ったところ、転倒の衝撃や振動にもびくともしないことを実証した。パネルは柱面に施工することで地震や湿気に強い家の着工が可能になる新建材で、22年に県立大木材高度加工研究所と共同開発し製品化。実演は高性能なアミパネルの認知不足を解消し普及させる狙いがあり、製作工程や転がした様子は来月ネットで動画配信する。

z26p02アミパネルの巨大サイコロ実験1

一辺2・7㍍の巨大な〝サイコロ〟を転がした

(能代市河戸川の相澤銘木で)

●2年ぶり「運のそば」提供
 能代市の風の松原内にある大森稲荷神社で26日、例大祭が行われ、多くの参拝者が振る舞われた「運のそば」に舌鼓を打った。同神社は商売や山の神様として、林業や商業関係者の信仰を集めている。例大祭は毎年、旧暦4月20日に行われているが、恒例となっている「運のそば」の提供は昨年、諸般の事情で中止した。

p26p01運のそば

2年ぶりとなった「運のそば」に舌鼓

(大森稲荷神社で)

●能代勝ち8強入り/高校野球
 第64回春季東北地区高校野球県大会は26日、秋田市のこまちスタジアムと八橋球場で開幕し、1、2回戦計5試合が行われた。能代勢は、能代が2回戦で秋田西に終盤逆転、8─4で下し8強入り、夏のシード権を得た。きょう27日は2回戦残り6試合が行われ、能代松陽が湯沢翔北と対戦する。

 ▽2回戦(八橋球場)
能 代000010052│8
秋田西000202000│4

●能代工高OB古いユニホーム寄贈
 能代工高バスケットボール部OBの庄司芳一さん(73)=群馬県渋川市=が25日、能代市畠町の能代バスケミュージアムを訪れ、現役時代(昭和34~36年)に着用していたユニホームを寄贈した。バスケミュージアムの存在は以前から知っていたが「優勝し始める前の古いユニホームは置いていないだろう」と提供を思い立ったという

b25p01バスケユニホーム寄贈

庄司さん(右)が能代バスケミュージアムにユニホームを寄贈

●チャレンジデー、勝利は八峰のみ
 25日に全国一斉に行われた住民参加型のスポーツイベント「チャレンジデー2016」は同日午後9時で終了し、能代山本4市町の参加率は能代が44・2%(前年比1・1㌽増)、三種48・0%(同2・4㌽増)、八峰64・6%(同1・3㌽減)、藤里87・2%(同2・8㌽増)だった。八峰町のみ対戦相手の北海道新得町に勝利、他3市町は参加率で昨年を上回ったものの黒星を喫し、「1勝3敗」の結果だった。

●市議ら効果的議論の手法学ぶ
 能代市議会有志によるファシリテーションを学ぶ研修会が23日、市中央公民館で開かれた。集団の中で多様なアイデアに耳を傾け、自らの意見を磨き上げるための議論を導く手法。会派を超えた11人が参加、実践を通じて理解を深め、市民との対話や施策立案への活用を模索した。

28日の紙面から

●洋剣の伊藤選手が母校訪問
 フェンシング男子エペで活躍する能代市二ツ井町出身の伊藤心(いのち)選手(26)=二ツ井町フェンシング連盟所属、東京都=が27日、母校の二ツ井小を訪問、歓迎会に臨んだ。伊藤選手は東京五輪でのメダル獲得という目標を披露し「勉強も頑張りつつ、熱中できるものを見付けて」と語り掛け、児童たちは体育館に響き渡る大きな声でエールを送り、世界に挑む先輩のさらなる活躍を信じて背中を押した。

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フェンシングの伊藤選手が母校を訪問、全校児童が拍手で〝激励〟(二ツ井小で)

●国保税4年ぶり引き下げ/能代市
 能代市は、28年度国民健康保険税の引き下げを予定している。現行で1人当たり平均年額7万3047円となっている全加入者対象の基礎課税額(医療分)と後期高齢者支援金等課税額(支援分)は7・08%(5172円)引き下げられ、6万7875円となる。40歳から64歳までにかかる介護納付金課税額(介護分)は2万2171円から9・00%(1996円)増の2万4167円に引き上がるが、医療分・支援分とのトータルでは3176円の減額。6月7日開会予定の市議会6月定例会に関係条例案を提出する。

●風力発電の保守拠点、来月着工へ
 能代市河戸川の能代木材工業団地で26日、日立パワーソリューションズ(茨城県日立市)が開設する風力発電施設の保守サービス拠点「能代サービスセンター」と研修施設「能代トレーニングセンター」の安全祈願祭が行われた。大型部品倉庫を有した東北地区の中核拠点となる施設で、迅速なメンテナンスや修理に対応する。来月着工し、11月に稼働予定。

z26p03サービスセンター安全祈願祭

くわ入れするパワー社の深浦本部長(能代木材工業団地で)

●松陽、湯沢翔北を圧倒し8強
 第64回春季東北地区高校野球県大会は2日目の27日、秋田市のこまちスタジアムと八橋球場で2回戦の残り6試合を行った。能代松陽は湯沢翔北に10─3の7回コールドで快勝して8強入り、夏のシード権を獲得した。28日は準々決勝が行われ、能代が横手、能代松陽は明桜とそれぞれ対戦する。

 ▽2回戦(八橋球場)
湯沢翔北
 0201000 3
能代松陽
 115003X 10
     (7回コールド)

●男子ハンマーで桂田(松陽)V
 第62回県高校総体は27日、県内各地で4競技が行われた。陸上は男子ハンマー投げで桂田瑞貴(能代松陽3年)が自己新記録で優勝し、女子は相原季紗(同)が400㍍で4位入賞した。サッカーは能代が明桜に0─9で敗れた。

●8月に釜谷浜で夕日コンサート
 三種町の住民有志でつくるグループ「まちのおんがくたい」(平塚穂高代表)が、8月7日に釜谷浜サンセットビーチコンサートを計画している。サンドクラフトで設営されるステージは、メインイベント以外にほとんど活用されていないのが現状だが、「砂のステージで、夕日をバックに演奏できる」ことにオンリーワンの価値を見いだして企画。プロ・アマや世代を超えて楽しめるコンサートにし、県内外の11組のバンドが出演する予定で、メンバーは成功に向けて準備を進めている。

●第四保育所廃止の考え示す
 能代市の「市立保育所の今後の方針に関する説明会」が、26日の第四保育所(東大瀬)を皮切りに始まった。市内の保育環境の変化や入所児童数の減少などを受け、市は民間移管を進めるとしていた市内4公立保育所の方針見直しを検討中で、入所児童数が5年前から半減し園舎も古い第四保育所は「34年度末に廃止する方向」を打ち出している。

●コデマリの花が見頃
 能代山本の民家の庭先などではコデマリが見頃を迎え、住民たちの目を楽しませている。コデマリは中国原産のバラ科の落葉低木で、別名スズカケ。白い小花がまとまって咲き、小さな手まりのように見えることが名前の由来になったとされる。能代市柳町の渟城幼稚園(渟城英夫園長)では、八幡神社境内にあるコデマリが満開となり、愛らしい白い小花が咲き誇っている。

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コデマリが見頃。小さな手まりのような花は園児たちの遊びスポットしても人気だ(渟城幼稚園で)

 

29日の紙面から

●白神山地・二ツ森山開き
 世界自然遺産・白神山地の二ツ森(1086㍍)の山開きが28日行われ、能代山本内外の登山愛好者ら約20人が新緑のブナと草花を楽しみながら山頂を目指した。例年に比べて残雪は少なく、参加者は爽やかな風を受けながら歩を進めた。この日は宮城県や新潟県などからも参加。八森ぶなっこランドで安全祈願祭と山開きの式典を行い、加藤町長らがテープカットをして登山シーズンの到来を祝った。

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青空と新緑を背景に、残雪を踏みしめながら山頂を目指す参加者

●藤里駒ケ岳も夏山シーズン
 藤里町の駒ケ岳(1157・9㍍)の第30回山開き登山は28日に行われた。登山道上に残雪はなく、春を通り越して初夏を思わせるほどで、県内外から参加した総勢約30人の一行は、シャワーのように降り注ぐ新緑のブナの森を歩き、登山道沿いに咲く山野草のかれんな花をめでながら頂上を目指し、白神の自然の豊かさに触れた。

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新緑が降り注ぐブナの森を歩く参加者

●能代が快勝、4強進出
 第64回春季東北地区高校野球県大会は3日目の28日、秋田市のこまちスタジアムと八橋球場で準々決勝を行った。能代勢は能代が横手を7─1で下して4強入り。能代松陽は明桜に0─3で敗れた。29日は準決勝が行われ、能代が秋田中央と決勝進出を懸けて戦う。

 ▽準々決勝(こまちスタジアム)
明  桜002010000 3
能代松陽000000000 0

 ▽準々決勝(八橋球場)
横 手000000100 1
能 代00101221X 7

●能代白神RC、創立20周年式典
 能代白神ロータリークラブ(小沢悟会長)創立20周年記念式典は28日、能代市元町のキャッスルホテル能代で行われた。会員たちは県内のRC会員らとともに節目を祝福し、奉仕の理想に向かってさらなる発展に力を尽くすことを誓い合った。同クラブは、能代RCと能代南RCをスポンサーとして平成8年10月に発足。県内43番目に誕生したクラブで、現在は名誉会員含む16人が所属している

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創立20周年の節目にさらなる発展を誓い合った能代白神RCの記念式典

●安保(能代)女子100㍍2位
 第62回県高校総体は28日、県内各地で6競技が行われた。陸上は女子100㍍で安保凜(能代3年)が2位、男子は5千㍍競歩の小武海泰士(能代2年)と砲丸投げの小松魁人(能代松陽1年)がそれぞれ3位入賞した。柔道は男子団体予選リーグと女子団体トーナメントが行われ、女子の能代は1回戦で敗退。男子は能代西が2勝、能代が1敗で、能代西が決勝トーナメントに進出する。サッカーは能代松陽が仁賀保に0─5で敗れた。

●中学校も運動会の季節
 能代山本の中学校で28日、運動会シーズンが幕を開けた。皮切りの能代市能代二中(秋元卓也校長)は市風の松原陸上競技場で体育祭を開き、徒競走や長縄跳びなど多彩な種目を実施。生徒たちは五月晴れの下、家族やクラスメートの声援を背に奮闘していた。中学校の運動会のピークは29日。

各種目に一生懸命取り組み、体育祭を楽しむ能代二中の生徒たち(能代市風の松原陸上競技場で)

能代南中近くにクマ、猟友会駆除
 28日午前7時55分ごろ、能代市河戸川字西堂前地内の田んぼにクマがいるのを、付近の県道を車で走行していた同市内の20代男性が見つけ、能代署に通報した。地元猟友会などが捜索し、同10時40分ごろ、同市能代南中から南東約1・2㌔の田んぼにいた体長約1・2㍍のツキノワグマの成獣(雄)を射殺し、駆除した。27日夜にも同校グラウンドに入るクマが目撃されており、同じ個体とみられる。目撃場所の西側約150㍍には民家があるが、けが人はなかった。目撃を受け、同校では部活動を終日中止した。

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水田から勢いよく走って逃げるクマ

(28日午前10時30分ごろ、能代市河戸川で)

●「本因坊寿司」を商品化
 第71期本因坊戦第3局(6月2、3日・能代市柳町の旧料亭金勇)に向け、同市柳町のプラザ都(大谷直子社長)が「本因坊寿司(ずし)」を商品化し、28日から発売を開始した。碁石をイメージしたかわいらしい手まり寿司風のメニューで、同社は「碁への興味を持ってくれたら」と話している。価格は税込み900円。6月5日まではプラザ都内の喫茶ベルや和風レストラン都亭で食べることができ、テクアウトも可能。その後は予約を受けて提供する。

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プラザ都が販売を開始した本因坊寿司

 

30日の紙面から

●子どもまつり、遊び〝はしご〟
 子どもたちに外遊びの場を提供する「のしろ子どもまつり」は29日、能代市子ども館で開かれた。青空の下、家族連れや子どもたち8千人(主催者発表)が訪れ、竹馬や輪投げを体験したほか、パン焼きや凧づくり、飲食ブースなど多彩なコーナーを〝はしご〟、バレエと太鼓のパフォーマンスも行われ、会場には来場者の笑顔が広がった。

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大勢の子どもたちでにぎわったのしろ子どもまつり(能代市子ども館前で)

●炭焼き再現し誘客を/能代市母体
 能代市母体地区の住民が炭焼き窯の製作を計画している。昭和30年代まで行われていた伝統的な炭焼きを再現して誘客を図ろうと、県内の大学生と準備を進めている。昔ながらの工法で作った炭窯を観光資源として復活させ、炭焼き体験などを企画する。製造方法などを記録に残す民俗学的な側面もある。炭窯の外壁となる木材や焼き土、くべる薪(まき)など材料は全て地元で調達し、8月の完成を目指す。

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炭焼き窯作りの説明を聞く大学生ら。手前は戸松さんが作った炭焼き窯の模型(能代市の母体会館で)

●こめっこ隊 はだしで田植え体験
 能代市の誘致企業関係者に自然体験を提供する「のしろの魅力体感塾・誘致企業こめっこ隊」の田植え体験が29日、同市常盤山谷地区で行われ、市内5社の従業員ら38人が、五月晴れの下で水稲苗の手植えに挑戦した。こめっこ隊事業は、誘致企業に対するフォローアップの一環で25年度から実施。春に田植え、秋には稲刈りと収穫祭を行っている。

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はだしになって田植えに挑戦する参加者(能代市常盤山谷地区で)

●能代10年ぶり決勝進出/高校野球
 第64回春季東北地区高校野球県大会は4日目の29日、秋田市のこまちスタジアムで準決勝が行われた。能代は秋田中央と対戦、5─4で逃げ切り10年ぶりの決勝進出と東北大会出場を決めた。きょう30日は、24年ぶりの春優勝を懸けて明桜と対戦する。
 ▽準決勝(こまちスタジアム)
能  代 200101010 5
秋田中央 030000010 4

●体操女子団体は能代二中V4
 第45回県中学校春季体操競技大会は29日、秋田市の県立体育館で開かれた。能代勢は、男子個人総合で芳賀研心(能代一2年)が昨秋に続き頂点に立ち、女子団体では能代二が4連覇を果たした。

●能代高が体操男子団体6連覇達成
 第62回県高校総体は29日、県内各地で6競技が行われた。陸上は男子やり投げで岡本直樹(能代松陽3年)が優勝。体操は男子団体の能代が6連覇、個人では男子が嶋田大輝(能代2年)、女子は佐藤杏奈(同1年)が総合優勝を飾った。ボクシングで能代南中出身の伊藤英吾(金足農2年)が男子フライ級を制した。

●白神山地食祭、山の幸ふんだんに
 藤里町商工会(安部薫会長)主催の食イベント「白神山地食祭・春」は28日、同町藤琴のホテルゆとりあ藤里で開かれた。町内外の約80人がテーブルを囲み、季節の山菜を使った料理に舌鼓を打ったほか、三種町から流しジュンサイの〝出張〟もあり、旬の競演に大喜びだった。

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旬の「山の幸」を使った料理を楽しんだ白神山地食祭・春

●房住山山開き、町内外150人山頂へ
 三種町の房住山(409・2㍍)の山開きは29日に行われ、町内外からの約150人の参加者が秋田杉の巨木やブナなど自然に囲まれた登山道で歩みを進め、山頂を目指した。町観光協会主催。同町と能代市二ツ井町にまたがる房住山は古くから信仰の対象で、修験者の道場地として栄えていたとされるほか、蝦夷征伐において坂上田村麻呂と長面三兄弟が争った物語も伝わっている。

豊かな自然を楽しみながら山頂を目指して歩みを進める登山者たち(三種町の房住山で)

31日の紙面から

●クールビス商戦“熱く”/能代山本
 衣替えの時期を前に、能代山本の紳士服店や大型店などでクールビズ商戦が盛況を迎えている。今年のトレンドは「ドレスアップへの回帰」で、機能性とファッション性を兼ね備えたスーツが男女問わず注目を集めている。各店は特設コーナーを設置して商戦を展開、気温が上昇するにつれてますます活況になりそうだ。

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本格的な夏を前にクールビズ商戦を展開

(能代市下野の紳士服店で)

●市総合体育館、開館後初の改修ヘ
 能代市の斉藤市長は30日、市二ツ井町庁舎で記者会見を行い、雨漏りが問題になっている市総合体育館で来年度、平成5年の開館後初めてとなる改修工事を行うことを明らかにした。来月7日開会の6月定例議会に改修のための実施設計業務委託料763万円を計上した今年度一般会計補正予算案を提出する。

●能代市議会がネット中継で検討委
 能代市議会は、本会議のインターネット中継の在り方について、ルールづくりを検討する組織を立ち上げる方針を固めた。30日の議会運営委員会で意見集約した。新庁舎への議場整備後にどのような形で中継を行うかなどを含めて協議する。6月定例会は、従来通り市役所第4庁舎と二ツ井町庁舎の2カ所のテレビモニターで生中継を行う。

●能代が24年ぶり9回目の優勝
 第64回春季東北地区高校野球県大会は最終日の30日、秋田市のこまちスタジアムで能代─明桜の決勝を行った。ともに2桁安打の乱打戦となったが、序盤から好機で得点を重ねた能代が明桜を13─9で下し、4年以来24年ぶり9回目の優勝を飾った。能代は東北大会(6月9~13日・岩手県の盛岡市、花巻市)に県第1代表として出場する。組み合わせは1日に決まる。
 ▽決勝(こまちスタジアム)
明桜201100005 9
能代31301050X 13

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能代は3回、2死二、三塁から細田の中前適時打で二走・見上がかえり7─3とリードを広げる

●豪風関に県民栄誉章
 県は30日、北秋田市出身で大相撲幕内力士の豪風関(36)=本名・成田旭、尾車部屋=に県民栄誉章を授与すると発表した。3月場所で本県出身力士では最多となる幕内507勝を達成したことや、県内の福祉施設や学校などへ精力的に訪問していることなどを評価し、授与を決めた。豪風関は父親が能代市二ツ井町出身。

●おとも苑6月から食堂再開
 一昨年4月から休業状態が続いていた能代市腹鞁ノ沢の高齢者交流センターおとも苑の食堂があす1日、2年2カ月ぶりに営業を再開する。市役所食堂の運営などに携わっていた同市落合の落合美紀子さん(57)が業務受託に名乗りを上げた。オープンに向けて着々と準備を進めている。

●笑顔で皮むき“熟練の技”披露
 能代市二ツ井町下野家後の特別養護老人ホームよねしろ(松岡修蔵施設長)で26日、恒例の「たけのこ大作戦」が行われ、施設利用者が約120㌔ものタケノコの皮むきを楽しんだ。太く軟らかい〝上級品”で「いいタケノコだね」と笑顔を見せ、生き生きと皮をむいたり根元の硬い部分を切り落とす作業に精を出していた。

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恒例の「たけのこ大作戦」が行われ、タケノコの皮むきに熟練の技を発揮(二ツ井町の特養よねしろで)

●秋田杉おもちゃで遊び楽しむ
 能代市二ツ井町の旧仁鮒小で29日、木製おもちゃで遊ぶイベントが開かれた。市民有志で組織する「能代で木育を推進する会」(佐々木久美子代表)の主催。秋田杉で作った積み木やミニハウスなどが用意され、子どもたちが木の香りや優しい手触りを楽しんだ。佐々木代表は「子どもの頃に触れた秋田杉の香りは、大人になっても大切な記憶として残ると思う。木都能代だからこそ、生活に身近な存在として木を大切にしていきたい」と話していた。

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子どもたちが木製おもちゃのぬくもりに触れた

(能代市二ツ井町の旧仁鮒小で)

 


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