16日の紙面から
●敬老の日商戦にぎやかに 18日の「敬老の日」が近づき、能代山本の大型店や生花店などで両親や祖父母らへのプレゼントを品定めする買い物客の姿が見られている。敬老の日は3連休の最終日に当たり、各店舗では肌着や靴下といった衣料品、フラワーギフトなどの好適品を取りそろえて商戦を展開。連休とともににぎわいのピークを迎えそうだ。

敬老の日に向け色鮮やかなフラワーギフトを用意(能代市昇平岱の生花店で)
●能代火力の揚炭機取り換え 能代市大森山の東北電力能代火力発電所(出力120万㌔㍗)が燃料に使う石炭を運搬船から陸揚げする荷役機械(揚炭機)の大掛かりな取り換え工事が行われている。平成5年5月に運転開始した能代火力で揚炭機を更新するのは初めて。14階建てビルの高さに相当する巨大な特殊設備なため、火力構内から能代港の岸壁に運び出して分解している。新しい揚炭機は台船に積まれて台湾から運ばれ、構内の桟橋に設置する工事を行っている。10月末まで。

台湾から台船で海上輸送した新しい揚炭機。奥にあるのが古い揚炭機(能代火力発電所桟橋)
●地産地消協力店マップ作成 能代市は、地場産農産物の消費拡大に積極的な「地産地消協力店」を紹介する「のしろ地産地消協力店マップ」を作成し、市内全戸に配布した。地産地消協力店は、地域で生産された農産物を地域内で消費する「地産地消」に対する市民の理解、関心の向上を図ることを狙いに、18年に市が始めた制度。マップはA3判二つ折りで、8月1日時点で協力店に登録されている能代地域51、二ツ井地域9の計60協力店の住所と連絡先、一言コメント、店の位置図を掲載した。
●旧石倉山ゲレンデ整備/三種町 三種町の住民有志らでつくる「三種で遊び隊」(佐々木政幸隊長)は、今年度も旧石倉山スキー場の整備に取り組んでいる。同隊は町に遊びの場を創出しようと、無数に生い茂る雑木の伐採などを行ってゲレンデを“復活”させ、2月に初めて子どもスキー教室を開催した。来年2月も教室を計画し、6月からゲレンデの草刈り作業に着手。草でキャラクターを描く遊び心も出しつつ、環境の維持に汗を流している。

地道にゲレンデの草刈りを行っている三種で遊び隊
●秋田杉の里二ツ井まつり入場者増 能代市二ツ井町小繋の道の駅ふたついで8月5、6日に開催された第30回秋田杉の里二ツ井まつりの入場者数は、7035人で前年度比447人(6・8%)増加した。東北の夏祭りを巡るツアーバスの入場が昨年より多かったことが要因で、マイカー客はやや減少した。来夏は米代川沿いへ移転する道の駅が開業する見通しで、同まつり実行委員会事務局の市二ツ井地域局環境産業課は、新・道の駅を会場に継続できるよう、働き掛けていきたいとしている。
●ライブスタジオで結婚披露宴 能代市住吉町のスタジオM3で13日夜、ユニークな結婚披露宴が行われた。ライブが盛んに行われるスタジオでの披露宴が珍しいだけではなく、インターネットのライブ中継番組「ブヒです能代」が全面協力して様子を配信、視聴者から祝福の声が寄せられた。スタジオの機材を活用した演奏、新婦による誕生日鑑定など内容もバラエティーに富み、新郎新婦も出席者も心温まるひとときを過ごした。披露宴を行ったのは、同市栄町の公務員、勝長寛典さん(40)と団体職員の聡子さん(30)。9カ月ほど前から交際し、8月27日に入籍した。

披露宴ではスタジオの環境を生かして余興
●北朝鮮のミサイルに怒りと不安 15日午前6時57分ごろ、北朝鮮から弾道ミサイル1発が発射され、同7時16分ごろに北海道襟裳岬の東約2200㌔の太平洋上に落下した。能代山本4市町は、国の全国瞬時警報システム(Jアラート)を通じた防災行政無線で住民に周知するとともに、情報収集に追われた。北朝鮮は先月29日にも日本上空を通過するミサイルを発射したばかり。住民からは「またか」、「いい加減にして」と憤りの声が聞かれた。
●八峰町の突風被害は5棟 八峰町八森字磯村地内で14日午後6時ごろに発生した突風被害は、町や八峰消防署の15日の調べで車庫1棟が全壊したほか、民家や事業所など4棟で屋根や窓ガラスが破損していたことが分かった。秋田地方気象台は同日、現地調査を実施し、「突風は竜巻の可能性はあるものの、特定に至らなかった」と発表した。

突風が吹いた八峰町八森字磯村の被害状況を調査する秋田地方気象台の職員(15日午前9時ごろ)
17日の紙面から
●三種町で映画オーディション 俳優の山田孝之さんがプロデュースし、11月に三種町と鹿角市で撮影が行われる映画「デイアンドナイト」(30年公開予定)の秋田オーディションが16日、三種町琴丘地域拠点センターで行われた。能代山本をはじめ県内各地から約120人が参加。児童養護施設の子どもや警察官などの役柄で映画に出演しようと、自己紹介や演技を通じて懸命に自分をアピールした。

映画出演へ藤井監督らを前に懸命にアピール
(三種町で)
●八幡神社境内にお杉音頭の列 能代市柳町にある八幡神社(渟城英夫宮司)の祭典は宵祭の16日、同神社で渟城幼稚園の園児による奉納演技、盆栽や華道作品の奉納展示が行われたほか、「お杉音頭を伝える会」による奉納演舞が披露され、訪れた人を楽しませた。17日は本祭で、午前10時から神事を行い、11時にみこしが同市清助町の御旅所に向けて神社を出発。午後2時30分に御旅所を出て、浜通町、大町、万町、畠町を通り、午後4時に神社に戻る。

八幡神社祭典の宵祭で優雅に披露されたお杉音頭
(能代市柳町で)
●松陽高生徒が地元の食と農に理解 県立大と国の研究機関・総合地球環境学研究所(京都市)が実施するトランジション・ゼミナールに参加している能代松陽高の生徒有志が16日、能代市内のスーパーや同市轟のネギの大規模栽培地・園芸メガ団地で現地調査を行い、地元の食と農に理解を深めた。

市内スーパーを見学し、地元の食に理解を深める生徒(テラタバイパス店で)
●光る個性、手工芸作家が〝競演〟 能代山本を中心とする手工芸作家による「アトリエ工房展」は16日、能代市柳町の旧料亭金勇で始まった。同市12組、三種町、大館、由利本荘、秋田市から各1組が参加。秋田杉の木工家具、着物を再利用したバッグ、つる細工など多彩な製品を展示販売し、来場者に手仕事の温もりを伝えている。17日までで時間は午前10時~午後3時。

多彩な手作り製品を展示販売
(能代市の旧料亭金勇で)
●向能代、八森2回戦へ/学童野球 第15回東北学童軟式野球新人県大会は16日、横手市の大森野球場と十文字球場で開幕し、1回戦8試合を行った。向能代は山瀬(大館)と対戦し、11─1の5回コールドで圧勝。八森は合川(北秋田)を4─1で下した。17日は大森野球場で2回戦4試合が行われ、第1試合(午前8時30分)で八森が山内(開催地枠)、第3試合(午後0時30分)で向能代が旭栄(横手)と顔を合わせる。
▽1回戦 向能代43220 11 山 瀬00001 1 (5回コールド)
八森1020100 4 合川0000001 1
●郡市中学新人総体が開幕 第46回能代市、第49回山本郡中学校新人総体は16日開幕し、各会場で7競技が行われた。市は卓球の男子団体で東雲、女子団体で能代一が優勝し、水泳女子100㍍背泳ぎで渡部遥(能代一)が大会新で制した。郡は、バスケットボールの男子で琴丘、ソフトテニスの女子団体で八峰が頂点に立った。郡市合同の陸上女子共通400㍍リレーで、1位の二ツ井が37年ぶりに大会記録を更新した。きょう17日は7競技が行われる。
●高校生就活、試験解禁も応募低迷 春高校卒業予定者の就職試験は16日に解禁された。ハローワーク(職安)能代管内の求人数は272人(7月末現在)で、県内就職を希望する生徒数128人(同)の2倍を超えている。多くの事業所が3連休明けの19日以降に選考を予定しているが、求人と求職のミスマッチも指摘され、「応募状況は厳しい」と、人材確保に悩む声が聞かれている。
●秋の到来を感じさせ 名月盆栽展 能代山本の盆栽愛好者でつくる能代盆栽会(小林定雄会長)の「名月盆栽展」は16日、能代市大森山の能代エナジアムパークで始まり、会員が丹精込めて育てたモミジやイチョウ、クロマツなどを展示し、来場者を楽しませている。会期は18日まで。時間は午前9時30分~午後4時30分(最終日は午後4時まで)。18日は臨時開館日。入場無料。

秋の到来を感じさせる作品を並べた名月盆栽展
(能代エナジアムパークで)
18日の紙面から
●伝統継いで歌舞伎披露/三種町 三種町の「伝統芸能の祭典inみたね」は17日、同町山本地域で開かれた。昼の部は町内外の番楽や踊り、ささらなどを披露、伝統芸能の魅力を躍動感たっぷりに表現した。夜は森岳歌舞伎の公演が行われ、保存会のメンバーが白熱の舞台を展開。町内外から多くの伝統芸能ファンや住民が駆け付け、盛んに拍手を送った。同町では森岳歌舞伎が伝承されていることを踏まえ、26年に本県で開催された国民文化祭をきっかけに地歌舞伎の祭典が始まった。28年は同祭典と芸術文化協会の民俗芸能祭りを併催したが、今回はイベントの名称も変えて一本化した。28年は同祭典と芸術文化協会の民俗芸能祭りを併催したが、今回はイベントの名称も変えて一本化した。

森岳歌舞伎は、豊かな表現力で観客を魅了
(三種町の農村歌舞伎会館で)
●能代市職員採用試験に61人 能代市の職員採用第1次試験は17日、市中央公民館で行われた。今年度の採用予定は上級と初級合わせて9人程度。試験には61人が臨み、実質倍率は6・8倍で、前年度より2・4㌽低下した。保健師は1人程度の採用予定に対し、2人が受験した。第1次の合格発表は10月上旬に行う。
●松陽は再試合/秋季高校野球 第69回秋季東北地区高校野球県大会は2日目の17日、横手市のグリーンスタジアムよこてと平鹿球場で2回戦4試合を行った。能代勢は、県北第1代表の能代松陽が湯沢(県南第6代表)と対戦し、延長15回の末に5─5で引き分け、19日に再試合を実施する。きょう18日は両球場で2回戦4試合を行う予定だったが、台風の影響による天候不良を見込んで順延した。19日はよこてに能代勢2校が登場。能代松陽が第1試合(午前9時)で再試合を行い、県北第3代表の能代は第3試合(午後1時40分)で由利(中央第2代表)と対戦する。 ▽2回戦(平鹿球場) 能代松陽000004001 湯 沢200102000 000000 5 000000 5 (延長15回引き分け再試合)
●豊作に感謝し番楽披露 能代市二ツ井町の富根報徳番楽保存会(米川貢会長)の作番楽は17日、同町富根地区の鎮守・愛宕神社境内で行われた。小学1年生から90代まで約20人が舞手やはやし方で舞台を務め、しなやかな女舞や力強い武士舞、ユーモラスな根っ子切り舞を披露。町内外から訪れた人たちは地域に受け継がれる伝統の芸能を観賞、振る舞いのきりたんぽ鍋に舌鼓を打ちながら歓談し、初秋の一日を楽しんだ。

境内の大木の下に舞台をしつらえ、出来秋への感謝を込め番楽を披露
●ソフトテニス二ツ井男女V 第46回能代市、第49回山本郡中学校新人総体は最終日の17日、各会場で7競技が行われた。バスケットボールは男子が東雲、女子は能代二が優勝。剣道団体は男女とも能代二、ソフトテニス団体は男女とも二ツ井が頂点に立ち、バレーボール女子は東雲、柔道男子団体は二ツ井が制した。郡は、バスケットボール女子で約40年ぶりに出場した藤里が初優勝を飾った。
●野外で音楽や飲食楽しむ 能代山本の若者有志による野外イベント「TRIP GREEN FESTIVAL」は17日、能代市海詠坂の能代山本広域交流センターで開かれた。国内外で活動する和太鼓バンド「GOCOO(ゴクウ)」らアーティスト4組がステージに立ったほか、3人制バスケットボールの試合やスケートボード、ダンスのパフォーマンスも展開。オーガニック食材を使ったフードやドリンク、雑貨販売など多彩なブースも出店し、多くの来場者でにぎわった。

詰め掛けた来場者が緑の中で音楽や食、スポーツなどを楽しんだトリップグリーン
●根城豊作相撲熱く/藤里町 藤里町米田地区の伝統行事「根城豊作相撲」は17日、同町粕毛字米田の米田相撲場で行われた。地元の根城青年団(加藤治門団長)関係者をはじめ町内外の小学生らが、収穫への感謝を込めて力のこもった取組を披露、土俵を取り囲んだ家族や地域住民らからは、〝おらほの力士〟たちを鼓舞する声援や笑い声が湧き起こり、秋の農繁期を控え和気あいあいと一日を過ごした。

「ガチンコ勝負」の連続で土俵を沸かせた根城豊作相撲
●八幡神社本祭、みこし練る 能代市柳町の八幡神社(渟城英夫宮司)祭典本祭の17日、みこしの御神幸が行われ、男衆に担がれた重厚なみこしが同神社から清助町の御旅所を目指して練り歩き、熱気に包まれた。神社で神事を行った後、渡御が始まった。ほら貝、太鼓、弓矢、さい銭箱などの行列や猿田彦に続き、みこしが神社を出発。さらし姿の男衆約60人で重さ約800㌔のみこしを担ぎ、「オイッサ、オイッサ」と威勢のいい掛け声を挙げて、市内中心部を巡った。

みこしを担いで勇ましく歩く男衆
(能代市柳町で)
19日の紙面から
●台風18号、各地で爪痕 大型の台風18号は18日午前3時ごろから同9時ごろにかけて本県に最接近した。能代山本では各地で強風が吹き荒れ、建物外壁の剝離や窓ガラスの破損、倒木などがあったほか、能代市内では停電が発生、収穫期を迎えている果樹の落果も相次いだ。能代山本広域市町村圏組合消防本部などによると、同日午後7時30分現在でけが人は報告されていない。

果樹園ではナシなどの落果が相次いだ
(八峰町峰浜沼田で)
●能代市農委が市に要望書 能代市農業委員会(佐藤信孝会長)は、農業委員会の新体制移行を来年7月に控え、新たな農業委員と農地利用最適化推進委員(推進委員)の定数や、定数条例の議会提案時期などに関する「要望書」を斉藤市長に提出した。農業委員定数は新制度の基準で同市の上限である19人、推進委員定数は18人とすることをそれぞれ要望。条例案の上程については、両委員の公募・選考スケジュール等を考慮し今年12月議会への提案を求めている。
●「敬老の日」、互いの長寿を喜ぶ 「敬老の日」の18日、能代市の敬老会が市文化会館で開かれ、参加した高齢者たちが互いの長寿を喜び合いながら、児童生徒による作文発表、歌や踊りのアトラクションを楽しんだ。同市能代地域の敬老会は、昨年度まで数え70歳と同80歳を対象に開いてきたが、元気なお年寄りの増加などを受け、今年度から同75歳以上に変更。6月に地区敬老会が開かれた常盤、桧山、鶴形、東能代の各地区在住者を除く、同75歳、77歳、80歳、88歳、90歳、99歳の計2264人に案内状を発送、一般参加者、来賓などを含む212人が出席した。

渟南小児童から手紙を受け取り笑顔を見せる高齢者たち(能代市文化会館で)
●松陽の小松が投てき2冠 第56回県高校新人陸上競技大会は17日までの4日間、秋田市の県営陸上競技場で開かれた。能代勢は、男子砲丸投げで小松魁人(能代松陽2年)が大会新で頂点に立ち、円盤投げも制して2冠を達成。女子棒高跳びでは久保田ひなの(同)が優勝した。
●ソフトテニス松陽男女V 第59回県北高校新人大会ソフトテニス競技は17日までの3日間、大館市の田代コートと能代市の二ツ井コートで開かれ、能代勢は男女の団体で能代松陽が優勝したほか、個人でも男子の田村翔・近藤祐太組(2年)、女子の白戸花歩・小林千寛組(1年)と、男女そろって能代松陽勢が制した。
●30日に「うたおう!稲刈り」 田植え歌などの伝承歌(作業歌)を楽しみながら稲刈りを体験するイベント「うたおう!稲刈り」が、30日午前10時から三種町鵜川字夕日沢地内の水田で開かれる。同町浜田の森山大輔さんが中心となって進めているプロジェクトで、劇団わらび座座友の近藤真行さん(同町鹿渡)が歌い方を教える。森山さんは「歌を“生きた形”で歌い継ぎ、良さを感じてもらいたい」と話している。
●県新人学童野球、八森準V 第15回東北学童軟式野球新人県大会は最終日の18日、横手市の大森野球場などで準決勝と決勝を行った。山本郡代表の八森は準決勝で飯島南(秋田)に6─4で逆転勝ち。決勝は旭栄(横手)と対戦し、終盤にミスが続いて2─3のサヨナラ負けを喫し、惜しくも東北大会出場はならなかった。 ▽決勝 八森0000200 2 旭栄0000021x 3 ▽準決勝 八 森0300111 6 飯島南0220000 4
●夕闇に炎が点々と/八峰町 八峰町八森本館地区で17日夕、「たいまつ祭り」が行われた。400年余前に起きた農民一揆で命を落とした犠牲者を供養する伝統行事。本館城跡で読経した後、参列した住民約30人がたいまつを手に集落まで歩いた。夕闇に炎が点々と浮かび、幻想的な雰囲気に包まれた。

たいまつを手に山道を下る地域住民
(八峰町八森本館地区で)
20日の紙面から
●浅内小児童がナシのもぎ取り 能代市浅内小(工藤克弥校長)の4、5年生29人が19日、同市出戸本町の果樹園でナシの収穫作業を体験した。6月に袋掛けを行った幸水のもぎ取りを通し、丸々と育った果実を手にした児童たちは出来秋の喜びに触れていた。

たわわに実ったナシをもぎ取る児童たち
(能代市出戸本町の果樹園で)
●常任委イオン関連予算案可決 能代市の9月定例議会は19日、各常任委員会で16件の付託議案を審査した。産業建設委では、仮称・イオン新能代ショッピングセンター(SC)建設に伴い必要とされる上水道の配水管移設工事の実施設計委託料を計上した今年度水道事業会計補正予算案を賛成多数で可決、イオン新能代SCに関する市民説明会の開催を市に働き掛けるよう求める陳情は賛成少数で不採択と決した。ただ陳情を不採択とした会派・希望は「説明会自体は必要」と意見、改革ネットワーク、議会改革を推進する諸派の会と合わせた3会派が説明会は開くべきとした。
●高校野球、能代勢そろって8強 第69回秋季東北地区高校野球県大会は3日目の19日、横手市のグリーンスタジアムよこてと平鹿球場で2回戦5試合を行い、8強が出そろった。県北第1代表の能代松陽は湯沢(県南第6代表)との再試合を6─3で制し、県北第3代表の能代は由利(中央第2代表)を3─1で下した。20日は両球場で準々決勝が行われ、よこての第2試合で能代松陽が秋田西(中央第4代表)、平鹿の第2試合で能代が、夏の甲子園に出場し中央地区予選を免除された明桜と対戦する。 ▽2回戦(グリーンスタジアムよこて) 能代松陽010000230 6 湯 沢011000010 3 ▽同(同) 由利000000010 1 能代00000003X 3
●確実な飛散防止を/藤里町 藤里町矢坂にある廃止されたごみ焼却施設「旧二ツ井町藤里町清掃センター」の解体撤去工事に関する説明会は15日、同町矢坂の婦人若者等活動促進施設で開かれた。施工業者側が工事全体の工程やダイオキシン処理工事の作業概要などを説明、住民側からは、飛散防止対策の徹底をはじめ、ダイオキシン類の調査結果の公開、周辺農地への影響の有無の調査などを求める声が上がった。

旧清掃センター解体撤去に伴うダイオキシン処理工事の概要などを聞いた説明会
●サロン普及へ補助金/三種町 三種町は今年度、高齢者の閉じこもりや介護予防を図るサロンに補助金を交付し、活動をサポートする「地域介護予防活動支援事業補助金」をスタートさせた。光熱費や備品購入費、講師謝礼などが補助金の対象で、現在までに三つの団体が採択され、それぞれ活動の充実を図っている。町は「地域で触れ合いを持つことで元気になれる人がいる。サロンを各地域で増やし、支援していきたい」としている。
●能代山本の地価下落止まらず 県は19日、29年地価調査の結果を公表した。能代山本は基準地31地点全てで地価が下落し、能代市の全用途の平均価格(1平方㍍)は1万3400円で前年から500円下がり、変動率は3・8%減。山本郡は藤里町が4300円、三種町と八峰町が5400円で、変動率は3・7%~4・3%落ち込んだ。能代市と三種町の下落幅は前年に比べて縮小した。県平均変動率は住宅地が19年連続、商業地が25年連続で下落した。

能代山本で最も高値となった能代市通町の商業地付近
●8020の9人を表彰 「8020いい歯のお年寄り表彰」の能代山本地区審査会は19日、能代市御指南町の能代保健所で開かれ、歯が20本以上ある認定者9人を表彰した。県審査会(秋田市・11月予定)の地区代表には能代市落合中大野の成田弘志さん(82)が選出された。

地区代表の成田さん(前列中央)らに認定証を授与した審査会(能代保健所で)
●28年度の特殊詐欺事案37件 能代市の消費生活センターは、28年度の消費生活相談状況をまとめた。寄せられた相談件数は362件で、過去最多だった27年度(401件)に比べ39件(9・73%)減少した。一方で多重債務に関する相談は前年度より7件増の70件に達し、生活苦に起因する多重債務が目立った。また、オレオレ詐欺、還付金詐欺などの特殊詐欺事案も37件と、相談全体の1割を占めた。市は「身に覚えがないことや疑問、怪しいと感じたら、遠慮なくセンターに相談してほしい」と呼び掛けている。
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