11日の紙面から

●新春へ準備、年賀はがきを搬入
 能代市上町の能代郵便局(大沼優人局長)に10日、平成最後となる31年用お年玉付き年賀はがきが搬入され、社員は運送業者と協力しながら荷下ろし作業を行い、新春に向けた準備に取り掛かった。この日、同郵便局に届いたのは、無地やインクジェット紙、来年の干支(えと)のイノシシが描かれたインクジェット写真用の計39万3千枚。運送トラックが到着すると、社員は運送業者と手分けして年賀はがきが入った段ボール177箱を荷台から下ろし、各ブロックごとに区分けする作業に精を出した。

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平成最後のお年玉付き年賀はがきが到着し、ブロックごとに区分けする社員

●能代山本の介護認定審査5835件
 能代山本広域市町村圏組合がまとめた介護認定審査会の29年度実績によると、4市町の審査件数は5835件で、前年度より1174件(16・8%)の大幅減となった。認定者全体の約3割を占める「要介護1、2」の更新期間の上限を1年から2年に延長したことが影響した。

●小冊子で「地元のお店知ってね」
 能代市内の商店主でつくる能代逸品会(工藤誠記会長)は、子ども向けの小冊子「まちっぽ」の制作を進めている。加盟する店主の人柄や看板商品、地域の歴史などをかわいらしいデザインで紹介。編集長を務める平山はるみさん(56)=平山はかり店=は「古里の町の良さ、魅力を伝えたい」と話し、家族で商店街巡りや街歩きに活用してもらいたい考え。近く完成し、同市の渟西、渟南両小学校の全校児童に配布する。

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子ども向けに商店街の魅力を発信する小冊子「まちっぽ」の編集作業

●養豚場建設で公害防止協定締結へ
 アストン秋田(能代市)が三種町浜田地区に計画している養豚場建設に関する住民説明会が9日夜、浜田地区館で開かれ、同社と町が締結する公害防止に関する協定書の修正案が示された。出席した住民からは、悪臭の発生防止を徹底するよう求める意見のほかに「苦情処理を具体的にどう進めるのかマニュアルを整備するべきだ」との要望事項が出されたものの、最終的に協定書案を了承、着工へと進む見通しとなった。

●白神研究所が有機JAS認証を取得
 高級化粧品メーカー・アルビオン(小林章一代表取締役社長、本社・東京都中央区)と同社が藤里町に開設する研究拠点「白神研究所」は、化粧品原料となる植物の有機JAS認証を取得した。今後は原草をオーガニック品と銘打つことができ、原料の付加価値がさらに高まることになる。同社は「自信を持って安心・安全な商品を提供していきたい」としている。

●石油製品価格が高騰、家計に打撃
 ガソリンや灯油などの石油製品が値上がりしている。能代山本の給油所では、ガソリン(レギュラー)1㍑が150円台、灯油18㍑(店頭売り)が1600円台での販売が多く、約3年10カ月ぶりの高値水準となった。原油価格の上昇や円安などが主な要因で、灯油は今後本格的な需要期を迎えることから、家計への打撃が懸念される。

●きみまち阪の紅葉まつりが開幕
 能代市二ツ井町のきみまち阪県立自然公園の紅葉まつりが10日開幕し、公園内は徐々に秋色に染まり始めている。11月3、4日のイベントデーには色鮮やかな錦絵を楽しむ家族連れなどでにぎわいそうだ。同公園には桜やカエデ類などの落葉広葉樹が植栽され、秋は切り立つ屏風(びょうぶ)岩と赤や黄色に色づいた広葉樹、常緑の松などが織り成す景色が楽しめるほか、米代川を挟んで対岸の七座山も眺望できる。

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紅葉まつりが開幕。ほんのり秋色に染まり始めたきみまち阪

●能代山本で電線のショート多発
 能代山本で10日までに電線のショートが複数発生した。東北電力秋田支社によると、沿岸部を中心に計7件が報告されている。7日に本県に接近した台風25号の暴風による塩害が原因とみられ、「今後も発生する可能性がある。見つけた場合は連絡してほしい」と呼び掛けている。連絡先は東北電力コールセンター(☎0120・175・366)。

12日の紙面から

●全国地域安全運動スタート
 「みんなでつくろう安心の街」をスローガンに掲げた全国地域安全運動が11日、スタートした。能代山本では能代署で出動式が行われ、防犯団体関係者らが安全・安心に生活できるまちづくりに向けて連携しながら取り組んでいくことを誓い合った。式後は青色防犯パトロール車やパトカーが各地に繰り出し、住民に自主防犯意識の高揚を訴えた。運動は20日まで。

全国地域安全運動スタート。出動式で関係機関・団体を激励する幼稚園児(能代署で)

●小繋トンネル掘削に着手
 国土交通省能代河川国道事務所が日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の一部として能代市二ツ井町小繋─北秋田市今泉間で工事を進めている二ツ井今泉道路(延長4・5㌔)で、小繋トンネル(仮称)の掘削に着手することから、安全祈願祭が11日、同市二ツ井町小繋字恋の沢地内の現地で行われた。同区間で初めてのトンネル建設で、施工業者や周辺自治体の首長らが無事故を祈念するとともに、道路の早期完成に期待を寄せた。小繋トンネルの工期は2020年3月。

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二ツ井今泉道路の小繋トンネル(仮称)の無事完成を祈った安全祈願祭(能代市二ツ井町で)

●のしろ産業フェアあすから
 能代市の産業を内外にアピールする「のしろ産業フェア2018」は、13、14の両日、市総合体育館で開かれる。木材、再生可能エネルギー、商業といった企業・団体の展示ブースを開設するほか、白神ねぎなど地元食材を使った料理を味わえる屋台村、職人を講師にした「ものづくり体験」など、多彩な催しを繰り広げる。

●ベトナム人実習生を雇用
 10億円産地を目指している八峰町の菌床シイタケの出荷体制を強化しようと、JA秋田やまもと(米森萬壽美組合長)がベトナム人技能実習生の受け入れを開始した。県内のJAでは先駆的な取り組みで、パート職員として雇用された女性5人が、同町峰浜石川にあるシイタケのパッケージセンターで業務に当たる。11日にセンターで歓迎昼食会が開かれ、実習生が意気込みを披露した。同JAは来春にもさらに5人の実習生を受け入れる予定で、センターの人手不足を実習生でカバーする狙いもある。

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制服を貸与されるベトナム人の実習生たち

●不夜城募金に25万7309円
 能代七夕「天空の不夜城」協議会(広幡信悦会長)は、能代市内の飲食店を対象に行った「募金グランプリ」の結果を発表した。122店が参加して運営経費への協力を募り、計25万7309円が寄せられた。募金額は、同市西通町のスナック渡が2年連続でトップだった。

●八森が東北の頂点目指す
 第16回東北学童軟式野球新人大会は13、14の両日、岩手県奥州市の江刺中央運動公園野球場で開かれる。能代山本から先月の県大会で初優勝を飾った八峰町八森小児童でつくる八森ブルーウェーブが初出場する。昨年から主力として活躍する菊地瑛太主将と櫻田旺希、山本アトムの5年生3人を中心に戦い、東北の頂点を目指す。八森は初日の1回戦で竹の子スポ少(岩手)と対戦する。

●三種町に和歌山の高校生
 和歌山県日高川町の和歌山南陵高(小野和利校長)の1、2年生103人が、スポーツ・文化交流事業で13日から5泊6日の日程で三種町を訪れる。部活動ごとに地元の高校生らとの交流試合や合同練習に臨むほか、きりたんぽ作りやボランティア、クアオルトウオーキングにも挑戦することになっている。思い出に残る滞在にしてもらおうと、町は受け入れ体制を整えている。

●キノコ採りが盛期迎える
 県北部各地で、キノコ採りが本格化している。能代山本の山林などでも、好天を見計らって“秋の味覚”を籠いっぱいに詰め込む住民たちの姿が見られそうだ。能代市鰄渕字下悪戸でキノコや山菜の加工業を営む新井田栄治さん(70)は、9月中旬から藤里町や鹿角市の山林で今シーズンの収穫をスタート。連日午前5時ごろに入山し、約3時間ほどでイクジ(アミタケ)やサモダシ(ナラタケ)、キンダケなどを採っているという。また同月下旬からは鹿角市の山中でマツタケ採りを始め、3日は大小合わせて45本(約3㌔)で今シーズン最高の収穫量となった。

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4時間ほどで約3㌔のマツタケを収穫した新井田さん(能代市鰄渕で)

13日の紙面から

●書道展が市民芸文祭が開幕
 第54回能代市民芸術文化祭の展示部門は12日、市文化会館中ホールで日本習字能代山本支部長会(大高五郎会長)の書道展で幕を開けた。会員や地元の書道教室に通う子どもたちが力強い筆遣いで書き上げた作品が来場者の関心を集めている。14日まで。

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会員や子どもたちの力作がずらりと並ぶ書道展

(能代市文化会館で)

●空き家解体の補助金利用増加
 全国的に空き家の増加が社会問題となる中、八峰町では、町が設けた空き家解体工事補助金の利用が増えている。空き家を解体する所有者に最大で50万円を助成するもので、今年度の交付件数は9月末現在で17件と、過去最多だった昨年度にすでに並んだ。町は今年度一般会計当初予算で500万円を措置したが、9月補正でさらに700万円を確保し、今後のニーズに対応する考え。空き家解体の補助事業は、能代山本では藤里町と三種町にもあるが、八峰町の利用状況は突出。危険度の判定がないなど適用要件の違いも影響しているとみられる。

●能代市教委が奨学生募集前倒し
 能代市教育委員会は、19日から11月19日までの1カ月間、来年度の市奨学金の奨学生を募集する。12月下旬までに採否を決め通知する。例年は3月に募集をし、2カ月以内に採否を知らせていたが「学校に合格しても奨学金を借りられるか分からず不安」などの声を受け、募集開始・採用決定時期を早めることにした。市教委の担当者は「ぜひ多くの人に活用してほしい」と応募を呼び掛けている。

●危険業務従事者叙勲、3人受章
 政府は13日、第31回危険業務従事者叙勲受章者を発表した。能代山本では三種町の信太民久さん(66)が消防功労で瑞宝双光章、能代市の安部清孝さん(62)と佐藤政和さん(62)がともに矯正業務功労で瑞宝単光章を受章する。県内在住の受章者は42人。発令は、11月3日。

●「オトナソフト」発売
 藤里町藤琴の観光案内所兼物産販売所「森のえき」できょう13日から、プレミアムソフト第2弾「オトナソフト」を販売する。アイスの冷たさと藤里産本ワサビの辛味が絶妙にマッチした変わり種ソフトで、「名前は〝オトナソフト〟だが、いろんな人に食べてもらいたい」としている。1日20個の限定販売。1個380円(税込み)。山ブドウとブラックベリーを使った第1弾ソフトも引き続き販売する。

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ワサビをトッピングした「オトナソフト」

●市民合唱団20日に発表会
 能代市民合唱団(栗田未希子団長)の第40回定期発表会は、20日午後2時から市文化会館大ホールで開かれる。本番を1週間後に控え団員たちは、ステージで美しいハーモニーを響かせようと、日々の練習で表現力に磨きを掛けている。当日の開場は午後1時30分。入場料400円。

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発表会に向け合唱の完成度を高める団員たち

(能代市文化会館で)

●中学生弁士8人が防犯訴え
 第21回能代市少年防犯弁論大会は12日、能代二中で開かれ、中学生弁士8人が学校生活や日常生活の中で考えた防犯に関する意見を発表し合った。最優秀賞は「Restart」と題し、会社を辞めた人や犯罪を犯した人の社会復帰を支えることの大切さを訴えた冨樫美結さん(東雲2年)が受賞した。

●創意工夫作品を審査
 第46回能代市山本郡児童生徒創意工夫展の審査会は12日、同市子ども館で開かれ、130点の応募作品の中から県発明協会長賞など入賞作品12点を選んだ。同展は13、14の両日に同館で開かれる。今年度は19小学校から130点の作品が寄せられ、部会員や能代山本発明協会の会員ら約20人が審査に当たった。作品展は午前9時~午後4時(最終日は同2時まで)。入場無料。

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児童生徒創意工夫展の入賞作品を決めた審査会

14日の紙面から

●「能代の仕事力」発信/産業フェア
 「のしろ産業フェア」は13日、能代市総合体育館を会場に開幕した。木材、宇宙、再生可能エネルギー、農業など多様な企業・団体がブースを開設して製品や事業を紹介。商業者によるお薦め品や地元高校生の特製菓子などの販売もあり、「能代の仕事力」を発信した。好天に恵まれ、大勢の来場者でにぎわった。14日まで。

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多彩な出展ブースが並び、大勢の家族連れでにぎわっている産業フェア(能代市総合体育館で)

●クロマツの合同剪定会
能代バイパス黒松友の会(安部貞一会長)によるクロマツの合同剪定(せんてい)会が13日、能代市豊祥岱などの国道7号沿いであり、市内外の会員約40人が古い葉を摘み取る作業「もみ上げ」などに取り組んだ。14日も行われる。

クロマツの剪定作業に汗を流す会員たち

●地元ゆかりの画家解説
 あきた県庁出前講座「近美所蔵品に見る能代・山本の画家~地元の逸材と名画に触れる喜び~」が13日、能代市中央公民会館で開かれ、県立近代美術館(横手市)の奈良香学芸主事が同館が所蔵する能代山本ゆかりの日本・洋画家7人の画業を紹介した。

●生薬栽培、キキョウの根を収穫
 八峰町が産地化を目指している生薬の一種・キキョウの収穫が始まった。キキョウは根の部分が生薬として活用される。圃場(ほじょう)で掘り取られたキキョウは、同町峰浜田中の調整施設に運び込まれ、選別や水洗いといった作業が行われている。

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出荷に向けて進められているキキョウの根の選別や水洗いなどの調整作業(八峰町峰浜田中で)

●100縁商店街にぎわう
 能代市の西大通り商店会(安岡明雄会長)主催の「第7回西大通り100縁商店街」は13日行われ、新鮮野菜や総菜、日用品などの販売、眉毛カットといったサービスを100円で提供し、家族連れが各店舗を巡ってにぎわいを見せた。

●東北学童野球、八森は初戦敗退
 第16回東北学童軟式野球新人大会は13日、岩手県奥州市の江刺中央運動公園野球場で開幕、1回戦4試合を行った。本県代表の八森ブルーウェーブは竹の子スポ少(岩手)と対戦したが、2─6で敗れた。

 ▽1回戦
八 森0000002 2
竹の子000033X 6

●世界自然遺産地域の自治体参集
 白神山地世界自然遺産登録25周年を記念した藤里町の「秋の白神ウイーク」の一環で、国内に4カ所ある世界自然遺産地域を有する自治体の関係者が集う「4つの世界遺産ネットワークシンポジウム」が13日、町総合開発センターで開かれた。佐々木町長ら7人が遺産地域の現状や課題について語り合い、自然と共存する地域の未来を探った。

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世界自然遺産地域を有する首長らが課題や展望を語り合った「世界自然遺産ネットワークシンポジウム」

●〝発明〟の数々に感心
 第46回能代市山本郡児童生徒創意工夫展は13日、市子ども館で始まり、子どもたちが豊かなアイデアを生かして作り上げた〝発明品〟の数々が来館者の興味を引いている。14日まで。時間は午前9時~午後2時。入場無料。

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小学生のユニークな作品が並ぶ創意工夫展

(能代市子ども館で)

 

15日の紙面から

●鶴形小、来春統合へ閉校式
 来春に能代市崇徳小とともに第五小へ統合される鶴形小(小玉リツ子校長)の閉校式が14日、同校体育館で行われた。全校生徒や教職員、同窓生、歴代校長、来賓など約170人が出席し、地域に根差した教育活動を実践してきた144年の歴史を振り返ると同時に、伝統を受け継ぎながら新たな一歩を踏み出すことを誓い合った。

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144年の歴史を振り返りながら、新たな一歩を踏み出すことを誓った閉校式(能代市鶴形小で)

●白神山地への関心を醸成
 世界遺産白神山地モニタリング調査会は14日、調査開始から20周年を記念したシンポジウムを藤里町で開いた。調査会の会長で、白神山地世界遺産地域科学委員会の委員長も務める中静透氏(62)=総合地球環境学研究所特任教授=が講演し、今後の白神山地にとってニホンジカや気象変動が脅威になるとし、「これまで見てきた風景がなくなってしまうかもしれない。楽観視できない」と述べ、白神山地への関心の醸成や対応強化を課題に挙げた。

●アパレル連絡協30周年祝う
 能代アパレル産業連絡協議会(高田一志会長)は13日、能代市柳町のプラザ都で創立30周年記念式典を行った。約40人が出席して節目を祝うとともに、人口減少や景気低迷によるブランド衣料の市場縮小など、業界を取り巻く厳しい情勢に一丸となって立ち向かうことを誓い合った。同協議会は昭和63年に創立。能代山本の縫製、刺繍(ししゅう)、仕上げなどの17社が加盟している。製造を請け負うブランド衣料は、多くが百貨店などで取り扱われている。

●のしろ産業フェア閉幕
 「のしろ産業フェア2018」は最終日の14日、能代市総合体育館で企業・団体の事業活動の紹介や郷土芸能の発表会などが行われた。木都能代を象徴する秋田杉の樽(たる)製品や組子細工の製作体験のコーナーなどもあり、家族連れでにぎわった。2日間の来場者は1万500人(主催者発表)で、昨年より1700人少なかった。

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職人のアドバイスを受けて秋田杉工芸品の製作を体験(能代市総合体育館で)

●白神食祭、川や山の幸に舌鼓
 藤里町商工会(安部薫会長)主催のグルメイベント「白神山地食祭」は13日、同町藤琴のホテルゆとりあ藤里で開かれた。町内外の参加者は川の幸や山の幸をふんだんに使った多彩な郷土料理に舌鼓を打ち、実りの秋を楽しんだ。食祭は地場産食材の魅力を県内外に広く発信しようと17年から毎年秋に開催。白神山地の世界自然遺産登録20周年を記念し、25年からは春にも開いている。

●秋晴れの下で健脚競う
 第41回藤里町駅伝・マラソン大会は14日、同町藤琴の町三世代交流館駐車場を発着点とするコースで開かれ、町内外から参加した延べ229人が秋晴れの下で健脚を競い合った。町と町教育委員会の主催で、町民の健康増進などを目的に毎年開催しており、今年は町内のほか鹿角市などから参加者があった。

●肥州藩八勇士をしのぶ
 二ツ井の歴史に学ぶ会の第12回戊辰の役・肥州藩八勇士追悼の集いは14日、能代市二ツ井町比井野の清徳寺で開かれた。戊辰戦争150周年に当たることから、肥州藩士の出身地の佐賀県小城市から江里口秀次市長ら4人が来県し、秋田藩の援軍として戦い、秋田で落命した佐賀・小城両藩士の冥福を祈った。戊辰戦争(1868~1869年)で秋田藩は、いったん同意した奥羽越列藩同盟から離脱して官軍方に付いたため、旧幕府軍の南部藩が県北部に侵攻。秋田藩は現在の二ツ井町荷上場まで後退し、劣勢のままきみまち阪付近で対峙(たいじ)している間に九州・佐賀から援軍が駆け付け、これで勢力を取り戻して南部藩を押し返した。

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境内入り口、墓石の前などに建立された案内板、供養塔の除幕式も行われた

●戸松ダンス躍動感たっぷり
 能代市元町の戸松くみ子ダンススタジオの第33回発表会は13日、市文化会館大ホールで開かれ、幼児から一般までの生徒たちがモダンバレエやジャズダンスを躍動感たっぷりに踊り、約800人の観客を魅了した。発表会は、1年間の練習の成果を発表する場として、毎年開催している。今回のプログラムは3部構成で、1、2部はモダンバレエ、3部でジャズダンスを披露し、4歳児から一般まで56人が出演した。

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華やかな舞を繰り広げる生徒たち

(能代市文化会館大ホールで)


 

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