2018年12月

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1日の紙面から

●Xマスツリー 園児囲み点灯式
 能代市上町の能代ふれあいプラザ・サンピノ(長岡真紀子施設長)で30日、クリスマスツリーのイルミネーションの点灯式が行われ、色鮮やかに光るツリーが一足早いクリスマスを演出している。式では、園児や保護者、デイサービス利用者、職員ら約170人が大型ツリーを囲み、園児らが「ウィ ウィッシュ ユー ア メリー クリスマス」を合唱した後、エントランスホールを消灯して全員でカウントダウン。赤や青、緑といった色鮮やかなイルミネーションが一斉に点灯されると、集まった人たちから歓声が上がった。

色鮮やかに光るツリーがひと足早いクリスマスを演出(能代ふれあいプラザ・サンピノで)

●鉄骨建築「3次元」施工図で実績
 鉄骨建築物の施工図を作成する能代市日吉町の「BULLTECH」(ブルテック・佐藤雅晴社長)は、立体曲線加工の「3次元構造」に対応し、県外の大型建築物に関わる業務を積極的に受注している。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの競技施設を含め、設立から3年余りで20件以上に参画。能代に拠点を置きながら、特殊構造物を手掛けられる技術力を国内各地で発揮している。

●能代職安、有効求人倍率1・81倍
 ハローワーク(職安)能代が30日発表した10月の有効求人倍率は、常用(フルタイムとパート合計)で1・81倍だった。前月より0・03㌽上昇し、過去2番目の高さとなった。求人数の多さに対し、求職者の減少傾向が続き、事業所の人材確保難が深刻化している。

●還元水がネギ生育促進に効果
 能代市農業技術センター運営委員会(会長・小野正博副市長)は先月29日、同センターで開かれ、今年度の各種実証栽培結果を報告した。還元水(水素を豊富に含むアルカリ性の水)を使用したネギの育苗については、全重や茎径など各項目で還元水の数値が地下水の数値を上回り、「生育を促進する効果があると思われる」とした。また、農業を志す研修生の受け入れについて「来年度は山本郡3町からの受け入れを拡大する」と述べた。

●バレースポ少、白神が全県制す
 第16回全国スポーツ少年団バレーボール大会県大会は先月24、25の両日、由利本荘市の由利本荘アリーナで開かれた。能代山本勢は、女子の白神スプリングスが県北地区のチームとして初優勝を果たし、全国大会(来年3月28~31日・大分県)の出場権を得た。大会には男子10チーム、女子44チームが参加し、それぞれトーナメントを実施。能代山本勢は女子の白神、きみまち、能代ドリーム、能代北の4チームが臨み、白神は初戦の2回戦から決勝までの5試合全てでストレート勝ちを収めた。

●就労支援で再犯防止を
 能代地区保護司会(池田和男会長)の研修会は30日、能代市柳町のプラザ都で開かれ、保護観察対象者の就労支援を通して再犯防止を図る必要性を学んだ。同会には能代山本で活動する保護司65人が所属。研修会は、更生保護への理解を深め、今後の活動へ生かそうと年4回開催されており、3回目のこの日は約50人が参加。秋田保護観察所の主任保護観察官・高橋毅さんが講師を務めた。

●市社福協 水害想定しVC運営
 能代市社会福祉協議会の災害ボランティアセンター(VC)運営訓練は30日、同市上町の能代ふれあいプラザ・サンピノで行われた。今年3月に作成したマニュアルを使用する初の訓練で、大雨で河川が氾濫し、約100世帯(約300人)に床上・床下浸水の被害が発生したことを想定し、市社福協職員が運営側、一般参加者がボランティア役を務め、スムーズな運営に向けて課題を洗い出しした。

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被災者支援の受け入れを練習した災害ボランティアセンター運営訓練

●青空デイそばを打って味わう
 農作業を通して高齢者の健康増進を図ろうと能代市が行っている青空デイサービスの調理実習会が先月29日、同市二ツ井公民館で開かれ、参加者がそばを打って昼食としながら交流した。この日のそば打ち実習は両地区合同で行われ、能代地区の12人、二ツ井地区の4人が参加。「田の源そば」を製造・販売する同市二ツ井町の安井美千雄さんと昌子さん夫妻を講師に、作り方を教わった。

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生地をこね、麺棒で延ばしてそば打ちを楽しんだ青空デイサービス(能代市二ツ井公民館で)

 

2日の紙面から

●「さくら庭」電飾で輝く
 能代市や観光業者などで組織する「でらっとのしろ観光キャンペーン実行委員会」(実行委員長=斉藤市長)は1日、市役所と敷地内にある「さくら庭」でイルミネーションの点灯を始めた。色鮮やかなLED(発光ダイオード)電球が光り輝き、冬の街に彩りを添えている。点灯は来年2月28日までで、時間は午後5時~10時。

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約7万個のLED電球で彩られた能代市役所

●「ふれあい市場」にぎわう
 八峰町でアワビの陸上養殖を行う日本白神水産(菅原一美代表取締役社長)の「八峰白神ふれあい市場」が1日、同町八森字古屋敷の旧白神カルチャールームで初めて開催された。地元業者がアワビや野菜、総菜などを販売したほか、ハタハタの活魚が公開され、訪れた人が興味深そうに見入る姿が見られた。

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八峰白神ふれあい市場が初めて開かれ、水槽で管理する活ハタハタを公開

●風疹の感染拡大を懸念
 風疹が全国的に流行している。国立感染症研究所によると、風疹患者は今年、5年ぶりに2千人台に達し、県内でも4年ぶりに風疹患者が確認された。30代〜50代の男性の発症が目立っており、感染拡大が懸念されている。能代山本の医療機関では、成人男性や妊娠を望む夫婦が予防接種を受けるケースが増えているという。予防接種費用を補助しているのは能代山本では能代市のみで、年度当初に措置した予算枠50万円は10月に尽き、12月補正予算案で追加分を確保したい考え。山本郡3町は、他市町村の状況を見ながら対応する方針だ。

●こわだわりの豆板醤仕込み
 JA秋田やまもと(米森萬壽美組合長)のプロジェクトの一環で、原料を「オール秋田産」でこだわった豆板醤(とうばんじゃん)の仕込みが先月29日、三種町鹿渡にある同JAの加工所で行われた。3年間熟成させ、トゥーランドット游仙境(ゆうせんきょう)(横浜市)総料理長で著名な中国料理シェフとして知られる脇屋友詞氏に納める計画。同JAそら豆部会の加工グループが同町産の唐辛子や乾燥ソラマメなどをふんだんに使って丁寧に作業を進め、高品質な豆板醤の完成に期待を高めた。

●知育玩具で遊んで/市子ども館
 能代市子ども館(木藤久照館長)に積み木や立体パズルなどの新しい知育玩具が導入された。能代アパレル産業連絡協議会(高田一志会長)から寄贈されたもので1日から同館1階に設置され、子どもたちが遊びを楽しむ光景が広がっている。知育玩具は、同協議会の創立30周年記念の取り組みとして9種類、12点を寄贈。積み木や立体パズル、ままごとセットのほか、らせん状のワイヤを傾けると色とりどりの輪が音を立てながら滑り降りていくものや、磁石の反発を利用して揺れ続けるものなど、大人も楽しめる玩具がそろっている。

能代市子ども館に寄贈された知育玩具で遊ぶ子どもたち

●シクラメン、色鮮やかに
 冬の花の代表格・シクラメンが見頃を迎えている。サクラソウの多年草で観賞用として人気を集め、色とりどりの花が師走の季節に彩りを添えている。能代西高(藤田仁志校長)では毎年、生物資源系列の草花専攻の生徒たちが農業実習の一環として栽培。学校敷地内の温室では、今年も赤や紫、白、ピンクといった色鮮やかな花を咲かせたシクラメンがずらりと並んでいる。

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色鮮やかな花で師走に彩りを添えるシクラメン(能代西高で)

●ジネンジョ出来は上々
 能代市桧山の石川農園(石川奥左エ門代表)のジネンジョ販売が1日、同農園の作業所で始まった。同農園は10年ほど前から栽培に着手、試行錯誤を重ねてノウハウを積み、市内外でリピーターを獲得している。今年も上々の出来のようで、作業所には立派なジネンジョがずらり。試食やコメのサービスも行い、訪れた人たちを喜ばせている。催しは2日までだが、販売はその後も行う。

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作業所には自慢のジネンジョがずらり

●三種町の海岸に木造船
 1日午後2時45分ごろ、三種町浜田地内の海岸の砂浜で木造船が漂着しているのが見つかった。秋田海上保安部や能代署などが調査を行ったが船籍は分かっておらず、周辺で不審な人物の目撃情報はないという。

 

3日の紙面から

●べらぼうに武者絵、能代凧作り
 新春の大空に舞い上がる光景に思いをはせて──。能代凧(たこ)の製作教室が2日、能代市柳町のイオン能代店で開かれ、参加者がべらぼうや武者絵など伝統の絵柄を色鮮やかに描き、お気に入りの一枚を仕上げた。同市柳町商店街振興組合(塚本正代表理事)が地域の伝統文化の継承を狙いに毎年この時期に開催し、今年で26回目。子どもからお年寄りまで市内外の17人が参加し、能代凧保存会(納谷正孝会長)の会員7人が製作指導に当たった。

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伝統の能代凧づくりに挑戦する子ども(能代市柳町のイオン能代店で)

●中心市街地 3割近くが足遠のく
 能代市が市民を対象に実施した中心市街地のアンケートによると、畠町や柳町などの中心市街地に出掛ける機会はこの5年間で3割近い人が減り、理由の7割超が「行く用事がない」ためと答えた。市が施策を講じてきた中心市街地の活性化に関しては、6割以上の人が「活性化していない」と評価した。能代北高跡地(追分町)の活用では「イベント広場、交流の場、子どもの遊び場」の整備を求める意見が多かった。

●ボランティアリーダー養成
 能代市社会福祉協議会など主催のボランティアのつどい「ボランティアリーダー養成研修」は1日、同市上町の能代ふれあいプラザ・サンピノで開かれ、参加した市民18人はボランティア活動の心得など基本を〝おさらい〟したり、各自の活動を振り返ったりしながら、今後の取り組みや地域づくりへの関わり方につながるヒントを探った。

●地産地消おせち今年も
 JA秋田やまもとは、今年も地産地消おせち「ごっつぉ」と、同町鹿渡のJA(ジャ)ンビニANN・AN特製の「ミニおせち」を販売する。「ごっつぉ」は限定100食で、1~2人用の「ミニおせち」は限定50食。いずれも5日午前8時30分から予約を受け付ける。リピーターも獲得している人気商品で、同JAは「地元のお母さんが作る昔ながらのごちそうを味わってほしい」と話している。予約は同課(☎018587・4250)へ。「ミニおせち」はJAンビニ(☎018587・3002)でも受け付ける。

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JA秋田やまもとの人気おせち「ごっつぉ」

●能代山本も子ども 体格良好
 能代山本教育研究会養護教諭部会と能代市山本郡学校保健会養護教諭部会は、今年度の能代山本の小中学校、高校の児童生徒の発育と疾病異常統計をまとめた。身長・体重は高校3年女子の身長を除く全ての学年で全国平均(29年度)を上回り、良好な発育状況であることが分かった。一方で疾病異常は、未処置歯のある児童生徒の割合は昨年度より小中学・高校で男女ともに低くなっていたものの、全国平均を上回っており、依然として高い状況が続いている。

●年代越えバスケはつらつ
 「バスケットボールの日」とされる12月21日を前に、能代市は1日、同市落合のアリナスでバスケイベントを開いた。市内の小中学生や能代工高バスケ部員のほか、市内外のシニアチームも参加して交流試合などを行い、思い思いにバスケを楽しんだ。参加者の年代は幅広く、8歳~93歳の愛好者が「バスケの街」ではつらつとプレーを展開し、会場には笑顔が広がった。

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93歳の最年長プレーヤーシュートを放つ

(能代市落合のアリナスで)

●俳優2人思い込め恋文を朗読
 旧二ツ井町が行った「きみまち恋文全国コンテスト」入賞作品をピアノの即興演奏とともに披露する「シリーズ恋文vol・9」公演は2日、能代市二ツ井公民館で開かれた。俳優の石丸謙二郎さんと市毛良枝さんが20編の恋文を情感豊かに朗読し、会場を埋めた約300人の観客は1通1通の手紙に込められた思い、願いに耳を傾けた。

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ピアノ演奏に乗せて恋文20編を情感豊かに朗読した「シリーズ恋文」公演

●紗羽さんシャンソンで魅了
 国際ソロプチミスト能代(松渕美佐緒会長)主催のチャリティーコンサートは先月30日、能代市柳町のプラザ都で開かれた。三種町出身のシャンソン歌手・紗羽しゅうこさん=福島県郡山市=が出演し、伸びやかな歌声を会場に響かせ、訪れた人たちを魅了した。

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シャンソンの名曲を次々に披露した紗羽しゅうこさん(能代市柳町で)

 

4日の紙面から

●木づちの音響かせて酒樽づくり
 新春に向け、秋田杉を使った酒樽(さかだる)作りがピークを迎えている。能代市後谷地の能代製樽所(畠次郎代表)では、職人が小気味よい木づちの音を響かせながら、黙々と作業に取り組んでいる。木の香りが漂う作業場では、30、40代の職人5人が連日朝から作業。畠代表ら4人が職人をサポートし、フル稼働で酒樽作りを進めている。

木づちの音を響かせて酒樽を作る職人(能代市後谷地の能代製樽所で)

●忘新年会で「食べ切り運動」
 料理の食べ残しや、まだ食べられるのに捨ててしまう「食品ロス」削減への意識を高めようと、能代市が「食べきり運動」に乗り出した。忘年会や新年会シーズンに向けて、師走入りした3日は市職員が飲食店6店を訪れ、会食の最初と最後の各15分は席について料理を食べ切ることなどを盛り込んだ「宴会5箇条」のチラシとポスターを店主らに手渡した。聞き取り調査も実施して実態を把握し、ごみの減量化を目指す。

●三種川や県道整備を要望
 三種川、県道琴丘上小阿仁線、県道能代五城目線の整備促進に取り組む3団体が3日、県山本地域振興局で合同の要望活動を行った。能代五城目線については、三種町の宮ノ目集落周辺の道路が狭あいとして整備を要望。振興局は事業化に向けた取り組みを進める考えで、小坂純治局長は「極端に狭く、拡幅しなければならない。なるべく早期に手を掛けられるよう頑張りたい」と述べた。

●サッカー見上、世界レベル体験
 秋田市のサッカークラブチーム・スポルティフ秋田に所属する見上雄乃信(琴丘小6年)は、スペイン・マドリードで先月行われた国際大会「マドリードユースカップ2018」に12歳以下(U─12)東北選抜チームの一員として参加した。現地のユースチームとの対戦を通し、見上は「世界のレベルに触れられた経験をこれからの活動に生かしたい」と気を引き締める。3日、琴丘小の高橋直樹校長と三種町琴丘総合支所を訪れ、鎌田義人教育長に遠征の成果を報告した。

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スペイン遠征で得た収穫を鎌田教育長に報告する見上

(三種町琴丘総合支所で)

●高校就活、地元内定率39・9%
 ハローワーク(職安)能代は3日、来春高校卒業予定者の職業紹介状況(10月末現在)を公表した。内定率は81・0%と、前年同期比5・4㌽減。能代山本への内定率は39・9%で同2・8㌽減だった。県内就職希望者に対する求人倍率は3倍を超え、地元事業所の人材確保難が深刻化している。

●小友沼の渡り鳥飛来数が激減
 国内有数の渡り鳥の飛来地として知られる能代市の小友沼で、11月の終わりごろから飛来数が激減している。例年であれば12月も沼が凍結するまでは一定数の飛来があるが、今年は同月3日現在でハクチョウなど20羽程度しか見られなくなり、渡り鳥の飛び出しを見ようと訪れた市民らもがっかりした様子を見せている。

11月の終わりごろから渡り鳥の飛来数が激減している能代市の小友沼

●県北部にハタハタ接岸の兆し
 県漁協北部総括支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は3日、27匹が網に掛かった。少量だったため初漁にならなかった。競りは見送られたが、漁業関係者は接岸の兆しとして期待を寄せた。同総括支所によると、同日朝、能代港周辺での定置網に20匹、八森漁港周辺での刺し網に7匹が掛かった。雄の1歳魚が目立ったという。

●一足早くクリスマスムード
 能代市文化会館の「クリスマスこどもコンサート」は2日、同会館大ホールで開かれ、クリスマスムードに包まれる中、訪れた親子連れが歌やダンスなどを楽しんだ。同館に訪れる機会が少ない未就学児が楽しめるコンサートとして、17年から開催。今回は東能代幼稚園、たなはしあゆこバレエスクール、ダンスチーム「B─blood」、八峰町のコピーデュオ「ゆずシャーベット」の4組が出演した。

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歌やダンスが繰り広げられたクリスマスこどもコンサート

 

5日の紙面から

●鍋料理の名脇役、セリ収穫
 鍋料理の名脇役・セリの収穫が、能代市久喜沢地区で本格化している。同地区はかつて盛んに栽培が行われたものの、多くの農家がミョウガ栽培に切り替え、現在JAあきた白神に出荷している農家は工藤正徳さん(71)だけ。旬の味を楽しみにしている消費者に新鮮なセリを届けようと、工藤さんは豊かな地下水が張られたセリ田で作業に励んでいる。

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水に浸かりながらセリの収穫作業に

(能代市久喜沢で)

●消費増税後も使用料据え置き
 能代市の12月定例議会は4日開会し、会期を19日までの16日間と決め、29年度一般・特別会計決算を認定した後、今年度一般・特別会計補正予算案など16件を上程、斉藤市長が行政報告を行って散会した。市長は、消費税率が10%に引き上げられる来年10月以降も体育館や公民館など公共施設の使用料と手数料を据え置くと説明し、理由について「市民生活への影響が大きいことから」と述べた。

●森田八峰町長、町民と「語る会」
 八峰町の森田町長は、来年1月から自治会ごとに「町長と町政を語る会」(仮称)を開催する。4月の町長選で初当選した森田町長にとって、町政を語る会の実施は公約の一つに掲げたもので、「町民と一緒に地域の現状を把握し、将来を見据えた課題を共有したい」と話し、町民の声を施策に反映させたい考えだ。町内には約40の自治会があり、公務の日程を調整しながら、自治会の総会などに出席して町政を語る会を開催していく。

●石倉山公園展望台の改修終了
 三種町森岳の石倉山公園管理棟展望台の改修工事が終了し、完成検査を経て今月中旬に供用開始となる見込みとなった。再利用を予定していた資材の多くが腐食し設計を変更する必要があったため工期が2カ月間ずれ込み、紅葉期には間に合わなかったものの、再整備された眺望スポットとしてのにぎわいが期待されている。

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改修工事を終え新しくなった石倉山公園管理棟の展望台(三種町森岳)

●屋内遊び場に親子連れ/藤里町
 藤里町は、町三世代交流館に未就学児向けの屋内遊び場を設置した。子育て環境の充実の実現に向けた試験的な試みで、利用者の意見などを踏まえ、今後具体的な在り方を検討していく。遊び場にはさまざまな木のおもちゃが設けられており、週末を中心に遊びを楽しむ子どもたちや親子連れの姿が広がっている。開設期間は14日まで。

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木のおもちゃで思い思いに遊ぶ子どもたち

●来年用の手帳・日記商戦
 能代市内の書店などで来年に向けた手帳や日記の特設コーナーが設置され、買い替えのため品定めする住民の姿が見られている。天皇陛下が来年4月30日に退位され、皇太子さまが5月1日に即位されることから「平成」の元号が変わるが、新元号が不明のため、店頭には西暦のみを表記したものが目立つ。

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来年用の手帳や日記がずらりと並ぶ

(能代市畠町で)

●来年、能代港にクルーズ船4隻
 能代港へ来年に寄港するクルーズ船が過去最多に並ぶ4隻になる見通しであることが県と市のまとめで分かった。市は、乗客を市街地へ呼び込むことで観光振興と地域への経済効果につなげようとクルーズ船誘致に取り組んでいる。今年は2隻が寄港したが、能代の街を楽しんでもらう周遊コースなどの観光メニューを十分に提供できているとは言い難いのが現状で、乗客の受け入れ態勢の充実が課題となっている。

●12月最高、能代で16・1度
 能代山本地方は4日、低気圧の影響で温かい空気が入り込んだため、気温が上昇した。能代市能代地域の最高気温は16・1度(午後2時8分)を記録し、12月としては観測史上最高となった。


 

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