11日の紙面から

●県北部、季節ハタハタ本隊接岸
 県漁協北部総括支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は10日、八峰町の八森、岩館両漁港と能代市の能代港で合わせて7・7㌧のまとまった水揚げがあった。このうち、岩館漁港は約5㌧で、漁港関係者は「本隊接岸」と受け止めた。荷さばき所では選別作業が盛んに行われ、活気を見せた。

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季節ハタハタのまとまった水揚げがあり、荷さばき所で選別作業に追われる漁業関係者(八峰町八森の岩館漁港で)

●「西高跡地」利活用の協議難航
 能代市の12月定例議会は10日、本会議を再開し一般質問を行った。2021年度に開校する能代工高と能代西高の統合校の新校舎整備事業に関し、県有地である能代西高用地と市の市民球場の等価交換について、県教委との協議状況を問われた斉藤市長は「解決していない課題があり合意に至っていない」と答弁、広大な土地の利活用がネックになり協議が難航しているとした。

●藤里町で雪下ろし講習会
 二ツ井消防署藤里分署(藤田隆分署長)などが主催する雪下ろし講習会は9日、藤里町藤琴の中通会館で開かれた。地域住民や町消防団員などが参加し、消防署員の指導を受けながら命綱の結び方を学んだり、はしごの掛け方の実演を見学したりし、安全確保の重要性に理解を深めるとともに本格的な降雪期に備えた。

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もやい結びの手順などを学んだ雪下ろし講習会

(藤里町の中通会館で)

●年末年始特別警戒始まる
 年末年始特別警戒出動式が10日、能代署で行われ、関係機関・団体が犯罪のない安全・安心なまちづくりを実現するために一致団結して取り組んでいくことを誓い合ったほか、式後は巡回広報活動を展開し、地域住民に自主防犯意識の高揚を訴えた。

●フェンシング伊藤3年ぶり準優勝
 フェンシングの第71回全日本選手権大会の男子エペ決勝が9日、東京都新宿区の東京グローブ座で行われ、能代市二ツ井町出身の伊藤心(28)=自衛隊体育学校=は、リオデジャネイロ五輪6位の見延和靖(31)=ネクサス=に11─15で惜しくも敗れたものの3年ぶりの準優勝を果たした。伊藤は「優勝を狙っていたので結果は悔しいが、国内大会でも決勝は久しぶり。勝ち進んだところに意味がある」と手応えを語った。

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全日本選手権準優勝のメダルと賞状を手にする伊藤心選手

●冬本番 朝から雪かきに精
 能代山本地方は10日、冬型の気圧配置の影響で気温が上がらず、前日からの降雪により、朝から雪かきに励む住民の姿が見られた。県建設部のデータによると、同日午後5時の積雪深は藤里町素波里12㌢、能代市二ツ井地域9㌢、三種町琴丘7㌢、八峰町八森5㌢、同市能代地域0㌢だった。

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市街地では朝から雪かきに励む住民の姿が見られた(能代市富町で)

●若手僧侶、雪踏みしめ托鉢行脚
 能代山本の曹洞宗の若手僧侶を中心につくる県第9教区法友会(柳川一童会長、能代市常盤の玉鳳院副住職)は10日、能代市内で恒例の「歳末助け合い托鉢(たくはつ)」を行った。雪を踏みしめて歩きながら鈴の音を響かせ、住民の善意に感謝した。同会は住民の幸福を願うとともに心身の鍛錬を図ろうと、毎年この時期に托鉢を行っている。43回目の今年は、同市河戸川の安宗寺と同市二ツ井町比井野の清徳寺を出発点に、会員が二手に分かれて実施した。

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雪を踏みしめながら「歳末助け合い托鉢」に取り組む僧侶たち(能代市河戸川で)

●今季初 インフルで学級閉鎖
 インフルエンザの感染拡大により、能代市渟西小3年生1学級と能代支援学校小学部の1年生2学級、2・3年生1学級が、10日から学級閉鎖となった。期間はいずれも14日まで。能代山本の小中学校、高校で学級・学年閉鎖の措置が取られるのは今冬初めて。

 

12日の紙面から

●ハタハタ直売所に消費者の列
 八峰町や能代市の沿岸で季節ハタハタ漁が本格化したことを受け、県漁協北部総括支所は11日、同町八森字横間の八森漁港で直売を開始した。新鮮なハタハタを求め、午前9時の販売開始前から町内外の消費者が列をなし、漁港は活気を見せた。同総括支所によると、この日は用意した約3㌧のハタハタが約1時間半で完売した。直売は水揚げ状況を踏まえて開催することにしており、時間は午前9時からで売り切れ次第、終了する。

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県漁協北部総括支所が季節ハタハタを直売。多くの人が詰め掛けた

(八峰町の八森漁港で)

●県北部 まとまった水揚げ続く
 県漁協北部総括支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は11日、八峰町の八森、岩館両漁港と能代市の能代港で合わせて約4・3㌧の水揚げがあった。前日の約7・7㌧を下回ったが、八森漁港では3・1㌧と前日の約7倍。漁港周辺では刺し網からハタハタを外す作業や選別などに追われる漁業関係者の姿が見られた。

●教室エアコン2020年度以降
 能代市の12月定例議会は11日、本会議を再開し一般質問を続行した。小中学校のエアコン設置に関する国の今年度限りの交付金に関し、高橋誠也教育長は市の財政負担に考慮したことに加えて、申請期間も10日間と短かったことを理由に挙げて「申請を見送った」と答弁した。学校統合が終わる2020年度以降の設置を目指したいとした。

●議会報告会、中央公民館でも
 能代市議会運営委員会(針金勝彦委員長)は11日、市役所で開かれ、来年度の議会報告会の会場を市中央公民館と鶴形、南両地域センターの能代地区3カ所とすることを決めた。今夏の参加者数が少なかったことを踏まえ、開催日時や、市民への周知方法を検討することも確認した。

●白神ねぎサテライト団地次々と
 能代市内で、ネギの園芸団地化が着々と進められている。27年度に轟地区でメガ団地の生産が始まって以降、サテライト型の団地が29年度に2地区、今年度は3地区で整備され、「白神ねぎ」の生産拡大を支えている。11日には各団地を担っている生産者やこれから団地化を目指す農家、関係機関が合同巡回を行い、各団地の施設整備の状況などに理解を深めた。

●鈴木選手ホノルルマラソン3位
 米国ハワイ州ホノルル市で9日行われた「第46回JALホノルルマラソン」女子の部で、能代山本陸協の鈴木絵里選手(34)=能代市藤山=が2時間47分53秒で日本勢トップの3位に入った。一昨年まで5年連続の日本勢トップを守っていたが、昨年は日本勢3位にとどまった。今回のレースで日本人最高位に返り咲いた。

●ハピネッツ、映画とコラボ企画
 プロバスケットボールBリーグ1部の秋田ノーザンハピネッツは12日を皮切りに、三種町や鹿角市で撮影が行われた映画「デイアンドナイト」とのコラボ企画を展開し、試合会場でポスターのプレゼントなどを行う。秋田市立体育館で行われる12日のサンロッカーズ渋谷戦と22、23日の千葉ジェッツ戦、29、30日の三遠ネオフェニックス戦、県立体育館での来月16日のアルバルク東京戦が対象。会場に映画オリジナルポスターとコラボポスターを掲げるほか、前売り券(1千円)の販売や、前売り券購入者にコラボポスターが当たる抽選を行う。

●年賀状代筆、正しく美しく
 新たな年を迎えると、各家庭などに届けられる年賀状。送り手の温かい気持ちが込められた新年の便りは、受け取った人の心も温かくする。能代市シルバー人材センターでは、達筆な会員たちによる年賀状の宛て名の代筆を行っている。

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気持ちを込めて筆を走らせる参加者たち(能代市青葉町で)

13日の紙面から

●地元のオガ粉でシイタケ収穫
 八峰町峰浜目名潟の峰浜培養で、地元のナラのオガ粉で製造した菌床ブロック(ほだ)から発生させたシイタケの収穫作業が始まった。県山本地域振興局と町の栽培実証試験の一環で、地元産のオガ粉を安定供給するとともに、ナラの計画的な伐採とナラ枯れ予防につなげることを目指す。昨冬に続く2回目の試験で、峰浜培養は「岩手県産のオガ粉を100%使った従来のほだに比べシイタケの品質はそん色がない」と手応えを感じている。

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地元のナラで作ったほだでシイタケを収穫

●北高跡地 結論出す時期
 能代市の12月定例議会は12日、本会議を再開し2氏が一般質問を行った後、各議案を常任委員会に付託し散会した。一般質問では能代―八峰沖で計画される洋上風力発電事業の環境影響評価(アセス)に関し、調査対象になっていない漁業への影響を問われた斉藤市長は「ハタハタなど魚類への影響は未解明な部分が多いため、(事業者に対する)意見書で魚類に与える影響を調査するよう述べた」と答えた。方針が決まっていない能代北高跡地(追分町)の利活用に関しては「結論を出す時期に来ている」と述べた。

●能代市の人口5万3306人
 能代市が住民基本台帳に基づきまとめた11月末の人口は5万3306人で前年同期より1058人減少した。前月から47人減り、76カ月連続で減少した。世帯数は2万4444で前年同月比114減、前月比11増となった。

●住まいづくり応援を継続
 八峰町の12月定例議会が12日開会し、会期を14日までの3日間と決め、森田町長が行政報告を行い、今年度一般会計補正予算など議案13件を可決して散会した。森田町長は行政報告で、子育て世帯の住宅新築への200万円補助などを盛り込んだ「住まいづくり応援事業」は政策効果があるとして、来年度も継続する方針を示した。

●お歳暮に1年の感謝込めて
 能代山本のスーパーや大型店、ギフト店で贈答品コーナーが設けられ、お歳暮商品が熱を帯びている。お世話になった人へ1年の感謝の気持ちを届けようと、各店では買い物客が品定めする光景が広がる。同市鶴形の女性(72)は「顔を合わせる機会の少ないきょうだいに心を込めて贈りたい」と話し、喜ばれる商品を選んでいた。

定番から特産とさまざまな商品が並ぶお歳暮コーナー(能代市寺向で)

●市民歌に合わせて健康体操
 能代市浅内出身で理学療法士の野呂田秀夫さん(74)=東京都北区=が市民歌に合わせた「のしろ健康体操」を開発した。同市から高齢者の虚弱を意味する「フレイル」をなくそうと、誰でも気軽に体を動かせる体操を考案。野呂田さんは「自宅や職場でできる『ながら体操』で、足腰や体幹を鍛えていつまでも元気に過ごしてほしい」と話している。のしろ健康体操は、13日に市総合体育館で開かれる市の「健康万福塾」で披露する。

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能代市民歌に合わせた健康体操を考案した野呂田さん。同市から「フレイルをなくしたい」と話す

●季節ハタハタ水揚げ2.7㌧
 県漁協北部総括支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は12日、八峰町の八森、岩館両漁港で約2・7㌧の水揚げがあった。きょう13日は海が荒れる見込みで、漁業関係者は、しけ後の漁に期待を寄せている。

●冬本番で除雪用品動き活発
 能代山本地方のホームセンターや大型店などでは、スノーダンプやスノープッシャーといった除雪用品を並べた特設コーナーを展開して売り込みを図っており、各店では住民らが品定めをする光景が見られている。担当者によると、積雪が観測されるようになったことでここ数日は消費者の動きが一気に活発になったといい、出足は好調。「除雪用品の動きは完全に天気次第。雪がほとんど降らなかった昨年の同時期と比べて動きが早い」と話す。

本格的な降雪期に向け、各店では除雪用品を売り込み(能代市寺向で)

14日の紙面から

●新酒仕込み、蔵に芳醇な香り漂う
 能代山本の酒蔵で新酒の仕込みが盛んに行われている。蒸米から立ち上る湯気や芳醇(ほうじゅん)な香りが蔵に漂う中、蔵人たちが経験と勘を生かして作業に精を出している。能代市万町の喜久水酒造(平沢喜三郎代表社員)では、杜氏を務める平沢喜一郎さんをはじめ、地元住民4人が蔵に入り、5日に仕込みを開始。麹作りや酒母の仕込みなどの作業に励んでいる。

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蒸気が立ちこめる中で酒造りに精を出す蔵人たち(能代市万町の喜久水酒造で)

●博物館の陳情は継続審査に
 能代市の12月定例議会は13日、付託された議案16件を3常任委員会で審査し、いずれも可決すべきとした。文教民生委では、文化財を保全する施設の設置と博物館開設に向けた検討機関の設置を求めた陳情を全会一致で継続審査とした。空き校舎を活用する場合、地域住民の意向をくみ取り校舎の状況を調査する必要があるとし、判断を先送りした。19日の最終本会議でも継続審査となる見通しだ。

●季節ハタハタ、新たな群れ期待
 県漁協北部総括支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は13日、八峰町の八森、岩館両漁港と能代市の能代港で合わせて約2・7㌧の水揚げがあった。このうち、岩館漁港は約1・7㌧で、前日の約3倍の漁獲量。漁業関係者には、新たな群れの接岸と受け止める人もいる。同総括支所によると、13日の水揚げは岩館漁港1710㌔、八森漁港960㌔、能代27㌔で合わせて2697㌔。12日は八森漁港が2121㌔、岩館漁港は567㌔だったこともあり、一転して岩館漁港での水揚げが増えた。

●県ミニバス大会に7チーム出場
 来年1月5日から4日間、秋田市立体育館で行われる県ミニバスケットボール冬季交歓大会の組み合わせが決まった。能代山本から男子4チーム、女子3チームが出場し、男子は1回戦で渟南が下北手(秋田)、能代が有浦(大館北秋田)、琴丘が岩谷(由利本荘)と対戦。今夏の県大会を制して東北大会に出場した向能代は2回戦から登場し、高清水(秋田)─五城目(男鹿潟上南秋)の勝者を迎え撃つ。一方、女子は3チームがいずれも1回戦に臨む。八竜が牛島(秋田)、森岳が広面(秋田)、能代が大曲(大仙仙北)と顔を合わせる。

●「箱根駅伝の思い出」語る
 東海大時代に箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)を2年連続走った赤染健さん(30)=能代市轟=の講演「箱根駅伝ランナーの喜びと苦しさ」は9日、市中央公民館で開かれ、駅伝ランナーとしての実体験を振り返りながら、箱根駅伝の見どころを紹介した。負傷を乗り越えて初めて出場した箱根駅伝を振り返り、「アップの時に出場を夢見た頃の思い出がよみがえり、感極まって泣いてしまった。レース中は思ったより大きな声援が送られて驚いたが、楽しんで走ることができた」と述べた。

●陸軍飛行場跡地訪ねる
 太平洋戦争中、特攻隊の訓練飛行場としても使用された「能代飛行場」の跡地と関連する戦争遺構を巡る「第2回能代・戦争の悲劇を検証 陸軍東雲飛行場跡地をたずねて」は12日、能代市内で行われた。25人が参加し、農地や学校、住宅地に姿を変えた跡地、その一角にひっそりと残っている標石や弾薬庫、訓練中の墜落事故現場とされる場所などを訪ね、戦時下の古里に思いをはせ、不戦の誓いを新たにした。    

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能代支援学校正門前に広がる農地を見学する参加者。墜落事故現場と言い伝えられている

●市民歌に合わせ体操
 がんに関する知識を学ぶ能代市の「健康万福塾」は13日、市総合体育館で開かれた。同市浅内出身の理学療法士、野呂田秀夫さん(74)=東京都北区=と、市健康づくり課が開発した市民歌に合わせた「のしろ健康体操」がお披露目され、市内の受講者が筋力アップや体幹強化に効果的な同体操を体験した。市は同体操の映像化を目指している。

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能代市民歌に合わせた「のしろ健康体操」に取り組む健康万福塾の受講者(市総合体育館で)

●インフルエンザ流行期
 県感染症情報センターが13日発表した県感染症発生情報(3~9日)によると、能代保健所管内でインフルエンザが1定点医療機関当たり1・5人の発生報告があった。全県でも1定点当たりの報告者数が1・13人と、流行期の目安となる1人を今シーズン初めて超えたことから、県は「インフルエンザの流行期に入った」として、予防のために手洗いの実施やマスクの着用などを呼び掛けている。

15日の紙面から

●季節ハタハタ今季最高8・3㌧
 県漁協北部総括支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は14日、八峰町の八森、岩館両漁港で約8・3㌧の水揚げがあった。同総括支所管内での今季1日当たりの漁獲量では最も多い。このうち、八森漁港は約7㌧で、漁業関係者が朝から選別作業などに追われ、港は活況を見せた。

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県漁協北部総括支所管内で14日、今季最多となる季節ハタハタ約8・3㌧を水揚げ

(八峰町の八森漁港で)

●能代港 防波堤延伸工事が終了
国土交通省秋田港湾事務所が平成12年度から進めてきた能代港の「外港第2北防波堤」(280㍍)の延伸工事が竣工(しゅんこう)した。能代市内外の多くの企業が18年間にわたって堤防を延ばし続けてきた長期事業で、港を管理する県と国が投じた事業費は総額80億5千万円に上る。「北防波堤」「外港北防波堤」「外港南防波堤」に続く四つ目の堤防の完成により、能代港の防波堤延伸工事は全て終了した。今後は秋田海上保安部が堤防の先に灯台を設置する予定。

●街白く、朝から除雪/能代山本
 能代山本地方は14日、前日夜から降り続いた雪の影響で街が白く染まった。各地の民家などでは、住民たちが朝から除雪作業に追われる光景が広がった。県建設部の調べでは、同日午前6時の積雪は同市二ツ井地域が19㌢、藤里町素波里が17㌢、三種町琴丘が13㌢、八森地域が4㌢、能代地域が3㌢だった。

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雪が降り積もり、除雪作業に追われる市民(能代市赤沼で)

●能代PC協組 歳末売り出し開始
 能代市内の商店などで組織する能代ポイントカード事業協同組合(佐藤善勝理事長)は14日、「ダンクカード歳末お客様感謝祭」を開始した。年末の商店街ににぎわいを創出しようと企画し、小売、飲食、美容、サービスなどの58店が参加する。24日までの期間で、1千円の買い物ごとに抽選券を1枚配布。1枚ごとに抽選番号が記されており、29日に柳町の協同組合事務所で抽選会を行って当選番号を決める。景品は、参加店で使える買い物券で、▽1等=3万円分(5本)▽2等=1万円分(10本)▽3等=5千円分(20本)▽4等=3千円分(20本)▽5等=1千円分(200本)──。景品の交換は、来年1月4日から31日まで組合事務所で受け付ける。買い物券の使用期限は2月28日まで。

●三種が8カ国語で観光情報を発信
 三種町は、外国人観光客の受け入れ態勢整備の一環で、8カ国語対応の観光情報ウェブサイト「Guidoor(ガイドア)」へ参加し情報発信に力を入れている。今後、町内の観光関連施設など16カ所に携帯端末で読み込むQRコード付きのステッカーを設置し、その施設や町内の観光情報を取得できるようにする。

●ニホンジカ 有害鳥獣の認識必要
 白神山地世界遺産地域巡視員会議は14日、八峰町八森のファガスで開かれた。本県のニホンジカの目撃情報(11月22日現在)のうち白神山地周辺は14件・16頭で、前年度実績(36件・36頭)を下回る状況だが、2頭一緒に撮影されたり、青森県側で幼獣が確認されたりしていることが報告され、巡視員からは、具体的な対策に踏み込む必要性や有害鳥獣という認識、危機感の共有を求める意見が上がった。

●忘年会盛ん 料理囲み会話弾む
 忘年会シーズンを迎えた能代山本地方。師走に入り寒さは日増しに厳しくなっているが、飲食店や宴会場は熱々の鍋料理などに舌鼓を打つ客でにぎわいを見せている。海外での「秋田犬ブーム」の本格化や、今夏の甲子園で県勢として103年ぶりに準優勝した金足農高の快進撃など今年は本県にとって明るい話題が多く、「来年もいい年になるように」と願う住民の笑顔が広がっている。

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忘年会を満喫し、今年1年の苦労をねぎらう(能代市西通町で)

●伝統食名人「グランマ」繁忙期
 子どもたちに伝統食を伝える活動を展開しているJA秋田やまもとの郷土料理の達人・グランママシスターズが、冬の繁忙期を迎えた。「地域に残る伝統食を無くしたくない」という思いを胸に、同JA管内の小中学校を連日のように訪問して料理教室を開き、巻きずしやきりたんぽなどの作り方を丁寧に伝授。興味津々な様子で教わる子どもたちの姿に目を細めながら、やりがいを持って活動している。

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グランマから教わりながら巻きずし作りに挑戦

(三種町浜口小で)


 

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