6日の紙面から
●小野市議が市長選に立候補表明 4月8日告示、15日投開票の日程で行われる能代市長選に、市議の小野立氏(39)=栄町=が5日、立候補する意向を明らかにした。小野氏は「現市政のままでは、能代が無くなってしまう。不安や憤りを抱える市民の側に立った政治の実現を目指す」と決意を述べた。市長選に出馬表明したのは同氏が初めて。

支持者を前に能代市長選への立候補を表明する市議の小野氏
●斉藤市長に後援会が4選出馬要請 能代市長の斉藤滋宣氏(64)=二ツ井町字下野=の後援会は4日、市内で能代地区・二ツ井地区の合同役員会を開き、出席した斉藤氏に4月の市長選への出馬を要請した。斉藤氏は即答を避けたが「頂いた期待をしっかりと胸に刻み込みたい」と応じ、報道陣の取材に「(出馬要請は)重く受け止める」と語った。斉藤氏は近く出馬の意思を固め、表明するとみられる。

自身の後援会であいさつする斉藤氏
●能代市内6社モクコレに出展 東京都で先月30、31日に開かれた国内最大級の木材専門展示会「WOODコレクション(モクコレ)」に能代市の木材会社6社が木製品を出展し、大消費地でPRした。国産材を利用する動きが広がる中、大手家具メーカーが秋田杉製品に高い関心を示した。同行したアドバイザーは「外材が減る中、国の政策もあって国産材への関心が高まっている」と木材需要が高まるムードを実感した。
●ゆうぱる入館300万人 三種町森岳の森岳温泉ゆうぱるの入館者数が5日、300万人に達した。節目の入館者となったのは同町鹿渡の杉山愛子さん(84)。記念品の贈呈やセレモニーに臨み、「夢のよう」と喜びに浸った。ゆうぱるは平成9年3月にオープン。塩分が強く湯冷めしにくいとして町内外の多くの住民に支持され、15年7月に100万人、22年6月に200万人を達成した。

幸運の入館300万人目となった杉山さん(左から2人目)
●琴丘小女子が綱引2部門V 第37回県綱引選手権大会が4日、秋田市の県立体育館で開かれた。小学生ジュニア女子の部(5年以下)で三種町琴丘小5年生が主体の琴丘DSステップが優勝し、全日本ジュニア綱引選手権大会(8月開催予定)の出場推薦資格を得た。また、小学生女子の部で琴丘小6年生を中心につくる琴丘DSホップが優勝を飾った。
●能代工、東北バスケ決勝で惜敗 第28回東北高校男女新人バスケットボール選手権大会は最終日の4日、山形市落合スポーツセンター体育館で男女の決勝トーナメントが行われた。男子の本県第1代表の能代工は準決勝で明成(宮城1位)を87─71で下して5年ぶりに決勝に進んだが、福島南(福島1位)に終盤逆転を許して72─78で惜敗し、9年ぶりの優勝はならなかった。
関係分の結果。 ▽男子決勝トーナメント準決勝 能代工87 20─18 71明成 21─11 25─18 21─24
▽同決勝 福島南78 13─20 72能代工 18─25 20─8 27─19
●肥料袋をそりに〝飛躍〟 ビニール製の肥料袋をそり代わりに使う第4回白神山地ふじさとケツジョリ世界選手権2018は4日、藤里町営板清水スキー場で開かれた。「お尻」に覚えのある60人がジャンプとタイムレースの2競技に挑戦、雪にまみれながら飛距離や飛型の美しさ、タイムを競い合い、遊び心とスリル満点のイベントに歓声を響かせた。

スリルと遊び心を楽しみ、「世界一」を目指したケツジョリ選手権
(藤里町で)
●歌声高らかに「鳥追い」 三種町上岩川勝平地区に伝わる伝統行事「鳥追い」が3日夜、勝平農村公園を中心に行われた。地域住民をはじめ、琴丘小の児童も参加。巨大なかがり火の周りを回った後、昔から伝わる鳥追い唄を歌いながら集落を練り歩き、五穀豊穣(ほうじょう)や子どもたちの健やかな成長を願った。

鳥追い唄を響かせながら、かがり火の回りを歩く参加者(三種町の勝平農村公園で)
7日の紙面から
●能代山本で干し餅作り盛ん 能代山本では干し餅作りが盛期を迎えている。軒下などにつるされた干し餅が寒風に揺れる光景は冬の風物詩。生産者は昔ながらの保存食を消費者に届けようと製造に精を出している。干し餅は、かつて冬場の保存食として各家庭で重宝されていた。自家製造する家庭は減ったが、産直施設では根強い人気があるほか、遠方に暮らす親戚や知人に発送する人も少なくない。

冬の風物詩の干し餅づくりが盛ん。自宅前に干し餅の〝カーテン〟(能代市常盤字苅橋で)
●介護保険料は基準月額6800円 能代市は、30年度から3カ年の第7期介護保険事業計画における介護保険料案を固めた。第1号被保険者(65歳以上)の基準月額は6800円で、現行の第6期(27~29年度)より17・7%(1025円)増額となる。高齢化により要支援・要介護認定者は増加傾向で、介護保険事業費は第6期より32億円(15・5%)増の239億円を見込み、保険料の引き上げは避けられないとした。3月定例市議会に保険料引き上げを盛り込んだ条例改正案を提出する。
●八峰町当初予算、通年型に 八峰町の30年度予算編成は、先月31日に町長査定が行われ、予算の大枠が固まった。4月に町長選を控えるものの、総合戦略に基づく取り組みを途切れなく進めるため平年度ベースの通年予算を組む。菌床シイタケの増産を目指す「おがる八峰しいたけプロジェクト」の施設整備が完了したことから、一般会計の総額は29年度当初を下回り、60億円を割り込む規模となる見通し。当初予算案は、3月定例議会に提案される。
●移住・定住者用に空き家改修 藤里町は、移住・定住者の住まいの確保を目的に、同町藤琴の空き家1軒の改修に着手した。1LDKと小ぶりな物件だが、スーパー、金融機関、町役場が徒歩圏内と利便性は高く、水回りを中心にリフォームし生活の快適さを向上させるほか、〝仕上げ〟にDIYでフローリングの床に変更する計画だ。県補助金を活用した改修で、昨年度に続き2軒目。工期は3月15日まで。
●雪に親しみ三種の冬を満喫 三種町の住民有志らでつくる「三種で遊び隊」(佐々木政幸隊長)は4日、同町森岳の石倉山スキー場でイベント「石倉山スノーパーク」を開いた。町に遊びの場を創出しようと今年度も雑木の伐採などを行い、ゲレンデの環境を整えて開催。子どもから大人まで多くの住民が参集し、スキーを楽しく教わったり、スノーモービルに乗ってスピード感を味わったりし、「秋田の冬」を満喫した。

生き生きとスキーを教わる子どもたち
●昨年の火災20件、8人死傷 能代山本広域市町村圏組合消防本部は、昨年1年間の管内の火災・救急統計をまとめた。火災件数は20件で、前年比1件の減。火災による死者は4人増の4人、負傷者は3人増の4人だった。一方、救急業務では、救急出動件数が同比74件増の3380件で、搬送人数は11人増の3140人。搬送者のうち、65歳以上の高齢者が2267人と72・2%を占めた。
●心温まる読み聞かせ好評 心温まる絵本の読み聞かせを披露して住民を楽しませている八峰町のサークル・かもめ(山本百合子代表)。昨年1月から始めた巡回読み聞かせ交流イベント「あった会」は、先月29日に開いた浜田、椿台両地区で町内全域をカバーする32会場を回り終えた。山本代表(75)は「たくさんの人が喜んでくれ、また来てほしいとの声も頂いている」と話し、継続して巡回していきたい考え。

読み聞かせや歌、手遊びなどで参加者を楽しませた
●チョコまきに歓声響く 能代市二ツ井町三千苅の北都銀行二ツ井支店隣空き地(旧スーパーいとく跡地)で4日、第9回「恋文雪っこまつり」が開かれた。大勢の親子連れなどが来場し、バレンタインデー(14日)にちなんだ「チョコレートまき」に歓声を上げたほか、冬ならではのゲーム企画もあり、にぎわいが広がった。

「チョコレートまき」に笑顔が広がった恋文雪っこまつり
8日の紙面から
●ひと足早く115人に〝15の春〟 30年度県公立高校入試前期選抜の合格発表は7日、県内の各校で一斉に行われた。能代市内5校の全日制では115人が合格し、ひと足早く〝15の春〟を迎えた。高校入試は3月6日に一般選抜が行われる。

受験番号を見つけて喜ぶ受験生
(能代松陽高で)
●斉藤市長4選出馬 意向固める 能代市長の斉藤滋宣氏(64)=二ツ井町字下野=が、任期満了に伴う市長選(4月8日告示、15日投開票)に立候補する意向を固めた。斉藤氏は7日、「後援会からの出馬要請を重く受け止め、判断した。9日に記者会見を開き、思いを話したい」と語り、その場で4選出馬を正式表明する見通し。市長選には、現市議の小野立氏(39)=栄町=も出馬の意思を明らかにしており、現職と新人の一騎打ちとなった26年の前回に続き、選挙戦が確実となった。
●県当初予算案総額5802億余 県は7日、30年度一般会計当初予算案を発表した。総額は5802億6千万円で、知事選後に新規・拡充事業費を肉付けした29年度6月補正後に比べ、83億円(1・4%)の減。地方交付税が落ち込み、社会保障関係経費の高止まりなど厳しい財政状況の下、30年度に始まる「第3期ふるさと秋田元気創造プラン」の重点戦略に基づき予算編成した。能代山本関連では、能代工高と能代西高の統合校整備事業、世界自然遺産登録25周年を迎える白神山地の保全推進事業、ネギやシイタケの生産体制強化、旧能代産業廃棄物処理センターの環境保全対策事業などが計上されている。
●子どもの未来応援計画案まとまる 能代市は、貧困の状態にある子どもと家庭への支援や取り組み方針を示した「(仮称)市子どもの未来応援計画」の素案をまとめた。実施期間は新年度から5年間。基本理念に「子どもの育ちと子育てをみんなで支え合うまち のしろ」を掲げながら、子どもたちが必要な教育や体験などの機会と子育て家庭が個々の課題を乗り越え子どもの成長を支える生活基盤を確保できるよう、施策の充実を図るとしている。
●モニターツアー金勇と藤里館巡る 能代山本の自治体や商工団体が加盟する大館能代空港利用促進協議会主催の県外旅行会社向けモニターツアーの一行が7日、能代山本を訪れた。4社の企画担当者が能代市柳町の旧料亭金勇と藤里町の白神山地世界遺産センター藤里館を巡り、観光資源としての可能性を探った。

「満月の間」で1枚板を使った天井を見上げる旅行会社の担当者ら(能代市の旧料亭金勇で)
●市文化会館9月に松竹特別公演 能代市文化会館運営協議会は1日、市役所で開かれ、30年度の運営方針などを協議した。市民鑑賞型事業では、ベルリン交響楽団による演奏会(6月)、松竹特別公演「花岡青州の妻」(9月)などの開催を決めた。委員など11人が出席した。
●能代高校生、読書の魅力伝える 能代高図書委員らによる「図書館講座in市立図書館~能高生 with BOOK~」は4日、能代市立図書館で開かれた。同校の弁論部のディベートや美術部の読書感想画など文化部が「本」にまつわる取り組みを発表したほか、能代西高の文芸部もゲスト出演し、訪れた市民らに読書の魅力を伝えた。

能代高生らが自分たちの活動を発表した図書館講座(能代市立図書館で)
●高齢者宅の除雪に力合わせて 能代市社会福祉協議会の除雪ボランティア「雪んこレンジャー」に登録している能代支援学校(糸屋賢校長)の高等部生徒31人がが2日、同市向能代地区の高齢者世帯で雪かきを行い、力を合わせて民家周辺に積もっていた雪を片付けた。同校は地域に貢献しようと毎年雪んこレンジャーに登録し、中学部と高等部の生徒が作業に取り組んでいる。

地域の除雪に精を出す能代支援学校の生徒たち
9日の紙面から
●天然秋田杉製のギター完成 能代市畠町の楽器小売販売業「Home Bound」(佐藤雅光代表)が、木都能代を象徴する天然秋田杉(天杉)を使ってアコースティックギターを製作した。ボディーの「柾目(まさめ)」が美しく、従来の材質で出来たギターと比べても遜色のない音色という。同市河戸川の「神馬銘木」に在庫として残っていた樹齢200年の天杉を加工した。秋田杉を材料にしたギター製作は国内初とみられ、音楽、木材業界で話題となっている。

天杉のギターを製作した「Home Bound」社長の佐藤さん
●30年産米作付率、三種は大幅増 能代山本4市町で国の生産調整(減反)廃止に伴う30年産米「生産の目安」の作成が進められている。従来の生産数量目標に代わる市町段階の目安を設定したもので、水稲作付率は能代市56・54%、八峰町56・7%と29年産並み、藤里町は58・96%で微増。一方、三種町は町段階の作付率を56・24%としていたが、その後集荷業者の販売計画などを踏まえ64・61%に上方修正した。農家ごとの実際の作付けは、集荷業者との調整を経て決まる見通しだ。
●空き家等対策計画素案を協議 能代市の空き家等対策協議会(会長・斉藤市長)は8日、市役所で開かれ、増え続ける空き家に対する方針と施策を定めた「市空き家等対策計画」の素案が示された。計画期間は30年度から5年間。空き家の実態を把握するための定期的な調査の実施や、国の補助制度などを使った空き家除却後の跡地の活用、周辺に悪影響を及ぼす可能性が高い「特定空き家等」への対処などを盛り込んでいる。
●木高研 木材用途の可能性探る 県立大木材高度加工研究所の講演会は8日、能代市柳町のプラザ都で開かれ、木高研の教授ら3人が中大規模建築の木造化の現状と課題、木材の土木利用、木高研に東北で初めて導入される耐火試験炉など木材の用途拡大に向けた最新の取り組みを紹介した。
●洋剣の成田が国際大会へ 能代市東雲中出身の成田航也(秋田北鷹高2年)が、23日から3月4日までアラブ首長国連邦のドバイで開かれる「アジアジュニア・カデフェンシング選手権」に出場する。日本フェンシング協会の男子フルーレカデ(13歳以上17歳未満)の国内ランキングで4位に入り、初出場を決めた。成田は7日、市役所二ツ井町庁舎を訪れ、斉藤市長らに大舞台での健闘を誓った。

アジアジュニア・カデフェンシング選手権での活躍を誓う成田
(右、能代市役所二ツ井町庁舎で)
●浜口小児童と農家女性一緒に給食 三種町浜口小(牧野洋悦校長)で8日、地元農家でつくる「菜ごみ会」(鎌田妙子会長)の会員と児童による交流給食会が開かれた。5、6年生32人が食材を提供する生産者らと一緒にカレーライスなどを頬張り、日頃の感謝を伝えながら地産地消の一端に触れた。同会には同町の女性ら約20人が所属。JA秋田やまもとを通してキャベツやニンジン、ダイコンなどさまざまな野菜を町学校給食センターに提供している。

児童と地元農家が一緒に給食を楽しんだ
(三種町浜口小で)
●交通死亡事故ゼロ6千日を顕彰 先月28日に交通死亡事故ゼロ6千日を達成した藤里町に8日、県知事表彰と県警本部長顕彰が伝達された。伝達式は、県飲酒運転追放等競争の優良市町村表彰も合わせて町役場で行われ、佐々木町長は「町民はもとより町外にも交通安全の大切さを発信し、安心・安全なまちづくりに努力していきたい。2019年6月12日到達予定の6500日を目指す。飲酒運転追放にも力を入れていきたい」とあいさつ、交通死亡事故ゼロ記録の継続、無事故・無違反のまち実現へ気を引き締めた。7日現在、6010日で、県内25市町村の最長記録を更新中。

交通死亡事故ゼロ6千日を達成、県知事表彰状や県警本部長の「賛辞」が贈られた
●インフルエンザ「警報」継続 県感染症情報センターが8日発表した県感染症発生情報(1月29日~2月4日)によると、能代保健所管内の1定点医療機関当たりのインフルエンザ患者報告者数は51・25人で、前週の61・25人から減少したが、流行期に当たる警報発令を継続している。県内では、9保健所管内全てでインフルエンザ警報が発令されている。患者報告数は、能代のほかに北秋田と秋田中央、由利本荘が50人台、秋田市と大仙が40人台となっている。
10日の紙面から
●斉藤市長 4選出馬を表明 能代市長の斉藤滋宣氏(64)=二ツ井町字下野=は9日、任期満了に伴う市長選(4月8日告示、15日投開票)に立候補を表明した。4選を目指す斉藤氏は、「今まで自分が生み育ててきたまちづくりをしっかり固め、将来に引き渡していくのが私の使命。ホップ・ステップときて、ジャンプする4期目にしたい」と決意を語った。市長選には、市議の小野立氏(39)=栄町=も出馬を表明しており、現職の正式表明で、「前哨戦」は一気に盛り上がっていきそうだ。

4選を目指し、能代市長選に出馬表明した斉藤氏(9日、市役所で)
●議会改革3項目を提案へ 能代市議会の第19回議会改革に関する検討会(安岡明雄座長)は9日、市役所で開かれ、三つの検討項目を報告書にまとめた。政務活動費における旅費の見直し、決算特別委員会の審査時期の変更、「交渉会派」要件に関する新たなルールづくりを盛り込み、13日に開かれる議会運営委員会に提案する。
●国民栄誉賞を記念しスイーツ 囲碁界初の7大タイトル独占を2度果たした井山裕太氏(28)=本因坊文裕(もんゆう)=の国民栄誉賞受賞決定を記念し、能代市内の菓子店では、井山氏や囲碁にちなんだ限定スイーツを開発・販売する動きが見られる。同市東大瀬の洋菓子店カスミは、先月15日の「囲碁の日」から碁石風ケーキ「イゴ・デ・ショコラ」を取り扱っている。一方、同市柳町の松雲堂では「本因坊文裕まんじゅう」と「碁石大福」を13日ごろまで販売中。13日の表彰式が近づくにつれ、商戦は熱を帯びそうだ。

2種類のタイプがあるカスミの碁石風ケーキ「イゴ・デ・ショコラ」

松雲堂は「本因坊文裕まんじゅう」と「碁石大福」を販売中
●詩集「たろっぺ」66号刊行 能代山本国語教育研究会(会長・杉山靖広八竜中校長)は、能代山本の児童生徒の作品を集めた年刊詩集「たろっぺ」第66号を刊行した。今年度は能代山本の全小中学校から小学校961編、中学校483編の計1444編が寄せられ、入選136編、佳作436編が選ばれた。たろっぺには入選作品と佳作の受賞者、作品名を掲載。能代山本の小中学校に配布しているほか、能代市畠町の一長堂書店でも限定30冊を販売する。価格は1冊800円。
●能代署 刑法犯認知199件に 能代署のまとめによると、昨年1年間に管内で発生した刑法犯の認知件数(暫定値)は199件で、前年比58件(22・6%)の減だった。また、検挙件数は145件で、検挙率は同比5・2㌽増の72・9%。認知件数のうち、窃盗が約7割を占め、同署は「無施錠による被害が多く、自宅や車などの施錠を徹底してほしい」と話している。
●きょうサタデーナイトコン 能代市立図書館ロビーで、10日午後6時30分から地元のビッグバンド・能代超新星ポップスオーケストラによる「サタデーナイトコンサート」が開かれる。3回目となる今回のプログラムは2部構成で、前半は海外のポップス、後半は国内のポップスを中心に計12曲を演奏する。また、能代松陽高放送部員のアナウンス、美術部員によるオーケストラのイメージアニメーションの上映なども行われる。開場は午後6時30分。入場無料。問い合わせは同図書館(☎0185・54・1114)へ。
●熊本の被災児童を元気づけ 能代市で心の健康づくりに取り組む民間ボランティア団体と、28年4月の熊本地震で被災した熊本県甲佐町の乙女小児童との交流が広がりを見せている。同町出身で、傾聴の会「ひとやすみ」副会長を務める山崎将さん(40)=同市中川原=が昨年、本立て製作キットを贈ったのをきっかけに、支援への思いに共感した傾聴グループの「ゴッコの会」、「サロン アロハ」の2団体が寄せ書きや手作りのしおりを贈る準備を進めている。

乙女小児童から届いたメッセージ集を眺める山崎さん(中央)ら
●裁縫技能の上達願い針供養 藤里町公民館主催の和友教室の針供養は9日、町総合開発センターで行われ、受講生たちは裁縫技能上達の願いを込めて、使い古しの針を豆腐に刺し、道具に感謝し供養した。習わし通り、この日は針仕事は休みで、持ち寄った料理やだまこもち鍋を囲んでおしゃべりに花を咲かせた。

役目を終えた針を豆腐などに刺し、感謝した和友教室の針供養
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