16日の紙面から
●能代市長選、斉藤氏圧勝で4選 任期満了に伴う能代市長選は15日、投開票が行われ、現職の斉藤滋宣氏(65)=二ツ井町字下野、無所属=が1万8656票を獲得、前市議で新人の小野立氏(39)=栄町、同=を6551票差で下し、連続4選を果たした。

4選を果たし、笑顔で支持者に感謝する斉藤氏
(能代市河戸川の選挙事務所で)
●市議選 現職17人全員当選 定数を2削減し20議席を22人で争った能代市議選は15日、出馬した17人の現職全員が当選を果たし、新人2人、元職1人も議席をつかんだ。一方で能代地域の新人と返り咲きを目指した元職の2人の女性候補が、苦杯をなめる結果となった。トップ当選は、公明現職の渡辺優子氏が2131票で前回の2位から浮上。2期ぶり3度目の首位を獲得した。2位は菅原隆文氏、3位は安岡明雄氏と現職が続き、4位に新人の26歳、大高翔氏が入った。同市議会で初の平成生まれの議員となる。
●八峰町議選 新人2人初陣飾る 八峰町議選(定数12人)は15日、現職9人、元職1人、新人2人が当選を果たし、現職1人が涙をのんだ。地域別は八森7人、峰浜5人となり、現職の人数からみて逆転した。トップ当選は前回26年に続き門脇直樹氏で649票を獲得。前回から13票上積みし、2位に194票差をつける強さを見せた。2位は前回9位の須藤正人氏で455票。3位には新人の奈良聡子氏が448票で入り、初陣を飾った。
●投票率 過去最低66・35% 15日に投開票が行われた能代市長選・市議選の投票率は、市長選、市議選とも66・35%で、いずれも初めて7割台を割り込み、過去最低を更新した。市長選の投票率は、合併後初となった18年が80・32%、22年が無投票、26年が71・05%と急落。旧市時代を含めそれまで最も低かった昭和22年の76・81%すら前回は下回り、67年ぶりに最低を更新した。1カ月前に出馬表明した無名の新人と現職との一騎打ちは、関心の高まりを引き起こせなかった。一方、同日投票が行われた八峰町議選の投票率は77・98%と、前回を6・50㌽下回り初めて8割台を切った。
●宮根アナが29日に橋本五郎文庫に 三種町鯉川にある橋本五郎文庫の開設7周年記念イベントは、29日午後1時から鯉川地区交流センター(同文庫)で開かれる。テレビ情報番組などでおなじみのフリーアナウンサー、宮根誠司さんが来町し、橋本五郎さん(読売新聞特別編集委員)とのトークが行われる。主催者は広く来場を呼び掛けている。入場無料で、希望者は当日会場へ。上履きを持参すること。
●友川さん故郷で特別ライブ 三種町大口の砂丘温泉ゆめろんで14日夜、同町出身のシンガーソングライター友川カズキさん(68)=本名・及位典司=の特別公演が行われた。友川さんは唯一無二のステージを繰り広げ、ユーモアに富んだトークも披露。県内外から訪れた約260人が熱く刺激的なステージを堪能した。

満員の来場者を魅了した友川さんのライブ
●弘大教授が十一面観音菩薩を調査 東北・北海道の仏教美術を研究している弘前大の須藤弘敏教授(64)=美術史=が14日、能代市清助町の湯殿山龍泉寺(木村祥泉住職)を訪れ、生涯で12万体の仏像を彫ったとされる江戸前期の修行僧・円空(1632〜95年)が製作した十一面観音菩薩(県重要文化財)を調査した。須藤教授は「北日本に残る円空仏にはない顔だ。手の指紋も摩耗せずに残っており大変貴重」と驚いていた。

円空作の十一面観音菩薩を調べる須藤教授(能代市清助町の龍泉寺で)
●八竜地域でメロンの苗定植盛ん 県内有数のメロンの産地として知られる三種町八竜地域で苗の定植が始まった。生産者は甘いメロンが育つように願いを込めながら作業に精を出している。同地域のメロンは、6月中旬にハウス栽培のサンキューが収穫されるのを皮切りに、7月にビレンス、タカミ、カナリアンなどの品種が直売施設や道路脇の臨時直売所に並ぶ。また、JA秋田やまもとを通して全国にも出荷される。

特産メロンの苗を定植する生産者
(三種町大口で)
17日の紙面から
●4選の斉藤市長、早速登庁 15日に投開票された能代市長選で4選を果たした斉藤滋宣氏(65)が16日、市役所に登庁し、職員の出迎えを受けた。訓示では約150人の職員を前に「喫緊の課題はたくさんある。力を貸してほしい」と呼び掛けた。斉藤市長は選挙期間を終えて公務に復帰。午前11時ごろ、大勢の職員が待つ正面玄関前に公用車で到着した。女性職員から花束を受け取り、満面の笑みで握手を交わした。

市長選で4選を果たし登庁した斉藤市長
(能代市役所正面玄関前で)
●初の平成生まれの市議誕生 15日の能代市議選で26歳の大高翔(かける)さんが初当選した。県内市町村議員で最年少、能代市初の「平成生まれの市議」が誕生。大高さんは1698票で20人の当選者のうち4位、新人でトップだった。小さくガッツポーズし、「スタートラインに立った。期待を裏切らないよう、結果を出したい」と語った。

家族と記念撮影し、喜びを漂わせる大高さん
●元峰浜村長芹田さん、町議に 15日に行われた八峰町議選で元峰浜村長で新人の芹田正嗣さん(70)が371票を獲得して7位で当選。15年の村長選以来の万歳三唱やだるまの墨入れで祝勝ムードが高まった後、「町長に対して良いものは良い、悪いものは悪いと言う姿勢を崩さず、町のために全力を尽くしていく」と力強く語った。芹田さんは峰浜村議3期の後、村長を3期務めた。18年と22年の八峰町長選に出馬し落選した。

だるまに墨を入れて当選を喜ぶ芹田さん
●総会、監査なく補助事業実施 三種町が27年度に立ち上げたとする「日本体育大学三種町推進協議会」(会長・三浦町長)が28、29年度の2年間、協議会を1度も開かなかった上、規約を設けず、監査も行わないまま町の補助金の交付を受けて事業を行っていたことが、16日までに分かった。事業は事実上、町教育委員会が実施。町教委は「町が町の補助金を使って勝手に事業を行っていると思われないように」と10日に初めての協議会を開いたが、「適切さを欠いているのでは」などと指摘も出ている。
●10周年記念コンサートへ練習 能代山本の音楽愛好者で編成する「吹奏楽団FUNNY CREW(ファニークルー)」は、結成から10周年を迎えた。地域イベントの出演や福祉施設訪問など地域密着型の活動を展開してきた。節目を記念して、29日午後2時から能代市文化会館中ホールでコンサートを開催することにし、メンバーは気を引き締めて練習に励んでいる。

29日の本番に向けて、練習に打ち込むメンバー
(能代市文化会館で)
●施設完成まで仮住まい 能代ふくし会(三澤弘文理事長)が運営する指定障害者福祉サービス事業所・ねむの木苑(佐藤友規施設長)は16日、能代市落合の施設建て替え工事に伴い、同市上町の旧市ガス水道局の建物に機能を移転し、供用を開始した。工事完了までの約1年間、利用者や職員は仮施設で活動する。
●清流にサケの稚魚放流 能代市二ツ井町種地区の種かじかの会(茂呂誠会長)は15日、種梅川でサケの稚魚1万3千匹を放流した。今年で13年目を数え、4年後には大きく成長して故郷の川に帰って来ることを願いながら流れに放し、周囲の田畑を潤す河川の環境をきれいなまま維持・保全することを確認し合った。

種梅川にサケの稚魚を放流する住民ら
(能代市二ツ井町種地区で)
●地域安全運動スタート 春の地域安全運動が16日に始まり、能代市防犯協会駅前支部(相川億里支部長)は、市内の大型店や駐輪場などでの啓発、防犯指導車による広報活動を展開した。地域安全運動は全国的には秋ごろに実施されているが、能代山本では市防犯協会や能代署などが春の運動にも取り組んでいる。今回の期間は20日までの5日間で、スローガンは「みんなでつくろう 安心の街」。

自転車に鍵が掛かっているか確認する支部員たち(能代市元町で)
18日の紙面から
●能代山本に桜の便り届く 能代山本にようやく「桜便り」が届いた。能代市の私有地や市役所敷地の桜が開花、薄いピンク色の花びらが爽やかな風に揺れ、春本番を感じさせている。能代公園や八峰町八森の御所の台ふれあいパークなど、主要な観桜地はまだつぼみだが、ライトアップやイベントが企画されており、開花が進めば花見客でにぎわいそうだ。

薄いピンク色の花びらが春本番を告げている
(能代市富町で)
●三種町長選、来月1日公開討論会 三種町長選(5月8日告示、13日投開票)に向けた「未来を選ぶ 公開討論会」が、1日午後7時から同町の八竜農村環境改善センターで開かれる。能代青年会議所(JC、柴田正貴理事長)の主催で、立候補を表明している現職の三浦正隆氏(65)=鵜川字西鵜川=と、元国会議員政策秘書で新人の田川政幸氏(46)=豊岡金田字金光寺=が参加する予定。町の産業振興や10年後のビジョンなどをテーマに政策や考えを披露する。
●白神山水に記念デザインラベル 藤里町の藤里開発公社(代表取締役社長・佐々木町長)は、白神山地の世界自然遺産登録25周年記念デザインのラベルを施したナチュラルミネラルウオーター「白神山水」を発売した。岳岱に生きるブナの大木をメインにし、「水がたどってきた『時の旅』を思い浮かべながら飲んでほしい」とPR。限定ボトルは500㍉㍑入りのみで、販売期間は来年3月末まで。4万本の製造を予定している。

世界自然遺産登録25周年を記念した限定デザインの白神山水を発売
●八峰町が新婚夫婦の生活応援 八峰町は、今年度も結婚新生活支援事業を継続している。新婚世帯の住宅購入や賃貸、引っ越しに掛かる費用を1世帯当たり30万円を上限に補助する制度で、補助額は昨年度から6万円上乗せした。年齢制限や所得制限があり、町は有効活用を呼び掛けている。問い合わせは町企画財政課(☎0185・76・4603)へ。
●全国学力テスト、児童生徒真剣に 全国の小学6年生と中学3年生を対象とした文部科学省の「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」が17日、一斉に行われた。今年度は例年の国語、算数・数学のほか、3年に1度の理科も追加。能代山本では6年生のいない鶴形を除いた20小学校の6年生583人と12中学校の3年生587人が対象となり、各校で児童生徒たちがテストに取り組んだ。
●おはようジョギング体操スタート 三種町琴丘地域の「おはようジョギング体操」が16日朝、各地区で始まった。今年で38年目を迎えた息の長い活動。住民はウオーキングやジョギングを楽しんだ後、体操広場でラジカセに合わせてラジオ体操をし、1日を爽やかにスタートさせた。

朝から体を動かす住民ら(三種町鹿渡で)
●ツキノワグマ冬眠から覚め活動 春を迎え、冬眠から覚めたツキノワグマが目撃されるようになってきた。県内では29年度、1303件の目撃情報が県警に寄せられ、過去最多を記録。また、山菜採りで入山した人がクマに襲われて死亡する事故も2年連続で起きた。今後、野外での活動が増えてくることから、県などは人身被害を防ごうと、注意を喚起している。
●こいのぼり 春風吸って悠々と うららかな春の陽気が続く能代山本地方。民家や保育所などの庭先では、5月5日の端午の節句を前に早くもこいのぼりが登場し、春風に乗って悠々と泳いでいる。能代市日吉町の小柴利雄さん(75)方では、大安の13日に掲揚を開始。初孫の充尊(みちたか)ちゃん(3)の健やかな成長を願い28年から毎年掲げており、真鯉、緋鯉、子鯉の3匹が元気に泳いでいる。

春風を受けてのんびりと泳ぐこいのぼり(能代市日吉町で)
19日の紙面から
●高齢者、学びの意欲高め合う 能代市老人クラブ連合会(小林一成会長)が高齢者の生きがいづくりなどを目的に開講している「保坂福祉学園」の30年度入学式が18日、同市海詠坂の能代山本広域交流センターで行われ、入学生たちは学びを楽しむことを誓い合いながら学園生活をスタートさせた。

学びに励むことを誓い合った保坂福祉学園の入学式(能代山本広域交流センターで)
●住宅賃借に助成制度/能代市 能代市は今年度から、定住を目的に県外から移住・Uターンした若年世帯を対象に、住まいの賃借の初期費用分を助成する「若年世帯移住促進奨励金事業」を開始した。上限10万円で、子育て世帯には子ども1人につき5万円加算の最大20万円を交付する。市総合政策課は「移住定住に関する支援体制をより充実させることで、定住化を促進したい」としている。
●宙に浮く「新建材CLT」 注目の新建材CLT(直交集成板)を県内で唯一製造していた能代市河戸川の集成材製造「相澤銘木」が3月に倒産したことで、CLTの生産拠点が市外流出する状況にある。同市の県立大木材高度加工研究所(木高研)と開発を進め、既存の設備を改良して生産体制を築いた、いわば「能代産CLT」。地元産材を国内外にPRする絶好のチャンスとなる東京五輪の選手村施設への納品が計画されたが、同社の事業停止で県は急ぎ足でCLT生産に取り組む別の企業を探している。地元関係者からは「木都能代の力でCLTを地元にとどまらせることはできないものか」と市外への技術移転を懸念する声が出ている。
●琴丘に風力発電所建設 ソフトバンクの子会社「SBエナジー」(東京)と三菱UFJリースの子会社「MULエナジーインベストメント」(同)が三種町琴丘地域に建設する大規模風力発電所「ソフトバンク秋田琴丘ウインドファーム」(合計出力7485㌔㍗)の起工式が18日、同町鹿渡の鹿渡神社で行われ、工事の安全を祈願した。今月着工し、来年9月の運転開始を目指す。
●ハクガン 飛来増す/小友沼 渡り鳥の重要な中継地として知られる能代市の小友沼で今冬の渡りシーズン、絶滅危惧種であるハクガンの飛来数が増加した。市民グループおとも自然の会(寺内征夫会長)によると、29年度は約450羽(昨年11月)の飛来が確認され、28年度よりも100羽以上増加したという。同会は「順調に飛来数が増え、今後も期待できそうだ」と話している。

マガンとともに飛び立つハクガンの群れ(能代市の小友沼で、3月13日午前6時10分ごろ)
●制服リユース事業展開 能代市社会福祉協議会は、制服や学用品に掛かる費用に悩む子育て世帯を支援しようと「制服リユース(再利用)事業」に取り組む。市内の中学校、高校を卒業したり、成長で着ることがなくなった制服を引き取り、必要としている世帯に無償で提供する。県内の社会福祉協議会では初めての試みという。同協議会では使わなくなった制服を持っている世帯に協力を呼び掛けている。

能代市内の中学校や高校の制服が徐々に寄せられている(市社会福祉協議会で)
●秋北バスが交通安全教室 秋北バス(本社・大館市、小畑保彦代表取締役社長)の交通安全教室は18日、能代市浅内小(五代儀敏正校長)の駐車場で開かれ、1、2年生児童がバスの正しい乗り方や、内輪差、死角などの危険に理解を深め、事故に遭わないように気持ちを引き締めた。

バスの正しい乗り方や内輪差などに理解を深めた交通安全教室(浅内小で)
●嫁見まつりの参加者殺到 5月26日に能代市御指南町の日吉神社で行われる伝統行事「嫁見まつり」は、参加女性が22人に達し18日で募集を締め切った。今年も実施する子どもの着物行列は園児、児童らを募集している。着付けを担当する県美容生活衛生同業組合能代支部によると、能代市、秋田市の県内をはじめ東京、千葉、京都などから当初計画した定員18人を上回る22人の申し込みがあった。
20日の紙面から
●梅の花も見頃間近に 三種町鹿渡地区の金仏梅公園で、梅の花が咲き始めている。県内有数の観梅スポットで、満開を迎えた木もある。青空が広がった19日は住民たちが散策に訪れた。町農業公社は24日までライトアップを実施しており、「見頃は今週末ごろでは」と話している。同公園は琴丘総合体育館のそばにあり、5・3㌶の敷地に「藤五郎」や「越の梅」など約2千本もの梅が植栽され、県内屈指の梅公園とされる。ライトアップは夕方から午後9時まで。入園無料。

梅の花が咲き、心地よい香りを漂わせている
(三種町で)
●訪問介・看護 24時間で 藤里町社会福祉協議会(菊池まゆみ会長)は今年度、定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスの提供をスタートした。独自事業の配食や「まち自慢クラブ」に安否確認をプラスしたサービスも同時に開始し、1人、2人暮らしの高齢者世帯や町外に住む子どもの不安を和らげ、住み慣れた地域、自宅で生活し続けられる安心の仕組みを探る。
●能登さんペルーの活動報告 国際協力機構(JICA)ボランティア事業の青年海外協力隊の一員として、南米西部のペルーに1年9カ月間派遣されていた能代市鳥小屋出身の栄養教諭、能登啓名さん(30)=北秋田市鷹巣=が18日、市役所に斉藤市長を表敬訪問した。現地の健康・保健課題に「食」の視点から取り組み、「今後は給食を通して異文化理解や食べる環境の大切さを子どもたちに伝えていきたい」と語った。

ペルーでの1年9カ月の活動を終え、斉藤市長を表敬訪問する能登さん
●中学春季総体21、22日 能代市、山本郡の中学春季総体は、21、22の両日、郡市内の各会場で11競技が行われる。1年生の入部で新戦力が加わった各チームが5月の全県大会出場を目指して熱戦を繰り広げる。予備日は23、24日。能代市は66回目、山本郡は43回目の開催。
●三種町でクマの目撃相次ぐ 三種町で19日、クマの目撃が2件あった。いずれも能代署がパトカーで周辺を警戒し、住民に注意を呼び掛けた。同署によると、19日午前4時ごろ、同町鹿渡字室ケ沢地内の畑で体長約1㍍のクマ1頭が目撃された。同町の30代女性が町道をジョギング中、南側の町道脇の畑から東側の林に入って行くクマを発見した。現場から付近の民家までは約200㍍。また、同日午前8時55分ごろ、同町の60代男性が車で同町上岩川字二本杉地内の田んぼ付近の県道を五城目町方向に走行中、北西側の田んぼから西側の山に入って行く体長約1・2㍍のクマ1頭を見つけた。付近の民家までは約400㍍。
●インフルエンザが増加 県感染症情報センターが19日発表した県感染症発生情報(9~15日)によると、能代保健所管内の1定点医療機関当たりのインフルエンザ患者報告者数は13・25人で、前週の10人から増加に転じた。県内9保健所で唯一、警報が出されている。
●キノコの植菌を体験 能代市二ツ井小(簾内正子校長)の3年生42人は19日、同市二ツ井町梅内の馬子岱公園(旧馬子岱小運動場)でキノコの植菌体験を行った。小気味よい音を響かせながら、地元の山から切り出したナラやヤマザクラのほだ木に、シイタケとナメコの種ごまを打ち込み、来秋の収穫を楽しみにしていた。

リズミカルに種ごまを打ち込む児童たち
(能代市二ツ井町梅内の馬子岱公園で)
●能代東中 ごみ拾いに汗 能代東中(鈴木洋一校長)は19日、クリーンアップを行い、全校生徒110人がそれぞれの出身小学校の学区でポイ捨てごみを拾い集め、景観美化に汗を流した。同校は地域への感謝の気持ちを込め、能代クリーンアップに毎年参加して国道7号沿いを清掃。しかし、今年は入学式の2日後と日程的に厳しかったこともあり、生徒会とJRCが独自のクリーンアップを企画、地域住民の要望が多かった場所で行うことにした。

クリーンアップに取り組む能代東中の生徒
(能代市扇田で)
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