11日の紙面から

●おとも苑入館者100万人達成
 能代市腹鞁ノ沢の高齢者交流センターおとも苑の入館者数が10日、100万人に達した。100万人目の西村尚男さん(74)=同市河戸川=は、花束や記念品をプレゼントされ、「突然のことでびっくり。おとも苑はのんびり過ごせるのが気に入っており、これからも通い続けたい」と笑顔を見せた。おとも苑は3年12月1日に高齢者の在宅福祉の向上と交流を推進する目的でオープン。介護保険サービスの対象外となった高齢者に、趣味活動や軽運動などを提供する「生きがい活動支援サービス」、高齢者とその家族、団体などがスポーツや娯楽、入浴などを楽しめる「交流サービス」を行っている。

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100万人目の入館者となった西村さん(左)

●橋梁の長寿命化対策に力
 能代市は古くなった橋の工事を進めている。今年度は橋梁(きょうりょう)長寿命化修繕計画に基づき、「柏子所橋」「源助田橋」(二ツ井町梅内)などの塗り替え、「羽立橋」(母体)の架け替え、「轌ノ目橋」(鰄渕)の撤去を終えた。これから「桧山川橋」(同)と「豊祥岱跨道(こどう)橋」の補修を行う。2021年度までの5年間で、早急な対応が必要と判断した市管理の33橋について、修繕するなど長寿命化対策を施す。

●藤里町で伝統の「和友教室」開講
 藤里町の和友教室が10日、開講した。同町総合開発センターで開講式が行われ、初参加4人を含む女性17人が2カ月間、和裁、手芸などの手作り作業と交流を楽しむ。教室は町教育委員会の主催。大正時代に地元の教師が和裁や読み書きを教えた花嫁修業が始まりとされる。昭和、平成と時代が変わっても受け継がれており、町内の女性たちの冬期間の生涯学習の場として親しまれてきた。

●まち灯り「博多灯明」1千個
 「第20回のしろまち灯(あか)り」(2月2日・能代市役所さくら庭周辺)の第1回全体会議は9日夜、同市上町の能代ふれあいプラザ・サンピノで開かれ、まち灯りの全体計画や実施体制を確認した。今回初めて、紙袋とキャンドルで作る「博多灯明(とうみょう)」を1千個以上灯(とも)すことを報告。木の遊びや木工体験、多彩な屋台村なども展開される。まち灯りは、中心市街地のにぎわい創出につなげるイベントとして19年から開催。「木」と「環境」にこだわった催しで多くの市民を楽しませている。

●長~く健康でいてと納豆寄贈
 糸引き納豆の日(1月10日)にちなみ、能代市桧山の元祖檜山納豆(西村省一代表取締役)は10日、同市社会福祉協議会(田村重由会長)へパック入り納豆110セットと、カップ入り50個をプレゼントした。市社福協は、運営する施設の食事の一品として利用者に提供する。「糸引き納豆の日」は、全国納豆協同組合連合会が23年に糸引き納豆をPRしようと「い(1)と(10)」の語呂合わせで1月10日に制定。同社は毎年、この日に合わせて桧山納豆を寄贈している。

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「糸引き納豆の日」にちなんで桧山納豆を寄贈

●ちびっ子公民館 凧作り体験
 能代市中央公民館(小林純館長)主催の「ちびっ子公民館」の能代凧(たこ)作りは9、10の両日、市勤労青少年ホームで行われた。今年度最後の活動で、参加した小学生たちは製作を通して、地元の伝統文化への理解を深めていた。ちびっ子公民館は市内の小学3、4年生が対象。凧作りには児童13人が参加し、能代凧保存会(納谷正孝会長)の会員5人が講師を務めた。

p10p02ちびっ子公民館・凧作り1

能代凧作りに挑戦する子どもたち

(能代市勤労青少年ホームで)

●能代署「110番の日」で街頭活動
 能代署は「110番の日」の10日、能代山本のスーパーと道の駅で、買い物客や利用者にチラシなどを配布しながら、110番通報の適正な利用を呼び掛けた。このうち能代市落合のマックスバリュ能代北店では、同署の署員8人と市防犯協会向能代支部(大高正春支部長)の支部員6人が参加。出入り口2カ所に分かれ、約1時間かけて買い物客に110番通報の仕組みを知らせるチラシと特殊詐欺被害の注意喚起や県警本部県民安全相談センター(♯9110)など相談窓口を掲載したチラシ、ポケットティッシュの100セットを手渡した。

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買い物客に110番通報の適正利用や特殊詐欺被害への注意を呼び掛け(能代市落合で)

●インフルエンザ急増し注意報
 県感染症情報センターが10日発表した県感染症発生情報(12月30日~1月6日)によると、能代保健所管内の1定点医療機関当たりのインフルエンザ患者数は14・5人で、前週の4・25人から増加し、注意報が発令された。県全体では17・75人で、前週の2・3倍に増加した。

12日の紙面から

●「バスケの街」のお宝一堂に
 能代市畠町の能代バスケミュージアムに寄贈された資料を一堂に披露する「大開放展」が11日、市役所大会議室(旧議事堂)で始まった。全国制覇58回を誇る能代工高バスケットボール部の栄光や、同部元監督で昨年3月に80歳で亡くなった加藤広志さんの指導者としての情熱、功績を振り返ることができる貴重な資料をはじめ、バスケ関連グッズなどが所狭しと並ぶ。初日は市内外から大勢のファンが足を運び、「バスケの街・能代」ならではの展示を楽しんでいた。会期は14日まで。時間は午前9時30分〜午後5時15分(最終日は午後3時まで)。期間中、同ミュージアムは休館する。

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能代バスケミュージアムが所蔵する1万点余りの貴重な資料が並ぶ「大開放展」

(能代市役所大会議室で)

●能代水産が消費者の魚離れに一手
 能代市鳥小屋の卸売市場「能代水産」(甲谷圭司社長)は、魚の加工品や総菜を扱う製造部を立ち上げた。鮮魚を切り身にしたり、焼き魚や煮魚に調理したりし、さらに食べ切りサイズに包装して販売している。高齢化が進む地域の小売業者の負担を軽減し、食べやすい形にすることで消費者の「魚離れ」に歯止めをかけたい考え。甲谷社長(39)は「既存の販売形態にとらわれず、水産物のおいしさを伝えたい」としている。

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焼き魚や煮魚などの加工品の卸売を通じ、水産物消費の拡大を目指す甲谷社長

●「ハタハタパエリア」全国入賞
 優れた土産品の発掘や育成を目的にした「全国推奨観光土産品審査会」で、八峰町八森磯村の鈴木水産(鈴木勇代表取締役)が製造する「ハタハタパエリア」が全国商工会連合会会長賞に選ばれた。同社は受賞を喜び、「全て生の食材を冷凍させており、電子レンジで温めると、炊きたてを味わえる」と売り込んでいる。税込み1620円。町内の産直施設や能代市の道の駅ふたついのほか、秋田市のJR秋田駅の土産品店、秋田空港などで取り扱っている。

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全国推奨観光土産品審査会で入賞した鈴木水産の「ハタハタパエリア」

●藤里館がホームページ一新
 藤里町の白神山地世界遺産センター・藤里館は、ホームページ(HP)を新調し、白神山地関連の催しについての情報を閲覧しやすくした。催しによってはHP上での操作で申し込み画面につながるように改良。藤里館の自然アドバイザー、菅沼慶太さんは「魅力ある白神山地の催しを幅広く周知し、誘客を図りたい」と話している。

●三種町でクアオルト全国大会
 日本クアオルト協議会の全国大会が、8月22、23の両日に三種町で開催される。協議会加盟10自治体の関係者が参集し、各地の取り組みについて情報交換を図るとともに、健康づくり運動の成果をアピールする。町がクアオルト事業を本格化させ4年目。県市町村未来づくり協働プログラムは最終年度を迎えている。町は「運動を実践する仲間は確実に増えている」とし、これまでの取り組みの集大成となる全国大会への準備を本格化させる。

●移住者 困りごとや悩み語る
 能代市主催の「移住交流サロン」は10日夜、同市元町の秋田白神コミュニケーションセンターで開かれ、Uターン者などを含む11人が参加し、食事を楽しみながら懇談した。生活上の困りごとや悩みの解消、仲間づくりを目的に昨年5月から2カ月に一度のペースで開催。能代で安心して暮らしてもらうための情報交換・交流拠点と位置付けており、市総合政策課は来年度以降も継続する方針。

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移住者やUターン者が和やかに交流

(能代市元町で)

●中一ギャップ緩和へ宿泊交流
 八峰町の児童生徒連携交流事業が10日から1泊2日の日程で同町八森のあきた白神体験センターを会場に行われた。進学の過程で学習や人間関係に変化が生じる「中1ギャップ」の緩和を図るため、町内の小学6年生と中学1年生が一緒に体を動かしたり、講演を聴いたりして交流を深めた。町教育委員会が20年度から実施している宿泊を伴う事業で、希望した小学6年生と中学1年生合計77人(八森小18人、峰浜小21人、八峰中38人)が参加した。

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八峰町内の小学6年生と中学1年生が交流

(あきた白神体験センターで)

●蓑虫山人の複製画10点展示
 能代市柳町の旧料亭金勇で、「蓑虫山人(みのむしさんじん)『全国周遊絵日記』展」が開かれている。明治時代に能代を訪れて残した風景画など10点の複製を展示。港町の景観や、料亭として栄えた金勇の前身・山本倶楽部のにぎやかな宴会の場面など、往時をしのばせる作品が来場者の関心を集めている。会期は3月末まで。入場無料。会場では、能代市が昨年5月に文化庁の日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に追加認定されたのを記念したパネル展示も行われており、旧料亭金勇は「明治期にかけての能代に理解を深めてもらう機会になれば」としている。

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蓑虫山人が明治期の能代地域を描いた絵が並ぶ

(能代市の旧料亭金勇で)

 

13日の紙面から

●新春に彩り 洋ラン展
 能代エナジアムパーク洋らん友の会(腰山敬子会長)の新春洋らん展は12日、能代市大森山の同パークはまなす館で始まった。華やかな香りと色合いの洋ランがずらりと並び、新春を彩っている。同会は20年ほど前に発足し、現在は能代山本や大館市、北秋田市、男鹿市などの愛好者24人が所属。定期的に展示会を開いており、発足当初に比べて花の種類が豊富になってきたという。今回は会員10人が約150点を展示。美しさを醸し出す紫や白のカトレア、大きな花が存在感を発揮しているリカステ、空間を立体的に彩るレリアなどがずらりと並んだ。会期は14日までで、時間は午前9時30分〜午後4時30分(14日は午後4時まで)。入場無料。

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華やかな洋ランが並ぶ新春展

●JA白神山うど部会が目揃会
 JAあきた白神山うど部会(桜田和浩部会長)の出荷目揃(めぞろい)会は10日夜、能代市西通町のシャトー赤坂で開かれ、収穫の本格化を前に部会員が市場情勢や出荷規格などを確認した。部会員やJA、市場関係者など約30人が出席。桜田部会長は「早い人で出荷が始まり、例年通りの価格が付いている。しっかりしたものを作り、出荷を頑張ってほしい」とあいさつした。

●能代市の人口5万3261人
 能代市が住民基本台帳に基づきまとめた昨年12月末の人口は5万3261人で前年同月より1014人減少した。前月から45人減り、77カ月連続で減少した。世帯数は2万4434で前年同月比106減、前月比10減となった。人口の性別の内訳は男2万4651人(前年同月比481人減)、女2万8610人(同533人減)。前月比は男14人減、女31人減。出生は17人(男9人、女8人)、死亡は78人(男34人、女44人)で61人の自然減。社会動態は転入など78人、転出62人で16人の社会増。

●牛乳への知識広げる
 能代市中央公民館の知っ得講座「1杯の牛乳をめぐるおはなし」は10日、同公民館で開かれ、参加した15人は県内の酪農の特色や牛乳と健康の関連などについて学んだ。知っ得講座は、身近な疑問を解消し日常生活に役立ててもらおうと28年度からさまざまなテーマを設定して開講している。今回は県庁出前講座を活用して開かれ、大仙市の県畜産試験場飼料・家畜研究部の千葉祐子さんが講師を務めた。

●小学生が冬の白神を体験
 県主催の「雪の白神体験塾」は12日、八峰町八森のあきた白神体験センターを拠点に開講した。県央、県南の小学生20人が参加し、御所の台の里山を散策。雪を踏みしめながら野生動物の足跡などを探し、身近な自然に触れた。14日まで2泊3日の日程。八峰、藤里両町の白神山地の麓で体験活動を楽しむ。

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雪上に残る野生動物の足跡やふんなどを観察(八峰町の御所の台トレッキングコースで)

●塩蔵の山菜が人気に
 能代山本で、春から塩漬けしていた山菜の需要期を迎えている。各農産物直売所では、塩抜きしたワラビやフキなどがこの時期の看板商品として豊富に並び、消費者の関心を集めている。三種町では郷土食「けだて」(きゃのこ汁とも言う)の材料として塩蔵山菜が使われ、すぐ調理できるようにカットした“山菜ミックス”が人気。同料理のイベントを毎年開いている直売所もあり、「伝統食を家庭で作ってもらいたい」と願っている。

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三種町の農産物直売所では塩抜きした山菜が人気

●地域ぐるみで除排雪
 冬型の気圧配置が緩んだ12日、能代山本地域では、住民や子どもたちの安全に寄与しようと地区を挙げて除排雪に取り組む光景が広がった。能代市の機織地区会(佐藤喜美男会長)では、小学生からお年寄りまで約150人が参加して除雪作業を行い、安全確保に爽やかな汗を流した。同地区を東西に貫く市道(旧国道7号)は幅が狭く、雪が多くなると除雪車が寄せた雪などで歩道が埋まり、通学する児童生徒や住民が車道の歩行を余儀なくされるという。そこで30年ほど前から、小中学校の冬休みが終わる直前に地域ぐるみで除排雪作業に取り組んでいる。

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人海戦術で除排雪作業に汗を流す参加者たち(能代市機織地区で)

●サンピノで新年のつどい
 能代市上町の能代ふれあいプラザ・サンピノで12日、恒例イベント「新年のつどい」が開かれた。施設利用者と地域住民らがステージ発表や餅つき、獅子舞などを楽しみながら、にぎやかに新年のスタートを祝った。自治会やサンピノ内の各施設などでつくる実行委員会(小山佳代子実行委員長)の主催。「新年をいい年に」という思いを込めて毎年開き、今回で15回目を迎えた。

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子どもたちが餅つきを体験

 

14日の紙面から

●炎赤々と どんと焼き各地で
 しめ飾りやお札などの縁起物をたき上げるどんと(ど)焼きが13日、能代山本の各地で行われた。連休中で青空がのぞく穏やかな天気の下、地域住民は燃え上がる炎に手を合わせ、今年1年の無病息災や家内安全、商売繁盛などを祈願した。このうち三種町の浜田農村公園では、浜田獅子舞愛好会(清水秀男会長)主催の大どんど焼きが行われ、家族連れや夫婦など約200人の住民が足を運んだ。新年のあいさつを交わす光景もそこかしこで見られた。

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燃え上がる炎に住民が1年の無病息災を祈願した大どんど焼き(三種町浜田農村公園で)

●「バスケ大開放展」にぎわう
 能代市役所大会議室(旧議事堂)で開かれている「能代バスケミュージアム大開放展」は、3連休中日の13日も大勢の来場者でにぎわいを見せた。親子連れや友人同士で市内外からファンが訪れ、能代工高バスケットボール部の黄金期を築いた元監督の故加藤広志さんの遺品を中心とした貴重な資料を見て回った。きょう14日まで。時間は午前9時30分~午後3時。

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3連休中日の13日も大勢の来場者でにぎわいを見せた大開放展(能代市役所大会議室で)

●能代JC新理事長に川間さん
 能代青年会議所(JC)の定時総会は12日、能代市柳町のプラザ都で開かれ、2019年度理事長に川間一平さん(協立)を選出した。「一意奮闘 より能(よ)く郷土を代えるために」をスローガンに掲げ、東北各地のJC会員が一堂に会する東北青年フォーラム(9月7、8日・市文化会館)の主管をはじめとする事業計画を決めた。

●ニュースポーツで爽やか汗流す
 市民にさまざまなスポーツを楽しんでもらう「スポレクフェスタふたつい」は13日、能代市二ツ井町総合体育館で開かれ、子どもから高齢者まで幅広い年代の参加者がバブルサッカーやミニテニスなど多彩なスポーツに挑戦し、爽やかな汗を流した。市教育委員会主催、市体育協会主管で、冬場の運動不足解消やニュースポーツの普及と交流促進などを目的に毎年開催されており、市内外から約100人が参加した。

●高校入試前期選抜あすから出願
 31年度県公立高校入試前期選抜の願書受け付けは15日に始まり、各中学校の受験生の思いを込めた願書が志望校へ提出される。締め切りは17日正午。試験日は29日で、一気に受験ムードが高まる。

●二ツ井で強盗、首絞め現金奪う
 13日午前11時30分ごろ、能代市二ツ井町小繋字麻生道端の民家に男が押し入り、所有者の無職男性(78)=秋田市=背後から首を締めて「金を出せ」と要求、現金1万円を奪って逃走した。男性にけがはなかった。能代署が強盗事件とみて捜査を進めている。

●いけばなこども教室が作品展
 華道家元池坊能代支部の佐藤静花(本名・勝子)さんが主宰する「伝統文化いけばなこども教室」の修了作品展は13日、能代市柳町のプラザ都で始まり、子どもたちの感性が光る作品の数々が訪れた人の関心を集めている。同教室は文化庁委嘱事業として15年度に始まった。今年度は昨年7月から今月まで月1回のペースで開かれ、創作活動に取り組んできた。今回は「初春を寿(ことほ)ぐ」と題し、生徒11人と渟南小いけ花クラブの有志1人が1点ずつ出品した。14日まで。時間は午前9時~午後4時。入場無料。

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子どもたちの力作が並んだ修了作品展

(能代市柳町のプラザ都で)

●能代東中生徒有志が除雪奉仕
 能代市能代東中の生徒有志が12日、市桧山地域センターで除雪ボランティアを行った。「地域の人の役に立ちたい」と初めて取り組んだ活動で、桧山地区に住む生徒9人が一生懸命に雪かきを行った。東能代地区で住民たちがボランティアで雪かきを行っていることを知り、生徒が主体的に活動を計画。同センターのある桧山地区に住む1~3年生が参加し、同センター裏側の駐車場と前庭の除雪を担った。

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桧山地域センターで除雪ボランティアを行う生徒たち

 

15日の紙面から

●白神山地の山並みくっきり
 能代山本地方は14日、高気圧に覆われた影響で朝から晴れ渡り、能代市内からは白神山地の山並みを望むことができた。12日からの3連休は天気に恵まれ、秋田地方気象台は「この時期に好天が3日続くのは珍しく、昨年の1月はなかった」としている。

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高気圧に覆われ、青空に映える白神山地の山並み(北羽新報社屋上から)

●「耐震性貯水槽」の整備進む
 能代市は末広町の萩の台街区公園で、地下タンクに水をためて消火用に使う「耐震性貯水槽」の設置工事を行っている。通常の消火栓と違って、地震で断水しても消防ポンプ車のホースにつないで使うことができる。タンクの容量は100立方㍍で、ポンプ車(2千㍑)50台分の水量に相当。旧市町の8年度から整備を続け、46基目となる今回でいったん中断する。今後は既存水槽の老朽化の具合や水利の状況などをみて適地を選定する方針で、早ければ再来年度にも設置を再開する予定だ。

●能代で県北包括ケア推進シンポ
 介護や療養が必要になっても最後まで自分らしく暮らせる地域を考える県北地域包括ケア推進シンポジウムは12日、能代市文化会館中ホールで開かれた。参加者は講演やパネルディスカッションを通して、自分自身の意思を周囲に話しておく大切さをはじめ、人生が尊重され安らぎや安心のある終末期の暮らしや看取りをかなえられる地域のありようを考えたほか、本人をめぐる情報を共有し医療・介護の連携を支えるICT(情報通信技術)の活用に触れた。

●リンドウ過去最多4174万円販売
 JAあきた白神りんどう部会(菊地昇一部会長)の実績検討会は11日、藤里町のホテルゆとりあ藤里で開かれ、今年度の販売実績を確認した。販売額は4174万円で過去最多となった。リンドウは藤里町と能代市の13戸が作付けしている。

●外国人受け入れへ応対研修
 能代山本の観光事業者を対象にした訪日観光客応対研修が10日、能代市柳町の旧料亭金勇で行われた。増加傾向にある外国人旅行客との対話に役立つ補助ツール「指さしシート」や音声翻訳機の活用などで、円滑に意思疎通を図る手法を模索した。県観光連盟と能代観光協会の共催で、能代山本の旅行や宿泊、バスやタクシー業者、ガイドなど約20人が参加した。

●高校バド部が技術向上へ交流会
 県内外の高校のバドミントン部が参加する指導技術交流会が12日から3日間、能代市落合のアリナスで開かれ、選手たちは試合形式の練習に汗を流しながら、互いにレベルアップを図った。県高体連バドミントン専門部の主催で、選手や指導者の技術向上、学校同士の交流などを狙いにアリナスで毎年開催している。

●女性創業サロンでつながり
 能代商工会議所主催の「女性のための創業サロン」は14日、能代市元町の能代商工会館で開かれた。特技や好きなことを仕事にしたり、起業を考えている女性5人が参加し、地域で事業を続けていく上での課題などを率直に話し合った。同商議所は「女性の創業支援に向け、つながりを築く場になれば」としており、来年度以降もサロンを継続する方針。

●子どもらが「積み木選手権」
 子どもたちがたくさんの積み木を用いて作品を作り、その出来栄えを競い合う「積み木選手権」が13日、能代市の畠町新拠点で開かれ、幼児や小学生らがものづくりの楽しさを体感するとともに木の温かみに触れた。同施設が主催する「木のぬくもり講座」の一環。木に親しんでもらおうと、子どもを主な対象として昨年12月から今年3月にかけて全5回、干支の壁掛けやクリスマスツリーの木工作などの内容で開講している。

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子どもたちが思い思いに楽しんだ積み木選手権(畠町新拠点で)


 

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