16日の紙面から

●きれいな街づくりに汗
 県内各市町村が清掃活動に取り組む「あきたビューティフルサンデー」の14日、能代山本でも各地で地域住民らがクリーンアップを展開した。このうち、能代市能代地域では「きれいな道、美しい川はあなたの心」をスローガンに掲げた能代クリーンアップが行われ、約1640人の参加者が米代川河口付近や国道7号沿い、風の松原など各地でごみを人海戦術によって拾い集め、街の環境美化に汗を流した。

約1640人の参加者が人海戦術で地域を清掃

(能代市で)

●市民菜園での野菜づくりに意欲
 能代市の市民菜園利用者協議会は14日、市役所で総会を開き、会長に武田裕子さんを選出した。同市河戸川字下大須賀の市民菜園の利用区画抽選も行い、申し込んだ36人が今年の野菜づくりに向けて意欲を新たにした。

●新山本公民館を建設着工へ
 三種町は、同町森岳字町尻地内で山本公民館・山本総合支所の建設工事に着手する。現在の公民館の裏側に鉄骨造2階建ての建物を新築し、公民館と総合支所の機能を集約する。来年4月オープン予定で、工事中も現在の公民館は通常通り利用可能。本格着工を前に、19日午前10時から現地で施工業者主催の安全祈願祭が行われる。

●日本語学習をサポート
 能代市の日本語ボランティア養成講座の開講式は14日、市中央公民館で行われた。受講者ら7人が出席し、外国出身者やその子どもたちを支えるパートナーを目指して、今年度の日本語指導学習をスタートさせた。同講座は、市の日本語学習ふれあい交流支援事業の一環で、日本語を母語としない外国出身者やその子どもたちが地域や学校で生活するために必要な日本語学習をサポートする指導者を養成しようと毎年開講している。

●檜山城の歴史を理解
 能代市桧山にある国指定史跡・檜山城跡の見学会は14日開かれ、市内外から約30人が参加した。主催した「のしろ檜山周辺歴史ガイドの会」(小杉山久義会長)の会員と共に城跡を巡りながら、戦国時代の山城の構造を学び、故郷の歴史に理解を深めた。

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檜山城跡を巡り、戦国時代の山城としての機能に理解を深めた(能代市桧山で)

●知事認定の白神ガイドへ
 県は、今年度も「あきた白神認定ガイド制度」に基づく講習と試験を行う。昨年度創設した制度で、白神山地に精通し巡視活動も可能なガイドの育成を目的としている。これまで白神山地でガイド業務を行ってきた経験者、新たに白神山地でのガイドを目指す人を対象にしており、県自然保護課が受講者を募集している。申込書や自己PR作文用紙、誓約書などは県の公式ホームページ「美の国あきたネット」からダウンロードが可能。提出期間は17日まで。問い合わせは同課調整・自然環境班(☎018・860・1614)へ。

●春の地域安全運動始まる
 春の地域安全運動が15日に始まった。能代市防犯協会駅前支部(相川億里支部長)は運動開始に合わせて市役所や大型店などで街頭活動を展開し、住民に車上荒らしや特殊詐欺といった被害に遭わないよう注意を呼び掛けた。地域安全運動は、全国的には秋ごろに実施されているが、能代山本では能代署や同市防犯協会などが春の運動も展開している。今年は19日までの期間中、各地で啓発用ののぼり旗を掲げるほか、広報活動や街頭キャンペーンを実施する。

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能代市役所で特殊詐欺への注意を呼び掛ける支部員

●ミュージカルキッズ始動
 能代ミュージカル・キッズ(今立善子代表)の開講式は13日、能代市萩の台のサン・ウッド能代で行われ、メンバーたちが自己紹介や抱負を発表して元気に今年度の活動をスタートした。ミュージカル・キッズは、児童生徒の居場所づくりや交流の場を目的に5年から毎年開講。市民有志らでつくる能代市民ミュージカルのメンバーから指導を受けながら、歌や踊り、芝居の練習をし、7月に能代市山本郡合唱祭、9月に能代市民ミュージカルへの出演、来年3月には単独公演を予定している。今年度は新たに2人加わり、小学1年生から高校2年生までの15人で活動する。

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今年度の活動をスタートさせた能代ミュージカル・キッズ(能代市萩の台のサン・ウッド能代で)

17日の紙面から

●特産ミョウガの畑に活気
 能代市のミョウガ畑で、わら敷き作業が行われている。全国有数の産地として知られ、販売額は昨年まで3年連続で1億円台を確保。今年13㌃で作付けする同市真壁地の桜井和子さん(63)は「今後は草を取ったり根茎腐敗病の薬をかけたりと、昔より手を掛けている。今年は豊作であってほしい」と笑顔を見せ、作業に精を出していた。

d16p02ミョウガわら敷き1

豊作を願い稲わらを敷き詰める農家

            (能代市真壁地で)

●老朽化解消で水利を確保
 県山本地域振興局は、国営能代開拓建設事業(昭和43年─平成元年)で整備された主要施設の更新や補修に取り組んでいる。調査段階の国営2期工事に先立って老朽化に対応しようと、今年度まで4カ年かけて進めている事業の一環。藤里町の素波里ダムからの農業用水を能代山本各市町へ分ける大野分水工(八峰町峰浜石川)の水路補修を昨年度で完成させ、水の流れを確保したほか、中央用水管理システムの更新なども実施済み。今年度は桧山川水管橋の塗装などを行う予定で、同振興局は「着実に進め、安全な水管理ができるようにしたい」としている。

●能代市 有権者減少に拍車
 能代市選挙管理委員会がまとめた県議選(7日投開票)の同市の投票所別の当日有権者数によると、前回(27年)に比べて旧能代市(投票所38カ所)は4カ所で若干増加したものの「街なか」と農村部の減少が目立った。旧二ツ井町(同20カ所)は全カ所で減少、このうち6カ所は10%以上のダウンで、最大19%の減少だった。人口減少と並行し、有権者のドーナツ化と過疎化がまた一歩進んだ。

●サザンドーム利用を再開
 能代市大森山の能代エナジアムパークは16日、主要施設「サザンドームのしろ」の空調設備などの改修工事を終え、5カ月半ぶりに利用を再開した。家族連れが訪れて遊具で遊んだり、熱帯植物園を散策したりし、身近な集いの場の再開を喜んだ。同施設では間近に迫った大型連休に合わせた行事を企画。27日から5月6日は、段ボール製の遊具を複数用意して楽しんでもらう予定で、若狭勉館長は「工事で休館中は不便をお掛けした。快適になった館内で、家族が楽しく過ごせる企画を考えていきたい」と話した。

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利用再開に合わせ、親子連れが訪れておもちゃ遊びを楽しんだ(能代エナジアムパークで)

●エネ需要量10年前より減少
 能代市がまとめた29年のエネルギー需要量は年間約552万ギガジュール(石油換算で13万1800㌧)で、10年前より14・6%減少した。産業、家庭、業務、運輸の4部門における石油、LPガス、都市ガス、電力の計16項目のうち家庭、業務部門の電力2項目だけ増加した。人口減少や少子高齢化が進み、事業所も少なくなってエネルギー需要量が減り続ける中、家庭と業務の電力だけ増えたのはエアコンの普及など電化が進んだためとみられる。

●きみまち阪桜まつり20日開幕
 能代市二ツ井町のきみまち阪県立自然公園の「きみまち阪桜まつり」は、20日に開幕する。今年は初の試みとして、27日に市内外のアマチュアバンドが集う「きみまち阪音楽祭・桜」を開催し、「世界一日本の歌がうまい外国人」として注目を集めている米国出身のシンガーソングライター、ニコラス・エドワーズさん(26)がスペシャルゲストで登場する。また、27、28日は市内外のグルメを堪能できる「うまいもの大集合in二ツ井」が開催される。

●設備更新で演出効果に期待
 能代市が1月から進めていた市文化会館大ホールの照明・音響機器設備の更新工事が完了した。舞台・客席の照明設備がハロゲン灯からLED(発光ダイオード)照明に変更されたほか、音響設備がアナログ式からデジタル式に変わり、舞台とホール内の全てのスピーカーと、マイクを高性能なものに更新した。市生涯学習・スポーツ振興課は「新しい機器も導入したので、それらの演出効果も楽しんでほしい」としている。

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照明・音響設備が一新した能代市文化会館大ホール

●〝珍客〟サンショウウオ
 能代市二ツ井町切石の砂防えん堤にサンショウウオがいるのを、近所の住民たちが見つけた。珍しい生き物に地域住民は驚き、多くの生物が生き続けられる環境が守られることを願っている。男鹿市の男鹿水族館GAO魚類担当課の清田環希さんによると、このサンショウウオは「恐らくクロサンショウウオ」。成長したサンショウウオは普段は森などに生息していて、冬から春にかけて産卵期を迎えるが、「産卵場所の池に移動しようとして(えん堤の上部から)落ちてきたのかもしれない」と話している。

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砂防えん堤の水路で見つかったサンショウウオ

 

18日の紙面から

●ワラビ畑で野焼き
 藤里町社会福祉協議会(菊池まゆみ会長)は17日、同町藤琴栗の木岱地内にある約4㌶のワラビ畑で野焼きを行った。同所での野焼きは今年で4年目。ボランティアの町民と職員約40人が参加し、順調な成育を願いながら作業に精を出した。同町社福協は、生涯現役実践プロジェクトの「仕事づくり」の一環で、28年度からワラビや葛の根から粉を精製する「根っこビジネス」と山菜などを使った郷土料理の商品化に着手。同地内の町有地で、原料となるワラビとワラビの根の栽培に取り組んでいる。

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豊作を思い描きながら、野焼き作業に精を出す参加者(藤里町で)

●移住定住へ推進室開設/能代市
 能代市は今月、懸案の人口政策を統括する「人口政策・移住定住推進室」を開設した。人口動態の検証・分析、人口減少対策の研究・検討を行い、全庁的にあらゆる分野の施策の連携を図りながら移住定住を促す。年齢別の動向調査も実施して人口政策の実効性を高める。同室は総合政策課に設け、5人の専任体制で取り組んでいる。

●「総合医」の鈴木さん着任
 能代市緑町のジェイコー秋田病院に今月、「総合医」の鈴木紀行さん(70)=秋田市在住、東京都出身=が加わった。ユニークな経歴の持ち主で、31歳で麻酔科医になり、大学付属病院勤務を振り出しに、南極地域観測隊(越冬隊)、保健所、県庁、都心部と地方、病院経営と臨床など、さまざまな「医療現場」を経験。「この仕事が好き。病気なら治してあげたいし、痛みなら取ってあげたい。患者が笑顔で帰るのが好き」と現役を続行する。

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ジェイコー秋田病院に着任した鈴木さん

●星空観賞機材購入へ援助を
 「星のおねえさん」として活動している能代市地域おこし協力隊の八巻枝美さん(36)=岐阜県大垣市出身=が、インターネットで投資を募る「クラウドファンディング」を活用し、屋内でも星空観賞できる小型プラネタリウムの購入資金の援助を求めている。目標金額は190万円で募集期間は5月末。八巻さんは「能代で冬でも天候に左右されない星空観賞を行いたい」としている。

●SNSで五能線観光情報発信
 JR五能線の沿線自治体などでつくる五能線沿線連絡協議会の総会は15日、青森県五所川原市の立佞武多(たちねぷた)の館で開かれ、今年度事業計画を決めた。パンフレットやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で沿線の見どころをPRするほか、観光列車「リゾートしらかみ」車内での特産品販売などを通じて誘客を図る。

●ムエタイでリングデビューへ
 「世界最強の立ち技格闘技」とも言われるムエタイに打ち込む男子高校生が能代市にいる。能代松陽の山本憲汰君(2年)は幼い頃から格闘技をテレビで観戦してファイターに憧れ、昨年4月に同市の「健康ムエタイクラブ」(工藤夕希会長)に入会した。1年間の練習の成果を試そうと、21日に仙台市で開かれる大会でデビューする。山本君は自慢の右ストレートを武器に、「力で相手をねじ伏せたい」と意気込みを語る。

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ムエタイに打ち込み、21日の大会でリングデビューを飾る山本君

●園児が特殊詐欺に用心呼び掛け
 能代署は16日、能代市清助町の愛慈幼稚園の協力を得て、同市腹鞁ノ沢の高齢者交流センター・おとも苑と同市寺向のいとく能代ショッピングセンターで防犯活動を展開した。警察官に扮した年長児たちが署員と共に高齢者や買い物客に特殊詐欺への注意を呼び掛けるチラシを配るなどし、防犯意識の高揚を訴えた。

特殊詐欺の手口などを記載したチラシを配布(おとも苑で)

●不審はがきに注意
 県警本部生活安全企画課は、15日から17日にかけ、能代山本を含む県内各地の世帯に不審なはがきが届く事案が34件発生したと発表した。被害はなかった。同課によると、能代山本では能代市の70代女性、八峰町の70代女性と60代男性宅に「総合消費料金未納分訴訟最終通知書」と記されたはがきが届いた。いずれも「未納の総合消費料金について契約会社および運営会社から訴状が提出された」「連絡がない場合は、給与等の差し押さえのおそれがある」などとの内容で、問い合わせ先として実在しない民事訴訟管理センターが記載されていた。能代署に相談したため被害はなかった。

19日の紙面から

●能代港、丸太の中国輸出好調
 能代港を活用した秋田杉丸太の中国輸出が好調だ。30年度は過去最多の3万立方㍍余りを記録した。米代川流域などの山林から集荷した原木は同港の1万5千㌧岸壁では手狭となり、近くの漁船だまりや4万㌧岸壁まで範囲を広げて山積みされている。採算が取れず山元に滞貨することが多かった丸太の販路が拡張されたことで、輸出に協力する素材生産者が増えているためだ。中国の取引先でも「秋田杉ブランド」として定評で、引き合いが増えている。

z16p02原木輸出が好調2

中国へ輸出される原木が山積みされている能代港の4万㌧岸壁

●保坂福祉学園が入学式
 高齢者の生きがいづくりなどを目的に、能代市老人クラブ連合会(小林一成会長)が主催する保坂福祉学園の入学式は18日、同市海詠坂の能代山本広域交流センターで開かれ、学生たちは学びと交流を楽しむことを誓い合い、桜花らんまんの春に胸を膨らませ学園生活をスタートさせた。5年目の今年度は184人が受講を申し込んだ。

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184人が学びを楽しむことを誓い合った保坂福祉学園の入学式

●青果物販売額、過去最高に
 JAあきた白神(佐藤謙悦組合長)は、30年度の青果物販売実績をまとめた。販売額の合計は19億8263万円で、目標の20億1716万円にはあと一歩届かなかったものの、過去最高の実績。このうち白神ねぎは計画対比101・3%の15億1931万円に上り、全体の実績を押し上げた。白神みょうがは1億2274万円で、3年連続で1億円を達成。一方、アスパラガスや山ウドは収量減に見舞われた。今年度は21億円を目標に掲げている。

●チャレンジデー勝利を
 能代市チャレンジデー実行委員会(実行委員長・斉藤市長)は16日、同市海詠坂の能代山本広域交流センターで開かれた。5月29日に行われるチャレンジデーの事業計画を決めたほか、岡山県赤磐市との対戦に向け、参加率を昨年比4・6㌽増の「67%以上」に設定した。

●三種ミュージカル今秋公演
 三種ミュージカルの第4回公演が、11月10日に三種町八竜体育館で行われることが決まった。3年ぶりとなるミュージカルの上演作品は、明治期に秋田の少女が米国人宣教師に連れられて米国に渡った実話を基にした「秋田の赤い靴物語~愛は国境を越えて」。実行委員会(岩谷作一実行委員長)の総会が17日夜に八竜農村環境改善センターで開かれ、6月1日の発会式を皮切りに稽古に入ることを確認した。

●気温上がりサクラ開花進む
 NPO法人・能代観光協会は、きょう19日から21日まで能代市役所のさくら庭に屋台村を開設する。市内の6業者が飲食を販売するほか、アマチュアバンドによる演奏なども企画されている。主役の桜はここ数日の暖かさで場所によって開花が進んでおり、来場を呼び掛けている。市は、さくら庭の桜を5月6日までライトアップしている。時間は午後6時~午後10時。

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好天続きで一気に開花が進んだ「さくら庭」の桜

●全国学力テスト1047人受験
 全国の小学6年生と中学3年生を対象にした文部科学省の「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」は18日、一斉に行われた。今年度は国語、算数・数学のほか、中学3年生では初めて英語を追加。能代山本では小学6年生と中学3年生を合わせ1070人が対象で、欠席者などを除く1047人が受験した。

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全国学力テストに取り組む生徒たち(能代南中で)

●インフルエンザ減少もまだ注意
 県感染症情報センターが18日発表した県感染症発生情報(8~14日)によると、能代保健所管内の1定点医療機関当たりのインフルエンザ患者数は6・75人で、前週の17・75人から減少した。県保健・疾病対策課はインフルエンザ注意報を解除したが、4月中は患者の増減が繰り返される時期だとして、引き続き予防対策を呼び掛けている。

20日の紙面から

●さくら庭ほぼ満開 青空に映え
 能代山本地方に桜前線が到来し、花見シーズンを迎えた。桜の名所として知られた旧渟二小の桜が残る能代市役所の「さくら庭」ではほぼ満開となり、市内外から多くの人が観桜に訪れている。19日は屋台村が設けられ、食べ物などの販売で花見客ににぎわいを演出している。今後、各地で開花が進むとみられ、春らんまんの風景が広がりそうだ。

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能代山本地方に花見シーズンが到来。満開となった能代市役所のさくら庭

●のしろみなと祭りは7月14日
 能代商工会議所青年部(田中秀範会長)の通常総会は18日、能代市柳町のプラザ都で開かれ、「のしろみなと祭り」(7月14日)の運営などを盛り込んだ今年度事業計画を決めた。11月には県内6商議所青年部が交流する「第5回会員大会」の開催が同市内を会場に予定されており、成功を誓い合った。

●山本公民館・総合支所に着工
 三種町の山本公民館・山本総合支所建設工事の安全祈願祭は19日、同町森岳字町尻地内で行われ、町や施工業者が来年4月オープンを目指して行われる工事の安全を祈願した。現在の公民館の裏側に鉄骨造2階建ての建物を新築し、公民館と総合支所の機能を集約する。現場では杭(くい)打ちを皮切りに工事が始まっている。

●4万㌧岸壁から杉丸太初輸出
 能代市の能代港4万㌧岸壁から19日、米代川流域を中心とする山林から切り出された秋田杉丸太3200立方㍍を積んだ大型貨物船が中国・上海へ向け出港した。4万㌧岸壁から原木が輸出されるのは、同岸壁が整備された平成13年以来初めて。同港で取り扱う原木量が増えて1万5千㌧岸壁に置く場所がなくなったため、3月末から4万㌧岸壁に仮置きしていた。

能代港4万㌧岸壁で中国行きの大型貨物船に原木を荷積み

●八峰町 サル被害は減少傾向
 八峰町鳥獣害対策地域協議会(佐々木清美会長)の通常総会は19日、町役場で関係者約25人が出席して開かれ、銃器による追い上げ・捕獲活動などを盛り込んだ今年度事業計画を決めた。ニホンザルによる30年度の農作物被害額は110万円で前年度から減少した。

●銀河フェス8月17、18日に
 のしろ銀河フェスティバル実行委員会(会長・斉藤市長)は19日、能代市浅内の能代ロケット実験場で開かれ、今年は8月17、18の両日にフェスを開催することを確認。イベント当日は、同時期に開催される能代宇宙イベントの15周年記念事業に合わせ、市文化会館で講演会やロケット発射音響体験を行うほか、銀河連邦ヒーローショーやミニミニ宇宙実験など多彩な催しを展開する。

●あきた白神駅長に菊地さん
 JR秋田支社は19日、五能線・あきた白神駅の観光駅長として同町八森字八森の菊地笑美子さん(52)に委嘱状を交付した。駅の“顔”として乗客の出迎えや観光PRに活躍することに期待を寄せた。

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JR五能線・あきた白神駅の観光駅長(右)に委嘱状を交付

●自然素材 温もり作品ずらり
 能代市末広町のつる工房あい(工藤愛子代表)の「つるを楽しむ仲間 かごバッグと小物展」は19日、同市上町の夢工房咲く・咲くで始まり、自然素材をぬくもりたっぷりに生かした作品が来場者を楽しませている。会期は21日まで。時間は午前10時~午後4時。

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自然素材を生かした作品がずらりと並んでいる


 

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