11日の紙面から

●きょうから全国交通安全運動
 春の全国交通安全運動(11~20日を前に能代市役所さくら庭で10日、出発式が行われ、能代署や関係団体から約150人が参加し、交通事故の撲滅に向けて結束を強めた。式後は市中心部でパレードを展開し、住民に交通安全意識の高揚を訴えた。

交通安全を訴え市中心部をパレード(能代市役所さくら庭で)

●八峰町が投票所へ送迎バス
 八峰町は、交通手段がない高齢者などの投票環境を改善するため、今夏の参院選で投票所から離れた集落に暮らす有権者を対象に送迎バスの運行を検討している。町は「投票に行きたくても行けない町民に対し、投票が可能な機会を提供したい」との考えで、町有バスを活用した送迎に向け、町選挙管理委員会と協議することにしている。

●能代市 土壌分析依頼増える
 能代市農業技術センターは、昨年度の土壌分析実績をまとめた。543件で、前年度に比べて58件(11・9%)増加。販売が好調なネギを新規作付けまたは規模拡大しようと土を持ち込むケースが多くなっている。分析をすることで適切な施肥や品質・収量の確保につなげられるとし、同センターは「新規作付け者は畑を知ることから始め、ベテランも定期的に土壌を確認してほしい」と話している。

●CCSの必要性と安全性確認
 三種町の田川町長は8、9の両日、二酸化炭素(CO2)を海底下に封じ込める技術(CCS)の実証試験を行っている北海道苫小牧市のプラントや苫小牧市役所を訪問した。実用化に向けた国の適地調査で同町と能代市沖も候補地の一つとされており、事業の現状把握や情報収集を目的に試験現場を視察。田川町長は「技術の必要性や安全性を確認できた」と話し、引き続き関係機関と連携して誘致に努める方針だ。

●生き心地よい八峰へ計画実行
 八峰町は、「いのち支える自殺対策推進計画」(推進期間=令和元年度~5年度)を策定した。町内では近年、年間平均で約3人が自ら命を絶っている。計画では高齢者をはじめ、失業や孤立、生活に困窮している人への支援、自殺対策を支える人材育成を強化し、計画最終年度の5年度までに年間自殺者数をゼロとする目標を掲げている。

●絵手紙ずらり200点展示
 能代市の絵手紙サークル「あかしや」(小林和子代表)の絵手紙展は10日、同市大森山の能代エナジアムパークで始まり、季節の花や野菜、木の実などの絵に個性ある一言を添えた約200点を披露している。21日まで(13、20日は休館日)。時間は午前9時30分~午後4時30分(21日は午後4時まで)。

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多彩な題材と個性ある一言が来館者を楽しませている絵手紙展

●手作りみこし元気に運行
 能代市の向能代稲荷神社(平賀優子宮司)の例大祭は10日、同神社で行われた。氏子や地域住民らは五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全などを祈願、さんさん保育園(大越直美園長)の園児たちのみこし運行や、歌や踊りのかわいらしい奉納に目を細めていた。

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園児たちがそろいのはんてん姿でみこしを運行した例大祭

●イノシシ目撃相次ぐ
 能代市がまとめた昨年度の鳥獣被害状況によると、ツキノワグマによる農作物被害は116万7千円で前年度比379万8千円減、捕獲頭数は16頭で33頭減となった。ニホンザルによる被害額は166万4千円で27万3千円増、捕獲は6匹で10匹減。また、初めてイノシシの目撃情報が寄せられたことを受けて、里山付近で目撃されているニホンジカとともに市鳥獣被害防止計画の対象鳥獣に加えた。イノシシは能代地域の大野台、母体羽立、中沢、二ツ井地域の駒形と麻生で目撃された。主に自家用のジャガイモ、トウモロコシ、サツマイモ、ヤーコンなどが食い荒らされ、被害額は5万6千円。檻を使った罠(わな)を仕掛けたが、捕獲できなかった。

12日の紙面から

●能代山本で田植え始まる
 能代山本の水田で、田植えが始まった。好天を見計らって各地の農家が家族で作業。徐々に圃場(ほじょう)が緑に染まり、春作業の本格化を告げている。米作りは春先の播種(はしゅ)作業を皮切りに始まり、先月に耕起作業が本格化。今月に入り代かきに移行し、数日前からは田植えに励む農家の姿が見られるようになった。

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「今年こそ豊作を」の願いを込め能代山本で田植えがスタート(能代市久喜沢で)

●農業士 3分の1まで減少
 能代山本で、農業士の数が減り続けている。県山本地域振興局によると、4月1日現在では青年や指導、女性など各農業士を合わせて25人で、15年前に比べて3分の1ほどの水準まで減少した。農家数自体の減少や高齢化に加え、複合化が進んでそれぞれの経営が忙しくなり、農業士を志す意識が薄れていることが背景にあるとみられる。一方、同振興局は新規就農者への指導や交流などを担う農業士は今もなお重要な存在とし、「いま一度役割をPRして増やしていきたい」と話している。

●丹精込めた山野草並ぶ
 能代白神山草会(畠満会長)の春の山野草展は11日、能代市大森山の能代エナジアムパークで始まった。140点が展示され、来場者はこの時期だけ楽しめるかれんな花々をめで、栽培談議に花を咲かせている。12日までで、時間は午前9時30分~午後4時。また、能代山本の山野草愛好者らでつくるはまなす山草会(秋林弘道会長)の春の展示会も同日、能代市中央公民館で始まり、来場者はかれんな花を咲かせたり、斑(ふ)入りや濃淡さまざまな緑の葉がみずみずしい山野草を観賞している。12日までで、時間は午前9時~午後4時。

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花の時期ならではの展示会を楽しむ来場者たち

(能代エナジアムパークで)

 

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多彩な山野草を披露している春の展示会

(能代市中央公民館で)

●県北高校総体 熱戦続く
 第63回県北高校総体は3日目の11日、能代市と大館市、北秋田市で13競技が行われた。能代勢は能代松陽がソフトボールと卓球の女子団体、バドミントンの男女個人複、ソフトテニスの女子個人で栄冠を手にした。能代は剣道の男女団体、柔道の男女団体と男女個人6階級、卓球男子団体で頂点。能代西は柔道の男子個人2階級を制し、能代工はウエートリフティングの男子個人4階級で優勝した。最終日の12日は10競技を行う。

●松陽 コールドで決勝へ
 春季県北地区高校野球大会は3日目の11日、能代市の能代球場で準決勝、大館市の田代球場で代表決定戦2試合が行われた。準決勝で能代松陽が花輪を8─0の7回コールドで下し、決勝進出と県大会出場を決めた。能代工は秋田北鷹に11─12で打ち負けた。また、代表決定戦2回戦は能代が十和田に13─0の5回コールドで圧勝した。最終日の12日は、能代球場で能代松陽─秋田北鷹の決勝(午前10時)が行われる。田代球場では県大会出場を懸けた3、4位決定戦で能代が花輪、能代工が大館鳳鳴と対戦する。

 ▽準決勝(能代球場)
能代松陽0314000 8
花  輪0000000 0
     (7回コールド)

秋田北鷹050022120 12
能 代 工041201003 11

 ▽代表決定戦2回戦(田代球場)
十和田00000 0
能 代1930X 13
   (5回コールド)

●白神ねぎの新ポスター
 白神ねぎ10億円販売達成プロジェクトチームとJAあきた白神ねぎ部会は、新たなPRポスターを作成した。5年ぶりの更新で、公募を経て採用したキャッチフレーズ「しったげうめぇ白神ねぎ」と、生産者の笑顔が印象的な仕上がり。同JAは「多くの消費者に白神ねぎをアピールしたい」と話している。

d08p02ねぎポスター

白神ねぎをアピールするポスター

●春の交通安全運動スタート
 春の全国交通安全運動初日の11日、能代山本地区交通安全協会向能代支部(岸部富隆支部長)は能代市落合の県道沿いで交通安全街頭キャンペーンを実施し、ドライバーにチラシなどを配布しながら安全運転を呼び掛けた。毎年春と秋の交通安全運動に合わせて実施している。今回は支部員や女性部、地元の老人クラブ・楽遊会、能代署員合わせて20人余りが参加した。

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ドライバーに交通事故防止を呼び掛け

(能代市落合で)

●親子で非常食作りを体験
 能代おやこ劇場(田中直美運営委員長)の「わいわいひろば」は11日、能代市川反町の能代河畔公園で開かれた。家族連れ約15人が参加し、非常食作りを体験したり、青空の下で伸び伸びと遊んだりして交流を深めた。

i11p02わいわいひろば

家族連れが非常食作りを体験(能代河畔公園で)

 

13日の紙面から

●五月晴れの下で運動会
 能代山本の小学校運動会は12日、能代市竹生と八峰町八森を皮切りに始まった。五月晴れの下、児童たちは仲間と力を合わせながら各種目で大奮闘。このうち1~6年生の「竹っ子」20人が保護者や教職員と一緒に徒競走や玉入れ、綱引きを楽しんだ。テーマは来年度の学校統合に合わせ「出発」。新たな一歩を踏み出してもらおうと、手製の火薬ロケットを5本打ち上げ、青空に伸びやかなロケット雲が広がった。小学校の運動会は19日がピークで、16校で開かれる。

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統合を控え「出発」をテーマにした運動会で汗を流した「竹っ子」(能代市竹生小で)

●空き店舗活用に成果
 能代市の「空き店舗流動化支援事業」は昨年度、空き店舗の改装費や家賃の支援などで14件の利用があり、計585万2千円を助成した。柳町の空き店舗を活用した飲食店が多く、このうち新規開業は2件だった。市は「空き店舗が年々埋まり事業は好調だが、畠町のシャッター街解消に向け新たなアプローチを考えなければ」としている。

●西大通りを花で明るく
 能代市西大通り商店会(安岡明雄会長)は11日、同市通町地内で加盟店舗に設置する花の鉢植え作業を行った。マリーゴールドやインパチェンス計200株を60鉢に寄せ植えして設置し、商店が並ぶ通りを明るくした。

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商店街を明るくしようと、色鮮やかな花を植栽(能代市通町で)

●県認定ガイド講習始まる
 今年度あきた白神認定ガイド講習が12日、始まった。初回は藤里町の白神山地世界遺産センター・藤里館で、本県側の白神山地でのガイド活動を目指す受講者がブナの生態や法規制などに理解を深めた。講習は来年1月まで全10回行い、受講者はガイドの心得や技術、安全管理などを習得しながら、核心地域なども歩いて白神の森について学び、来年2月に認定試験に臨む。

m12p01あきた白神認定ガイド講習初回

今年度のあきた白神認定ガイド講習が開始(藤里町で)

●県北高校総体が閉幕
 第63回県北高校総体は最終日の12日、能代市と大館市、北秋田市で10競技が行われた。能代勢は能代松陽がバスケットボール女子、バレーボール女子、ソフトテニス女子団体、空手道女子団体組手を制したほか、空手道女子個人の形と組手で佐藤英里(3年)が2冠、バドミントンの男子個人単で荒河慶哉(同)、女子個人単で大鐘那月(同)が頂点。能代工はバスケ男子と登山男子で優勝した。能代は陸上男子の3千㍍障害で田中雅也(同)、三段跳びで大谷航平(同)が栄冠を手にした。

●松陽 県北6連覇飾る
 春季県北地区高校野球大会は最終日の12日、能代市の能代球場で決勝、大館市の田代球場で第3、4代表決定戦2試合が行われた。能代松陽─秋田北鷹の決勝は、能代松陽が12─2で秋田北鷹を下し、6年連続の優勝を果たした。第3、4位代表決定戦の能代─花輪は、能代が24─3の5回コールド勝ち。能代工─大館鳳鳴は、能代工が2─1で競り勝った。能代松陽、能代工、能代は県大会(17〜20日、25、26日・秋田市のこまちスタジアム、能代市の能代球場)に出場する。

 ▽決勝(能代球場)
能代松陽022301004 12
秋田北鷹000100010 2

 ▽第3、4代表決定戦(田代球場)
能代84821 24
花輪00003 3

大館鳳鳴001000000 1
能 代 工10010000X 2

●元王者三浦さんが講習会
 世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフェザー級元王者の三浦隆司さん(34)=三種町鵜川=によるボクシングの特別講習会が12日、能代市南部公民館で開かれた。三浦さんが能代健康ムエタイクラブ(工藤夕希代表)の依頼に応じたもので、クラブに通う選手や愛好者を相手に強いパンチの打ち方などを伝授した。

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健康ムエタイクラブで指導する三浦さん(能代市南部公民館で)

●古民家活用し交流
 三種町鵜川地区の明治時代の名士で、湖北小の開設に尽力した児玉高致(1847~1899年)が邸宅とした古民家で12日、「端午の節句カフェ」が開かれ、町内外から集まった人たちが歴史に思いをはせながら食事やコンサートを楽しんだ。

L12p02古民家でイベント

持ち寄った料理を広げて和やかに歓談

(三種町鵜川で)

 

14日の紙面から

●街頭で交通事故防止呼び掛け
 能代山本地区交通安全協会第8支部(岡卓夫支部長)は13日、春の全国交通安全運動(11~20日)に合わせて能代市の柳町新道交差点で街頭キャンペーンを展開し、のぼりや横断幕を掲げたり、啓発グッズを配って交通事故防止を呼び掛けた。

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街頭で交通事故防止を喚起

(能代市柳町新道交差点で)

●市道萩の台線拡幅へ測量調査
 能代市は今年度、拡幅工事が未着手となっている都市計画道路「市道萩の台線」の市斎場~風の松原陸上競技場の約1㌔で道路を広げるための測量調査を行う。小中学校の通学路で、ジョギングコースにもなっているが道幅が狭く、周辺住民から早期着工が要望されていた。測量は「一部整備」を終えた平成5年度以降初めてで、安全確保と利便性向上を目指し整備に向け再び動き出す。拡張部分が風の松原の国有林や萩の台墓地公園、寺院の用地にかかる可能性があり、住居の移転補償や用地買収が見込まれ、着工まで早くても5年を要するとみられる。

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幅員拡大に向け今年度測量する能代市道萩の台線

●河川やため池、好天で水位低下
 好天が続く能代山本地方。水田の代かきや田植えが盛んに行われる一方で、降水量は平年より少なく推移しており、農業用水を確保し切れるか懸念する声が聞かれ始めている。ため池や河川の水位は低下を続け、取水が難しくなりつつある地区もある。水田作業への直接的な影響はまだないとみられるが、各土地改良区からは「近年にない状況」、「あと1週間も雨が降らないようだと、作業に影響が出かねない」との声が聞かれている。

●八峰、主食用米作付け1023㌶
 八峰町農業再生協議会(会長・森田町長)の通常総会は13日、町役場で開かれ、今年度事業計画や地域水田農業ビジョン案などを承認した。町農林振興課によると、今年の主食用米の作付け予定面積は1023㌶で、町段階の「生産の目安」を38㌶下回っている。

●能代の観光客 昨年175万人余
 能代市がまとめた平成30年の行事、施設への入り込み客数は175万5727人で前年より25万8122人(17・2%)増えた。7月に開業した道の駅ふたついの集客が全体を押し上げて6年ぶりに増加し、過去3番目の多さとなった。行事ではおなごりフェスティバル(9月8日)が16万2千人で1位、能代七夕「天空の不夜城」(8月3、4日)が14万6千人で2位、能代港まつり花火大会(7月21日)が14万3千人で3位と順位は前年とほぼ同じだったが、人数はいずれも数万人減少した。

●移住定住奨励金制度を拡充
 能代市は今年度、県外からの若年世帯の移住定住を促す奨励金制度を拡充した。家財の引っ越し費用や暖房機器の購入・設置費用を新設し、奨励金の上限額を1世帯10万円から20万円に拡大した。問い合わせは移住定住相談窓口(総合政策課内☎0185・89・2163)、市ホームページの「移住定住ページ」。

●来月 ジュンサイ摘み世界大会
 ジュンサイの早摘みの腕を競う第6回世界じゅんさい摘み採り選手権大会は、6月30日に三種町志戸橋の阿部農園で開かれる。町の特産・ジュンサイのPRを目的にした恒例のイベント。ソロの部とペアの部があり、県外・外国人枠は今月15日まで、県内枠は6月3~7日に参加者を募集する。問い合わせ先は町商工観光交流課内の事務局(☎0185・85・4830)。

●少年保護育成委員に委嘱書
 能代地区少年保護育成委員会の委員表彰・委嘱書交付式と総会はこのほど、能代市元町のキャッスルホテル能代で開かれた。委員67人が委嘱を受け、総会では小中学生の登下校時の見守り活動などを盛り込んだ今年度事業計画を決めた。役員改選も行い、会長に保坂正人さん(一中ブロック)を再任した。

 

15日の紙面から

●庭先でゼンマイ干し
 好天が続く能代山本の農村部で、ゼンマイを天日干しする光景が見られている。煮付けに使われる保存食で、家族や友人を喜ばせようと住民が心を込めて仕上げている。ゼンマイは保存食としても重宝される山菜。天日干しで乾燥させることで味が良くなるとされ、干すときには手もみを行っておくとふっくらと柔らかい仕上がりになるとされる。

d14p01ゼンマイ干し

好天の下でゼンマイ干しを行う住民

(能代市鶴形地区で)

●6次産業化補助金の活用低迷
 能代市は、6次産業化推進事業費補助金の昨年度実績をまとめた。地場農産物の加工・販売などに取り組む農家らを応援する事業で、5年目となる昨年度は3件の取り組みに68万3千円を補助し、米粉スイーツの開発などを支援した。一方、実績は前年度に比べて1件424万8千円減少し、予算額の510万円に対しては1割強。市は「十分に補助金が使われているとは言い難い。6次産業化セミナーを通じ、農家や農業法人、産直に興味を持ってもらえるようにしたい」としている。

●高卒就職、早期の求人提出要請
 来春の高校卒業予定者向けの求人受け付けが6月に始まるのを前に、県山本地域振興局とハローワーク(職安)能代は14日、能代商工会議所など能代山本の商工団体に求人の早期提出と、生徒への積極的な情報発信を要請した。振興局の小坂純治局長と職安の茂木伸宏所長が能代商工会議所と二ツ井町、藤里町、三種町の3商工会を訪問。▽求人の早期提出▽インターンシップの受け入れ、生徒に対する積極的な企業情報の発信──を盛り込んだ要請書を提出した。白神八峰商工会には15日に訪問する。

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小坂局長(中)と茂木所長(右)が広幡会頭に要請書を提出

 

●ドラゴンタワーお色直し
 三種町は、同町鵜川字八幡台地内の国道7号沿いにあるドラゴンタワーの塗装作業を実施している。タワーは北の玄関口に位置する町のシンボルとして親しまれているが、塗装が剝がれて色あせていた。改元とともにドラゴンも〝お色直し〟といったところで、足場と白いシートで囲んで作業が進められている。

L14p01ドラゴンモニュメント塗装1

メロンを手にした昇り竜を〝お色直し〟

●松葉かきし林床改良
 能代市の市民グループ・風の松原に守られる人々の会(桜田隆雄会長)は14日、同市河戸川字西山下の県保安林で松葉かきを行った。クロマツの生育環境を整える林床改良事業の一環。会員約20人が参加して松葉を集め、「白砂青松」の維持に努めた。

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「白砂青松」を守ろうと、松葉をかき集める会員(能代市河戸川地内で)

●松陽は秋田─横手の勝者と
 第67回春季東北地区高校野球県大会(17~20日、25、26日・秋田市、能代市)の組み合わせが14日、決まった。能代勢3校は2回戦から登場し、県北地区大会優勝の能代松陽が秋田─横手の勝者、県北第3代表の能代工が角館、第4代表の能代が本荘と対戦する。上位3チームは東北大会(6月6~10日・山形県中山町の県野球場ほか)の出場権を得る。

●和紙で花嫁の「しおり人形」
 能代市の日吉神社の伝統行事・嫁見まつり(5月25日)に向け、同市鰄渕の鷲尾絢さん(81)が和紙で花嫁をかたどった「しおり人形」を制作した。婚礼衣装で参詣する女性にプレゼントする。鷲尾さんは「参詣者には県外在住の女性も多いと聞く。後世に伝えたい能代の伝統である嫁見まつりのアピールになれば」と話している。

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嫁見まつりで花嫁にプレゼントする「しおり人形」と「ぽち袋人形」を制作した鷲尾さん

●空気乾燥、火災相次ぐ
 能代市と三種町で14日、住家や空き家、原野で火災が3件発生した。いずれもけが人はなかった。この日、秋田地方気象台は県内全域に乾燥注意報を発表。能代山本広域市町村圏組合消防本部によると、建物を含めた火災としては、能代山本で一日に3件発生したのは平成19年2月以来12年ぶりという。同本部は、火の取り扱いに十分な注意を呼び掛けている。


 

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