17日の紙面から

●佐々木氏が無投票3選/藤里町長選
 任期満了に伴う藤里町長選は16日告示され、現職の佐々木文明氏(62)=同町粕毛字喜右エ門岱=以外に立候補はなく、佐々木氏が2期連続無投票で3回目の当選を飾った。3月に佐々木氏が出馬を表明して以降、対抗馬擁立の動きはなく、現職独走のまま選挙戦を終えた。佐々木氏は、遊説先の町役場前で演説している最中に立候補届け出締め切りの午後5時を迎え、無投票当選が確定した。五つの公約を掲げながら「義務教育学校の着実な推進、移住定住促進、子育て支援を三位一体で進めたい」と述べ、3期目に取り組む最優先課題を示した。

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3回目の当選を果たし、支持者らと共に喜びを分かち合う佐々木氏(藤里町藤琴の選挙事務所で)

●斉藤市長、洋上風力拠点化に意欲
 能代市の斉藤市長は16日、定例会見を開き、洋上風力発電の先進地であるドイツとデンマークの拠点港を視察したことを報告し、「能代港の港湾整備を急がなければならない」と改めて能代港の洋上風力拠点化に意欲を示した。市長は5日まで5日間の日程で渡欧。洋上風力の産業誘致で経済復興した独ブレーマーハーフェン港、デンマーク最大の洋上風力産業都市のエスビアウ港を訪れた。

●期日前投票、能代山本は9409人
 県選挙管理委員会は15日、第25回参院選(21日投開票)の秋田選挙区における期日前投票中間状況(14日現在、選挙期日7日前)をまとめた。能代山本4市町は有権者7万1212人(3日現在、在外選挙人含む)のうち、9409人が投票を済ませた。期日前投票率は13・21%で、前回28年の参院選の同時期に比べ2・27㌽の増となっている。

●能代商議所が議員定数10人削減
 能代商工会議所の常議員会は16日、能代市元町の能代商工会館で開かれ、議員定数の見直し案を承認した。会員の減少を踏まえ、定数を現行の90人から80人に削減する。見直し案は、8月8日に開催予定の臨時議員総会に提出する。

●藤里小児童が修学旅行で町PRへ
 修学旅行先で藤里町の特長や魅力をPRしようと、藤里小(近藤克彦校長)の6年生児童が羊毛フェルトでヒツジのキーホルダーマスコットを作製した。児童たちは修学旅行で9月に北海道函館市を訪れる予定で、旅行先で出会った人に、カプセル型自動販売機用プラスチックケースにマスコットを入れてプレゼントすることにしている。

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羊毛フェルトでヒツジのマスコットを製作する児童たち(藤里小で)

●海岸のごみを一掃/八峰町
 八峰町の海岸で13日、住民や地元企業などが参加して清掃活動が行われた。今年は9月に本県で初めて全国豊かな海づくり大会・あきた大会が開催されることから、県や海洋美化団体の関係者も加わり、人海戦術を展開した。

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住民や地元企業の関係者が八峰町の海岸を清掃

(岩館海岸海浜プール周辺で)

●高校野球、能代がベスト8進出
 第101回全国高校野球選手権秋田大会は15、16の両日、秋田市のこまちスタジアムと八橋球場で3回戦8試合を行い、ベスト8が出そろった。15日に八橋で行われた能代─能代工の能代勢対決は、第2シードの能代が終盤に能代工を突き放し、5─1で制した。17日はこまちで準々決勝2試合があり、能代がベスト4を懸けて大曲と対戦する。
 ▽3回戦(15日・八橋球場)
能 代200000120 5
能代工000001000 1

●藤里町の交通死亡事故ゼロ途絶える
 15日午後6時50分ごろ、藤里町藤琴字早飛沢地内の林道下の斜面に横転した軽トラックの近くで、能代市二ツ井町薄井の無職、松岡弘文さん(80)が倒れているのを家族が見つけ、119番通報した。救急隊が駆け付けたが、現場で死亡が確認された。松岡さんの死因は頸椎、胸椎骨折などの多発性骨折で、軽トラックを運転していて路外に転落し、同日昼ごろに亡くなったと­­­­みられる。同町は平成13年8月26日以降続いていた死亡事故ゼロの記録が途絶えた。

18日の紙面から

●夏到来、八峰町で岩ガキ漁
 八峰町の県漁協北部総括支所管内で、岩ガキ漁が行われている。同町八森字横間の八森漁港では、漁を終えた漁業者が選別などの作業に取り組んでおり、港町に夏の到来を告げている。漁期は7月1日から8月25日までで、今季は8人の漁業者が同支所から許可を得て岩ガキ漁を行っている。

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荷さばき場で岩ガキの殻に付いた海藻を取り除く漁業者ら(八峰町の八森漁港で)

●富町火災、調査委報告へ準備
 能代山本広域市町村圏組合(代表理事・斉藤能代市長)の臨時議会は17日、能代市の能代山本広域交流センターで開かれ、火災予防条例の一部改正案、化学消防ポンプ車の更新に伴う物品の取得案を可決した。斉藤代表理事は、能代消防署の消防士2人が殉職した1月22日の富町住宅火災に関し、「調査委員会ではその結果内容について、報告に向けた準備作業を進めている」と説明した。

●峰浜風力発電所が竣工式
 風力発電事業を手掛ける「ウェンティ・パル八峰合同会社」(八峰町八森、佐藤裕之職務執行者)が同町峰浜目名潟字大沼の海岸部に建設した「峰浜風力発電所」(総出力4900㌔㍗)の竣工(しゅんこう)式が17日、同町八森のハタハタ館で行われ、施工業者ら関係者で安全運転を願った。大型風車2基が5月2日に商用運転を開始し、東北電力に全量売電している。

●コカリナの優しい音で魅了
 のしろコカリナ会(深川美恵子会長)の第8回コンサートが15日、能代市文化会館で開かれ、スギなどで作った木笛「コカリナ」の優しい音色でロビーを埋めた大勢の聴衆を魅了した。同会は平成19年に設立し、会員は市内外の男女22人。コンサートは「コカリナでアンサブルも楽しんでみよう」と題して開き約20人が出演、大ホールホワイエに約100人が詰め掛けた。

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コカリナの優しい音色で聴衆を楽しませたコンサート(能代市文化会館で)

●高校野球、能代が20年ぶり4強
 第101回全国高校野球選手権秋田大会は17日、秋田市のこまちスタジアムで準々決勝2試合が行われた。第2シードの能代は大曲と対戦、投打がかみ合い7─0の7回コールドで快勝し、平成11年以来、20年ぶりのベスト4進出を決めた。18日は同球場で準々決勝残り2試合を実施。19日の健康管理日を挟み、能代は20日の準決勝で秋田中央─由利の勝者と対戦する。

 ▽準々決勝(こまちスタジアム)
大曲0000000 0
能代0004003x 7
(7回コールド)

●浜口小4年生が小型砂像を制作
 サンドクラフト2019inみたねが開かれる三種町の釜谷浜海水浴場で、砂像の制作が本格化してきた。17日には地元の浜口小(加藤美樹校長)の4年生が訪れ、小型砂像2基の制作を楽しみながら砂浜に歓声を響かせていた。サンドクラフトは旧八竜町時代の平成9年から毎年開催しており23回目。今年も実行委員会(近藤基実行委員長)を組織して今月27、28日に開催される。テーマは「Renew~更新~」で、能代市出身の砂像彫刻家、保坂俊彦さん(東京都)が手掛けるメインの特別砂像をはじめ、昨年並みの大小37基が展示される。展示期間は27日から8月末と設定している。

L17p01浜口小サンドクラフト

砂像制作を楽しむ浜口小の4年生児童

(釜谷浜海水浴場で)

●「鶴形そば」の種まき作業に汗
 能代市第五小(佐藤充校長)の4年生は17日、同市上ノ山台の鶴形そば製造加工(小林吉郎代表取締役)所有の畑約30㌃でソバの種まきを行った。児童たちは鶴形そばへの理解を深めながら作業に汗を流した。ソバの種まきは旧鶴形小が毎年取り組んでいた恒例行事。今年4月に第五小に統合され、同校では旧鶴形、旧崇徳両小学校で行われた学校行事の一部を受け継ぎ、各地域の住民らと協力して実施している。

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ソバの種まきに挑戦した第五小の児童たち

(能代市上ノ山台で)

●子育てキラキラフェスタ21日に
 能代市で子育て理解の啓発活動などに取り組むのしろ子ども未来プロジェクト実行委員会(河田美智子実行委員長)が主催する「子育てキラキラフェスタ2019inのしろ」は、21日午前10時から同市桧山の旧崇徳小体育館で開かれる。当日は鳥海山木のおもちゃ美術館(由利本荘市)の移動美術館が来校。木のおもちゃで遊べるコーナーを設置するほか、TOYクリエーターで無垢(むく)工房「110noco(糸のこ)アカデミー」を主宰する野出正和さん=埼玉県=を講師に迎え、ワークショップなどを行う。

19日の紙面から

●ミニトマトの収穫盛ん
 JA秋田やまもと管内で、ミニトマトの収穫が始まった。単価が安定していることなどを背景に栽培が振興され、5年連続で販売額1億円を達成している〝成長株〟。市場からも品質が高く評価されており、ハウス内では果物のように豊かな甘みをまとった実を農家が丁寧に収穫している。

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JA秋田やまもと管内でミニトマトが収穫期を迎えている(三種町で)

●注目される投票率/参院選
 第25回参院選は、21日の投開票まで選挙戦も残り2日間となった。秋田選挙区(改選数1)では自民党現職の中泉松司候補(40)、無所属新人の寺田静候補(44)の2人が激しく競り合い、支持拡大に懸命に取り組んでいるほか、NHKから国民を守る党新人の石岡隆治候補(45)もインターネットなどで自身の主張を発信している。当選に向けて一票の積み重ねが求められる中、各陣営が気にするのが投票率。前回(28年)の60・87%を下回るのではとの見方もあり、行方が注目される。

●プレミアム商品券22日販売
 能代市柳町商店街振興組合(塚本正理事長)は、加盟する54の商店や飲食店などで使える「プレミアム商品券」を22日から販売する。1セット1万円(額面1万1千円分)で、割増分は10%。計60セットを用意する。同組合が独自のプレミアム商品券を発行するのは初めて。1千円分の商品券11枚を1セットとして販売する。購入限度は1人1セット。

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柳町の商店などで使える10%割増の「プレミアム商品券」

●全国高校簿記に松陽の門脇さん
 第35回全国高校簿記コンクール(21日・兵庫県西宮市の関西学院大)に、能代松陽の門脇椿さん(情報ビジネス科3年)が出場する。先月の県予選で初めての全国切符を手にした門脇さんは「全国に出場できてうれしい。もっと問題を解く練習をして、本番では県予選よりも良い結果を残したい」と意気込む。

●高校野球、能代あす準決勝
 第101回全国高校野球選手権秋田大会は18日、秋田市のこまちスタジアムで準々決勝残り2試合が行われ、ベスト4が出そろった。平成11年以来、20年ぶりに4強に進んだ第2シードの能代は、準決勝で第3シードの秋田中央との対戦が決まった。19日は健康管理日で試合がなく、能代は優勝した平成4年以来27年ぶりの決勝進出を懸けて20日の準決勝に臨む。能代ナインは18日、同校硬式野球場で調整に汗を流した。

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準決勝の相手が決まった18日、能代は同校硬式野球場で打撃練習に汗を流した

●全国中学洋剣へ二ツ井の菅原
 第5回全国中学生フェンシング選手権大会(20~22日・東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場)に、能代市の二ツ井ジュニアフェンシングチームの菅原陸(二ツ井中3年)が出場する。全国選手権への出場は小学4年生から数えて6年連続で、今年はフルーレと初出場のエペの2種目に臨む。菅原は「これまでの大会では満足のいく結果は残せていない。9年近く続けてきたフルーレでベスト8に入ることを目標に頑張りたい」と闘志を燃やす。

●能代の花火あすに迫る
 第17回港まつり能代の花火は、あす20日に能代港下浜ふ頭で開催される。能代の花火の代名詞ともなった3尺玉をはじめ、速射連続花火(スターマイン)など、1万5千発が夏の夜を彩る。本番に向け、実行委員会(広幡信悦委員長)は観覧席の設置などの準備を進めている。

●合同授業で仲間づくり
 能代市の向能代小へ朴瀬、竹生、常盤の3小学校が来年度統合されるのを踏まえ、4校による授業交流が18日、向能代小で開かれた。4校の全校児童合わせて363人が参加し、各学年ごとにレクリエーションを楽しんだほか、合同授業も行われ、子どもたちは新しい友達とも打ち解け合い、交流した。

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4校の児童が一緒に学習し、交流した合同授業

(向能代小で)

20日の紙面から

●ラズベリーの収穫始まる
 能代市で、ラズベリー(キイチゴ)の収穫が始まった。県立大と市が共同研究し同市内で栽培の普及を図っており、能代ラズベリー研究会(菊地勝美会長)の会員が同市内の各地で栽培に励んでいる。今年の出来は上々といい、ハウス内では真っ赤に色づいた果実があちこちに実り、会員らが一つ一つ丁寧に摘み取っている。

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ラズベリーの収穫に取り組む菊地さん

(能代市二ツ井町麻生で)

●クアオルトの効果を検証
 県市町村未来づくり協働プログラムとして三種町と県が取り組んだクアオルト事業のプロジェクトチーム会議が18日、同町八竜農村環境改善センターで開かれ、昨年度の事業実績や今年度実施する事後評価の進め方を確認した。事後評価はアンケート調査や経済波及効果を分析する手法で行い、平成30年度までの4年間で総事業費5億3千万円を投じたプロジェクトを総括する。

●能代市の人口6月末5万2597人
 能代市が住民基本台帳に基づきまとめた6月末の人口は5万2597人で前年同期より1031人減少した。前月から66人減り、83カ月連続で減少した。世帯数は2万4354で前年同月比117減、前月比14減となった。

●能代、きょう秋田中央と準決勝
 第101回全国高校野球選手権秋田大会は20日再開し、秋田市のこまちスタジアムで準決勝が行われる。能代勢で唯一勝ち残っている第2シードの能代は、優勝した平成4年以来27年ぶりの決勝進出を懸けて第2試合(午後0時30分開始予定)で第3シードの秋田中央と対戦する。

●400歳野球、ベスト8が激突
 第79回400歳野球大会(北羽新報社主催)は、20日に能代市の赤沼球場で準々決勝が行れる。第1試合では、初の8強入りと快進撃が続くチーム山の神が、2年ぶりの優勝を狙う強豪の中浅内クラブに挑む。第2試合は優勝経験を持つ河戸川クラブが、接戦を勝ち上がった実力派の21クラブと対戦。第3試合では最多優勝を誇る能代実業団と前回優勝の山本OBが激突、今大会最激戦区のCブロックを勝ち抜くのはどちらか。第4試合の二ツ井BC─能代フェニックスBCも試合巧者同士の好勝負が期待される。

●能代軟式、初戦で弘前工と
 第64回全国高校軟式野球選手権北東北大会(31日~8月1日・秋田市のこまちスタジアム)の組み合わせが19日、決まった。能代は31日午後0時40分からの初戦で青森代表の弘前工と対戦する。能代にとって2年連続の全国選手権大会「明石」に向けた最終関門で、活躍が期待される。

●街なかに恐竜が〝出現〟
 街なかに恐竜が出現?──。能代市上町の平山はかり店のショーウインドーにティラノサウルスの絵が描かれ、迫力満点な姿が買い物客や地域住民の注目を集めている。21日に上町地区で開かれるイベント「ときめ木マルシェ」に合わせ、子どもたちに喜んでもらおうと企画。同店は「楽しみながら街のにぎわいを創出したい」と話している。絵は、県道に面するショーウインドー(1・8㍍四方)と北側の出入り口のガラス戸(縦1・8㍍・横0・7㍍)4枚を使って描かれている。白の蛍光マーカーで体表の質感や歯の鋭さなどが細かく表現され、本物のティラノサウルスが街に出現したような迫力が感じられる。

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平山はかり店のショーウインドーに描かれたティラノサウルス(能代市上町で)

●朝場畜産、学校給食に牛肉提供
 能代市の朝場畜産(朝場重明代表)の和牛が18日、市内の小中学校計4校の給食に提供された。地場産の牛肉を食べて大きく成長してほしいという願いから朝場畜産が市二ツ井共同調理場に贈ったもので、子どもたちは笑顔で牛丼を頬張った。朝場畜産は、昨年度も同市と八峰町の小中学校の給食に和牛を提供。今年度は市二ツ井共同調理場に和牛の肉42㌔をプレゼントした。

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地場産の牛肉を使った牛丼が給食で提供され、子どもたちが味わった(能代東中で)

 

 


 

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