21日の紙面から

●「Go To」食事券発売
新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた飲食業界を政府が支援するキャンペーン事業「Go To イート」のプレミアム付き食事券(秋田お食事券)の販売が20日、県内で始まった。能代山本では銀行、スーパー、駅の売店の計12カ所に販売窓口が設けられ、ランチやディナーをお得に済ませたい人らが初日から買い求めた。

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「GoToイート」のプレミアム付き食事券の販売がスタート(能代市柳町のイオン能代店で)

●森林経営管理へ境界確認
 能代市は、昨年度から森林経営管理事業を進めている。常盤の毘沙門地区と二ツ井町の駒形地区の民有林各50㌶を抽出し、所有者配置図の作成や森林の境界の画定、管理状況の調査、間伐などの施業の提案という一連の流れを試験的に実施。必要な費用や労力を把握・検討した上で、来年度から本格的に事業を行って実績を重ね、境界の明確化や放置林の解消を進めようとしている。20日には駒形地区で所有者の立ち会いを行い、境界を確認した。

●八峰町移動図書館の利用浸透
 八峰町の移動図書館車「としょカーん」は、今月で運行開始から4年が経過した。週4日、町内の集会施設や児童クラブ、事業所などを巡回しており、年間延べ1850人前後が利用し、昨年度は約7800冊の貸し出しがあるなど、地域住民に親しまれている。今月から運行日程を変更、引き続き住民の利用を呼び掛けている。

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地域住民から親しまれている八峰町の移動図書館車「としょカーん」

●三種の古民家で歴史語り交流
 明治時代に三種町の湖北小の創設などに尽力した児玉高致(1847~1899年)が邸宅とした古民家を拠点に、住民有志が地域の歴史や文化を発信している。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で催しの実施などが見送られてきたが、10日は久々に町外から見学者が訪れ、交流を図った。

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児玉高致が暮らした古民家を案内

(三種町鵜川字東鵜川で)

●高校生の写真の力作ずらり
 能代地区高校写真連盟展が20日、能代市文化会館中ホールで始まり、市内4校の生徒が出品した力作43点を展示し、訪れた人たちが作品を通して生徒たちの豊かな感性に触れている。22日まで。

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高校生のみずみずしい感性が光る写真43点を展示(能代市文化会館で)

 

●町民ら海沿いのコース疾走
 八峰町体育協会、町公民館主催の第15回シーサイドロードレース大会は18日、同町八森のファガス周辺特設コースで開かれた。秋晴れの空の下、子どもから一般まで町内の128人が海沿いのコースを走り、心地よい汗を流した。

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子どもから一般まで128人が海沿いのコースを疾走(八峰町八森で)

●ゆうみんさん一日警察署長に
 全国地域安全運動(11~20日)に合わせ、能代市二ツ井町出身でラジオパーソナリティーや歌手として活動する藤田ゆうみんさん(35)=秋田市=が20日、能代署の一日警察署長に委嘱された。藤田さんは同署で講話を行ったほか、能代市柳町のイオン能代店で犯罪抑止対策モデル事業所の指定書交付や店内の巡回を実施して犯罪被害の未然防止を呼び掛けた。

買い物客に防犯意識の高揚を呼び掛ける藤田さん(イオン能代店で)

●能代市民芸文祭写真展始まる
 第56回能代市民芸術文化祭の写真展は20日、市文化会館中ホールで始まり、能代山本写真連盟(田村房雄会長)の会員らが撮影した県内外の四季の風景や祭り、愛犬の姿などをテーマにした作品が来場者を楽しませている。会期は22日まで。

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県内外の風景や祭りなどを捉えた作品が並ぶ写真展(能代市文化会館で)

22日の紙面から

●ダイコン収穫、圃場に活気
 能代山本で、漬物の材料となるダイコンの収穫が盛んに行われている。中でも、いぶりがっこの製造業者と契約栽培をしている農家は大規模に作付けし、広大な圃場(ほじょう)で数え切れないほどのダイコンが生育。農家やパートが協力しながら掘り取りや洗う作業に励み、活気を漂わせている。

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広大なダイコン畑で手際良く収穫が進められている

●旧能代産廃ドラム缶掘削続行
 能代市浅内の旧能代産業廃棄物処理センター第2処分場で今年度行われている廃油入りドラム缶の掘削撤去工事に絡み、地元住民団体が計画範囲のさらに西側の掘削調査を要望していた件で、工事を行う県は21日、団体や能代市に対し、要望があった箇所の掘削を27日から行うと伝えた。県環境整備課によると、新たに掘削するのは、当初計画した範囲の北西側の端から西に約4㍍までで、9月議会で措置した補正予算内で対応するという。

●風力計画中止求め署名活動へ
 市民グループ「能代山本洋上風力発電を考える会」(中根慶照会長)は21日、能代市萩の台のサン・ウッド能代で臨時総会を開き、白神ウインド合同会社(代表社員・大森建設)が市と八峰町に風車を最大25基建設する能代山本広域風力発電事業(仮称)の計画中止を求める署名活動を行うことを決めた。当面は1千筆を目標に街頭活動を行い、「風車はもういらない」と広く住民に訴える。

●賀藤景林の偉業たたえ例祭
 能代市の能代公園内にある「景林神社」の例祭が21日行われ、参列者が能代の砂防林育成に生涯を尽くした賀藤景林(1768─1834年)の遺徳をしのび、市民の財産である松原の保全へ誓いを新たにした。

●市議と協力隊が意見交換
 能代市議会の最大会派・改革ネットワーク(安岡明雄代表)と市地域おこし協力隊の意見交換会が21日、同市柳町の旧料亭金勇で開かれた。協力隊と直接顔を合わせて活動内容などを聞こうと初めて企画し、隊員らが日頃の活動の成果や悩み、今後の展望について語り、能代の街づくりについて意見を交わした。

●南中で自衛隊員防災講話
 能代市能代南中(鈴木洋一校長)で20日、自衛隊秋田地方協力本部などから自衛隊員を講師に招いた防災講話が行われ、全校生徒が災害への備えや自分の命は自分で守ることの重要性に理解を深めたほか、ロープワークや護身術の体験、車両展示なども実施された。

自衛隊車両の乗り心地を確かめる生徒たち

(能代南中で)

●長信田太鼓 介護施設で熱演
 三種町森岳の長信田の森心療クリニックを利用する若者たちが19、20の両日、同町鹿渡の介護老人保健施設やかた・やよいで太鼓の演奏を繰り広げた。新型コロナウイルスの感染拡大により春から練習の成果を発揮する場が失われていたが、夏に独自の演奏会を開催。9月からは町内の福祉施設で演奏して徐々に活動の幅を広げている。メンバーは利用者と交流を楽しみながら、力強いばちさばきを披露している。

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力強いばちさばきを披露する長信田の森心療クリニックに通う若者たち(三種町鹿渡で)

●新米きりたんぽ作り盛ん
 能代山本の食品加工業者や農業法人などで、新米を使ったきりたんぽ作りが盛んに行われている。それぞれこだわりを持って製造に励み、加工所内はたんぽが焼き上がった香ばしいにおいが漂う。地元住民や遠方に住む出身者の需要を獲得しており、郷土の味として多くの人を喜ばせている。

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心を込めてきりたんぽを作る佐藤ファームのスタッフ

 

23日の紙面から

●渟南小児童、松葉かきに汗
 能代市渟南小の4年生49人が22日、市民グループ「風の松原に守られる人々の会」が同市河戸川字西山下の黒松林で実施している林床改良作業に、ボランティアで加わった。子どもたちが作業に参加するのは珍しい。児童は「松が丈夫に育つように」との思いを込め松葉かきに奮闘した。

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松葉かき作業に汗を流す渟南小の4年生(能代市河戸川で)

●クマ死亡事故受け巡回点検
 藤里町藤琴字藤琴の住宅密集地で今月7日に80代女性がクマに襲われ、1週間後に入院先の病院で亡くなった被害を受け、町や県自然保護課などは22日、町内の小中学校周辺や食害が確認されたことのある箇所を巡回して点検を行った。放任果樹の有無やクマの通り道になり得る場所などを調べながら、同鳥獣保護管理班の近藤麻実主任が対策をアドバイス。出没が頻発する畑への電気柵の設置や目撃があった箇所の通行時に注意すべきことなどを確認した。

クマによる死者が出たことを受け、町内の危険箇所を点検(藤里町藤琴字中荒川で)

●新ごみ処理施設で住民説明会
 能代山本広域市町村圏組合が能代市竹生に建設する新ごみ処理施設(一般廃棄物処理施設)の整備に伴う生活環境影響調査書の説明会が21、22の両日、同市の竹生自治会館と八峰町峰浜の沼田公民館で開かれ、ダイオキシンの風評被害を心配する声や環境基準値の設定に関する質問などが出た。

●プラネタリウムとヨガ同時に
 プラネタリウムとヨガを同時に楽しむことができるスタジオ「ほしのしろ」が、能代市元町のJR能代駅前に完成した。「星のおねえさん」として活動する市地域おこし協力隊の八巻枝美さん(37)=岐阜県大垣市出身=が発案し、「宇宙のまち」をPRする能代の玄関口にある空き店舗を大規模改修(リノベーション)した。「木都能代」にもちなみ、内装に秋田杉をふんだんに使った。きょう23日から3日間内覧会を開き、27日にオープンする。

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27日にオープンする能代駅前のプラネタリウムヨガスタジオ「ほしのしろ」

●能代逸品会フェア25日開催
 能代逸品会(阿部誠会長)の「逸品会フェア」は、25日午前10時から能代市柳町のイオン能代店3階で開かれる。各加盟店のお薦め商品や多彩な飲食メニューをそろえて魅力を発信する。

●陶芸のおとも会が作品披露
 能代市腹鞁ノ沢の高齢者交流センターおとも苑で、陶芸サークル「おとも会」(細田和雄代表)の会員が制作した皿や小鉢、花器などが展示されており、訪れた地域住民らの関心を集めている。29日まで。時間は午前8時~午後6時(26日は休館日)。鑑賞無料。

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会員らの力作約80点が並ぶ作品展(能代市腹鞁ノ沢のおとも苑で)

●子どもたちの絵328点展示
 能代青年会議所(JC、後藤健二理事長)は、24、25両日に「私の好きな地元の風景」「未来の能代山本地域」の2テーマで同地域の子どもたちから募集した絵328を能代市柳町のイオン能代店に展示する。

●一中生が天空の不夜城を学習
 能代市能代一中(金野尚人校長)の3年生はこのほど、能代七夕「天空の不夜城」の灯籠が保管されている同市富町の旧市民体育館を訪れ、天空の不夜城運行関係者から事業の現状などを聞き、課題の解決や開催の盛り上げに、自分たちができることを考えた。

24日の紙面から

●支援学校がミュージカル
 能代支援学校(佐藤玉緒校長)高等部のミュージカル第25回公演「桃太郎、発(た)つ!」は23日、能代市文化会館大ホールで上演された。昔話「桃太郎」を基に、困難に負けず勇気を持って乗り越える大切さを描いたオリジナルストーリー。新型コロナウイルス感染対策のため、一般公開は中止されたが、生徒たちは生き生きと演じ、訪れた保護者らの感動を誘った。

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勇気を持って困難に立ち向かう大切さを描いたミュージカル「桃太郎、発つ!」(能代市文化会館大ホールで)

●市当初予算編成方針示す
 能代市は23日、3年度当初予算編成方針を各部局に通知した。人口減少に加え、新型コロナウイルス感染拡大に伴う地域経済の低迷などで財政の厳しさが増すことが予想され、予算要求は前年度当初に比べ一般財源ベース(義務的経費を除く)で95%以内とする。新型コロナを踏まえた「新たな日常」を見据えた支援と環境整備、行政手続きや業務のデジタル化、空き地・空き校舎の利活用推進などを重点事項に掲げた。

●八峰と横浜が再エネ協定
 八峰町と横浜市が「再生可能エネルギーに関する連携協定」を締結することが決まった。同町峰浜目名潟の峰浜風力発電所が横浜市の6事業所に再生可能エネルギーの電気供給を始める。地球温暖化対策を強化する同市に対し、風力発電の供給を通して、町の知名度向上や地域間交流のきっかけにしたい考えだ。29日に横浜市で協定締結記念式典を行い、森田町長がオンラインで出席する。

●能代市成人式8月14日に
 能代市教委は23日、新型コロナウイルスの感染終息が見込めないとして、来年1月10日に延期していた今年度の成人式を同8月14日に再延期すると発表した。再延期に伴い、来年度の成人式は例年の8月14日から翌15日に変更する。

●県北にもPCR検査装置
 県は23日、県総合保健事業団に新型コロナウイルス感染の有無を調べる全自動リアルタイムPCR検査装置3台が納入されたと発表した。県北、県央、県南にある事業団の施設に各1台設置し、1台当たり1日最大で20件の検査が可能。季節性インフルエンザとの同時流行による発熱患者増加に備えて検査態勢の拡充を進める県は「感染の拡大状況に応じて全県的に対応していきたい」としている。

●能代軟式、きょう1回戦
 第32回秋季東北地区高校軟式野球大会は、きょう24日に岩手県花巻市の花巻球場で開幕、26日までトーナメント戦を繰り広げる。本県代表の能代は平成24年以来8年ぶり10回目の出場で、11年ぶり3回目の優勝を目指す。初日の1回戦第3試合(午後2時20分)で尚絅学院(宮城)と対戦する。能代の活躍に期待がかかる。

●クマ対策で緩衝帯整備
 能代市はクマ被害防止対策の一環として、桧山地区の住宅街周辺に緩衝帯を整備した。雑草木を除去して空間を開き、見通しを良くするエリアを市が整備するのは初めて。住宅後方の林など1・28㌶にわたって雑木や雑草を刈り払った。また、整備3年目の八峰町は岩館や椿台地区などの3・82㌶で実施。ただ、両市町とも緩衝帯を設けてもクマの出没を完全に防げるわけではないとし、市は「誘引物の除去など、官民で役割分担しながら被害防止に取り組んでいく」としている。

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緩衝帯を整備し、見通しが向上した能代市桧山地区の林

●インフラ果たす役割学ぶ
 能代市二ツ井小(佐藤潔校長)の4年生41人が19日、ふるさと学習の一環で、藤里町から同市二ツ井町にかけて建設された岩堰用水を見学し、先人が造ったふるさとのインフラがどんな役割を果たしてきたかなどを学んだ。

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岩堰用水の頭首工を見学し、先人が手作業で造った岩堰用水を学んだ

25日の紙面から

●子ら描いた絵328点展示
 能代青年会議所(後藤健二理事長)が「私の好きな地元の風景」「未来の能代山本地域」という二つのテーマで同地域の子どもたちから募集した絵の展示会が24日、能代市柳町のイオン能代店で始まった。個性豊かな作品がずらりと並び、来場した家族連れなどを楽しませている。会期は25日まで。時間は午前9時~午後5時。

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能代山本の子どもたちから集めた328点の絵を展示(イオン能代店で)

●ジオ商品の認定制度開始
 八峰白神ジオパーク推進協議会は、八峰町ならではの食の魅力をジオパークと関連付けて紹介する「ジオの恵みプロダクト」を開始した。地元食材を使った飲食店メニューや、加工食品などをジオパークに関連した商品として認定し、町民のジオパークに対する理解と地域振興を図る。

●イオン能代店が30周年に
 能代市柳町のイオン能代店(高梨直樹店長)で周年祭「30周年イベント」が開かれており、商品の特売やステージイベント、メッセージボードの設置など多彩な催しを展開している。きょう25日は、特別出店に加えて能代逸品会によるフェア(午前10時~午後4時)も行われる。27日まで。

迫力あふれるのなまはげ太鼓の演奏を披露して来場者を魅了(イオン能代店で)

●展示品の数々、興味引く
 藤里町の町民祭は24日、藤里町民体育館と町三世代交流館で開かれた。会場では農産物展示即売会や生涯学習グループ、地元商工業者の製品・商品などが展示され、訪れた町民は豊かな実りと生涯学習活動の成果を楽しんだ。

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農産物展示即売のほか、学習活動の成果などが紹介された藤里町民祭

●能代軟式、準決勝に進出
 第32回秋季東北地区高校軟式野球大会は24日、岩手県花巻市の花巻球場で開幕し、1回戦3試合が行われた。本県代表で平成24年以来8年ぶり出場の能代は尚絅学院(宮城)と対戦、0─0で迎えた最終回に敵失で1点を挙げ、サヨナラ勝ちで初戦を突破した。25日は準決勝が行われ、能代は第2試合(午後0時40分)で専大北上(岩手)と顔を合わせる。

 ▽1回戦(花巻球場)
尚絅学院 000000000 0
能  代 000000001x 1

●秋季ミニバス大会が開幕
 第48回能代市山本郡秋季ミニバスケットボール大会は24日、能代市落合のアリナスと三種町琴丘総合体育館で開幕し、初日は男女の予選リーグを行った。新型コロナウイルス感染症の影響で来年1月に行われる予定だった県交歓大会は中止となったが、選手たちは仲間や保護者の声援を背に熱戦を繰り広げた。男子8チーム、女子10チームが参加し、25日と31日の3日間にわたって実施。予選リーグを経て、決勝リーグは男女とも4チームで争う。

●子ども食堂だまこに舌鼓
 向能代子ども食堂(腰山郁子代表)は24日、能代市向能代公民館で開かれ、参加者は、能代の昔話や手遊びを楽しんだり、実りの秋ならではの新米を使っただまこもち鍋を味わった。乳幼児から高齢者まで35人が集い、家族や友人、近所同士でテーブルを囲む〝調味料〟も加わった温かい料理に舌鼓を打ち、おなかも心も満たして家路に就いた。

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昼食は新米のだまこもち鍋に舌鼓を打った向能代子ども食堂

●「藤里館」入館者50万人
 藤里町の白神山地世界遺産センター・藤里館は24日、入館者数が50万人に到達し、くす玉を割って祝福した。関係者は今後も白神山地の保全・情報発信活動拠点の一つとして施設を活用することを確認した。

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来館者が50万人に到達、くす玉を割って祝福


 

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