11日の紙面から
●能工バスケ部応援展が開幕 全国制覇58回を数える能代工高バスケットボール部が獲得したトロフィーや過去の写真を展示する「能代工バスケ部展〜栄光の軌跡と新たなる高さへの挑戦〜」が10日、能代市柳町の能代バスケミュージアムなど15カ所で始まった。市地域おこし協力隊としてバスケの街づくりに携わる千勝数馬さん(31)=水戸市出身=が企画し、千勝さんは「能代工の偉大な記録を再確認し、ウインターカップに出場する現役部員を応援してほしい」と話している。展示は来年1月13日まで。

来年度の統合を控えて現校名最後のウインターカップに出場する能代工を応援しようと展示会を企画した千勝さん
●旧朴瀬小を文化財収蔵庫に 能代市の12月定例議会は10日、総務企画、文教民生、産業建設の各常任委員会を開き、付託議案の審査を行い、全18件を可決、承認すべきものと決めた。文教民生委員会では、市教委文化財保護室が旧朴瀬小を文化財等の収蔵庫とする整備方針案を示した。市内各所に分散している文化財を1カ所にまとめるとともに、管理が難しくなった個人所有の文化財なども受け入れる施設として整備する。改修費用(備品等含む)は約2億2千万円を見込み、4年度に改修工事を行う方針。
●森岳温泉に新たな足湯設置へ 三種町の12月定例議会は10日、本会議を再開し、9氏が一般質問を行った。田川町長は森岳温泉郷の活性化に向けた基本計画を来年度策定するとした上で、「少しでも早く動きを見せたい」との思いから新たな足湯を来年度中に設置できるよう準備を進める考えを示した。
●琴丘中が学校体育研究優良校 日本学校体育研究連合会の今年度全国学校体育研究優良校に本県から唯一、三種町琴丘中(長浜中校長)が選ばれた。保健体育の授業で、苦手な競技にも取り組みやすい工夫を施したり、自宅でもできる運動を考えたりと生徒の主体的な学びの実践が評価された。
●下岩川小の統合方針説明 三種町教育委員会は10日、下岩川小(宮腰美喜子校長、全校児童23人)の保護者に、町小・中学校の在り方検討懇談会から提出された意見書の内容を説明した。意見書には、同校を4年4月を目標に森岳小に統合する案が盛り込まれており、今後のスケジュールも示しながら理解を求めた。保護者から統合することへの意見はなかった。
●年末の事故防止へ運動展開 能代山本地区交通安全協会(大塚和行会長)の役員・支部長情報交換会は10日、能代市柳町のプラザ都で開かれ、年末の交通安全運動(11~20日)期間中の取り組みについて意見を交わした。また、女性部で製作した「交通安全秋田弁かるた」を能代署に寄贈した。
●産直ぶりこのたんぽ鍋セット 八峰町八森字御所の台の産直施設「ぶりこ」は、新たにきりたんぽ鍋セットの販売を始めた。八峰町産の新米で作ったたんぽをはじめ、ネギやシイタケ、ゴボウなど地場産の食材を詰め込み、八峰町発の「郷土の味」とPRしている。年内の申し込みは20日まで受け付け、最終発送日は28日。年明け以降も随時注文を受け付ける予定。申し込み、問い合わせはぶりこ(☎0185・70・4020、FAX70・4021)へ。

産直ぶりこが「きりたんぽ鍋セット」を新発売
●店先にポインセチア鮮やか クリスマスを華やかに彩る観賞用植物「ポインセチア」。能代山本各地の生花店では、商戦を展開しており、住民らが買い求める光景が見られている。

店先には鮮やかな赤色のポインセチアがずらりと並ぶ(能代市昇平岱で)
12日の紙面から
●八森で季節ハタハタ初漁 県漁協北部支所管内で11日、ようやく今季初となる季節(沿岸)ハタハタの水揚げがあった。水揚げ量は八森漁港で約3㌔で、競りに掛けられた。同支所管内での初漁は昨年より2週間遅く、漁業者は今後の季節ハタハタの本格的な接岸に期待を寄せている。

初漁があった季節ハタハタ。接岸の始まりを告げている
(八峰町の八森漁港で)
●イオン新能代SC新設届け出 能代市鰄渕の秋田自動車道・能代東インターチェンジ近くに「イオン新能代ショッピングセンター(SC)」を建設中のイオンモール(千葉市)は、市に大規模小売店舗立地法(大店立地法)に基づく新設届け出をし、11日に市役所で縦覧が始まった。農地転用、建築確認申請に続く法的手続きの最終段階に入った。テナントは約60店舗が見込まれるが、来年秋に予定される開業直前まで入店交渉が続くとみられる。
●初のパソコン「断捨離会」 使わなくなった古いパソコンのハードディスク(HDD)を持ち主の目の前で破壊することで、安心して“断捨離”してもらおうというイベントが11日、能代市海詠坂の能代山本広域交流センターで始まり、初日は約10組がパソコン・データの処分に訪れた。12日も開催する。

持ち主の目の前でハードディスクを破壊したPC断捨離会(能代山本広域交流センターで)
●感染対策、空港で自動検温 県は11日、秋田、大館能代両空港の到着ロビーにつながる手荷物受取所の出口に利用者が体温を確認できるようサーモグラフィーカメラを設置した。新型コロナウイルスの感染が拡大している中、帰省者などで利用が増える年末年始に向け、感染防止対策を強化する狙いで、自身で体温を把握し、発熱があった場合は関係機関に相談するよう促すチラシも配置している。

サーモグラフィーカメラで検温し画面に表示
(大館能代空港で)
●恋文マドレーヌ販売会好評 能代市二ツ井小と二ツ井中の児童生徒が協力して開発した新商品「恋文マドレーヌ」の紹介を兼ねた販売会が11日、同市二ツ井町小繋の道の駅ふたついで開かれた。地元産のラズベリーを使ったスイーツは児童生徒の自信作で、胸を張って商品を勧めていた。販売会は来年1月27日に能代地域でも予定されており、3月ごろから同道の駅で通年販売を始める予定。

特別パッケージの「恋文マドレーヌ」を紹介した児童たち
●酒蔵で新酒の仕込み盛ん 能代山本の酒蔵で新酒の仕込みが盛んに行われている。蒸米から立ち上る湯気や芳醇(ほうじゅん)な香りが蔵に漂う中、蔵人が経験と勘を生かして作業を進めている。

湯気が立ち込める中、酒造りに精を出す蔵人たち(喜久水酒造で)
●檜山茶産地へ鹿児島から視察 「北限の茶」として知られる檜山茶の産地である能代市桧山地区の茶畑に10日、鹿児島県農業開発総合センターの職員らが視察に訪れた。職員らは檜山茶保存会(梶原啓子会長)と懇談し、お互いの栽培技術の向上や課題解決に向けて意見を交わした。
●厚生医療センターに光の並木 能代市落合の能代厚生医療センター(太田原康成院長)で、白と青のイルミネーションが輝きを放っている。通路の両側に植栽されている木々にたくさんの電球が取り付けられ、幻想的な〝光の並木〟をつくっている。

青と白の明かりが輝く能代厚生医療センターのイルミネーション
13日の紙面から
●新型の電気式気動車出発 JR秋田支社は12日、新型車両のGV─E400系電気式気動車の運行を開始した。同日には東能代駅で出発式が行われ、絶景で知られる五能線沿いの風景を取り入れたデザインの車両がお目見え。鉄道ファンたちが大勢詰め掛け、車両を撮影したり、早速乗車したりする光景が広がり、にぎわいを見せていた。電気式気動車は今後、現行のキハ40・48形気動車から順次切り替えとなり、今年度中に切り替えが完了する予定。

東能代駅の瓜田駅長の合図で出発
●能代港の貨物取扱量最多に 能代港で昨年1年間に積み降ろしされた貨物の取扱量は、前年(平成30年)比32・1%増の483万9710㌧で、昭和56年の重要港湾指定以降で最多となったことが、県港湾空港課がまとめた港湾統計で分かった。東北電力能代火力発電所(能代市大森山)で昨年8月に3号機の試運転が始まり、それに伴い石炭の輸入量が伸びたのが要因。
●鹿渡地区でモデル事業報告会 人口減少や少子高齢化が進む中、複数の集落が一体となって日常生活の維持に向けて課題解決を図る県の「コミュニティ生活圏形成事業」のモデル地区に選定されている三種町鹿渡地区で12日、事業に参加している住民による報告会が開かれ、幅広い世代が交流できる場の創出を望む意見などがあった。
●年始のあいさつ絵手紙で 手書きの年賀状を親しい人たちに送ろうと、能代山本の絵手紙愛好者が来年の干支(えと)「丑(うし)」を題材とした年賀状づくりに励んでいる。能代市萩の台のサン・ウッド能代では11日、絵手紙教室が開かれ、参加者が牛などを描いたり、メッセージを添えたりして心温まる一枚を製作していた。

来年の干支などを題材に絵手紙を描く参加者たち(サン・ウッド能代で)
●特認校制度導入で説明会 能代市教育委員会は11日、来年度に「特認校制度」モデル校となる浅内小(矢田部瑞穂校長、全校児童68人)の保護者らに、制度導入の趣旨などを説明した。小規模校の良さを生かした魅力ある学校づくりのための導入であるとし、地域と学校の連携強化への協力を求めた。保護者からは「他学区の子や親への周知を図り、浅内小の魅力を伝えなければならない」といった意見が上がった。
●親子、週末体験でリース作り 能代市放課後子ども教室の週末体験活動は12日、市南部公民館で第四小児童を対象に開かれ、参加した親子が自然素材を活用したクリスマスリース作りを楽しんだ。

親子で仲良くリース作りに挑戦
(能代市南部公民館で)
●季節ハタハタ店頭に並ぶ 県漁協北部支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁の本格化が待たれる中、スーパーや鮮魚店での商戦が熱を帯びてきた。八峰町八森の八森漁港内にあるはちもり観光市では12日、地元産の沖合ハタハタに交じって青森県沿岸で取れた季節ハタハタが並んだ。主役の地元産は不在だが、多くの買い物客が冬の味覚を求めて鮮魚店を回り品定めしていた。

地元産はまだ不在ながら、季節ハタハタが店頭に並んだはちもり観光市(八峰町八森で)
●能代カップ中学バスケ開幕 第8回能代カップ中学校選抜バスケットボール大会は12日、能代市総合体育館で始まり、能代山本内外の男女17チームが熱戦を繰り広げた。最終日の13日は男女の予選順位に応じた順位決定戦が行われる。
15日の紙面から
●元王者迎えボクシング体験 三種町の下岩川小(宮腰美喜子校長、全校児童23人)で14日、プロボクシングの元世界王者で県体育協会テクニカルアドバイザーの三浦隆司さん(36)=同町鵜川=と金足農高ボクシング部によるボクシング体験教室が開かれた。児童たちはチャンピオンから手ほどきを受けてミット打ちやスパーリングに挑み、歓声を響かせた。

三浦さん(左奥)が見守る中、児童がミット打ち(三種町下岩川小で)
●今年産米の集荷量計画超える JAあきた白神、JA秋田やまもとで、今年産米の集荷量が大幅に伸びている。県北地域の作況指数が105の「やや良」で豊作だったことに加え、県内トップクラスの概算金を設定したことで、計画を大幅に超えるコメが集まり、特にJAやまもとは計画対比111・6%の32万4千俵を集荷した。一方、新型コロナウイルスの影響で米卸の引き合いが鈍い状況も見られ、両JAとも売り切る努力を続けていく方針。
●赤羽国交相、能代港視察 赤羽一嘉国土交通大臣が13日、洋上風力発電の拠点化工事を進める能代港の大森地区を視察した。本県沖で計画が進む洋上風力発電の建設需要に対応するため、国交省が岸壁の補強工事を行っている。2050年の温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す国は、洋上風力の発電容量を大幅に引き上げる方針を示しており、赤羽国交相は「能代港を(洋上風力の拠点として)しっかり整備していきたい」と意気込みを述べた。
●日沿道蟹沢─空港間5・3㌔開通 北秋田市内で国土交通省と県が進めていた日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の蟹沢インターチェンジ(IC)─大館能代空港IC間(延長5・3㌔)が13日、開通した。能代市方面からは国道7号を東進し、北秋田市の今泉交差点から既存の県道を経て同区間を走行することで大館能代空港に直結。開通式では関係者が5年度の開通を見込む二ツ井今泉道路(能代市二ツ井町小繋─北秋田市今泉、4・5㌔)の早期完成など県北地域を通る高速道路のさらなる整備促進に期待を寄せた。

日沿道・蟹沢IC─大館能代空港IC間が開通
●松陽演劇部、東北の舞台へ 第53回東北地区高校演劇発表会(主催・東北地区高校演劇協議会など)が、18~20日の3日間、岩手県北上市文化交流センターさくらホールで開かれる。各県大会を突破した13校が出場し、本県代表として能代松陽演劇部が初出場する。部員たちは県大会以上の舞台を作り上げようと連日稽古に励んでいる。同校は19日午前10時から上演。

東北地区高校演劇発表会に初出場する能代松陽演劇部
●第五小児童が納豆作りに挑戦 能代市第五小(佐藤充校長)で14日、3年生が納豆作りに挑戦した。農事組合法人・アグリ檜山(山崎和博代表理事)の働き掛けの下、3年生が種まき・収穫を行った大豆を使用。元祖檜山納豆から手ほどきを受けてわらづとやパックに大豆を詰め、給食で食べる日を心待ちにしていた。

納豆作りを体験し、わらづとに大豆を詰める児童
●冬型強まり一番の冷え込みに 能代山本地方は14日、冬型の気圧配置が強まった影響で雪が降り、今季一番の寒さとなった。最低気温は能代市能代地域で氷点下2・3度(午前9時4分)、八峰町八森地域で氷点下3・2度(午後3時8分)を観測。秋田地方気象台では17日にかけて強い冬型の気圧配置が続くと見込み、大雪や暴風、高波への注意を呼び掛けている。
●Xマス気分でリース作り クリスマスに彩りを添えようと能代山本各地でリース作りの講座や教室が開かれている。能代市シルバー人材センターは11日、市中央公民館で「クリスマスリースづくり講座」を実施。参加者は自然素材をふんだんに使ったオリジナルリースを制作し、その出来栄えに満足そうな表情を浮かべた。

彩り華やかなクリスマスリースを作る参加者たち(能代市中央公民館で)
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