16日の紙面から
●年賀状の引き受け始まる 年賀状の配達引き受けが15日、全国の郵便局で始まった。能代山本各地の郵便局でも新年のあいさつをしたためた住民らがポストに投函(とうかん)する光景が見られた。

年賀状引き受けが始まり、特設の差し出し箱に投函する住民(能代郵便局で)
●桧山川運河の改修工事大詰め 能代市が管理する「桧山川運河」の河川改修工事が大詰めを迎えている。今年度は中川原、明治町の延長55㍍を整備して築堤区間を1849㍍まで延ばし、計画延長1907㍍に対する整備率は97%に達した。浸水被害の防止を目的に平成5年度に開始した長期に及ぶ事業は28年目。あと58㍍を残すだけとなり、来年度の完工が目前となっている。
●寒さ厳しく、今季初の真冬日 能代山本地方は15日、冬型の気圧配置の影響で冷え込み、時折ふぶく天気となった。秋田地方気象台によると、最高気温は能代市能代地域が氷点下0・8度(午後1時19分)、八峰町八森地域も同0・8度(午前3時58分)でいずれも0度を下回り、今季初の「真冬日」を観測した。
●八峰町巡回バス運行1カ月 八峰町が11月から町内で試験的に運行している巡回バスが、高齢者や免許を持たない人の買い物や通院などの交通手段として利用されている。町がまとめた1カ月間の利用状況によると、平日の19日間で延べ127人が乗車し、毎回利用するリピーターもいる。試行運行は25日までで、バス車内にアンケート用紙を設置し利用者の声を集めている。町企画財政課は「より多くの人に利用してもらい、意見や要望を町の公共交通の利便性向上につなげていきたい」としている。
●遠隔相談システムが稼働 JA秋田やまもと(檜森保雄組合長)は15日、本店や支店など7カ所で遠隔相談システムを設置・稼働した。4年1月に予定している三種町の八竜、山本支店の廃止と本店(同町鹿渡)への統合に向けた取り組みで、各支店などから本店にインターネットでつなぎ、パソコンで職員の顔を見ながら各種相談ができるようにした。同JAは「組合員に不便を掛けないよう取り組んでいく」としている。

山本支店で本店の職員とリアルタイムでやりとり
●土佐山学舎とオンライン交流 藤里町藤里中(谷内直毅校長)と、高知県高知市立の義務教育学校・土佐山学舎(竹﨑優子校長)の生徒が14日、オンラインで交流した。生徒たちは互いの学校生活を紹介し合ったほか、土佐山学舎の生徒から小中学生が一緒に学ぶ上で気を使っていることなどを学び、藤里町の義務教育学校開校の際に生きる知識を得ていた。

オンラインで生徒同士が初めて交流し、互いの活動を紹介し合った藤里中と土佐山学舎の生徒たち
●Go Toトラベル停止に困惑 政府は、観光需要喚起策「Go Toトラベル」について、28日から来年1月11日まで全国一斉に停止することを決めた。新型コロナウイルスの感染者が増加している状況を踏まえて人の往来を抑える狙いで、年末年始の旅行の自粛も広がりそうだ。能代山本の宿泊施設には、すでに年末年始の予約キャンセルが入るなど影響が出ている。一方、「感染が広がっている状況では仕方がない判断」と理解を示す声も聞かれた。
●季節ハタハタ水揚げ本格化 県漁協北部支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は15日、能代港で786㌔の今季初のまとまった水揚げがあった。港は水揚げされたハタハタの運搬作業で活気を見せ、漁の本格化を感じさせた。八森と岩館漁港周辺はしけのため操業が限られ、網に数匹が掛かる程度だった。

能代港で季節ハタハタのまとまった量の水揚げを記録
17日の紙面から
●ハタハタ接岸で漁港に活気 県漁協北部支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は16日、八峰町の八森、岩館両漁港と能代市の能代港の3漁港で3・1㌧が水揚げされ、競りに掛けられた。不振が続いていたが、今季一番のまとまった量が揚がり、漁業関係者は季節ハタハタ漁の本格化に安堵の表情を見せた。同支所は「ようやく本隊が来たと言えるのではないか」と話している。

季節ハタハタのまとまった水揚げがあり、活気づく漁港(八峰町の八森漁港で)
●ハタハタ直売所に長蛇の列 八峰町沿岸で季節(沿岸)ハタハタのまとまった水揚げを受け、県漁協北部支所は16日、同町八森字横間の八森漁港で今季初の直売を行った。町内外から季節ハタハタを求めて大勢の消費者が詰め掛け、用意した3㌧が完売した。同支所は「まとまった水揚げがあり、待ってくれていた人のために開いた。17日も直売を行いたい」としている。

今季初の直売所が設けられ、季節ハタハタを求める人が長蛇の列を成した
●リフォーム補助継続など要望 秋田建築労働組合能代支部(小沢悟支部長)と同組合二ツ井支部(藤田智和支部長)は14日、能代市役所を訪れ、公共工事における設計労務単価上昇を踏まえた賃金支払いの指導、住宅リフォーム補助事業の継続など、建設労働者・職人の適切な賃金水準の確保や処遇改善につながる対策に関する要望書を提出した。
●高校生面接マナーセミナー 高校2年生を対象にした面接マナーセミナーはこのほど、能代市柳町のプラザ都で開かれ、参加した高校生は見た目の第一印象やあいさつの仕方の大切さなどを学ぶとともに、地元経営者から仕事をする上での心構えなどを聞き、来年度の就職活動に向けて気を引き締めた。
●北都銀選手とバドミントン 能代支援学校(佐藤玉緒校長)で16日、北都銀行バドミントン部の選手らによるバドミントン教室が開かれた。児童生徒たちはラケットの持ち方やシャトルの打ち方を教えてもらったほか、試合にも挑戦、選手のミスを誘うショットも飛び出し、拍手したり歓声を上げたりしながら、バドミントンを楽しんでいた。

北都銀行バドミントン部の選手らと児童生徒が交流(能代支援学校で)
●師走の夜、朗読じっくり 能代市二ツ井町を拠点に活動する工藤牧さん(49)のひとり芝居公演は12日夜、同町小繋の洋食屋ZEPPET(ゼペット)で開かれ、「老師と少年」の朗読が披露された。
●サンタクロース各地で活躍 多くの子どもたちが心待ちにするクリスマスが近づき、能代山本の幼稚園や保育園などではクリスマス会が開かれている。各園では子どもたちが飾り付けたツリーを囲み、クリスマスの由来を学んだりサンタクロースからプレゼントをもらったりしてひと足早いクリスマスを楽しんでいる。

サンタクロースからプレゼントをもらった園児たち
(能代市清助町の愛慈幼稚園で)
●田中自治会のイルミ鮮やか 八峰町峰浜田中地区の農道にイルミネーションがともされ、夜の地域に彩りを添えている。毎年「地域を明るくしよう」と地元・田中自治会(木藤直会長)が点灯しているもので、来年の干支(えと)「丑(うし)」とともに「田中」の文字も輝いている。

田中自治会によるイルミネーション。「田中」と来年の干支「丑」の文字が輝く(八峰町で)
18日の紙面から
●能工バスケ応援横断幕完成 第73回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ2020)に出場する能代工を応援しようと、バスケサポーターズのしろ(佐藤善勝会長)が市民などに呼び掛けて選手へのメッセージを書いてきた横断幕が完成し、17日に同校の荒川正明校長に手渡された。「能代工らしい走るバスケを!」などと現校名で最後の全国大会に挑む選手たちを激励する言葉が記されている。

バスケサポーターズのしろが地域に呼び掛けて完成させた横断幕を能代工に贈呈。同校体育館に掲げる
●季節ハタハタ水揚げ7・3㌧ 県漁協北部支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は17日、八峰町の八森、岩館の両漁港、能代市の能代港で今季最多となる7・3㌧の水揚げがあった。前日の3・1㌧を上回る漁獲量で、群れの接岸に漁業関係者は選別作業などに追われた。また、八森漁港では前日に引き続いてハタハタの直売も行われ、消費者が列を成すなど港町は活気づいた。

県漁協北部支所管内の季節ハタハタ漁は17日、今季最多となる7・3㌧を水揚げ(八峰町の岩館漁港で)
●「あきた舞妓」白神ねぎPR JA全農あきたは、「あきた舞妓(まいこ)」が県産農産物をアピールする動画を作成した。舞妓が県産のネギ、シイタケ、リンゴを持って踊る内容で、レシピも紹介。新型コロナウイルスの影響でスーパーなどでの販促活動が難しくなる中、売り場で動画を流してPRしており、白神ねぎの生産現場も一部に登場している。

ネギを持って踊るあきた舞妓(JA全農あきた提供)
●岩館に防災拠点施設整備へ 八峰町の12月定例議会は17日、本会議を再開し、一般質問に4人が登壇した。森田町長は、岩館子ども園跡地に「岩館地区防災コミュニティセンター」を新たに整備する方針を示した。3、4年度の2カ年事業として着手する考えで、今定例会で可決した補正予算で基本設計業務委託料を確保しており、岩館地区の防災拠点として建設予定地や周辺の土地について地盤調査を行うとした。
●美術展示館建設へと寄付 NPO法人能代市芸術文化協会(池田貴美子会長)は15日、能代市役所を訪れ、10、11月に行われた市民芸術文化祭(芸文祭)で市民から寄せられた美術展示館建設のための募金8万3214円を寄付した。
●干支モチーフに置き物作り 能代山本各地のパッチワークやキルトサークルでは、来年の干支(えと)・牛をモチーフにした飾りや小物作りが行われている。能代市のパッチワークの会(石川ひろ代表)は12日、市南部公民館で牛の置き物作りに取り組み、会員らが来年が良い年になることを願いながら一針ずつ丁寧に仕上げた。

来年の干支・牛の置き物を作る会員たち(能代市南部公民館で)
●能代駅前でXマスイベント 能代駅前商店会(小野浩悦会長)と能代市地域おこし協力隊によるクリスマスイベント「ファンタジーパークプロジェクト」は、19、20の両日、JR能代駅前エリアを会場に開かれる。19日夕方から商店会のイルミネーションが点灯されるのに合わせ、市民にカプセル型のイルミネーションを作ってもらうワークショップやキッチンカーでの飲食物販売、青果物・海産物などの市、コンサート、クリスマス雑貨の販売などを展開する。
●能代一中で学校都市選挙 能代山本の中学校では、新しい生徒会長を決める選挙が行われている。能代市能代一中(金野尚人校長、全校生徒202人)では17日、立会演説会と投開票が行われ、生徒たちは候補者が掲げるスローガンや公約をじっくりと聞き、一票を投じた。

学校都市の将来を考え、一票を投じた生徒(能代市能代一中で)
19日の紙面から
●「かましメシ」販売始まる 一般社団法人あきた白神ツーリズム(広幡信悦代表理事)が、能代山本の飲食店と連携して開発した新たなご当地グルメ「白神の恵み かましメシ」が18日、6店で販売を開始した。地元食材を活用した個性豊かな六つのメニューで、調味料やスープをかけて「かまし」(かき混ぜ)、味を変えながら楽しめるのが特徴。住民らが各店に早速足を運び、面白さとおいしさを体感した。

新たなご当地グルメ「かましメシ」の販売がスタート(三種町大口の「ゆめろん」で)
●能代で工事入札不調相次ぐ 能代市発注の公共工事で入札の「不調」が続いている。4月から11月まで8カ月で36件に上り、昨年度の40件に迫る。能代山本で行われている公共事業量に対し、地元業者の人材が不足していることが影響しているとみられる。一方で昨年度入札不調が相次いだ下水道工事は、発注をまとめて工事の効率化を図ったり、工期の平準化を進めたりしたことが奏功し、不調は1件もなかった。入札が成立しないままの「中止状態」は条件緩和もあって前年同期の9件から3件に減った。
●「不夜城」協、組織を一新 能代七夕「天空の不夜城」協議会の臨時総会は18日、能代市総合体育館で開かれ、事務局業務を能代商工会議所から切り離し、市、商議所、能代観光協会などで分担することや、運行に向けた実働業務の一切を担う「実行委員会」の設置など、協議会体制を一新するための規約変更案を承認した。会長には広幡信悦能代商工会議所会頭を改めて選任した。
●八峰町12月定例議会が閉会 八峰町の12月定例議会は18日、本会議を再開し、3氏が一般質問を行い、閉会した。一般質問では八峰町・能代市沖で計画される洋上風力発電事業と、町内に9基の風車を建設する能代山本広域風力発電事業が取り上げられ、森田町長は事業者に対して「住民の暮らしや自然環境、景観に配慮するとともに、環境アセスメントを確実に実施することや住民と適切なコミュニケーションを図り、住民の不安等に対し丁寧に説明することなどをお願いしている」と述べた。
●「入賞米」味わってとPR JAあきた白神(佐藤謙悦組合長)は18日、稲作部会の「食味コンテスト」で入賞したコメの販売を、同市中関の農産物直売所・みょうが館で開始した。同JAは「今年もおいしいコメができた。ぜひ味わってほしい」とPRしている。2㌔入り1500円(税込み)で、金色のラベルでプレミアム感を演出。限定76袋。

みょうが館で食味コンテストの入賞米を販売
●最優秀賞に道の駅ふたつい 県産木材の利用推進や木造建築物を表彰する第1回ウッドファーストあきた木造・木質化建築賞の表彰式が17日、秋田市の県社会福祉会館で行われ、木造部門で道の駅ふたつい(能代市二ツ井町)が最優秀賞に、野外空間部門で石倉山公園管理棟展望台(三種町)が優秀賞を受賞した。
●藤里の新協力隊に関口さん 藤里町の新しい地域おこし協力隊員として、群馬県藤岡市出身の関口咲季子さん(27)が16日、着任した。活動内容はフードカーの運営、地域コミュニティー誌「とじこじ」のライターで、関口さんは「人と関わること、話をするのが好きなので、早く町になじんでいけたら」と話した。

藤里町地域おこし協力隊に着任した関口さん
●季節ハタハタ前日並み7㌧ 県漁協北部支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は18日、八峰町の八森、岩館両漁港、能代市の能代港で7・0㌧の水揚げがあった。前日(7・3㌧)に続き、まとまった量が揚がり、各漁港周辺では選別作業などが行われ、活気づいた。八森漁港では3日連続で直売所を開設し、消費者を喜ばせた。

県漁協北部支所管内の季節ハタハタ漁は18日、前日と同等の7・0㌧を水揚げ(八峰町の岩館漁港で)
20日の紙面から
●JR能代駅前Xマスムード 能代駅前商店会(小野浩悦会長)と能代市地域おこし協力隊によるクリスマスイベント「ファンタジーパークプロジェクト」が19日、JR能代駅前周辺を会場に始まった。キッチンカーでの飲食物販売、クリスマスグッズマーケット、各種ワークショップ、ゴスペルライブなどの企画や、夕方にはイルミネーションが駅前を彩り、訪れた市民らを楽しませた。イベントは20日も開かれる。

星空をイメージしたクリスマスイルミネーションが点灯(JR能代駅前で)
●知事選、山本氏が起意表明 任期満了に伴う知事選(3月18日告示・4月4日投開票)で、県美容生活衛生同業組合理事長の山本久博氏(69)=秋田市=は19日、北羽新報の取材に対し、立候補する意向を明らかにした。風力発電をはじめとする再生可能エネルギー事業で「地元が利益を得られる構造をつくりたい」と起意を固めた理由を語った。年内に会見を開いて正式に表明する考え。
●八森ハタハタ求めにぎわう 季節(沿岸)ハタハタ漁の水揚げが続く能代山本地方。鮮魚店やスーパーでは、売り場いっぱいにハタハタを並べ、この時期ならではの味を売り出している。八峰町八森の「はちもり観光市」は19日、駐車場に車を止められないほどの混雑を見せ、買い物客が自宅での消費や遠方への発送のため次々と購入し活気に包まれた。

八森産の季節ハタハタを買い求める人でにぎわいを見せたはちもり観光市(八峰町で)
●水揚げ今季最多の10・1㌧ 県漁協北部支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は19日、八峰町の八森、岩館両漁港で合わせて今季最多となる約10・1㌧の水揚げがあった。同支所によると、この日の水揚げは岩館約5・1㌧、八森約5㌧だった。
●藤里で板清水スキー場開き 藤里町の町営板清水スキー場開きは19日、同町藤琴字板清水の同スキー場ヒュッテで行われ、町や藤里スキークラブ関係者、スキー場従業員が今シーズンの無事故とにぎわいを祈願した。ゲレンデはすでに雪で覆われているが、まだ滑走はできない状態で、営業開始は25日の予定。
●練習の成果を音色にのせて 全日本アンサンブルコンテスト第43回県大会県北地区予選能代山本大会・第44回能代山本地区アンサンブルコンテストは19日、能代市文化会館大ホールで開かれ、小中学生が県大会(来年1月23、24日・秋田市文化会館)出場権を懸けて美しい音色を響かせた。審査の結果、金賞に選ばれた団体のうち渟西小木管3重奏、山本中クラリネット4重奏、能代二中フルート3重奏の3組が県大会の出場権を得た。

県大会出場を決めた能代二中フルート3重奏(能代市文化会館大ホールで)
●特別支援バスケ、能代活躍 第5回特別支援学校冬季バスケットボール大会「能代ウインターカップ」は19日、能代市総合体育館で開かれた。新型コロナウイルスの影響で今年の県総体が中止され、今回が初めての県大会。選手たちは練習してきた成果を発揮し頂点を目指して熱戦を繰り広げた。能代支援学校は女子が優勝、男子が準優勝を飾った。

選手たちが熱戦を繰り広げた「能代ウインターカップ」(能代市総合体育館で)
●誰かのために、善意求める 師走に合わせ、能代山本では歳末たすけあい運動が展開されている。18日は能代松陽高のJRC・IAC部の生徒たちが市内のスーパーや大型店4店舗で募金活動を行い、買い物客に善意を呼び掛けた。

市内4店舗で募金活動を展開した能代松陽高の生徒たち(いとく能代南店で)
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