21日の紙面から
●東雲中で伝統の雪中綱引き 能代市東雲中(保坂公咲校長、全校生徒237人)の冬の伝統行事「雪中綱引き」が20日、同校グラウンドで行われた。冬の気圧配置となった影響で吹雪、厳しい寒さに見舞われたが、生徒たちは保護者らの応援を受けながら、寒さに負けず熱戦を繰り広げた。
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厳しい寒さや吹雪に負けじと熱戦を繰り広げた生徒たち(能代市東雲中で)
●ワーケーションの拠点整備 藤里町と藤里開発公社(社長・佐々木町長)は、ホテルゆとりあ藤里を改修しワーケーションの拠点として活用できる環境を整備する。観光地やリゾート地でテレワークを活用しながら働く「ワーケーション」が注目されていることを背景に、新型コロナウイルス終息後のインバウンド(訪日外国人旅行者)の呼び込みも視野に、同町に滞在しながら周辺市町の回遊拠点として利用されることを目指す。
●「巣ごもり」追い風におせち商戦 今年も残りわずかとなり、能代山本で「おせち商戦」が熱を帯びている。レストランや温泉施設、スーパーなどがチラシやカタログを作ってこだわりを発信し、予約を盛んにアピール。新型コロナウイルスの影響で「巣ごもり需要」が高まると予想し、販売数を増やしたり、早割りサービスを新たに始めた店舗もある。忘年会の需要が控えめな中、例年以上に期待を込め売り込みを強めている。
●漁港にハタハタ釣り繰り出す 能代山本の漁港などではハタハタの接岸とともに釣り人が増えている。日曜日の20日は、八峰町の岩館漁港周辺に多くの釣り人が訪れ、さおを振った。一方で、立ち入り禁止区域で釣りをしたり、駐車場ではない場所に車を止めたりする人も見られ、規則の順守が求められている。

季節ハタハタの接岸が本格化した漁港で釣りを楽しむ人々(八峰町の岩館漁港で)
●冬のスイーツフェア始まる 能代市二ツ井町の道の駅ふたついで19日、県北地域を中心とした菓子店などの自慢のお菓子を集めた「冬のスイーツフェア」が始まった。クリスマスらしさが感じられる商品などが店頭に並び、見た目の華やかさと多種多様さで買い求める人たちを迷わせていた。25日まで。
●森岳小歌舞伎クラブ、稽古に熱 新型コロナウイルスの感染拡大で失われた文化芸術体験の機会を提供しようと、来年1月23、24の両日に仙北市のあきた芸術村わらび劇場で「あきた伝統芸能フェスティバル」が開かれる。能代山本から三種町森岳小が参加し、正課クラブで歌舞伎に取り組む4~6年生が出演、「白浪五人男」を披露する。本番に向け、子どもたちは熱のこもった稽古に励んでいる。

来年1月のあきた伝統芸能フェスティバルに向け、稽古に励む森岳小の歌舞伎クラブの児童たち
●能工バスケ部、決戦の地へ ウインターカップ第73回全国高校バスケットボール選手権大会(23~29日・東京都渋谷区の東京体育館ほか)に出場する能代工の選手たちが20日朝、保護者らに見送られ、バスで〝師走の東京〟に向けて能代市盤若町の同校を出発した。ウインターカップは3年連続49回目で来年度の学校統合前、最後の全国大会。選手たちは晴れやかな表情で大舞台へ旅立った。

ウインターカップに向け、バスに乗り込む能代工バスケ部の選手たち
●冬至、カボチャとユズで元気 きょう21日は二十四節気の一つ「冬至」。能代山本のスーパーなどでは風邪を引かずに冬を過ごそうと、カボチャやユズを買い求める人たちでにぎわいを見せている。

冬至を前に、能代山本のスーパーなどでずらりと並ぶカボチャ
(能代市東大瀬で)
22日の紙面から
●冬至、ゆず湯でまったり 二十四節気の一つ「冬至」の21日、能代山本の一部の入浴施設では「ゆず湯」のサービスが行われた。入浴客はユズが浮かんだ湯船に首まで漬かり、「風邪封じ」とされる冬至の習慣を楽しみながら体をポカポカと温めていた。藤里町のホテルゆとりあ藤里では、今年も男女の湯船にそれぞれ200個のユズを浮かべて入浴客サービスを実施した。

入浴客を喜ばせたゆず湯のサービス
(ホテルゆとりあ藤里で)
●能代の花火、来年7月10日に 能代の花火実行委員会(実行委員長・広幡信悦能代商工会議所会頭)は21日、能代市元町の能代商工会館で開かれ、2年ぶりとなる来年の「港まつり能代の花火」の開催日を7月10日と正式決定した。新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、観客席については密が生じる「マス席」の販売を取りやめ、全座席イスに座る形式にするほか、屋台販売も行わない。
●右折レーン設置で渋滞緩和 国土交通省能代河川国道事務所が三種町鵜川の大曲地区の国道7号で進めている歩道整備事業の一環で、町役場入り口交差点に右折専用レーンが設けられた。これまで能代市方向から秋田市方向は1車線で、町役場方面に向かう右折車によって渋滞の発生があったが、右折専用レーンの整備により円滑な通行につなげる。また、同交差点付近の東西の歩道延長860㍍で拡幅工事が終了した。

町役場入り口交差点に右折専用レーンを新設したほか、付近の歩道と路肩を拡幅(三種町鵜川字大曲で)
●寒波で除雪用品の動き活発化 本格的な降雪期に入った能代山本地方。ホームセンターや大型店などでは、スノープッシャーやスノーダンプなどの除雪用品を並べた特設コーナーを展開して売り込みを図っている。各店では住民らが品定めをする光景が広がっている。
●八峰、県外移動届の対象拡大 八峰町は21日、新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・森田町長)の会議を町役場で開いた。全国で感染者が増える中で年末年始を迎えるに当たり、引き続き感染防止対策の徹底を呼び掛け、職員らに要請している県外移動届の提出の対象地域を全都道府県に拡大することを決めた。
●松陽野球部の除雪奉仕活躍 能代松陽高硬式野球部は20日、能代市内の民家前などで除雪ボランティアに汗を流し、住民を喜ばせた。同部は毎冬、日頃お世話になっている地域住民への感謝を込め、練習前や練習中に自主的に校舎周辺の民家などで除雪作業に励んでいる。

除雪ボランティア活動で汗を流す能代松陽高硬式野球部の部員
●師走の風物詩、餅つき各地で ぺったん、ぺったん、餅つきは楽しいね──。師走の風物詩の一つである餅つきが能代山本の各地で行われており、子どもから大人まで幅広い世代がきねを振るい、交流を深める光景が広がっている。能代市萩の台の願勝寺裏のスカウト会館前では20日、ボーイスカウト秋田第6団(下妻正規団委員長)が恒例の餅つきを行った。

ぺったん、ぺったんと餅つきを楽しむ子どもたち(能代市萩の台で)
●能代市内高校で一斉に終業式 能代市内の5高校で21日、2学期の終業式が行われた。3年生にとっては来年1月に行われる大学入学共通テストを控えるなど進路決定に向けラストスパートをかける大事な時期で、生徒たちは気を引き締め直して冬休みに入った。
23日の紙面から
●きりたんぽセット発送盛ん お歳暮シーズンを迎え、能代山本の仕出し店や飲食店などで、きりたんぽセットの製造・発送作業が慌ただしさを増している。今年は新型コロナウイルスの影響で帰省を見送った出身者に、せめて「古里の味」を送ろうという動きがあり、各店はこだわりと心を込めて作業に励んでいる。

師走に入り、きりたんぽセット作りに大忙し(能代市の料亭魚松で)
●能代市の人口5万1448人 能代市が住民基本台帳に基づきまとめた11月末の人口は5万1448人で前年同期より907人減少した。前月から48人減り、100カ月連続減少。世帯数は2万4274で前年同月比32減、前月比13減。
●観光体験商品の在り方模索 県山本地域振興局は21日、能代山本の観光振興に関する勉強会を三種町大口の砂丘温泉ゆめろんで開いた。9、10月に同町で県内在住の留学生や外国人などを招いたモニターツアーを実施しており、参加者からの意見を基にインバウンド(訪日外国人旅行者)を見据えた観光体験商品の在り方を模索した。
●伝統食名人も冬の繁忙期 JA秋田やまもとの郷土料理の達人・グランママシスターズ(及位由美子代表)が、冬の繁忙期を迎えている。「子どもたちに地域の伝統食を伝えたい」という思いを胸に、同JA管内の三種町と八峰町の小中学校や保育園を頻繁に訪問して料理教室を開き、ベテランの技が詰まった巻きずしやきりたんぽなどの作り方を伝授。興味津々な様子の子どもたちの姿に目を細め、やりがいを持って活動している。

巻きずしの手本を示し、生徒から拍手喝采を浴びる小山内さん
●バスケ能代工、きょう初戦 ウインターカップ第73回全国高校バスケットボール選手権大会は、きょう23日に東京都渋谷区の東京体育館などで開幕、男女の1回戦が行われる。本県男子代表で3年連続49回目出場の能代工は、午後3時40分から同体育館で5年連続13回目出場の九州学院(熊本)と対戦する。来年度の学校統合を目前に控え、今回が最後の全国大会になる日本一58回の名門・能代工。まずは初戦を突破して勢いに乗りたい。
●西高生が手作りそば殻枕寄贈 能代西高のJRC部と生活文化部は18日、在宅で暮らすお年寄りたちに十分な睡眠を取り、いい夢を見てもらいたいと、能代市社会福祉協議会(田村重由会長)に手作りのそば殻枕10個を寄贈した。

能代西高JRC部と生活文化部が19回目の〝定期便〟となるそば殻枕をプレゼント
●年賀状に交通安全メッセージ 年賀状に交通安全を呼び掛ける言葉を添え、家族に送って啓発する「『新春』交通安全祈願メッセージレター作戦」が八峰町峰浜小(斎藤猛満校長)で行われており、交通事故が増加する傾向にある冬期間を平穏に過ごせるようにと、児童たちが心を込めて年賀状を書き上げている。

一生懸命にメッセージを考え、書き込んでいく児童たち(八峰町峰浜小で)
●釣り人の転落防止へ啓発 釣り人の海中転落事故を防ごうと秋田海上保安部は22日、八峰町八森の八森漁港や町内の磯場などでパトロールを行い、啓発用チラシを配りながら釣り人たちに救命胴衣の正しい着用や危険な場所に立ち入らないよう呼び掛けた。
24日の紙面から
●能代工、よもやの初戦敗退 ウインターカップ第73回全国高校バスケットボール選手権大会は23日、東京都渋谷区の東京体育館を主会場に開幕し、男女の1回戦が行われた。来年度の学校統合を控え、今大会が現校名最後の全国大会になる本県男子代表で3年連続49回目出場の能代工は九州学院(熊本)と対戦、終盤に逆転を許し72─77で惜敗した。全国制覇58回を誇る高校バスケ界の名門は、平成19年の秋田わか杉国体以来13年ぶりの日本一を目指したが、初戦で姿を消した。

能代工は初戦敗退。現校名で戦う「最後の全国大会」を終えた(ⒸJBA)
●能代工の勝利信じ市民ら観戦 ウインターカップ2020第73回全国高校バスケットボール選手権大会の1回戦で能代工が九州学院(熊本県)と対戦した23日、能代市柳町の旧料亭金勇でパブリックビューイングが行われた。市民ら22人が足を運び、能代工の勝利を祈りながら観戦していたが、72─77の僅差で敗れ、がっくりと肩を落とす姿が見られた。

手を合わせて能代工の勝利を祈る様子が見られた(旧料亭金勇で)
●三種町で6人感染が判明 県は23日、能代保健所管内の1家族6人が新型コロナウイルス感染症に感染したと発表した。10代から70代までの3世代で、いずれもPCR検査で陽性と判明した。複数の感染者が出た事態を重く見た三種町は、今回のケースは同町内での発生と公表。感染者の中には小中学生が含まれており、通学する学校2校を臨時休校としたほか、保育園2施設を臨時休園とした。感染防止対策の徹底を呼び掛けている。
●模擬投票で選挙制度学ぶ 能代支援学校(佐藤玉緒校長)で18日、県選挙管理委員会による高等部生徒を対象にした出前講座が開かれた。生徒たちは模擬投票や講話を通して、主権者としての意識を高めた。
●Xマスケーキ作り大忙し きょう24日はクリスマスイブ。能代山本の菓子店は従業員総出でデコレーションケーキ作りに追われている。イチゴや生クリームなどで飾られたケーキが、今年も各家庭のクリスマスに彩りを添える。

きょう24日はクリスマスイブ。菓子店はケーキ作りで大忙し(能代市下内崎で)
●母子寡婦福祉連がプレゼント 能代市母子寡婦福祉連合会(今立芙美子会長)が22日、同市住吉町の母子生活支援施設・能代松原ホームを訪れ、クリスマスに合わせて人気アニメのDVDなどを寄贈した。
●民家や事業所のイルミ鮮やか 能代山本各地の民家や事業所などではイルミネーションや飾られ、師走の街を彩っている。「子どもや孫を喜ばせたい」「新型コロナウイルスで沈んだ地域を盛り上げたい」などそれぞれの思いが込められ、きらめく電飾の光は今年も地域住民らの心を和ませている。

イルミネーションの光が雪上に輝く藤里町大沢の民家
●移住者対象に越冬セミナー 能代市へ移住した人に冬の暮らし方を紹介しようと、市役所で21日夜、「越冬セミナー」が開かれ、参加者は運転や除雪など日常生活で気を付ける点を学んだ。
25日の紙面から
●キャンドル手に聖歌厳かに 能代市景林町の能代カトリックこども園(大川好洋園長)で24日、恒例のキャンドルサービスが行われた。厳かな雰囲気の中、園児たちはイエス・キリストの生誕を祝うとともに、聖歌を歌って多くの人の幸せを願った。

厳かな雰囲気の中で行われた能代カトリックこども園のキャンドルサービス
●能代市で児童虐待28件確認 子どもを地域ぐるみで守るためのネットワークとなる能代市要保護児童対策地域協議会(要対協)が23日、市役所で開かれ、今年度は児童虐待が28件確認されたことや、要保護児童の問題点を確認するため個別ケース検討会議を10回開催したことを報告した。コロナ禍で生活のリズムが崩れるなどして児童虐待につながるケースも出ているという。委員13人を委嘱し、会長に佐藤和孝・市市民福祉部長を選任した。
●対外試合当面自粛を要請 能代市は24日、新型コロナウイルス感染症に関する対策本部会議を開き、市内のスポーツ少年団および中学校部活動について、他団体・他校との交流試合・練習試合を当分の間控えるよう要請することを決めた。23日に三種町の小中学生を含む家族6人が新型ウイルスに感染したとの報道等を受けた対応。
●学校給食で県産ブリ味わう 八峰町八森小(八代英樹校長)でこのほど、新型コロナウイルス感染症の影響で消費が落ち込んだ県産水産物の魅力を学校給食を通して知ってもらおうと県の食育出前講座が開かれた。児童たちが漁業の話を聞いたり、給食で県産ブリの照り焼きを食べたりしながら地魚の魅力に理解を深めた。

県産ブリの照り焼きを味わう児童たち
●「俳句の学校」に今年も栄光 俳人協会主催の第59回全国俳句大会ジュニアの部と一茶まつり全国小中学生俳句大会の入賞作品が決まり、八峰町峰浜小(斎藤猛満校長)が両大会でいずれも団体の最高賞に当たる「学校賞」を受賞した。個人では、一茶まつりで同校の鈴木那望さん(6年)と芹田海輝君(5年)がそろって特選に輝き、鈴木さんは東京都議会議長賞にも選ばれるなど、両大会合わせて児童25人が入賞。開校5年目の今年も、「俳句の学校」として歴史にまた一つ栄光が加わった。

峰浜小が俳句の二つの全国大会で団体最高賞の「学校賞」を受賞
●第3弾はヘッドマーク提出 JR秋田支社は、現在五能線で運行している列車「キハ40・48形」の引退に合わせ、「ありがとう『キハ40・48形』」と題した企画を行っている。第3弾として、26日からは五能線に乗務する社員がデザインしたオリジナルヘッドマークを一部の列車に装着し、運行する。

オリジナルヘッドマークのイメージ(JR秋田支社提供)
●「1斗瓶募金」能代市へ届ける 能代市大手町でガソリンスタンドを経営する昭石興業(上山秀人社長)は24日、交通事故で親を亡くした交通災害遺児に役立ててほしいと、今年も1斗瓶(18㍑入れ)を募金箱にして集めた3万181円の善意を市に届けた。39回目で累計額は290万7658円となった。
●年末、特殊詐欺に注意を 能代市防犯協会東能代支部(武田勲支部長)はこのほど、管内の産直施設や郵便局などで市民に啓発物を手渡しながら、特殊詐欺などに注意を呼び掛けた。
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