26日の紙面から

●三種町芸文祭の展示始まる
 三種町芸術文化協会(近藤和雄会長)主催の第12回町芸術文化祭が25日、山本ふるさと文化館で始まった。新型コロナウイルスの影響で今年は舞台発表と呈茶会を中止し、展示部門のみ実施している。会期はきょう26日まで。

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多彩な作品が並ぶ三種町芸術文化祭(山本ふるさと文化館で)

●ジュンサイ沼を再生、生産
 高齢農家が管理できなくなった三種町のジュンサイ沼1㌶を、秋田市手形の農業法人・秋田山一(山本明弘代表取締役)が引き受け、「自社沼」として再生・生産に取り組んでいる。社員や秋田市の若者が沼を訪れて収穫に励み、同社が全国の飲食店やホテルなどに直販し売れ行きは好調。将来的には、加工事業や他作物の生産と組み合わせながら沼を広げていきたい考えで、同社は「全国に誇れるものとしてジュンサイを残し、もうかる産業にしたい」と意気込んでいる。

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広大なジュンサイ沼で「秋田山一」が再生や収穫に励んでいる(三種町で)

●金勇で能代の七夕PR展
 能代市柳町の観光施設・旧料亭金勇で「能代の七夕行事PR展」が開かれており、各七夕を解説したパネルを展示したり、運行当日の様子を紹介する映像を放映し、来館者に能代の夏を彩る伝統行事の魅力を伝えている。8月23日まで。

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「一中若」も紹介している能代の七夕行事PR展(旧料亭金勇で)

●八峰町、住民アンケ実施へ
 八峰町行政協力員会議はこのほど、同町八森のファガスで開かれた。町当局が、今年度町が進めている地域公共交通や中浜地区旧八森庁舎跡地の利活用についてのアンケートの配布・回収の協力を依頼したほか、自治会からの要望の進捗(しんちょく)状況の報告や意見交換を行った。

●藤里町少年教室の開校式
 藤里町公民館(館長・浅利美津子教育長)主催の「少年教室」の開校式は22日、町民体育館で行われた。今年度は郷土芸能や将棋、切り絵など10コースで、夏休み期間中を中心に活動し、10月の町民祭で成果を発表する予定。

●学童野球長沼大会予選開幕
 県学童軟式野球大会長沼大会能代山本予選は25日、能代市の赤沼球場で開幕した。1回戦3試合を行い、五小、山本、峰浜が勝ち上がり準決勝に駒を進めた。きょう26日は同球場で準決勝と決勝が行われ、優勝チームは8月15、16日に潟上市長沼球場で開かれる県大会の出場権を得る。

●韓国の高校とオンライン交流
 能代市の能代松陽高はこのほど、韓国・寧越(ヨンウォル)郡にある石正(ソクチョン)女子高で日本語を学ぶ生徒とのオンライン交流を行った。韓国語を履修する3年生がスマートフォンの無料通信アプリ「LINE」のビデオ通話を利用しながらお互いの好きな食べ物やドラマなど身近な話題について語り合い、親睦を深め合った。

能代松陽高の生徒が石正女子高とオンライン交流会を実施

●直売フェスタがスタート
 能代山本地区直売活動連絡会(菊地初子会長)の白神街道直売フェスタは25日、三種町森岳のじゅんさいの館を皮切りに始まり、旬のブルーベリーを買い物客にプレゼントして喜ばれた。8月2日まで9施設で開かれ、野菜や花苗のプレゼント、詰め放題などを行う。

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直売フェスタでブルーベリーを贈呈(三種町のじゅんさいの館で)

27日の紙面から

●小型化した神輿、御旅所へ
 能代市御指南町の日吉神社(平賀優子宮司)の祭典は26日、行われた。今年は新型コロナウイルス感染防止のため丁山は運行せず、従来より小型、軽量化した神輿(みこし)を4人で担ぎ、猿田彦行列も人数を制限、掛け声は上げずに同市清助町の御旅所を目指し、熱気にあふれる例年とはまた違った厳かな雰囲気が漂っていた。

小型、軽量化した神輿を担ぎ、住民に見守られながら御旅所を目指して歩みを進めた(能代市清助町で)

●新品種作付け希望15人23㌶
 JA秋田やまもと生産部会連絡協議会(三浦忠会長)は21日、能代市柳町のプラザ都で開かれた。同JAは、大潟村に圃場(ほじょう)を持つ三種町内の農家に秋田米の新品種「秋系821」の作付け意向調査を行ったところ、15人が23㌶での作付けを希望したと報告した。また、12月の生産者大会は新型コロナウイルス感染防止のため中止する方向とした。

●夏ねぎの出荷規格を確認
 白神ねぎの夏取りの本格化を控え、JAあきた白神ねぎ部会(大塚和浩部会長)はこのほど、能代市扇田の能代工業団地交流会館で夏ねぎ目揃(ぞろ)え会を開いた。コロナ禍の今こそ高品質なネギを出荷しようと、部会員が出荷規格や病害虫防除のポイントを確認した。

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出荷基準などを確認した目揃え会(能代工業団地交流会館で)

●五小が峰浜下し県大会へ
 県学童軟式野球長沼大会の能代山本予選は最終日の26日、能代市の赤沼球場で準決勝と決勝が行われた。決勝は、五小が峰浜を8─1の5回コールドで下して優勝し、県大会(8月15、16日・潟上市長沼球場)の出場権を得た。

 ▽決勝
峰浜00100  1
五小01133x 8
(5回コールド)

●「さんだらぼっち」手作り
 能代市第四小の児童が19日、同校で、田楽灯籠を持って頭に載せる際に使用する稲わら製の「さん俵」(さんだらぼっち)作りを体験した。8月2日に同校学区内で運行する「こども七夕」で使われる。

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こども七夕用のさんだらぼっちを手作りする児童(能代市第四小で)

●八竜中生徒がCMづくり
 地元の魅力を伝えるCMの制作に取り組んでいる三種町八竜中(多賀谷雅人校長)の生徒が撮影を開始した。16日は2年生がメロン畑や釜谷浜海水浴場などでカメラを構え、地域の表情を切り取った。

●生徒ら主権者意識高める
 能代高で21日、全校生徒を対象にした「主権者教育講座」が開かれた。気候変動問題を切り口に、生徒たちは国内外との課題に真摯(しんし)に向き合い、解決策を考え主体的に行動する大切さを学んだ。

●小掛の鍾馗様、美術館へ出展
 首都圏のミュージアムで秋に展示されることになっている能代市二ツ井町の小掛集落の人形道祖神「鍾馗(しょうき)様」が23日、地域住民らの手で完成した。鍾馗様は魂入れの神事が行われた後で送り出され、住民らは「新型コロナウイルスの感染が心配される今、鍾馗様が疫病退治の一助になることを願いたい」と話していた。

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杉の若葉をまとい、完成した小掛の鍾馗様。秋に首都圏の美術館で全国の民間信仰神の一つとして紹介される(能代市二ツ井町で)

28日の紙面から

●三種町、夏休み短縮し授業
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校などを踏まえ、三種町の小学校は27日、夏休みを短縮して授業を実施した。町教育委員会によると、町内の児童生徒の学習に遅れが生じているわけではないが、より丁寧に学習機会を提供しようと判断し、小学校は29日までの3日間、中学校は8月24、25日を出校日に設定した。児童たちは例年とは異なる授業形態にも仲間と共に学び合っている。

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夏休みを短縮して授業を受ける三種町の児童

(森岳小で)

●ドラム缶掘削量、想定超える
 県が能代市浅内の旧能代産業廃棄物処理センター第2処分場で、約3年ぶりに進めている廃油入りドラム缶の掘削工事は、27日までに掘り出したドラム缶の数が370本となった。工事開始前に想定した掘削量の上限(350本)を超えたが、県は「確認したドラム缶はすべて取り切る」として引き続き掘削を進める方針だ。

●のしろ地域振興券1日発売
 能代市は、市内の約560店舗で使用できるプレミアム商品券「のしろ地域振興券」を8月1日に発売する。額面1千円の13枚セット(1万3千円分)が1万円で買え、30%お得に買い物やサービスが受けられる。購入には市から各世帯に届く引換券のはがきの持参が必要で、市内のコンビニエンスストア・ファミリーマートか同市二ツ井町の恋文すぽっときみまちで1世帯につき3セットまで購入できる。

●能代市の採用予定13人程度
 能代市は、来春採用予定の2年度職員採用試験の受験者を、8月18日まで受け付けている。バブル崩壊後の就職難の時期に就職活動をした「就職氷河期世代」の募集枠(1人)を新設した。採用予定人数は、就職氷河期世代をはじめ上級、初級、電気、保健師を合わせて計13人程度。問い合わせは総務課職員係(☎018589・2114)へ。

県多喜二賞」受賞を祝う会
 能代市の市民有志でつくる「九条まもろう!能代市民の会」は26日、同市西通町のシャトー赤坂で県多喜二祭賞の受賞を祝う会を開き、受賞の喜びを分かち合うとともに、戦争体験を次の世代へ語り継いでいくことを改めて誓い合った。

●親子でスキンシップ楽しむ
 八峰町のベビータッチングケア講習会は27日、八森保健センターで開かれ、参加した親子が肌の触れ合いを楽しみながら、親子の絆を深めた。

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親子の笑顔が広がったベビータッチングケア講習会(八峰町八森保健センターで)

●能代一中で命の大切さ教室
 県警の「命の大切さ学習教室」は20日、能代市能代一中(金野尚人校長)で開かれ、生徒たちは交通事故で娘を亡くした母親の講演を通して遺族の苦しみや悲しみに心を寄せるとともに、命を軽視することなく日常を過ごしていくことを誓った。

●「ちそうソフト」新味発売
 八峰町峰浜の農産物直売施設「おらほの館」は、八峰白神ジオパークをモチーフとしたソフトクリーム「ちそうソフト」をリニューアルした。第4弾となる今回は、人気の「白神の塩」と「あずき」をミックス。運営する峰浜産直会の渡辺真由美会長は「これまでとは少し雰囲気が変わり和風な味わいに仕上がっている。あずきは年配の方や女性にも人気があるし、地層を表現したソフトクリームなので子どもにもお勧めしたい」とPRしている。1個380円(税込み)。

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リニューアルした「ちそうソフト」

29日の紙面から

●羊毛で「アマビエ」マスコット
 藤里町の手作り作家でつくる「白神の里手作り工房」(菊地昇一代表)が、新型コロナウイルス封じで注目が集まる妖怪「アマビエ」のマスコット作りに励んでいる。同町ならではの羊毛を活用し、新型コロナ終息と羊毛の魅力が広がることを願って手作り。1個800~1千円で販売、住民や観光客の人気を集めている。

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かわいらしい手作りの羊毛アマビエ

●県がコロナ警戒レベル設定
 県は28日、新型コロナウイルスの新規感染者数を目安に定める5段階の警戒レベルを公表した。25、26日に計2人の感染が確認された現在は、県民の行動に強い注意喚起を行う「レベル2」(直近7日間の新規感染者数1~6人)に該当し、佐竹知事は、県外への観光を控えることや、日常生活での感染防止対策の徹底などを呼び掛けた。「レベル3」以上では新型コロナ特措法に基づく「要請」に移行、施設の休業・時短営業の要請も盛り込み、県は「感染者の発生状況や病床利用率などを踏まえて総合的に判断することになる」とした。

●バスケの街づくりに分科会
 能代市バスケの街づくり推進委員会(大塚和敬委員長)の第2回会議は27日夜、市役所で開かれ、観光拠点としての能代バスケミュージアム、新設したクラブチーム、今後のバスケの街づくりに関して話し合う3分科会を設置した。

●ドラム缶全量撤去に努力
 能代産業廃棄物処理センター環境対策協議会(委員長・鎌田雅人県生活環境部長)は28日、能代市浅内自治会館で開かれ、県が第2処分場で約3年ぶりに進めている廃油入りドラム缶の掘削工事の状況を報告した。これまでの工事の過程で、当初計画した掘削範囲を超える地点にもドラム缶があることが判明しているが、県は「予算的にどこまでいけるかというのはあるが、要望に応えられるようベストを尽くしたい」とし、全量撤去に努力する考えを示した。

●能代市、ヨルダン再訪問へ
 来年に延期された東京五輪・パラリンピックの参加国ヨルダンのホストタウンを務める能代市は28日、市ホストタウン実行委員会(会長・斉藤市長)の総会を開き、10~12月にヨルダンを再訪してパラリンピックの事前合宿受け入れに向け具体的な協議に入るほか、今秋東京で駐日ヨルダン大使館と共同イベントを行うことを決めた。来年1月には国内のパラリピアンを招いたパラスポーツ体験を計画した。

●来月いるば・かたるば開催
 三種町の任意団体「コミュニティウィーバーズなんとすみたね」(山本智代表)は、地域住民が集い、日ごろ思っていることなどを語らう場所を設ける。居場所、語り合う場として「いるば・かたるば」と銘打ち、初回は8月4日午後6時30分から同町鵜川館の上の鳳来院(茂林友道住職)で開催。特定のテーマを設けず、集まった人が気軽に話し、聞くもので、参加希望者は直接会場に来るよう呼び掛けている。

●移住者ら「ちょい飲み巡り」
 能代逸品会(阿部誠会長)の「ちょい飲みお店巡り」は21日夜、能代市柳町周辺で開かれた。同市に移住した人を中心に18人が参加。同会加盟の飲食店3店舗をはしごし、各店のこだわりや魅力に触れた。

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各店の魅力を感じ取った能代逸品会の「ちょい飲みお店巡り」

●三種の森岳温泉夏祭り中止
 三種町の惣三郎沼公園で来月23日に開催が予定されていた「森岳温泉夏まつり」について、同町山本地域活性化イベント実行委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中止を決めた。新型コロナの終息が見通せない中、例年1万人超の来場があるまつりの開催は困難と判断した。

30日の紙面から

●見頃のヒマワリ鮮やかに
 能代山本の民家などで、夏の花を代表するヒマワリが見頃を迎えている。あちこちで黄色い大輪の花が咲き誇り、住民たちに夏本番を告げている。

能代山本で夏を代表するヒマワリが見頃(能代市真壁地で)

●避難所運営マニュアル改訂
 能代市は、避難所運営マニュアルを改訂し、新型コロナウイルス対策を盛り込んだ。避難した個人・家族ごとに2㍍の距離を確保し、発熱者が出た場合は専用スペースを設ける。避難者の間隔を空けることで、市内52カ所の避難所の収容人数は従来に比べ25%減になるとし、避難者が多い場合は近隣の地区集会所等を活用するなど臨機応変に対処する考え。市は「避難所で感染が広がることを防ぎ、命を守りたい」としている。

●感染リスク低い避難所とは
 能代市の能代第一自主防災協議会(大塚康央代表)は28日夜、秋田市旭南地区で11日に行われた避難所開設訓練に関する報告会を能代市上町のサンピノで開いた。新型コロナウイルスに対応した訓練で、参加した関係者が当日の様子を報告し、感染リスクを下げた避難所開設・運営のポイントを共有した。

●加藤さん、発明生活20年
 航空機の洗浄や農業で活用されるナノバブル(超微細気泡)の研究・開発を行う能代市河戸川のレフラン株式会社代表取締役の加藤次郎さん(75)=三種町浜田=。平成12年から発明の道を歩み、ジェット噴射装置や除菌消臭液などを製造、数々の特許を取得してきた。人に喜ばれる発明を追い求めてきた20年間。「人生最後の仕事」として今夏、各家庭の水道水を高濃度酸素水へと変える事業に着手する。「人を幸せにし、信用を得る仕事がしたい」と意気込んでいる。

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「泡次郎」で高濃度酸素水を作る加藤さん

●コロナ予防のポイント学ぶ
 能代山本食品衛生協会(塚本民雄会長)の新型コロナウイルス感染症対策に関する講演会は22日、能代市柳町のプラザ都で開かれた。会員ら30人余りが参加し、新型コロナに関する最新知識や、感染予防策のポイント、飲食店で講じるべき対策などに理解を深めた。

●能代の川添さんに「変身大賞」
 本県の活性化に貢献した企業や地域の団体などを表彰する「変身大賞」の表彰式は22日、秋田市内で行われ、地域社会部門で能代市の任意団体「市民おもしろ塾」事務局長の川添能夫さん(73)=同市西通町=が受賞した。川添さんは「誰が欠けてもできない活動だ」と仲間への感謝を口にし、受賞を喜んだ。

●介護の全国事例発表で優秀賞
 一般社団法人「民間事業者の質を高める」全国介護事業者協議会 (東京都千代田区)主催の第14回全国事例発表会で、能代市上町のやさしい風(千羽朝子代表取締役)の介護福祉士、西根由峰子さん(53)=同市末広町=が優秀賞を受賞した。訪問介護事業所のサービス提供責任者として関わった事例で、1人暮らしの男性利用者が望んだ在宅での生活を医療・介護の多職種連携によるケアで支えたことを発表。「やってきたことが認められ、うれしい」と喜びを語った。

●高校生が鑑識業務を体験
 将来の職業選択に役立てようと、夏休み中の高校生が各地の事業所などで職場体験に取り組んでいる。能代署では29日、職業説明会とインターンシップが開かれ、能代、能代松陽の生徒たちが空き缶から指紋を採取する鑑識業務を体験したり、若手警察官から普段の業務内容ややりがいについて説明を受けるなどし、警察の仕事に理解を深めた。

さまざまな体験を通して警察業務に理解を深める高校生たち(能代署で)

31日の紙面から

●砂像のアマビエお目見え
 三種町役場本庁舎(鵜川字岩谷子)の一角に、人々を疫病から守るとされる妖怪「アマビエ」が砂像になって登場した。町内では新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今月25、26の両日に釜谷浜海水浴場で開催予定だった「サンドクラフト2020inみたね」が中止。砂像は職員有志が制作したもので、新型コロナの早期終息や地域の平穏とともに、来年で25年目を迎えるサンドクラフトをアピールしている。

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三種町の若手職員がアマビエの砂像を制作(三種町役場で)

●能代港の機能強化へ着手
 能代港を洋上風力発電の拠点とするための工事が始まる。大型風車を組み立てたり、メンテナンスしたりする「基地港」とするため、国と県が同時に進める大型事業で、県は埋め立て造成に向け8月から海底ボーリング調査を行う。国は既存の護岸を地耐力のある岸壁に改良し、大型船が接岸できるよう浚渫(しゅんせつ)する。21日に能代市・三種町・男鹿市沖が洋上風力発電の「促進区域」に指定されたことを受け、近く工事契約を結んで護岸工事を本格化させる。

●国産菌床使用のマーク導入
 JA秋田やまもと(檜森保雄組合長)は、国産の菌床(ほだ)でシイタケを生産していることを示す「どんぐりマーク」をパッケージに取り入れた。中国産の植菌済み菌床でシイタケを生産し「国産」として販売するケースが増える中、差別化を図ろうと始めた。

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どんぐりマークをパッケージに取り入れたシイタケ

●能代市が6小学校にエアコン
 能代市は今年度、夏の猛暑や児童、教職員の熱中症対策として、第五小を除く6小学校へのエアコンの設置を進めている。工事費は1億432万6千円で、12月下旬までに普通教室など計100室に設置を完了する予定。第五小や6中学校の空調設備の設置は来年度以降に計画している。

●二ツ井地域で消費者還元事業
 能代市二ツ井町の二ツ井きみまち商店会(高橋大樹会長)と二ツ井町商業協同組合(工藤聡理事長)は、対象店舗で5千円の購入ごとにもっくん商品券500円が還元される地域限定消費振興事業「そうだ!!商店街に行こうシリーズ第3弾」を、8月1日から4カ月の期間で行う。両団体は「期間を4カ月とすることで、(8月1日から販売される)のしろ地域振興券と合わせて長く地域消費の刺激効果につなげたい」としている。

●食中毒の予防対策を確認
 能代山本食品衛生協会の食品衛生責任者研修会は29日、能代市海詠坂の能代山本広域交流センターで開かれた。管内の飲食店の食品衛生責任者90人が参加し、食中毒発生や予防対策、来年6月に導入が義務化される「HACCP(ハサップ)」への対応などに理解を深めた。

●岩館漁港で海鮮セット発送式
 八峰町の白神八峰商工会(大森三四郎会長)は30日、同町八森の岩館漁港であわびの里づくり祭りの「海鮮バーベキューセット」の発送式を行った。祭りは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となったが、毎年来場している〝アワビファン〟との交流を維持しようと、地元の魚介類を詰め合わせたバーベキューセットを販売。会場には事前に申し込んだ購入者が訪れ、同町の魅力が詰まった海の幸を受け取った。

●愛称は「市民風車・ぽんぽこ」
 陸上風力発電を手掛ける峰浜風力発電(秋田市)は、八峰町峰浜目名潟に建設した「八峰目名潟風力発電所」(出力1990㌗)の愛称を「市民風車・ぽんぽこ」に決めた。町内の小学生を対象に募集し、同町峰浜小1年の木藤大瑛君の作品が選ばれた。


 

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