11日の紙面から

●白瀑神社で招福「どんと祭り」
 八峰町八森の白瀑神社(神垣睦廣宮司)で10日、縁起物をたき上げる「どんと祭り」が行われ、集まった住民らが赤々と燃え上がる火を囲み、今年1年間の家内安全や招福、新型コロナウイルスの収束を願った。

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燃え盛る炎に1年の招福と新型コロナ鎮静を願った白瀑神社の「どんと祭り」(八峰町で)

●能代市発注工事の受注額減少
 能代市が発注した建設工事の元年度受注額は27億4932万円で、前年度に比べ12億5193万円(31・3%)の大幅減となった。前年度にあった市文化会館設備改修や落合テニスコート改修といった受注額が1億円超の大規模な事業が少なかったため。土木、建築、電気、水道工事などの発注件数は226件で、64件減った。

●氷上ワカサギ釣り始まる
 能代山本で、ワカサギの氷上穴釣りが始まっている。今年は年末からの寒波で例年より早くスタート。愛好者は結氷した釣り場にテントを張り、ワカサギとの駆け引きを楽しんでいる。一方、釣具店によると氷が安定していない場所もあり、安全第一の釣行が求められる。

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ワカサギの氷上穴釣りが始まり、繊細なアタリを楽しむ愛好者(能代市内で)

●白神ねぎ、18億達成へ協議
 白神ねぎ20億円販売達成プロジェクトチーム会議はこのほど、能代市扇田の能代工業団地交流会館で開かれた。先月24日現在の販売額は16億3728万円で、目標の18億円に向けて戦略を協議。園芸団地の中には、労働力の確保や排水の悪さなどに悩むケースがあり、さらに指導・検討が必要と報告。A品率も低下しており、市ねぎ課の外部検査や規格シートの作成などで品質向上を図っていくとした。

●コースター作り木に親しむ
 能代木材産業連合会(越後春彦会長)の体験イベント「動物や乗り物のコースターを作ろう!」は9日、能代市勤労青少年ホームで開かれ、親子が木のぬくもりを感じながら製作を楽しんだ。

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コースター作りを楽しむ親子(市勤労青少年ホームで)

●墨痕鮮やか、書き初め大会
 藤里町公民館(館長・浅利美津子教育長)主催の第49回新春書き初め大会は8日、町総合開発センターで開かれた。小学生と一般町民が参加し、新年に気持ちを新たに、墨をたっぷり含ませた筆を走らせて鮮やかな字を書き上げた。

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たっぷりと墨を含ませた筆を走らせて会心の1枚を完成させた新春書き初め大会(藤里町で)

●稽古始めで寒中ランニング
 能代市の空手道松友会スポーツ少年団(安孫子直樹代表)の初稽古は10日、同市落合のB&G海洋センター体育館で行われた。団員たちは基本練習に精を出した後、恒例の寒中ランニングにも挑戦。寒さに耐えながらはだしで真っ白な道路を走り抜き、今年の飛躍を誓い合った。

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気合を入れて恒例の寒中ランニングにはだしで励む団員たち(能代市落合で)

●発電機の取り扱いに注意を
 8日に能代市二ツ井町麻生地区の民家で60代夫婦が死亡した事案は、停電中に屋内で発電機を使い、排気ガスによる一酸化炭素中毒で死亡した可能性があるとみられている。能代山本の停電は復旧したが、厳寒期は続き、停電発生のリスクは消えない。今回の停電で発電機の需要が高まっており、業者や行政、関係団体などは安全な使用を呼び掛けている。

12日の紙面から

●連休最終日、ゲレンデに歓声
 3連休最終日の11日、能代市二ツ井町と藤里町ではスキー場に親子連れらが訪れ、ゲレンデをそりやスキーで滑り降りた。久しぶりに穏やかな天気の下でウインタースポーツを楽しみ、スキーヤーたちはシュプールを描きながら歓声を響かせていた。

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スノーモービルにつかまって斜面を上った

(能代市二ツ井町の切石ゲレンデで)

●能代市芸術文化章の授章式
 NPO法人能代市芸術文化協会(池田貴美子会長)の第21回市芸術文化章授章式は8日夜、市文化会館中ホールで行われ、受章者の功績をたたえた。今年度は絵画愛好団体の渟美会幹事などを務める菊地忠男さん(86)=同市末広町=と、箏曲清絃会田村朋賀教室主宰で、同市での出張稽古を50年続けている田村朋賀さん(79)=本名・間杉とも子、秋田市広面=が選ばれた。

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能代市芸術文化章を受章した菊地さん(左)と田村さん

●能高生、PCRに理解深める
 能代高で7、8の両日、「生物実験─バイオテクノロジー実践講座─」が行われた。博士号を持つ教諭を講師に招き、生物を学ぶ2年生がPCR法(DNA配列上の特定の領域を増幅させる手法)などを実際に体験しながら技術や原理に理解を深めた。

●檜山茶使ったビールいかが
 仙北市田沢湖田沢の湖畔の杜ビールで知られる「トースト」社が、能代市の檜山茶を使ったビール「檜山茶と麦」を一般発売した。茶の香りとホップの苦味がマッチした商品で、同社は「檜山茶の存在を知ってもらいたい」と話している。1本721円(330㍉㍑入り、税込み)で、通信販売も可能。問い合わせは同社(☎0187・58・0608)へ。

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能代市の檜山茶を使ったビール「檜山茶と麦」

●畠町新拠点の講座スタート
 能代市が運営する畠町新拠点で、今年も各種講座がスタートした。ほぼ毎日開かれ、受講者が足を運んで中心市街地での学びを楽しんでいる。9日は油絵入門とハーバリウムの講座が開かれ、新春から楽しいひとときを過ごした。

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好きな風景などの絵を描く受講者

(能代市の畠町新拠点で)

●コロナ禍での大学受験本番へ
 大学入試センター試験に代わり初めて実施される大学入学共通テスト(16、17日)を目前に控え、受験する能代市内の高校の3年生が最後の追い込みに励んでいる。新型コロナウイルスの感染拡大が重なる異例の受験シーズン。共通テストは県内で受験するが、来月から本格化する私立大の一般入試や国公立大の2次試験で、感染が広がる首都圏に行かざるを得ない受験生もいる。無事に受験できるのか、各大学の個別試験はどうなるのかなど、不安を抱える受験生も少なくない。

●能工生が除雪ボランティア
 能代工高の硬式野球部とバスケットボール部の部員たちが8日、学校周辺の民家や道路などの除雪ボランティアに汗を流し、住民らが安全に生活できる環境づくりに貢献した。

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学校周辺の除雪に励む能代工高硬式野球部の部員たち

●三種町、宿泊助成一部停止
 三種町は、町内の宿泊施設を利用した人を対象に、1人当たり最大1泊4千円を補助している「宿泊助成事業」について、8日から緊急事態宣言が発出された東京都と埼玉、千葉、神奈川3県から訪れた人への補助適用を一時停止している。期間は宣言解除まで。

 

13日の紙面から

●冬型緩み晴れ渡る
 能代山本地方は12日、冬型の気圧配置が緩んだ影響で気温が上がり、八峰町八森地域では3月中旬並みの6・8度(午後1時1分)を観測。日中は晴れ間が広がり、各地の幼稚園や保育園の園庭では雪遊びを楽しむ園児の姿が見られた。

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園庭でそり遊びを楽しむ子どもたち

  (能代市清助町の愛慈幼稚園で)

●「危険な空き家」解体
 能代市は12日、長年放置されている同市二ツ井町三千苅の空き家で、行政代執行による建物の解体作業を開始した。倒壊して周囲に危害を及ぼす恐れがあるとして、所有者に対し改善命令を行ったが適切な措置が講じられなかったため、空き家対策特別措置法に基づき強制撤去する。同法による代執行は同市で初めて。

●伝統の和友教室開始
 藤里町の和友教室開講式は12日、町総合開発センターで行われた。今年は初参加の1人を含む女性17人が参加して活動を開始し、3月11日まで約2カ月間にわたって伝統の「女子校」に通って和裁や手芸などに打ち込んで作品を仕上げる。

●書き初め作品を展示
 三種町の児童生徒による書き初め作品が山本公民館に展示されており、筆と墨で伸び伸びと書かれた作品の数々が見物者の目を楽しませている。作品は14日まで展示される。

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三種町の児童生徒による書き初め作品を展示

               (山本公民館で)

●氷瀑、自然の造形美
 藤里町藤琴字大落の「峨瓏(がろう)の滝」と、藤琴字湯の沢の「銚子の滝」が、凍(い)てつく寒さの中で氷瀑(ひょうばく)となり、断崖に氷のカーテンを引いたような、厳しくも美しい光景をつくり出している。この季節ならではの氷の芸術を見ようと訪れる人もおり、自然の造形美を楽しんでいる。

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真っ白な雪景色の中、崖を覆うように凍り付いている峨瓏の滝
 

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シャンデリアのような注ぎ口と、青白いドーム状の氷塊が特徴的な銚子の滝

●能代高3学期始まる
 能代高(山田浩充校長)で12日、3学期の始業式が行われた。体育館での「3密」を避け、受験を控える3年生の体調に配慮して校内放送で実施。生徒たちは健康に気を付けながら、高い志を持ち充実した学校生活を送ることを誓い合った。

●除雪中の事故に注意を
 能代山本はまとまった雪が降り、除雪作業が頻繁に行われている。県内では県南を中心に除雪作業中の事故が相次ぎ、能代山本でも屋根の雪下ろし中の転落事故が発生している。今後も降雪が予想され、事故発生が懸念されることから、関係機関は「ヘルメットや命綱を身に着けることを心掛け、無理をしないようにしてほしい」と呼び掛けている。

●7校で給食提供できず
 能代市教委によると、市内小中学校のうち7校分の学校給食を調理している南部共同調理場(同市藤山)で12日、給湯管の凍結による損傷で水漏れが発生していることが分かり、3学期初日の14日から当面の間、学校給食を提供できない状態だ。各学校は弁当を持参するよう、各家庭へ連絡した。

14日の紙面から

●元祖檜山納豆が社福協へ寄贈
 「糸引き納豆の日(1月10日)」にちなんで、能代市桧山の元祖檜山納豆(西村省一代表取締役)は13日、自慢の納豆をパック入り110セットとカップ入り50個を市社会福祉協議会(田村重由会長)へプレゼントした。市社福協は、運営する高齢者介護施設の食事の一品として提供する。

w13p01糸引き納豆で檜山納豆寄贈

「糸引き納豆の日」にちなんで、檜山納豆を寄贈

●能代市、橋の長寿命化推進
 能代市は、橋梁(きょうりょう)長寿命化修繕計画に基づき、古くなった橋の工事を進めている。5年に1度の定期点検で劣化などが確認された橋が対象で、現在は桧山川に架かる東能代橋(鰄渕)の補修、牛曲川に架かる牛曲橋(母体)の改修を行っている。3年度まで5カ年かけて、早急な対応が必要と判断した市管理の37橋に長寿命化対策を施す。

●三種町、家賃支援に444万円
 三種町が新型コロナウイルス感染症に伴う経済対策として独自に設けた「中小企業者等家賃支援金」の受け付けが終了し、町内の50事業者に支援金が給付された。町緊急経済対策室によると、給付総額は444万円。町は引き続き新型ウイルスの動向を注視しながら、事業者に対する支援策を検討し、地域経済を下支えしていきたい考えだ。

●人手不足解消へ副業人材活用
 この先、目に見えている労働人口の減少を働き方の多様化で乗り切ろうと、県内で介護施設を運営している能代市二ツ井町のあきた創生マネジメント(阿波野聖一代表取締役)は、副業人材を受け入れたい事業所と、副業したい人を仲立ちする一般社団法人を発足させた。まずは自社で副業人材の活用を実践し、実績を示すべく、東京都内在住の男性を新規事業のマーケティング担当に採用したほか、今春には社員の自社グループ内での副業を可能にする仕組みを整える。

●減収事業者に最大50万円支給
 八峰町は、新型コロナウイルスの影響で収入が減少した町内の事業者に減収率に応じて最大50万円を支給する「事業継続臨時給付金」の申請を、15日から受け付ける。昨年6月から8月まで行った同支援策の長期影響分として、対象要件と給付額を見直して再支給する。郵送と窓口で申請を受け付けるが、町新型コロナウイルス総合対策室では、感染防止対策としてできるだけ郵送で申請するよう求めており、持参する場合は事前の電話予約が必要となる。

●あすから前期選抜受け付け
 3年度県公立高校前期選抜の願書受け付けは、15日に始まる。能代市内4校の募集人員は全日制127人、定時制7人で、締め切りは19日正午。試験は28日で3教科の学力検査と面接などを実施する。進路実現に向け、受験生たちは一層気を引き締めて試験対策に取り組む。

●エアロビクスで運動不足解消
 能代市働く婦人の家講座「初心者でも安心!シェイプアップエアロビ講座」は13日、市中央公民館で開かれ、参加した市民が全身を動かしながら運動不足解消を図った。

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エアロビクスで運動不足解消を図った参加者たち(能代市中央公民館で)

●手作りマトリョーシカ話題
 能代市柳町のささがわ食堂(イオン能代店内)の店主、笹川辰人さん(56)が、漁師の中から漁師が出てくる人形を手作りした。その名も、マトリョーシカならぬ「また漁師か」。新年に、ほっこりと明るさを届けている。

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マトリョーシカならぬ「また漁師か」

15日の紙面から

●冬の味覚「寒ヤツメ」出回る
 能代山本の冬の味覚として高い人気を誇るヤツメウナギの漁が、今冬も能代市の米代川河口で行われている。今月は寒波で漁に出られない日が続いているが、寒さが緩んだことから漁師は今後の漁獲に期待している。

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能代山本の冬の味覚・ヤツメウナギを販売(能代市東大瀬で)

●ごみ処理施設を都市計画決定
 能代市都市計画審議会は14日、市役所で開かれ、能代山本広域市町村圏組合が同市竹生天神谷地に建設する新ごみ処理施設(一般廃棄物処理施設)を、環境に配慮した効率的な環境衛生施設運用の基幹施設として都市計画決定することを承認した。設計から完成まで4年3カ月かかる事業期間の短縮や周辺道路の渋滞緩和を求める意見が出た。

●ガソリン1㍑平均134円
 能代市消費生活センターが10日に実施した石油製品調査によると、市内協力店のガソリン(現金1㍑)の平均価格は134円で前月より1円値上がりした。130円台は6カ月連続。調査店で最高値は139円、最安値は131円。

●小繋、今泉第二トンネル貫通
 日本海沿岸東北自動車道の一部として国土交通省能代河川国道事務所が整備を進めている二ツ井今泉道路(能代市二ツ井町小繋─北秋田市今泉、延長4・5㌔)は、昨年末までに3基のトンネルのうち小繋トンネル(仮称)と今泉第二トンネル(同)が貫通した。今泉第一トンネル(同)の掘削進捗(しんちょく)も2割を超え、今年中にも貫通する。5年度のルート完成に工事が着々だ。

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小繋トンネルが貫通し、その先に今泉第一トンネルが望めるようになった

●東日本銘木展 来月に延期
 協同組合県銘木センター(瀬川貴志理事長)は、新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、今月29、30日に能代市河戸川の同センターで予定していた「東日本銘木展示大会」(初売特市)の開催を延期し、2月12、13日に日程変更することを決めた。瀬川理事長は「県外から買い方を集めることなどを考えると、今は開催すべきでないとの判断」としている。

●合格祈願、受験生応援商戦盛ん
 全国一斉に行われる大学入学共通テスト(16、17日)や県公立高校入試前期選抜(28日)が迫る中、能代山本のスーパーや大型店では、「合格祈願」や「叶(かな)える」といった言葉が入った験担ぎ商品などをそろえた特設コーナーを設置し、試験本番に向けて追い込みを掛ける受験生たちを応援している。

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各店が合格祈願のコーナーを設置して受験生を応援(いとく能代南店で)

●柔道スポ少が恒例の寒稽古
 能代弘道館柔道スポーツ少年団(今立裕代表指導者)の寒稽古が13日、能代市日吉町の能代弘道館で始まった。団員たちは熱のこもった稽古を繰り返し、技術向上を目指している。16日までで、17日は寒稽古納会大会を開催する。

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恒例の寒稽古で技術向上を図る子どもたち(能代市日吉町で)

●冬休み明け校舎に活気戻る
 能代山本の小中学校と、能代高を除く能代市内4高校で14日、3学期の始業式や冬休み明けの集会が行われた。各校ではマスクを着けた児童生徒が元気に登校、健康に注意して学校生活を再開した。

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冬休みが明け、校舎に児童たちの元気な声が響いた(能代市第五小で)

 


 

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