6日の紙面から

●家族で移住、念願の牧場開設
 藤里町に移住し、綿羊の飼育を計画していた地域おこし協力隊員の宮野洋平さん(40)が、町大野岱放牧場の一部で自身の牧場「宮の羊の牧場」を開設した。現在は42頭のテクセル種、サフォーク種などを導入。「初めて自分たちのヒツジを迎え入れ、改めてその大切さを実感している」と宮野さん。繁殖期を経て、「ちゃんと繁殖できるかどうか気を付けて見守っていきたい」と話す。

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夫婦で「宮の羊の牧場」を始めた宮野さん(右)

●能代市当初予算編成作業開始
 能代市は5日、4年度当初予算編成方針を各部局に通知した。人口減少に加え、引き続き新型コロナウイルス感染症対策の経費が見込まれ、予算要求は前年度当初に比べ一般財源ベース(義務的経費を除く)で5%以上減とする。移住定住や働き手の確保、再生可能エネルギーなどエネルギー・資源政策への取り組み、行政手続きや業務のデジタル化、空き地・空き校舎の利活用推進などを重点事項に掲げた。来年4月に市長の改選期を迎えるため、骨格予算となる。

●道の駅拠点、災害時応援協定
 国土交通省能代河川国道事務所と能代市、株式会社道の駅ふたついは5日、市内や近隣市町村で地震などの大規模災害が発生、または発生する恐れがある場合に備えた相互応援協定を結んだ。防災機能を有する道の駅ふたつい(二ツ井町小繋)に避難所を開設して活動拠点として活用し、物資や応急復旧資材といった提供などを3者が協力して行う。

●渟西小児童がサツマイモ収穫
 能代市渟西小の5年生42人が5日、同市荷八田のJAあきた白神能代営農センターに隣接する畑でサツマイモやネギ、カボチャの収穫を体験し、実りの秋を喜んだ。

d05p03西小ネギなど収穫

サツマイモの収穫を体験する渟西小の児童たち

●地元交換会で山ウドアピール
 能代市で開かれる第144回県種苗交換会(29日~11月4日)で特産の山ウドを出品・展示しようと、JAあきた白神山うど部会(桜田和浩部会長)の各農家が株の伏せ込み作業に着手した。従来より2カ月以上早取りするため、4月からJA予冷庫内で株を保管してきた。交換会で50点ほどを出すことが目標で、農家や同JAは「来場者に特産を発信したい」と意気込んでいる。

d05p01山ウド伏せ込み2

交換会で山ウドをPRしようと伏せ込み作業を実施

●子ども館に「こてつくん」ボード
 能代市子ども館に、同市出身のクリエーター・にしむらゆうじさんが手掛けるアニメ「宇宙なんちゃらこてつくん」のキャラクターが描かれたボードが設置されている。千羽正人館長が許可を得て手作りしたもので、記念撮影する家族連れの姿も見られている。

能代市子ども館に設置されている「宇宙なんちゃらこてつくん」のキャラクターボード

●八峰中生がふるさと探訪学習
 八峰町の八峰中(菊地天校長)は5日、「ふるさと探訪学習」として生徒たちがバスで八森地域を巡りながら、町生涯学習奨励員の案内で地元の各集落の歴史や地形の成り立ちなどを学んだほか、学校に戻ってからは地域の自然やふるさとの魅力に改めて理解を深めた。

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八峰町生涯学習奨励員の案内で八森地域の各集落を巡った八峰中のふるさと探訪学習

●能代管内で27日ぶり感染確認
 県は5日、能代保健所管内の20代会社員男性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。同日現在、症状はなく宿泊療養施設に入所した。男性は秋田市内の会社に勤務、同僚男性の陽性判明で濃厚接触者となり、PCR検査を行った。同保健所管内の陽性発表は先月8日以来27日ぶりで、累計92人目。

7日の紙面から

●小学校で特産ネギの学習盛ん
 能代市特産の白神ねぎの魅力を学ぼうと市内の各小学校では、「総合的な学習の時間」で市職員や農家の講話を聞いたり、定植や収穫といった体験に取り組んでいる。6日は渟西(藤田卓也校長)でネギの販売会、向能代(近藤克彦校長)では市ねぎ課職員を招いた講話会がそれぞれ開かれ、児童たちは古里が誇る特産品の魅力に触れ、より多くの人たちに伝えていくことを誓い合っていた。

p06p03市内小学校でねぎ学習盛ん(渟西)

来校した保護者らにネギを販売した児童たち

(渟西小で)

●能代管内で2日連続感染確認
 県は6日、能代保健所管内の60代無職女性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。同日現在、37度台の熱と倦怠(けんたい)感があり医療機関に入院したが、重症ではないという。同管内の陽性発表は2日連続、累計は93人となった。

●18日以降の接種体制決める
 能代市は、18日以降の新型コロナウイルスワクチンの接種体制を決めた。同市と三種町の22の医療機関で個別接種を継続し、山本郡3町を含め能代山本の住民で新たにワクチン接種を希望する人の接種機会を確保する。1週間当たり最大300人に接種できるという。予約可能期間は11月28日までとし、各医療機関で予約を受け付けている。

●交換会出品農産物は400点目標
 能代市で開かれる第144回県種苗交換会(29日~11月4日)の農産物出品展示に向け、あきた白神、秋田やまもと両JAは、25日に農産物の受け付けを各営農センターや集出荷施設で行う。地元開催の能代山本は昨年の実績に比べて5倍近い400点を目標とし、JA側は「地域内外の来場者にアピールするため、自慢の農作物をたくさん出してもらいたい」と農家に呼び掛けている。

●生徒が「サキホコレ」刈り取り
 能代市真壁地にある能代科学技術高の学校田で6日、秋田米新品種「サキホコレ」の稲刈りが行われた。生徒たちは新品種の栽培に携われたことと収穫の喜びを感じながら、慎重にコンバインを操作した。

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慎重にサキホコレを刈り取る生徒

●自殺対策の在り方考える
 藤里町で自殺予防活動に取り組んでいる心といのちを考える会(袴田俊英会長)主催の「心といのちを考えるフォーラム」は6日、同町のホテルゆとりあ藤里で開かれた。結成から20周年を迎えた同会の歩みを振り返ったほか、同会の初期から活動に深く関わってきた関係者による討論を通じ、藤里町、秋田県の自殺対策の在り方を考えた。

●コロナ下の財務戦略を学ぶ
公益財団法人能代法人会(中嶋日吉会長)は6日、能代市柳町のプラザ都で実務セミナーを開き、企業の経営者、経理担当者らが会計の基本のほか、事業計画の作成、新型コロナウイルス禍における財務戦略のポイントを学んだ。

●高齢者、特殊詐欺の手口知る
 能代市東部公民館の扇渕寿大学学習会「高齢者ふれあい塾」は6日、同公民館で開かれ、参加者が特殊詐欺に関する寸劇や、横断歩道を渡るシミュレーターの体験などを通して被害を未然に防ぐためのポイントを学んだ。

8日の紙面から

●藤里町に新滞在拠点オープン
 東北電力が行う「まちづくり元気塾」が7日、藤里町粕毛地内の「貸し田舎・南白神ベース」などで開かれた。8日に正式にオープンする南白神ベースに滞在することで何ができるか、どんな見どころがあるのかなどを紹介したほか、オープンに合わせて専用のウェブサイトも開設されることになり、本格運営の状況を確認した。

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地域のにぎわい創出の拠点として利用される南白神ベース。専用のウェブサイトも開設

●能代市決算、過去最大規模
 能代市がまとめた昨年度普通会計の決算状況によると、新型コロナウイルス感染症対策費の関係で歳入・歳出とも前年度より七十数億円増え、過去最大の決算規模となった。実質単年度収支は4億3927万6千円のマイナスで2年連続の赤字。新型コロナ対策のほか、会計年度任用職員制度の開始などで歳出が増えたことが影響した。財政の硬直度を測る経常収支比率は94・1%で、新型コロナによる収入の落ち込みを補うための減収補塡(ほてん)債の発行や消費税交付金の増加などにより0・3㌽減少。比率が改善したのは平成25年度以来7年ぶりだが、依然として高止まりが続いている。

●白神ねぎの仕事に関心じわり
 ネギ農家の労働力確保に向けて県山本地域振興局が開催中の「白神ねぎのお仕事体験会」への関心が上向いている。8月から今月にかけて計6回計画し、8、9月は参加者がない日もあったが、今月13、20日(定員各日5人)は15人が申し込む状況となった。

●秋銘展開幕、製材の逸品審査
 協同組合県銘木センター(瀬川貴志理事長)の第53回県銘木展示大会(秋銘展)は7日、能代市河戸川の同センターで開幕した。9日まで。初日は約3千点の出展製品を対象に審査が行われ、最高賞の林野庁長官賞は渡辺事業所(能代市)の「天然秋田杉厚板」が受賞した。製品の販売は8、9の2日間で、ともに午前9時から実施。原木の競りは8日正午に行われる。

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能代山本の銘木製材業者らが出展した逸品が並ぶ「秋銘展」が開幕

●商店の現状、将来像語り合う
 八峰町町づくりと経済の未来を創る協議会(大森三四郎会長)の会合が6日、同町八森の八峰白神商工会で開かれた。町の人口減少が進む中、商店の現状や課題を出し合い、将来的な共同店舗による運営の可能性を探ったほか、町が進める「道の駅はちもり」の御所の台エリアへの移転計画に合わせた産直施設の利活用についての意見も上がった。

●介護職員初任者研修スタート
 能代市青葉町の特別養護老人ホームあおばを「教室」にした介護職員初任者研修は7日、同ホームで開講式が行われた。能代山本の特養ホームやデイサービスセンターなど高齢者介護の現場で働いている男女9人が受講し、介護職としての専門的な知識・技術の習得、資格取得を目指して約2カ月半にわたる研修をスタートさせた。

●ゆうぱるにアート作品17点
 能代山本の芸術愛好者らを中心につくるグループ「GGG(ゲイゲイゲイ)」(瀬川孝一郎代表)の作品展が三種町森岳の森岳温泉ゆうぱるで開かれており、個性あふれる作品がずらりと並び、訪れた人たちの関心を集めている。29日まで。

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個性あふれる作品が訪れた人たちを楽しませている

●シルバー人材が草刈り奉仕
 能代市シルバー人材センター(保坂敏道理事長)は4日、社会貢献活動の一環として市文化会館敷地内の草刈りや植木の剪定(せんてい)などのボランティアに取り組み、環境美化に汗を流した。

9日の紙面から

●能代一中生がクロマツ植樹
 能代市能代一中の1年生が8日、風の松原でクロマツの植樹活動を行った。「松原に愛着を持ち、生涯にわたって関われるように」という思いを込め、米代西部森林管理署の協力を得て初めて実施。松くい虫被害で伐採された場所で活動し、「大きく育ち、能代を守ってほしい」と願いながら100本の苗木を植え付けた。

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「大きく育って」という思いを込めてクロマツを植樹

●衆院選想定外で選管バタバタ
 衆院選の日程が19日公示、31日投開票に固まったのを受け、能代山本4市町の選挙管理委員会は対応に追われている。このうち能代市選管では、選挙が想定より1~2週間早まることで、期日前投票所の開設を一部断念したり、投開票所を変更したりしている。

●秋銘展、秋田杉原木は完売
 協同組合県銘木センター(瀬川貴志理事長)の第53回県銘木展示大会(秋銘展)は2日目の8日、能代市河戸川の同センターで原木と製品の販売が行われた。100年生の秋田杉約220立方㍍が競りに掛かった原木市は、製材業者側に新型コロナウイルス禍を背景にした原木不足感があり、全量完売となった。また腰板、厚板、造作材などの製品販売は、在庫が薄い業者の買い気が強く、活況を見せた。最終日9日は厚板、単盤材などが販売される。

●能代港湾洋上風力の情報発信
 能代、秋田の両港湾区域内で洋上風力発電事業を計画する秋田洋上風力発電(秋田市)は8日、秋田市内に同事業の情報発信を目的とした「ビジターセンター」を開設した。両港湾の完成予想模型などを展示している。

●高校軟式野球、科技初戦惜敗
 第66回県高校軟式野球秋季大会は8日、能代市の能代球場で開幕、1回戦で能代科学技術が秋田商と対戦し、延長12回の末に10─11でサヨナラ負けした。9日は準決勝が行われ、能代が秋田商と対戦する。優勝校は東北大会(28~31日・岩手県一関市の一関運動公園野球場)の出場権を得る。

 ▽1回戦(能代球場)
能代科技 404010010000 10
秋田商  212320000001x 11
              (延長12回)

●支援学校のミュージカル上演
 能代支援学校(佐藤玉緒校長)の高等部生徒によるミュージカル第26回公演「泣いた赤鬼~大切なもの~」が8日、能代市文化会館大ホールで上演された。「本当に大切なものは何か」をテーマに、人間と仲良くなりたい主人公や、主人公の夢をかなえようとする親友の鬼らの姿を通して、大切な人やものが身近な所にあることを伝える。新型コロナウイルス感染防止のため、観客は保護者に制限されたが、生徒たちは稽古の成果を生き生きと披露。観客に感動の舞台を届けた。

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大切な人やものは自分自身の身近にあることを伝えた能代支援学校ミュージカル(能代市文化会館大ホールで)

●創作活動の成果ずらり展示
 能代市中央公民館と市働く婦人の家主催の「公民館祭」と「働く婦人の家まつり」は8日、市文化会館中ホールで作品展示が始まった。色とりどりの山野草や押し花作品、作者の感性を感じさせる絵画や写真などがずらりと並び、訪れた人たちを楽しませている。11日まで。

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市民らの活動成果を発表する公民館祭と働く婦人の家まつりが2年ぶりに開催

●統合中建設場所の判断材料に
 三種町立小・中学校再編準備委員会は7日夜、琴丘地域拠点センターで開かれた。現在ある琴丘、山本、八竜の3中学校を統合する新たな中学校の建設場所をめぐり、候補地に挙がっている4カ所を対象に準備委員の意向を調べたところ、6割余りが山本中敷地を選んだ。今後、建設場所の選定に当たり判断材料の一つとする。

10日の紙面から

●バブル体操に段級位制導入
 バブルスポーツを推進している三種町の山本地域スポーツクラブ(赤川秀悦会長)は今年度、種目の一つ「バブル体操」で、段級位の認定制度を新たに設けた。3級から3段まで六つを用意しており、3級は「前転1回」だが、3段は「後転連続3回」と難易度が高い。「体験する子どもたちが達成感を得られるように」との思いを込めた取り組みで、出前講座の開催先の小学校などでは子どもたちが生き生きと回転し、認定証を手にしている。

d05p02バブル段位2−2

バブル体操を楽しむ森岳小の児童たち

●秋銘展、販売額3割増で閉幕
  協同組合県銘木センター(瀬川貴志理事長)の第53回県銘木展示大会(秋銘展)は最終日の9日、能代市河戸川の同センターで厚板などの製品の売り立てを行った。前日を含めた2日間の販売額(原木を含む)は3800万円余りで、前年に比べ3割近く伸ばした。瀬川理事長は「お客さんの買い気が強く、久々に活気ある商いになった」と総括した。

●NTT社員がブナ苗植える
 NTT東日本秋田支店(松浦寛支店長)は9日、八峰町八森字大嶽平地内の町有地でブナの苗木を植えた。環境保全を意識した取り組みで、参加した社員は眼下に広がる日本海の眺めも楽しみながら、ブナの苗木を丁寧に植えていった。

m09p01NTT秋田支店ブナ植樹pヨコ

NTT東日本秋田支店がブナの苗木を植樹(八峰町八森字大嶽平で)

●肥州藩八勇士の冥福祈る
 二ツ井の歴史に学ぶ会の第15回戊辰の役・肥州藩八勇士追悼の集いは9日、能代市二ツ井町比井野の清徳寺で開かれた。参列者は墓前で手を合わせ、戊辰戦争で秋田藩の援軍として戦い、落命した佐賀・小城両藩士の冥福を祈った。

●ハロウィーン企画始まる
 能代市大森山の能代エナジアムパークで9日、ハロウィーン企画「Happy Halloween!」が始まり、カボチャやお化けなどをかたどった色とりどりの装飾が来館者を出迎え、親子連れが記念写真を撮ったり工作体験など催しを楽しんでいた。31日まで。

w09p01エナパハロウィーン

ハロウィーンにちなんだ装飾に囲まれパチリ

●高校軟式野球、能代が決勝へ
 第66回県高校軟式野球秋季大会は2日目の9日、能代市の能代球場で準決勝が行われ、能代が秋田商と対戦、中盤に先制し、継投で秋田商を抑えて2─0の完封勝ちした。10日は健康管理日。決勝は11日午前10時から同球場で行われ、能代が2連覇を懸けて秋田と対戦する。優勝校は東北大会(28~31日・岩手県一関市の一関運動公園野球場)の出場権を得る。

 ▽準決勝(能代球場)
能 代000011000 2
秋田商000000000 0

●本のリサイクル市にどっと
 能代市立能代図書館の「本のリサイクル市」は9日、同図書館エントランスで開かれた。さまざまなジャンルの本や雑誌が用意され、訪れた多くの市民らがお目当ての一冊を選ぶ光景が広がった。

●廃食油でろうそく作り楽しむ
 能代市畠町通りで開催する「第22回のしろまち灯り」(11月13日)に向け、実行委員会(能登祐子実行委員長)は9日、市子ども館でワークショップ(WS)を開いた。参加した親子連れは、当日に会場を飾るために廃食油ろうそくや、つるし飾りなどの製作を楽しんだ。

完成したろうそくに火をともし、明るさを体感

 

 


 

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