11日の紙面から

●豊漁と安全操業祈り船霊祭
 今年1年の豊漁と操業の安全を祈る船霊祭が10日、八峰町八森の県漁協北部支所で行われ、神事に臨んだ漁業者が水産振興に向けて気持ちを新たにした。船霊祭に合わせ、漁港に係留された漁船には色鮮やかな大漁旗が掲げられ、寒風にはためいていた。

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豊漁の願いを込め、はためく大漁旗

(八森漁港で)

●ワクチン集団接種は2会場で
 能代市は10日、新型コロナウイルスのワクチン接種について、集団接種会場を能代地区は勤労青少年ホーム軽運動室、二ツ井地区は二ツ井伝承ホールとする方向で能代市山本郡医師会と調整していることを明らかにした。会場と駐車場が広く、バスなどの公共交通機関が整備されているとして2会場を選んだ。集団接種と医療機関での個別接種と併用で行う。国の方針によると、早ければ4月1日以降に65歳以上の高齢者を対象とした接種が始まる見込み。同日の臨時議会と常任委員会で市当局が説明した。

●市・県民税の申告相談始まる
 能代市の市・県民税の申告相談が10日、市役所本庁舎で始まった。例年多くの人で混雑し、長い待ち時間も発生することから、新型コロナウイルス対策として、混雑時間を知らせて分散させるなど「3密」になるのを防いでいる。相談会場は、昨年から各地区の公民館から市役所2カ所に集約しており、12日から二ツ井町庁舎でもスタートする。3月15日まで。

●通学用の自転車商戦活発
 新入学シーズンが近づき、能代山本の自転車専門店や大型店などは性能にこだわった通学用自転車を豊富に用意して売り込みを図っている。各店では、通学を共にするお気に入りの1台を選ぼうと足を運ぶ家族が目立ち、にぎわいを見せている。

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新入学に備え、通学用自転車を選ぶ家族連れ

(能代市柳町で)

●一般選抜あすから受け付け
 3年度県公立高校入試一般選抜の願書受け付けは、あす12日から各校で一斉に始まる。能代市内の全日制3校の募集人数は501人、定時制の能代普通(昼間部)は35人で、締め切りは16日正午。試験は3月9日、合格発表は同月17日に行われる。

●保坂学園、「密」避けて修了式
 能代市老人クラブ連合会(小林一成会長)主催の生涯学習活動「保坂福祉学園」が〝学年末〟を迎え、修了式が教室・グループ単位で同市追分町の保坂福祉会館で行われている。新型コロナウイルス感染予防対策の一環で、学園全体の修了式は行われず例年とは様相が異なるが、学生たちは再会を約束し合い、早速新年度の受講申し込みをする姿も見られた。

●卒業式への保護者出席可能に
 能代市校長会(会長・鈴木洋一能代南中校長)は10日、市二ツ井町庁舎で開かれた研修会の席上、今年度の卒業式の在り方について確認した。これまでの市教育委員会と市校長会による協議結果を踏まえ、昨年度は見合わせた卒業生の保護者や在校生の式典への出席を可能とし、学校規模や新型コロナウイルスの感染状況に応じて判断するとした。

●あおり運転で県内初の検挙
 昨年11月22日に大潟村字西4丁目地内の県道で酒気を帯びて普通乗用車を運転し、前方を走る中型トラックに対してあおり運転(妨害運転)を繰り返したとして、五城目署と県警本部交通指導課は今月10日、三種町の自営業の40代男を道路交通法違反(酒気帯び運転及び妨害運転)で検挙し、秋田区検察庁に書類送致した。県内でのあおり運転の検挙は初めて。

12日の紙面から

●道の駅でバレンタインフェア
 能代市二ツ井町小繋の道の駅ふたついで11日、バレンタインデーに合わせた「バレンタインフェア」が始まった。多目的スペースがたくさんのハート型のバルーンなどで飾り付けられ、「恋文のまち」らしさあふれる空間デザインで道の駅に立ち寄った人たちを楽しませている。14日まで。

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ハート型のバルーンなどでカラフルに彩られている道の駅ふたつい多目的ホール

●三種町、学校再編へ説明会
 三種町教育委員会は、学校再編整備計画に関する説明会を15日に山本、17日に八竜、19日に琴丘の3地域で開催する。児童生徒数の減少や校舎の老朽化といった現状を踏まえ、町教委は望ましい教育環境を整備するための計画を1月に策定。中学校は7年度の開校を目標に現在ある3校を統合するほか、小学校は山本、八竜の両地域でそれぞれ1校として8年度の開校を予定している。

●作業員の「輸送船」導入へ
 能代市河戸川の「大森建設」(大森三四郎社長)は、曳船(えいせん)業など県内外3事業者と共同で洋上風力発電設備専用のアクセス船(CTV)を建造している。4年末に運転開始予定の能代、秋田両港の洋上風力発電(33基)の運転・保守管理(O&M)に携わる作業員を輸送する交通船で、中国の造船工場で2隻造っている。同社によると、商業運転用アクセス船の建造は国内初。3年5月に能代港に、4年4月に秋田港に1隻ずつ入港する。

●スタンプラリー応募者急増
 三種町観光協会が昨年10月から12月まで実施したスタンプラリー「ワク湧く!三種キャンペーン」は、3カ月で5386通の応募があり、前年の3472通を2千通近く上回った。同協会は、参加施設・店舗の増加に加え、町独自の「地域飲食店応援事業」や「県プレミアム飲食券」などの利用が応募数の増加につながったとみている。

●オンラインツアーで移住促進
 県主催の「秋田移住オンラインツアー」は8日夜、能代市と三種町で開かれた。コロナ禍の中、インターネットで「秋田暮らし」を紹介し、移住を促進しようと初めて計画。両市町の住民や行政、NPO法人などが出演し、首都圏中心の約40人に向けて地域の暮らしや産業、自然、食、人を余すことなく紹介、「来てけれな!」と熱く呼び掛けた。

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地域の魅力を存分に紹介したオンラインツアー(能代市元町の市民プラザで)

●手作り愛好者が展示・販売
 能代市の手作り愛好者2人による展示販売会は11日、同市上町の夢工房咲く・咲くで始まり、木や布製の小物、色や素材にこだわったバッグ、洋服などが訪れた人たちを楽しませている。会期は14日まで。

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ハンドメード作品約100点が並んだ展示販売会(能代市上町で)

●ハックルベリーで染め物作り
 能代市内の女性らで作るグループ「ときめき工房ねま~る」(佐々木茂子代表)が、地場産のハックルベリーの果実を使った染め物作りに挑戦している。6次産業化推進の一環で、紫根染めの作品を手掛ける佐藤勝悦さん(65)=同市赤沼=から指導を受けている。理想の色を追求するには多くの手間がかかるものの、スカーフやハンカチの販売を目指して試作に励んでいる。

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指導を受けながら染め物作りに励むメンバー

●天童よしみ 能代で熱唱
 演歌歌手、天童よしみのコンサートが11日、能代市文化会館大ホールで開かれた。NHK紅白歌合戦で披露した曲をはじめ、デビュー前から今年1月にリリースした新曲まで約20曲を歌い上げ、ファンを感動させた。

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13年ぶりの能代公演で「珍島物語」を熱唱した天童よしみ(能代市文化会館大ホールで)

13日の紙面から

●10店舗でヨルダングルメフェア
 能代市ホストタウン実行委員会(会長・斉藤市長)は12日、同市内10店舗でヨルダン料理を提供する「能代×ヨルダンを結ぶ“絆”グルメフェア」(13~21日)に向け、市役所でお披露目会を開いた。各店を調査した能代松陽高の生徒がメニューの特徴を発表したほか、ヨルダンのリーナ・アンナーブ駐日大使とオンライン交流し、両国の距離を縮めた。フェア参加店は次の通り。エベレスト(後谷地)、diningきぃmon(柳町)、酒食グルマン(同)、居酒BALくるみ(西通町)、夢工房咲く・咲く(上町)、やま久(同)、居食屋七菜(畠町)、鉄板空間縁(柳町)、酒食彩宴粋(東町)、障がい者総合支援センターりぼん(浅内)

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ヨルダン料理のメニューを紹介する能代松陽高の生徒

●マイナンバーカード交付率2割
 能代市で交付するマイナンバーカード(個人番号カード)の交付率は1月末時点で20・1%と2割を超えた。カードを使った国のポイント還元事業などが後押しして増えているが、全国平均24・2%、県平均20・9%を下回る。政府は4年度末にほぼすべての国民に行き渡らせることを目標にしている。市は14日に休日窓口を開設し、来年度には市職員が企業に出向いて申請手続きを受けられるようにするなど、てこ入れを図る。

●東日本銘木展が開幕
 協同組合県銘木センター(瀬川貴志理事長)の「東日本銘木展示大会(初市特市)」は12日、能代市河戸川の同センターで開幕した。新型コロナウイルスの影響もあり製品は全体的に弱含みの展開となったものの、問屋勢の買い気は十分で、堅調な売れ行きを見せた。原木市は国有林材約300立方㍍が競りに掛かり、良材は価格を上げるなど全量完売した。13日まで。

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初日は国有林委託材の原木市も行われた東日本銘木展示大会(能代市河戸川の県銘木センター)

●本わらび粉の生産にめど
 自生するワラビやクズからわらび粉、葛粉を作ろうと藤里町社会福祉協議会(菊池まゆみ会長)が取り組んでいる「根っこビジネス」で、100%藤里産本わらび粉が作られるようになった。高級食材として知られる本わらび粉だが、藤里産は純度が高い“最上級品”。町社福協は本わらび粉で作るわらび餅を提供することで町に人を呼び込もうと考えており、来年度以降に本格的な展開を模索している。

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本わらび粉でわらび餅作りを実演するプラチナバンクの登録者たち

●高校生の自動車教習ピーク
 能代市内の自動車教習所で、春の進学や就職を控えた高校3年生の教習がピークを迎えている。各教習所では、制服姿の生徒たちが学科の勉強や運転技能習得に励んでいるほか、路上では緊張した面持ちでハンドルを握る様子が見られている。教習所側は、新型コロナウイルス感染対策として消毒や換気などを徹底しながら対応している。

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運転免許取得を目指し教習に励む高校生

(能代モータースクールで)

●白神認定ガイドに13人合格
 県は12日、「あきた白神認定ガイド制度」に基づく試験の合否を発表し、受験した13人全員が合格した。県自然保護課によると、平成30年度から3カ年実施してきた認定ガイドを目指す講習は今年度で終了し、合わせて40人が知事認定の“お墨付き”を得た。

●元巨人の田中さん能代に移住
 プロ野球・巨人の元投手、田中太一さん(27)が今年、田舎暮らしに憧れて東京都から妻優花さん(28)の実家がある能代市に移住した。大分市出身で、高校3年の夏に甲子園に出場し、巨人入り。退団後は社会人野球のセガサミー(東京)で4年間プレーした。能代で仕事を探しながら野球スクールのコーチを務め、社会人硬式野球チーム・能代松陵クラブにも所属。田中さんは「能代に永住し、野球をはじめスポーツで能代山本を盛り上げたい」と話している。

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野球に打ち込む子どもたちを指導する田中さん

●一般選抜の願書受け付け開始
 3年度県公立高校入試一般選抜の願書受け付けが12日、各校で一斉に始まった。能代市内の高校にも中学校教諭が次々に訪れ、受験生の合格を願いながら出願の手続きを済ませた。締め切りは16日正午。試験は、3月9日に行われる。

14日の紙面から

●池内さんの飾り巻きずし人気
 三種町森岳の農業、池内ひろ子さん(59)がユニークな巻きずしの製造に励んでいる。バレンタインデーに合わせた「ハート型」や、ひな祭り向けの「お雛(ひな)さま型」が完成。じゅんさいの館で限定販売を始め、消費者から「かわいい」という声が寄せられている。今後も子どもが喜ぶイベントに合わせて新作を開発する考えだ。

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ハート型の巻きずしを仕上げた池内さん

●秋田杉丸太輸出が過去最多に
 昨年1年間に能代港から中国に輸出された秋田杉丸太(原木)は前年比155%の約7万3千立方㍍に上り、販売額は2億6千万円増の約8億円に達した。輸出量、販売額ともに過去最多を記録。財務省の貿易統計(昨年)によると、港別の原木輸出量は国内7位につけた。新型コロナウイルスの影響で合板材の国内需要が緩み出荷先が制限されたことで輸出に回ったほか、中国の輸出先である米国でコロナ禍の巣ごもりに伴うDIY需要が旺盛だったことも輸出増を後押しした。

●能代市一般会計は280億超か
 能代市は、15日に3年度の各会計当初予算案を発表する。一般会計は今年度の当初予算(278億円余り)をやや上回る280億円超で固まったもようだ。

●東日本銘木展、販売額2割減
 協同組合県銘木センター(瀬川貴志理事長)の東日本銘木展示大会(初市特市)は最終日の13日、能代市河戸川の同センターで製品の競りを行った。2日間の販売総額は原木市を合わせて約3800万円で、新型コロナウイルスの影響もあり前年から2割減となった。

●児童生徒の体格、全国平均超
 能代市山本郡学校保健会養護教諭部会と能代山本教育研究会養護教諭部会は、今年度の能代山本の小中学校、高校の児童生徒の発育と疾病異常統計をまとめた。身長・体重はすべての学年で全国平均(元年度)を上回り、良好な発育状況であることが分かった。一方で疾病異常は、視力非矯正者の裸眼視力が小学校男子で「B」(視力1・0未満0・7以上)の割合が昨年度より増加した。

●道の駅で「山うどまつり」
 能代市二ツ井町小繋の道の駅ふたついで13日、「山うどまつり」が始まり、春を感じさせる旬の味覚が特別価格で販売され、立ち寄った人たちを誘っている。14日まで。

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春の香りが感じられる特産品・山ウドを販売している「山うどまつり」(道の駅ふたついで)

●しけ続き漁業経営に打撃
 県漁協北部支所管内の漁船の出漁日数が、今冬の強風や天候不良によるしけの影響で激減している。毎年この時期は出漁日数が限られるが、漁業関係者は「いつもより海が荒れている」とし、先月の沖合底引き網船の出漁日数はわずか4日間だった。加えて、新型コロナウイルスの感染拡大で飲食業界の需要が減り、出漁しても平年の半値以下で取り引きされる魚もある。漁業者は先行きが見通せない不安と戦いながら、コロナ禍を乗り越えようとしている。

●ヨルダングルメフェア開幕
 能代市内10店舗でヨルダン料理を提供する「能代×ヨルダンを結ぶ“絆”グルメフェア」が13日、始まった。各店には住民が早速足を運び、試行錯誤の末に完成させたメニューを堪能。ヨルダンの食文化に関心を寄せた。期間は21日までだが、メニューを継続して提供する店もある。

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ヨルダンメニューの提供がスタート(能代市畠町の居食屋七菜で)

 


 

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