1日の紙面から
●ロケット実験場で燃焼試験 今年度の打ち上げを目指しスペースワン(本社・東京都)が開発を進めている小型衛星打ち上げ機「新世代小型ロケット」の第3段固体モータの真空地上燃焼試験が30日、能代市浅内のJAXA(宇宙航空研究開発機構)能代ロケット実験場で行われた。試験はJAXA宇宙科学研究所の共同で、試験はトラブルなく終了。モータに不具合はなく、今後は得られたデータを活用し、打ち上げに生かしていく。

能代ロケット実験場で実施した新世代小型ロケットの第3段固体モータの燃焼試験
●八峰町、事業所単位で接種へ 八峰町は、7月中に始まる新型コロナワクチンの一般の64歳以下を対象にした接種に合わせ、町の集団接種や町営診療所での個別接種で、白神八峰商工会の会員を対象に「事業所単位接種」を行うほか、任意の団体単位での「お任せ予約」を受け付ける。いずれも、同町の集団接種の実施日が土曜日午後のみであることから、効率的に接種率向上を図る方策として導入する。
●能代管内で1人感染確認 県は30日、能代保健所管内の20代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。秋田市内の飲食店に勤務し、同僚の陽性判明を受けて接触者としてPCR検査を行った。症状はない。濃厚接触者の状況などは調査中。
●おとも苑に恒例の七夕飾り 7日の「七夕」に合わせ、能代市腹鞁ノ沢の高齢者交流センターおとも苑で先月29日、恒例の七夕飾りが披露された。利用者が手掛けた短冊や網飾りなどには新型コロナウイルス収束や健康長寿などの願いが込められている。展示は11日まで予定している。

新型コロナウイルス収束などを願う短冊がつるされた七夕飾りがお目見え(おとも苑で)
●知事、県議らの資産公開 知事や県議会議員の令和2年分所得等、資産等補充、関連会社等の各報告書が30日、公開された。能代市山本郡選出県議の所得トップは高橋武浩氏(自民党)の1956万円余りで、報告対象の県議41人のうち、上から4番目だった。
●高校軟式野球県大会あす開幕 第66回全国高校軟式野球選手権県大会は、2日に秋田市の八橋球場で開幕する。能代、能代科学技術の能代市勢2校を含む6校が参加し、5日まで熱戦を展開。優勝校は、全国大会「明石」を懸けた最終関門の西東北大会(28、29両日・青森県の弘前市運動公園野球場)の出場権を得る。能代市勢2校の活躍に期待がかかる。
●三種町の統合中、校舎どこに 三種町立小・中学校再編準備委員会は29日夜、琴丘地域拠点センターで開かれ、琴丘と山本、八竜の3中学校を統合する新たな中学校の校舎建設場所などについての協議が始まった。統合中の設置場所に関しては、現在の学校再編整備計画で山本中グラウンドが候補地に挙げられているが、町民からは他の場所を推す意見もあり、町教育委員会は準備委での議論を踏まえ、年度内に統合中の設置場所や建設時期を示したい考え。また、町教委は会合の中で、当初7年度を目標にしていた統合中の開校年度を1年先送りする方針を明らかにした。
●寄せ書きでヨルダン選手応援 東京五輪・パラリンピックの参加国ヨルダンのホストタウンを務める能代市の小中学校などで、同国の選手を応援しようと国旗への寄せ書きを作成している。30日は浅内小(矢田部瑞穂校長)の6年生が取り組み、テコンドーに出場する選手たちの活躍を願いながら日本語や英語でメッセージを書き込んだ。

タブレット端末を使いながら英語などでメッセージを国旗に書き込む児童たち(能代市浅内小で)
2日の紙面から
●アユ釣り解禁、太公望繰り出す 米代川水系など県内各河川で1日、アユ釣りが解禁された。米代川はアユ釣りの名所として高い知名度があり、多くの太公望が朝早くから釣行。思い思いのポイントで竿(さお)を振り、アユとの駆け引きを楽しんだ。

アユ釣りが解禁され、駆け引きを楽しむ太公望たち(能代市二ツ井町の銀杏橋付近で)
●「柳町通り」の路線価横ばい 仙台国税局は1日、令和3年分の路線価を発表した。能代税務署管内の最高路線価は能代市柳町の「柳町通り」で1平方㍍当たり2万円、前年と同額だった。下落続きだった同管内の最高路線価が前年から横ばいとなるのは平成10年以来と下げ止まったが、同国税局管内の52税務署で最下位だった。
●三種町16~64歳に接種券発送 三種町は1日、16歳~64歳の町民に新型コロナウイルスワクチンの接種券を郵送した。接種は集団、個別とも予約制。集団接種の予約は、基礎疾患のある人と高齢者施設の従事者、60歳~64歳を対象に12日に開始する。予約は専用の電話やウェブサイトで受け付けるが、混み合うことを緩和するため、59歳以下の予約開始日は段階的に設定しており、理解を求めている。12歳~15歳には後日、接種券を送る。
●ミョウガ露地日本一奪還へ あきた白神青果物25億円販売達成プロジェクトチーム会議はこのほど、能代市扇田の能代工業団地交流会館で開かれた。JAあきた白神はミョウガについて「露地栽培日本一の奪還」をテーマに掲げ、栽培講習会の充実や1日農業バイトアプリの活用などを進めると説明。また、山ウドの早出し試験による県種苗交換会への出展や、アスパラガスのハウス半促成栽培の普及などにも取り組むとした。
●原木供給、再造林へ法人化 県北地区森林・林業活性化協議会の総会は先月25日、能代市柳町のプラザ都で開かれ、製材最大手・中国木材(広島県呉市)の能代工業団地進出に伴い、秋田杉丸太の安定供給と再造林に向け、11月をめどに法人化することを決めた。役員改選では会長に金野忠徳白神森林組合長を再任した。
●地元小中学生ら釜谷浜を清掃 三種町八竜地域の小中学生や地域団体が先月28日、釜谷浜海水浴場の清掃活動を行った。あす3日に海開きを控えており、参加者が人海戦術で砂浜の美化に汗を流した。
●特産のジュンサイ給食に 三種町は「じゅんさいの日」の1日、町内の小中学校の給食で町特産のジュンサイを使ったメニューを提供した。児童生徒はジュンサイを取り入れたそぼろ丼、湯葉のすまし汁を味わいながら、生産量日本一を誇る地場食材に理解を深め、その魅力に触れた。

仲間と一緒にジュンサイを使った給食を食べる児童(三種町金岡小で)
●みこしの滝浴び2年連続中止 例年8月1日に八峰町の白瀑神社の祭典に合わせて行われる「みこしの滝浴び」は、新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況から、2年連続で中止が決まった。
3日の紙面から
●ガソリンの値上がり続く ガソリンの店頭価格が高騰している。経済産業省が先月30日発表した28日時点の県内のレギュラーガソリン1㍑当たりの販売価格は152円90銭で、7週連続で値上がりした。能代山本の給油所でも今月1日現在、多くが1㍑当たり150円台で販売。1年前に比べ20~30円も高く、家計や企業の経営を直撃している。

レギュラーガソリン「153円」の看板を掲げる能代市内の給油所(2日)
●県議定数案、能代山本1削減 県議会の議員定数等検討会議は、令和5年春の県議選で議員定数を現行の43から41に削減する案を各会派に示した。人口減少を踏まえ2選挙区が削減対象となり、能代市山本郡選挙区は現行の4から1減らして3とする。6日に予定する検討会議で最終の協議を行う。合意すれば、能代市と山本郡の両選挙区が合区して現在の区割りとなった平成19年以降、能代山本選挙区の定員削減は初めてとなる。
●道の駅はちもり移転へ懇談会 八峰町が、同町八森御所の台のハタハタ館周辺への移転整備を計画している八森字乙の水の「道の駅はちもり」の移転に向けた懇談会が2日、町役場大会議室で開かれた。初回はJRや観光バス事業者など利用者側を対象に、移転整備に向けて意見を出し合った。
●景況DIマイナス幅縮小 能代商工会議所が行った4~6月期の中小企業景況調査の集計によると、前年同期(2年4~6月期)と比較した全業種平均のDI(「好転・増加」と答えた企業割合から「悪化・縮小」と答えた企業割合を引いた数値)は、「売上」がマイナス26・1、「採算」と「採算の来期見通し」はともにマイナス37・2だった。3項目いずれも前期(今年1~3月期)に比べマイナス幅が縮小した。
●学校の蔵書管理デジタル化 能代市二ツ井小(佐藤潔校長)で、学校図書室の蔵書管理がデジタル化された。台帳整理には地域のボランティアたちが半年以上にわたって協力したほか、システムは同校の教諭が自作。バーコードで管理することで貸し出し・返却手続きも省力化され、子どもたちがより本に親しめる環境になった。

蔵書管理がデジタル化された二ツ井小の学校図書室
●高校軟式野球、能代科技惜敗 第66回全国高校軟式野球選手権県大会は2日、秋田市の八橋球場で開幕、1回戦2試合が行われた。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止され、2年ぶりの開催。能代市勢は能代科学技術が秋田と対戦、延長10回の末に8─9で敗れた。2日目の3日は準決勝を行い、春の県大会を制した第1シードの能代が第1試合(午前10時)で秋田商と顔を合わせる。決勝は5日午前10時に試合開始。
▽1回戦(八橋球場) 秋 田2000050101 9 能代科技2000060000 8 (延長10回)
●全県少年野球組み合わせ決定 第87回全県少年野球大会(24~27日・秋田市)の組み合わせが2日、決まった。能代山本1区代表の八峰は2日目の2回戦で大館東(大館北秋田2区)、2区代表の藤里は初日の2回戦で桜(秋田2区)と対戦する。
●能代で空き工場など複数全焼 2日午後6時46分、能代市浅内字船沢地内で「倉庫から煙が出ている」と通行人から119番通報があった。能代消防署などによると、廃業した3事業所と操業中の1事業所の複数の建物を全焼したとみられる。けが人はいなかった。
4日の紙面から
●市民おもしろ塾が節目の100回 ジャンルを問わずに学び、楽しみ、交流する場を住民に提供する能代市の「市民おもしろ塾」の第100回記念講演会が3日、市文化会館中ホールで始まった。新しい価値観による演出で世界的に注目されている舞踏・舞踊の国際フェスティバルを通じた地域の活性化や空き店舗を活用したまちづくり、能代に眠る宝などをテーマに講演した。4日はジャズ演奏会を開く。

市民おもしろ塾の第100回記念講演会(能代市文化会館で)
●釜谷浜海水浴場が海開き 三種町の釜谷浜海水浴場が3日、海開きした。安全祈願祭に臨んだ関係者は水難事故がない夏を願うとともに、新型コロナウイルス感染防止対策を講じながら、「サンドクラフト2021inみたね」の砂像展示や、海の家の営業に取り組むことを確認した。

三種町の釜谷浜海水浴場が海開き。安全祈願祭に臨む関係者
●梅のもぎ取り販売に続々 三種町農業公社は3日、同町鹿渡の金仏梅公園で梅のもぎ取り販売を開始した。町内外から多くの住民が足を運び、おいしく食べる日を思い浮かべながら収穫を楽しんだ。期間は5日まで。

梅のもぎ取りを楽しむ来場者(三種町鹿渡の金仏梅公園で)
●七夕飾りで能代駅前に彩り 能代市地域おこし協力隊の田中優花さん(28)が中心となって2日、同市元町のJR能代駅前ロータリーで七夕飾りの設置作業が行われた。能代を季節ごとに彩りがあるまちにしていきたいという取り組みの第1弾。夜間には周辺のライトアップも実施する。設置は8月中旬までの予定。

JR能代駅前ロータリーのモニュメントを七夕仕様に飾り付け
●高校軟式野球、能代が決勝へ 第66回全国高校軟式野球選手権県大会は2日目の3日、秋田市の八橋球場で準決勝が行われた。能代市勢は春の県大会を制した第1シードの能代が登場し、秋田商と対戦。2─1で接戦を制して決勝進出を決めた。4日は公式練習日。決勝は5日午前10時から行われ、優勝校に与えられる西東北大会(28、29の両日・青森県の弘前市運動公園野球場)の出場権を懸け、能代と秋田が顔を合わせる。
▽準決勝(八橋球場) 能 代100001000 2 秋田商000000001 1
●学童野球県大会で藤里4強 高円宮賜杯第41回全日本学童軟式野球県大会は3日目の3日、潟上市の長沼、元木山両球場で準々決勝と準決勝を行った。能代山本勢は山本郡代表の藤里クラブが準々決勝で田沢湖(仙北)を13─2の5回コールドで下したが、準決勝は花館(大仙美郷)に3─6で敗れた。最終日の4日は長沼で決勝と、東北大会(7月31日~8月1日・福島県郡山市)の出場権を懸けた3位決定戦を実施。藤里は午前9時試合開始の3位決定戦で矢島(本荘由利)と対戦する。
▽準決勝(長沼球場) 藤 里2000001 3 花 館010023X 6
●かれんなウチョウラン300鉢 能代羽蝶蘭会(稲垣重光会長)の「うちょうらん展」は3日、能代市大森山の能代エナジアムパークで始まり、白や薄紫色など、かれんな花を咲かせた作品が来場者を魅了している。4日まで。

かれんで優しい雰囲気を醸し出すウチョウランが来場者を魅了
●ソラマメ詰め放題が人気 JA秋田やまもと野菜果樹部会(近藤貢部会長)の「ソラマメ・梅まつり」は3日、三種町の道の駅ことおかで始まった。町内外から多くの買い物客が来場。同町の特産をおいしく食べようと、詰め放題などを楽しんだ。まつりは4日まで。

人気を集めたソラマメの詰め放題
5日の紙面から
●能代の街に七夕ばやし響く 能代市の能代七夕正流会(佐々木芳十三会長)の「七夕笛講習会」が3日、同市上町のけやき公園で始まった。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止しているため2年ぶりの開催で、参加した子どもたちは会員から演奏のこつを学びながら技術向上に励み、街なかにはやしを響かせている。

七夕笛講習会が始まり、練習に励む子どもたち(能代市上町のけやき公園で)
●県学童野球、藤里が東北へ 高円宮賜杯第41回全日本学童軟式野球県大会は最終日の4日、潟上市の長沼球場で決勝と、東北大会(7月31日~8月1日・福島県郡山市)の出場権を懸けた代表決定戦が行われた。能代山本勢は山本郡代表の藤里クラブが代表決定戦で矢島(本荘由利)と対戦、5─0で快勝し東北切符をつかんだ。
▽代表決定戦(長沼球場) 藤里0022010 5 矢島0000000 0
●八峰遭難対策協、啓発重点 八峰町遭難対策協議会(会長=森田町長)の総会はこのほど、町役場で開かれ、昨年度から山や海での遭難事故が相次いでいることを受けて、事故防止に向けた広報活動などを盛り込んだ今年度事業計画を決めた。
●県体バスケ、能代科技準V 第72回県体バスケットボール競技は4日までの3日間、大館市樹海体育館や北秋田市鷹巣体育館で行われた。能代市勢は、高校男子決勝で能代科学技術Aが秋田西Aと対戦、67─74で惜敗した。
●おもしろ塾がジャズライブ ジャンルを問わずに学び、楽しみ、交流する場を住民に提供する能代市の「市民おもしろ塾」(渡辺耕佑代表)の第100回記念演奏会が4日、市文化会館中ホールで開かれ、参加者は秋田市のジャズクラブで演奏するミュージシャンたちで編成する「太田徹&ザ・キャットウオークジャズバンド」などのステージを楽しんだ。

来場者がジャズ演奏を楽しんだ市民おもしろ塾の第100回記念演奏会(能代市文化会館で)
●本格的な出水期に備え巡視 国土交通省能代河川国道事務所は先月29日、能代市内を流れる米代川沿いで重要水防箇所の巡視を実施した。関係機関の担当者も参加し、洪水時に越水などの被害が想定される現場周辺を見て回り、本格的な出水期に備えた。

関係機関の担当者が参加した重要水防箇所の合同巡視(能代市字下内崎の早川水門で)
●3海水浴場の水質「適当」 県は2日、県内水浴場の水質調査結果を公表した。能代山本関係は、岩館(八峰町)、釜谷浜(三種町)の2カ所が特に良好な「AA」、滝ノ間(八峰町)が「A」で、いずれも「水浴場として適当な水質」とされた。
●児童が住民と朝のあいさつ 能代市第四小(高橋直樹校長)の5、6年生有志が今年度、地域住民とともに「あいさつ運動」に取り組んでいる。学校付近に月1回立ち、登校する児童にあいさつをする運動。2回目の1日は10人の児童が参加し、爽やかに1日をスタートさせた。

地域住民と「あいさつ運動」に励む第四小の児童
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