11日の紙面から

●マルヒコビルでカフェ営業
能代市の合同会社のしろ家守舎(やもりしゃ)(湊哲一代表社員)が運営する「マルヒコビルヂング」(元町)の1階に10日、新たにカフェがオープンした。店名は「cafe&asobiba 4─6」(カフェとアソビバ よんのろく)。自家焙煎のコーヒーやカフェラテ、カレーなどを提供する。春のグランドオープンに向けた「練習オープン」で、当面不定期で営業する。

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マルヒコビルヂング1階に10日、「cafe&asobiba 4─6」がオープン

●寒ダラ水揚げで漁港に活気
 八峰町の八森、岩館両漁港で、冬の日本海を代表するタラが水揚げされている。漁はまだ「走り」の段階だが、この時期の海の幸として消費者から人気が高く、漁業者は今後の漁の本格化と豊漁に期待している。

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タラ漁が始まり、底引き網船から次々に水揚げ

(八峰町の八森漁港で)

●浜口小PTAが大臣表彰報告
 優良PTA文部科学大臣表彰の受賞報告会が7日、県庁で開かれた。三種町浜口小PTAの金子勝洋会長らが出席し、今後も地域と連携して児童の健全な育成に努めることを誓った。

●能代市公用車にEV2台購入
 能代市は今年度、電気自動車(EV)2台を公用車として初めて購入した。市の事務・事業から排出される温室効果ガスの削減を図り、政府が2050年までに進めると宣言したカーボンニュートラルに寄与することや、災害時などの電源を確保するのが狙い。

●種もみ購入に半額助成計画
 JA秋田やまもと(檜森保雄組合長)は、4年産米の種もみを同JAから購入する農家に、半額助成を行う方針を固めた。新型コロナウイルスの影響などで年産米の概算金が大幅に下落する中、農家が意欲を持って生産できるよう、同JA独自の支援策として計画した。今年度末までに助成したい考え。

●SDGsテーマにフォーラム
 能代市の女性でつくる加工グループ「ときめき工房ねま~る」(佐々木茂子代表)の環境フォーラムは8日、市文化会館中ホールで開かれた。SDGs(持続可能な開発目標)を学ぶ機会として初企画。参加者は講演を通じ、地球や人のために「小さくてもできることから行動する」ことの大切さを学んだほか、大館曲げわっぱの廃材を使ったキーホルダー作りや木のおもちゃなどを楽しみ、環境への関心を高めた。

●適切な110番通報呼び掛け
 警察庁が「110番の日」に定める10日、能代署は能代市鰄渕のイオンタウン能代で110番通報の適切な利用を求める啓発活動を行った。啓発するチラシなどを配って通報の際の注意点などを呼び掛けたほか、県警のマスコットキャラクターやなまはげが登場し、買い物客らを楽しませた。

●オミクロン疑い新たに3人
 県は10日、能代保健所管内の40代会社員男性と40代店員男性、九州地方から帰省し管内滞在中の40代自営業男性に新型コロナウイルスの陽性が確認され、新変異株「オミクロン株」感染の疑いがあると発表した。能代管内で「オミクロン株」の疑いとされる感染者は、帰省中の男性を含め6人となった。

 

12日の紙面から

●檜山納豆食べて長生きを
 「糸引き納豆の日」(1月10日)にちなみ、能代市桧山の元祖檜山納豆(西村省一代表取締役)は11日、市社会福祉協議会へ自慢の納豆3パック入り110個とカップ入り50個を寄贈した。市社福協は、運営するデイサービスセンターなど高齢者介護施設で、食事の一品として提供する。

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「糸引き納豆の日」にちなんで、檜山納豆を寄贈(能代市上町の市社会福祉協議会で)

●市長選に斉藤氏立候補を表明
 任期満了に伴う能代市長選(4月10日告示、17日投開票)に、現職の斉藤滋宣氏(68)=4期目、同市二ツ井町字下野=が11日、無所属で立候補する意向を表明した。斉藤氏は「これまで成し得なかったところを補って、市民の生活の質の向上に力を入れたい」と決意を語った。市長選の立候補を明らかにしたのは斉藤氏が初めて。現職の出馬表明で、市長選に向けた動きが活発化するものとみられる。

●感染防止対策再徹底を求める
 能代市は11日、市役所で新型コロナウイルス感染症に関する対策本部会議を開いた。今月7日以降、能代保健所管内で変異株のオミクロン株への感染が疑われる新規陽性者が相次いでいることを受け、市民に対し感染防止対策の再徹底などを求める市長メッセージを発出することや、職員の行動について一部制限することを確認した。

●「魔法のトマトソース」商品化
 能代市の加工グループ「ときめき工房ねま~る」(佐々木茂子代表)は、地元の野菜やしょっつるを活用したレトルト食品「魔法のトマトソース」を商品化した。旨(うま)味や風味が豊かで、パスタやリゾットに活用でき、「古里の味として楽しんでほしい」としている。250㌘入りで、価格は税込み700円。東京都千代田区のアンテナショップ「ちよだいちば」で5日に始まった「能代フェア」(2月1日まで)で販売を開始し、能代市では14日から同市上町の夢工房咲く・咲くで発売。今後県内外で販路を拡大する。

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地元食材を活用した「魔法のトマトソース」

●除雪ボラへ登録を呼び掛け
 能代市社会福祉協議会は、今冬も除雪ボランティア「雪んこレンジャー」を展開している。自力での除雪が困難な高齢者世帯などを訪問し、玄関前の「みち」を付けたり、ストーブの排気口周辺の雪を寄せたりして、冬期間の日常生活を支援するが、降雪状況に応じて当日に活動できるボランティアが足りないとして、登録を呼び掛けている。除雪支援を希望する世帯も受け付けている。問い合わせ先は市社福協(☎0185・89・6000)、二ツ井総合福祉センター(☎0185・73・3801)。

●共通テストへ受験生追い込み
 15、16の両日に全国で一斉に行われる大学入学共通テストが目前に迫り、能代市内の各高校や学習塾では受験予定の3年生たちが問題演習に取り組むなど追い込みに励んでいる。昨年に続き、全国的な新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各校では生徒たちに感染対策と体調管理の徹底を呼び掛けている。受験生らは感染への不安を抱きながらも、気を引き締めて進路の実現を目指す。

●eスポーツで初の中学対抗戦
 能代市元町の市民プラザで9日、コンピューターゲームを競技とするeスポーツの中学校別対抗戦が行われた。子どもたちが交流し夢中になれる場を創出しようと、能代eスポーツサークルが初めて計画。二つの中学1年生チームが参加し、最後まで勝敗が決まらない白熱戦を展開。歓声や拍手が飛び交う中で活気を生み出した。今後も参加チームを増やしながら継続したい考え。

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eスポーツの対抗戦で白熱した試合を展開する中学生たち(市民プラザで)

●能代管内で会食クラスター
 県は11日、能代保健所管内で新たに40代店員女性と40代会社員男性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。いずれも軽症という。女性はオミクロン株感染の疑いがあり、同管内で確認された陽性者が会食した飲食店の従業員。会食に関わる陽性判明は計7人となり、県はクラスター(感染者集団)と認定した。男性は、同管内の陽性者との接触は現時点で確認されておらず、変異株検査を行っている。

13日の紙面から

●小学生ら能代凧作りに挑戦
 能代市中央公民館主催のちびっ子公民館は11、12日に市勤労青少年ホームで開かれ、参加した小学生たちが能代凧(だこ)作りに挑戦した。男べらぼうや女べらぼうなどを色鮮やかに描いて伝統文化を体験、今年度の活動を締めくくった。

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伝統の能代凧作りに挑戦する児童たち

●能代管内で19人感染確認
 県は12日、能代保健所管内で新たに19人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。全員が軽症か無症状で判明日は11日。うち13人が管内の同じ飲食店の利用者と店員で、県はクラスター(感染者集団)と認定した。19人のうち1人は変異株検査でオミクロン株感染の疑いが判明しており、18人は変異株検査を行っている。この飲食店は、11日までに発表された同管内の40代男女の「会食クラスター」の陽性者のうち4人が利用しており、同店に関連する陽性者は計17人となった。

●無料ウイルス検査始まる
 新型コロナウイルスへの感染不安がある無症状の県民を対象に、県が実施している無料のウイルス検査を、能代市東大瀬のハッピー調剤薬局能代南店で受けられる。検査開始日は12日。能代山本で同検査実施場所の開設は初めて。検査対応ができる曜日・時間は、月~金曜日の午前10時~午後7時(土・日曜日、祝日は休業)。PCR検査と抗原定性検査が実施可能で、合わせて1日5件程度。処方せん患者への対応を優先し、混雑している場合もあるため、1時間前までに電話(☎0185・74・9155)で相談すること。

●学校、感染対策に追われる
 能代保健所管内での新型コロナウイルスの感染が広まる中、能代山本の小中学校と高校の3学期や後期の後半は、13日に2高校、14日に全小中学校と1高校でそれぞれ始まる。各校では児童生徒、教職員のマスク着用や手指消毒、健康観察の実施などこれまで実施してきた各種感染対策を徹底する考えで、校内放送を活用して始業式を行う学校もある。大学入学共通テスト(15、16日)や県公立高校入試前期選抜(27日)を控え、感染防止対策を講じる考えだ。

●のしろ南大豆センター完成
 能代市河戸川・浅内地域の農家グループが、大豆の乾燥調製施設「のしろ南大豆センター」を同市塞ノ神地内で整備した。米価下落の中で大豆栽培に活路を見いだし、1億円の事業費を費やしての挑戦。同地域で行われている圃場(ほじょう)整備の計画では大豆を100㌶で作付けすることを目指しており、同施設の完成を追い風に実現させる考え。今月6日から稼働し、14日午前11時から現地で竣工(しゅんこう)式を行う。農家グループは「強い気持ちで整備に向かった。後継者と共に大豆の規模を拡大していく」と意気込んでいる。

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先月に完成した「のしろ南大豆センター」

●あすから前期選抜受け付け
 4年度県公立高校入試前期選抜の願書受け付けは、14日に始まる。能代市内3校の募集人員は全日制130人、定時制(昼間部)7人で、出願締め切りは18日正午。試験は、27日に3教科(国語、数学、英語)の学力検査と面接などを行い、合格発表は来月4日。

●天気大荒れ、強風被害相次ぐ
 能代山本地方は12日、急速に発達した低気圧や強い冬型の気圧配置の影響で強風が吹くなど荒れた天候となった。能代市と八峰町で同日午後5時までに建物のトタン屋根の一部が剝がれるなどの被害が5件確認されたが、けが人はいなかった。また、同町峰浜地域では強風により549戸が午後2時36分から約1時間停電した。秋田地方気象台は、強い冬型の気圧配置は14日まで続くと見込んでいる。

●藤里で伝統の和友教室開講
 藤里町の今年度の和友教室は11日開講し、町総合開発センターで開講式が行われた。今年は女性14人が約2カ月間にわたり、伝統の「女子校」の生徒として和裁や手芸などに打ち込んで作品を仕上げる。

14日の紙面から

●校内放送使い3学期始業式
 能代、能代松陽両高校で13日、3学期の始業式が行われた。能代保健所管内での新型コロナウイルス感染が急増したことを受け、校内放送を活用しての実施に変更。校長や生徒指導主事の教諭らが感染対策の再徹底を生徒に求めたほか、大学入試を控える3年生には本番で全力を出し切るため、最後まで気を抜かずに勉強するように激励した。

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校内放送を活用して行われた能代松陽高の始業式

●能代管内で新たに14人感染
 県は13日、能代保健所管内で新たに14人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。全員が軽症または無症状で、判明日は12日。14人中5人が「飲食店クラスター」が発生した飲食店を利用していた。また濃厚接触者および接触者として新たに陽性となった5人のうち4人が「会食クラスター」または飲食店クラスターと関係がある。残りの4人は現時点で感染経路が不明とし、県は市中感染の可能性も含めて調査を進めている。

●事業者支援金受け付け開始
 新型コロナウイルスの影響で長期にわたって減収した事業所を支援する能代市独自の「長期影響継続事業者支援金」の申請受け付けが13日、市役所で始まった。事業継続を支援するため業種も使途も限定せず、新型コロナで深い影響を受けた個人事業主と法人600件程度の利用を見込む。初日は市役所窓口で約30人が申請した。郵送では同日まで10人分を受理した。支援金は受け付けから1週間程度で指定口座に振り込まれる。申請期限は3月18日。予約先は市商工労働課(☎0185・89・2186)。

●三種町主催行事は当面中止
 三種町新型コロナウイルス感染症対策本部会議(本部長・田川町長)は13日、町役場で開かれた。能代保健所管内で感染が拡大する中、町主催の行事は「当面中止」とすることを決め、町民には会食に関する注意喚起を行うとした。また、町職員の行動として感染拡大地域への出張や職員同士の会食は自粛する。

●抗原検査キット需要高まる
 新型コロナウイルスの感染が能代保健所管内で拡大する中、薬局では抗原検査キットの需要が高まりつつある。現在感染しているかが分かる検査で、感染への不安感からか、売り切れとなった店舗もある。

 

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抗原検査キットに関心が注がれ始めている(能代市落合で)

●「赤ちゃん撮影会」が人気
 能代山本子育てサポートグループちゅちゅ(田中真理子代表)の「あかちゃん撮影会」が人気を集めている。同市元町のフォトスタジオ「Kanata factory」を借り、参加者が持参のカメラやスマートフォンで子どもを撮影するイベント。参加費は無料で、バルーンや装飾などでかわいらしい雰囲気を演出する中、子どもの成長を気軽に写真で残せるとして関心を集め、昨年10月から月1回のペースで開いたところキャンセル待ちが出る状況となり、今月から月2回に増やしている。

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子どもの成長を気軽に残せるとして人気の「あかちゃん撮影会」

●弘道館柔道スポ少が寒稽古
 能代弘道館柔道スポーツ少年団(今立裕代表指導者)の寒稽古が12日、能代市日吉町の能代弘道館で始まった。団員たちは熱のこもった稽古を繰り返し、技術向上を目指している。16日まで。

15日の紙面から

●高校合格願って出願手続き
 4年度県公立高校入試前期選抜の願書受け付けが14日、県内で一斉に始まった。能代市内の3高校にも中学校教諭らが次々に訪れ、受験生の合格を願いながら出願の手続きを済ませた。県内の公立高校の入試は平成25年度に後期選抜を廃止し、前期選抜と一般選抜を実施している。前期選抜では3教科(国語、数学、英語)の学力検査や面接などが行われる。

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県公立高校入試前期選抜の願書受け付けが県内一斉に始まった(能代科学技術高で)

●コロナ能代管内で8人感染
 県は14日、能代保健所管内で新たに8人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。いずれも無症状か軽症で、判明日は13日。全員がこれまでに発表された陽性者の濃厚接触者で、「飲食店クラスター(感染者集団)」は3人が判明して計29人となった。同管内で今月に入って確認された陽性者は計49人。県保健・疾病対策課によると、全員がワクチンを2回接種していた。県内ではほかに、秋田市保健所管内などで19人が陽性。

●大都市往来は慎重に判断を
 能代市は14日、新型コロナウイルス感染症に関する対策本部会議を開き、能代保健所管内で感染者が急増していることなどを踏まえ、市主催のイベントは中止や延期、オンライン開催、規模縮小などを検討し、市民に対しても同様の対応を呼び掛けることを確認した。新変異株「オミクロン株」による感染が全国で急増していることから、東京や大阪など大都市への往来は慎重に判断するよう市民に呼び掛ける。

●イベント中止、延期相次ぐ
 能代市は14日、新型コロナウイルス感染症に関する対策本部会議を開き、能代保健所管内で感染者が急増していることなどを踏まえ、市主催のイベントは中止や延期、オンライン開催、規模縮小などを検討し、市民に対しても同様の対応を呼び掛けることを確認した。新変異株「オミクロン株」による感染が全国で急増していることから、東京や大阪など大都市への往来は慎重に判断するよう市民に呼び掛ける。

●警戒の中、小中学校が再開
 能代山本の小中学校と能代科学技術高で14日、3学期の始業式や冬休み明けの集会が行われ、約3週間ぶりに校内は活気に包まれた。一方で能代保健所管内での新型コロナウイルス感染拡大を受け、児童生徒や教職員のマスク着用や手指消毒、各教室の換気を徹底。一部の学校では校内放送を活用した始業式を実施し、新学期をスタートさせた。

p14p06小中学校で始業式

オンラインで始業式が行われ、校長の話を教室で静かに聞く生徒ら(能代一中で)

●のしろ南大豆センター竣工
 能代市河戸川・浅内地域の農家グループが同市塞ノ神地内に整備した大豆の乾燥調製施設「のしろ南大豆センター」の竣工(しゅんこう)「式が14日、同施設で行われ、関係者が生産拠点の完成を祝うとともに、今後の安全な利用や事業の発展を祈念した。 

●調べる学習コン2人奨励賞
 図書館振興財団(東京都)は、第25回図書館を使った調べる学習コンクールの審査結果を発表した。能代市関係では、調べる学習部門小学生の部(中学年)で大澤詩織さん(渟南3年)の「こわい!いやだ!ないちゃう!予ぼうせっしゅなんて大きらい!」、同(高学年)で清水千尋さん(第四6年)の「~八郎太郎~民話は何を伝えたか」が奨励賞に選ばれた。

●能代の秋木製鋼が検査不正
 能代市中川原の秋木製鋼(高崎融社長)が重電メーカーなどから受注した発電用タービン部材などの鋳造品の一部について、強度などを確認する試験や鋳物の強度を高めるための熱処理を、発注者の要求を満たさないままに出荷していたことが14日までに分かった。取引先に対し架空の検査結果や熱処理は適切に実施したとする虚偽の報告も行っていた。関係先には事実を報告済みで、社内でさらに詳しい調査を進めている。

 


 

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