6日の紙面から
●中学生ふるさとの企業知る 県山本地域振興局主催の「中学生ふるさと企業説明会」は5日、能代市文化会館などで開かれた。能代山本地域で事業を行う20社・団体がブースを設け、業務内容や求める人材などを説明。参加した能代山本の11中学校の2年生約500人が、地元企業の存在を知り、ふるさとで働くことの意義に理解を深めた。

地元企業の担当者の説明に耳を傾ける中学生たち(能代市文化会館中ホールで)
●コサクル2地区で本格運行 能代市は今月から、小野沢・大内田地区と北能代地区で、予約制乗合タクシー「コサクル」の本格運行を開始した。昨年10月から1年間試験運行を行い、小野沢・大内田は月70人前後、北能代は月20人前後が乗車した。路線バスが通らなくなった地区で、住民の買い物や通院の“足”をサポートしている。運行便数や運行日、料金などは試験運行時と変わらず、市は「利便性がより向上するよう、相談に応じて工夫していきたい」と話している。
●能代山本人口7万1552人 県調査統計課がまとめた9月1日現在の人口と世帯数によると、能代山本の人口は7万1552人で前月より97人減少した。全県の人口は93万1220人で前月より1007人減少した。
●三種町リフォーム助成伸び 三種町は今年度も住宅リフォーム助成事業を実施している。9月末現在で158件の利用があり、3年度実積の155件を上回る。町建設課によると、昨冬の大雪で傷んだ屋根の補修などのために利用が増えているとみられる。引き続き、対象者からの申請、相談を受け付けている。
●公民館活動の充実誓い合う 第58回能代市山本郡公民館大会は5日、藤里町総合開発センターで開かれた。功労者を表彰したほか、生涯学習推進の中核施設として地域住民の学習ニーズ多様化に対応する公民館の在り方を考え、公民館活動を充実させていくことを誓い合った。また、同町の白神の里手作り工房会員による講演を聞き、羊毛フェルト作品づくりも体験した。
●「本のリサイクル市」盛況 能代市立能代図書館の「本のリサイクル市」は1日、同図書館で開かれた。除籍された一般書や児童書、雑誌など約2300冊が用意され、お目当ての本を探し求める多くの市民らでにぎわった。

多くの住民でにぎわった「本のリサイクル市」
●U─12東北体操、藤田がV 第17回全国ブロック選抜U─12体操競技選手権大会第14回東北予選会は2日、山形県の酒田市国体記念体育館で開かれた。Bクラス男子(小学4~6年)で能代市のサンフルトスポーツスイミングクラブの藤田来生(第四小6年)が優勝し、全国大会(11月19、20日・広島市総合体育館)の出場権を得た。
●奥羽線運休区間7日に再開 JR秋田支社は5日、8月の大雨被害で区間運休している奥羽本線の鷹ノ巣駅─大館駅間について7日の始発から運転再開すると発表した。運転見合わせの間、代行バスや路線バスへの振り替え輸送を行って対応してきたが、6日で終了する。
7日の紙面から
●一中生がクロマツ植樹体験 能代市能代一中(佐藤克校長)の1年生が6日、近くの風の松原でクロマツの保全植樹を行った。松くい虫被害でクロマツが伐採された場所で昨年に続き実施。生徒たちは「大きく育って、能代を風や砂から守ってほしい」と願いを込めて苗木100本を植え付けた。

能代一中生が成長を願いクロマツの苗木を植樹(能代市の風の松原で)
●有効求職者数1千人割れ ハローワーク能代の有効求職者数が8月末時点で998人と1千人を下回った。寒冷地の特徴として冬期に求職者が減る傾向があり、昨年度は11~2月に1千人を割り込んだが、今年度は冬期を待たず900人台となった。同ハローワークは「失業者が少ない側面もあるが、人口7万2千人の能代山本で求職者が900人台は少な過ぎる」と指摘。働き手の中心となる15~64歳の生産年齢人口の減少がじわじわと影響を及ぼしている。
●空港運賃助成額引き上げ 能代市は、大館能代空港の運賃助成を片道2千円から5千円に引き上げた。7月に始まった羽田線の3便化(3往復化)の定着に向けて利用促進を図ることなどが目的で、来年3月31日搭乗分まで対象とする。問い合わせは同課(☎0185・89・2179)へ。
●名古屋の若者 八峰で半農半X 本業を続けながら「田舎」で農林漁業に取り組む機会を提供する「半農半X」が今年度も八峰町で行われている。NPO法人町観光協会が県の委託事業で実施。名古屋市の会社員、巽健信さん(26)が2日から同町暮らしを楽しみながら、リモートワークと農業の両立に精を出している。

今年度も八峰町で「半農半X」が行われ、名古屋市の男性が農業を体験
●誘致企業社員と家族が稲刈り 能代市内に立地する誘致企業の社員と家族ら15人がこのほど、同市常盤の山谷地区の田んぼで稲刈りを体験した。昔ながらに鎌を使って刈り取ったり、くい掛けにし、実りの秋を体感していた。
●ミュージカル公演へ猛稽古 能代支援学校(佐藤玉緒校長)高等部のミュージカル第27回公演「桃太郎、発(た)つ!」は、14日午後1時50分から能代市文化会館大ホールで上演される。昔話「桃太郎」をベースに、困難に負けず勇気を持って立ち向かう大切さを描くオリジナルストーリー。本番が間近に迫り、生徒たちは舞台を成功させようと協力しながら芝居やダンスの練習に打ち込んでいる。

本番に向けて作品の完成度を高めようと稽古に励む生徒たち(能代支援学校で)
●全県新たに369人感染確認 県と秋田市は6日、能代保健所管内を含む全県で新たに369人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。医療機関から保健所へ感染者個々の発生届が提出されたのは66人で、能代管内は2日続けてゼロだった。新規クラスター(感染者集団)は1件が公表された。県内の感染者は累計10万2701人となった。
●南中で地域企業学校交流会 能代市能代南中(渡部剛校長)で5日、初めての「地域企業学校交流会」が開かれた。学区内の事業所や同校の卒業生が経営する事業所など8社が参加し、生徒たちに会社の事業内容や社会にどう役立っているかなどを分かりやすく伝えた。
8日の紙面から
●リンゴたわわに実る、収穫盛ん 能代山本地方で、リンゴの収穫が盛んに行われている。栽培農家は収穫に直売、地方発送といった作業に慌ただしく動き回り、良質なリンゴを消費者に届けようと対応している。収穫作業は11月まで続く。

リンゴの収穫が盛期。栽培農家は消費者に出来秋を届けている(三種町森岳で)
●荷上場バイパス全線供用11月27日 県は7日、藤里町矢坂─能代市二ツ井町荷上場間で整備中の県道西目屋二ツ井線荷上場バイパスについて、11月27日午後3時に全線を供用開始すると発表した。バイパス整備により災害時の緊急輸送道路としての機能を確保、通行車両の走行性も向上する。
●能代郵便局に年賀はがきが到着 能代市上町の能代郵便局(並岡透局長)に7日、5年用年賀はがきが搬入された。社員らはトラックの荷台からはがきが入った箱を下ろしたり、能代山本の各郵便局に配送する数量をチェックするなど手際良く作業を進めた。

能代郵便局に搬入された5年用年賀はがき
●県木材加工推進機構30周年祝う 公益財団法人県木材加工推進機構(秋元秀樹代表理事)の創立30周年記念式典が7日、能代市柳町のプラザ都で行われ、記念講演会やパネルディスカッションを通じて、業界や企業、県立大木材高度加工研究所の橋渡し的な機能を担ってきた推進機構の30年の節目を祝った。
●能代山本、今年産米の検査進む 稲刈りが進む能代山本地方で、今年産米の等級検査が行われている。集荷倉庫には地域の農家からコメが運び込まれ、検査員が入念に調べている。夏の大雨や日照不足といった天候不順を受け、主力のあきたこまちでは生育が未熟なコメも見られ、1等米比率はJA秋田やまもとで平年の90%台を下回る74・6%(6日現在)となるなど品質低下も目立っている。

コメの品質を調べる検査員
(能代市鰄渕で)
●五能線観光応援現地ツアー企画 能代市地域おこし協力隊の斉藤常治さん(60)が、今月から同市内で「五能線応援現地ツアー」と銘打った2種類の観光ツアーを開催する。JR五能線を資源とした鉄道ツーリズムの確立に奔走中だが、同線は8月の大雨被害で現在岩館駅─鯵ケ沢駅間が不通で、観光列車「リゾートしらかみ」も青森県内のみでの運転となっており、鉄道を利用した能代への観光客の入り込みが激減しているという。斉藤さんは「ツアーに興味を持った1人でも多くの観光客を、五能線起点のまち・能代に呼び込みたい」と意気込んでいる。
●能代市民合唱団3年ぶりに発表会 能代市民合唱団(見上翔太団長)の第42回定期発表会は1日、市文化会館中ホールで開かれ、団員が伸びやかな歌声を披露し、聴衆を楽しませた。

合唱曲を中心に披露された能代市民合唱団の定期発表会(市文化会館中ホールで)
●能代市文化会館で公民館祭開幕 能代市中央公民館の「公民館祭」は7日、市文化会館中ホールで始まった。市働く婦人の家の「婦人の家まつり」と合同開催で、両施設を利用する自主学習グループの会員らの作品を展示。押し花や書、山野草などさまざまなジャンルの力作がずらりと並び、訪れた市民らの関心を集めている。10日まで。

市民らの力作がずらりと並んだ公民館祭
(能代市文化会館中ホールで)
9日の紙面から
●学生が小型ロケット打ち上げ 神奈川大の航空宇宙構造研究室と宇宙ロケット部は8日、能代市の落合浜でハイブリッドロケットの打ち上げ実験を行った。人気アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル(ガンプラ)の組み立て時にでるプラスチックの廃材(ランナー)を燃料としたロケットはごう音とともに空高く飛翔し、高度4185㍍(速報値)に到達。一方で、搭載していた気圧高度計やGPSビーコンなどに不具合が生じたため、機体を回収し原因を調べるとした。

勢いよく飛び立ったハイブリットロケット「石田丸」(能代市の落合浜で)
●能代市、実質単年度収支黒字 能代市がまとめた3年度普通会計の決算によると、歳入総額329億8080万4千円、歳出総額316億1388万4千円で、次年度繰越金などを除いた実質単年度収支は1266万4千円と、平成30年度以来3年ぶりに黒字となった。能代火力発電所3号機の関係で固定資産税が大幅に増えたことなどが影響した。財政の硬直度を測る経常収支比率は前年比7・9㌽減と大幅に改善して86・2%で、市によると県内13市でトップの実績。一方、物価高騰対策や新ごみ処理施設の建設を踏まえ、市は「楽観はできない状況。引き続き財政状況を見ながら事業を精査していく」とする。
●デマンド型乗合有償運送開始 八峰町は今月、デマンド型乗合有償運送を開始した。町内移動の利便性向上を目的にスタートし、住民が町内で買い物や通院するための〝足〟をサポートしている。
●「センバツ」懸け松陽11日初戦 来春の選抜大会(センバツ)につながる第75回秋季東北地区高校野球大会は、10日から山形県中山町の県野球場と山形市総合スポーツセンター野球場で開かれる。本県第1代表の能代松陽は2年連続11回目(能代商時代含む)の出場で、大会2日目の11日の2回戦で山形城北(山形第3)─田村(福島第3)の勝者と対戦。守り勝つ野球でセンバツの最終関門に挑む。
●高校軟式野球、科技初戦敗退 第67回県高校軟式野球秋季大会は8日、能代市の能代球場で開幕、秋田工─能代科学技術の1回戦1試合が行われた。能代科技は投打とも振るわず、0─10の6回コールド負けを喫した。9日は準決勝を実施。今夏の全国選手権大会に出場した能代が登場し、第2試合(午後0時30分開始予定)で秋田と対戦する。
▽1回戦(能代球場) 能代科技000000 0 秋田工 012205x 10 (6回コールド)
●キックバイクで子どもら疾走 地面を足で蹴って走る幼児用自転車「キックバイク」のイベント「白神はしぇるライダー~とびきり陽気なキックバイカーの集い~」は8日、藤里町の素波里園地で開かれた。大会に県内外から1~6歳児が参加し、雨上がりの白神の麓で元気いっぱいに競い合いながらコースを走り抜けた。

観客の保護者やライバルの応援を受けて、地面を蹴って勢いよく走る子どもたち
●全県新たに327人感染確認 県と秋田市は8日、能代保健所管内を含む全県で新たに327人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。また、医療機関から保健所へ感染者個々の発生届が提出されたのは80人で、このうち能代管内は2人だった。新規クラスター(感染者集団)は3件が公表された。県内の感染者は累計10万3385人となった。
●「アトリエ工房展」にぎわう 能代山本などの手工芸作家や愛好者らによる「アトリエ工房展」は8日、能代市海詠坂の能代山本広域交流センターで始まった。布小物や編み物、アクセサリー、家具など多彩な商品を展示・販売し、来場者に手作りの楽しさ、魅力を伝えている。9日まで。

3年ぶりの開催でにぎわいを見せているアトリエ工房展(能代山本広域交流センターで)
10日の紙面から
●訓練で要支援者の避難検証 能代市の能代第一自主防災協議会(庄司政史代表)は9日、市中心部で避難訓練を行った。高さ6㍍を超える津波の襲来を想定し、要支援者を車椅子やリヤカーに乗せて高台まで徒歩で移動可能か検証したほか、非常食を調理して試食したり、防災情報メールについて学んだりし、改めて日頃からの災害への備えや共助の大切さを確かめた。

車椅子やリヤカーの要支援者と一緒に高台へ避難できるか確かめようと能代第一自主防災協議会が避難訓練
●能代市の生活保護766世帯に 能代市の生活保護の受給者は3月末で766世帯、969人となり、同期比で世帯は9年連続、人数は10年連続で減少した。コロナ禍の影響が懸念されたものの大きな変化は見られず、人口減少に伴う微減傾向が続いている。一方、人口1千人に占める受給者の割合を示す保護率は0・2㌽減の19・4‰(パーミル)で、県内市町村では男鹿市に次いで2番目に高い状況となっている。
●新米の直売会に消費者どっと 能代山本地方で新米が出回り、JAや農業法人などが直売会を開催している。消費者は生産者こだわりの新米を購入し、出来秋を感じている。JAあきた白神(佐藤謙悦組合長)は9日、能代市鰄渕の秋田自動車道能代東インターチェンジ入口交差点付近の同JA集約農業倉庫特設会場で、ドライブスルー方式で新米直売会を開いた。
●小学校学習発表会シーズン 能代山本の小学校の学習発表会は9日、能代市二ツ井、三種町琴丘、浜口の3校を皮切りに始まった。各校では児童らが日々の授業で学んだ内容を生かし、音読や合唱、演奏、ダンス、伝統芸能などを披露。訪れた家族らがわが子や孫の成長に目を細めていた。

地域に伝わる「中舘番楽」を発表した6年生(琴丘小で)
●能代市総合体育大会開会式 第48回能代市総合体育大会の総合開会式は9日、市総合体育館で行われ、選手たちが全力を尽くして各競技に臨むことを誓い合った。大会は先月24、25日のラージボール卓球を皮切りにスタートし、来年2月から3月にかけて行われるフットサルまで16競技が実施される。
●ハロウィーン企画楽しむ 能代市大森山の東北電力能代エナジアムパークのハロウィーン企画「Happy Halloween!」は、同パークで開かれており、大勢の家族連れがハロウィーンのキャラクターを探して館内を巡る企画や工作コーナーなどを楽しんだ。会期は30日まで(11、17、24日は休館日)。
●高校軟式野球、能代も初戦敗退 第67回県高校軟式野球秋季大会は2日目の9日、能代市の能代球場で準決勝が行われた。準決勝から登場の能代は秋田と対戦し、延長14回タイブレークまでもつれ込む接戦の末、3─4で敗れた。
▽準決勝 能代20000010000000 3 秋田30000000000001x 4 (延長14回タイブレーク)
●20団体出演し、熱演繰り広げる 能代市中央公民館が主催する「公民館祭」の芸能発表会が9日、市文化会館大ホールで開かれ、市内で活動する踊りや楽器演奏の団体が日頃の活動成果を存分に発揮した。

生き生きと踊りを披露する出演者ら
(能代市文化会館大ホールで)
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