2022年11月

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1日の紙面から

●W杯県予選、能代科技5連覇
 ウインターカップ2022第75回全国高校バスケットボール選手権大会県予選会は最終日の31日、横手市増田体育館で男女の決勝が行われた。男子の能代科学技術は秋田西と対戦、安定した試合運びで89─65で勝利し、能代工時代を通じて5年連続51回目のウインターカップ(12月23~29日・東京都渋谷区の東京体育館ほか)の出場権を獲得した。

能代科技は第4Q、渡邉のシュートで78─59(横手市増田体育館で)

●ハロウィーン園児仮装し訪問
 ハロウィーンの31日、能代市第一保育所(藤田泉所長)の園児たちが市役所と能代ふれあいプラザ・サンピノを仮装して訪れた。職員からお菓子をもらう換わりに、「トリック・オア・トリート!」と元気に踊りを披露し、笑顔を届けた。

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元気に踊りを披露する第一保育所の園児

(市役所で)

●能代手形交換所あすで廃止
商取引に使われる手形・小切手を金融機関同士で交換する能代市柳町の「能代手形交換所」は、11月2日の業務終了後に廃止される。手形の利用が減ったほか、全国銀行協会が電子交換所を設置するため。4日以降の交換業務は全国統一の電子交換所に移る。昭和34年の開設以来、同市の商取引を支えてきた63年の歴史に幕を閉じる。

●県ジュニア体操で2人優勝
 第36回県ジュニア体操競技選手権大会兼第20回中村史朗杯は先月30日、能代市総合体育館で行われた。個人総合では男子のBクラス(小学4~6年)でサンフルトスポーツスイミングクラブ(SSC)の藤田来生(第四小6年)、Cクラス(中学生)でグランツスポーツアカデミーの梅田一斗(能代二3年)がそれぞれ優勝した。今大会の各クラス個人総合上位4選手は東北大会(26、27日・福島市)に出場する。

●支援学校の活動を展示で紹介
 能代支援学校の教育活動や児童生徒の活躍を紹介する「地域学校展」が、能代市大森山の東北電力能代エナジアムパークで開かれている。訪れた人がパネルや作業学習製品を見て、同校の取り組みに関心を寄せている。4日まで。

●歌声高らか能代南中で「音翔会」
 能代市能代南中(渡部剛校長、生徒182人)の学校行事「音翔会」が先月30日、同校体育館で開かれた。学年ごとの合唱のほか、陸上自衛隊第9音楽隊(青森市、櫛引孝雄隊長)の演奏に合わせて全校合唱も披露。息の合った美しい歌声で保護者らの感動を誘った。

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陸上自衛隊第9音楽隊の演奏に合わせ、合唱を披露した生徒たち(能代南中で)

●岩館─深浦間、来月前半再開へ
 JR秋田支社は31日、8月の大雨被害で区間運休している五能線の岩館駅─深浦駅(青森県)間について「12月前半の運転再開を目指す」と発表した。青森県内の同線・深浦駅─鯵ケ沢駅間は橋りょう被害が大きく、運転再開の見通しは未定とした。

●地域の安寧願いしめ縄奉納
 能代市の機織地区の住民らでつくる機織神明社氏子会(庄司絋八会長)は先月30日、同市機織轌ノ目の同神明社のしめ縄を6年ぶりに一新した。会員らは協力して製作した長さ約4㍍のしめ縄を奉納し、地域の安寧を願った。

2日の紙面から

●5年用年賀はがき販売始まる
 5年用年賀はがきが1日、全国で一斉に発売された。能代山本の各郵便局ではのぼり旗やポスターを掲げ、局内に特設ブースを設けるなどPRを展開している。

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5年用年賀はがきの販売が全国で一斉に始まった(能代市上町の能代郵便局で)

●商議所新会頭に佐藤氏就任
 能代商工会議所は1日、能代市柳町のプラザ都で臨時議員総会を開き、任期満了に伴う役員改選で会頭に佐藤肇治(せいじ)氏(65)=能代資源社長=を新任した。会頭を5期15年務めた広幡信悦氏(73)=中田建設相談役=が退任し、久しぶりのトップ交代となった。副会頭は3人体制から2人体制となり、福田幸一氏(56)=幸和機械社長=を再任、清水証(あきら)氏(68)=安田保険プランナー社長=を新任した。専務理事には工藤力(つとむ)氏(61)=前市農林水産部長=が新たに就任した。任期は7年10月まで3年。

●雪シーズンへ除雪機械出動式
 本格的な雪のシーズンを前に、国土交通省能代河川国道事務所(平岡弘志所長)は1日、能代市冷清水の能代除雪ステーションで能代国道維持出張所管内の除雪機械出動式を行い、関係者が今冬も気象や路面状況に応じた的確な出動で、安定した道路交通の確保に取り組んでいくことを誓い合った。

●大学生が洋上風力発電見聞
 産学官の連携で脱炭素社会の実現をけん引する人材の育成を目指す「Green Innovator Academy」(グリーンイノベーターアカデミー、GIA)を受講する全国の大学生6人が先月30、31の両日、能代市内をフィールドワークで訪れた。能代港の港湾区域内に建つ洋上風車などを視察したほか、同市の職員、洋上風車関連工事に関わる地元業者らと幅広く意見交換した。

●イチローさんとの対戦に闘志
 元メジャーリーガーのイチローさん(49)が率いる草野球チーム「KOBE CHIBEN」と高校野球女子選抜チームの試合は、3日午後1時30分から東京都文京区の東京ドームで行われる。女子選抜に能代南中出身で外野手の原田由真(新潟県・開志学園3年)が選出された。高校で主将を務め、今夏の全国選手権大会で準優勝した原田は「イチローさんに守備範囲の広さと肩の強さを見せたい」と話し、対戦を心待ちにしている。

●市民芸文祭・写真展始まる
 第58回能代市民芸術文化祭の写真展が1日、市文化会館中ホールで始まった。能代山本写真連盟(田村房雄会長)の会員4人が32点を出品。県内外の美しい自然風景や地域に伝わる伝統芸能を題材にした力作が訪れた人たちの関心を集めている。3日まで。

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県内外の自然風景や祭りを題材にした力作がそろった写真展(能代市文化会館中ホールで)

●SI能代、30周年の節目祝う
 国際ソロプチミスト能代(SI能代、深川佳代会長)の認証30周年記念式典は1日、能代市柳町のプラザ都で行われた。出席者らは精力的に行ってきた数々の奉仕活動を振り返るとともに、今後も女性と女児の明るい未来のために活動していくことを誓い合った。

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認証30周年の節目を祝った記念式典(能代市柳町のプラザ都で)

●コロナ新規感染1千人超え
 県と秋田市は1日、能代保健所管内を含む全県で1210人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。先月中旬以降、1日当たりの新規感染者発表数は増加基調にあるが、1千人を超えるのは9月7日(1088人)以来55日ぶり。また、医療機関から感染者個々の発生届が提出されたのは183人で、このうち能代管内は13人だった。新規クラスター(感染者集団)は9件を公表。公表済みクラスターのうち、能代管内の「医療機関」は感染者が累計100人超に拡大したことも公表された。県内の感染者は累計11万4627人となった。

3日の紙面から

●マグロ解体ショーに大喜び
 八峰町峰浜水沢の特別養護老人ホーム・松波苑(佐々木喜美雄施設長)で2日、地元で取れたマグロの解体ショーが行われ、約80人の利用者が鮮やかに解体されていく様子を楽しんだほか、新鮮な刺し身をおいしく味わった。

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利用者を喜ばせたマグロの解体ショー(八峰町峰浜水沢の松波苑で)

●学校給食食材費高騰へ対応
 食料品の高騰が、学校給食にも影響を与えている。能代市学校給食センターによると、パンや麺、肉類などさまざまな品目が値上がりし、今年度上半期(4~9月)の調査では主要な各食材の購入価格が平均で前年比6%上昇したことが判明。限られた予算で栄養バランスを保てるよう、各調理場は食材の変更などの工夫をしてきたものの、厳しい状況が続き、市は開会中の臨時議会に物価高騰対策の事業費550万円を計上。同センターは「各調理場を支援することで、子どもたちがさまざまなメニューを引き続き食べられるようにしたい」としている。

●受験生〝落ちないキウイ〟収穫
 三種町鹿渡の果樹園で2日、琴丘中の3年生30人がキウイフルーツの収穫を体験した。キウイは、つる性の果樹で落果しづらい果実として知られ、園主の工藤元太郎さん(72)が「高校受験に向け、実ったキウイを収穫し、験を担いでほしい」と企画した。

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琴丘中3年生が〝落ちない果実〟キウイを収穫

●秋の叙勲 消防功労3人に瑞単
 政府は3日、秋の叙勲受章者を発表した。能代山本では消防功労で八峰町の白木博さん(72)と奈良德男さん(81)、三種町の見上由和さん(73)の3人が瑞宝単光章を受章する。また、能代一中校長を務めた北秋田市の出川幸三さん(75)が教育功労で瑞宝双光章を受ける。県内在住の受章者は69人。

●調べる学習コンクール審査会
 「能代市立図書館を使った調べる学習コンクール」の審査会は1日、市立能代図書館で開かれ、事前審査を突破した上位作品の中から各賞を決めた。各部門の最優秀賞のうち、大澤詩織さん(渟南小4年)の「みんな知ってる?電柱にも番号があるんだよ~電柱と電柱札と電気の話~」、佐藤美月さん(二ツ井小5年)の「考えよう!プラスチックごみ問題」を全国コンクールに推薦することを決めた。

●支援学校「木曜カフェ」開店
 能代支援学校(佐藤玉緒校長)高等部の生徒による「木曜カフェ」が先月27日、能代市役所で今年度の営業をスタートした。初日はオリジナルコーヒーや同校で収穫した果物を使ったジュースやスイーツなどを準備。生徒らはこれまでの学習の成果を発揮し、笑顔でもてなした。

●能代吹奏楽団が定期演奏会
 能代吹奏楽団(藤原貴明団長)の第46回定期演奏会は先月30日、能代市文化会館大ホールで開かれた。新型コロナウイルスの影響で、一昨年は中止、昨年は関係者のみに入場制限したため、一般客が入る演奏会は3年ぶり。この日を待ちわびた地域住民らが多く訪れ、団員らの息の合った演奏を楽しんだ。

●全県で新たに824人感染確認
 県と秋田市は2日、能代保健所管内を含む全県で824人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。先月中旬以降、感染者は増加傾向で、新規感染者数の直近1週間平均(10月27日~11月2日)は620・29人となり、9月19日(625・29人)以来の600人台に乗せた。また、医療機関から感染者個々の発生届が提出されたのは193人で、このうち能代管内は12人だった。新規クラスター(感染者集団)は8件が公表された。県内の感染者は累計11万5451人となった。

4日の紙面から

●空手道銅メダリスト実技指導
 能代市教育委員会主催のジュニアアスリート育成事業「空手道セミナー」は3日、市総合体育館で開かれた。昨年の東京オリンピック空手道男子組手75㌔超級銅メダリストの荒賀龍太郎さん(32)が講師を務め、参加者が実技を通して組手の技術を学んだ。

東京五輪空手道男子組手の銅メダリスト・荒賀さん(左)が講師を務めたセミナー

●小中学校の集金、口座振替に
 能代市内の小中学校で、来年度から集金の在り方が大きく変わる。給食費や教材費、PTA会費など、児童生徒が学校に現金を持参し教職員が集めている各種集金を口座振替に変更する。市が給食費を来年度から公会計化し、市の予算に計上・管理することに合わせた取り組み。集金業務に携わる教職員の負担軽減や、現金を児童生徒が持参する際のトラブルを未然に防ぎ、突然の休校などが想定されるコロナ禍でも安定して集金することなどが目的としている。

●能代山本人口10月7万1393人
 県調査統計課がまとめた10月1日現在の人口と世帯数によると、能代山本の人口は7万1393人で前月より159人減少した。全県の人口は92万9915人で1305人減少し、93万人を割った。

●街なか誘客力向上へ情報収集
 能代市の「まちの魅力発見・発掘・発信事業」の取り組みが始まり、事業を受託した秋田市のデザイン制作事務所・SeeVisions(東海林諭宣代表取締役)が中心市街地にある個店などの情報収集を進めている。市は「市内外の人に街なかに興味を持ってもらい、誘客につなげたい」としている。

●仙台駅で3市町特産売り込み
 三種町と八峰町、大館市で組織する「地域産品連携協議会」は先月29、30の両日、仙台市の仙台駅で各市町の特産であるジュンサイやギバサ(アカモク)、トンブリなどを販売した。協議会は三つの特産品を合わせて「田舎の緑色の食材」という造語で「ローカル・トリプル・グリーン(LTG=Local・Triple・Green)」と称し、食べ方を広く発信するなど地域振興につなげようと取り組んでいる。

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三種町や八峰町が仙台駅でジュンサイやギバサなどを売り込む(三種町農林課提供)

●原田、イチローさんと対戦
 元メジャーリーガーのイチローさん(49)が率いる「KOBE CHIBEN」と高校野球女子選抜チームの試合が3日、東京都文京区の東京ドームで行われた。女子選抜にメンバー入りした能代南中出身で外野手の原田由真(新潟・開志学園3年)は2番・中堅手で先発出場。初回に投手・イチローさんから四球を得て出塁し、後続の適時三塁打で先制のホームを踏んだ。試合はイチローさんのチームが7─1で勝った。

●中高校生イチオシ本熱く訴え
 県教育委員会が主催する「ビブリオバトル2022inAKITA」の能代大会は3日、能代市立能代図書館で開かれ、能代山本の中学生や高校生がお薦めの本を手に、作品の魅力を紹介した。投票の結果、今村夏子著「むらさきのスカートの女」をプレゼンテーションした櫻田雅さん(山本中3年)、二宮敦人著「ある殺人鬼の独白」を取り上げた加藤美裕さん(能代松陽高1年)が県大会(23日・秋田市の秋田拠点センターアルヴェ)への出場権を得た。

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ビブリオバトルで、お薦めの一冊を聴衆にアピールする出場者(能代市立能代図書館で)

●県神道青年会が園児に紙芝居
 能代市柳町の渟城幼稚園(渟城英夫園長)で先月28日、県神道青年協議会(鈴木憲仁会長)による紙芝居が行われ、園児が神話の世界に親しんだ。

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県神道青年協議会が神話の紙芝居を上演(能代市の渟城幼稚園で)

5日の紙面から

●能代ミュージカル2月上演
 NPO法人能代市芸術文化協会の能代ミュージカル制作委員会(庄司絋八委員長)は4日、能代ミュージカル第40話「いのち芽吹く街」(仮題)の制作発表を行った。昭和24年と31年の2度にわたる大火の被害を次世代に伝えるとともに、災害に負けず前を向いてたくましく生きていく市民らの姿を描く。来年2月26日午後1時30分から市文化会館大ホールで上演する予定。

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能代ミュージカル第40話「いのち芽吹く街」(仮題)の制作発表を行った制作委員会

●能代市職員の残業時間増加
 能代市職員の3年度の残業時間は6万3759時間で、時間外手当として339人に1億4223万円を支給した。前年度に比べて時間は1万6529時間(34・9%)、手当総額は3810万円(36・5%)の増加。ワクチン接種など新型コロナウイルスへの対応で残業時間が増加し、計1千時間を超える職員もいた。また、知事選や衆院選も影響した。

●全世帯に1万5千円支給へ
 能代市の臨時議会は4日再開し、物価高騰を踏まえて市内の全世帯に1万5千円の給付金を支給する事業費などを盛り込んだ今年度一般会計補正予算案を原案通り可決し閉会した。同補正予算は歳入・歳出に8億6870万円を追加し、総額332億1700万円とした。

●高校生就職内定率65・6%
 ハローワーク能代は1日、来春卒業予定の管内高校生の就職内定率(9月末時点)が前年同期比17・3㌽増の65・6%だったと発表した。各事業所の早期採用内定が影響し、50%を大きく上回った。県内就職希望者に対する求人倍率は0・67㌽増の4・35倍で、高校生優位の「売り手市場」が続いている。

●オイルフェンス設置を訓練
 米代川水系水質汚濁対策連絡協議会(会長・板屋英治東北地方整備局河川部長)は2日、能代市二ツ井町小繋の米代川二ツ井地区河川防災ステーション敷地内などで「オイルフェンス設置訓練」を行い、参加した消防士や自治体職員らが灯油漏れなどに起因する水質事故が増える冬場に備え、実技を通して対策を学んだ。

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オイルフェンスの設置訓練に取り組む参加者ら(能代市二ツ井町小繋地内で)

●中学野球、八峰は初戦敗退
 第14回県中学校秋季軟式野球大会は4日、大館市の大館樹海ドームで開幕し、1回戦2試合と準々決勝1試合が行われた。能代山本代表の八峰は準々決勝で横手明峰と対戦し、0─8の5回コールドで敗れた。

 ▽準々決勝
横手明峰80000 8
八  峰00000 0
    (5回コールド)

●東中、避難所開設手順確認
 能代市能代東中(平澤秀樹校長、全校生徒99人)は先月28日、生徒たちに災害発生時の対応力を身に付けてもらおうと、避難所開設訓練を行った。地域住民も参加し、避難スペースの確保や、避難者への食料品と毛布の配布といった手順を確認したほか、国交省能代河川国道事務所の職員による講話も行われ、自助・共助の大切さを学んだ。

能代東中で行われた避難所開設訓練

●あすから秋の火災予防運動
 「お出かけは マスク戸締(じま)り 火の用心」を統一標語に掲げた秋の火災予防運動は、6日から12日まで行われる。能代山本では期間中、消防や消防団による警戒広報を行うほか、初日は各種訓練を予定。暖房器具など火気の取り扱いが増える冬場に向け、地域住民らに「火の用心」徹底を呼び掛ける。


 

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