11日の紙面から
●三種でおらほの敬老交流会 三種町の下岩川地域力推進委員会(近藤久信会長)は10日、「下岩川おらほの敬老会」を旧下岩川小体育館で初めて開催した。これまで町が敬老式を主催してきたが、参加率低下や新型コロナウイルス感染症の影響も受け、町による敬老式を廃止する一方で、住民組織が主体となって地元の高齢者の長寿を祝い、親睦の機会を設けられるように「おらほの敬老交流会等補助金」を創設。下岩川地域力推進委は補助金を活用して食事や歌謡ショーなどを楽しめる場を設け、地元のお年寄りの健康長寿を祝った。

三種町の下岩川地域力推進委員会が「下岩川おらほの敬老会」を初開催(旧下岩川小体育館で)
●能代市のがん検診低調に推移 能代市で、2、3年度のがん検診の受診率が低調に推移した。胃がん、大腸がん、肺がん、子宮頸(けい)がん、乳がんの5種類の検診で見ると、元年度に比べて3年度は軒並み2㌽前後ダウン。また、受診率算定用の受診者数を見ると、3年度は1万6393人で元年度に比べて2478人減少した。新型コロナウイルスの影響で受診控えの傾向があったとみられるほか、市保健センターでの検診を一時休止したことも影響したようだ。市は早期発見・早期治療に重要な検診の受診を呼び掛けている。
●県北起業・創業支援ハブ交流 公益財団法人あきた企業活性化センター主催のイベント「秋田県北起業・創業支援ハブ交流in能代」は10日、能代市内で開かれた。JR能代駅前で起業した若手経営者の仕事場を巡るツアーや男鹿市で酒造業など展開する「稲とアガベ」代表取締役の岡住修兵さん(34)の講演などを通じて、起業間もない人や起業に興味がある人らが交流を図った。
●山盛りにんにくフェスタ 能代市二ツ井町小繋の道の駅ふたついで10日、「山盛りにんにくフェスタ」が始まり、暑い夏の疲れが出る今にぴったりの食材が、訪れた人の注目を集めていた。11日まで。

県北産のニンニクを紹介している「山盛りにんにくフェスタ」
●おらほの館で秋の大感謝祭 八峰町峰浜沼田の産直施設・おらほの館の「秋の大感謝祭」は10日、同施設で行われた。峰浜地域特産のナシが販売されたほか、同町産の食材をふんだんに使っただまこ鍋、石川そばを提供。キッチンカーも並び、来場者を楽しませた。
●中学秋季総体、陸上先行開催 第4回能代市山本郡中学校秋季総体は10日、北秋田市鷹巣陸上競技場で陸上競技が先行開催された。400㍍リレーは、男子1年が能代東、同共通は能代南、女子共通は二ツ井が優勝した。秋季総体は、17、18両日に集中開催され、野球は24日に決勝が行われる。
●3人制バスケイベント熱く 3人制バスケットボール「3X3」のイベント「Bounce Akita」は10日、能代市鰄渕のイオンタウン能代駐車場で開かれた。会場には市が所有する3X3専用移動式コートを設置し、県内外の9チームが熱戦を繰り広げた。また、シューティングマシンの体験コーナーが設けられ、キッチンカーも出店したほか、ダンスバトルなどが同時開催され、にぎわいを見せた。

県内外の9チームが熱戦を展開した「Bounce Akita」
●能代管内新たに15人感染確認 県は10日、能代保健所管内で新たに15人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県と秋田市によると、能代を含む全県の新規感染者は545人(みなし陽性者22人を含む)。県は先月23日、24日、28日に感染を公表した3人を取り下げ、県内の感染者は累計で9万22人と9万人を超えた。
13日の紙面から
●能代小劇場3年ぶり自主公演 能代市の劇団能代小劇場(伊藤洋文代表)の第15回自主公演「まち角風景」は10、11の両日、市文化会館中ホールで上演された。少子高齢化が進む能代を舞台に、認知症高齢者がいる家庭の現状や苦労しながら対応していく人々の姿を描く。3年ぶりの自主公演には2日間で延べ約500人が詰め掛け、団員らの生き生きとした演技を楽しんだ。

地域が抱える諸課題にスポットを当てた作品「まち角風景」を上演した劇団能代小劇場(能代市文化会館中ホールで)
●大雨農産物被害2億5845万円 能代市の9月定例議会は12日、本会議を再開し、5氏が一般質問を行った。斉藤市長は8月の大雨による農産物の被害面積は同月31日現在で184㌶、被害額は2億5845万円に上ると説明。農家に対する支援については、種子や種苗などの購入費補助や融資に関する県事業に協調するとともに、「市独自の支援を検討したい」と述べた。13日も一般質問を行い、4氏が登壇する。
●秋の交安運動活動計画決める 八峰町交通安全対策協議会の常任委員会は12日、町役場で開かれ、秋の全国交通安全運動(21~30日)期間中の活動計画を決めた。「高齢者の交通事故防止~歩行者ファースト意識の浸透~」を地域重点に掲げ、街頭指導などで交通事故への注意を喚起する。
●下岩川の大雨被害現場視察 三種町議会の教育民生と産業建設の常任委員会は12日、8月10日の大雨で三種川が氾濫するなど被害が目立った下岩川地区を視察した。町職員から説明を受けながら、河川の様子を映すカメラの設置状況、被害を受けた田や水路などを見て回り、復旧対応や防災対策に役立てていくことを確認した。
●秋季県高校野球、松陽8強進出 第74回秋季東北地区高校野球県大会は5日目の11日、秋田市のこまちスタジアムと八橋球場で3回戦の残り4試合が行われ、8強が出そろった。能代松陽は同球場で秋田商と対戦、5─0で勝利した。能代松陽は、18日に同スタジアムでの準々決勝第1試合(午前10時開始予定)で横手と対戦する。
▽3回戦(八橋球場) 秋 田 商 000000000 0 能代松陽 11000210X 5
●県高校ARDF、能代勢活躍 第25回県高校ARDF(アマチュア無線方向探索)秋季大会は11日、能代市の風の松原と能代公園周辺で行われた。能代高勢は男子団体で頂点に立ったほか、個人では男子が秋元宇徳(1年)、女子は小野夢空(同)が優勝した。

スタートの合図とともに、送信機の探索に向かう選手たち(能代市の風の松原で)
●プレマリッジスクール開講 能代市のプレマリッジスクールは11日、市中央公民館で開講した。結婚を望む人が早い段階から資金計画などをイメージし、結婚に向かえるようにと初めて計画。市内外の若者たちが受講し、参加者がライフプラン(生活設計)の考え方や家計管理のポイントなどを学んだ。
●能代管内新たに19人感染確認 県は11、12の両日で、能代保健所管内で新たに19人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県と秋田市によると、能代管内を含む全県の新規感染者は11日が562人、12日は214人で、合計776人。重症者はいない。新規クラスター(感染者集団)は2日間で7件公表された。県は先月6~30日に感染を発表した大仙管内の5人を取り下げ、県内の感染者は9万793人となった。
14日の紙面から
●けやき公園に懐かしの曲響く 能代市上町のけやき公園で11日、「懐かしの曲で元気になる音楽会」が開かれ、市内の音楽教室講師らによる昭和歌謡の演奏をはじめ、能代七夕ばやし、コーラス、サックス、カラオケなど多彩な音楽が街なかに響き、来場者を楽しませた。

演奏やコーラスなどでさまざまな「懐かしの曲」を聞かせた音楽会(能代市上町のけやき公園で)
●中学部活動の地域移行を検討 能代市9月定例議会は13日、一般質問を続行し、4氏が登壇した。高橋誠也教育長は、中学校の部活動の地域移行について問われ、スポーツ少年団の「延長上」のような形で、中学生が活躍できる地域型運動部活動(クラブ)の在り方を市教育委員会主導で各関係機関と検討するとし、各クラブを統括する機関を設置する考えを示した。一方、指導に当たる人材の確保が一番の課題で、育成に取り組んでいく必要があるとした。
●林業体験モニターツアー計画 能代観光協会は、林業に焦点を当てた体験プログラムの造成に取り組む。11月に予定するモニターツアーには、天然秋田杉や植林から伐採に至る木材加工に触れる体験、国登録有形文化財・旧料亭金勇での着付け講習などを計画。同協会は今回の商品開発について、「木都・能代で林業を軸とした観光資源の磨き上げ事業」と銘打っている。
●JAやまもとが秋季座談会 JA秋田やまもと(檜森保雄組合長)は秋季座談会を管内5地域で開いた。9日の八竜地域での座談会では、今年産米の「生産者概算金」について、檜森組合長が「16日の理事会で決定し、皆さまに速やかにお伝えしたい」と話した。
●「ハッピー能代店」きょう開店 能代市寺向のショッピングモール「アクロス能代」内にきょう14日、「ホームセンターハッピー能代店」がオープンする。日用品や食品、ペット向けなどの商材を約5万点用意し、アウトドア用品、観葉植物関連、農業用資材を充実させる。能代山本地域を商圏とする。同市へは約20年ぶりの再出店で、県内では5店舗目となる。
●能代次世代エネルギースクール 能代市主催の「能代次世代エネルギースクール」が12日夕、市役所で開かれ、地元高校生が能代、秋田両港で進む国内初の洋上風力発電事業の意義や、洋上風車の保守管理に携わる現場の技術者が感じる業務のやりがいなどについて耳を傾けた。

地元高校生が洋上風力発電について学んだエネルギースクール(能代市役所で)
●青色の珍しいキノコ見つける 能代市二ツ井町種でステンドグラス作家として活動している油井日出男さん(67)がこの夏、同町の山林で深い青の色合いが珍しい「コンイロイッポンシメジ」を見つけた。油井さんは「宝石クラスの美菌」と言われるソライロタケも確認したといい、「今年は天気が適していたのかもしれない。コンイロイッポンシメジは初めて見たし、ソライロタケも2年ぶりに見つけた」と話している。

油井さんが発見した、深い青色が珍しいコンイロイッポンシメジ
●能代管内さらに23人感染確認 県は13日、能代保健所管内で新たに23人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県と秋田市によると、能代管内を含む全県の新規感染者は915人(県外在住者3人を含む)で、39人はみなし陽性者。重症者はいない。新規クラスター(感染者集団)は7件を公表した。県は8日に感染を発表した秋田中央管内の1人、秋田市は7月27日発表分から1人を取り下げ、県内の感染者は累計9万1706人となった。
15日の紙面から
●グラウンドゴルフ場10月供用 能代市が同市落合の能代球場近くに整備したグラウンドゴルフ場は、10月1日に供用を開始する。市グラウンドゴルフ協会(納谷正則会長)の協力でコース設定に取り組むなど着々と準備が進んでいる。

能代市グラウンドゴルフ協会の協力でコース設定を進めているグラウンドゴルフ場
●「人口政策推進室」移転に疑問 能代市の9月定例議会は14日、本会議を再開し、19議案と請願1件の質疑を行い、各委員会に付託して散会した。今年度一般会計補正予算案で、人口政策・移住定住推進室をイオンタウン能代のテナントスペースに移転する費用が盛り込まれていることに、議員から「人口政策は『1番地』の問題。庁舎内にあるべき」と異論が出された。市は「移転後もオンラインなどで打ち合わせできる。多くの人が集まる場所で移住定住の支援策に触れてもらえる」と述べた。
●JA白神こまち1万1100円に JAあきた白神(佐藤謙悦組合長)は14日、能代市一本木の同JA本店で理事会を開き、今年産米の概算金について主力品種のあきたこまち1等米(60㌔)で1万1100円と決めた。JA全農あきた全県組合長会議の決定と同額。3年産米に比べると900円の引き上げとなる。
●サキホコレ23日から先行予約 県は14日、今秋に本格市場デビューする秋田米新品種「サキホコレ」を10月29日から販売すると発表した。今月23日から能代山本のスーパーや米穀店など県内外428店舗で先行予約キャンペーンを行う。秋田米ウェブサイト「ごはんのふるさと秋田へ」に店舗一覧を掲載。先行予約は各店の店頭で受け付ける。
●三菱商事洋上風力が説明会 八峰町、能代市沖で洋上風力発電事業を計画する三菱商事洋上風力(東京都)は13、14の両日、両市町の会場で環境影響評価(アセスメント)の「方法書」公表に伴う説明会を開催した。八峰町の説明会には町内外から15人が参加し、風車建設に伴う漁業への影響、欧州の先進地と日本との違いなどについて質問があった。
●八峰サーモン養殖などに注力 八峰町の9月定例議会は14日、本会議を再開し、4氏が一般質問を行った。森田町長は、若手漁業者らが取り組んでいるサーモンの養殖試験事業など「育てる漁業」について、「漁業の厳しい状況を切り開く取り組みだ」と述べ、サーモン養殖をはじめ海藻ギバサ(アカモク)などの増養殖に力を入れる考えを示した。
●外来のオオハンゴンソウ駆除 林野庁東北森林管理局藤里森林生態系保全センターは、外来植物であるオオハンゴンソウの世界自然遺産・白神山地への侵入を防ごうと駆除作業を進めている。広範囲に繁茂すると、在来種の植物をはじめとした白神山地の生態系を崩す恐れがあるため、林道で確認されている現時点での水際対策が重要。同センターは関係機関とも連携し、駆除作業に当たり、白神山地の保全に努めている。

人海戦術でオオハンゴンソウを駆除(藤里町の粕毛林道で、藤里森林生態系保全センター提供)
●能代管内で新たにコロナ18人 県は14日、能代保健所管内で新たに18人(県外在住者1人を含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県と秋田市によると、能代管内を含む全県の新規感染者は750人(同4人を含む)で、36人はみなし陽性者。重症者はいない。新規クラスター(感染者集団)は9件を公表した。県内の感染者は9万2456人となった。
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