26日の紙面から

●厳寒、八峰町で氷点下9・2度
 能代山本地方は25日、強い冬型の気圧配置の影響で今季一番の冷え込みとなった。最低気温は八峰町八森地域が氷点下9・2度(午前2時54分)で1月の観測史上最低を記録し、年間を通じても平成11年2月4日の同10・4度に次ぐ過去2位の寒さに。最高気温も能代市能代地域、八森地域ともに0度を下回り、今季初の「真冬日」を観測した。

厳しい冷え込みとなり、一部が結氷した米代川(能代市で)

●水道管の凍結被害相次ぐ
 この冬一番の寒気が日本に流れ込んだ影響で、能代山本各地で25日、水道管が凍る被害が相次いだ。能代市役所水道課には、同日午後2時までに28件の相談が寄せられた。強い冬型の気圧配置は、27日にいったん緩むものの、29日ごろにかけて再び強まる見込みで、同課は「冷え込みが厳しく凍る恐れがある場合は水抜きを徹底するなど対策を」と注意を呼び掛けている。

●風車の排熱 農業施設へ供給
能代市と八峰町にまたがる6地区で陸上風車25基を建設する同市河戸川の「白神ウインド合同会社」(代表社員=大森建設)は、風車から放出される排熱と、年間を通じて一定温度が保たれる地中熱をビニールハウスに供給するための工事を市内の農地で進めている。未利用となっている風車の排熱を農業施設に供給する国内初の取り組みで、ハウスを暖める燃料費の削減につながるほか、二酸化炭素(CO2)の排出削減で農作物の付加価値を高められるメリットも期待できる。

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地中から熱を取り出すための塩ビ管の敷設工事

(能代市須田で)

●高校2年生に地元企業PR
 高校2年生の地元就職を促す「能代山本地域企業・業種ガイダンス」は25日、能代市文化会館・市中央公民館で開かれた。35の事業所がPRブースを設け、仕事の内容や自社製品、業界の魅力などをアピール。参加した107人の生徒は今後の進路の参考にしようと、担当者の話に熱心に耳を傾けた。

●厄年ばらい今年も「自粛型」
 例年、能代山本の各地で2月1日を中心に行われる厄年ばらいと還暦の年祝いは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年も大勢が集まっての神事や懇親会は少なく、数人や個人で神社でおはらいを受ける「自粛型」となっている。

●あすセンバツ出場校決定
 3月18日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する第95回記念選抜高校野球大会の出場校は、あす27日に発表される。昨夏の全国高校野球選手権大会に11年ぶりに出場し、昨年秋の東北大会でベスト4入りした能代松陽のセンバツ初出場に期待がかかり、選考結果が注目される。

●八峰町で「ボッチャ」に挑戦
 八峰町峰浜石川の「石川ユニカール高峰クラブ」は25日、石川多目的集会施設でユニカールのほかにボッチャを体験した。ボッチャは今月から取り組んでいる種目で、参加者が和気あいあいとプレーを楽しんだ。

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ボッチャに取り組む石川ユニカール高峰クラブの参加者(八峰町峰浜石川で)

●全県で新たに441人感染確認
 県と秋田市は25日、能代保健所管内を含む全県で441人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。医療機関から感染者個々の発生届が提出されたのは106人で、このうち能代管内は10人だった。新規クラスター(感染者集団)は2件が公表された。県は19日公表分に1人、21日に2人、24日に6人を追加修正し、県内の感染者は累計19万2459人となった。

27日の紙面から

●市内3小学校がスキー教室
 雪国で育つ子どもたちにウインタースポーツに親しむ機会を与えたいと、能代市内では第五、浅内、二ツ井の3小学校が、5、6年生を対象にスキー教室を開設している。かつては市内の各校で開かれていたスキー教室も現在はこの3校のみで、第五、浅内の両校は25日から仙北市のたざわ湖スキー場で宿泊体験学習を兼ねたスキー教室を実施。児童たちはインストラクターの指導でスキー板の履き方や滑り方などを学んでいる。

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インストラクターから基本的なスキー技術を学ぶ児童(仙北市のたざわ湖スキー場、浅内小提供)

●能代市の転作実施面積7%増
 能代市農業再生協議会は、4年度の転作実施状況をまとめた。全体では2218㌶で、3年度比で149・8㌶(7・2%)増加。県の助成金で飼料用米など「新規需要米」が110・2㌶となり同比6割ほど伸びたほか、大豆も圃場(ほじょう)整備の進捗(しんちょく)に合わせて増加した。特産のネギは引き続き面積を伸ばしている。事務局の市は「米価下落を背景に転作が増えてきている。今後も複合経営を進めていく」としている。

●ジョブ・カードの利点学ぶ
 個人の職務経歴などを記録する「ジョブ・カード」の活用実践セミナーが26日、能代市緑町のハローワーク能代で開かれ、能代山本の求職者ら9人が履歴書など応募書類の作成が容易になるといったカード作成のメリットなどを学んだ。

●高校生がネット販売の成果発表
 能代松陽高情報ビジネス科の3年生が能代市地域おこし協力隊員の鈴木保博さん(61)を講師に昨年9月から取り組んできたインターネット通販の成果発表会が25日、同校で開かれた。市内の8業者が取り扱う13商品を写真撮影し、キャッチコピーを考えて先月7日から今月24日までネット販売した結果、約10万円の売り上げを達成。生徒たちは「能代の名物を全国規模で広められ、うれしい」「経験を生かし、卒業後も能代の魅力を伝えていきたい」などと語った。

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高校生が地元の名産品をネット通販した成果を発表(能代松陽高で)

●中学部活地域移行へ意見交換
 本県の中学校運動部活動の「地域移行」に向けて県が設置した連絡協議会の第1回会合が26日、秋田市で開かれた。有識者や学校、体育連盟、スポーツ団体の関係者、県の担当課長ら12人の委員が部活動改革を進める趣旨や今後の取り組みを確認するとともに、地域移行に関する課題などについて意見を交わした。

●受験生へ手作りプレゼント
 能代市の二ツ井地区更生保護女性の会(照井加津子会長)は23日、二ツ井中を訪れ、受験を控えている3年生に手作りのポケットティッシュペーパーケースをプレゼントした。会員たちは高校受験で全力を出し切ることや、卒業後も新しい進路で頑張り大きく成長してくれることを願った。

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受験を控えた中学生に手作りのポケットティッシュケースを贈った会員たち

●献血推進でいとくSC知事表彰
 献血推進事業功労者への知事表彰伝達式は25日、能代市御指南町の県山本地域振興局福祉環境部で行われ、能代山本管内で同功労団体に選ばれた同市寺向のいとく能代ショッピングセンター(SC)に表彰状が伝達された。

●全県新たに264人感染確認
 県と秋田市は26日、能代保健所管内を含む全県で264人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。医療機関から感染者個々の発生届が提出されたのは103人。このうち能代管内が21人で、秋田市を含む9保健所管内別で最多。新規クラスター(感染者集団)は、能代管内1件を含む3件が公表された。県は、医療機関から報告数の修正があったとして今月1日公表分に53人、3日分に65人、24日分に2人を追加修正した。県内の感染者は累計19万2843人。

28日の紙面から

●能代松陽センバツ出場決定
 3月18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する第95回記念選抜高校野球大会の出場36校を決める選考委員会が27日、毎日新聞大阪本社(大阪市)で開かれ、昨秋の東北大会で4強入りした能代松陽が一般選考枠(32校)の1校として選出された。能代市内の高校の「センバツ切符」獲得は初の快挙。昨夏の全国高校野球選手権大会から2季連続の甲子園出場に、部員らは喜びを爆発させ、大会での活躍を誓った。

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「センバツ切符」を手に入れ、活躍を誓う能代松陽高野球部(同校グラウンドで)

●春の吉報、喜びに沸く松陽
 待ちわびた春の招待状に、笑顔が広がった──。27日に発表された第95回記念選抜高校野球大会の出場校。東北地区の一般選考枠(3校)のうち、能代松陽の校名が読み上げられると、現役部員をはじめ、在校生、保護者など関係者は安堵(あんど)の表情を浮かべたり、抱き合ったりと、初のセンバツ出場を喜んだ。開幕は3月18日。「NOSHO」の春の戦いが始まる。

センバツ出場を喜ぶ野球部員たち(能代松陽高で)

●おめでとう垂れ幕掲げ祝福
 能代市は27日、能代松陽高の春のセンバツ出場決定を祝福し、市役所に「祝 能代松陽高等学校 甲子園出場おめでとう」と記した垂れ幕を掲げた。

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能代松陽高のセンバツ出場を祝い、市役所に垂れ幕

●「初市特市」競り活気づく
県銘木センターの三大特市の一つ「東日本銘木展示大会(初市特市)」が27日、能代市河戸川の同センターで開幕し、製品と原木丸太の競りが行われた。世界的な供給不足が木材価格を押し上げた「ウッドショック」が落ち着く中、原木市には東北各地のスギが並び、地元や全国各地の製材業者らが次々と競り落とした。

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値が競り上がるなど盛況ムードだった原木市

(能代市河戸川の県銘木センターで)

●三種商工会が新春のつどい
 三種町商工会(田中洋平会長)の新春のつどいが26日、同町森岳の森岳温泉ホテルで開かれ、出席者が新年のあいさつを交わしながら、社業や地域の発展に励むことを誓い合った。

●新型コロナ全県312人感染
 県と秋田市は27日、全県で新たに312人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。医療機関から保健所へ感染者個々の発生届が提出されたのは82人で、このうち能代管内は23人。新規クラスター(感染者集団)の報告はなかった。県内の感染者は累計19万3155人となった。

●東北中学スキー、中嶋5位
 東北中学校スキー大会は最終日の27日、福島県南会津町の伊南クロスカントリーコースで距離、猪苗代町の猪苗代スキー場でアルペンが行われた。能代山本勢はアルペンの女子回転で中嶋智杏楽(藤里3年)が5位入賞した。

●「制服リユース」休日開催
 能代市社会福祉協議会は、2月5日午前9時から同市上町の市社福協会議室(能代ふれあいプラザ・サンピノ内)で「制服リユース事業休日特別開催」を行う。当日は午後1時まで。希望するサイズがない場合もあり、制服の在庫状況は市社福協ホームページで閲覧できる。申し込みには学生証などの身分証が必要。問い合わせは市社福協(☎0185・89・6000)へ。

29日の紙面から

●銭湯「巴湯」137年の歴史に幕
 公衆浴場として明治時代から営業してきた能代市日吉町の銭湯「巴湯」が、29日の営業を最後に137年の歴史に幕を下ろす。お湯を沸かす燃料費の高騰や装置の老朽化などが理由。約20年間、1人で店を守ってきた店主の能登保子さん(88)は「私ももう年だし、ここが引き際と決断した。長年通ってくれたお客さんには感謝しかない」と話す。巴湯の閉店で、市内の銭湯は「明治湯」(明治町)の1軒だけとなる。

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きょう29日で営業を終了する能代市日吉町の銭湯「巴湯」

●需要増の宿泊設備に投資活発
 能代市内で宿泊施設を新増築する動きが出てきた。ホテルなどの客室不足が続く中、製材最大手・中国木材(広島県呉市)の能代進出や洋上風力発電事業の本格化で人の出入りが増えることを踏まえ、事業拡大に向けた設備投資が目立つ。将来の事業展開を見据え、民宿を経営する事業者がアパートを新築したり、民宿業への参入を模索したりする事業者も。ビジネス需要の高まりを背景に、県外の事業者が市内で新規開業をうかがう話もあり、宿泊業界は商機をつかもうと懸命だ。

●銘木センター初市特市閉幕
 県銘木センターの三大特市の一つ「東日本銘木展示大会(初市特市)」は28日、能代市河戸川の同センターで前日に続き一部製品の競りが行われ、閉幕した。製品は厚板や柾(まさ)平割が堅調な売れ行きを見せ、国有林材と民間材が出品された原木は完売した。

●米粉使ったラムネ菓子開発
 県立大の学生が三種町内で、県産あきたこまちの米粉を使ったラムネ菓子「こめらむね」を製造している。現在は厨房設備がある施設を土・日曜日に借りているが、安定した生産体制を築くため、町内の他施設の活用、製造に関わる人材の確保なども検討。学生たちは「三種町での起業を前向きに考え、地域活性化という形で三種町に還元できるよう頑張りたい」と意欲を見せている。

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「こめらむね」を製造する県立大の学生3人

●厳冬期、峨瓏の滝が氷瀑に
 藤里町藤琴滝の沢にある「峨瓏(がろう)の滝」が、今季も厳しい寒さの中で凍り付き、荒々しい岩肌に自然の造形美を見せている。峨瓏の滝は落差が12㍍あり、新緑、避暑、紅葉を楽しめるスポットとして知られる。今冬は年末年始には氷瀑(ひょうばく)を形成していたが、その後、寒気が緩んだため解け落ちていた。しかし先週末ごろから再び凍り始め、このところの寒波で一気に氷瀑が大きくなっている。

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厳寒の中、滝全体が凍り付こうとしている峨瓏の滝

●センバツへ気持ち新たに練習
 第95回記念選抜高校野球大会の出場校決定から一夜明けた28日、初めてセンバツ切符をつかんだ能代松陽の選手たちが練習に励んだ。喜びをかみしめた前日から気持ちを新たに打撃練習などに打ち込み、春の甲子園での活躍を誓った。

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センバツ初出場の決定から一夜明け、室内練習場で気持ちを新たにバットを振り込む能代松陽の選手たち

●相撲力士の将豊竜さん特養訪問
 能代市元町の特別養護老人ホーム「さらさ能代」に27日、大相撲1月場所を終えた横手市出身の将豊竜将太さん(26、本名・吉田将太)が訪れ、利用者らと交流を深めた。

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大相撲力士の将豊竜さんが特別養護老人ホーム「さらさ能代」の利用者らと交流

●県内新たに286人感染確認
 県と秋田市は28日、全県で新たに286人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。医療機関から保健所へ感染者個々の発生届が提出されたのは80人で、このうち能代管内は13人。新規クラスター(感染者集団)は1件報告があった。県内の感染者は累計19万3441人となった。

30日の紙面から

●ワカサギ氷上穴釣りシーズン
 三種町鹿渡の八郎潟東部承水路で、ワカサギの氷上穴釣りシーズンを迎えた。氷上にテントがずらりと並ぶ風景は、この時期ならではだ。各地から集まる愛好者は寒さをしのぎながら、当たりを満喫している。

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八郎潟東部承水路でワカサギの氷上穴釣りシーズン到来(三種町鹿渡で)

●中心市街地の空き店舗率微増
 能代市が今年度行った調査によると、中心市街地活性化重点区域(柳町、畠町、能代駅前)の空き店舗率は24・8%となり、前年度比で1・6㌽上昇した。総店舗数は3店減の165店で、このうち空き店舗数は2店増の41店。新型コロナウイルス禍に入って以降、市の支援事業を活用し空き店舗で飲食店を開業しようという動きが鈍化するとともに、市の支援が終了して廃業に至るケースもあり、空き店舗数は近年微増傾向にある。市は「今後も起業を学び挑戦する機会をつくり、空き店舗の活用につなげたい」とする。

●白神ねぎ目標額届かぬ見通し
 JAあきた白神ねぎ部会(大塚和浩部会長)の実績検討会は26日、能代市柳町のプラザ都で開かれ、今年度は過去最速で販売額17億円を達成したものの目標販売額21億円には届かない見通しと報告された。来年度は20億円以上を目指す。同JAは「来年度はA品率、反収(10㌃当たりの収量)、収益の向上をお願いしたい」と呼び掛けた。

●能代山本の人口7万949人
 県調査統計課がまとめた1月1日現在の人口と世帯数によると、能代山本の人口は7万949人で前月より148人減少した。全県の人口は92万5933人で、1628人減少した。

●「能代カップ」5月開催決定
 能代市バスケットボール協会(七尾明英会長)と能代市山本郡バスケットボール協会(長浜中会長)は28日、同市海詠坂の能代山本広域交流センターで会議を開き、「第36回能代カップ高校選抜バスケットボール大会」を5月3~5日の日程で市総合体育館を会場に開催することを決めた。能代科学技術をホスト校に、開志国際(新潟)、中部大一(愛知)、洛南(京都)、市立船橋(千葉)、前橋育英(群馬)の5校を招待する。今年は女子の部も実施する方向で調整を進めていく。

●秋銀の佐藤HCが高校生指導
 能代市内の高校女子バスケットボール部員や、指導者を対象としたバスケットボールクリニックは28日、同市落合のアリナスで開かれた。能代工高出身で秋田銀行女子バスケ部「REDARROWS」の佐藤清美ヘッドコーチ(HC)が講師を務め、参加者は同部の選手たちとともに練習に励み、実力の向上を図った。

佐藤清美ヘッドコーチが高校生たちを指導

(アリナスで)

●住民総出で除排雪作業に汗
 能代市若松町の市道で29日、住民らが総出で除排雪作業に汗を流した。樽子山第一自治会(工藤文雄会長)の協力活動の一環で、1人暮らしの高齢者世帯の除排雪をサポートするとともに、渟南小児童の安全・安心な登下校のためにと計画。市からロータリー車も借り、住民らは協力して家々の前や路肩に積もった雪を一掃した。

●全県で新たに214人感染確認
 県と秋田市は29日、能代保健所管内を含む全県で214人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。医療機関から感染者個々の発生届が提出されたのは43人で、能代管内はいなかった。新規クラスター(感染者集団)の公表は、なかった。県内の感染者は累計19万3655人となった。また、感染者の死亡報告の発表は、なかった。

31日の紙面から

●伝統食「干し餅」作りが最盛期
 寒冷な気候を利用して作る伝統食「干し餅」が今冬も能代山本地方の農村部などで盛んに製造されている。ずらりとつるされた餅が冷たい風に揺れる光景は、寒の時期ならではだ。干し餅は保存食であり、製造には手間と時間を要する。農産物直売施設などでは毎年、昔ながらの味を求める消費者の人気を集める。

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冷え込みや寒風を利用しながら進められる干し餅づくり(三種町外岡で)

●空き家解体支援拡充の方向
 能代市空き家等対策協議会は30日、市役所で開かれ、市が第2次市空き家等対策計画(5~9年度)の素案を示した。「空き家等の除却に関する支援」を施策として新たに盛り込む。今までは、より危険度の高い「特定空き家等」の除却に助成してきたが、実績が低調な現状を踏まえ、5年度から所得要件を撤廃するとともに、特定空き家等以外の損傷が著しい空き家も補助対象としたい考え。市は「除却を促進し、状態の悪い空き家が増えないようにしたい」としている。

●寒ダラしけで水揚げ少なく
 真冬の海の幸として親しまれているマダラ漁は、この時期に最盛期を迎えるが、八峰町の八森、岩館両漁港では今冬、しけで操業が限られて水揚げが落ち込んでいる。今月に入り出漁できたのはわずか3日間にとどまり、水揚げ量は前年同期比3・3㌧減の約13・4㌧。魚価も低迷していることから、タラ漁を諦めて別の魚種狙いを検討する漁師もいる。

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しけで操業が限られているマダラ漁。11日ぶりに水揚げされた30日は約1㌧が揚がった(八峰町の八森漁港で)

●自転車シミュレーター寄贈
 自転車事故を減らすとともに、乗用時のマナーやルールの啓発に役立ててもらおうと、日本損害保険協会は、県交通安全協会に自転車シミュレーター1台を寄贈した。シミュレーターは能代地区交安協に配分され、26日に能代市落合の能代山本交通センターで贈呈式が行われた。

●米代川カヌー体験利用者減
 能代市のNPO法人二ツ井町観光協会(野呂勝彦会長)は、今年度の米代川でのカヌー体験の利用実績をまとめた。プチカヌー、5㌔・10㌔のツーリングを合わせた利用者数は930人で、前年度比293人減少した。最盛期となる8月に大雨に見舞われたことなどが影響した。一方で小中学校の修学旅行の体験メニューとして選択されるようになってきており、同協会は引き続き利用しやすい環境を整えて体験希望者を受け入れる。

●ナイタースキー教室始まる
 能代市二ツ井小の児童を対象にした第10回二ツ井町児童ナイタースキー教室は26日、北秋田市の薬師山スキー場で始まった。子どもたちは吹雪の中、少しでも上手にスキーを滑れるようになろうと、楽しみながら一生懸命に練習を繰り返していた。

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ナイターゲレンデで子どもたちが基本技術から学んでいる二ツ井町児童ナイタースキー教室

●旧下岩川小で「スノーパーク」
 「下岩川スノーパーク」と銘打った雪遊びの催しが29日、三種町の旧下岩川小グラウンドで行われ、子どもたちがスノーモービルやバナナボートに乗って雪上滑走を満喫した。

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子どもたちがスノーモービルに乗車し雪上を疾走(三種町の旧下岩川小グラウンドで)

●全県で新たに90人感染確認
 県と秋田市は30日、能代保健所管内を含む全県で90人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。医療機関から感染者個々の発生届が提出されたのは24人で、能代管内は4人。新規クラスター(感染者集団)の公表は、なかった。県は28日公表分に2人を追加修正し、県内の感染者は累計19万3747人。

 


 

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