11日の紙面から

●能代松陽、栃木の石橋と初戦
 第95回記念選抜高校野球大会(18~31日・兵庫県西宮市の阪神甲子園球場)の組み合わせ抽選会が10日、大阪市内で開かれ、出場36校の初戦の対戦相手が決まった。センバツ初出場で昨夏の全国高校野球選手権大会から2季連続甲子園出場となる能代松陽は、大会4日目の21日の2回戦第1試合(午前9時開始予定)に登場、春夏通じて初出場の石橋(21世紀枠・栃木)と対戦することが決まった。

センバツ抽選会

第95回記念選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会で対戦が決まり、ポーズを取る能代松陽の大高有生主将(左)と石橋の横松誠也主将(大阪市北区で、時事)

●北高跡地利活用探りWS実施
 能代市の3月定例議会は10日、総務企画、文教民生、産業建設の各委員会で付託された議案を審査した。市は総務企画委で、能代北高跡地で5年度も実践型ワークショップ(WS)を3回程度行うとし、「利活用の可能性を取りまとめたい」と答弁。東能代中(東中)跡地は子どもの遊び場や公民館など、旧崇徳小は地域の歴史資料の展示や子どもの学び場の機能を持つ施設の整備を想定し、5年度は住民との意見交換などを行い、基本構想や利活用案の作成を進めるとした。

●県議選説明会に現新5陣営
 統一地方選で行われる県議選(31日告示、4月9日投開票)の立候補予定者説明会は10日、県庁で開かれた。能代市山本郡選挙区(定数3)は現職・新人合わせて5氏の陣営が出席した。

●高血圧テーマに市民健康講座
 能代市主催の市民健康講座「高血圧について学びましょう」は4日、市中央公民館で開講した。初回は講話を聴き高血圧になる要因やその恐ろしさに理解を深めた。講座は全3回で、2回目の10日は運動を体験。最終回の16日は減塩メニューの調理実習を計画している。

●マスク着用緩和で企業対応は
 新型コロナウイルスの感染対策として定着してきたマスク着用の緩和まであと2日。能代市内の企業・店舗では客の判断に委ねるとするところが多い一方、感染が収束したわけではないとして引き続き着用を求めていくとする店もある。一方、従業員にはマスクの原則着用を継続する企業がほとんどで、感染状況に合わせ柔軟に対応するという企業も。「脱マスク」への移行は徐々に進んでいくことになりそうだ。

●能代支援学校、28人が巣立ち
 能代支援学校(佐藤玉緒校長)の卒業式は10日、能代市真壁地の同校体育館で行われた。保護者や後輩、教職員らが祝福する中、小学部2人、中学部15人、高等部11人の計28人が新しいステージでの活躍を誓い、慣れ親しんだ学びやを巣立った。

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佐藤校長から卒業証書を受け取った卒業生

(能代支援学校で)

●能代CCが今季の営業開始
 八峰町峰浜田中のゴルフ場・能代カントリークラブは10日、今季の営業を始めた。あいにくの雨模様となったが、シーズン入りを心待ちにしていたゴルファーが次々に訪れ、快音を響かせながら久しぶりのラウンドを楽しんだ。

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能代カントリークラブが今季の営業を開始し、ラウンドを楽しむゴルファー(八峰町峰浜田中で)

●県内新たに78人感染確認
 県と秋田市は10日、能代保健所管内を含む全県で78人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。医療機関から感染者個々の発生届が提出されたのは17人で、能代管内は1人。県内の感染者は累計19万9198人となった。新規クラスター(感染者集団)、新たな死亡報告の公表は、なかった。死亡報告ゼロは4日連続。

12日の紙面から

●東日本大震災12年 追悼の祈り
 東日本大震災の発生から、11日で12年が経(た)った。2万2千人を超える死者(震災関連死を含む)と行方不明者を出した未曽有の大災害。今なお能代山本を含め全国で3万人以上が避難生活を送り、深い傷跡を残している。能代山本では、地震が起きた午後2時46分に合わせて多くの住民が黙とうをささげたほか、復興祈願の神事や慰霊の鐘突きも行われ、1人ひとりが「3・11を忘れない」と胸に刻んだ。

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東日本大震災の発生から12年。多くの住民が被災地に黙とうをささげた(能代市中央公民館で)

●「脱原発」訴え能代ウオーク
 第21回原発ゼロ!!能代ウオークは11日、能代市上町のけやき公園を発着点に行われ、約30人の参加者たちは「原発はいらない」「原発ゼロで古里を守ろう」などとシュプレヒコールを上げ、道行く市民らに脱原発を訴えながら行進した。

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横断幕や風船を手に「原発ゼロ」を訴えながら行進(能代市内で)

●山本郡3町小中7校で卒業式
 能代山本の小中学校の卒業式は11日、三種町内の5小学校と藤里町藤里小、八峰町八峰中の計7校で行われた。卒業生らは慣れ親しんだ学びやでの思い出を振り返るとともに、新たな目標に向け、日々努力を続けることを誓って巣立った。きょう12日は能代市と三種町の9中学校で行われる。

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卒業証書を受け取った卒業生

(三種町森岳小で)

●MOA美術館作品展で全国入選
 MOA美術館(静岡県熱海市)主催の全国児童生徒作品展の審査結果が発表され、書写の部で能代市第四小の堀蒼空君(6年)の作品「旅立ちの朝」が入選した。堀君は「まさか選ばれると思わず、まだ実感が湧かない」と話す。

●幼稚園など卒園式シーズン
 能代市内の幼稚園や保育園の卒園式シーズンは11日、6園を皮切りに始まった。制服やスーツ、ワンピースなどで着飾った卒園生は世話になった家族や教職員への感謝と小学校生活への期待を胸に、新たなステージへの一歩を踏み出した。

p11p03能代市卒園式シーズン入り3

胸を張って会場を後にする卒園児(すぎ保育園で)

●団員ら遺児支援の善意募る
 能代市のボーイスカウト秋田第6団(下妻正規団委員長)は11日、同市寿域長根のいとく能代南店で東日本大震災の遺児支援のための募金活動を行い、団員たちが買い物客に善意を呼び掛けた。

●協力隊講師に韓国料理講座
 八峰町公民館主催の料理講座「ピリ辛部~韓国料理を作ってみよう~」は4日、同町峰浜田中の峰栄館で開かれた。町地域おこし協力隊の吉田真己さんが講師になり、参加者がタッカルビなど3品を作った。

●全県新たに56人の感染確認
 県と秋田市は11日、能代保健所管内を含む全県で56人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。医療機関から感染者個々の発生届が提出されたのは28人で、能代管内は3人。新規クラスター(感染者集団)は2件公表された。県内の感染者は累計19万9254人となった。新たな死亡報告の公表はなかった。死亡報告ゼロは5日連続で、感染者の死亡を遺族の同意なしで公表する方法に変更した昨年9月2日以降では最長。

14日の紙面から

●科技高生栽培の花が出荷期
 春の陽気が感じられる時期となり、能代科学技術高(藤田博樹校長)では、生徒が栽培した花の販売が行われている。生徒が丹精込めて育てた色鮮やかな花は、毎年能代市内外から多くの注文がある人気商品で、今シーズンも住民や卒業式を控える小学校などに出荷。実習の時間には生徒たちが手分けして調製作業や出荷準備を進めている。

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生徒が育てた花の鉢物が出荷期を迎えている

(能代科学技術高で)

●水道料金26%値上げ見込む
 能代市3月定例議会は13日、審査を継続していた産業建設委員会が開かれた。市は、今月中に策定する水道事業経営戦略案(5~14年度)について説明。給水人口の減少で当年度純利益が年々減少し赤字に陥ることが見込まれることから、令和12年度から料金を改定し、26・3%増とする考えを示した。

●マスク着用緩和、多くは様子見
 新型コロナウイルス感染症の基本的な感染対策として、約3年にわたり推奨されてきたマスク着用が13日から、屋内外を問わず個人の判断に委ねられることになった。能代山本地域ではこの日、官公庁や商業施設などを「マスクなし」で訪れた人はごく一部で、大方は屋内外とも「マスクあり」。街を行き交う人々の「顔」に変化が見られるのは今後と思われるが、それぞれの考え方を尊重するとともに、医療機関受診時のマスク着用など、重症化リスクが高い人を守る行動や、感染を拡大させないための行動が求められる。

●大震災13回忌法要に参加
 能代市萩の台の感応寺住職、近藤文陽さん(42)は12日、東日本大震災で被災した宮城県名取市などを訪れ、亡くなった人たちの13回忌法要に参加した。復興が進み、日常が取り戻されてきたことを実感する一方、「大きな災害があった事実は変わらない。記憶をつないでいくことが大切と改めて感じた」と語った。

●藤里中最後の卒業生巣立つ
 4月から義務教育学校・藤里学園に再編される藤里町藤里中(佐藤政彦校長)で13日、最後の卒業式が行われた。67期生25人は、保護者や在校生たちが見守る中、学びやに別れを告げ、それぞれの道へ新しい一歩を踏み出した。

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思い出の学びやを巣立った藤里中最後の卒業生

(藤里中で)

●能代山本の石橋OBエール
 第95回記念選抜高校野球大会(18~31日・兵庫県西宮市の阪神甲子園球場)に臨む能代松陽は、初戦の2回戦で21世紀枠で選出された石橋(栃木)と顔を合わせる。同じ公立校で、ともに選抜大会には初出場。石橋にとっては春夏通じて初めての聖地だ。能代山本には石橋の卒業生がおり、組み合わせ抽選の結果に驚きながら、「両チームとも全力プレーを」「母校が甲子園でどんな試合をするか楽しみ」と関心を寄せる。プレーボールは21日午前9時だ。

●トルコ大地震支援へ募金活動
 能代市二ツ井町赤十字奉仕団(斉藤正子委員長)は12日、先月発生したトルコ・シリア大地震で甚大な被害を受けている被災地を助けるため、同市二ツ井町内で支援募金活動を行った。

●県内2日間で79人感染確認
 県と秋田市の発表によると、12、13日の2日間で、能代保健所管内を含む全県で79人の新型コロナウイルス感染が確認された。医療機関ら感染者個々の発生届が提出されたのは12日発表の18人で、能代管内は0人だった。13日は全県で発表ゼロだった。新規クラスター(感染者集団)は公表がなかった。県は9日公表分の新規感染者数に1人を追加修正し、県内の感染者は累計19万9334人となった。また、県は13日に感染者1人の死亡報告を公表した。県内の死者は589人となった。

15日の紙面から

●木都能代で移住体験ツアー
 能代市主催の「木都移住体験ツアー」が12日から14日まで2泊3日の日程で市内で行われた。移住を考える首都圏在住者8人が、山林の伐採現場や製材工場の見学、木工品作りなどを通して伐採から加工、製品、木材の開発研究まで木材関連産業を一体的に体験した。

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チェーンソーの操作を体験する首都圏在住者(能代市二ツ井町梅内で)

●能代工業団地拡張へ農地取得
 能代市扇田の能代工業団地拡張に伴い用地交渉を進めてきた市は、団地東側に隣接する農地約7・6㌶を取得する。製材最大手・中国木材(本社・広島県呉市)から追加造成の協力要請を受け、25人の土地所有者から約1億3千万円で購入する。今月中にも農地転用と開発行為を申請し、来年度に造成工事を行う。造成した土地は同社に売却し、製品を屋外で天日乾燥する場所として活用するほか、製品倉庫などを建設する予定。

●能代市の2月末人口4万9150人
 能代市が住民基本台帳に基づきまとめた2月末の人口は4万9150人で、前年同月比で1066人減少した。前月比では113人減り、127カ月連続で減少。世帯数は2万4079で前年同月比50減、前月比33減となった。

●社福協、柳町に相談窓口開設
 能代市社会福祉協議会(鎌田耕次会長)の理事会は14日、同市上町の市社福協会議室(能代ふれあいプラザ・サンピノ内)で開かれ、新年度事業計画・当初予算案、今年度補正予算案など4議案を原案通り承認した。また事務局は、職員が地域に出向き、各地域センターを会場に住民の相談に応じている「みんなの相談窓口まるっとステーション」を市中心部の柳町地内にも開設する準備が進行中で、4月開所を計画していることを報告した。

●各市町に県議選投票用紙配送
 31日告示、4月9日投開票の日程で行われる県議選を前に、県選挙管理委員会は14日、県内25市町村に投票用紙を発送した。能代山本4市町に向けた投票用紙約7万2200枚が運び込まれた能代市御指南町の県山本地域振興局庁舎では、各市町の担当職員が枚数などを確認し、各選管へと持ち帰った。

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投票用紙到着後、各市町の担当職員らが枚数などを確認(能代市の県山本地域振興局庁舎で)

●長信田の若者ら熱い演技披露
 不登校や引きこもりについて考える三種町森岳の長信田の森心療クリニック(児玉隆治院長)主催のイベント「二十一人二十一色」が12日、町山本ふるさと文化館で開かれた。同クリニックに通う若者たちが太鼓のパフォーマンスや劇、体験発表を通して、仲間と出会い、さまざまな活動を経て成長した姿を披露した。

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自分自身が持つパワーを生き生きと表現した出演者たち(三種町山本ふるさと文化館で)

●能代市内7小学校で卒業式
 能代市内の7小学校で14日、卒業式が行われた。真新しい制服に身を包んだ卒業生らは充実した6年間を振り返るとともに、中学校生活への希望を胸に、慣れ親しんだ校舎に別れを告げた。

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16期生52人が新たなステージへの一歩を踏み出した能代市渟南小の卒業式

●全県で新たに94人の感染確認
 県と秋田市は14日、能代保健所管内を含む全県で94人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。医療機関から感染者個々の発生届が提出されたのは37人で、能代管内は6人だった。新規クラスター(感染者集団)の公表はなかった。県内の感染者は累計19万9428人。このほか、県は感染者1人の死亡報告を公表し、県内の死者は590人となった。


 

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